JP2008228143A - 情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】履歴の利用を容易にするために提供するサービスの履歴を構造的に取得できるようにした情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムのカテゴリー識別子受付手段は、カテゴリー識別子を受け付け、サブスペース記憶手段は、サブスペースを一意に特定できるサブスペース識別子を記憶し、エンティティ識別子発行手段は、サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティ識別子を発行し、共通識別子生成手段は、サブスペース識別子とカテゴリー識別子とエンティティ識別子とを合成して、共通識別子を生成し、エンティティ記憶手段は、共通識別子の発行を要求し、共通識別子を受け取り、該共通識別子とエンティティを対応させて記憶し、サービス提供手段は、エンティティを用いて、サービスを提供し、サービス履歴取得手段は、サービスの実行の構造に基づいて、該サービスの履歴を取得する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
情報処理システムを用いてサービスを提供するためには、さまざまな管理対象を体系的に管理し、それらに対する処理を適切に実行する必要がある。
そのために、情報処理システムを用いてサービスを提供する際のユーザー管理については、いくつかの方法が提案されている。例えば、IDフェデレーション技術を使用すれば、1人のユーザーが複数のサービスを利用できる環境を提供することが可能である。
例えば、特許文献1に記載の技術は、このIDフェデレーションの基本的な方式に関するものである。すなわち、特許文献1には、サービス提供サイトでのユーザー認証をユーザーID/パスワード(認証情報)により行う場合、認証情報はサービス提供サイトごとに管理されているため、ユーザーはサービス提供サイトごとの認証情報を記憶する必要があり、また、ユーザーが認証情報を忘れた場合、サービス提供サイトへのアクセス中止や認証情報再入手手続きなど、サービス提供サイトでの運用コスト負担も問題となることを課題とし、ユーザー認証管理サイトを設け、各サービス提供サイトで管理しているユーザー認証情報を統合管理することで、ユーザーは1つの認証情報により常にサービス提供サイトへアクセスできるようにすることが開示されている。
また、例えば、特許文献2に記載の技術は、登録した個人情報を他のサービスと共有するための機構に関するものである。すなわち、特許文献2には、利用者が各種サービス機関のサービス提供を受けようとする際に必要となる個人情報の管理を効率化し、利用者の利便性を向上することを課題とし、情報管理機関が各種サービス機関との間及び利用者との間に個人情報授受の契約を締結し、前記利用者の個人情報を一括管理するとともに、前記利用者が前記サービス機関のサービス提供を受ける際に必要に応じて前記サービス機関に対して個人情報を提供することが開示されている。
また、例えば、特許文献3に記載の技術は、コンビニエンスストア等において、ユーザー認証後に画像データをサーバーへ送信する機能に関するものである。すなわち、特許文献3には、ネットワーク接続可能な画像処理装置をコンビニエンスストア等の店舗に設置して、カメラ付き携帯電話等に記録した画像データを容易かつ信頼性の高い方法で保管することを課題とし、画像処理装置は、印刷装置を有する画像処理ユニット、該画像処理ユニットに接続された情報処理ユニットからなり、サーバー装置とネットワークを介して接続され、前記情報処理ユニットは、ユーザーのID情報、指紋データ、顔写真データを含む会員登録情報を記憶した記憶装置、認証手段、アップロード手段を有し、ユーザーから指紋が入力された場合に該指紋データと、記憶装置の指紋データとを照合し、両者が一致した場合に前記指紋データに応じたID情報及び顔写真データを記憶装置から抽出して画面上に表示し、前記ユーザーのカメラ付き携帯電話等の機器に記録された画像データを前記サーバー装置のあらかじめ決められた保管領域にアップロードすることが開示されている。
また、一般に文書データベースに文書を保存する場合や通常のOperating System(OS)のファイルシステムにおいてファイルにIDを付与することは、広く知られている一般的な手法である。
また、例えば、特許文献4に記載の技術は、ブラウザーでホームページを閲覧した履歴をツリー状に構造化して保存・表示する技術に関するものである。すなわち、取得した情報の履歴を、その情報を取得していった経路の空間的なイメージが掴みやすい形で提示できる情報閲覧履歴出力システムを提供することを課題とし、情報取得部は、URL入力部により入力されたURLで指定のコンテンツ情報をインターネットから取得し、HTMLファイル解析部は、その情報の解析を行い、その情報のURL、及びそのタイトルを履歴管理部に送り、履歴管理部は、情報別に、そのURL、タイトル、及びそれが属する経路、その経路上の位置を表すページIDを履歴テーブルに格納し、経路ごとに取得した情報数をカウントして経路テーブルに格納し、取得した情報の履歴は、履歴テーブルに格納したタイトルを、ページIDをもとに決定する位置にツリー状に配置する形で履歴表示部に表示させることが開示されている。
特開2004−078622号公報 特開2001−344379号公報 特開2005−020582号公報 特開2003−044392号公報
しかしながら、実際に情報処理システムを用いてサービスを提供する場合には、ユーザーや文書だけでなく、サービス機能、契約、プリンタ、スキャナ、ユーザークライアント、サーバー等々さまざまな対象を管理する必要がある。さらに、場合によってはユーザーや文書も1種類ではなく、多くの種類となる可能性がある。例えば、自社で管理しているユーザーと顧客企業で管理しているユーザー、スキャン文書や加工済み文書等々である。
また、サービスの提供が多方面にわたり大規模になる場合には、サービスを提供するシステムが分散化することは避けられず、これら分散サブシステムが自律的に動作するように構成する必要がある。
このように大規模で、分散化し、自律的に動作するシステム上で種類の異なる複雑な管理対象であるエンティティを組み合わせてサービスを提供する際には、管理対象に識別子を割り振り、識別子のユニーク性を保証し、効率的に識別子付与対象を保管・検索することは、このようなシステムで実現するサービスの基本となるものである。
また、ユーザーの利便性を考慮すれば、複数の基本的なサービスを組み合わせて、複合的な連携サービスを提供することが要望されている。このような場合において、サービスを有償で提供するためには、ユーザーの連携サービス利用の履歴を詳細に保管し、この履歴を収集して課金情報・原価配賦情報等として利用する必要がある。
本発明は、多種類のエンティティを管理する分散化したシステムにあって、サービスの実行に必要なエンティティに対する識別子の割り振りを効率的に実施でき、履歴の利用を容易にするために提供するサービスの履歴を構造的に取得できるようにした情報処理システム及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[請求項1] カテゴリーを一意に識別できるカテゴリー識別子を受け付けるカテゴリー識別子受付手段と、
識別子空間を排他的な空間に分割するサブスペースを一意に特定できるサブスペース識別子を記憶しているサブスペース記憶手段と、
サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティ識別子を発行するエンティティ識別子発行手段と、
前記サブスペース記憶手段によって記憶されているサブスペース識別子と前記カテゴリー識別子受付手段によって受け付けられたカテゴリー識別子と前記エンティティ識別子発行手段によって発行されたエンティティ識別子とを合成して、識別子空間全体における識別子である共通識別子を生成する共通識別子生成手段と、
前記カテゴリー識別子受付手段に対して、カテゴリー識別子とともに共通識別子の発行を要求し、前記共通識別子生成手段によって生成された共通識別子を受け取り、該共通識別子とエンティティを対応させて記憶するエンティティ記憶手段と、
前記エンティティ記憶手段に記憶されているエンティティを用いて、サービスを提供するサービス提供手段と、
前記サービス提供手段によって提供されるサービスの実行の構造に基づいて、該サービスの履歴を取得するサービス履歴取得手段
を具備することを特徴とする情報処理システム。
[請求項2] 前記サービス提供手段が提供するサービスは、基本的なサービスの組み合わせによる構造を有していること
を特徴とする[請求項1]に記載の情報処理システム。
[請求項3] 前記サービス履歴取得手段によって取得された履歴を記憶する履歴記憶手段と、
履歴を用いて課金計算を行うための課金規則を記憶する課金規則記憶手段と、
前記課金規則記憶手段に記憶されている課金規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から課金計算を行う課金計算手段
をさらに具備することを特徴とする[請求項1]又は[請求項2]に記載の情報処理システム。
[請求項4] 前記課金規則記憶手段は、履歴を用いて原価又は売上の配賦計算を行うための原価売上配賦規則をさらに記憶し、
前記課金計算手段は、前記課金規則記憶手段に記憶されている原価売上配賦規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から原価又は売上の配賦計算を行うこと
を特徴とする[請求項3]に記載の情報処理システム。
[請求項5] コンピュータを、
カテゴリーを一意に識別できるカテゴリー識別子を受け付けるカテゴリー識別子受付手段と、
識別子空間を排他的な空間に分割するサブスペースを一意に特定できるサブスペース識別子を記憶しているサブスペース記憶手段と、
サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティ識別子を発行するエンティティ識別子発行手段と、
前記サブスペース記憶手段によって記憶されているサブスペース識別子と前記カテゴリー識別子受付手段によって受け付けられたカテゴリー識別子と前記エンティティ識別子発行手段によって発行されたエンティティ識別子とを合成して、識別子空間全体における識別子である共通識別子を生成する共通識別子生成手段と、
前記カテゴリー識別子受付手段に対して、カテゴリー識別子とともに共通識別子の発行を要求し、前記共通識別子生成手段によって生成された共通識別子を受け取り、該共通識別子とエンティティを対応させて記憶するエンティティ記憶手段と、
前記エンティティ記憶手段に記憶されているエンティティを用いて、サービスを提供するサービス提供手段と、
前記サービス提供手段によって提供されるサービスの実行の構造に基づいて、該サービスの履歴を取得するサービス履歴取得手段
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
[請求項6] 前記サービス提供手段が提供するサービスは、基本的なサービスの組み合わせによる構造を有していること
を特徴とする[請求項5]に記載の情報処理プログラム。
[請求項7] 前記コンピュータを、
前記サービス履歴取得手段によって取得された履歴を記憶する履歴記憶手段と、
履歴を用いて課金計算を行うための課金規則を記憶する課金規則記憶手段と、
前記課金規則記憶手段に記憶されている課金規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から課金計算を行う課金計算手段
としてさらに機能させることを特徴とする[請求項5]又は[請求項6]に記載の情報処理プログラム。
[請求項8] 前記課金規則記憶手段は、履歴を用いて原価又は売上の配賦計算を行うための原価売上配賦規則をさらに記憶し、
前記課金計算手段は、前記課金規則記憶手段に記憶されている原価売上配賦規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から原価又は売上の配賦計算を行うこと
を特徴とする[請求項7]に記載の情報処理プログラム。
請求項1記載の情報処理システムによれば、多種類のエンティティを管理する分散化したシステムにあって、本構成を有していない場合に比較して、サービスの実行に必要なエンティティに対する識別子の割り振りを効率的に実施でき、履歴の利用を容易にするために提供するサービスの履歴を構造的に取得できるようになる。
請求項2記載の情報処理システムによれば、サービスを基本サービスの組み合わせとして構造化することができ、その構造に合わせて履歴を取得することができるので、本構成を有していない場合に比較して、基本サービスに合わせて履歴を利用することができるようになる。
請求項3記載の情報処理システムによれば、サービスの履歴に対して課金規則を適用することができるので、本構成を有していない場合に比較して、より柔軟な課金処理を行うことができるようになる。
請求項4記載の情報処理システムによれば、サービスの履歴に対して原価売上配賦規則を適用することができるので、本構成を有していない場合に比較して、より柔軟な原価又は売上の配賦処理を行うことができるようになる。例えば、サービス提供が複数部門で行われた場合、その部門間での原価又は売上の配賦処理をより柔軟に行うことができるようになる。
請求項5記載の情報処理プログラムによれば、多種類のエンティティを管理する分散化したシステムにあって、本構成を有していない場合に比較して、サービスの実行に必要なエンティティに対する識別子の割り振りを効率的に実施でき、履歴の利用を容易にするために提供するサービスの履歴を構造的に取得できるようになる。
請求項6記載の情報処理プログラムによれば、サービスを基本サービスの組み合わせとして構造化することができ、その構造に合わせて履歴を取得することができるので、本構成を有していない場合に比較して、基本サービスに合わせて履歴を利用することができるようになる。
請求項7記載の情報処理プログラムによれば、サービスの履歴に対して課金規則を適用することができるので、本構成を有していない場合に比較して、より柔軟な課金処理を行うことができるようになる。
請求項8記載の情報処理プログラムによれば、サービスの履歴に対して原価売上配賦規則を適用することができるので、本構成を有していない場合に比較して、より柔軟な原価又は売上の配賦処理を行うことができるようになる。例えば、サービス提供が複数部門で行われた場合、その部門間での原価又は売上の配賦処理をより柔軟に行うことができるようになる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態を説明する。
本実施の形態は、複数の基本的なサービスを連携して複合的なサービスを提供し、その履歴を構造化して取得するものである。つまり、個別の小さなサービス機能(以下、プリミティブサービスと呼ぶ)を組み合わせて、全体で1つの大きなサービス(以下、連携サービスと呼ぶ)を提供する際に、その履歴をサービスの実行の構造に対応させて抽出する。そして、その抽出した履歴をさまざまな処理(主に会計処理)に適用するものである。
(連携サービス履歴記録装置の全体構成)
図1、図2は、本発明の一実施の形態の概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
以下、利用者として、法人、個人であるユーザー(管理者等を含む)を主に例示して説明する。そして、説明上の記載を簡便にするために、ユーザー等が主体となって動作するように記載する場合もあるが、これはそのユーザー等による操作に応じて、システムが動作するものである。
図1は、本実施の形態の連携サービス履歴記録装置の1つの構成要素である共通ID(IDentification、識別子)発行モジュール6内の概念的なモジュール構成図である。
連携サービス履歴記録装置は、全体が複数の機能単位(サービス提供サーバー15の共通ID発行モジュール6内のサブスペースID2に対応する機能)により構成されている。この機能単位のことを、サブスペースと呼ぶ。ID管理の視点から見ると、サブスペースは装置全体のID空間を複数の排他的な部分空間に分割したものである。そして、このサブスペースごとに一意のID(サブスペースID)が管理者によって割り振られている。
また、従来からあるシステムも共通IDによる論理空間内に包含できるように、このサブスペースをそのシステムに割り振られるようにしてもよい。
また、本連携サービス履歴記録装置は、IDによって同定する対象を管理する装置である。この管理する対象に関する情報(管理する対象が情報そのものである場合には情報そのもの)をエンティティと呼ぶ。具体的には、本実施の形態では、プリミティブ(基本)サービスを実行するスクリプト(script、プログラム)、プリミティブサービスを組み合わせた連携サービスを実行するスクリプト、そのプリミティブサービス又は連携サービスの履歴等を含んでもよい。エンティティの種類をカテゴリーと呼ぶ。カテゴリーには、管理者によって一意に識別できるID(カテゴリーID)が割り振られている。また、カテゴリーIDは、複数の種類(体系、論理的な空間、論理的な領域、対象とする世界、提供するサービス等)を一括に扱うためのものである。
エンティティは、一意に識別できるID(エンティティID)がエンティティID発行モジュール4によって割り振られる。
そして、サブスペースID、カテゴリーID、エンティティIDを含めた全ID空間内におけるエンティティを一意に同定するためのIDを共通IDと呼ぶ。
なお、サブスペースID、カテゴリーIDは、管理者によって割り振られるとしたが、本連携サービス履歴記録装置が一定のアルゴリズム(例えば、発生順に順次番号を割り振る等)によって割り振るようにしてもよい。
共通ID発行モジュール6は、共通ID発行受付モジュール1、サブスペースID2、共通ID生成モジュール3、エンティティID発行モジュール4、発行済エンティティID管理DB5を有している。そして、サブスペースごとに共通ID発行モジュール6がある。
共通ID発行受付モジュール1は、図1に示すように、共通ID生成モジュール3と接続されており、共通ID発行モジュール6の外部からカテゴリーIDとともに共通IDの発行要求を受け付け、共通IDの発行の処理を開始する。
エンティティID発行モジュール4は、図1に示すように、共通ID生成モジュール3、発行済エンティティID管理DB5と接続されており、サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティIDを発行する。
発行済エンティティID管理DB5は、図1に示すように、エンティティID発行モジュール4と接続されており、エンティティIDの一意性を保証するための記録を記憶する。
サブスペースID2は、図1に示すように、共通ID生成モジュール3と接続されており、サブスペースを一意に特定するサブスペースIDである。サブスペースID2は、メモリ等の記憶装置に記憶されている。
共通ID生成モジュール3は、図1に示すように、共通ID発行受付モジュール1、サブスペースID2、エンティティID発行モジュール4と接続されており、サブスペースID2から取り出したサブスペースID、共通ID発行受付モジュール1によって受け付けられたカテゴリーID、エンティティID発行モジュール4によって発行されたエンティティIDを合成して共通IDを生成する。
図2は、連携サービス履歴記録装置の構成を示すモジュール構成図である。
図2に示した連携サービス履歴記録装置は、サービス提供サーバー15、エンティティ配信管理サーバー18、サービス履歴管理サーバー24を有している。これらは、通信回線等であるネットワーク25によって互いに接続されている。なお、サービス提供サーバー15は複数あってもよいし、エンティティ配信管理サーバー18、サービス履歴管理サーバー24も複数あってもよい。また、サービス提供サーバー15、エンティティ配信管理サーバー18、サービス履歴管理サーバー24は、それぞれサーバーとして独立に構成しているが、エンティティ配信管理サーバー18とサービス履歴管理サーバー24とを組み合わせて1つのサーバーとしてもよく、その組み合わせは任意である。
サービス提供サーバー15は、図2に示すように、図1のモジュール構成図で示した共通ID発行モジュール6、共通ID発行要求モジュール7、エンティティ生成モジュール8、プリミティブサービス実行モジュール9、連携サービス実行モジュール10、エンティティ管理モジュール11、履歴送付モジュール12、履歴取得モジュール13、エンティティ保管DB14を有している。
共通ID発行要求モジュール7は、図2に示すように、共通ID発行モジュール6、エンティティ生成モジュール8と接続されており、カテゴリーIDを指定して共通ID発行モジュール6へ共通IDの発行を要求し、共通ID発行モジュール6から共通IDを受け取る。そして、その共通IDをエンティティ生成モジュール8へ渡す。
エンティティ生成モジュール8は、図2に示すように、共通ID発行要求モジュール7、連携サービス実行モジュール10、エンティティ管理モジュール11と接続されており、共通ID発行モジュール6が発行した共通IDを共通ID発行要求モジュール7より受け取り、その共通IDに対して管理対象となるエンティティを生成する。生成したエンティティをエンティティ管理モジュール11を介して、エンティティ保管DB14に保管する。また、連携サービス実行モジュール10によるサービスの実行時にエンティティ生成の指示を受け、エンティティを生成する。
連携サービス実行モジュール10は、図2に示すように、エンティティ生成モジュール8、エンティティ管理モジュール11、履歴取得モジュール13、プリミティブサービス実行モジュール9と接続されており、連携サービスを実行する。その際に、プリミティブサービス実行モジュール9に対して、連携サービスを構成するプリミティブサービスを実行させる指示を行い、連携サービスに必要なエンティティをエンティティ管理モジュール11に対して要求し、また、連携サービスの実行時に生成が必要となったエンティティをエンティティ生成モジュール8に対して指示する。さらに、連携サービス実行モジュール10による連携サービスの実行の履歴を履歴取得モジュール13へ渡す。
エンティティ管理モジュール11は、図2に示すように、エンティティ生成モジュール8、連携サービス実行モジュール10、エンティティ保管DB14と接続されており、エンティティ生成モジュール8により生成されたエンティティをエンティティ保管DB14に保管させ、連携サービス実行モジュール10からの要求に応じて、エンティティ保管DB14から要求されたエンティティを読み出して連携サービス実行モジュール10に渡す等を行ってエンティティ保管DB14を管理する。
プリミティブサービス実行モジュール9は、図2に示すように、連携サービス実行モジュール10と接続されており、連携サービス実行モジュール10からの指示に基づいて、プリミティブサービスを実行する。
エンティティ保管DB14は、図2に示すように、エンティティ管理モジュール11と接続されており、エンティティ生成モジュール8によって生成されたエンティティをエンティティ管理モジュール11を介して保管する。
履歴取得モジュール13は、図2に示すように、連携サービス実行モジュール10、履歴送付モジュール12と接続されており、連携サービス実行モジュール10が実行した連携サービスの履歴を受け取り、一連の構造を有する履歴に変換する。その変換した履歴を履歴送付モジュール12へ渡す。また、連携サービス実行モジュール10が実行した連携サービスの履歴だけでなく、プリミティブサービス実行モジュール9が実行したプリミティブサービスの履歴又は両方の履歴を取得するようにしてもよい。
履歴送付モジュール12は、図2に示すように、履歴取得モジュール13と接続されており、履歴取得モジュール13が取得した履歴をネットワーク25を介してサービス履歴管理サーバー24の履歴収集モジュール19へ送付する。
エンティティ配信管理サーバー18は、図2に示すように、エンティティ配信先管理モジュール16、エンティティ配信先DB17を有している。
エンティティ配信先管理モジュール16は、図2に示すように、エンティティ配信先DB17と接続されており、エンティティ配信先DB17にアクセスし、エンティティの持つサブスペース及びカテゴリーごとの配信先情報を管理する。
エンティティ配信先DB17は、図2に示すように、エンティティ配信先管理モジュール16と接続されており、エンティティの持つサブスペース及びカテゴリーごとの配信先情報を記憶している。
サービス履歴管理サーバー24は、図2に示すように、履歴収集モジュール19、課金ルールDB20、履歴保管DB21、課金計算モジュール22、課金結果送付モジュール23を有している。
履歴収集モジュール19は、図2に示すように、履歴保管DB21と接続されており、各サービス提供サーバー15によるサービスの実行の履歴を収集する。つまり、各サービス提供サーバー15内の履歴送付モジュール12から送付されてくる履歴を受け取る。そして、収集した履歴を履歴保管DB21に保管する。
履歴保管DB21は、図2に示すように、履歴収集モジュール19、課金計算モジュール22と接続されており、履歴収集モジュール19が収集した履歴を受け取り保管する。また、保管した履歴に対して、課金計算モジュール22からアクセスされる。
課金計算モジュール22は、図2に示すように、履歴保管DB21、課金ルールDB20、課金結果送付モジュール23と接続されており、課金ルールDB20に記憶されている課金ルール等に基づいて、履歴保管DB21にアクセスして受け取った履歴情報をもとに一連のサービスの提供に対して課金計算等の処理を実行し、その課金計算処理の結果を社内の部門や協力企業等に対して配賦するための計算を実行する。その計算結果を課金結果送付モジュール23へ渡す。
課金ルールDB20は、図2に示すように、課金計算モジュール22と接続されており、課金計算モジュール22が計算処理するための課金ルール等を記憶している。
課金結果送付モジュール23は、図2に示すように、課金計算モジュール22と接続されており、課金計算モジュール22から配賦計算処理の結果を受け取り、社内の各部門や協力企業である社外のサービス提供者等へ送付する。
図3は、連携サービス履歴記録装置を具体的に実現した場合の設置例を表した図である。
例えば、オフィス等には、複合機(多機能複写機とも呼ばれ、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等の機能を有している、以下、MFP(Multi Function Peripherals)ともいう)等の機器(サービス提供サーバー15)やパーソナルコンピュータ等(サービス提供サーバー15)が配置されている。文字認識サービスを行うサービス提供サーバー15、ストレージサービスを行うサービス提供サーバー15等が、データセンター等に配置されている。そして、これらの装置がネットワーク25の一種であるインターネットによって接続されている。
つまり、このシステムは、オフィス等にある複合機やパーソナルコンピュータ等の機器をユーザーが利用して、オフィス等にある複合機やパーソナルコンピュータ等のサービス提供サーバー15、データセンター等にあるサービス提供サーバー15を連携させ、統合的なサービスを提供する。
例えば、ユーザーは、複合機を用いて文書をスキャンし、そのスキャンした文書の方向補正や文書に対するコメント記入をパーソナルコンピュータを用いて行い、その後、データセンターにあるサービス提供サーバー15を利用して、文字認識処理を行わせ、その結果をストレージサービスを利用して格納するという連携サービスの提供を受けることができる。
(連携サービスの具体例)
図4を用いて、ある連携サービスの例を説明する。
この連携サービスは、図3を用いて説明した連携サービスであり、複合機からスキャンした文書画像情報をユーザーのノートPCで方向の補正をするとともにコメントをつけ、文字認識サーバーで文字認識を実行し、ネットワークストレージへ登録する処理を実行する。
つまり、ユーザーは、まず複合機を使用して紙文書をスキャンする(S−4001)。
次の処理では、ユーザーのノートPCで方向を補正し、コメントをつける(S−4002)。
そして、文字認識サーバーが起動され、スキャンされた文書画像に対して文字認識を行う(S−4003)。
最後に、文字認識の結果がネットワークストレージに登録される(S−4004)。
図5を用いて、サービスが分岐する連携サービスの例を説明する。
この連携サービスでは、複合機からスキャンした文書画像情報をユーザーのノートPCで方向の補正をするとともにコメントをつける。次に、この結果をそのままネットワークストレージへ登録する処理と、文字認識サーバーで文字認識を実行する処理が平行して実施される。文字認識された結果については、最終的にはネットワークストレージへ登録する処理を実行する。
つまり、図4を用いて説明したS−4001とS−4002の処理を行う(S−5001、S−5002)。
次に、2つの処理が平行して実行される。1つの処理は、S−5002でコメントを付けられた文書画像情報をネットワークストレージへ登録する(S−5005)。
もう1つの処理は、S−5002でコメントを付けられた文書画像情報に対して文字認識を行い(S−5003)、その文字認識の結果であるテキスト情報をネットワークストレージへ登録する(S−5006)。
(共通IDの発行)
図6は、共通IDの発行処理例を示したフローチャートである。
共通ID発行要求モジュール7が発行すべき共通IDのカテゴリーIDとともに共通IDの発行依頼を共通ID発行モジュール6へ渡す。
そのカテゴリーID及び共通IDの発行要求は、共通ID発行受付モジュール1の入力となる(ステップS602)。
共通IDの発行要求を受け付けた共通ID発行受付モジュール1は、共通ID生成モジュール3へカテゴリーIDを渡す。
共通ID生成モジュール3は、エンティティID発行モジュール4へエンティティIDの発行を要求する。
エンティティID発行モジュール4は、この共通ID発行モジュール6の管理するサブスペース内のカテゴリーにおいてユニークとなるIDを発行する。
発行済エンティティID管理DB5は、今までに発行したエンティティIDを記憶しており、エンティティID発行モジュール4は、この発行済エンティティID管理DB5が記憶しているエンティティIDと重複しないようにエンティティIDを発行する(ステップS604)。
エンティティIDの発行が終了すると、その発行したエンティティIDを発行済エンティティID管理DB5に記憶させる(ステップS606)。
なお、発行済エンティティID管理DB5は、データベースの形態をとらなくとも、カテゴリーごとの不揮発性のカウンタを持ち、エンティティIDの発行ごとにカウンタをカウントアップするような単純な構成をとることも可能である。
また、図6で示したフローチャートは、エンティティ一般に共通IDを発行させているが、このエンティティには、サービスの実行に必要なスクリプト(プリミティブサービスを実行するためのスクリプト、連携サービスを実行するためのスクリプト)が含まれる。
そして、共通ID生成モジュール3は、サブスペースIDとカテゴリーIDとエンティティIDとを合成して(ステップS608)、共通IDを発行する(ステップS610)。
図7を用いて、サブスペースIDとカテゴリーIDとエンティティIDを合成した共通IDにおける論理構造の例を説明する。サブスペースID、カテゴリーID、エンティティIDの順序に合成して、共通IDを構成しているが、もちろん、これらの順序はあらかじめ決まってさえいれば、どのようなものでもかまわない。
共通IDのデータ構造では、サブスペースID、カテゴリーID、エンティティIDのそれぞれが、長さ情報と実際のIDとの組み合わせで表現される。つまり、サブスペースIDはサブスペースID長とサブスペースID実データからなり、サブスペースID長はサブスペースID実データのデータ長(8ビットを1単位としている、以下同様)を示しており、サブスペースID実データはサブスペースIDの本体(実体)であるデータを示している。カテゴリーIDはカテゴリーID長とカテゴリーID実データからなり、カテゴリーID長はカテゴリーID実データのデータ長を示しており、カテゴリーID実データはカテゴリーIDの本体であるデータを示している。エンティティIDはエンティティID長とエンティティID実データからなり、エンティティID長はエンティティID実データのデータ長を示しており、エンティティID実データはエンティティIDの本体であるデータを示している。
より具体的には、「02−0051 : 02−0003 : 04−000000FF」といった共通IDが生成される。実際には人間が可読となるような区切りは不要であるが、ここでは説明のため、サブスペースID、カテゴリーID、エンティティIDの間の区切りを「:」で表現している。また、ID長とID自体との区切りに「−」を入れ、16進数(8ビットで表現される英数文字であってもよい)で表現している。「02−0051 : 02−0003 : 04−000000FF」は、電子文書保管サービスのためのサブスペースIDとして「0051」(長さ2)が、企業ユーザーのためのカテゴリーIDとして「0003」(長さ2)が、特定のユーザーのエンティティIDとして「000000FF」(長さ4)が割り当てられていると仮定している。そこで、これらを合成し「02−0051 : 02−0003 : 04−000000FF」が共通IDとなる。
(エンティティの生成)
図8は、共通IDを発行しエンティティを生成する処理例を示したフローチャートである。
まず、共通ID発行要求モジュール7が、カテゴリーIDを指定して共通IDの発行を共通ID発行モジュール6に対して要求する(ステップS802)。
カテゴリーIDを受け取った共通ID発行モジュール6は、図6に示したフローチャートによる処理を実行して共通IDを発行する(ステップS804)。
発行された共通IDに対してエンティティ生成モジュール8が、ステップS804で発行された共通IDを受け取り、エンティティを共通IDに付与する(ステップS806)。
そして、エンティティ生成モジュール8はエンティティ管理モジュール11へ、エンティティを付与した共通IDを送付する(ステップS808)。
エンティティ管理モジュール11は、エンティティ配信管理サーバー18内のエンティティ配信先管理モジュール16にエンティティの配信先を問い合わせ、エンティティ配信先情報を参照する(ステップS810)。なお、エンティティ配信先情報は、エンティティ配信先DB17に図9に示す形態で記憶されている。つまり、エンティティ配信先情報は、その番号を表す「No.」、サブスペースID、カテゴリーID、エンティティを保管(又は配信)すべき第1の場所を示す保管先#1、エンティティを保管(又は配信)すべき第2の場所を示す保管先#2を有している。
そしてエンティティ管理モジュール11は、そのエンティティを保管先#1又は保管先#2へ配信する(ステップS812)。
保管先#1又は保管先#2のエンティティ管理モジュール11は、エンティティ保管DB14にエンティティを記憶させる(ステップS814)。保管先が同一のサブスペースの場合もあり(送付したエンティティ管理モジュール11と受信したエンティティ管理モジュール11が同一のサービス提供サーバー15内にある場合)、その場合には、ローカルに記憶することになる。
このようにして生成されたエンティティの例を示す。図10は、ユーザー情報の管理情報エンティティの例を示している。つまり、そのユーザーの姓、名、会社名、業種、部署名、役職等からなるユーザー管理情報に対して、共通ID(図10の1つの例では「02−0001 : 02−0005 : 04−00000001」)が付与されている。
図11は、複合機の管理情報エンティティの例を示している。つまり、その複合機が設置されている設置会社名、業種、部署名等からなる印刷・スキャンサーバー管理情報に対して、共通ID(図11の1つの例では「02−0001 : 02−0001 : 04−000000FF」)が付与されている。
図12は、スキャンイメージエンティティの例を示している。つまり、スキャナで読み取られた画像に対して、共通ID(図12の1つの例では「02−0023 : 02−0010 : 04−00FFDDCC」)が付与されている。
(連携サービスの提供)
図13を用いて、連携サービスを構成する基本的なサービス(プリミティブサービス)のスクリプト例を説明する。このプリミティブサービスのスクリプトは、プリミティブサービス実行モジュール9によって実行されるものである。
プリミティブサービスのスクリプトは、サービスの提供の基本単位であり、特定のサブスペース(サービス提供サーバー15)内での処理を記述したものである。プリミティブサービスのスクリプトは、特定のプラットフォームで実行可能な形態であればどのようなものでもかまわないが、ここでは、サーバーや複合機上で実行するスクリプトを想定している。このプリミティブサービスのスクリプト自体もエンティティとしてエンティティ管理モジュール11によって配信され、各サブスペース(サービス提供サーバー15)のエンティティ保管DB14に記憶される。つまり、図13の例では、共通IDとして、「02−0003 : 02−0E0E : 04−000000FF」が付与されている。なお、カテゴリーIDの「0E0E」は、実行用のスクリプトであることを示している。
図14を用いて、分岐のない連携サービスのスクリプトの例を説明する。
この連携サービスのスクリプトは、処理順を示す「STEP欄」と具体的なスクリプトを示す共通IDのサブセット(共通ID全体でもよい)の「EXEC−ID欄」が対応して記述されている。なお、この連携サービスのスクリプトも共通IDによって識別可能である。「EXEC−ID欄」には、プリミティブサービスのスクリプトの共通IDの他に、連携サービスのスクリプトの共通IDが記述されていてもよい。
この連携サービスは、連携サービス実行モジュール10によって実行される。「EXEC−ID欄」に、プリミティブサービスのスクリプトの共通IDが記述されている場合はプリミティブサービス実行モジュール9に実行させ、連携サービスのスクリプトの共通IDが記述されている場合は連携サービス実行モジュール10がエンティティ管理モジュール11を介して、エンティティ保管DB14からその共通IDが付与されている連携サービスのスクリプトを取り出して、同様のことを繰り返す。
図15を用いて、分岐する連携サービスのスクリプトの例を説明する。記述方法は、図14と同様である。
この連携サービスのスクリプトでは、ステップS3において、ステップS4とステップS6への分岐が記述されている。つまり、ステップS1、ステップS2、ステップS3と進み、その後、ステップS4、ステップS5の処理とステップS6、ステップS7、ステップS8の処理の2つの処理がある。
連携サービスのスクリプトは、説明のために極めて単純化して表現したが、実際にはスクリプト言語(例えば、JavaScript(商標)等)を用いてフローを制御することにより、多重分岐や条件分岐等複雑なフローを記述することが可能である。
図16に示すフローチャートを用いて、複数のプリミティブサービスを連携させて実行する処理例を説明する。
まず、ユーザーによる操作によって、実際に使用しているサービスモジュール(特定のサブスペース)において、図14又は図15に示したような連携サービスのスクリプトのIDが指定され、連携サービスが起動される(ステップS1602)。
連携サービス実行モジュール10は、ステップS1602で指定されたIDを用いて、エンティティ管理モジュール11を介してエンティティ保管DB14内から連携サービススクリプトを取得する(ステップS1604)。
連携サービス実行モジュール10は、現在の再帰呼び出しレベルを取得する(ステップS1606)。ユーザーによる操作によって指定されて実行を開始した場合には、1番目となる。この処理は、連携サービスが再帰的に呼び出される前提であるため、必要な処理である。
次に、連携サービス実行モジュール10はプリミティブサービス実行モジュール9に、連携サービスのスクリプト内の1つの処理であるプリミティブサービスを実行させる(ステップS1608)。
そして、履歴取得モジュール13は、連携サービス実行モジュール10がプリミティブサービス実行モジュール9にプリミティブサービスを実行させたこと、プリミティブサービス実行モジュール9による実行等の履歴を取得し、その履歴を履歴送付モジュール12がサービス履歴管理サーバー24内の履歴収集モジュール19へ送付する(ステップS1610)。なお、履歴取得モジュール13が行う履歴の取得については、図17〜20を用いて後述する。
連携サービスのスクリプトの実行が終了しているか否かを判断する(ステップS1612)。終了している場合はステップS1618の処理へ進み、終了していない場合はステップS1614の処理へ進む。
以上の処理を再帰的に呼び出す。その際、次のプリミティブサービスを実行するサブスペース(サービス提供サーバー15)を取得する。サブスペースID情報は、グループIDから抽出したり、個々のプリミティブサービス内の条件から抽出する場合等がある(ステップS1614)。
そして、連携先のサブスペースにおいて、本フローチャートの処理を再帰的に起動する(ステップS1616)。
当然、この呼び出し先の処理は、ユーザーからの直接の起動ではないので、ステップS1606での再帰呼び出しレベル取得の処理は、2番目以降の値となって実行される。そして、ステップS1608の処理のプリミティブサービス実行処理においても、2番目以降の実行がなされる。
このようにして、最後のスクリプトまで実行した場合には、再帰呼び出しが順次解除され、1番目の呼び出しレベルまで戻って、必要に応じて結果を表示し(ステップS1618)、処理を終了する(ステップS1620)。
ここでは、処理の一例として、再帰呼び出しによる実行を例に説明したが、単純にスクリプトを順次手続き的に実行したり、実行を中央のサーバーで管理しながら実行したりする場合も処理の本質は変わらない。
連携サービスには、ユーザーインタラクションを含むものと含まないものとが存在する。ユーザーインタラクションを含まない連携サービスの場合には、ユーザーはサービスの開始を指示するだけであるが、実際にはユーザーから見えないところで複数のサービスを連携させ、結果をユーザーに提示等する。ユーザーインタラクションを含む場合には、サービスの途中でユーザーとのインタラクションが発生し、ユーザーの意志を確認するステップが含まれることになる。場合によっては、利用するサーバーが変化する場合がある。本実施の形態においては、この両方を含めて連携サービスと位置づけている。
この実施の形態の説明では、説明簡易化のため、ユーザーインタラクションがないサービスを想定して説明したが、プリミティブサービスのスクリプト及び連携サービスのスクリプトにおいて、ユーザーインタラクションを記述することで、ユーザーインタラクションのあるサービスにも対応するようにしてもよい。
図17〜20を用いて、履歴取得モジュール13が行う履歴の取得について説明する。
図17を用いて、履歴取得モジュール13が取得するプリミティブサービス実行モジュール9又は連携サービス実行モジュール10による実行の履歴のフォーマットを説明する。このフォーマットは、特定の目的で取得される履歴ではなく、ユーザーの一般的な活動の履歴として保管するためのものである。具体的には、履歴フィールド名欄、フィールド値欄、説明欄を有している。履歴フィールド名欄には、操作時刻(WHEN−履歴発生時刻)、操作場所(WHERE−履歴発生場所、この場合は、サブスペースIDや複合機等の設置場所)、ユーザー(WHO)、操作対象(WHAT−操作又は使用コンテンツ)、操作事由(WHY−プリミティブサービスID又は連携サービスID)、操作単位(HOW MUCH(UNIT ID)−単位、使用量(HOW MUCH(QTY)−使用量)というユーザーの行動の基本単位の項目があり、その項目の値をフィールド値欄に履歴として保管する。
この履歴情報の具体的なデータを図18に示す。つまり、プリミティブサービスの実行時の8個の履歴情報が表示されている。各履歴情報は、操作時刻、操作場所、ユーザー、操作対象、操作事由、操作単位、及びその操作量の7つの情報からなっている。なお、操作場所、ユーザー、操作対象、操作事由、操作単位は、それぞれ共通IDを用いて表されている。すなわち、これらの情報も共通IDが割り振られており、その共通IDによって管理されている。
具体的には、図18に示す1行目の履歴情報は、操作時刻が「2005/12/10 12:34:56 78」、操作場所が「02−0022 : 02−0004 : 04−0000123」、ユーザーが「02−0001 : 02−0001 : 04−00001023」、操作対象が「02−0003 : 02−00FE : 04−0000FFFF」、操作事由が「02−0003 : 02−0FFF : 04−0000FFAA」、操作単位が「02−0003 : 02−0FFE : 04−0000FFAA」、使用量が「602」である。
履歴取得モジュール13は、図18に示したようなプリミティブサービス又は連携サービスの実行の履歴を連携サービスの実行の構造に基づいて、構造化を行う。なお、図18に示すような表現では可読性が低いので、以下では、「時刻=12:31:11」、「ユーザーID=U−0001」、「サービスID=S−0001」、「使用量=150」といった形態でプリミティブサービス又は連携サービスの実行の履歴を表現する。
図19及び図20を用いて、プリミティブサービス又は連携サービスの実行の履歴を連携サービスの実行の構造に基づいて構造化することについて説明する。なお、図19は図4で示したような連携サービスの履歴を、図20は図5で示したような連携サービスの履歴をそれぞれ示している。
構造化された履歴には、プリミティブサービス又は連携サービスの実行履歴情報(図18で示したような履歴)に加えて「履歴ID」、「LEFT」、「RIGHT」の値を追加する。なお、例示として履歴は時刻(操作時刻)、ユーザー、サービス(操作事由)、使用量(操作量)にしている。「履歴ID」は、履歴に対するID(共通ID又は共通IDのサブセットを用いてもよい)である。「LEFT」及び「RIGHT」は、履歴を2分木のツリー構造で表現するためのデータ構造である。つまり、「LEFT」は次の履歴を順番に記憶し、「RIGHT」は分岐した先の履歴を記憶する。
図19の上部に示す例では、この連携サービスでは分岐がないので、RIGHT欄にはNULLを記入し、LEFT欄に次の履歴を表現する履歴IDを記入し、最終の履歴のLEFT欄にはNULLを記入する。
図20の上部に示す例は、連携サービスが分岐した履歴の例である。2行目の履歴(履歴ID=H−0012)において、LEFT及びRIGHTに履歴IDを記入しており、分岐していることを表している。
図19及び図20ともに、ツリー構造のイメージ図を各図の下部に示している。つまり、履歴ID、サービス、使用量の組を履歴の順番(LEFT欄又はRIGHT欄)に基づいて矢印で表現したものである。
履歴送付モジュール12は、このように構造化した履歴をサービス履歴管理サーバー24内の履歴収集モジュール19へ送付し、履歴収集モジュール19は履歴保管DB21へ保管する。
(ユーザーへの課金処理)
図21に示すフローチャートを用いて、履歴保管DB21に保管されている履歴から、ユーザーへの請求データを発行するための処理例を説明する。
図22は、課金ルールDB20に記憶される、連携サービスの履歴を用いてユーザー課金するための課金ルールを示したものである。この例では、単純に連携サービスで利用したサービスごとの料金表となっている。つまり、サービスIDとその料金が対になって記憶されているテーブルである。
まず、課金計算モジュール22は、特定のユーザーが使用した連携サービスの開始ポイントの履歴を取得する。履歴は、履歴保管DB21に図19又は図20の上部に示すような形態で保管されている(ステップS2102)。
そして、課金計算モジュール22は、図22に示されるような課金ルールを取得する(ステップS2104)。
次に、履歴のツリー構造をたどりながら、個々の実行履歴を順次読み込む(ステップS2106)。
履歴が終了するまでステップS2106の処理を繰り返す(ステップS2108)。履歴に図20に示すような分岐が存在する場合には、すべての分岐をたどる。
履歴構造を読み終わった段階で(ステップS2108でYES)、課金ルールを適用し、図23又は図24に示すようにユーザーごとに課金額を提示する(ステップS2110)。図23は、プリミティブサービスごとの料金を積算した例であり、図24は連携サービスで課金した例である。また、プリミティブサービス単位で課金しておいて、連携サービスとしての割引を加えるといった課金方法も可能である。このように、履歴に連携サービスの実行におけるツリー構造を持たせることによって柔軟な課金処理を行わせる。
この結果を課金結果送付モジュール23が、会計システム等へ送付する(ステップS2112)。
(社内への原価配賦処理)
図25に示すフローチャートを用いて、履歴保管DB21に保管されている履歴から、サービス処理において発生した原価を社内で原価配賦処理するための処理例を説明する。
図26は、課金ルールDB20に記憶される、連携サービスの履歴を用いて原価配賦するための原価配賦ルールを示したものである。つまり、サービスIDごとに配賦額となる原価とその原価の配賦先(部門ID)とが記述されている。
まず、課金計算モジュール22は、特定のユーザーが使用した連携サービスの開始ポイントの履歴を取得する。履歴は、履歴保管DB21に図19又は図20の上部に示すような形態で保管されている(ステップS2502)。
そして、課金計算モジュール22は、図26に示されるような原価配賦ルールを取得する(ステップS2504)。
次に、履歴のツリー構造をたどりながら、個々の実行履歴を順次読み込む(ステップS2506)。
履歴が終了するまでステップS2506の処理を繰り返す(ステップS2508)。履歴に図20に示すような分岐が存在する場合には、すべての分岐をたどる。
履歴構造を読み終わった段階で(ステップS2508でYES)、原価配賦ルールを適用し、原価配賦額を計算し、図27に示すように社内の部門ごとに原価配賦額を提示する(ステップS2510)。この例は、プリミティブサービス単位での単純な加算であるが、ユーザーへの課金処理と同様に、履歴の構造を利用してプリミティブサービス提供の場合と連携サービス提供の場合とで、原価配賦ルールを変更するといった処理を行うようにしてもよい。
この結果を課金結果送付モジュール23が、会計システム等へ送付する(ステップS2512)。
(社外への売上配賦処理)
図28に示すフローチャートを用いて、履歴保管DB21に保管されている履歴から、サービス処理において発生した売上を社外の協力会社等と売上配賦処理するための処理例を説明する。
図29は、課金ルールDB20に記憶される、連携サービスの履歴を用いて売上を配賦するための売上配賦ルールを示したものである。つまり、サービスIDごとに、そのサービスでの売上である料金と複数の配賦先(配賦先ID)及び配賦比率(%)の対とが記述されている。
まず、課金計算モジュール22が特定のユーザーが使用した連携サービスの開始ポイントの履歴を取得する。履歴は、履歴保管DB21に図19又は図20の上部に示すような形態で保管されている(ステップS2802)。
そして、課金計算モジュール22は、図29に示されるような売上配賦ルールを取得する(ステップS2804)。
次に、履歴のツリー構造をたどりながら、個々の実行履歴を順次読み込む(ステップS2806)。
履歴が終了するまでステップS2806の処理を繰り返す(ステップS2808)。履歴に図20に示すような分岐が存在する場合には、すべての分岐をたどる。
履歴構造を読み終わった段階で(ステップS2808でYES)、売上配賦ルールを適用し、売上配賦額を計算し、図30に示すように社外の協力会社ごとに売上配賦額を提示する(ステップS2810)。この例は、プリミティブサービス単位での単純な加算であるが、ユーザーへの課金処理と同様に、履歴の構造を利用してプリミティブサービス提供の場合と連携サービス提供の場合とで、売上配賦ルールを変更するといった処理を行うようにしてもよい。
この結果を課金結果送付モジュール23が、会計システム等へ送付する(ステップS2812)。
(ハードウェア構成等)
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図31に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。共通ID発行要求モジュール7、プリミティブサービス実行モジュール9、連携サービス実行モジュール10、履歴取得モジュール13、エンティティ配信先管理モジュール16、履歴収集モジュール19、課金計算モジュール22等のプログラムを実行するCPU(マイクロプロセッサ)3101と、そのプログラムやデータを記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)3102と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM(リードオンリメモリ)3103と、補助記憶装置であるHD(ハードディスク)3104と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置3106と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置3105と、例えばネットワークを介して他の装置と通信を行うための通信回線インタフェース3107、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス3108により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
なお、図31に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図31に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図31に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(多機能複写機とも呼ばれ、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等の機能を有している)などに組み込まれていてもよい。
前記実施の形態においては、図7、図9〜図15、図17〜図20、図22、図26、図29で示したデータ構造は、これらのデータ構造に限らず他のデータ構造であってもよい。例えば、テーブル構造のものはリンク構造等であってもよい。また、データ項目は、これらに図示したものに限られず、他のデータ項目を有していてもよい。
履歴に構造を持たせたことによって、より複雑な課金処理を実行するようにしてもよい。例えば、フローの分岐やフローのツリー構造の深さ等によって課金を変更する等である。これらについては、課金ルールをそのツリー構造に対応させ、課金計算の際にツリー構造の分析処理を行うことによって、実現することが可能である。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
共通ID発行モジュール内の概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 連携サービス履歴記録装置の構築例を示す説明図である。 連携サービスフロー(分岐なしの場合)の例を示す説明図である。 連携サービスフロー(分岐ありの場合)の例を示す説明図である。 共通IDの発行処理の例を示すフローチャートである。 共通IDの実現構造の例を示す説明図である。 エンティティの生成処理例を示すフローチャートである。 エンティティ配信先DBによって管理される配信先情報の例を示す説明図である。 エンティティ保管DBによって管理されるユーザー情報エンティティの例を示す説明図である。 エンティティ保管DBによって管理される管理情報エンティティの例を示す説明図である。 エンティティ保管DBによって管理されるスキャンイメージ情報エンティティの例を示す説明図である。 プリミティブサービスに関する情報の例を示す説明図である。 連携サービスのスクリプト(分岐なしの場合)の例を示す説明図である。 連携サービスのスクリプト(分岐ありの場合)の例を示す説明図である。 連携サービスを実行する処理の例を示すフローチャートである。 プリミティブサービスの実行履歴のフォーマットを示す説明図である。 プリミティブサービスの実行履歴の例を示す説明図である。 分岐がない場合の連携サービスの実行履歴の例を示す説明図である。 分岐がある場合の連携サービスの実行履歴の例を示す説明図である。 連携履歴からユーザーに対する課金を計算する処理の例を示すフローチャートである。 課金ルールの例を示す説明図である。 課金情報の例(個別サービス利用を積算した場合)を示す説明図である。 課金情報の例(連携サービスに対して料金設定をした場合)を示す説明図である。 原価配賦計算の処理例を示すフローチャートである。 原価配賦ルールを示す説明図である。 原価配賦データの例を示す説明図である。 売上配賦計算の処理例を示すフローチャートである。 売上配賦ルールの例を示す説明図である。 売上配賦データの例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1…共通ID発行受付モジュール
2…サブスペースID
3…共通ID生成モジュール
4…エンティティID発行モジュール
5…発行済エンティティID管理DB
6…共通ID発行モジュール
7…共通ID発行要求モジュール
8…エンティティ生成モジュール
9…プリミティブサービス実行モジュール
10…連携サービス実行モジュール
11…エンティティ管理モジュール
12…履歴送付モジュール
13…履歴取得モジュール
14…エンティティ保管DB
15…サービス提供サーバー
16…エンティティ配信先管理モジュール
17…エンティティ配信先DB
18…エンティティ配信管理サーバー
19…履歴収集モジュール
20…課金ルールDB
21…履歴保管DB
22…課金計算モジュール
23…課金結果送付モジュール
24…サービス履歴管理サーバー
25…ネットワーク

Claims (8)

  1. カテゴリーを一意に識別できるカテゴリー識別子を受け付けるカテゴリー識別子受付手段と、
    識別子空間を排他的な空間に分割するサブスペースを一意に特定できるサブスペース識別子を記憶しているサブスペース記憶手段と、
    サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティ識別子を発行するエンティティ識別子発行手段と、
    前記サブスペース記憶手段によって記憶されているサブスペース識別子と前記カテゴリー識別子受付手段によって受け付けられたカテゴリー識別子と前記エンティティ識別子発行手段によって発行されたエンティティ識別子とを合成して、識別子空間全体における識別子である共通識別子を生成する共通識別子生成手段と、
    前記カテゴリー識別子受付手段に対して、カテゴリー識別子とともに共通識別子の発行を要求し、前記共通識別子生成手段によって生成された共通識別子を受け取り、該共通識別子とエンティティを対応させて記憶するエンティティ記憶手段と、
    前記エンティティ記憶手段に記憶されているエンティティを用いて、サービスを提供するサービス提供手段と、
    前記サービス提供手段によって提供されるサービスの実行の構造に基づいて、該サービスの履歴を取得するサービス履歴取得手段
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記サービス提供手段が提供するサービスは、基本的なサービスの組み合わせによる構造を有していること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記サービス履歴取得手段によって取得された履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    履歴を用いて課金計算を行うための課金規則を記憶する課金規則記憶手段と、
    前記課金規則記憶手段に記憶されている課金規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から課金計算を行う課金計算手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記課金規則記憶手段は、履歴を用いて原価又は売上の配賦計算を行うための原価売上配賦規則をさらに記憶し、
    前記課金計算手段は、前記課金規則記憶手段に記憶されている原価売上配賦規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から原価又は売上の配賦計算を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. コンピュータを、
    カテゴリーを一意に識別できるカテゴリー識別子を受け付けるカテゴリー識別子受付手段と、
    識別子空間を排他的な空間に分割するサブスペースを一意に特定できるサブスペース識別子を記憶しているサブスペース記憶手段と、
    サブスペース内におけるカテゴリー別のエンティティの一意性を保証するエンティティ識別子を発行するエンティティ識別子発行手段と、
    前記サブスペース記憶手段によって記憶されているサブスペース識別子と前記カテゴリー識別子受付手段によって受け付けられたカテゴリー識別子と前記エンティティ識別子発行手段によって発行されたエンティティ識別子とを合成して、識別子空間全体における識別子である共通識別子を生成する共通識別子生成手段と、
    前記カテゴリー識別子受付手段に対して、カテゴリー識別子とともに共通識別子の発行を要求し、前記共通識別子生成手段によって生成された共通識別子を受け取り、該共通識別子とエンティティを対応させて記憶するエンティティ記憶手段と、
    前記エンティティ記憶手段に記憶されているエンティティを用いて、サービスを提供するサービス提供手段と、
    前記サービス提供手段によって提供されるサービスの実行の構造に基づいて、該サービスの履歴を取得するサービス履歴取得手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  6. 前記サービス提供手段が提供するサービスは、基本的なサービスの組み合わせによる構造を有していること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記コンピュータを、
    前記サービス履歴取得手段によって取得された履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    履歴を用いて課金計算を行うための課金規則を記憶する課金規則記憶手段と、
    前記課金規則記憶手段に記憶されている課金規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から課金計算を行う課金計算手段
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記課金規則記憶手段は、履歴を用いて原価又は売上の配賦計算を行うための原価売上配賦規則をさらに記憶し、
    前記課金計算手段は、前記課金規則記憶手段に記憶されている原価売上配賦規則に基づいて、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴から原価又は売上の配賦計算を行うこと
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
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