JP6783503B2 - 反応器、蓄熱システム及び拘束枠 - Google Patents
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Description
化学蓄熱システム10(蓄熱システムの一例)は、図1及び図2に示されるように、蒸発凝縮器12(媒体器の一例)と、化学蓄熱反応器20(反応器の一例)と、連通路14と、を備えている。以下、蒸発凝縮器12、化学蓄熱反応器20及び連通路14の具体的な構成について説明する。
蒸発凝縮器12は、貯留した水を蒸発させて化学蓄熱反応器20に水蒸気(反応媒体の一例)を供給する蒸発部、化学蓄熱反応器20から受け取った水蒸気を凝縮する凝縮部、及び水蒸気が凝縮されることで生成された水を貯留する貯留部、としての各機能を備えている。
連通路14は、蒸発凝縮器12の内部と化学蓄熱反応器20との内部を連通する通路であり、一端部が蒸発凝縮器12に接続され、他端部が化学蓄熱反応器20に接続されている。
化学蓄熱反応器20は、図3及び図4に示されるように、反応容器22と、反応容器22内に配置され複数の部材が積層されて構成された積層体30と、を備えている。以下、反応容器22及び積層体30の具体的な構成について説明する。
反応容器22は、ステンレス鋼板等で形成され、上下方向を軸方向とする角筒状の本体部22Aと、本体部22Aの上端を閉止する板状の上蓋部材22Bと、本体部22Aの下端を閉止する板状の下蓋部材22Cと、備えている。そして、本体部22Aと上蓋部材22B、及び本体部22Aと下蓋部材22Cとが溶接されることで、本体部22Aと上蓋部材22Bとの間、及び本体部22Aと下蓋部材22Cとの間がシールされている。
積層体30は、図5及び図6に示されるように、一対の熱交換器50、51(熱交換部の一例)と、一対の熱交換器50、51の間に配置された一対の蓄熱材32、33と、一対の蓄熱材32、33の間に配置された一対のフィルタ34、35と、を備えている。また、積層体30は、一対のフィルタ34、35の間に配置された蒸気流路形成部材40(流路形成部の一例)と、蓄熱材32、33を囲む枠状の拘束枠60、61と、を備えている。
蓄熱材32、33には、一例として、アルカリ土類金属の酸化物の1つである酸化カルシウム(CaO)の成形体が用いられている。この成形体は、例えば、酸化カルシウム粉体(粒状体)をバインダ(例えば粘土鉱物等)と混練し、焼成することで、図6に示されるように、略矩形ブロック状に形成されている。
この式に蓄熱量、発熱量Qを併せて示すと、
CaO + H2O → Ca(OH)2 + Q
Ca(OH)2 + Q → CaO + H2O
となる。
熱交換器50は、図5及び図6に示されるように、蓄熱材32の下側(片側)に積層されており、蓄熱材32との間で熱交換する構成とされている。熱交換器51は、蓄熱材33の上側(片側)に積層されており、蓄熱材33との間で熱交換する構成とされている。
蒸気流路形成部材40は、図5及び図6に示されるように、蓄熱材32に対する熱交換器50とは反対側であって、蓄熱材33に対する熱交換器51とは反対側に、積層されている。この蒸気流路形成部材40は、蓄熱材32、33へ供給される水蒸気、又は蓄熱材32、33から排出される水蒸気が流通する流路が形成された部材である。具体的には、蒸気流路形成部材40は、図7(A)に示されるように、フレーム部材46と、フレーム部材46に取り付けられると共に平面視にて矩形状の4個の流路部材48と、を備えている。
フィルタ34、35は、図5及び図6に示されるように、蒸気流路形成部材40と蓄熱材32との間及び蒸気流路形成部材40と蓄熱材33との間のそれぞれで挟まれている。フィルタ34、35は、貫通孔が多数形成されたエッチングフィルタで構成されている。
拘束枠60、61は、図8(A)に示されるように、積層体30の積層方向(上下方向、配置方向)に見て蓄熱材32、33を囲む枠状とされている。この拘束枠60、61は、図8(A)(B)に示されるように、自らの軸方向(積層方向、上下方向)に直交する直交方向(側方)に分離されている分離体62、63(結合部品)が結合されて構成されている。具体的には、分離体62、63は、図9に示されるように、軸方向(上下方向)ではなく、図8(A)(B)及び図9における左右方向に分離されている。このように、分離体62、63は分離されており、分離体62(63)は分離体63(62)に対する境界面を有している。
次に、化学蓄熱システム10の作用について説明する。
積層体30は、図6に示されるように、上下方向に位置決めされた熱交換器50、51の間に形成された挿入空間に、蓄熱材32、33、拘束枠60、61、フィルタ34、35及び蒸気流路形成部材40が挿入されることで形成される。蓄熱材32、33、拘束枠60、61、フィルタ34、35及び蒸気流路形成部材40は、例えば、蓄熱材32、拘束枠60、フィルタ34、蒸気流路形成部材40、フィルタ35、蓄熱材33、拘束枠61、の順で挿入空間に挿入される。具体的には、例えば、以下のように、蓄熱材32、33、拘束枠60、61、フィルタ34、35及び蒸気流路形成部材40が、挿入空間に挿入される。
拘束枠60、61には、図11に示されるように、分離体63の凸部63Bを分離体62の凹部62Bに対して抜け止めする抜止部材110が設けられていてもよい。抜止部材110は、例えば、円柱状のピンで構成される。凸部63B及び分離体62には、凸部63Bが凹部62Bに嵌合された状態において抜止部材110が差し込まれる(圧入される)差込孔120が形成されている。
拘束枠60、61には、図12に示されるように、分離体63の凸部63Bを分離体62の凹部62Bに対して抜け止めする抜止部材と、拘束枠60、61の対向する対向部分65同士を連結固定する連結部材と、を兼ねる連結部材210が設けられていてもよい。
図13及び図14に示されるように、第1変形例における抜止部材110及び差込孔120に加えて、拘束枠60と拘束枠61を上下方向に拘束する拘束部材310が、拘束枠60及び拘束枠61に取り付けられていてもよい。
拘束枠60、61の分離体62には、図15に示されるように、蓄熱材32、33を支持する底板410が設けられていてもよい。
拘束枠60、61は、図16に示されるように、4分割に分離された分離体521、522、523、524で構成されていてもよい。この構成では、分離体521、522、523、524は、平面視にて、略L字状に形成されている。対角に配置された分離体521、523の2つの端面521A、523Aのそれぞれには、凹部521B、523B(被嵌合部の一例)が形成されている。
本実施形態では、積層体30は、一対の熱交換器50、51と、一対の蓄熱材32、33と、一対のフィルタ34、35と、蒸気流路形成部材40と、拘束枠60、61と、を備えていたが、これに限られない。積層体30は、少なくとも、1つの熱交換器と、1つの蓄熱材と、1つの蒸気流路形成部材と、を有していればよく、蓄熱材を挟んで両側に熱交換器と蒸気流路形成部材とが配置される構成であればよい。
12 蒸発凝縮器(媒体器の一例)
20 化学蓄熱反応器(反応器の一例)
32、33 蓄熱材
40 蒸気流路形成部材(流路形成部の一例)
50、51 熱交換器(熱交換部の一例)
60、61 拘束枠
62、63、521、522、523、524分離体
62B、521B、523B 凹部(被嵌合部の一例)
63B、522B、524B 凸部(嵌合部の一例)
110 抜止部材
210 連結部材(抜止部材の一例)
310 拘束部材
340 拘束部材
410 底板
Claims (5)
- 反応媒体と結合して発熱する、又は反応媒体が脱離して蓄熱する蓄熱材と、
前記蓄熱材の片側に積層され、前記蓄熱材との間で熱交換する熱交換部と、
前記蓄熱材に対する前記熱交換部とは反対側に積層され、前記蓄熱材へ供給される反応媒体又は前記蓄熱材から排出される反応媒体が流通する流路が形成された流路形成部と、
前記熱交換部、前記蓄熱材及び前記流路形成部の積層方向に見て前記蓄熱材を囲む枠状とされ、前記積層方向に直交する直交方向に複数の分離体が結合されて構成された拘束枠と、
一の前記分離体に設けられた被嵌合部と、
他の前記分離体に設けられ、前記他の分離体が前記一の分離体に対して分離する前記直交方向へ前記被嵌合部に嵌合する嵌合部と、
前記嵌合部を前記被嵌合部に対して抜け止めする抜止部材と、
を備える反応器。 - 前記抜止部材は、前記直交方向に延びて、前記拘束枠の対向する対向部分を連結固定する連結部材を兼ねる
請求項1に記載の反応器。 - 前記積層方向に離れて配置された複数の前記蓄熱材と、
前記複数の蓄熱材のそれぞれを囲む枠状とされた複数の前記拘束枠と、
前記抜止部材によって前記拘束枠に取り付けられて、前記複数の拘束枠を前記積層方向に拘束する拘束部材と、
を備える請求項1又は2に記載の反応器。 - 一の前記分離体に設けられ、前記蓄熱材を支持する底板
を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の反応器。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の反応器と、
前記反応器と連通し、前記反応器への反応媒体の供給及び前記反応器からの反応媒体の受け取りのうち少なくとも一方を行う媒体器と、
を有する蓄熱システム。
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