JP6759538B2 - 駐車支援装置及び駐車支援方法 - Google Patents

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    • B62D6/002Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels

Description

本発明の実施形態は、駐車支援装置及び駐車支援方法に関する。
車両の駐車を支援する技術として、車両に設置された複数のカメラで、車両の周辺環境として撮像された画像データをドライバーに提供する技術が提案されている。その際に、車両の操舵角で将来移動した場合の移動予想軌跡等に基づいて操舵制御を行うことで、駐車等を支援する技術が提案されている。
特開2013−126868号公報
ところで、図16に示すように、従来の移動予想軌跡等に基づいて操舵制御を行うに際しては、駐車目標位置までに不要な切り返しを必要としない舵角に応じた経路としての目標経路RTXRを設定し、この設定された目標経路RTXRに対応させて電動パワーステアリングの舵角を設定する構成を採っていた。
したがって、電動パワーステアリングの舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れが生じると、破線で示す目標経路RTXRに対して実線で示す実経路(移動経路RTXRP)となり、本来であれば不要な切り返しが増えてしまうという虞があった。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電動パワーステアリングの舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行うことが可能な駐車支援装置及び駐車支援方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための実施形態の駐車支援装置は、電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する設定部と、前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成する生成部と、前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う制御部と、を備え、前記生成部は、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第1算出部と、タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第2算出部と、前記第1算出部が算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第1経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第1経路補正部と、前記第2算出部が算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第2経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第2経路補正部と、を有し、前記第1経路補正部が補正した移動経路及び前記第2経路補正部が補正した移動経路に基づいて舵角変化カーブに相当する前記制御データを生成する。
上記構成によれば、電動パワーステアリングの舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行える。
ここで、実施形態にかかる駐車支援装置において、前記第2算出部は、前記車両の車体速度に基づいて、前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出し、さらに、前記設定された移動経路、前記駐車支援による前記車両の移動を開始してからの前記車両の移動距離及び前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に基づいて前記第2経路補正データを生成するデータ生成部を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、駐車支援による車両の移動を開始してからの車両の移動距離及び車体速度に対応するタイヤ角の応答遅れに起因する車両の移動距離不足量に基づいて舵角変化カーブに相当する制御データを生成するので、実際の車両の移動状態に応じて目標経路と実経路との間のずれを抑制できる。
また、前記第1算出部は、前記車両の車体速度及び前記車両の加速度に基づいて、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出し、前記データ生成部は、前記設定された移動経路、前記駐車支援による前記車両の移動を開始してからの前記車両の移動距離、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量及び前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に基づいて前記第1経路補正データを生成するようにしてもよい。
上記構成によれば、電動パワーステアリングの応答遅れ及びタイヤ角の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制でき、より一層のずれ抑制がなされる。
また、電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する設定部と、前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成するに際し、前記車両の走行状態が同一の状態における前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に対応する第1補正経路及び前記タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に対応する第2補正経路を用いて、前記制御データを生成する生成部と、前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う制御部と、を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、電動パワーステアリングの応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれ及びタイヤ角の応答遅れに対応する目標経路と実経路との間のずれの補正動作が相反する動作となることがないので、なめらかに車両を移動させることができ、ユーザが違和感を覚えることのない駐車支援が行える。
また、前記生成部は、路面とタイヤとの間に発生する路面−タイヤ間トルクと、タイヤの応答遅れ分の移動距離不足量と、の間の相関関係に基づいて、前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出するようにしてもよい。
上記構成によれば、車体速度に対応する路面−タイヤ間トルクに従って最適な目標経路と実経路との間のずれを抑制できる。
また、電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する設定部と、前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角の応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成する生成部と、前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う制御部と、を備え、前記生成部は、前記車両の車体速度及び前記車両の加速度に基づいて、前記電動パワーステアリングに起因する前記車両の移動距離不足量を算出するステアリング遅れ算出部と、前記ステアリング遅れ算出部が算出した前記車両の移動距離不足量に対応する経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う経路補正部と、前記経路補正部が補正した移動経路に基づいて舵角変化カーブに相当する前記制御データを生成するようにしてもよい。
上記構成によれば、駐車支援による車両の移動を開始してからの車両の移動距離及び電動パワーステアリングの応答遅れに起因する車両の移動距離不足量に基づいて舵角変化カーブに相当する制御データを生成するので、実際の車両の移動状態に応じて目標経路と実経路との間のずれを抑制できる。
電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援を行う駐車支援装置で実行される駐車支援方法であって、電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する過程と、前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成する過程と、前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う過程と、を備え、制御データを生成する過程は、前記電動パワーステアリングに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第1過程と、タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第2過程と、前記第1過程において算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第1経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第3過程と、前記第2過程において算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第2経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第4過程と、を有し、前記第3過程において補正した移動経路及び前記第4過程において補正した移動経路に基づいて舵角変化カーブに相当する前記制御データを生成する。
上記構成によれば、電動パワーステアリングの舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行える。
図1は、実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の車両の例示的な平面図(俯瞰図)である。 図3は、実施形態の車両のダッシュボードの一例の車両後方からの視野での図である。 図4は、実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。 図5は、第1実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。 図6は、実施形態の概要処理フローチャートである。 図7は、駐車可能領域検出の説明図である。 図8は、障害物の反射部の説明図である。 図9は、駐車可能領域の説明図である。 図10は、移動経路の設定例の説明図である。 図11は、路面とタイヤとの間のトルクの説明図である。 図12は、タイヤ遅れ分の移動距離の説明図である。 図13は、EPS制御データの概念説明図である。 図14は、駐車支援制御処理の処理フローチャートである。 図15は、駐車支援制御処理時の表示例の説明図である。 図16は、第1実施形態の効果の説明図である。 図17は、第2実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。 図18は、第3実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。 図19は、並列後退入庫における駐車支援の説明図である。 図20は、縦列後退入庫における駐車支援の説明図である。 図21は、縦列前進出庫における出庫支援の説明図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうちの少なくとも一つを得ることが可能である。
本実施形態の車両1は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であってもよいし、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。また、車両1は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載することができる。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウト等は、種々に設定することができる。
図1は、実施形態の車両の車室の一部が透視された状態が示された例示的な斜視図である。
図2は、実施形態の車両の例示的な平面図(俯瞰図)である。
図1に例示されるように、車体2は、不図示の乗員が乗車する車室2aを構成している。車室2a内には、乗員としてのドライバーの座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。
操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールであり、加速操作部5は、例えば、ドライバーの足下に位置されたアクセルペダルであり、制動操作部6は、例えば、ドライバーの足下に位置されたブレーキペダルであり、変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。なお、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等は、これらには限定されない。
また、車室2a内には、表示出力部としての表示装置8や、音声出力部としての音声出力装置9が設けられている。表示装置8は、例えば、LCD(liquid crystal display)や、OELD(organic electroluminescent display)等である。音声出力装置9は、例えば、スピーカである。また、表示装置8は、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部10で覆われている。乗員は、操作入力部10を介して表示装置8の表示画面に表示される画像を視認することができる。また、乗員は、表示装置8の表示画面に表示される画像に対応した位置において手指等で操作入力部10を触れたり押したり動かしたりして操作することで、操作入力を実行することができる。これら表示装置8や、音声出力装置9、操作入力部10等は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向すなわち左右方向の中央部に位置されたモニタ装置11に設けられている。モニタ装置11は、スイッチや、ダイヤル、ジョイスティック、押しボタン等の不図示の操作入力部を有することができる。また、モニタ装置11とは異なる車室2a内の他の位置に不図示の音声出力装置を設けることができるし、モニタ装置11の音声出力装置9と他の音声出力装置から、音声を出力することができる。なお、モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムやオーディオシステムと兼用されうる。
また、車室2a内には、表示装置8とは別の表示装置12(図3参照)が設けられている。
図3は、実施形態の車両のダッシュボードの一例の車両後方からの視野での図である。
図3に例示されるように、表示装置12は、例えば、ダッシュボード24の計器盤部25に設けられ、計器盤部25の略中央で、速度表示部25aと回転数表示部25bとの間に位置されている。表示装置12の画面の大きさは、表示装置8の画面(図1)の大きさよりも小さい。この表示装置12には、主として車両1の駐車支援に関する情報を示す画像が表示されうる。表示装置12で表示される情報量は、表示装置8で表示される情報量より少なくてもよい。表示装置12は、例えば、LCDや、OELD等である。なお、表示装置8に、表示装置12で表示される情報が表示されてもよい。
また、図1及び図2に例示されるように、車両1は、例えば、四輪自動車であり、左右二つの前輪3Fと、左右二つの後輪3Rとを有する。これら四つの車輪3は、いずれも転舵可能に構成されうる。
図4は、実施形態の駐車支援システムの構成の例示的なブロック図である。
図4に例示されるように、車両1は、少なくとも二つの車輪3を操舵する電動パワーステアリングシステム(以下、単にEPSという)13を有している。EPS13は、アクチュエータ13aと、トルクセンサ13bとを有する。EPS13は、ECU14(electronic control unit)等によって電気的に制御されて、アクチュエータ13aを動作させる。以下の説明においては、EPS13は、電動パワーステアリングシステムや、SBW(steer by wire)システム等である。EPS13は、アクチュエータ13aによって操舵部4にトルク、すなわちアシストトルクを付加して操舵力を補ったり、アクチュエータ13aによって車輪3を転舵したりする。この場合、アクチュエータ13aは、一つの車輪3を転舵してもよいし、複数の車輪3を転舵してもよい。また、トルクセンサ13bは、例えば、ドライバーが操舵部4に与えるトルクを検出する。
また、図2に例示されるように、車体2には、複数の撮像部15として、例えば四つの撮像部15a〜15dが設けられている。撮像部15は、例えば、CCD(charge coupled device)やCIS(CMOS image sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで動画データを出力することができる。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には例えば140°〜190°の範囲を撮影することができる。また、撮像部15の光軸は斜め下方に向けて設定されている。よって、撮像部15は、車両1が移動可能な路面や車両1が駐車可能な領域を含む車体2の周辺の外部の環境を逐次撮影し、撮像画像データとして出力する。
撮像部15aは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置され、リヤトランクのドア2hの下方の壁部に設けられている。撮像部15bは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置され、右側のドアミラー2gに設けられている。撮像部15cは、例えば、車体2の前側、すなわち車両前後方向の前方側の端部2cに位置され、フロントバンパー等に設けられている。撮像部15dは、例えば、車体2の左側、すなわち車幅方向の左側の端部2dに位置され、左側の突出部としてのドアミラー2gに設けられている。ECU14は、複数の撮像部15で得られた画像データに基づいて演算処理や画像処理を実行し、より広い視野角の画像を生成したり、車両1を上方から見た仮想的な俯瞰画像を生成したりすることができる。なお、俯瞰画像は、平面画像とも称されうる。
また、ECU14は、撮像部15の画像から、車両1の周辺の路面に示された区画線等を識別し、区画線等に示された駐車区画を検出(抽出)する。
また、図1及び図2に例示されるように、車体2には、複数の測距部16,17として、例えば四つの測距部16a〜16dと、八つの測距部17a〜17hとが設けられている。測距部16,17は、例えば、超音波を発射してその反射波を捉えるソナーである。ソナーは、ソナーセンサ、あるいは超音波探知器とも称されうる。ECU14は、測距部16,17の検出結果により、車両1の周囲に位置された障害物等の物体の有無や当該物体までの距離を測定することができる。すなわち、測距部16,17は、物体を検出する検出部の一例である。なお、測距部17は、例えば、比較的近距離の物体の検出に用いられ、測距部16は、例えば、測距部17よりも遠い比較的長距離の物体の検出に用いられうる。また、測距部17は、例えば、車両1の前方および後方の物体の検出に用いられ、測距部16は、車両1の側方の物体の検出に用いられうる。
また、図4に例示されるように、駐車支援システム100では、ECU14や、モニタ装置11、EPS13、測距部16,17等の他、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等が、電気通信回線としての車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。
車内ネットワーク23は、例えば、CAN(controller area network)として構成されている。ECU14は、車内ネットワーク23を通じて制御信号を送ることで、EPS13、ブレーキシステム18等を制御することができる。また、ECU14は、車内ネットワーク23を介して、トルクセンサ13b、ブレーキセンサ18b、舵角センサ19、測距部16、測距部17、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22等の検出結果や、操作入力部10等の操作信号等を、受け取ることができる。
ECU14は、図4に示すように、例えば、CPU14a(central processing unit)や、ROM14b(read only memory)、RAM14c(random access memory)、表示制御部14d、音声制御部14e、SSD14f(solid state drive、フラッシュメモリ)等を有している。
CPU14aは、例えば、表示装置8,12で表示される画像に関連した画像処理や、車両1の移動目標位置の決定、車両1の移動経路の演算、物体との干渉の有無の判断、車両1の自動制御、自動制御の解除等の、各種の演算処理および制御を実行することができる。CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムにしたがって演算処理を実行することができる。
RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。また、表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15で得られた画像データを用いた画像処理や、表示装置8,12で表示される画像データの合成等を実行する。また、音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、音声出力装置9で出力される音声データの処理を実行する。また、SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもデータを記憶することができる。
なお、CPU14aや、ROM14b、RAM14c等は、同一パッケージ内に集積されうる。また、ECU14は、CPU14aに替えて、DSP(digital signal processor)等の他の論理演算プロセッサや論理回路等が用いられる構成であってもよい。また、SSD14fに替えてHDD(hard disk drive)が設けられてもよいし、SSD14fやHDDは、ECU14とは別に設けられてもよい。
ブレーキシステム18は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(anti-lock brake system)や、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:electronic stability control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(brake by wire)等である。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aを介して、車輪3ひいては車両1に制動力を与える。
また、ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差などからブレーキのロックや、車輪3の空回り、横滑りの兆候等を検出して、各種制御を実行することができる。ブレーキセンサ18bは、例えば、制動操作部6の可動部の位置を検出するセンサである。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出することができる。ブレーキセンサ18bは、変位センサを含む。
舵角センサ19は、例えば、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ19は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU14は、ドライバーによる操舵部4の操舵量や、自動操舵時の各車輪3の操舵量等を、舵角センサ19から取得して各種制御を実行する。なお、舵角センサ19は、操舵部4に含まれる回転部分の回転角度を検出する。舵角センサ19は、角度センサの一例である。
アクセルセンサ20は、例えば、加速操作部5の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ20は、加速操作部5の可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ20は、変位センサを含む。
シフトセンサ21は、例えば、変速操作部7の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ21は、変速操作部7の可動部としての、レバーや、アーム、ボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ21は、変位センサを含んでもよいし、スイッチとして構成されてもよい。
車輪速センサ22は、車輪3の回転量や単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ22は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ22は、例えば、ホール素子などを用いて構成されうる。ECU14は、車輪速センサ22から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。なお、車輪速センサ22は、ブレーキシステム18に設けられている場合もある。その場合、ECU14は、車輪速センサ22の検出結果をブレーキシステム18を介して取得する。
なお、上述した各種センサやアクチュエータの構成や、配置、電気的な接続形態等は、一例であって、種々に設定(変更)することができる。
本実施形態では、ECU14は、ハードウェアとソフトウェア(制御プログラム)が協働することにより、駐車支援装置としての機能の少なくとも一部を実現している。
[1]第1実施形態
図5は、第1実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。
第1実施形態のECU14におけるEPS制御機能200は、図5に示すように、駐車支援時における車体速度CV、車体加速度CA及び走行距離(駐車支援中の車両の移動距離)CLを出力する自車位置推定部201と、車体速度CV及び車体加速度CAに基づいてEPS13の動作タイムラグに起因するEPS遅れ分の移動距離不足量MEを算出するEPS遅れ分移動距離算出部202と、車体速度CVに基づいてタイヤの向き変更の動作タイムラグに起因するタイヤ遅れ分の移動距離不足量MTを算出するタイヤ遅れ分移動距離算出部203と、移動距離CLに移動距離不足量ME及び移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードフォワードデータRFFを出力する第1加算部204と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、移動距離CLに移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードバックデータRFBとして出力する第2加算部205と、駐車支援時の車両1の移動経路を設定して設定移動経路データSRとして出力する経路計画部206と、設定移動経路データSRを経路補正フィードフォワードデータRFFに基づいて補正を行い第1補正経路データCR1として出力する第1経路補正部207と、第1補正経路データCR1に対応する経路の曲率を舵角に変換した第1舵角データWA1を出力する第1曲率/舵角マップ208と、第1舵角データWA1による舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第1なまし舵角データFWA1を出力するなまし処理部209と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、設定移動経路データSRを経路補正フィードバックデータRFBに基づいて補正を行い第2補正経路データCR2して出力する第2経路補正部210と、第2補正経路データCR2に対応する経路の曲率を舵角に変換した第2舵角データWA2を出力する第2曲率/舵角マップ211と、第2舵角データWA2による舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第2なまし舵角データFWA2を出力するなまし処理部212と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、第2なまし舵角データFWA2と実際にEPS13が出力した舵角データWAとの偏差SBを算出し、出力する減算部213と、偏差SBに基づいて舵角データWAのPI(比例積分)制御を行うためのフィードバックデータFBを生成し出力するPI制御部214と、第1なまし舵角データFWA1及びフィードバックデータFBを加算してEPS制御データECを出力する第3加算部215と、EPS制御データECの変化により自車両の乗員(ドライバを含む)の乗り心地が低下しないように急激な舵角変化を抑制するためにEPS制御データECの変化量を調整して調整EPS制御データECCをEPS13に出力する変化量調整部216と、を備えている。
次に第1実施形態の動作を説明する。
図6は、実施形態の概要処理フローチャートである。
本第1実施形態の動作説明においては、前進誘導並列後退入庫を例として説明する。
まず、ECU14は、駐車可能領域検出(障害物検出)を行う(ステップS11)。
図7は、駐車可能領域検出の説明図である。
図8は、障害物の反射部の説明図である。
具体的には、測距部16c、16dは、所定のサンプリングタイミングごとに他の車両300等の障害物までの距離を算出し、障害物の反射部S(音波等の反射点の集合)に対応するデータとして出力する。出力されたデータは、たとえば、出力周期毎にRAM14cに記憶される。
そして、ECU14は、測距部16c、16dの出力データに基づいて、車両1の左右両側方に位置する駐車可能領域301(図9参照)をそれぞれ独立に検出する。
ここでは、理解の容易のため、車両1の左側方における駐車可能領域301の検出方法について説明する。
図9は、駐車可能領域の説明図である。
ECU14は、障害物に対応する出力データが第一の所定長さに相当する期間以上出力され、且つ、その後、車両1が駐車可能な領域として必要な最小幅に相当する第二の所定長さ以上の期間、障害物が存在しない(障害物までの距離が、車両の駐車に必要な車両前後方向の長さ以上の場合を含む)場合に対応する出力データが出力された場合、駐車可能領域301が存在すると判断する。
また、ECU14は、車両1の後方を撮像する撮像部15aの出力した撮像データに基づいて、地面、路面等の走行面に設けられた白線等の駐車区画線102を検出する。より詳細には、ECU14は、車両1の後進過程や前進過程、停止時に撮像部15a〜15dにより出力された撮像データを用いてエッジ抽出を行うことで駐車区画線102を検出している。
続いて、ECU14は、操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされたか否かを判別する(ステップS12)。
ステップS12の判別において、未だ操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされていない場合には(ステップS12;No)、待機状態となる。
ステップS12の判別において、操作部14gを介して駐車支援モードへの移行指示がなされた場合には(ステップS12;Yes)、ECU14は、経路計画部206として機能し、車両1の移動目標位置(駐車目標位置)305を決定する(ステップS13)。
続いて、ECU14は、経路計画部206として機能し、車両1の移動目標位置305への目標経路RTXを設定して設定移動経路データSRを第1経路補正部207及び第2経路補正部210に出力する(ステップS14)。
図10は、移動経路の設定例の説明図である。
図10においては、説明の簡略化のため、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置が一カ所の移動経路である場合について説明する。
図10の目標経路RTXは、車両1の駐車支援制御処理開始時の初期位置P1(後輪3Rの車軸の中点位置に対応)から、操舵部4としてのステアリングホイールを右に所定量切って、前進し、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置P2に向かい、切り返し位置P2で制動操作部6としてのブレーキを踏んで、停車し、ギアを後進(バック)にチェンジし、操舵部4としてのステアリングホイールを左に切りつつ、移動目標位置(駐車目標位置)305に向かう構成となっている。
そして、例えば、後輪3Rの車軸の中点位置が、移動目標位置(駐車目標位置)305内の移動目標地点P3に至るように制御される。
一方、ECU14は、自車位置推定部201として機能し、駐車支援時における車体速度CV、車体加速度CA及び走行距離(駐車支援中の車両の移動距離)CLを出力する。
続いてECU14は、EPS遅れ分移動距離算出部202として機能し、車体速度CV及び車体加速度CAに基づいてEPS13の動作タイムラグに起因するEPS遅れ分の移動距離不足量MEを算出する。
これと並行してECU14は、タイヤ遅れ分移動距離算出部203として機能し、車体速度CVに基づいてタイヤの向き変更の動作タイムラグに起因するタイヤ遅れ分の移動距離不足量MTを算出する。
この場合において、移動距離不足量ME及び移動距離不足量MTの算出にあたっては、それらの算出タイミングを合わせる必要がある。すなわち、同一条件下(車両1の走行状態が同一の状態)の移動距離において算出を行う必要がある。より具体的には、車両1の同一の移動距離CLに同期させて算出を行わせなければならない。
これは、もし仮に移動距離不足量ME及び移動距離不足量MTの算出が異なる移動距離CLに相当するものであった場合には、補正方向が異なってステアリングホイールがカクカクと動いてしまい、ユーザが違和感を覚える可能性があるからである。
ここで、タイヤ遅れ分移動距離算出部203として機能を実現するために考慮すべき点について説明する。
図11は、路面とタイヤとの間のトルクの説明図である。
図11に示すように、路面とタイヤとの間のトータルのトルク(路面−タイヤ間トルクTRT)の大きさは、路面とタイヤとの間の摩擦力に起因する摩擦トルクTFRと、ステアリングホイールを戻そうとするセルフアライニングトルクTSAと、の和で表すことが可能である。
すなわち、摩擦トルクTFRについては、車体速度が低い場合には、路面との摩擦力でステアリングホイールが重く感じ、車体速度が高い場合には、ステアリングホイールは軽く感じることとなる。
しかしながらセルフアライニングトルクTSAについては、車体速度が低い場合には、ステアリングホイールを戻そうとする力は小さいが、車体速度が高くなるにつれて、ステアリングホイールを戻そうとする力が大きくなる。
したがって、路面−タイヤ間トルクTRTは、図10に示すように、車体速度が高くなるに従って、U字形状をなして変化することとなる。
図12は、タイヤ遅れ分の移動距離の説明図である。
そこで、本実施形態においては、路面とタイヤとの間に発生する路面−タイヤ間トルクTRTと、タイヤの応答遅れ分の移動量と、の間に相関があるとして、タイヤ遅れ分の移動距離不足量MTは、例えば、図12に示すように、車体速度=28cm/s以下においては、タイヤ遅れ分の移動距離不足量MT=50mmとし、車体速度=140cm/s以上においては、タイヤ遅れ分の移動距離不足量MT=30mmとし、車体速度=28〜140cmの範囲においては、車体速度に比例する距離とし、例えば、車体速度84cm/sでは、タイヤ遅れ分の移動距離不足量MT=40mmとなるようにしている。
このようにすることにより、タイヤ遅れ分の移動距離については、実効的にキャンセル可能となっている。
ところで、タイヤ遅れ分の移動距離は、ステアリングホイールの切り増し側と、切り戻し側では、異なる。すなわち、切り戻し側がタイヤ遅れ分の移動距離は少ないので、ステアリングホイールの切り増し側と、切り戻し側とでタイヤ遅れ分が異なるように複数のマップ(データテーブル)を設け、切り替えるようにすることも可能である。
続いてECU14は、第1加算部204として機能し、移動距離CLに移動距離不足量ME及び移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードフォワードデータRFFを出力する。
さらにECU14は、第2加算部205として機能し、移動距離CLに移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードバックデータRFBとして出力する。
次にECU14は、第1経路補正部207として機能し、設定移動経路データSRを経路補正フィードフォワードデータRFFに基づいて補正を行い第1補正経路データCR1として出力する。
続いてECU14は、SSD14f内に予め格納されたテーブルを参照して、第1曲率/舵角マップ208として機能し、第1補正経路データCR1に対応する経路(を構成する連続した複数の円弧)の曲率を舵角に変換した第1舵角データWA1を出力する。
すなわち、第1補正経路データCR1に対応する経路は、半径rの異なる円弧(ただし、直線部分は、r=∞として扱う)が連続した図形として取り扱えるので、各円弧に相当する舵角に順次変換されて、第1舵角データWA1として出力される。
次にECU14は、なまし処理部209として、第1舵角データWA1による舵角変化がなめらかになるように、すなわち、操舵部4としてのステアリングホイールをなめらかに動かしたような状態となるように、第1舵角データWA1を補正(補間処理)するなまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第1なまし舵角データFWA1を出力する。
一方、ECU14は、第2経路補正部210として機能し、設定移動経路データSRを経路補正フィードバックデータRFBに基づいて補正を行い、第2補正経路データCR2して出力する。
続いてECU14は、SSD14f内に予め格納されたテーブルを参照して、第2曲率/舵角マップ211として機能し、第1舵角データWA1の出力処理と同様に、第2補正経路データCR2に対応する経路(を構成する連続した複数の円弧)の曲率を順次舵角に変換した第2舵角データWA2を出力する。
次にECU14は、なまし処理部212として、なまし処理部209と同様の処理により、第2舵角データWA2による舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第2なまし舵角データFWA2を出力する。
続いて、ECU14は、減算部213として機能し、第2なまし舵角データFWA2と実際にEPS13が出力した舵角データWAとの偏差SBを算出し、出力する。
そして、ECU14は、PI制御部214として機能し、算出した偏差SBに基づいて舵角データWAのPI(比例積分)制御を行うためのフィードバックデータFBを生成し出力する。
次にECU14は、第3加算部215として機能し、第1なまし舵角データFWA1及びフィードバックデータFBを加算して、駐車支援時の舵角変化カーブに相当するEPS制御データECを出力する。
そして、変化量調整部216は、EPS制御データECの変化により自車両の乗員(ドライバを含む)の乗り心地が低下しないように急激な舵角変化を抑制するためにEPS制御データECの変化量を調整して調整EPS制御データECCをEPS13に出力することとなる。
図13は、EPS制御データの概念説明図である。
図13に示すように、EPS制御データECは、経路計画部206が生成し、出力した駐車支援時の車両1の目標経路RTX(図10参照)に相当する設定移動経路データSRに対応する舵角変化カーブ(目標舵角変化カーブ)に対して、EPS13の応答遅れ分及びタイヤ角の応答遅れ分を見越した時間tf(=可変値)だけ早く出力される舵角変化カーブ(先出し目標舵角変化カーブ)に相当するものとなっている。
すなわち、EPS制御データECがEPS13の応答遅れ分及びタイヤ角の応答遅れ分を考慮しているため、実効的には、EPS13の応答遅れ及びタイヤ角の応答遅れがないものとして制御がなされることとなるため、車両1の実経路を目標経路とほぼ一致させることが可能となっている。
そして、ステップS14の処理において、目標経路RTXを決定するとECU14は、駐車支援制御に移行する(ステップS15)。
図14は、駐車支援制御処理の処理フローチャートである。
まず、ECU14は、車両1が移動経路に沿って移動目標位置である駐車目標位置へ移動するよう、車両1の各部を制御するために、自動操舵を行う自動操舵モードを開始する(ステップS21)。
この自動操舵モードにおいて、ドライバーは、操舵部4の操作、具体的には、ステアリングホイールの操作は行う必要は無い。また、駐車支援制御処理時の車両1の前進駆動力及び後進駆動力は、加速操作部5の操作であるアクセルペダルの踏み込み操作を行うことなく、エンジンの駆動力が伝達されるクリーピングを利用している。
したがって、ドライバーは、表示装置12の表示に従って、制動操作部6としてのブレーキペダル及び変速操作部7としてのシフトレバーの操作を行うだけとなる。
続いて、移動制御部145は、自車位置を検出する(ステップS22)。
具体的には、ECU14による自車位置の検出は、舵角センサ19により検出された操舵部4の操舵量及び車輪速センサ22により検出された車速に基づいて初期位置P1からの移動量である距離及び方向を算出して検出することとなる。
これにより、ECU14は、設定経路と自車位置との比較を行い(ステップS23)、出力情報決定部146として、車両の状態情報及びドライバーに対する操作指示を決定し、表示装置12に表示する(ステップS24)。
図15は、駐車支援制御処理時の表示例の説明図である。
表示装置12の表示画面は、大別すると、駐車支援に関する各種情報を表示する駐車支援情報表示領域12Aと、予め選択された各種情報を表示する選択情報表示領域12Bと、オドメータあるいはトリップメータの情報を表示可能な走行距離情報表示領域12Cと、を備えている。
駐車支援情報表示領域12Aは、駐車支援(Intelligent Parking Assist:IPA)が作動している場合にその旨を表示する駐車支援表示領域12A1、自動操舵モード中に自動操舵モードであることを示すシンボルが表示される自動操舵シンボル表示領域12A2と、ドライバーに対する操作指示を表示する操作指示表示領域12A3と、測距部16、17により車両1の周囲の所定距離範囲内に障害物が位置している場合に当該障害物の位置する方向を表す障害物表示領域12A4と、を備えている。
上記構成において、図15に示すように、操作指示表示領域12A3には、制動操作部6としてのブレーキの操作指示を行う際に点灯状態とされる制動操作シンボル12A31が表示され、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置までの距離の目安、あるいは、移動目標位置までの距離の目安を全点灯状態から段階的に消灯状態に移行して表示する距離目安シンボル12A32が表示され、ドライバーへの指示内容を表示する指示表示領域12A33が表示される。
すなわち、図15の場合においては、駐車支援が作動し、自動操舵モードで有り、操舵部4としてのステアリングホイールの切り返し位置P2、あるいは、移動目標位置としての駐車目標地点P3までの距離がまだ100%近く残っており、ドライバーに対して、制動操作部6としてのブレーキペダルの踏み込みを止めて、クリーピングによる前進を行うようにという指示内容が表示されている。
続いてECU14は、移動制御部145として機能し、自車位置が目標位置としての駐車目標地点P3に至ったか否かを判別する(ステップS25)。
この場合においては、ステップS25の判別において、未だ自車位置が目標位置としての駐車目標地点P3に至っていないと判別されるので(ステップS25;No)、ECU14は、再び、移動経路決定部144として機能し、移動経路の再計算を行い、移動経路を再設定する(ステップS26)。
これは、車両1は、路面状況等により上述した路面とタイヤとの間に発生する路面−タイヤ間トルクTRT等が変化し、必ずしも設定した目標経路RTXに従って進める訳ではないので、実際の状況に合わせてより最適な移動経路を保つためである。
そして、ECU14は、処理を再びステップS22に移行し、自車位置を検出し(ステップS22)、設定経路と比較し(ステップS23)、状態情報及び操作指示情報を表示装置12の表示画面に表示しつつ(ステップS24)、ステップS25の判別において、目標位置である駐車目標地点P3に至ると(ステップS25;Yes)、自動操舵モードを解除し(ステップS27)、駐車支援処理の終了を指示表示領域12A33に表示して駐車支援処理を終了する。
図16は、第1実施形態の効果の説明図である。
図16に示すように、第1実施形態によれば、駐車支援を行う場合に、設定した目標経路RTXに対応する車両1の実際の移動経路RTXRは、EPS13の応答遅れが存在したり、路面状況等により上述した路面とタイヤとの間に発生する路面−タイヤ間トルクTRT等が変化したりしても、実質的に目標経路RTXに等しくなり、従来技術における実際の移動経路RTXRPのように駐車位置がずれてしまうことはなく、確実に移動目標位置305内に駐車を行うことができる。
すなわち、EPS13の舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行うことができる。
[2]第2実施形態
図17は、第2実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。
図17において、図5の第1実施形態と異なる点は、EPS13の応答遅れに関するフィードフォワード処理を行っていない点である。
図17において、図5と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
第2実施形態のECU14におけるEPS制御機能200Aは、図17に示すように、駐車支援時における車体速度CV及び移動距離(駐車支援中の車両の移動距離)CLを出力する自車位置推定部201Aと、車体速度CVに基づいてタイヤの向き変更の動作タイムラグに起因するタイヤ遅れ分の移動距離不足量MTを算出するタイヤ遅れ分移動距離算出部203と、移動距離CLに移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードフォワードデータRFFAを出力する第1加算部204Aと、を備えている。
また、EPS制御機能200Aは、移動距離CLに移動距離不足量MTを加算して経路補正フィードバックデータRFBとして出力する第2加算部205と、駐車支援時の車両1の移動経路を設定して設定移動経路データSRとして出力する経路計画部206と、設定移動経路データSRを経路補正フィードフォワードデータRFFに基づいて補正を行い第1補正経路データCR1Aとして出力する第1経路補正部207Aと、第1補正経路データCR1に対応する経路の曲率を舵角に変換した第1舵角データWA1Aを出力する第1曲率/舵角マップ208と、第1舵角データWA1Aによる舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第1なまし舵角データFWA1Aを出力するなまし処理部209と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、設定移動経路データSRを経路補正フィードバックデータRFBに基づいて補正を行い第2補正経路データCR2して出力する第2経路補正部210と、第2補正経路データCR2に対応する経路の曲率を舵角に変換した第2舵角データWA2を出力する第2曲率/舵角マップ211と、第2舵角データWA2による舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第2なまし舵角データFWA2を出力するなまし処理部212と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、第2なまし舵角データFWA2と実際にEPS13が出力した舵角データWAとの偏差SBを算出し、出力する減算部213と、偏差SBに基づいて舵角データWAのPI(比例積分)制御を行うためのフィードバックデータFBを生成し出力するPI制御部214と、第1なまし舵角データFWA1及びフィードバックデータFBを加算してEPS制御データECAを出力する第3加算部215と、EPS制御データECAの変化により自車両の乗員(ドライバを含む)の乗り心地が低下しないように急激な舵角変化を抑制するためにEPS制御データECAの変化量を調整して調整EPS制御データECCAをEPS13に出力する変化量調整部216と、を備えている。
本第2実施形態によれば、第1実施形態と比較して、EPS13の応答遅れの影響は多少抑制できないものの、EPS13の舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行うことができる。
[3]第3実施形態
図18は、第3実施形態のECUにおけるEPS制御機能の機能構成ブロック図である。
図18において、図5の第1実施形態と異なる点は、タイヤの向き変更の動作タイムラグに起因するタイヤ遅れに関するフィードフォワード処理及びフィードバック処理を行っていない点である。
図18において、図5と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
第3実施形態のECU14におけるEPS制御機能200Bは、図18に示すように、駐車支援時における車体速度CV、車体加速度CA及び移動距離CLを出力する自車位置推定部201と、車体速度CV及び車体加速度CAに基づいてEPS13の動作タイムラグに起因するEPS遅れ分の移動距離不足量MEを算出するEPS遅れ分移動距離算出部202と、移動距離CLにEPS13の動作タイムラグに起因するEPS遅れ分の移動距離不足量MEを加算して経路補正フィードフォワードデータRFFBを出力する第1加算部204と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、駐車支援時の車両1の移動経路を設定して設定移動経路データSRとして出力する経路計画部206と、設定移動経路データSRを経路補正フィードフォワードデータRFFBに基づいて補正を行い第1補正経路データCR1Bとして出力する第1経路補正部207と、第1補正経路データCR1Bに対応する経路の曲率を舵角に変換した第1舵角データWA1Bを出力する第1曲率/舵角マップ208と、第1舵角データWA1Bによる舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第1なまし舵角データFWA1Bを出力するなまし処理部209と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、設定移動経路データSRを移動距離CLに基づいて補正を行い第2補正経路データCR2Bとして出力する第2経路補正部210と、第2補正経路データCR2Bに対応する経路の曲率を舵角に変換した第2舵角データWA2Bを出力する第2曲率/舵角マップ211と、第2舵角データWA2Bによる舵角変化がなめらかになるように、なまし処理(ロウパスフィルタ処理)を行って第2なまし舵角データFWA2Bを出力するなまし処理部212と、を備えている。
また、EPS制御機能200は、第2なまし舵角データFWA2Bと実際にEPS13が出力した舵角データWAとの偏差SBBを算出し、出力する減算部213と、偏差SBBに基づいて舵角データWAのPI(比例積分)制御を行うためのフィードバックデータFBBを生成し出力するPI制御部214と、第1なまし舵角データFWA1B及びフィードバックデータFBBを加算してEPS制御データECBを出力する第3加算部215と、EPS制御データECBの変化により自車両の乗員(ドライバを含む)の乗り心地が低下しないように急激な舵角変化を抑制するためにEPS制御データECBの変化量を調整して調整EPS制御データECCBをEPS13に出力する変化量調整部216と、を備えている。
本第3実施形態によれば、第1実施形態と比較して、タイヤの向き変更の動作タイムラグに起因するタイヤ遅れの影響は多少抑制できないものの、EPS13の舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れに起因する目標経路と実経路との間のずれを抑制し、確実に駐車支援を行うことができる。
[4]実施形態の変形例
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、以上の説明においては、駐車支援として前進誘導並列後退入庫を例として説明したが、他の入庫方法あるいは出庫方法(本願においては、駐車状態からの出庫支援も駐車支援に含めるものとする)についても同様に適用が可能である。
図19は、並列後退入庫における駐車支援の説明図である。
図20は、縦列後退入庫における駐車支援の説明図である。
図21は、縦列前進出庫における出庫支援の説明図である。
例えば、図19に示した並列後退入庫、図20に示した縦列後退入庫及び図21に示した縦列前進出庫の場合であっても、適用が可能である。
これらの場合においても、他の車両300,300Aの配置等により定まる目標経路RTXと、EPS13の応答遅れ及びEPS13の舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れ等に影響される実際の車両1の走行経路との誤差を補正するため、所定の頻度で現在の車両1の位置からの目標駐車位置あるいは目標出庫位置までの経路の再計算を実施することとなる。
この場合において、駐車パターンあるいは出庫パターンに応じて、同じ車体速度であっても、目標経路と実際の走行経路のずれに与える影響は異なるので、これらのパターン毎に曲率/舵角マップを保持しておき、切り替えて適用するのが好ましい。
また、経路の再計算の頻度が高いと、ユーザが違和感を覚える虞があるが、これらの変形例においても、EPS13の応答遅れ及びEPS13の舵角と実際のタイヤ角との間の応答遅れを考慮して駐車支援時あるいは出庫支援時の経路追従性を向上させることができ、再計算の回数を抑制して、ユーザにとって快適な駐車支援(出庫支援)が行える。
さらにこのように構成することにより、設定経路の再計算処理を省略したり、再計算処理の負荷を低減させたりすることが可能となる。さらには、駐車支援時に必要とされる車両1の操作の遅れを低減し、迅速に駐車あるいは出庫が行える。
1…車両、10…操作入力部、11…モニタ装置、12…表示装置、13…EPS、14…ECU、100…駐車支援システム、200、200A、200B…EPS制御機能、201、201A…自車位置推定部、202…EPS遅れ分移動距離算出部、203…タイヤ遅れ分移動距離算出部、204、204A…第1加算部、205…第2加算部
、206…経路計画部、207、207A…第1経路補正部、208…舵角マップ、209…なまし処理部、210…第2経路補正部、211…舵角マップ、212…なまし処理部、213…減算部、214…PI制御部、215…第3加算部、216…変化量調整部、ME…移動距離不足量、MT…移動距離不足量、RTX…目標経路、RTXR…移動経路。

Claims (6)

  1. 電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する設定部と、
    前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成する生成部と、
    前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う制御部と、を備え、
    前記生成部は、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第1算出部と、
    タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第2算出部と、
    前記第1算出部が算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第1経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第1経路補正部と、
    前記第2算出部が算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第2経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第2経路補正部と、を有し、
    前記第1経路補正部が補正した移動経路及び前記第2経路補正部が補正した移動経路に基づいて舵角変化カーブに相当する前記制御データを生成する、
    駐車支援装置。
  2. 前記第2算出部は、前記車両の車体速度に基づいて、前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出し、
    さらに、前記設定された移動経路、前記駐車支援による前記車両の移動を開始してからの前記車両の移動距離及び前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に基づいて前記第2経路補正データを生成するデータ生成部を備えた、
    請求項1記載の駐車支援装置。
  3. 前記第1算出部は、前記車両の車体速度及び前記車両の加速度に基づいて、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出し、
    前記データ生成部は、前記設定された移動経路、前記駐車支援による前記車両の移動を開始してからの前記車両の移動距離、前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量及び前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に基づいて前記第1経路補正データを生成する、
    請求項2記載の駐車支援装置。
  4. 電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する設定部と、
    前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成するに際し、前記車両の走行状態が同一の状態における前記電動パワーステアリングの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に対応する第1補正経路及び前記タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量に対応する第2補正経路を用いて、前記制御データを生成する生成部と、
    前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う制御部と、
    を備えた駐車支援装置。
  5. 前記生成部は、路面とタイヤとの間に発生する路面−タイヤ間トルクと、タイヤの応答遅れ分の移動距離不足量と、の間の相関関係に基づいて、前記タイヤ角の応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する、
    請求項2乃至請求項4のいずれか一項記載の駐車支援装置。
  6. 電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援を行う駐車支援装置で実行される駐車支援方法であって、
    電動パワーステアリングを備えた車両の駐車支援時に前記車両の移動経路を設定する過程と、
    前記設定された移動経路に基づいて、前記電動パワーステアリングの出力舵角と実際のタイヤ角に対するタイヤの応答遅れを予め考慮した舵角変化カーブに相当する制御データを生成する過程と、
    前記制御データに基づいて、前記電動パワーステアリングの制御を行う過程と、を備え、
    制御データを生成する過程は、前記電動パワーステアリングに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第1過程と、
    タイヤ角に対するタイヤの応答遅れに起因する前記車両の移動距離不足量を算出する第2過程と、
    前記第1過程において算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第1経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第3過程と、
    前記第2過程において算出した前記車両の移動距離不足量に対応する第2経路補正データに基づいて前記移動経路の補正を行う第4過程と、を有し、
    前記第3過程において補正した移動経路及び前記第4過程において補正した移動経路に基づいて舵角変化カーブに相当する前記制御データを生成する、
    駐車支援方法。
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