JPH054811Y2 - - Google Patents
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- JPH054811Y2 JPH054811Y2 JP1988016921U JP1692188U JPH054811Y2 JP H054811 Y2 JPH054811 Y2 JP H054811Y2 JP 1988016921 U JP1988016921 U JP 1988016921U JP 1692188 U JP1692188 U JP 1692188U JP H054811 Y2 JPH054811 Y2 JP H054811Y2
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- card
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- shaped
- bag
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Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、酸素との接触によつて容易に発熱さ
せることができ、携帯容易で外圧にも強いカード
状発熱体に関するものである。
せることができ、携帯容易で外圧にも強いカード
状発熱体に関するものである。
従来、取い扱いが容易で携帯可能な発熱体（懐
炉等）として、鉄粉と水を酸化促進剤とを主成分
とし、酸素と反応することによつて発熱する混合
発熱材が、通気性の内袋内に充填され、さらにこ
れを非通気性の外袋内に密封されてなる構成のも
のが知られている（携帯用使い捨てカイロ、例え
ば、日本パイオニクス株式会社製造の“ロツテホ
カロン”）。この発熱体は、使用にあたつて外袋が
開封され、通気性の内袋を介して内部の発熱材に
空気が供給されることによつて発熱する。
炉等）として、鉄粉と水を酸化促進剤とを主成分
とし、酸素と反応することによつて発熱する混合
発熱材が、通気性の内袋内に充填され、さらにこ
れを非通気性の外袋内に密封されてなる構成のも
のが知られている（携帯用使い捨てカイロ、例え
ば、日本パイオニクス株式会社製造の“ロツテホ
カロン”）。この発熱体は、使用にあたつて外袋が
開封され、通気性の内袋を介して内部の発熱材に
空気が供給されることによつて発熱する。
ところで、前記従来の携帯可能な発熱体におい
ては、次のような問題点があつた。
ては、次のような問題点があつた。
発熱材が袋内に充填されてなる構造なので、
衣服のポケツトなどのように、発熱体を縦方向
に収納しなければならない場所に入れて用いる
場合、粉状の発熱材が袋の下部に移動して袋の
下部が膨らんでしまい、ポケツトへの収納に不
便が生じるとともに、収納後の外観も悪く、ま
た発熱材の偏りにより発熱が不均一になつてし
まう。
衣服のポケツトなどのように、発熱体を縦方向
に収納しなければならない場所に入れて用いる
場合、粉状の発熱材が袋の下部に移動して袋の
下部が膨らんでしまい、ポケツトへの収納に不
便が生じるとともに、収納後の外観も悪く、ま
た発熱材の偏りにより発熱が不均一になつてし
まう。
衣服のポケツトなどの外圧がかかりやすい場
所に収納した場合、外圧によつて袋が破ける可
能性があり、危険である。
所に収納した場合、外圧によつて袋が破ける可
能性があり、危険である。
使用状態にある時、発熱材は単に内袋に収納
されているだけであるので、そのまま薄い下着
の上に置いた場合、温度が高すぎて低温やけど
を生じ易い。そのため、肌着に直に置くような
場合には、ハンカチや手拭などの布で包んで使
用しなければならなかつた。
されているだけであるので、そのまま薄い下着
の上に置いた場合、温度が高すぎて低温やけど
を生じ易い。そのため、肌着に直に置くような
場合には、ハンカチや手拭などの布で包んで使
用しなければならなかつた。
本願考案は前記事情に鑑みてなされたもので、
その課題は、使用時の設置状態にかかわらず形状
が一定で、発熱が均一で、しかも外圧に対して高
い強度を有し、肌着上に直においても適温で使用
することのできる携帯用発熱体を提供することに
ある。
その課題は、使用時の設置状態にかかわらず形状
が一定で、発熱が均一で、しかも外圧に対して高
い強度を有し、肌着上に直においても適温で使用
することのできる携帯用発熱体を提供することに
ある。
本考案は、前記課題を実現するためになされた
もので、短辺側一端が開口されるとともに側面に
複数の通気孔が穿設されている略矩形のカード状
保護中空体と、前記カード状保護中空体内に挿入
離脱可能な枠状支持体と、通気性シート袋内に鉄
粉と酸化促進剤とを含む発熱組成物が充填されて
なり、前記枠状支持体により前記カード状保護中
空体内に収納されて使用される発熱袋とを有し、
前記枠状支持体が、略矩形枠状の枠部とこの枠部
の内側にて該枠部間に架け渡された桟と枠部に設
けられて該枠状支持体がカード状保護中空体内に
挿入され収納された際カード状支持体の開口部を
閉塞する蓋体とからなるカード状発熱体である。
もので、短辺側一端が開口されるとともに側面に
複数の通気孔が穿設されている略矩形のカード状
保護中空体と、前記カード状保護中空体内に挿入
離脱可能な枠状支持体と、通気性シート袋内に鉄
粉と酸化促進剤とを含む発熱組成物が充填されて
なり、前記枠状支持体により前記カード状保護中
空体内に収納されて使用される発熱袋とを有し、
前記枠状支持体が、略矩形枠状の枠部とこの枠部
の内側にて該枠部間に架け渡された桟と枠部に設
けられて該枠状支持体がカード状保護中空体内に
挿入され収納された際カード状支持体の開口部を
閉塞する蓋体とからなるカード状発熱体である。
前記構成によれば、発熱部分である発熱袋はカ
ード状保護中空体内に収納される構造であるの
で、使用時の設置状態にかかわらず形状が一定と
なる。また、発熱袋内の発熱組成物がカード状保
護中空体によつて平坦化されるので、熱はカード
状保護中空体の全面から均一に発生する。さら
に、外部温度はカード状保護中空体を介してのも
のであるので、例えば、肌着上に直に用いても熱
すぎることがなく快適に使用することができる。
また、カード状保護中空体が略矩形であつてその
開口部が短辺側にあり、一方枠状支持体に保護中
空体の開口部を閉塞する蓋体が設けられているこ
とから、例えば蓋体を上にして胸のポケツトに入
れて使用している際、保護中空体をポケツトから
出さずに枠状支持体を保護中空体から離脱させポ
ケツトから取り出すことによつて発熱袋をも同時
にポケツトから取り出すことができ、同様に発熱
袋を枠状支持体に支持させることによつて枠状支
持体を保護中空体に挿入することにより発熱袋を
も同時に保護中空体内に収納することができる。
また、発熱袋を枠状支持体に支持させこの状態で
該枠状支持体を前記保護中空体に挿入することに
よつて枠状支持体をガイドとしてこれに発熱袋を
同伴させ挿入収納するので、その操作が極めて容
易になる。また、使用時に枠状支持体が保護中空
体に挿入されていることから、この枠状支持体の
枠部が前記中空体の外周部における補強部材とし
て機能するとともに、枠状支持体の桟が中空体全
体の補強部材として機能する。
ード状保護中空体内に収納される構造であるの
で、使用時の設置状態にかかわらず形状が一定と
なる。また、発熱袋内の発熱組成物がカード状保
護中空体によつて平坦化されるので、熱はカード
状保護中空体の全面から均一に発生する。さら
に、外部温度はカード状保護中空体を介してのも
のであるので、例えば、肌着上に直に用いても熱
すぎることがなく快適に使用することができる。
また、カード状保護中空体が略矩形であつてその
開口部が短辺側にあり、一方枠状支持体に保護中
空体の開口部を閉塞する蓋体が設けられているこ
とから、例えば蓋体を上にして胸のポケツトに入
れて使用している際、保護中空体をポケツトから
出さずに枠状支持体を保護中空体から離脱させポ
ケツトから取り出すことによつて発熱袋をも同時
にポケツトから取り出すことができ、同様に発熱
袋を枠状支持体に支持させることによつて枠状支
持体を保護中空体に挿入することにより発熱袋を
も同時に保護中空体内に収納することができる。
また、発熱袋を枠状支持体に支持させこの状態で
該枠状支持体を前記保護中空体に挿入することに
よつて枠状支持体をガイドとしてこれに発熱袋を
同伴させ挿入収納するので、その操作が極めて容
易になる。また、使用時に枠状支持体が保護中空
体に挿入されていることから、この枠状支持体の
枠部が前記中空体の外周部における補強部材とし
て機能するとともに、枠状支持体の桟が中空体全
体の補強部材として機能する。
以下、本考案を実施例によりさらに詳しく説明
する。
する。
第１図および第２図は本考案の一実施例を示す
ものである。本実施例のカード状発熱体は、図に
示すように、略矩形のカード状保護中空体１と、
このカード状保護中空体１内に着脱自在に収納さ
れる枠状支持体２と、この枠状支持体２上に載置
されて使用に供される発熱袋３とから構成されて
いる。
ものである。本実施例のカード状発熱体は、図に
示すように、略矩形のカード状保護中空体１と、
このカード状保護中空体１内に着脱自在に収納さ
れる枠状支持体２と、この枠状支持体２上に載置
されて使用に供される発熱袋３とから構成されて
いる。
前記カード状保護中空体１は、耐熱性合成樹脂
により一体成形されてなるもので、その短辺側の
一端（開口部）４が開口されるとともに、その両
側面５ａ，５ｂには複数の通気孔６……が穿設さ
れており、全体形状は略矩形のカード状で、内部
は中空に構成されている。
により一体成形されてなるもので、その短辺側の
一端（開口部）４が開口されるとともに、その両
側面５ａ，５ｂには複数の通気孔６……が穿設さ
れており、全体形状は略矩形のカード状で、内部
は中空に構成されている。
前記枠状支持体２は、枠部７の内側一側面に枠
部７間に架け渡された状態で複数の桟８がほぼ等
間隔かつ一体に形成されてなるもので、この枠部
７の一端部は、その厚み寸法が前記カード状保護
中空体１の厚み寸法と同寸法に形成されて蓋部
（蓋体）７ａとなつている。
部７間に架け渡された状態で複数の桟８がほぼ等
間隔かつ一体に形成されてなるもので、この枠部
７の一端部は、その厚み寸法が前記カード状保護
中空体１の厚み寸法と同寸法に形成されて蓋部
（蓋体）７ａとなつている。
前記発熱袋３は、前記枠部７の内部の桟８……
上に載置されて枠状支持体２によつて前記カード
状保護中空体１内に収納され、使用されるもの
で、例えば、周知の鉄、塩化ナトリウム、水およ
びケイ酸ナトリウム含水塩などからなる粉状発熱
組成物９を通気性のあるフイルム袋１０中に充填
したものが用いられる。この発熱組成物９は不可
逆的に酸化されるので、当然、発熱袋３は使い捨
てにされる。再度、本考案のカード状発熱体を使
用する場合は、発熱袋３のみを新品にすればよ
い。
上に載置されて枠状支持体２によつて前記カード
状保護中空体１内に収納され、使用されるもの
で、例えば、周知の鉄、塩化ナトリウム、水およ
びケイ酸ナトリウム含水塩などからなる粉状発熱
組成物９を通気性のあるフイルム袋１０中に充填
したものが用いられる。この発熱組成物９は不可
逆的に酸化されるので、当然、発熱袋３は使い捨
てにされる。再度、本考案のカード状発熱体を使
用する場合は、発熱袋３のみを新品にすればよ
い。
なお、前記発熱組成物９は、酸化に伴つて膨張
するので、フイルム袋１０内への充填量は、酸化
終了後の容積がカード状保護中空体１の内容積よ
り幾分少ないように設定する必要がある。
するので、フイルム袋１０内への充填量は、酸化
終了後の容積がカード状保護中空体１の内容積よ
り幾分少ないように設定する必要がある。
前記構成のカード状発熱体は、その提供状態に
あつては、発熱袋３が酸化を防止するために非通
気性のフイルムで密封されている。
あつては、発熱袋３が酸化を防止するために非通
気性のフイルムで密封されている。
前記構成のカード状発熱体を使用する場合に
は、まず、カード状保護中空体１から枠状支持体
２とともに発熱袋３を引き出し、発熱袋３を覆つ
ている密封袋を取り去り、発熱袋３を枠状支持体
２内に入れ、その状態で枠状支持体２をカード状
保護中空体１内に収納する。その結果、発熱袋３
内の発熱組成物９が酸素と接触して酸化され、カ
ード状発熱体全体から熱を発生する。
は、まず、カード状保護中空体１から枠状支持体
２とともに発熱袋３を引き出し、発熱袋３を覆つ
ている密封袋を取り去り、発熱袋３を枠状支持体
２内に入れ、その状態で枠状支持体２をカード状
保護中空体１内に収納する。その結果、発熱袋３
内の発熱組成物９が酸素と接触して酸化され、カ
ード状発熱体全体から熱を発生する。
このように、本考案の発熱体は、カード状であ
るので、たとえば、シヤツのポケツトなどの小さ
な場所にも使用状態で収納することができる。さ
らに、発熱袋３はカード状保護中空体１内に収納
されているので、外力に対する強度も高い。ま
た、カード状保護中空体１により外形状に規定さ
れているので、縦置き、横置き等、設置状態にか
かわらず形状が一定であり、内部の発熱組成物の
偏りが防止されるので、使用時の収納場所の選択
自由度が非常に高くなるとともに、発熱が均一と
なる。また、外部温度はカード状保護中空体１を
介してのものであるので、例えば、肌着上に直に
用いても熱すぎることがなく快適に使用すること
ができる。
るので、たとえば、シヤツのポケツトなどの小さ
な場所にも使用状態で収納することができる。さ
らに、発熱袋３はカード状保護中空体１内に収納
されているので、外力に対する強度も高い。ま
た、カード状保護中空体１により外形状に規定さ
れているので、縦置き、横置き等、設置状態にか
かわらず形状が一定であり、内部の発熱組成物の
偏りが防止されるので、使用時の収納場所の選択
自由度が非常に高くなるとともに、発熱が均一と
なる。また、外部温度はカード状保護中空体１を
介してのものであるので、例えば、肌着上に直に
用いても熱すぎることがなく快適に使用すること
ができる。
以上説明したように本考案のカード状発熱体
は、短辺側一端が開口されるとともに側面に複数
の通気孔が穿設されている略矩形のカード状保護
中空体と、前記カード状保護中空体内に挿入離脱
可能な枠状支持体と、通気性シート袋内に鉄粉と
酸化促進剤とを含む発熱組成物が充填されてな
り、前記枠状支持体により前記カード状保護中空
体内に収納されて使用される発熱袋とを有し、前
記枠状支持体が、略矩形枠状の枠部とこの枠部の
内側にて該枠部間に架け渡された桟と枠部に設け
られて該枠状支持体がカード状保護中空体内に挿
入され収納された際カード状支持体の開口部を閉
塞する蓋体とからなるものである。
は、短辺側一端が開口されるとともに側面に複数
の通気孔が穿設されている略矩形のカード状保護
中空体と、前記カード状保護中空体内に挿入離脱
可能な枠状支持体と、通気性シート袋内に鉄粉と
酸化促進剤とを含む発熱組成物が充填されてな
り、前記枠状支持体により前記カード状保護中空
体内に収納されて使用される発熱袋とを有し、前
記枠状支持体が、略矩形枠状の枠部とこの枠部の
内側にて該枠部間に架け渡された桟と枠部に設け
られて該枠状支持体がカード状保護中空体内に挿
入され収納された際カード状支持体の開口部を閉
塞する蓋体とからなるものである。
したがつて、本考案のカード状発熱体によれ
ば、発熱部分はカード状保護中空体内に収納され
る構成であるので、使用時の設置状態にかかわら
ず形状が一定となる。また、内部の発熱組成物の
偏りが防止されるので、表面からの発熱が均一と
なる。さらに、外部温度がカード状保護中空体を
介してのものであるので、例えば、肌着上に直に
用いても熱すぎることがなく快適に使用すること
ができる。
ば、発熱部分はカード状保護中空体内に収納され
る構成であるので、使用時の設置状態にかかわら
ず形状が一定となる。また、内部の発熱組成物の
偏りが防止されるので、表面からの発熱が均一と
なる。さらに、外部温度がカード状保護中空体を
介してのものであるので、例えば、肌着上に直に
用いても熱すぎることがなく快適に使用すること
ができる。
また、カード状保護中空体が略矩形であつてそ
の開口部が短辺側にあり、一方枠状支持体に保護
中空体の開口部を閉塞する蓋体が設けられている
ことから、例えば蓋体を上にして胸のポケツトに
入れて使用している際、保護中空体をポケツトか
ら出さずに枠状支持体を保護中空体から離脱させ
ポケツトから取り出すことによつて発熱袋をも同
時にポケツトから取り出すことができ、また、同
様に発熱袋を枠状支持体に支持させることによつ
て枠状支持体を保護中空体に挿入することにより
発熱袋をも同時に保護中空体内に収納することが
でき、したがつて発熱袋の交換時における取り扱
いが容易なものとなる。
の開口部が短辺側にあり、一方枠状支持体に保護
中空体の開口部を閉塞する蓋体が設けられている
ことから、例えば蓋体を上にして胸のポケツトに
入れて使用している際、保護中空体をポケツトか
ら出さずに枠状支持体を保護中空体から離脱させ
ポケツトから取り出すことによつて発熱袋をも同
時にポケツトから取り出すことができ、また、同
様に発熱袋を枠状支持体に支持させることによつ
て枠状支持体を保護中空体に挿入することにより
発熱袋をも同時に保護中空体内に収納することが
でき、したがつて発熱袋の交換時における取り扱
いが容易なものとなる。
さらに、発熱袋はその内部に粉粒体状の発熱組
成物を有するものであり、したがつて発熱袋自体
は可撓性のものであるから、開口部が短辺側にあ
るカード状保護中空体に対し、仮に発熱袋を単体
で挿入しようとした場合腰が弱くその操作が容易
ではなくなるものの、本願考案のカード状発熱体
では、発熱袋を枠状支持体に支持させこの状態で
該枠状支持体を前記保護中空体に挿入することに
よつて枠状支持体をガイドとしてこれに発熱袋を
同伴させ挿入収納するので、その操作が極めて容
易になり、したがつて保護中空体を、発熱袋の挿
入が容易になるよう中空部の開口面積を大きく
し、これにより保護中空体の厚みを必要以上に厚
くするといつた不都合をなくすことができる。
成物を有するものであり、したがつて発熱袋自体
は可撓性のものであるから、開口部が短辺側にあ
るカード状保護中空体に対し、仮に発熱袋を単体
で挿入しようとした場合腰が弱くその操作が容易
ではなくなるものの、本願考案のカード状発熱体
では、発熱袋を枠状支持体に支持させこの状態で
該枠状支持体を前記保護中空体に挿入することに
よつて枠状支持体をガイドとしてこれに発熱袋を
同伴させ挿入収納するので、その操作が極めて容
易になり、したがつて保護中空体を、発熱袋の挿
入が容易になるよう中空部の開口面積を大きく
し、これにより保護中空体の厚みを必要以上に厚
くするといつた不都合をなくすことができる。
また、カード状保護中空体はそれ自体薄型でし
かも軽量であることが要求されるため、薄肉の中
空体となり、したがつて該中空体のみでは強度的
に十分と言えず不測の衝撃（例えば満員電車の中
で不意に押された際の衝撃）に対して割れ等の破
壊が起こる恐れがある。しかし、本願考案のカー
ド状発熱体では、少なくとも使用時には枠状支持
体が保護中空体に挿入されており、よつてこの枠
状支持体の枠部が前記中空体の外周部における補
強部材として機能するとともに、枠状支持体の桟
が中空体全体の補強部材として機能することか
ら、不測の衝撃に対しても十分な強度を有するも
のとなり、したがつて長期の使用にも耐え得るも
のとなる。
かも軽量であることが要求されるため、薄肉の中
空体となり、したがつて該中空体のみでは強度的
に十分と言えず不測の衝撃（例えば満員電車の中
で不意に押された際の衝撃）に対して割れ等の破
壊が起こる恐れがある。しかし、本願考案のカー
ド状発熱体では、少なくとも使用時には枠状支持
体が保護中空体に挿入されており、よつてこの枠
状支持体の枠部が前記中空体の外周部における補
強部材として機能するとともに、枠状支持体の桟
が中空体全体の補強部材として機能することか
ら、不測の衝撃に対しても十分な強度を有するも
のとなり、したがつて長期の使用にも耐え得るも
のとなる。
第１図および第２図は本考案の一実施例を説明
するためのもので、第１図は本考案に係るカード
状発熱体の斜視図、第２図は同発熱体の分解斜視
図である。 １……カード状保護中空体、２……枠状支持
体、３……発熱袋、４……カード状保護中空体の
開口部、５ａ，５ｂ……カード状保護中空体の側
面、６……通気孔、７……枠部、７ａ……枠部の
蓋部（蓋体）、８……桟、９……発熱組成物、１
０……通気性フイルム袋。
するためのもので、第１図は本考案に係るカード
状発熱体の斜視図、第２図は同発熱体の分解斜視
図である。 １……カード状保護中空体、２……枠状支持
体、３……発熱袋、４……カード状保護中空体の
開口部、５ａ，５ｂ……カード状保護中空体の側
面、６……通気孔、７……枠部、７ａ……枠部の
蓋部（蓋体）、８……桟、９……発熱組成物、１
０……通気性フイルム袋。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 短辺側一端が開口されるとともに側面に複数の
通気孔が穿設されている略矩形のカード状保護中
空体と、 前記カード状保護中空体内に挿入離脱可能な枠
状支持体と、 通気性シート袋内に鉄粉と酸化促進剤とを含む
発熱組成物が充填されてなり、前記枠状支持体に
より前記カード状保護中空体内に収納されて使用
される発熱袋とを有し、 前記枠状支持体が、矩形枠状の枠部とこの枠部
の内側にて該枠部間に架け渡された桟と枠部に設
けられて該枠状支持体がカード状保護中空体内に
挿入され収納された際カード状支持体の開口部を
閉塞する蓋体とからなることを特徴とするカード
状発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988016921U JPH054811Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988016921U JPH054811Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01120826U JPH01120826U (ja) | 1989-08-16 |
| JPH054811Y2 true JPH054811Y2 (ja) | 1993-02-08 |
Family
ID=31230269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988016921U Expired - Lifetime JPH054811Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054811Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009247603A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 発熱構造体 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6783503B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2020-11-11 | 株式会社豊田中央研究所 | 反応器、蓄熱システム及び拘束枠 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147595B2 (ja) * | 1973-04-09 | 1976-12-15 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147595U (ja) * | 1974-10-08 | 1976-04-08 | ||
| JPS62128523U (ja) * | 1986-02-06 | 1987-08-14 |
-
1988
- 1988-02-10 JP JP1988016921U patent/JPH054811Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147595B2 (ja) * | 1973-04-09 | 1976-12-15 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009247603A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 発熱構造体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01120826U (ja) | 1989-08-16 |
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