JP4845778B2 - 発熱具 - Google Patents

発熱具 Download PDF

Info

Publication number
JP4845778B2
JP4845778B2 JP2007060850A JP2007060850A JP4845778B2 JP 4845778 B2 JP4845778 B2 JP 4845778B2 JP 2007060850 A JP2007060850 A JP 2007060850A JP 2007060850 A JP2007060850 A JP 2007060850A JP 4845778 B2 JP4845778 B2 JP 4845778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating tool
extending
region
shorts
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007060850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008220527A5 (ja
JP2008220527A (ja
Inventor
由季 日高
圭二 吉井
一朗 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007060850A priority Critical patent/JP4845778B2/ja
Priority to PCT/JP2008/052103 priority patent/WO2008099770A1/ja
Priority to CN2008800020455A priority patent/CN101578081B/zh
Priority to EP08710982.3A priority patent/EP2111830B1/en
Priority to US12/522,482 priority patent/US8394134B2/en
Publication of JP2008220527A publication Critical patent/JP2008220527A/ja
Publication of JP2008220527A5 publication Critical patent/JP2008220527A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4845778B2 publication Critical patent/JP4845778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

本発明は、身体の加温に用いられる発熱具に関し、特に生理痛の緩和に用いられる発熱具に関する。
通気性を有する扁平な袋内に発熱材料を封入し、該発熱材料の発熱により身体を加温するために用いられる発熱具が種々知られている。例えば本出願人は先に、表面層と裏面層と該表面層及び該裏面層間に介在された発熱体とからなるカイロ本体、並びに使用時に該カイロ本体の上端縁から外方に延出させてショーツ(下着)に装着しうるように該カイロ本体に設けられた固定片を具備する携帯用カイロを提案した(特許文献1参照)。カイロ本体及び固定片には粘着剤が施されており、該粘着剤によってカイロ本体をショーツの外面に貼り付け、またショーツの開口部を跨ぐように固定片をショーツの内面に折り込んで該内面に貼り付ける。したがって、カイロの取り付け位置がショーツの開口部の近傍になってしまうという制約がある。またカイロから発生する熱は、ショーツの生地を通して身体に間接的に付与されることになる。したがってショーツの生地には様々な種類があるので、ショーツの種類によって伝熱の程度が異なることがある。
この携帯用カイロとは別に、生理痛を和らげるために用いられる温熱ボディーパッドが提案されている(特許文献2参照)。この温熱ボディーパッドは、発熱材料が2層の間に封入されてなる複数の熱セルを備え、酸素透過性を有する第1面と、使用者の身体に直接当たる第2面とを有している。このボディーパッドにおいては、酸素透過性を有する第1面に、該ボディーパッドを取り外し自在に取り付ける粘着性の取り付け手段が具備されている。取り付け手段は第1面の全域に設けられている。ボディーパッドは、この取り付け手段を介してショーツ内側に取り付けられる。粘着性の取り付け手段が第1面の全域に設けられているので、このボディーパッドにおいては、例えばショーツのウエスト開口端からボディーパッドの一部がはみ出した状態でショーツに取り付けられると、はみ出した部分に存在する粘着性の取り付け手段がショーツ以外の衣類に接触し粘着してしまう。また、ボディーパッドをショーツ内の適正な位置に取り付けられたとしても、ボディーパッドの取り付け時及び/又は取り外し時に陰毛が粘着性の取り付け手段に粘着しやすい。更に、ボディーパッドの取り付け時及び/又は取り外し時に、粘着性の取り付け手段に着用者の指が粘着しやすく、ハンドリング性に欠ける。
粘着性の取り付け手段を有する発熱具としては、前記の特許文献2に記載のボディーパッドの他に、通気性粘着面及び非粘着面を有する偏平状袋に発熱組成物が収納された発熱袋も提案されている(特許文献3参照)。この発熱袋は、下着と皮膚との間において、該発熱袋の通気性粘着面を下着の内側に貼り付けて下着に固定することによって該通気性粘着面を人体の外側に向けることで安定した通気性状態に保持し、非粘着面を皮膚に接触させて人体を直接暖めるように意図されている。この発熱袋における通気性粘着面には、粘着剤が均一に分散されるように印刷又は塗布される。したがってこの発熱袋においても、先に述べた特許文献2に記載のボディーパッドと同様の不都合がある。
特開平11−155895号公報 特表2001−507593号公報 特開2001−198150号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る発熱具を提供することにある。
本発明は、着用者の肌に近い側に位置し且つ通気性を有する第1の面と、着用者の肌から遠い側に位置する第2の面と、第1の面及び第2の面の間に介在配置された発熱部とを備え、横方向Xに延びる上縁及び下縁と縦方向Yに延びる左右の側縁とを有し、横方向Xに長い形状である発熱具であって、
第2の面の外面に発熱具を衣類へ固定するための粘着部が設けられており、
前記粘着部は、発熱具の縦方向Yに延びる中心線CLに沿って縦方向Yに延び且つ上下縁まで達している中央帯状域A、上縁に沿って横方向Xに延び且つ左右側縁まで達している上部帯状域B、及び下縁の中心位置から該下縁に沿って左右側縁へ向けて横方向Xに延びる下部帯状域C以外の領域に設けられている発熱具を提供するものである。
また本発明は、前記の発熱具の使用方法であって、
第1の面に親指を当て、且つショーツに対向する中央帯状域に沿って他の指を添えて発熱具を把持し、発熱具をショーツの前身頃内面に貼付け、
発熱具を取り外すときには、親指以外の指を中央帯状域に沿って発熱具とショーツとの間に挿入し、且つ第1の面に親指を添え、親指と他の指で発熱具を把持して取り外す、発熱具の使用方法を提供するものである。
本発明の発熱具によれば、これをショーツの内面に取り付けるときや取り外すときに、着用者の指や陰毛が粘着部に粘着することが防止される。また誤ってショーツのウエスト開口部からはみ出すように発熱具を取り付けても、粘着部が他の衣類に粘着することが防止される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1(a)には、本発明の発熱具の第1の実施形態としての蒸気温熱具をその肌当接面側からみた平面図が示されている。図1(b)は、該蒸気温熱具をその衣類当接面側からみた平面図である。図2は、図1(a)におけるII−II線断面図である。
本実施形態の蒸気温熱具10は、それに含まれる発熱部から発生した所定温度に加熱された水蒸気を、着用者の身体に適用し、着用者の生理機能を改善するために用いられるものである。特に本実施形態の蒸気温熱具10は、所定温度に加熱された水蒸気を、女性の下腹部に適用することで、生理痛を緩和するために好適に用いられる。
蒸気温熱具10は、横方向X及びそれに直交する縦方向Yを有し、横方向に縦長の形状を有している。蒸気温熱具10は、横方向Xに延びる上縁10a及び下縁10bと、縦方向Yに延びる左右の側縁10c,10dとを有している。上縁10aは、蒸気温熱具10の横方向Xに延びる中心線Lに向かう内向きの凸状となるような曲線形状をしている。下縁10bは、横方向Xに延びる中心線Lに対して外向きの凸状となるような曲線形状をしている。左右の側縁10c,10dは、それぞれ外向きの凸状となるような曲線形状をしている。上縁10aの両端部は左右の側縁10c,10dの上端部と滑らかに連なっている。同様に、下縁10bの両端部は左右の側縁10c,10dの下端部と滑らかに連なっている。蒸気温熱具10がこのような滑らかな輪郭を有することで、該蒸気温熱具10はその着用中に違和感が発生しづらくなっている。
蒸気温熱具10は、発熱部11及び該発熱部11を収容する収容体12を備えている。収容体12は扁平なものであり、蒸気温熱具10の輪郭を成している。収容体12は、複数のシート材が貼り合わされることで、発熱部11が収容される密閉空間が形成されたものである。扁平な形状を有する収容体12は、着用者の肌に近い側に位置する第1の面13、及びそれと反対側であり、使用者の肌から遠い側に位置する第2の面14を有している。
発熱部11は被酸化性金属を含んでいる。発熱部11は被酸化性金属が酸素と接触することによる酸化反応で生じた熱を利用して、所定温度に加熱された水蒸気を発生する部位である。発熱部11の詳細については後述する。
第1の面13は空気及び水蒸気の透過が可能なように通気性を有している。一方、第2の面14は、空気及び水蒸気の透過の程度が第1の面13よりも低くなっている。即ち第2の面14は第1の面13よりも難通気性であるか、又は非通気性である。第2の面14が難通気性であるか、それとも非通気性であるかは、蒸気温熱具10の具体的な用途に応じて適宜選択される。
蒸気温熱具10は、その第1の面13の側が着用者の肌に直接当接し、第2の面14の側が衣類(本実施形態では、後述するようにショーツ)に直接当接するように使用される。発熱部11の発熱によって発生した水蒸気は、第1の面13を通じ、対象物である着用者の肌に直接付与されるようになっている。
蒸気温熱具10における第1の面13及び第2の面14は何れもシート材から構成されている。そして蒸気温熱具10の収容体12はその周縁に、第1の面13及び第2の面14をそれぞれ構成するシート材の周縁部を互いに接合して形成された閉じた形状の周縁接合部15を有している。周縁接合部15は連続に形成されている。収容体12は、周縁接合部15よりも内側の部分において第1の面13と第2の面14とが非接合状態になっている。それによって収容体12には、発熱部11を収容する単一の密閉空間が形成されている。図2に示すように、発熱部11は収容体12に形成されている空間のほぼ全域を占めるように収容されている。即ち収容体12内には単一の発熱部11が収容されており、且つ該発熱部11は周縁接合部15を除く収容体12のほぼ全域を占めるように収容されている。図2では発熱部11は収容体12の密閉空間に単に収容されているが、発熱部11と収容体12の内面の一部とを発熱を妨げない範囲で接着剤等の接合手段を用いて固定しても良い。
第2の面14を構成する第2の不織布14bの表面には、蒸気温熱具10を着用者の衣類、例えばショーツに固定するための粘着部16a,16bが設けられている(図1(b)参照)。これらの粘着部は、例えば熱可塑性樹脂であるアクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂などの粘着剤を第2の不織布14bの表面に塗工したり印刷したりすることで形成されている。これらの樹脂は非転着性であることが好ましい。粘着部16a,16bの詳細については後述する。
蒸気温熱具10は、図3に示すように、その上縁10aが上側に位置し且つ下縁10bが下側に位置するように、粘着部16a,16bによってショーツ30の内面に固定されて使用される。この状態においては、蒸気温熱具10の横方向Xは、水平方向に一致する。蒸気温熱具10は、ショーツ30の内面に直接固定されるので、ショーツ30の形状(股上の深いものや浅いもの)によらず所望の位置に蒸気温熱具10を固定することができる。特に、蒸気温熱具10の固定位置が、同図に示すように、ショーツ30の前身頃30aにおける股下部30bの近傍、つまり最下腹部に対応する位置であると、着用者の身体への水蒸気の付与による生理痛の緩和の効果が顕著なものとなる。一般にショーツ30は、その前身頃30aから股下部30bに向けて切れ込んだ形状をしているので、蒸気温熱具10の輪郭が、その切れ込んだ形状に一致していると、着用者の最下腹部に対応する位置にフィット性よく蒸気温熱具10を固定することができる。そこで蒸気温熱具10は、その下縁10bが、該蒸気温熱具10の横方向Xに延びる中心線L(図1(a)参照)に対して外向きの凸状となるような曲線形状をしている。
蒸気温熱具10を着用者の最下腹部に対応する位置に一層フィット性よく固定する観点から、下縁10b並びに側縁10c,10dは以下に述べるような曲線形状を有していることが好ましい。即ち、図4に示すように、下縁10における最下部の位置での接線Hから20mm下方の位置において該接線Hと平行に引いた直線Lと、蒸気温熱具10の縦中心線Cとの交点をSとし、また、該直線L上における該交点Sから45mm離れた位置をTとし、更に位置Tを通る蒸気温熱具10の側縁10d(10c)の接線をPとしたとき、下縁10b及び側縁10c,10dは、該接線Pと該直線Lとのなす角θが100〜150度、特に100〜130度となるような曲線形状を有していることが好ましい。
本実施形態の蒸気温熱具10によれば、これを図3に示すように装着することで、所定温度に加熱された水蒸気による熱が直接着用者の身体に施されるので、生理痛が効果的に緩和される。この理由は、水蒸気の発生を伴う熱は、水蒸気の発生を伴わない熱に比べて熱の伝導が速いので、人体の深部の温度を一層高め得るからである。人体の深部の温度が高くなることで、自律神経を介して温熱中枢が刺激され、それによって血管が拡張して血流が増加し、また末梢温度が上昇する。それによって生理痛が緩和されるものと考えられる。
蒸気温熱具10は、粘着部16a,16bの配置位置が特徴の一つになっている。詳細には図1(b)に示すように、これらの粘着部は、蒸気温熱具10の縦方向Yに延びる中心線CLに沿って縦方向Yに延び且つ上下縁10a、10bにまで達している中央帯状域A、上縁10bに沿って横方向Xに延び且つ左右の側縁10c,10dにまで達している上部帯状域B、及び下縁10bの中心位置から該下縁10bに沿って左右側縁10c,10dへ向けて横方向Xに延びる下部帯状域C以外の領域に設けられている。
中央帯状域Aに粘着部が設けられていないことにより、蒸気温熱具10をショーツへ取り付けるとき及び/又はショーツから取り外すときに、着用者の指が粘着部に付着しづらくなる。その結果、取り付け及び取り外しの操作性が良好になる。具体的には、例えば蒸気温熱具10をショーツへ取り付ける場合には、肌に近い側に位置する第1の面13に親指を当て、且つショーツに対向する第2の面14における中央帯状域Aに沿って他の指(例えば中指)を添えて蒸気温熱具10を把持することで、蒸気温熱具10をショーツ30の前身頃30aの内面に首尾良く貼り付けることができる。蒸気温熱具10をショーツ30から取り外すときには、例えば親指以外の指(例えば中指)を中央帯状域Aに沿って蒸気温熱具10とショーツ30との間に挿入し、次いで肌に近い側に位置する第1の面13に親指を添え、親指と他の指で蒸気温熱具10を把持することで、蒸気温熱具10を首尾良く取り外すことができる。
上部帯状域Bに粘着部が設けられていないことにより、着用者が誤ってショーツ30のウエスト開口部からはみ出すように蒸気温熱具10を取り付けた場合であっても、そのはみ出た部分には粘着部が存在していないので、ショーツ以外の衣類に粘着部が付着することが防止される。また、上部帯状域Bがあることにより、蒸気温熱具10をショーツ30から取り外すときには、ショーツとの隙間があるので指を挿入しやすく、蒸気温熱具10を首尾良く取り外すことができる。
更に下部帯状域Cに粘着剤が設けられていないことにより、粘着剤に陰毛が貼り付くことを防止できる。上述したとおり、ショーツ30の前身頃30aにおける股下部30bの近傍に蒸気温熱具10を取り付けると、着用者の身体への水蒸気の付与による生理痛の緩和の効果が顕著なものとなるところ、そのような位置への蒸気温熱具10の取り付けは、粘着剤への陰毛の貼り付きの原因となりやすい。しかし下部帯状域Cに粘着剤が設けられていないことにより、そのような不都合を効果的に防止することができる。
中央帯状域A、上部帯状域B及び下部帯状域Cに粘着剤を設けないことによる上述の効果を一層顕著なものとする観点から、蒸気温熱具10の大きさに関わりなく、中央帯状域Aの幅A1は20mm以上、特に20〜100mm、とりわけ20〜50mmであることが好ましい。上部帯状域Bの幅B1は5〜15mm、特に5〜10mmであることが好ましい。下部帯状域Cの幅C1は20mm以上、特に20〜70mm、とりわけ20〜50mmであることが好ましい。下部帯状域Cの長さC2は70mm以上、特に70〜200mm、とりわけ80〜150mmであることが好ましい。下部帯状域Cは、その長手方向の端部が、図1(b)に示すように左右の側縁10c,10dにまで達していなくてもよく、或いは達していてもよい。蒸気温熱具10の大きさは、横方向の長さは50〜300mm、特に100mm〜200mmが好ましく、縦方向の長さは50〜120mm、特に50〜100mmが好ましい。
第2の面14における粘着部が設けられていない領域は上述のとおりであるところ、粘着部が設けられている領域は次のとおりである。粘着部は、第1の粘着部16aと第2の粘着部16bとに大別されるところ、第1の粘着部16aは、左右の側縁10c,10dに沿って上部帯状域Bの下端部から下縁10bにまで達する縦方向に延びる領域に一対設けられている。第2の粘着部16bは、各第1の粘着部16aと中央帯状域Aとの間であって、且つ上部帯状域Bの下端部から下部帯状域Cの上端部にまで達する縦方向に延びる帯状の領域に、中心線CLに対して線対称に二対設けられている。第2の粘着部16bは同形でもよく、或いは異なっていてもよい。或いは、第2の粘着部16bは、図5(a)及び(b)に示すように三対以上設けられていてもよい。要するに、第2の粘着部16bは二対以上設けられていてもよい。
図1(b)並びに図5(a)及び(b)に示すように、中心線CLに対して線対称になっている第2の粘着部16bは、蒸気温熱具10の縦方向に延びるストライプ状になっている。このような形状であることに起因して、ショーツ30の内面に貼り付けられた蒸気温熱具10は、例えばトイレでショーツ30を上げ下ろししたときに剥がれ落ちづらくなる。しかもショーツ30から取り外すときは剥がしやすくなる。第2の粘着部16bの幅は、蒸気温熱具10の横方向及び縦方向の長さが前述した範囲であることを条件として、1〜20mm、特に5〜10mmであることが好ましい。
次に蒸気温熱具10を構成する各部材の材料について説明する。蒸気温熱具10においては、第1の面13及び第2の面14の通気度を適切に調整することで、第1の面13を通じて水蒸気が優先的に放出されるように構成されている。具体的には、第2の面の通気度を、第1の面の通気度よりも大きい。ここで、通気度はJIS P8117によって測定される値であり、100mlの空気が6.45cm2の面積を通過する時間(秒/100ml)で定義される。したがって、通気度が大きいことは空気の通過に時間がかかること、即ち通気性が低いことを意味している。逆に、通気度が小さいことは通気性が高いことを意味している。このように、通気度の大小と通気性の高低とは逆の関係を示す。本実施形態において、第1の面13及び第2の面14の通気性を比較すると、第1面13の方が、第2の面14よりも高くなっている。すなわち、先に述べたとおり、第2の面14は非通気性であるか、又は難通気性(即ち、通気性を有するものの、第1の面13よりも低い通気性を有している)である。
収容体12は、通気面である第1の面13と、それに対向する非通気面である第2の面14とを有する扁平な形態をしており、通気面である第1の面13を通じて蒸気温熱が発生するようになされている。或いは、収容体12は、通気面である第1の面13と、それに対向する難通気面である第2の面14とを有する扁平な形態をしており、通気面である第1の面13を通じて蒸気温熱が発生するようになされている。第2の面14が難通気性である場合、第1の面13と第2の面14の通気度をバランスさせることで、空気は第2の面14を通じて優先的に収容体12内に流入すると共に、水蒸気は第1の面13を通じて優先的に放出される。
第2の面14が難通気性である場合、該第2の面14を通じての空気の流入を確保しつつ、該面14を通じての水蒸気の放出を抑制させる観点から、第2の面14の通気度を、第1の面13の通気度の5倍以上、特に10倍以上とすることが好ましい。或いは、第1の面13の通気度と第2の面14の通気度との比(第1の面/第2の面)を0.5以下、特に0.2以下とすることも好ましい。これによって、第2の面14を通じての水蒸気の放出を一層減じさせることができ、且つ第1の面13を通じての水蒸気の放出を一層増加させることができる。一方、第2の面14が非通気性である場合、収容体12内への空気の流入、及び水蒸気の発生は、専ら第1の面13を通じて行われる。
第2の面14が難通気性である場合、該面14の通気度を30000秒/100ml以上、特に40000秒/100ml以上、とりわけ50000秒/100ml以上とすることが好ましい。一方、第1の面13の通気度は、第2の面14が非通気性であるか又は難通気性であるかを問わず、100〜30000秒/100ml、特に1000〜20000秒/100mlであることが好ましい。
先に述べたとおり、蒸気温熱具10における第1の面13及び第2の面14は何れもシート材から構成されている。通気度を支配し且つ粉体の漏れ出しを防止するシート材としては、メルトブローン不織布や透湿性フィルムが好適に用いられる。透湿性フィルムは、熱可塑性樹脂及び該樹脂と相溶性のない有機又は無機のフィラーの溶融混練物をフィルム状に成形し、一軸又は二軸延伸して得られたものであり、微細な多孔質構造になっている。種々の通気度及び透湿度を有するシート材を組み合わせて積層シートを構成することで、第1の面13及び第2の面14の通気度を所望の値に設定する自由度が増す。
本実施形態においては、図2に示すように、第1の面13は透湿性シート13aと、該シート13aの全面を被覆する第1の不織布13bとから構成されている。第1の不織布13bの通気性は透湿性シート13aの通気性に比べて十分に高いので、第1の面13の通気性は透湿性シート13aの通気性によって決定される。一方、第2の面14は、シート14aと、該シート14aの全面を被覆する第2の不織布14bとから構成されている。シート14aは、透湿性シートであるか、又は非透湿性シートである。シート14aが透湿性シートである場合、該透湿性シートの通気性は、第1の面13を構成する透湿性シート13aの通気性よりも低くなっている。
不織布13b,14bとしては、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ケミカルボンド不織布、ヒートボンド不織布などを用いることができる。
第1の面13を構成する透湿性シート13aと第1の不織布13bとは、周縁接合部15においてのみ接合されていてもよく、或いは両者はそれらの全面で接合されていてもよい。全面で接合されている場合には、透湿性シート13aの通気性が損なわれないようにするために、両者は不連続な接合パターンで接合される。第2の面14を構成するシート14aと第2の不織布14bの接合態様についても同様である。なお、図2において、収容体12の第1の面13と第2の面14はそれぞれ2種のシートを有する構成になっているが、上記通気性機能を有する範囲であればそれぞれ3以上のシートを組み合わせたものであっても良い。
蒸気温熱具10における発熱部11について説明すると、発熱部11は、被酸化性金属、反応促進剤、電解質及び水を含む。そのような発熱部11は、例えば発熱シート又は発熱粉体からなる。発熱部11が発熱シートからなる場合には、発熱シートは、被酸化性金属、反応促進剤、繊維状物、電解質及び水を含む、含水状態の繊維シートであることが好ましい。すなわち、発熱シートは、被酸化性金属、反応促進剤及び繊維状物を含有する成形シートに、電解質水溶液を含有させて構成されていることが好ましい。発熱シートとしては、湿式抄造により得られたシート状物や、発熱粉体を紙等で挟持してなる積層体等が挙げられる。そのような発熱シートは、例えば本出願人の先の出願に係る特開2003−102761号公報に記載の湿式抄造法や、ダイコーターを用いたエクストルージョン法を用いて製造することができる。一方、発熱部11が発熱粉体からなる場合には、発熱粉体は被酸化性金属、反応促進剤、保水剤、電解質及び水を含んで構成されていることが好ましい。発熱シート及び発熱粉体のうち、どのような姿勢においても水蒸気を均一に適用し得る点から、発熱シートを用いることが好ましい。また、発熱シートは、発熱粉体に比較して、発熱の温度分布を均一化することが容易であり、また、被酸化性金属の担持能力が優れている点からも有利である。
発熱部11が発熱シートからなる場合、該発熱シートは60〜90重量%、特に70〜85重量%の被酸化性金属、5〜25重量%、特に8〜15重量%の反応促進剤及び5〜35重量%、特に8〜20重量%の繊維状物を含む成形シートに、該成形シート100重量部に対して、1〜15重量%、特に2〜10重量%の電解質を含む電解質水溶液が30〜80重量部、特に40〜70重量部含有されて構成されていることが好ましい。一方、発熱部11が発熱粉体からなる場合、該発熱粉体は、20〜50重量%、特に25〜40重量%の被酸化性金属、3〜25重量%、特に5〜20重量%の反応促進剤及び3〜25重量%、特に5〜20重量%の保水剤を含む固形分100重量部に対して、0.3〜10重量%、特に0.5〜5重量%の電解質を含む電解質水溶液が20〜70重量部、特に30〜60重量部含有されて構成されていることが好ましい。発熱シートや発熱粉体を構成する各種材料としては、当該技術分野において通常用いられているものと同様のものを用いることができる。また、先に述べた特開2003−102761号公報に記載の材料を用いることもできる。
本実施形態の蒸気温熱具10は、その使用前は、その全体が酸素バリア性を有する包装材(図示せず)によって包装されて、発熱部11が空気中の酸素と接触しないようになっている。酸素バリア性の材料としては、例えばその酸素透過係数(ASTM D3985)が10cm3・mm/(m2・day・MPa)以下、特に2cm3・mm/(m2・day・MPa)以下であるようなものが好ましい。具体的にはエチレン−ビニルアルコール共重合体やポリアクリロニトリル等のフィルム、又はそのようなフィルムにセラミック若しくはアルミニウム等を蒸着したフィルムが挙げられる。
包装材には、蒸気温熱具10が生理痛を緩和する旨の表示を付すことが好ましい。このような表示によって、消費者に対して、従来知られていた一般の使い捨てカイロでは十分に達成し得なかった生理痛緩和効果が、本発明によって達成されることを知らせることができる。したがって消費者は、本発明の改良された性能の十分な価値を容易に認識することになる。前記の表示には、文字はもちろんのこと、記号や図形等、本発明の改良された性能を消費者に伝え得るあらゆる情報手段が含まれる。また前記の表示には、本発明が、他の製品に比して優れている旨の情報を含めることができる。更に、前記の表示を包装袋に付すことに加えて、又はそれに代えて、当該表示を含む指示書を、蒸気温熱具10と共に包装材の中に入れてもよい。或いは、蒸気温熱具10そのものに、当該表示を付してもよい。
次に、本発明の第2及び第3の実施形態を、図6及び図7を参照しながら説明する。これらの実施形態に関し特に説明しない点については上述した第1の実施形態に関する説明が適宜適用される。また図6及び図7において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図6に示す第2の実施形態においては、蒸気温熱具10の縦方向Yに延びる中心線CLに対して線対称になっている一対の第2の粘着部16bを有している。第2の粘着部16bの幅は、第1の実施形態における第2の粘着部の幅よりも太くなっている。第1の粘着部16aに関しては第1の実施形態と同様である。本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が奏される。
図7に示す第3の実施形態においては、上述した中央帯状域A、上部帯状域B及び下部帯状域C以外のすべての領域に粘着部16が形成されている。粘着部16は、中心線CLに対して線対称に一対設けられている。本実施形態によれば、蒸気温熱具10とショーツ30との接着力が一層高くなり、ショーツの上げ下ろしを繰り返し行っても蒸気温熱具10の剥がれ落ちが一層起こりづらくなる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば第1及び第2の実施形態においては第2の粘着部16は、蒸気温熱具10の縦方向に延びる中心線CLに関して線対称に形成されていたが、各粘着部16が中心線CLに関して線対称に形成されている必要はない。また第2の粘着部16は、三対以上形成されていてもよい。
また前記実施形態は、本発明の発熱体を蒸気温熱具に適用した例であるが、本発明は、蒸気温熱具以外の発熱体、例えば使い捨てカイロとして知られている、水蒸気の発生を実質的に伴わずに発熱する発熱体にも同様に適用することができる。
本発明の発熱具の第1の実施形態としての蒸気温熱具をその肌当接面側及び衣類当接面側からみた平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1に示す蒸気温熱具をショーツに固定する状態を示す説明図である。 図1に示す蒸気温熱具における下縁と水平線とのなす角度の測定法を示す説明図である。 図1に示す蒸気温熱具の別の形態を示す図(図1(b)相当図)である。 本発明の発熱具の第2の実施形態としての蒸気温熱具をその衣類当接面側からみた平面図(図1(b)相当図)である。 本発明の発熱具の第3の実施形態としての蒸気温熱具をその衣類当接面側からみた平面図(図1(b)相当図)である。
符号の説明
10 蒸気温熱具
11 発熱部
12 収容体
13 第1の面
13a 透湿性シート
13b 第1の不織布
14 第2の面
14a シート
14b 第2の不織布
15 周縁接合部
16,16a,16b 粘着部
30 ショーツ

Claims (6)

  1. 着用者の肌に近い側に位置し且つ通気性を有する第1の面と、着用者の肌から遠い側に位置する第2の面と、第1の面及び第2の面の間に介在配置された発熱部とを備え、横方向Xに延びる上縁及び下縁と縦方向Yに延びる左右の側縁とを有し、横方向Xに長い形状である発熱具であって、
    第2の面の外面に発熱具を衣類へ固定するための粘着部が設けられており、
    前記粘着部は、発熱具の縦方向Yに延びる中心線CLに沿って縦方向Yに延び且つ上下縁まで達している中央帯状域A、上縁に沿って横方向Xに延び且つ左右側縁まで達している上部帯状域B、及び下縁の中心位置から該下縁に沿って左右側縁へ向けて横方向Xに延びる下部帯状域C以外の領域に設けられている発熱具。
  2. 上縁は、発熱具の横方向Xに延びる中心線Lに向かう内向きの凸状となるような曲線形状をしており、下縁は、該中心線Lに対して外向きの凸状となるような曲線形状をしており、左右の側縁は、それぞれ外向きの凸状となるような曲線形状をしている請求項1記載の発熱具。
  3. 左右の側縁に沿って上部帯状域の下端部から下縁にまで達する縦方向Yに延びる領域に設けられた一対の第1の粘着部と、
    各第1の粘着部と中央帯状域との間であって、且つ上部帯状域の下端部から下部帯状域の上端部にまで達する縦方向Yに延びる帯状の領域に設けられた一対以上の第2の粘着部とが設けられている請求項1又は2記載の発熱具。
  4. 第2の面が第1の面よりも難通気性であるか、又は非通気性である請求項1ないし3の何れかに記載の発熱具。
  5. 発熱部が、所定温度に加熱された水蒸気を発生するものである請求項1ないし4の何れかに記載の発熱具。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の発熱具の使用方法であって、
    第1の面に親指を当て、且つショーツに対向する中央帯状域に沿って他の指を添えて発熱具を把持し、発熱具をショーツの前身頃内面に貼付け、
    発熱具を取り外すときには、親指以外の指を中央帯状域に沿って発熱具とショーツとの間に挿入し、且つ第1の面に親指を添え、親指と他の指で発熱具を把持して取り外す、発熱具の使用方法。
JP2007060850A 2007-02-16 2007-03-09 発熱具 Active JP4845778B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060850A JP4845778B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 発熱具
PCT/JP2008/052103 WO2008099770A1 (ja) 2007-02-16 2008-02-08 発熱具
CN2008800020455A CN101578081B (zh) 2007-02-16 2008-02-08 发热器
EP08710982.3A EP2111830B1 (en) 2007-02-16 2008-02-08 Heating device
US12/522,482 US8394134B2 (en) 2007-02-16 2008-02-08 Heat generating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060850A JP4845778B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 発熱具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008220527A JP2008220527A (ja) 2008-09-25
JP2008220527A5 JP2008220527A5 (ja) 2010-04-15
JP4845778B2 true JP4845778B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39839831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007060850A Active JP4845778B2 (ja) 2007-02-16 2007-03-09 発熱具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4845778B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5358304B2 (ja) * 2009-06-11 2013-12-04 花王株式会社 発熱具
JP5740178B2 (ja) * 2011-02-25 2015-06-24 花王株式会社 発熱具及びその使用方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07117424B2 (ja) * 1985-12-28 1995-12-18 ヤマハ株式会社 エンコーダ用磁気抵抗センサー
US4995268A (en) * 1989-09-01 1991-02-26 Ash Medical System, Incorporated Method and apparatus for determining a rate of flow of blood for an extracorporeal blood therapy instrument
JP3957377B2 (ja) * 1997-11-27 2007-08-15 花王株式会社 携帯用カイロ
JP2003070827A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Kenji Hara 使い捨てカイロ用温度調節具および使い捨てカイロ
CA2573826A1 (en) * 2004-07-14 2006-01-19 Mycoal Products Corporation Heat generating body, heat insulating method using the same and packaging material for die molding heat generation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008220527A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5284700B2 (ja) 発熱具
EP2111830B1 (en) Heating device
TWI312694B (ja)
JP5028149B2 (ja) アイマスク
JP5358304B2 (ja) 発熱具
WO2000008968A1 (en) Heater
JP2011136060A (ja) マスク用鼻部温熱具
JP4394726B2 (ja) 発熱具
JP4845778B2 (ja) 発熱具
JP5244646B2 (ja) 温熱マスク
JP6032973B2 (ja) 発熱具
JP5377611B2 (ja) マスク
JP5921365B2 (ja) 発熱具
JP7321706B2 (ja) マスク
JP7126440B2 (ja) マスク
JP4781202B2 (ja) 発熱具
KR200479869Y1 (ko) 온도 조절이 가능한 좌훈용 발열팩
JP7325958B2 (ja) マスク
JP7130468B2 (ja) 発熱具
JP5620185B2 (ja) 顔用温熱具
JP5740178B2 (ja) 発熱具及びその使用方法
JPH0737124U (ja) 医療用温熱剤収納袋
JP2023006783A (ja) マスク
JP2023006777A (ja) マスク
JP2023006782A (ja) マスク

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4845778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250