JPS5917292Y2 - 使い捨てカイロなどの発熱体用容器 - Google Patents

使い捨てカイロなどの発熱体用容器

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Publication number
JPS5917292Y2
JPS5917292Y2 JP7498681U JP7498681U JPS5917292Y2 JP S5917292 Y2 JPS5917292 Y2 JP S5917292Y2 JP 7498681 U JP7498681 U JP 7498681U JP 7498681 U JP7498681 U JP 7498681U JP S5917292 Y2 JPS5917292 Y2 JP S5917292Y2
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JP
Japan
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disposable body
container
air
side plate
body warmer
Prior art date
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Expired
Application number
JP7498681U
Other languages
English (en)
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JPS57187515U (ja
Inventor
亮 植木
Original Assignee
桐灰化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 桐灰化学工業株式会社 filed Critical 桐灰化学工業株式会社
Priority to JP7498681U priority Critical patent/JPS5917292Y2/ja
Publication of JPS57187515U publication Critical patent/JPS57187515U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は使い捨てカイロなどの発熱体用容器に関する。
従来より、鉄粉を水の存在下で空気により酸化させるこ
とにより発生する熱で、暖をとるためのいわゆる使い捨
てカイロなどの発熱体(以下、使い捨てカイロという)
が、火を使わなくてもよく安全であることから広く使用
されている。
これらの使い捨てカイロは、一般に衣類のポケットなど
に入れる、衣類の間に差し込む、両手で持つなどの方法
によってその熱を利用している。
しかしながら、使い捨てカイロは比較的薄くどこにでも
保持させることができるという利点がある反面、暖房部
位が狭い、移動する、落しやすい、保温性に乏しいなど
の欠点があり、また直接体に接触させて長時間使用する
と低温火傷を起すことがあるため適宜カイロを取出さな
ければならず、その出し入れの際にカイロが破損するこ
とがあった。
また使い捨てカイロは使用を開始してから通常7時間以
上発熱をつづけるが、ばあいにより使用を中断したいと
きがある。
そのばあい空気を遮断すればよいのであるが、従来はそ
のための適当な手段が手近になく、シたがって発熱の余
分を残したまま捨てているのが現状である。
本考案者らは使い捨てカイロが可撓性の比較的薄いもの
であり、空気を補給するだけで反応を持続せしめること
ができ、また空気を遮断するだけで反応を停止せしめる
ことができることに着目し、種々検討を重ねた結果、カ
イロを自由に出し入れできる開閉自在な出し入れ口と、
可撓性、保温性および弾力性を有する側板とからなる偏
平形状でかつ該側板の少なくとも一部が通気性を有して
おり、しかも側板の一部に使い捨てカイロなどの発熱体
を収容しうる大きさの空気遮断部が設けられてなるカイ
ロ用容器が本来の機能を失なうことなく斜上の欠点を排
除しつるものであり、しかも背当てや座蒲団、アンカな
どの形でそれほど異物感なく用いることができ、カイロ
の使用の幅や安全性が高められることを見出し、本考案
を完成するに至った。
本考案の容器に設けられている使い捨てカイロの出し入
れ[]としては、市販されている使い捨てカイロを自由
に出し入れすることができる大きさであればよい。
開閉手段としては、ボタン、かけひも、フック、マジッ
クテープ、スナップなどもイ吏用できるが、確実性と保
温性を考慮してファスナーが好ましい。
カイロなどの出入し]を設ける場所としては、異物感を
与えないかぎりの部位に設けてもよいが、ファスナーの
ばあい2枚の側板の合わせ目に設けるのがカイロなどの
容器を身につけたばあいに異物感を与えないため好まし
い。
本考案の容器は2枚の側板を重ねて周囲を縫合または接
合させて形成することにより簡単に作成できるが、1枚
のものを折り重ねて周囲を縫合または接合してもよい。
これらのばあいは、前記出し入れ口を残して縫合または
接合することにより、容易に出し入れ口を形成しうる。
本考案において側板は、可撓性、保温性および弾力性を
有することが必要であり、さらに少なくとも側板の一部
は通気性を有していなければならない。
通気性は使い捨てカイロに必要な空気を外部から供給す
るために必須の条件であるが、必ずしも側板全体に必要
な性質ではない。
可撓性および弾力性は容器を種々な形に自由に変形させ
使用感を高めるために必要である。
保温性は容器全体を暖めるためや熱損失を防ぐために必
要である。
そのような性質を備えている材料としては、たとえば軟
質合成樹脂発泡体(たとえば発泡ポリウレタン)や軟質
ゴム発泡体などがあげられる。
しかしながら、たとえば発泡ウレタンなどは通気性がよ
すぎてそのままでは保温性が損なわれるので、発泡体の
外側にさらに適当な肌あいのよい素材を重ねて作製する
のが好ましい。
この表面の外被の素材としては通気性がよいこと、肌あ
いがよく柔軟性に富むことが条件であり布や通気性のあ
る不織布などが好適に採用される。
さらに衣類の間に差し込んで使用するばあいは、移動し
たり、ずり落ちたりしないように表面の摩擦係数の高い
繊維素材を使用するようにしてもよい。
本考案の容器は、偏平であり、カイロそのものよりは大
きく身体に密着しやすいため、椅子などの背もたれと背
中の間にはさむようにして使用したり、クッションのか
わりにその上に座ることができる。
さらには、足の下に配置して足温器やアンカとして使用
することもできる。
容器の形状は偏平であればどのような形状でもよく、用
途に合わせて丸形、矩形などに適宜作製すればよい。
また動物などの形状にしてもよい。また2枚の側板の厚
さおよび(または)材質を変え、各側板の表面温度を異
ならせ、暖さを選択できるように構成してもよい。
さらに本考案の容器の大きたは、用途に応じて種々作製
することができ、少なくとも市販の使い捨てカイロを収
容できる大きさであればよい。
また使用状況により、2個またはそれ以上の使い捨てカ
イロが入る大きさにしてもよい。
本考案の特徴の1つは、使用の中断を簡単に行なうこと
のできる空気遮断部が側板の一部に設けられていること
にある空気遮断部としては、たとえば本考案において一
方の側板を通気性の材料で作製しかつ他方の側板を空気
遮断性の材料で作製するばあい、使用中の使い捨てカイ
ロから空気を遮断して酸化反応を抑制または停止せしめ
うる空気遮断部を空気遮断性の側板に設けてもよい。
このように設計すれば空気遮断部に使用中の使い捨てカ
イロを入れることにより反応を中断することができ、必
要なとき遮断部から取り出して発熱させることができる
なお空気遮断部は必ずしも空気遮断性の側板に設ける必
要はなく、両側板とも通気性のものであっても一方の側
板の内部または使い捨てカイロを入れる空間に空気遮断
性の材料で作製されたポケット状の空気遮断部を設けて
もよい。
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
なお、第1〜第4図はそれぞれ本考案の容器における側
板および出し入れ口の構成を示す実施例であり、第5図
は本考案の容器における空気遮断部の構成を示す図面で
ある。
第1図は本考案の容器の一実施例を示す斜視図、第2図
は第1図のX−X線断面図、第3図は他の実施例を示す
正面図、第4図は他の実施例の斜視図、第5図は本考案
の容器における空気遮断部の一実施例の一部切欠斜視図
である。
第1〜2図において、1および2はそれぞれ容器を構成
する側板、3は該側板を形成する軟質合成樹脂発泡体で
あり、4は該合成樹脂発泡体の外側に設けられる外被で
ある。
2枚の側板1,2はそれぞれの縁部5を縫合することに
より、使い捨てカイロを収容する空洞7を有する容器を
形成する。
縁部5の適当な個所は縫合されずに残されており、カイ
ロなどの出し入れ目6となっている。
該出し入れ目6にはファスナー8が取りつけられており
、出し入れ目6を開閉自在とする。
なお、仮想線にて収容された使い捨てカイロ9を示す。
第3図に本考案の他の実施例の正面図を示す。
本実施例では側板10,11は動物の形状をしており、
側板10には動物の顔がプリントされている。
使い捨てカイロの出し入れ目12は顔の顎の部分にあた
る側板の周縁部に形成されている。
このように側板を種々の形状や模様にデザインすること
により、視覚的な効果かえられる。
第4図は1枚の長尺の発泡体を折り畳んで形成される実
施例を示す。
本実施例においては長尺の発泡体13の一部にポエット
16が設けられている。
使用するときは、ポケット16に発熱させた使い捨てカ
イロ(図示されていない)を入れて中央に折り畳み、発
泡体の周縁部に設けられているスナップ17を閉じ合わ
せて側板14,15を有する容器を形成する。
スナップ17に代えてマジックテープなどを用いてもよ
い。
なお、ポケットなど使い捨てカイロの容器内での移動を
防ぐ手段は、第1〜3図に示す実施例にも採用されうる
第5図に空気遮断部が設けられた本考案の容器の実施例
を示す。
本実施例は通気層18および2つ空気遮断層19.20
からなっており、通気層]8が一方の側板を構成し、2
つの空気遮断層19.20が他方の側板を構成している
使用中は使い捨てカイロ(図示されていない)を出し入
れ目21から通気層18と空気遮断層19との間に入れ
、使用を中断するときには出し入れ目21から取り出し
、出し入れ目22から空気遮断層19.20で形成され
ている空気遮断部に入れればよい。
斜上のごとく本考案の使い捨てカイロの容器は、カイロ
の発生熱を適度に保温することができ、身につけたとき
によく身体になじみ、移動したり落したりすることもな
く、背もたれと腰の間にはさむようにして用いたり、そ
の上にすわることもできるため、その実用的価値はきわ
めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使い捨てカイロの容器における側板と
出し入れ口の構造の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のX−X線断面図、第3図は他の実施例を示す正面
図、第4図はさらに別の実施例を示す斜視図、第5図は
空気遮断部が設けられている本考案の容器の実施例の一
部切欠斜視図である。 図面の主要符号 1,2,10,11,14.15 :
側板、3゜13:合成樹脂発泡体、6,12,21 :
出し入れ口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 使い捨てカイロなどの発熱体を自由に出し入れでき
    る開閉自在な出し入れ口と、可撓性、保温性および弾力
    性を有する側板とからなる偏平形状でかつ該側板の少な
    くとも一部が通気性を有しておりしかも側板の一部に使
    い捨てカイロなどの発熱体を収容しうる大きさの空気遮
    断部が設けられてなる使い捨てカイロなどの発熱体用容
    器。 2 前記側板が2枚である実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の容器。 3 前記2枚の側板の厚さが異なる実用新案登録請求の
    範囲第2項記載の容器。 4 前記2枚の側板の材質が異なる実用新案登録請求の
    範囲第2項または第3項記載の容器。
JP7498681U 1981-05-23 1981-05-23 使い捨てカイロなどの発熱体用容器 Expired JPS5917292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7498681U JPS5917292Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23 使い捨てカイロなどの発熱体用容器

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JP7498681U JPS5917292Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23 使い捨てカイロなどの発熱体用容器

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JPS57187515U JPS57187515U (ja) 1982-11-29
JPS5917292Y2 true JPS5917292Y2 (ja) 1984-05-21

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JP7498681U Expired JPS5917292Y2 (ja) 1981-05-23 1981-05-23 使い捨てカイロなどの発熱体用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017213066A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 マイコール株式会社 人体用発熱体、および、発熱によって固化した発熱組成物が人体に違和感を与えることを防止する方法

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