JP6171346B2 - 情報処理装置、処理実行方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、処理実行方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6171346B2
JP6171346B2 JP2013001156A JP2013001156A JP6171346B2 JP 6171346 B2 JP6171346 B2 JP 6171346B2 JP 2013001156 A JP2013001156 A JP 2013001156A JP 2013001156 A JP2013001156 A JP 2013001156A JP 6171346 B2 JP6171346 B2 JP 6171346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
information
charging
calculation
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013001156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014134872A (ja
Inventor
亜弓 三原
亜弓 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013001156A priority Critical patent/JP6171346B2/ja
Publication of JP2014134872A publication Critical patent/JP2014134872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171346B2 publication Critical patent/JP6171346B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

順番に実行される一連の処理の設定を受け付ける機器とネットワークを介して通信可能な情報処理装置等に関する。
データの入力、変換、出力が組み合わされた一連の処理を、サーバやMFP(Multi Function Peripheral)等の装置が実行する処理実行システムが知られている。入力、変換、出力はそれぞれ独立したモジュールで実行される。したがって、MFP等のユーザはモジュールを追加することで、入力、変換又は出力のバリエーションを増やすことが可能になる。
MFPでは、印刷ページ数などの従量制で課金する課金形態が採用されているが、サービスの提供者としてはモジュールに対しても同様に従量課金することが考えられる。しかし、モジュール単体では従量課金になじまない場合もあり(例えば、出力を伴わない処理だけには課金しづらい)、追加時に一括して又は定期的にモジュールに対し課金する場合が多い。ユーザから見ると、モジュールの利用量が多い場合には割安に感じるが、利用しなかったモジュールについても固定的な料金を支払う必要があるため、利用状況に即した課金を要望するユーザも存在する。
利用状況に即した課金として、入力、変換、出力の組み合わせに応じた課金プランを複数種類記憶しておき、ジョブログの情報に基づいて課金プランを選択して、入力、変換、出力の組み合わせに課金する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。この課金方法では、実行した一連の処理(入力、変換、出力の組み合わせ)毎に課金できるので、利用状況に即した課金が可能になる。
しかしながら、特許文献1に記載された課金方法では、課金方法が固定化されているため、入力、変換、出力の同じ組み合わせに対しては同じ課金方法でしか課金できないという問題がある。
例えば、MFPが処理a、処理b、処理cを実行する場合、企業などでは、利用者やデータの入力先によって処理a〜cの課金方法を個別に変えたいという要請がある。また、サービス提供者としても、処理a〜cのそれぞれでどのように従量課金をするか(例えば、処理aは完全な従量制だが、処理bは一定量以下は定額)を変更したい場合がある。このように、従来の課金方法では、入力、変換、出力の組み合わせに対し柔軟に課金することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、複数の処理を組み合わせて行われる一連の処理に対し、柔軟に課金する情報処理装置を提供することをと目的とする。
本発明は、順番に実行される一連の処理の設定を受け付ける機器とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、各処理の処理内容と処理の順番が定義された処理定義情報、処理対象データ、及び、前記一連の処理の料金を算出するための算出パラメータを受信する受信手段と、当該処理に特有の課金規則を保持し、固有の処理を実行する複数の処理実行手段と、前記処理定義情報を解析して次に実行する処理を決定する処理決定手段と、前記処理実行手段が処理した処理結果に基づき前記算出パラメータを更新すると共に、前記課金規則に必要な情報を前記算出パラメータに基づいて取得して前記算出パラメータを更新するパラメータ更新手段と、処理ごとに更新された前記算出パラメータを前記課金規則に適用して、前記処理実行手段が実行した処理毎に課金情報を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
複数の処理を組み合わせて行われる一連の処理に対し、柔軟に課金する情報処理装置を提供することができる。
課金方法の概略的な特徴を説明する図の一例である。 処理実行システムのシステム構成図の一例である。 MFPとしてのワークフロー実行要求装置のハードウェア構成図の一例である。 PCやサーバとして構成された処理サーバのハードウェア構成図の一例である。 フロー定義情報を模式的に説明する図の一例である。 ワークフロー実行要求装置、及び、処理サーバの機能ブロック図の一例である。 プラグインの機能ブロック図、算出パラメータの一例を示す図である。 処理実行システムの全体的な動作手順の一例を示す図である。 処理実行システムのシステム構成図の一例である(実施例2)。 ワークフロー実行要求装置、及び、処理サーバの機能ブロック図の一例である(実施例2)。 処理実行システムの全体的な動作手順の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の課金方法の概略的な特徴を説明する図の一例である。図1(a)に示すように、処理サーバ100には入力、変換及び出力のそれぞれに1つ以上のモジュールがインストールされている。各モジュールはプラットホームが呼び出すことで動作する単体で追加可能なプログラムである。以下、モジュールをプラグインと称し、プラットホームをフロー制御部と称する。
フロー制御部22は、適宜、プラグインを呼び出して(ジョブを投入して)、入力、変換、出力の一連の処理を実行する。プラグインを組み合わせてデータを処理することをワークフローと称する。フロー定義DBには管理者が設定したいくつかのワークフローのフロー定義情報が記憶されている。フロー定義DBのフロー定義情報は、処理と処理の順番を定義したものである。
図1(b)に示すように各プラグインは、課金制御部53を有している。課金制御部53はプラグインに専用の課金ルールを有している。課金ルールには、算出パラメータに応じてプラグインの使用に対する料金を算出するための規則が記述されている。
フロー制御部22の課金処理部36は、課金制御部53から課金ルールを取得し、また、ワークフローと共に送信される算出パラメータを課金ルールに適用することでプラグイン毎に料金を算出する。したがって、本実施形態の処理サーバ100は、使用した分だけ課金されるという従量制の課金が可能になる。また、プラグインの組み合わせが同じでも、プラグイン毎に従量課金されるので、各プラグインの課金ルールに従ってワークフローの全体に柔軟に課金することができる。
また、フロー制御部22はプラグインが処理を実行する毎に算出パラメータを更新することができる。変換などによりデータ量が変わることに対応するためである。これにより、処理により処理対象のデータ量などが変わっても、最初のデータ量や最終的なデータ量ではなく、各処理に対し施された実際の処理量を用いて処理毎に料金を算出できる。
〔構成例〕
図2は、処理実行システム500のシステム構成図の一例を示す。処理サーバ100を中心に、ネットワーク400を介してワークフロー実行要求装置200と管理者PC(Personal Computer)150が接続されている。処理サーバ100が中心にあるのは処理上の位置を示すにすぎず、ワークフロー実行要求装置200と管理者PC150も互いにネットワーク400を介して接続されている。また、処理サーバ100が2台以上ある場合もあり、処理サーバ同士が1つのワークフローを分担して実行することも可能である。
ネットワーク400は、LAN、又は、複数のLANがルータなどを介して接続されたWANである。また、インターネットを含んでいてよい。ネットワーク400は有線で構築されていてもよいし、一部又は全てを無線LAN(IEEE802.11b/a/g/n等)で構築されていてもよい。さらに、ネットワーク400は携帯電話網、WiMAX網、PHS網などの移動体向けに構築された通信網を含む。なお、処理実行システム500の機器が例えば無線LANのアドホックモードなどで1対1で通信しても、ネットワーク400に含めることとする。
ワークフロー実行要求装置200はワークフローの実行を処理サーバ100に要求する装置である。例えば、MFP(Multi Function Peripheral)201、携帯端末202、クライアント端末203が図示されているが、通信機能を備えた情報処理装置はワークフロー実行要求装置200になりうる。ワークフロー実行要求装置200は処理実行システム500に1台以上存在する。MFP201は、コピー機、スキャナー、プリンタ、ファックス装置など画像を形成する機能を備えた装置である。MFP201はこのうち1つ以上の機能を有していればよい。MFP201は、例えば原稿をスキャンして作成した画像データ(後述するジョブデータに対応する)に対し、処理サーバ100にワークフローの実行を要求する。
携帯端末202は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラなど、ユーザが携帯又は所持する端末である。例えば、携帯電話のカメラやデジタルカメラで撮影した画像データに対し、処理サーバ100にワークフローの実行を要求する。
クライアント端末203はノートPC、デスクトップPC、ワークステーション、TV会議端末などユーザが使用する情報処理装置である。例えば、アプリケーションが作成したアプリケーションデータ、Webから取得したWebデータに対し、処理サーバ100にワークフローの実行を要求する。
なお、ワークフロー実行要求装置200は、ユーザが直接、操作する装置であるとするが、ジョブデータはユーザが直接、操作する装置が作成したり記憶している必要はない。例えば、クライアント端末が、NAS(Network Attached Storage)や他の装置に記憶されているジョブデータを指定して、NAS等から処理サーバ100に送信する(処理サーバ100が読みに行く)ことも可能である。
処理サーバ100は、PC、サーバ装置、シンクライアント等の情報処理装置である。また、MFPを処理サーバ100として用いることもできる。処理サーバ100は、ワークフロー実行要求装置200からワークフローの実行要求を受け付け、ジョブデータに対し入力、変換、出力の各処理を実行する。入力、変換、出力の処理内容はフロー定義情報に定義されている。
管理者PC150は、PC、サーバ装置、シンクライアント等の情報処理装置である。管理者PC150は、管理者権限で処理サーバ100にログインし、プラグイン毎に課金ルールを確認したり、設定したり、変更したりすることができる。
図3は、MFP201としてのワークフロー実行要求装置200のハードウェア構成図の一例を示す。また、処理サーバ100をMFPとして実装した場合のハードウェア構成図でもある。
MFP201は、コントローラ130と、オペレーションパネル125と、ファクシミリコントロールユニット(FCU)126と、撮像部127及び印刷部128を有する。
コントローラ130は、CPU114と、ASIC116と、NB(ノースブリッジ)115と、SB(サウスブリッジ)117と、MEM−P(システムメモリ)111と、MEM−C(ローカルメモリ)112と、HDD(ハードディスクドライブ)113と、メモリカードスロット123と、NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)118と、USBデバイス119と、IEEE1394デバイス121と、セントロニクスデバイス122とを有する。
CPU114は、種々の情報処理を実行するためのICであり、OSやプラットホーム上で、アプリケーションをプロセス単位で並列的に実行する。ASIC116は、画像処理用のICである。NB115は、CPU114とASIC116を接続するためのブリッジである。SB117は、NB115と周辺機器等を接続するためのブリッジである。ASIC116とNB115は、例えばAGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
MEM−P111は、NB115に接続されたメモリである。MEM−C112は、ASIC116に接続されたメモリである。HDD113は、ASIC116に接続されたストレージであり、画像データ蓄積・文書データ蓄積・プログラム蓄積・フォントデータ蓄積・フォームデータ蓄積等を行うために使用される。HDD113には種々のアプリケーション(コピーアプリ、スキャナアプリ、プリンタアプリ、ファックスアプリ等)及びプログラム131が記憶されている。プログラム131はユーザによるワークフローの設定を受け付け、フロー定義情報等を作成するためのものである。
メモリカードスロット123は、SB117に接続され、メモリカード124をセット(挿入)するために使用される。メモリカード124は、USBメモリ、SDメモリ等のフラッシュメモリであり、プログラム131を配布するために使用される。また、プログラム131は所定のサーバからMFP201にダウンロードすることで配布することもできる。
NIC118は、ネットワーク400等を介してMACアドレス等を使用したデータ通信を行うためのコントローラである。USBデバイス119は、USB規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。IEEE1394デバイス121は、IEEE1394規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。セントロニクスデバイス122は、セントロニクス仕様に準拠したパラレルポートを提供するためのデバイスである。NIC118と、USBデバイス119と、IEEE1394デバイス121と、セントロニクスデバイス122と、PCI(Peripheral Component Interconect)バスを介してNB115とSB117に接続されている。
オペレーションパネル125は、ユーザがMFP201に入力を行うためのハードウェア(操作部)であると共に、MFP201がメニュー画面を表示するハードウェア(表示部)である。オペレーションパネル125は、ASIC116に接続されている。FCU126と、撮像部127と、印刷部128は、PCI(Peripheral Component Interconect)バスを介してASIC116に接続されている。
撮像部127は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に走査して、その反射光をA/D変換して画像処理を施し、カラー又はモノクロのデジタルデータ(以下、画像データという)を生成する。
印刷部128は、例えばタンデム型の感光ドラムを有し、上記の画像データやユーザPCから受信したPDLデータに基づきレーザビームを変調し(又はLEDを発光させ)感光ドラムを走査して潜像を形成する。潜像にトナーを付着して現像した1ページ毎の画像を用紙に熱と圧力で転写する。このような電子写真方式のプロッタに限られず、液滴を吐出して画像を形成するインクジェット型のプロッタエンジンでもよい。
FCU126は、NIC118を介してネットワーク400に接続し例えばT.37,T.38の規格に対応した通信手順、又は、公衆通信網に接続し例えばG3、G4規格に対応した通信手順、に従い画像データの送受信を行う。また、MFP201の電源がOFFのときに画像データを受信しても、印刷部128を起動して画像データを用紙に印刷することができる。
図4は、PCやサーバとして構成された処理サーバ100のハードウェア構成図の一例を示す。管理者PC150又は携帯端末などの構成も同様としてよい。処理サーバ100は、バスに接続された、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、ディスプレイ320が接続されたグラフィックボード305、キーボード・マウス306、メディアドライブ307、及び、ネットワーク通信部308を有する。CPU301はHDD304に記憶されたプログラム310をRAM303に展開して実行し、各部品を制御して入出力を行ったり、データの加工を行ったりする。ROM302にはBIOSや、ブートストラップローダをHDD304からRAM303に読み出すスタートプログラムが記憶されている。ブートストラップローダは、OSをHDD304からRAM303に読み出す。
HDD304は、不揮発性のメモリであればよくSSD(Solid State Drive)などでもよい。HDD304は、OS、デバイスドライバ、プラグイン、及び、後述する機能を提供するプログラム310を記憶している。ディスプレイ320にはプログラムが指示し、グラフィックボード305が作成したGUI画面が表示される。
キーボード・マウス306はユーザの操作を受け付ける入力装置である。メディアドライブ307はコンパクトディスク、DVD及びブルーレイディスクなどの光学メディアにデータを読み書きする。また、フラッシュメモリなどのメモリカードにデータを読み書きしてもよい。ネットワーク通信部308は、例えばLANに接続するためのイーサネット(登録商標)カードである。TCP/IP(UDP/IP)やアプリケーション層のプロトコルの処理はOSやプログラム310が行う。アプリケーション層のプロトコルは各種あるが、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)、HTTP、FTP、SMB(Server Message Block)等がある。
プログラム310は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布される。また、プログラム310は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで配布される。
〔フロー定義情報〕
図5はフロー定義情報を模式的に説明する図の一例である。フロー定義情報は、入力、変換、出力の内容が登録されており、その組み合わせで種々のバリエーションが存在する。管理者はユーザの業務内容に従ってプラグイン21を組み合わせてワークフローを定義しておく。ユーザは業務に応じたワークフローを選択する。
図5の各ワークフローは処理サーバ100からアクセス可能なフロー定義DB44(図6参照)に記憶されている。ワークフローの各処理で必要な設定条件(例えば、変換が圧縮の場合の圧縮率、出力がドキュメントボックスの場合のフォルダ、出力が印刷の場合の用紙サイズなど)の初期値は予め設定されている。
なお、図5では変換及び出力にそれぞれ1つの処理しか登録されていないが、管理者は変換及び出力に複数の処理を登録することも可能である。例えば変換では、OCRの後、PDFに変換するワークフローを定義できる。また、出力では、DB(ドキュメントボックス)に格納した後、印刷するワークフローを定義できる。
〔機能ブロック例〕
図6はワークフロー実行要求装置200、及び、処理サーバ100の機能ブロック図の一例である。
ワークフロー実行要求装置200は、フローデータ送信部11、フロー定義受付部12、フロー定義画面受信部13、及び、ログイン受付部14を有する。ログイン受付部14はユーザのログインを受け付ける。ログイン時に、ユーザは、ワークフロー実行要求装置200がユーザをログインするためのユーザ名とパスワードを入力する。または、ログイン受付部14が、ユーザ名とパスワードを処理サーバ100に送信して、処理サーバ100にログインしてもよい。
フロー定義画面受信部13は、処理サーバ100にアクセスしてワークフローを設定するための画面データを受信する。なお、処理サーバ100のIPアドレス又はURLなどはワークフロー実行要求装置200に予め設定されている。画面データは例えばXMLで記述されている。フロー定義画面受信部13はXMLとXSLTスタイルシートを受信してHTMLに変換してオペレーションパネル125等に表示する。
本実施形態では、予めいつくかのワークフローが定義されているため、ユーザはオペレーションパネルに表示されたワークフローから使用するワークフローを選択する。なお、ユーザは任意のプラグインを組み合わせてワークフローを実行することも可能である。フロー定義受付部12は、ユーザによるワークフローの選択を受け付ける。フロー定義受付部12はユーザが選択したワークフローの入力、変換、出力のそれぞれで、必要な設定条件を要求する。例えば、入力では処理対象となるジョブデータ(文書データ、画像データ、映像データなど)の設定を要求し、変換では例えば圧縮率を要求し、出力(印刷)では用紙サイズ、拡大/縮小、集約、カラー/モノクロ、印刷部数、仕上げなどの設定を受け付ける。フロー定義受付部12は、各処理の設定条件を含むフロー定義情報を作成する。
フローデータ送信部11はフロー定義情報、入力で指定されたジョブデータ、算出パラメータ、及び、ユーザ情報を処理サーバ100に送信する。本実施例ではユーザ情報が主に課金に使用されるので、以下、ユーザ情報を算出パラメータに含めて説明する。算出パラメータについては図7にて説明するが、算出パラメータには、ユーザ情報以外に、図7にて説明するようにジョブデータのうちデータ容量やページ数などが含まれる。
なお、これらのデータは同時に処理サーバ100に送信される必要はない。例えば、ジョブデータがワークフローの入力処理で生成される場合は、ジョブデータは入力処理で送信される。
処理サーバ100は、1つ以上のプラグイン21、フロー制御部22、ジョブ制御部23、及び、配信機能部24を有している。配信機能部24は、処理サーバ100がワークフローを準備・支援するための機能であり、ログ記録部41、及び、画面データ送信部43を有している。画面データ送信部43は、ワークフロー実行要求装置200からの要求に応じて、フロー定義DB44から読み出したワークフローを、画面データDB45から読み出した画面データに設定して、ワークフロー実行要求装置200に送信する。
ログ記録部41は、ワークフローのログを記録する。ログ記録部41はワークフロー単位で、ユーザ名、各処理の料金、ワークフロー全体の合計料金、実行した処理の開始時刻、終了時刻及び処理が完了したが失敗したか等を記録する。
ジョブ制御部23は、ワークフローの各処理の実行を制御する。まず、ジョブ受信部33は、ワークフロー実行要求装置200からフロー定義情報、ジョブデータ及び算出パラメータを受信しジョブキュー35に蓄積する。
ジョブ実行部31は、フロー定義情報、ジョブデータ及び算出パラメータをジョブキュー35から読み出してフロー制御部22に送出する。フロー制御部22は、課金処理部36、パラメータ更新部37、入力プラグインマネージャ38、変換プラグインマネージャ39、及び、出力プラグインマネージャ40を有する。入力プラグインマネージャは入力の処理を行うプラグイン21にどのようなものインストールされているか、ライセンス期限などを管理している。また、各プラグインに対し統一した手順で処理の依頼(ジョブの投入)、実行結果の取得などを行う。変換プラグインマネージャ等についても同様である。
フロー制御部22はフロー定義情報に沿ってプラグイン21を選択して処理を実行する。プラグイン21は、入力、変換、出力に区分されているが、必ずしも区分されていなくてもよく、また、これら以外の区分を有していてもよい。入力は、例えば、MFP201から受け取る処理、携帯端末202からジョブデータを受け取る処理など、入力装置に応じて用意されている。変換には、例えば、ジョブデータをPDFに変換する処理、OCR処理を行う処理、圧縮する処理、翻訳する処理などがある。出力には、例えば、ジョブデータをドキュメントボックスに蓄積する処理、印刷する出力、電子メールで送信する処理、などがある。
プラグイン21は共通のプラットホーム上で動作可能になっており、処理サーバ100は1つのプラグイン21を独立に追加したり、削除することができる。プラグイン同士は互いの処理には関与しない。なお、このようなプラグイン21に限られずアプリケーションプログラムにより処理してもよい。
フロー制御部22は、フロー定義情報を解析して次に実行すべき処理を確認して、その処理を行うプラグイン21を呼び出すと共に処理を実行させる。処理が正常に完了すればフロー制御部22は、次の処理を実行する。全ての処理が終わるまで繰り返し、処理が終わるとジョブ実行部31に通知する。
課金処理部36は、各プラグイン21が有する課金ルールに従って、プラグイン毎に、処理に対する料金を算出する。パラメータ更新部37は算出パラメータを更新する。これらについて詳しくは後述する。なお、課金処理部36が各プラグインの料金を算出するのでなく、プラグイン21の課金制御部53が自己の料金を算出して、課金処理部36はワークフロー全体の料金の合計を算出してもよい。
図7(a)は、プラグイン21の機能ブロック図の一例である。各プラグインはUI処理部51、データ処理部52、及び、課金制御部53を有している。UI処理部51はプラグイン21に必要なユーザインタフェースを提供する。例えば、プラグイン21の処理に使用されるジョブデータの入力欄などを表示するユーザインタフェースをオペレーションパネル等に表示させる。データ処理部52は、プラグイン21に固有の処理を行う。例えば、PDF変換やOCR処理を行う。
課金制御部53は、管理者PC150からプラグイン21に対し課金ルール54の設定が行われた場合に、それを受け付け課金ルール54として記憶する。また、課金処理部36がプラグイン21の処理に対し課金する場合(料金を算出する場合)は、課金ルール54を課金処理部36に出力する。プラグイン21が課金ルール54を有していることでプラグインと課金ルールを一体に管理できる。また、プラグイン21と課金ルール54は紐づけされていれば、プラグイン21が課金ルールを有していなくてもよい。
〔課金ルール〕
課金ルール54について説明する。課金ルールはプラグイン毎にどのように料金を算出するかのプラグイン21に特有の規則を定めている。
課金ルール1
例えば、携帯電話を入力とするワークフローについて、ユーザが所属する部署に応じて課金する課金ルールが考えられる。
・営業部のユーザがワークフローで入力のプラグイン21を使用する場合、無料
・それ以外の部署のユーザが利用する場合は課金を行う
・1入力につき10円
課金ルール2
変換においてページ数に応じて課金する課金ルールが考えられる。
・PDF変換するページ枚数が5枚以下では0円。
・PDF変換するページ枚数が5枚より多い場合は、(ページ数−5)を課金対象のページ枚数とする。
・単価は、1ページあたり10円。
課金ルール3
ストレージ(主に不揮発の記憶装置でありネットワーク上に存在すればよい)を使用する出力の場合、ユーザの総データ使用量に応じて課金する課金ルールが考えられる。
・ドキュメントボックスに記憶する出力のプラグイン21について、ユーザの総データ使用量が50MBより少ない場合は0円。
・総データ使用量が50MB以上の場合は、送信データサイズ(1M毎)×10円
課金ルール4
印刷する出力の場合、印刷したページ枚数に応じて課金する課金ルールが考えられる。
・対象ページ数が5ページより大きい場合、(ページ数−5)を課金対象とする。
・対象ページ数が5ページ以下の場合、課金しない。
・単価は10円とする
以上のような課金ルールが各プラグイン21の課金制御部53にプログラムコードとして記述されている。例えば課金ルール2,4では次のようになる。
「Cost= if ({page_number} > 5) ({page_number}-5) ×10
Cost= if ({page_number} <= 5) 0」
〔算出パラメータと更新〕
図7(b)は課金ルール54に使用され得る算出パラメータの一例を示す図である。各処理で全ての算出パラメータを使用する必要はない。入力の算出パラメータは、例えばユーザ情報、ジョブデータのデータ量やページ数などである。上記の課金ルールでは例がないが、入力においてもジョブデータのデータ量を算出パラメータとすることができる。
少なくとも入力の算出パラメータはワークフロー実行要求装置200から処理サーバ100に送信される。しかし、ワークフロー実行要求装置200から送信されるユーザ情報は、ユーザ名とパスワードなど限られているので、パラメータ更新部37は課金ルール54に適した内容にユーザ情報を更新する。すなわち、パラメータ更新部37は不図示のデータベースからユーザ名に紐付いた所属、勤務地、及び、階級等を読み出し算出パラメータに追加する。これにより算出パラメータが更新される。
変換の算出パラメータは、例えば、ユーザ情報、ジョブデータのデータ量やページ数、及び、変換の設定パラメータなどである。上記の課金ルールに示したように、ユーザ情報とジョブデータのデータ量やページ数は入力と同様に課金に使用できる。上記の課金ルールには例がないが、変換の設定パラメータは、例えば圧縮率に応じて(圧縮率が高いと時間がかかるため)課金したい場合や、文字と画像の圧縮率を変えるような高度な変換に課金するためのものである。
また、変換によりデータ量やページ数が変更される場合がある。例えば、変換前にはページ数がない1枚のワークシートや画像データだったものが、PDF変換することで複数のページになったり、OCR処理によりテキストのデータが生じるのでページ数が増える場合がある。この場合、パラメータ更新部37は課金ルール54が必要とするページ数等を更新する。また、例えば圧縮の変換によりデータ量が低減された場合、データ量を更新する。
出力の算出パラメータは、例えば、ユーザ情報、ジョブデータのデータ量やページ数、出力先の装置情報などである。ユーザ情報とジョブデータのデータ量やページ数は入力と同様に課金に使用できる。また、出力先の装置情報は、ストレージが出力先の場合、例えば、共有領域とプライベート領域の違いで課金したり、暗号化領域と平文領域の違いで課金したり、バックアップの有無で課金するためのものである。また、課金ルール3のように、個人が使用する領域に応じて課金する場合は、出力先の装置から各ユーザの使用量が必要になる。この場合、パラメータ更新部37はユーザ情報に基づき出力先の装置からユーザの使用量を取得して、算出パラメータに追加する。
また、出力によりページ数が変更される場合がある。例えば、集約印刷した場合、変換時のページ数よりも出力したページ数が少なくなる。この場合、パラメータ更新部37は課金ルール54が必要とするページ数等を更新する。
〔料金の算出例〕
課金ルール54に基づくワークフローの料金の算出例について説明する。
・パターンA : 営業部のユーザが外出先から見積もり書(6ページ)をPDFに変換して携帯電話でドキュメントボックスへ登録する場合
(このユーザの総データ使用量:55MB、送信データサイズ:1MB)
パターンAの場合、合計料金=入力[0円] + 変換[10円] + 出力[10円]
・パターンB : 一般社員が外出先からメモ(5ページ)をPDFに変換して携帯電話でドキュメントボックスへ登録する場合
(このユーザの総データ使用量:10MB、送信データサイズ:5MB)
パターンBの場合、合計料金=入力[10円] + 変換[0円] + 出力[0円]
・パターンC : 庶務のユーザが社内のMFP201からスキャンデータ(1ページ)をPDFに変換してドキュメントボックスへ登録する場合
(このユーザの総データ使用量:70MB、送信データサイズ:1MB)
パターンCの場合、合計料金=入力[0円] + 変換[0円] + 出力[10円]
パターンAについては、入力では課金ルール1により営業のユーザの入力は0円、変換では課金ルール2によりページ枚数が6ページの場合、「6−5=1」が課金対象のページ枚数なので10円、出力では課金ルール3により総データ使用量が55MBなので10円、となる。
パターンBについては、入力では課金ルール1により一般社員の入力は一律に10円、変換では課金ルール2によりページ枚数が5ページの場合、0円、出力では課金ルール3により総データ使用量が「10+5」MBなので0円、となる。
パターンCについては、入力では課金ルール1により庶務のユーザの入力は一律に10円、変換では課金ルール2によりページ枚数が1ページの場合、0円、出力では課金ルール3により総データ使用量が70MBなので10円、となる。
このようにパターンA〜Cはいずれもジョブデータを変換してドキュメントボックスに登録するワークフローだが、各プラグインの課金ルール54に従って課金処理部36がプラグイン毎に料金を算出する。このため、同様のワークフローでも一律の料金とするのでなく、各プラグインの課金ルール54に基づき従量制の料金設定とすることができる。
なお、金額そのものでなく課金ルールに基づきポイントを算出し、後に金額に換算したりポイント数に応じてサービスに交換してもよい。
〔動作手順〕
図8は、処理実行システム500の全体的な動作手順の一例を示す図である。
S1:ユーザはワークフロー実行要求装置200にログインする。ユーザは手動操作やICカード等でユーザ名とパスワードを入力する。
S2:ユーザの操作により、ワークフロー実行要求装置200はワークフローの画面データを処理サーバ100に要求する。この時、ユーザ情報を送信してもよい。
S3:処理サーバ100の画面データ送信部43はフロー定義DB44から1つ以上のフロー定義情報を読み出して、画面データに設定してワークフロー実行要求装置200に送信する。
S4:ユーザは画面からワークフローを選択する。フロー定義受付部12はワークフローの各処理に必要な設定条件を受け付けフロー定義情報を作成する。
S5:ユーザが最終的なワークフローの実行開始操作を行うと、フローデータ送信部11はワークフロー実行要求を処理サーバ100に送信する。これにより、フロー定義情報及び算出パラメータ(ユーザ情報)が送信される。
S6:処理サーバ100のジョブ受信部33はジョブキュー35にフロー定義情報、及び、算出パラメータ(ユーザ情報)を記憶する。ジョブ実行部31はフロー定義情報を解析し、ワークフローの定義が整っていることなどを確認して、フロー定義情報及び算出パラメータ(ユーザ情報)をフロー制御部22に出力する。フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。例えば、入力にも複数のフラグインがあるため、フロー定義情報の入力に指示されている装置に対応したプラグイン21を決定する。
S7:入力のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータをワークフロー実行要求装置200に要求する。
S8:ワークフロー実行要求装置200は、ジョブデータを処理サーバ100に送信する。なお、必要であれば、ユーザが送信許可したり、カメラで撮影して画像データ(ジョブデータ)を作成するなどする。入力のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータを取得して、フロー制御部22に出力する。パラメータ更新部37は、データ量やページ数などを算出パラメータに追加する。
S9:フロー制御部22は算出前に算出パラメータを更新し(ここでは、ユーザ情報に所属等を付加する)、課金処理部36は入力のプラグイン21の課金ルール54に基づき、入力の料金を算出する。
S10:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の変換に指示されている処理に対応したプラグイン21を決定する。
S11:変換のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータに変換処理を施し、ジョブデータをフロー制御部22に出力する。
S12:パラメータ更新部37は必要であれば算出パラメータを更新し(例えば、変換パラメータを付加する。データ量やページ数は変換前の値で算出するのでここでは更新しない。)、課金処理部36は変換のプラグイン21の課金ルール54に基づき、変換の料金を算出する。
S13:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の出力に指示されている処理に対応したプラグイン21を決定する。
S14:出力のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータを出力する。例えば、ドキュメントボックスに登録したり印刷するなどの処理を行う。処理結果をフロー制御部22に出力する。
S15:パラメータ更新部37は、算出前に算出パラメータを更新し(変換結果に基づきページ数等を更新する。ユーザのストレージの現在の使用量は、データ処理部52が管理しているのでデータ処理部52から取得する。)、課金処理部36は出力のプラグイン21の課金ルール54に基づき、出力の料金を算出する。
S16:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理がないことを検出する。
S17:フロー制御部22の課金処理部36は各プラグイン21の料金の合計を算出する。課金処理部36は各プラグインの料金と合計の料金をログ記録部41に出力するなどして、ログと共に保持する。これにより、所定のサーバなどが例えば月単位で課金情報を作成し、ユーザや部署に課金情報を送信し、料金を収納できる。
以上説明したように、本実施例の処理実行システム500は、プラグイン毎に課金ルール54が設定されており、料金の算出をプラグイン毎に行うので、ワークフローの料金を使用量に応じて柔軟に算出することができる。
本実施例では2台以上の処理サーバ100が連携してワークフローを実行する処理実行システム500について説明する。
図9は、処理実行システム500のシステム構成図の一例を示す。なお、本実施例において、実施例1において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。本実施例の処理実行システム500は2つの処理サーバ1、2を有する。処理サーバ1、2は例えば保有しているプラグイン21の種類が異なっている。したがって、処理サーバ1が自機では実行できない処理を含むワークフローの実行要求を取得した場合、処理サーバ1は処理単位で処理サーバ2に処理を要求できる。
図10は、ワークフロー実行要求装置200、及び、処理サーバ100の機能ブロック図の一例を示す図である。本実施例では、ジョブ制御部23がジョブ転送部34を有している。ジョブ転送部34は、フロー定義情報、ジョブデータ及び算出パラメータ(ユーザ情報)を処理サーバ2に転送する。フロー制御部22が保有しているプラグイン21で実行できない処理を検出した場合、ジョブ実行部31が機器決定テーブル29で転送先の処理サーバ2を決定する。例えば処理サーバ1が翻訳のプラグイン21を有していない場合、翻訳のプラグイン21を有する処理サーバ2を決定する。機器決定テーブル29には処理と、その処理を有する処理サーバ1,2の識別情報又はIPアドレスなどが登録されている。なお、処理サーバ1が処理を保有していない場合だけでなく、処理負荷が大きい場合に他の処理サーバ2に一部の処理又はワークフロー全体を転送してもよい。
処理サーバ2は翻訳を実行すると共に料金を算出し、フロー定義情報、課金情報、ジョブデータ及び算出パラメータ(ユーザ情報)を処理サーバ1に送信する。課金情報のみ返送してもよい。したがって、処理サーバ1が保有しない処理を他の処理サーバ2で実行できると共に、プラグイン単位で課金することができる。
なお、処理サーバ2のジョブ制御部23とフロー制御部22の機能は処理サーバ1と同様である。これにより、処理サーバ2もワークフローを他の処理サーバ100に転送することが可能になる。また、処理サーバ2は配信機能部24を有していないが、有していてもよい。または、処理サーバ1から処理サーバ2、処理サーバ3から処理サーバ4のように、次々にワークフローを転送するのでなく、処理サーバ1を中心に処理単位で(1つのプラグイン単位で)、プラグイン21を有する装置に処理を要求することを繰り返してワークフローの全体を実行してもよい。
〔動作手順〕
図11は、処理実行システム500の全体的な動作手順の一例を示す図である。図11においてS1〜S9の処理は図8と同様になる。
S10:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の変換に指示されている処理を有していない場合、フロー制御部22はジョブ実行部31にフロー定義情報を出力しジョブ実行部31が機器決定テーブル29を参照して、変換の処理が可能な処理サーバ2を決定する。
S11:処理サーバ1のジョブ転送部34はワークフロー実行要求と共にフロー定義情報、ジョブデータ及び算出パラメータ(ユーザ情報)を処理サーバ2に送信する。
S12:処理サーバ2のジョブ実行部31は処理サーバ1と同様の手順でワークフローを実行する。すなわち、フロー制御部22はフロー定義情報を解析し、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の変換に指示されている処理に対応したプラグイン21を決定する。
S13:変換のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータに変換処理を施し、ジョブデータをフロー制御部22に出力する。
S14:パラメータ更新部37は必要であれば算出パラメータを更新し(例えば、変換パラメータを付加する。データ量やページ数は変換前の値で算出するのでここでは更新しない。)、課金処理部36は変換のプラグイン21の課金ルール54に基づき、変換の料金を算出する。
S15:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の変換に指示されている処理を有していない場合、フロー制御部22はジョブ実行部31にフロー定義情報を出力しジョブ実行部31が機器決定テーブル29を参照して、変換の処理が可能な処理サーバ1を決定する。
S16:処理サーバ2のジョブ転送部34はワークフロー実行要求と共にフロー定義情報、ジョブデータ、課金情報、及び、算出パラメータ(ユーザ情報)を処理サーバ1に送信する。
S17:処理サーバ1のフロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理とその処理のプラグイン21を決定する。フロー定義情報の出力に指示されている処理に対応したプラグイン21を決定する。
S18:出力のプラグイン21のデータ処理部52はジョブデータを出力する。例えば、ドキュメントボックスに登録したり印刷するなどの処理を行う。処理結果をフロー制御部22に出力する。
S19:パラメータ更新部37は、算出前に算出パラメータを更新し(変換結果に基づきページ数等を更新する。ユーザのストレージの現在の使用量は、データ処理部52が管理しているのでデータ処理部52から取得する。)、課金処理部36は出力のプラグイン21の課金ルール54に基づき、出力の料金を算出する。
S20:次に、フロー制御部22はフロー定義情報を解析して、次に実行すべき処理がないことを検出する。
S21:フロー制御部22の課金処理部36は各プラグインの料金の合計を算出する。課金料金処理部は各プラグインの料金と合計の料金をログ記録部41に出力するなどして、ログと共に保持する。これにより、所定のサーバなどが例えば月単位で課金情報を作成し、ユーザや部署に課金情報を送信し、料金を収納できる。
本実施例の処理実行システム500は、実施例1の効果に加え、複数の処理サーバで1つのワークフローを実行することができるので、多種多様なサービスを提供できる。
21 プラグイン
22 フロー制御部
23 ジョブ制御部
24 配信機能部
31 ジョブ実行部
33 ジョブ受信部
34 ジョブ転送部
35 ジョブキュー
100 処理サーバ
150 管理者PC
200 ワークフロー実行要求装置
500 処理実行システム
特開2011‐035779号公報

Claims (10)

  1. 順番に実行される一連の処理の設定を受け付ける機器とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
    各処理の処理内容と処理の順番が定義された処理定義情報、処理対象データ、及び、前記一連の処理の料金を算出するための算出パラメータを受信する受信手段と、
    当該処理に特有の課金規則を保持し、固有の処理を実行する複数の処理実行手段と、
    前記処理定義情報を解析して次に実行する処理を決定する処理決定手段と、
    前記処理実行手段が処理した処理結果に基づき前記算出パラメータを更新すると共に、前記課金規則に必要な情報を前記算出パラメータに基づいて取得して前記算出パラメータを更新するパラメータ更新手段と、
    処理ごとに更新された前記算出パラメータを前記課金規則に適用して、前記処理実行手段が実行した処理毎に課金情報を算出する算出手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 処理毎に前記課金規則の設定又は変更を受け付ける課金規則受け付け手段を有し、
    前記課金規則受け付け手段はネットワークを介して接続された機器から取得した前記課金規則を前記処理実行手段に設定するか、又は、前記機器から取得した変更要求に応じて前記処理実行手段がすでに保持している前記課金規則を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記算出パラメータにはユーザ情報が含まれており、
    前記パラメータ更新手段は、前記ユーザ情報に基づき前記課金規則に必要な付随情報を取得して追加することで前記ユーザ情報を更新し、
    前記算出手段は、前記付随情報を前記課金規則に適用して課金情報を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記算出パラメータには前記処理対象データのデータ量が含まれており、
    前記パラメータ更新手段は、前記処理実行手段が処理を施した前記処理対象データに基づき前記データ量を更新し、
    前記算出手段は、更新後の前記データ量を前記課金規則に適用して課金情報を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  5. 前記付随情報はユーザの所属部署であり、
    前記算出手段は、前記所属部署を前記課金規則に適用することで、前記所属部署に応じて異なる金額の前記課金情報を算出することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 前記データ量は前記処理対象データのページ数であり、
    前記算出手段は、更新後の前記ページ数が閾値以下の場合には一定の課金情報を算出し、閾値より多い場合には前記ページ数が多いほど大きい課金情報を算出することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  7. 前記パラメータ更新手段は、記憶装置においてユーザが前記処理対象データの保存のためにすでに使用している使用領域サイズ情報を追加することで前記算出パラメータを更新し、
    前記算出手段は、前記使用領域サイズ情報が閾値以下の場合には一定の課金情報を算出し、閾値より多い場合には前記データ量が多いほど大きい課金情報を算出することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  8. 前記一連の処理は、前記処理対象データの入力処理、前記処理対象データの変換処理、及び、前記処理対象データの出力処理を含み、
    前記算出手段は、前記入力処理、前記変換処理、及び、前記出力処理ごとに、前記算出パラメータを各処理の前記課金規則に適用して処理毎に課金情報を算出することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 順番に実行される一連の処理の設定を受け付ける機器とネットワークを介して通信可能な情報処理装置の処理実行方法であって、
    受信手段が、各処理の処理内容と処理の順番が定義された処理定義情報、処理対象データ、及び、前記一連の処理の料金を算出するための算出パラメータを受信するステップと、
    処理決定手段が、前記処理定義情報を解析して次に実行する処理を決定するステップと、
    当該処理に特有の課金規則を保持し固有の処理を実行する複数の処理実行手段が、それぞれ前記処理決定手段により決定された処理を実行するステップと、
    パラメータ更新手段が、前記処理実行手段が処理した処理結果に基づき、前記算出パラメータを更新すると共に、前記課金規則に必要な情報を前記算出パラメータに基づいて取得して前記算出パラメータを更新するステップと、
    算出手段が、処理ごとに更新された前記算出パラメータを前記課金規則に適用して、前記処理実行手段が実行した処理毎に課金情報を算出するステップと、
    を有することを特徴とする処理実行方法。
  10. 順番に実行される一連の処理の設定を受け付ける機器とネットワークを介して通信可能な情報処理装置に、
    各処理の処理内容と処理の順番が定義された処理定義情報、処理対象データ、及び、前記一連の処理の料金を算出するための算出パラメータを受信する受信ステップと、
    前記処理定義情報を解析して次に実行する処理を決定する処理決定ステップと、
    前記処理決定ステップにより決定され特有の課金規則を有する処理実行手段が固有の処理を実行する処理実行ステップと、
    前記処理実行ステップにより処理された処理結果に基づき、前記算出パラメータを更新すると共に、前記課金規則に必要な情報を前記算出パラメータに基づいて取得して前記算出パラメータを更新するパラメータ更新ステップと、
    処理ごとに更新された前記算出パラメータを前記処理実行手段に特有の前記課金規則に適用して、前記処理実行ステップにより実行された処理毎に課金情報を算出する算出ステップと、
    を実行させるプログラム。
JP2013001156A 2013-01-08 2013-01-08 情報処理装置、処理実行方法、プログラム Expired - Fee Related JP6171346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001156A JP6171346B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 情報処理装置、処理実行方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013001156A JP6171346B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 情報処理装置、処理実行方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014134872A JP2014134872A (ja) 2014-07-24
JP6171346B2 true JP6171346B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51413105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013001156A Expired - Fee Related JP6171346B2 (ja) 2013-01-08 2013-01-08 情報処理装置、処理実行方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171346B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6555966B2 (ja) 2015-07-31 2019-08-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP6762727B2 (ja) 2016-01-26 2020-09-30 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置のデータ処理方法、及びプログラム
JP6851897B2 (ja) 2017-04-28 2021-03-31 キヤノン株式会社 情報処理装置、システム、情報処理方法及びプログラム
JP7243024B2 (ja) * 2018-03-20 2023-03-22 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理システム
JP2023015432A (ja) * 2021-07-20 2023-02-01 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004295670A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Seiko Epson Corp 課金管理システムおよびこれに用いる装置
JP2007109159A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Canon Inc プリントシステム
JP2008228143A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システム及び情報処理プログラム
JP5228024B2 (ja) * 2010-10-29 2013-07-03 キヤノンソフトウェア株式会社 印刷管理システム、印刷管理装置、画像形成装置、課金処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014134872A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6123394B2 (ja) 定義情報作成システム、情報処理装置
JP6364738B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び処理実行方法
EP2950230B1 (en) Information processing system, method of processing information, information processing apparatus, and program
JP5853996B2 (ja) 情報システム、情報機器およびコンピュータプログラム
US12026411B2 (en) Server control method and storage medium for providing a cloud print service
JP6102264B2 (ja) 処理実行システム、情報処理装置、プログラム
JP6171346B2 (ja) 情報処理装置、処理実行方法、プログラム
US20180332186A1 (en) Information processing apparatus, setting information handling method, and storage medium
JP6357780B2 (ja) ネットワークシステム及び情報通知方法
JP5551422B2 (ja) ドキュメントにセキュリティ特徴を組み込む方法とその装置
US7982901B2 (en) Image processing apparatus, method for managing storage area, and computer program product
JP6221541B2 (ja) ネットワークシステムおよび処理方法
JP6123293B2 (ja) 情報処理システム、データ変換処理方法、プログラム及び記録媒体
US9836255B2 (en) Image forming apparatus, non-transitory computer-readable storage medium storing operation control program, and operation control method
JP2021026707A (ja) クラウドプリントサービスの提供方法及びサーバ
JP2013168803A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2017126379A (ja) 定義情報作成システム、情報処理装置
JP6390188B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
US11909926B2 (en) Information processing apparatus using cloud, control method therefor, storage medium storing control program therefor, and information processing system, that obtain and store additional print setting information not included in a tenant server that stores print setting information
JP7176276B2 (ja) 仲介装置、仲介システムおよび仲介方法
US20240134578A1 (en) System and method of controlling system
US20220329658A1 (en) Method, information processing apparatus, and storage medium
JP5904497B2 (ja) 中継サーバ、その制御方法、及びプログラム
JP2005038106A (ja) 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、及び記録媒体
KR20180111370A (ko) 화상형성장치의 출력제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6171346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees