JP3096832U - 使い捨てカイロ - Google Patents

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中村 聖一郎
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Kiribai Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】空気との接触を遮断して発熱を中断させ、寿命を延ばすことができる使い捨てカイロを提供する。
【解決手段】偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロ。前記気密性袋が、開閉自在のシール手段を有している。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は使い捨てカイロに関する。さらに詳しくは、空気の存在下で発熱するタイプのカイロであって、空気との接触を遮断して発熱を中断させ、寿命を延ばすことができる使い捨てカイロに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気の存在下で発熱する発熱組成物を通気性の収納袋(内袋)に収容し、この内袋を非通気性の袋(外袋)で包装した使い捨てカイロが知られている。かかるカイロとしては、手足や腰部を温めるもの以外に、足の裏、肩、臀部など身体の種々の部位を対象にしたものが提案されており、また所定の部位に貼りつけて当該部位を効果的に温めるために内袋の表面に粘着剤層を設けたものも提案されている。
【0003】
このような使い捨てカイロは、外袋を開封して、内袋内の発熱組成物を空気と接触させることにより発熱が開始し、所定の時間温かい状態が維持される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の使い捨てカイロは、いったん外袋を開封してしまうと、内袋は常時空気にさらされた状態にあるため、カイロが不要になっても内袋内の発熱組成物は空気中の酸素と反応し続けることになる。このため、カイロによる加熱を必要としないときにもカイロは発熱を続け、カイロが無駄に使われてしまうことがある。
【0005】
本考案は、叙上の事情に鑑み、発熱を中断させて、必要なときのみ使用することができ、カイロの寿命を延ばすことができる使い捨てカイロを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の使い捨てカイロは、偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記気密性袋が、開閉自在のシール手段を有してなることを特徴としている。
【0007】
また、偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記気密性袋の外表面の外周部に粘着剤層が形成されており、該粘着剤層を覆う剥離層を有してなることを特徴としている。
【0008】
また、偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、開閉自在のシール手段を備えた第2の気密性袋を有してなることを特徴としている。
【0009】
さらに、偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、外周部に粘着剤層が形成された気密性フィルムをさらに有してなることを特徴としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の使い捨てカイロを詳細に説明する。
【0011】
実施の形態1
図1は本考案の実施の形態1にかかわる使い捨てカイロの斜視説明図、図2は図1のA−A線断面図である。なお、図2、ならびに後述する図4および図5においては、分かり易くするためにカイロの厚さ方向の寸法を誇張して描いている。
【0012】
図1〜2において、1は通気小孔または微細孔群を有する偏平状の通気性内袋を示しており、該内袋1は、少なくともその一部が通気性面である。すなわち、その一方の面(図2において下側の面)が通気性面で、他方の面が非通気性面であってもよいし、また両面とも通気性面であってもよい。さらに、片面のうち、一部が通気性面で残りが非通気性面であってもよい。
【0013】
内袋1の大きさは、本考案において、とくに限定されるものではなく、各種用途に応じて適宜選定すればよい。また、形状としては、矩形に限らず円形、楕円形、舌片形状、ハート型など他の形状を採用することもできる。
【0014】
前記内袋1の通気性については、とくに限定はないが、通気孔の大きさは内容物がこぼれない程度であればよく、たとえば0.5mm以下程度であり、また通気量は、発熱性組成物が発熱し得る範囲であればよく、本考案においてとくに限定されるものではない。
【0015】
前記内袋1の材質としては、とくに制限はないが、毛羽立たず、柔らかく、強度があり、品質が安定しており、ヒートシール性を有するものが好ましく、ポリウレタン、ポリプロピレンもしくはポリエチレンまたはそれらを改質したプラスチック質またはゴム質のような柔軟性の熱可塑性シートないしフィルムや、不織布、あるいはポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレンの単層または複合層などを用いることができる。
【0016】
内袋1の内部には空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物2が封入されており、この内袋1が気密性の外袋3内に収納されている。
【0017】
内袋1に封入する発熱組成物2としては、たとえば鉄粉などの金属粉、活性炭、水、保水剤(木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など)、食塩などからなるものを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
外袋3は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの無孔フィルムからなっており、その一辺に平行にシール手段4を有している。本実施の形態において、シール手段4は、外袋3の内面に形成された突条4bと、この突条4bが形成された内面と対向する、外袋3の内面に形成された長溝4aからなっている。前記突条4bは、先端部が若干膨らんでおり、前記長溝4a内に嵌合しうる寸法に設定されている。前記突条4bと長溝4aを嵌合させることにより外袋3に気密性を付与することができる。
【0019】
シール手段4としては、前述した突条4bと長溝4aの組み合わせ以外にも、たとえば外袋3の内面に当該外袋3の一辺と平行に設けられた帯状の粘着剤層であってもよい。粘着剤層はゴムなどを主材とする通常の粘着性物質からなっている。
【0020】
本実施の形態の使い捨てカイロを使用する場合、まず図2においてCで示される部分をシール手段4に沿って切断し、ついでシール手段4を開放して内部に収納されている内袋1を取り出す。そうすると、通気性の内袋1を通って入ってきた酸素と発熱組成物2が反応を開始し、カイロは徐々に温かくなる。そして、カイロの使用を中断したいときは、内袋1を外袋3内に収納して、前記突条4bと長溝4aを嵌合させることによって外袋3の開放されていた一辺をシールする。これにより、酸素との接触が遮断されるので内袋1内の発熱組成物2の反応は停止した状態になる。一方、カイロとして再使用したいときは、シール手段4を開放して内袋1を取り出すと、発熱組成物2と酸素との接触が再開され、カイロは温かくなる。
【0021】
このように、所望の時間だけカイロとして使用することができるので、カイロを有効利用することができ、またカイロとしての寿命を延ばすこともできる。
【0022】
実施の形態2
図3は本考案の実施の形態2にかかわる使い捨てカイロの斜視説明図、図4は図3のB−B線断面図である。図3〜4において、図1〜2と同一の参照符号は、図1〜2に示されるものと同じ要素を示しており、その説明は省略する。
【0023】
本実施の形態では、外袋3の外表面の外周部に粘着剤層5が形成されており、この粘着剤層を覆うように、剥離紙または剥離フィルムからなる剥離層6が設けられている。粘着剤層5としては、前述した実施の形態1と同様のものを用いることができる。
【0024】
本実施の形態の使い捨てカイロを使用する場合、外袋3を開封して内袋1を取り出すと、内袋1内の発熱組成物2が空気中の酸素と反応してカイロは徐々に温かくなる。そして、使用を中断したいときは、外袋3の外表面の剥離層6を剥がし、表面にあらわれた粘着剤層5で囲まれた部分に内袋2を配置する。この場合、内袋2を2つ折りにして配置するようにしてもよい。ついで、内袋2を包み込むように外袋3を折り曲げて、前記粘着剤層5同士を接着させる。これにより、内袋2は、周囲を粘着剤層5でシールされた外袋3内に収納されることになり、空気との接触が遮断されるので、発熱組成物2の反応は停止する。使用を再開したいときは、粘着剤層5同士の接着を剥がして、内袋1を取り出せばよい。
【0025】
実施の形態3
本実施の形態は、前述した実施の形態1または2と異なり、内部に発熱組成物を含む内袋を外袋に収納したもの以外に、実施の形態1で述べた開閉自在のシール手段を備えた第2の気密性袋を外袋とは別に備えていることを特徴としている。この第2の気密性袋の材質は、前記外袋と同様であり、カイロの使用を中断したいときは、該第2の気密性袋のシール手段を開放して、この第2の気密性袋内に内袋を入れてシールをすることにより、発熱組成物の反応を停止させることができる。
【0026】
実施の形態4
本実施の形態は、内部に発熱組成物を含む内袋を外袋に収納したもの以外に、図5に示されるような、外周部に粘着剤層5が形成された気密性フィルム7をさらに有している。前記粘着剤層5上には剥離紙または剥離フィルムからなる剥離層6が設けられている。前記気密性フィルム7は、内袋と一緒に外袋内に収納してもよいし、収納しなくてもよい。
【0027】
本実施の形態の使い捨てカイロにおいて、その使用を中断したいときは、前記気密性フィルム7の剥離層6を剥がし、表面にあらわれた粘着剤層5で囲まれた部分に内袋2を配置する。この場合、内袋を2つ折りにして配置するようにしてもよい。ついで、内袋2を包み込むように気密性フィルム7を折り曲げて、前記粘着剤層5同士を接着させる。これにより、内袋2は、周囲を粘着剤層5でシールされた気密性フィルム7内に収納されることになり、空気との接触が遮断されるので、発熱組成物2の反応は停止する。使用を再開したいときは、粘着剤層5同士の接着を剥がして、内袋1を取り出せばよい。
【0028】
なお、前述した実施の形態では設けられていないが、カイロの人体への装着を容易かつ簡便ならしめるために、内袋の一方の面に通常の粘着性物質からなる粘着剤層を設けるようにしてもよい。この粘着剤層は、内袋の片面全体に設けるようにしてもよいし、縞模様、格子模様、水玉模様などの適宜の模様を形成するように部分的に設けるようにしてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案の使い捨てカイロによれば、シール手段または粘着剤層を用いて内袋内の発熱組成物と空気との接触を遮断することができるので、必要なときだけカイロを使用することができ、カイロの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1にかかわる使い捨てカイロの斜視説明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本考案の実施の形態2にかかわる使い捨てカイロの斜視説明図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本考案の実施の形態4にかかわる使い捨てカイロにおける気密性フィルムの断面説明図である。
【符号の説明】
1 内袋
2 発熱組成物
3 外袋
4 シール手段
5 粘着剤層
6 剥離層
7 気密性フィルム

Claims (7)

  1. 偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記気密性袋が、開閉自在のシール手段を有してなることを特徴とする使い捨てカイロ。
  2. 前記シール手段が、気密性袋の内面に形成された突条と、前記内面と対向する、前記気密性袋の他の内面に形成された、前記突条が嵌合しうる長溝とからなる請求項1記載の使い捨てカイロ。
  3. 前記シール手段が、気密性袋の内面に形成された粘着剤層からなる請求項1記載の使い捨てカイロ。
  4. 偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記気密性袋の外表面の外周部に粘着剤層が形成されており、該粘着剤層を覆う剥離層を有してなることを特徴とする使い捨てカイロ。
  5. 偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、開閉自在のシール手段を備えた第2の気密性袋を有してなることを特徴とする使い捨てカイロ。
  6. 前記シール手段が、気密性袋の内面に形成された突条と、前記内面と対向する、前記気密性袋の他の内面に形成された、前記突条が嵌合しうる長溝とからなる請求項5記載の使い捨てカイロ。
  7. 偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、外周部に粘着剤層が形成された気密性フィルムをさらに有してなることを特徴とする使い捨てカイロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015134140A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 孝憲 松村 使い捨てカイロを無駄なく使えて安全に捨てられる為の袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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