JP3096979U - 使い捨てカイロ - Google Patents

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JP3096979U
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Japan
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disposable body
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JP2003001887U
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English (en)
Inventor
土橋 直樹
権田 一彦
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Kiribai Chemical Co Ltd
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Kiribai Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】多色の細かい絵柄や模様を鮮明に印刷することができ、デザイン性や宣伝性を高めるとともに、鮮明な印刷状態を保つことができる使い捨てカイロを提供する。
【解決手段】偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロ。前記内袋の片面または両面が合成樹脂フィルムで作製されており、当該フィルムの表面に印刷が施されている。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は使い捨てカイロに関する。さらに詳しくは、デザイン性および宣伝性に優れた使い捨てカイロに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気の存在下で発熱する発熱組成物を通気性の収納袋(内袋)に収容し、この内袋を非通気性の袋(外袋)で包装した使い捨てカイロが知られている。かかるカイロとしては、手足や腰部を温めるもの以外に、足の裏、肩、臀部など身体の種々の部位を対象にしたものが提案されており、また所定の部位に貼りつけて当該部位を効果的に温めるために内袋の表面に粘着剤層を設けたものも提案されている。
【0003】
このような使い捨てカイロは、外袋を開封して、内袋内の発熱組成物を空気と接触させることにより発熱が開始し、所定の時間温かい状態が維持されるが、一般的な使い捨てカイロでは、使用感ないしは触感を考慮して、内袋の材質として、柔らかく、かつ所定の強度を有する不織布が使われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、不織布は、使用感ないしは触感には優れているものの、表面が粗く、また多少毛羽立っているため、単一色の粗い絵柄や模様しか印刷することができず、デザイン性や宣伝性において不充分なものであった。また、前記模様や絵柄は、手などが触れることにより、比較的簡単に一部が剥がれてしまうこともあった。
【0005】
本考案は、叙上の事情に鑑み、多色の細かい絵柄や模様を鮮明に印刷することができ、デザイン性や宣伝性を高めるとともに、鮮明な印刷状態を保つことができる使い捨てカイロを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の使い捨てカイロは、偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記内袋の片面または両面が合成樹脂フィルムで作製されており、当該フィルムの表面に印刷が施されてなることを特徴としている。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の使い捨てカイロを詳細に説明する。
【0008】
図1は本考案の使い捨てカイロの一実施の形態の断面説明図、図2は本考案の使い捨てカイロの内袋の平面説明図であって、図1において下側の面の平面説明図である。
【0009】
図1〜2において、1は通気小孔または微細孔群を有する偏平状の通気性内袋を示しており、該内袋1は、少なくともその一部が通気性面である。すなわち、その一方の面(図2において下側の面)が通気性面で、他方の面が非通気性面であってもよいし、また両面とも通気性面であってもよい。さらに、片面のうち、一部が通気性面で残りが非通気性面であってもよい。
【0010】
内袋1の大きさは、本考案において、とくに限定されるものではなく、各種用途に応じて適宜選定すればよい。また、形状としては、矩形に限らず円形、楕円形、舌片形状、ハート型など他の形状を採用することもできる。
【0011】
前記内袋1の通気性については、とくに限定はないが、通気孔の大きさは内容物がこぼれない程度であればよく、たとえば0.5mm以下程度であり、また通気量は、発熱性組成物が発熱し得る範囲であればよく、本考案においてとくに限定されるものではない。
【0012】
本考案の使い捨てカイロは、前記内袋1の片面または両面が合成樹脂フィルムで作製されており、その表面に適宜の印刷が施されていることを特徴としている。本実施の形態では、図1において下側の面に印刷が施されている。合成樹脂フィルムは、たとえばナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどからなっており、フィルム自体は気密性を有しているが、本実施の形態では、微小な孔を穿設することで当該フィルムに通気性を付与している。内袋1は、両面とも合成樹脂フィルムで作製することもできるが、片面だけ合成樹脂フィルムで作成し、片方の面を従来から用いられている不織布などで作製することもできる。内袋1の外周部には、内袋1同士を固着するためのシーラント層(図示せず)が設けられており、このシーラント層は、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合体、EMMAや、メタロセン触媒などのシングルサイト触媒によって重合または共重合されたポリエチレンなどからなっている。
【0013】
前記印刷の内容としては、各種動物やキャラクターを含む絵柄、模様、商品名、会社名、ハウスマーク、使用説明などあらゆるものが含まれ、本考案においてとくに限定されるものではない。また、合成樹脂フィルムへの印刷方法としては、従来公知の方法を採用することができる。本考案では合成樹脂フィルムに印刷が施されるので、通常の紙への印刷とほぼ同様に細かい絵柄や模様を実現することができ、また単色に限らず多色の印刷も容易に実現できる。このため、デザイン性や宣伝性に優れたカイロを得ることができる。
【0014】
内袋1の内部には空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物2が封入されており、この内袋1が気密性の外袋3内に収納されている。
【0015】
内袋1に封入する発熱組成物2としては、たとえば鉄粉などの金属粉、活性炭、水、保水剤(木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など)、食塩などからなるものを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0016】
外袋3は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの無孔フィルムからなっている。
【0017】
また、本実施の形態では、カイロの人体への装着を容易かつ簡便ならしめるために、内袋1の一方の面(図1において上側の面)に通常の粘着性物質からなる粘着剤層4が形成されており、この粘着剤層4上には剥離紙5が設けられている。前記粘着剤層4は、内袋1の片面全体に設けるようにしてもよいし、縞模様、格子模様、水玉模様などの適宜の模様を形成するように部分的に設けるようにしてもよい。
【0018】
なお、本考案の使い捨てカイロは、粘着剤層を有する、いわゆる貼るタイプのカイロであってもよいし、手に持って使用できるような、粘着剤層を有しないタイプのカイロであってもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案の使い捨てカイロによれば、内袋の片面または両面を合成樹脂フィルムで作成しているので、多色の細かい絵柄や模様を鮮明に印刷することができ、デザイン性や宣伝性を高めるとともに、鮮明な印刷状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使い捨てカイロの一実施の形態の断面説明図である。
【図2】本考案の使い捨てカイロの内袋の平面説明図である。
【符号の説明】
1 内袋
2 発熱組成物
3 外袋
4 粘着剤層
5 剥離紙

Claims (1)

  1. 偏平状袋内に空気の存在下で酸化発熱する発熱組成物が封入されており、該偏平状袋が気密性袋内に収納されてなるカイロであって、前記内袋の片面または両面が合成樹脂フィルムで作製されており、当該フィルムの表面に印刷が施されてなることを特徴とする使い捨てカイロ。
JP2003001887U 2003-04-07 2003-04-07 使い捨てカイロ Expired - Lifetime JP3096979U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013983A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Uni-Charm Co., Ltd. 加湿体
WO2006043339A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Kiribai Chemical Co., Ltd. 使い捨てカイロ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013983A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Uni-Charm Co., Ltd. 加湿体
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