JP6762727B2 - 情報処理装置、情報処理装置のデータ処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、ユーザが選択した拡張ソフトを外部サーバからダウンロードし、インストールすることで、画像形成装置の機能の拡張を可能とする技術が知られている(例えば、特許文献1)。
例えば「スキャン」、「OCR」、「送信」という3つの拡張ソフトを組み合わせたワークフローの場合、スキャン実行が完了してからでないと、送信設定画面が表示されないため、ユーザはスキャンが完了するまで、画像形成装置の前で待機していなければならなかった。
そこで、拡張ソフトの設定画面を表示する工程をすべてまとめて最初に表示することが考えられる。ところが、1つの拡張ソフトの実行結果がその後実行される他の拡張ソフトの設定に影響を与える場合もあり、この場合には、一律に各拡張ソフトの設定画面を先にまとめて表示したのでは、その後の拡張ソフトの実行に影響がある。
特定の機能に対応づけられた工程を実行する複数の拡張プロバイダを組み合わせてジョブを処理する情報処理装置であって、複数の拡張プロバイダを組み合わせた所定のジョブを実行させるためのワークフロー定義ファイルを作成する際、前記複数の拡張プロバイダに含まれる第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むかどうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照するかどうかを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段で前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照しないと判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程よりも先行して実行させるワークフロー定義ファイルを作成し、前記第1の判定手段で前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照すると判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際に結果を参照すると判定された先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程より後に実行させるワークフロー定義ファイルを作成する作成手段を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図2において、CPU211を含む制御部210は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212やHDD214に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御処理を実行する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD214は、画像データやインストールされた拡張ソフトを含む各種プログラムを記憶する。
操作部I/F215は、操作部219と制御部210とを接続する。操作部219には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられている。
図3において、CPU311を含む制御部310は、装置全体の動作を制御する。CPU311は、ROM312やHDD314に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、各種のプログラムやデータを記憶する。
なお、MFP101のHDD214に記憶されているプログラム(ソフトウェア)を、CPU211がRAM213に読み出し、解析、実行することで、後述の処理が実行される。
図4において、拡張ソフト管理部410は、MFP101上で拡張ソフトを動作させるためのソフトウェアプラットホームである。図4では、拡張ソフトとして5つの拡張ソフト411〜415が機能プロバイダとしてMFP101にインストールされている。なお、以下の説明において、特定の機能、例えばスキャン機能プロバイダが複数ある場合、それらを代表する用語(OCRプロバイダ、スキャンプロバイダ等)を用いて説明を行う場合がある。さらに、特定の機能を総称する場合は、機能プロバイダという用語を用いて説明する。
一方、機能プロバイダの場合、「スキャン機能を実現する機能プロバイダ」、「プレビュー機能を実現する機能プロバイダ」、「送信機能を実現する機能プロバイダ」の3つの機能プロバイダが必要になる。さらに、それら3つの機能プロバイダを一連の処理として実行するためには、後述するワークフロー処理部430が必要になる。
一方、機能プロバイダはメニュー画面ではなく、後述する機能プロバイダ管理部420に、機能プロバイダ自身を登録する。機能プロバイダは、機能プロバイダ管理部420経由でワークフロー処理部430の指示によって呼び出される。なお、ワークフローを実行するためには、メニュー画面にワークフロー処理部430が後述のワークフロー定義ファイルに対応して表示するメニュー項目を用いる。
機能プロバイダインターフェースは、機能プロバイダが提供する機能の種類(以降、機能タイプ)ごとに定められている。機能プロバイダは、機能プロバイダインターフェースに基づいてワークフロー処理部430から呼び出される。
各機能プロバイダは、MFP101に同じ機能タイプを持つ機能プロバイダが他に存在しなくても、自身の機能タイプ用に定義された機能プロバイダインターフェースを実現する。
以上で説明した標準スキャンプロバイダ411〜標準送信プロバイダ415の5つの機能プロバイダは一例であり、MFP101には、拡張ソフトとして様々な機能プロバイダを追加・削除することが可能である。
図13において、機能プロバイダ情報テーブル423は、機能プロバイダを一意に特定する機能プロバイダID、機能プロバイダの名称、機能タイプ、機能プロバイダインターフェースなど、機能プロバイダに関する情報を保持する。
Parameterは、インターフェースを呼び出す際の設定値で、ワークフロー定義ファイル440で定義される。「doScan」はスキャン実行のためのインターフェースで、Parameterを受け取り、結果をDocumentというデータ形式で返す。「doScan」は「showSettingUI」でユーザが設定した値またはParameterで指定された設定値でスキャンを実行する。
図6において、機能プロバイダI/F情報テーブル530は、機能プロバイダの機能タイプID、機能タイプの名称、機能プロバイダインターフェース、設定インターフェース、実行インターフェースなど、機能プロバイダインターフェースに関する情報を保持する。設定インターフェースは機能プロバイダのもつ設定画面を呼び出すための機能プロバイダインターフェースである。実行インターフェースは機能プロバイダのもつ実行処理を呼び出すための機能プロバイダインターフェースである。
図7において、領域710は、機能プロバイダI/F情報テーブル530に定義されている機能プロバイダ(機能タイプ)の一覧を表示する領域である。なお、図7では個々の機能プロバイダは、ボタンとして表現されているが、別の形式で表現してもよい。
チェックボックス731をONにした機能プロバイダはワークフローの実行において、設定画面を表示せずに、領域730で設定した設定値で実行を行う。なお、チェックボックス731は、設定インターフェースを持つ機能プロバイダの場合のみ表示する。
テキストフィールド741は、ワークフロー名称を入力する領域である。ボタン742は、ワークフロー定義ファイルの生成を指示するためのボタンである。
また、スキャンプロバイダと送信プロバイダの設定において、チェックボックス731はOFFである。OCRプロバイダは設定インターフェースを持たないため、チェックボックス731は非表示である。
本実施形態ではワークフロー定義ファイルはXML形式のファイルとして表現されているが、XML形式に限定されるものではなく、他の形式のファイルであってもよい。
図8で定義しているActionタグをno順(実行順序)にしたがって並べると次のようになる。
1.Actionタグ822で定義したスキャンプロバイダの設定インターフェースを表示する。
2.Actionタグ841で定義した送信プロバイダの設定インターフェースを表示する。
3.Actionタグ823で定義したスキャンプロバイダの実行インターフェースを実行する。
4.Actionタグ831で定義したOCRプロバイダの実行インターフェースを実行する。
5.Actionタグ842で定義した送信プロバイダの実行インターフェースを実行する。
このように、機能プロバイダの並びとは別に、設定インターフェースが実行インターフェースよりも先に呼び出されるようにワークフロー定義ファイル440が定義されている。
Workflowタグ910、FPタグ920、930、940は図8のWorkflowタグ810、FPタグ820、830、840と同じ定義のため、説明を省略する。
図9で定義しているActionタグをno順に並べると次のようになる。
1.Actionタグ941で定義した送信プロバイダの設定インターフェースを表示する。
2.Actionタグ921で定義したスキャンプロバイダの実行インターフェースを実行する。
3.Actionタグ931で定義したOCRプロバイダの実行インターフェースを実行する。
4.Actionタグ942で定義した送信プロバイダの実行インターフェースを実行する。
なお、スキャンプロバイダの設定においてチェックボックス731がONになっているため、スキャンプロバイダの設定インターフェースは、ワークフロー定義ファイルには定義されていない。
Workflowタグ1010、FPタグ1020、1030、1040は図8のWorkflowタグ810、FPタグ820、830、840と同じ定義のため、説明を省略する。
図10で定義しているActionタグをno順(各工程を実行順序)に並べると次のようになる。
1.Actionタグ1021で定義したスキャンプロバイダの設定インターフェースを表示する。
2.Actionタグ1022で定義したスキャンプロバイダの実行インターフェースを実行する。
3.Actionタグ1031で定義したOCRプロバイダの実行インターフェースを実行する。
4.Actionタグ1041で定義した送信プロバイダの設定インターフェースを表示する。
5.Actionタグ1044で定義した送信プロバイダの実行インターフェースを実行する。
図11は、本実施形態を示す情報処理装置におけるデータ処理例を示すフローチャートである。本例は、フロー作成ツールで各機能プロバイダに対応づけられた設定場面を表示する工程を各機能プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた工程よりも先行して実行させるワークフロー定義ファイルを作成する処理例である。なお、PC103のHDD314に記憶されているプログラムを、CPU311がRAM313に読み出し、解析、実行することで、図11の各ステップが実行される。
先行する機能プロバイダの結果を参照する設定があればS1103へ戻り、先行する機能プロバイダの結果を参照する設定がなければS1108へ進む。先行する機能プロバイダの結果を参照する設定の例としては、図10で説明した、送信プロバイダの設定において、OCRプロバイダの実行結果を送信ファイル名として使用するという設定があげられる。
以上のステップを実行することで、フロー作成ツールはワークフロー定義ファイルを作成する。
S1201において、ユーザからのワークフロー実行指示を、ワークフロー処理部430が受け取る。S1202において、実行指示に対応するワークフロー定義ファイル440を読み込む。
102 サーバ
103 PC
Claims (6)
- 特定の機能に対応づけられた工程を実行する複数の拡張プロバイダを組み合わせてジョブを処理する情報処理装置であって、
複数の拡張プロバイダを組み合わせた所定のジョブを実行させるためのワークフロー定義ファイルを作成する際、前記複数の拡張プロバイダに含まれる第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照するかどうかを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段で前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照しないと判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程よりも先行して実行させるワークフロー定義ファイルを作成し、前記第1の判定手段で前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定手段で前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照すると判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際に結果を参照すると判定された先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程より後に実行させるワークフロー定義ファイルを作成する作成手段
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記設定画面を表示する表示工程に対して、当該設定画面を表示しない設定が選択されている場合、前記作成手段は、前記設定画面を表示する表示工程を呼び出さないワークフロー定義ファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記特定の機能に対応づけられた工程には、原稿をスキャンする工程と、当該スキャンした原稿の画像に文字認識を実行する工程と、当該文字認識された情報を送信ファイル名とする工程とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、画像形成装置、複合画像形成装置を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 特定の機能に対応づけられた工程を実行する複数の拡張プロバイダを組み合わせてジョブを処理する情報処理装置のデータ処理方法であって、
複数の拡張プロバイダを組み合わせた所定のジョブを実行させるためのワークフロー定義ファイルを作成する際、前記複数の拡張プロバイダに含まれる第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むかどうかを判定する第1の判定工程と、
前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照するかどうかを判定する第2の判定工程と、
前記第1の判定工程において前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定工程において前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照しないと判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程よりも先行して実行させるワークフロー定義ファイルを作成し、前記第1の判定工程において前記第1の拡張プロバイダが、設定画面を表示する表示工程を含むと判定され、かつ、前記第2の判定工程において前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際、先行する拡張プロバイダの結果を参照すると判定された場合、前記第1の拡張プロバイダに対応する設定画面を表示する表示工程を、前記第1の拡張プロバイダの設定画面を表示する際に結果を参照すると判定された先行する拡張プロバイダが実行する特定の機能に対応づけられた実行工程より後に実行させるワークフロー定義ファイルを作成する作成工程と、
を備えることを特徴とする情報処理装置のデータ処理方法。 - 請求項5に記載の情報処理装置のデータ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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