JP6757094B2 - プラットホーム用ゲート装置 - Google Patents

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    • B61B1/02General arrangement of stations and platforms including protection devices for the passengers

Description

本発明は、プラットホーム用ゲート装置に関する。
従来、線路への転落防止など乗客の安全性を確保するためにプラットホーム上に設置される所謂ホームドアが知られている。例えば、特許文献1に開示されるように、ホームドアは、プラットホーム上に固定される複数の戸袋と、戸袋に収容される板状の扉とを有する。板状の扉は、水平移動することにより、プラットホーム上のホームドアよりも内側にいる乗客が鉄道車両内へ乗車するように移動する際及び鉄道車両内からプラットホーム上のホームドアの内側へ乗客が移動する際に通過する通路(以下、乗降通路)への進入を規制する。
特開2002−283994号公報
ここで、鉄道車両の扉の数やその間隔は車両毎に様々であり、それに応じた幅の乗降通路を確保するホームドアが求められる。また、プラットホームへの設置工事を行う上で、ホームドアはコンパクトで軽量であることが好ましい。しかしながら、上記特許文献1に開示されるようなホームドアにおいては、様々な間隔の鉄道車両の扉に対応させるべく、戸袋間の領域の幅、すなわち乗降通路の幅を広くしておく必要が生じる。その場合、戸袋間の領域の幅を広くすることに伴い、板状の扉及びその扉が収容される戸袋の幅を広くする必要が生じ、戸袋が大型化し、ホームドアの重量が増加してしまう。
上記課題を鑑みて、本発明は、乗降通路の幅を広くとることができ、かつ軽量化が実現可能なプラットホーム用ゲート装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下のとおりである。
(1)乗降通路に隣り合うようにプラットホームに固定して設置される設置部材と、前記乗降通路の前記設置部材側の一部への進入を規制する規制位置と、前記設置部材の上方に起立して前記乗降通路の前記一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に前記設置部材に取り付けられる下側バーと、前記乗降通路の前記一部への進入を規制する規制位置と、前記設置部材の上方に起立して前記乗降通路の前記一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に前記下側バーよりも上方において前記設置部材に取り付けられる上側バーと、を含む第1のゲートと、前記下側バー及び前記上側バーの先端部のそれぞれに回動可能に設けられ、前記乗降通路の残部への進入を規制する第2のゲートと、を有するプラットホーム用ゲート装置。
(2)(1)において、前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記プラットホームに当接することにより、前記第1のゲート又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方を支持する支持部を有する、プラットホーム用ゲート装置。
(3)(2)において、前記支持部は、前記下側バー又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方に設けられ、前記下側バー及び前記上側バーが前記許容位置にある状態において、前記下側バーに対する前記第2のゲートの回動を規制するように、前記下側バー又は前記第2のゲートのいずれか他方に当接する、プラットホーム用ゲート装置。
(4)(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記第1のゲート又は第2のゲートの少なくともいずれか一方に設けられ、前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記第1のゲート又は第2のゲートの少なくともいずれか一方に対する他方の乗降方向の動きを規制する規制部を備える、プラットホーム用ゲート装置。
(5)(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記設置部材に対して前記乗降通路の反対側に隣り合うように前記プラットホームに固定して設置されると共に、前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記第2のゲートの先端部を支持する支持設置部材を備える、プラットホーム用ゲート装置。
(6)(5)において、前記支持設置部材は、乗降方向における前記第2のゲートの位置ずれを規制する位置ずれ規制部を有する、プラットホーム用ゲート装置。
(7)(6)において、前記支持設置部材は、前記位置ずれ規制部を形成する溝を有し、該溝は鉛直方向の下方から上方に向かうに従い幅が広くなるように形成される、プラットホーム用ゲート装置。
(8)(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記下側バーと前記上側バーのそれぞれに回動可能に設けられ、前記下側バーと前記上側バーとの間に掛け渡される架設バーを有する、プラットホーム用ゲート装置。
(9)(1)〜(8)において、前記設置部材は、前記上側バーが前記許容位置から前記規制位置へ回動する際の回動方向の反対方向に働く付勢力を発生させる付勢手段を有する、プラットホーム用ゲート装置。
(10)(1)〜(9)のいずれかにおいて、乗降方向から見て、前記下側バーの回動軸と、前記上側バーの回動軸とを結ぶ線分と、前記下側バーに対する前記第2のゲートの回動軸と、前記上側バーに対する前記第2のゲートの回動軸とを結ぶ線分とは、互いに平行であり、かつ長さが同じである、プラットホーム用ゲート装置。
上記(1)〜(10)の側面によれば、乗降通路の幅を広くとることができ、かつ軽量化が実現可能なプラットホーム用ゲート装置を提供することができる。
本実施形態に係るゲート装置をプラットホーム内側から見た図であって、ゲートが規制位置にある状態を示す図である。 本実施形態に係るゲート装置をプラットホーム内側から見た図であって、ゲートが許容位置にある状態を示す図である。 ゲートが規制位置にある状態における設置部材の内部構造を示す図である。 ゲートが許容位置にある状態における設置部材の内部構造を示す図である。 本実施形態に係るゲート装置を示す斜視図であって、ゲートが規制位置にある状態を示す図である。 本実施形態に係るゲート装置を示す斜視図であって、ゲートが許容位置にある状態を示す図である。 第2のゲートの先端部を支持する支持設置部材を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態(以下、本実施形態ともいう)について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。また、以下の説明において、鉛直方向、水平方向とは厳密な意味ではなく、略鉛直方向、略水平方向をも含む意味として用いる。
以下、図1〜図7を参照して、本実施形態に係るプラットホーム用ゲート装置(以下、単にゲート装置ともいう)について説明する。なお、以下の説明において、乗降通路への進入を規制するゲートの位置を規制位置といい、乗降通路への進入を許容するゲートの位置を許容位置ということとする。図1は、本実施形態に係るゲート装置をプラットホーム内側から見た図であって、ゲートが規制位置にある状態を示す図である。図2は、本実施形態に係るゲート装置をプラットホーム内側から見た図であって、ゲートが許容位置にある状態を示す図である。図3は、ゲートが規制位置にある状態における設置部材の内部構造を示す図である。図4は、ゲートが許容位置にある状態における設置部材の内部構造を示す図である。図5は、本実施形態に係るゲート装置を示す斜視図であって、ゲートが規制位置にある状態を示す図である。図6は、本実施形態に係るゲート装置を示す斜視図であって、ゲートが許容位置にある状態を示す図である。図7は、第2のゲートの先端部を支持する支持設置部材を示す斜視図である。
ゲート装置100は、プラットホーム1から線路への落下防止など乗客の安全性を確保するために設けられるゲートであり、プラットホーム1のうち線路側の縁に沿うように複数設けられる。なお、プラットホーム1とは、線路上を走行する電車や新幹線等の鉄道車両(不図示)が停車する駅において乗客が鉄道車両に乗り降りするために設けられる乗車場所である。
複数設けられるゲート装置100はそれぞれ、第1のゲート10と、第2のゲート20と、設置部材30と、支持設置部材50とを有する。
設置部材30は、乗降通路に隣り合うようにプラットホーム1上に固定して設置される。ここで、乗降通路とは、駅に鉄道車両が停車した際に、プラットホーム1上のゲート装置100よりも内側にいる乗客が鉄道車両内へ乗車するように移動する、又は鉄道車両内からプラットホーム1上のゲート装置100の内側へ移動する際に通過する通路であると定義する。本実施形態においては、乗降通路は、設置部材30と支持設置部材50との間の領域である。
図1、図2等においては、乗降通路Aに対して隣り合って設置される設置部材を設置部材30a、乗降通路Bに対して隣り合って設置される設置部材を設置部材30bと符号を付して表すが、以下の説明において、特に区別して説明する必要がない場合は、単に設置部材30と表して説明する。第1のゲート10、第2のゲート20、及びそれらに含まれる各構成等についても同様とする。
第1のゲート10は、設置部材30に回動可能に取り付けられる下側バー11及び上側バー12を含む。
下側バー11は、乗降通路の設置部材30側の一部への進入を規制する規制位置と、設置部材30の上方に起立して乗降通路の設置部材30側の一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に設置部材30に取り付けられる。上側バー12は、乗降通路の設置部材30側の一部への進入を規制する規制位置と、設置部材30の上方に起立して乗降通路の設置部材30側の一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に設置部材30に取り付けられる。
また、上側バー12の回動軸は、下側バー11の回動軸よりも、上方であって、乗降通路から離れた側において設置部材30に設けられる。なお、後述のように、本実施形態において、下側バー11と上側バー12とは互いに平行状態を維持するように回動する。すなわち、下側バー11が規制位置にある場合、上側バー12も規制位置にあり、下側バー11が許容位置にある場合、上側バー12も許容位置にある。
本実施形態においては、設置部材30の内部には、1の駆動源が設けられており、その駆動源からの駆動力により、下側バー11と上側バー12とが連動するように構成されている。具体的には、図3、図4に示すように、設置部材30の内部には、モータ(不図示)と、モータの回動に伴い回動するプーリー33と、下側バー11の回動軸と一体に回動するプーリー110と、上側バー12の回動軸と一体に回動するプーリー210と、後述のカウンタースプリング90から付勢力を受けるプーリー80と、ベルト60とが設けられる。各プーリーのうちベルト60が掛け渡される周面には歯車が形成されており、ベルト60の内側面には各プーリーの歯車と噛み合うように凹凸が形成されている。また、ベルト60の一端はプーリー33に固定されており、他端はプーリー80に固定されている。
以下、図3、図4を参照して、下側バー11及び上側バー12が規制位置から許容位置へ回動する際の動作について説明する。まず、モータが回動することによりプーリー33が図3中のR3方向に回動し、それに伴いベルト60が図3中のR4方向に搬送される。そして、ベルト60が図3中のR4方向に搬送されることに伴い、プーリー110及び下側バー11の回動軸が図3中のR1方向に回動する。これにより、下側バー11は、図3に示す規制位置から、図4に示す許容位置へと回動することとなる。
また、ベルト60が図3中のR4方向に搬送されることに伴い、プーリー210及び上側バー12の回動軸が図3中のR2方向に回動する。これにより、上側バー12は、図3に示す規制位置から、図4に示す許容位置へ回動することとなる。
なお、下側バー11及び上側バー12を許容位置から規制位置へ回動する際は、プーリー33が図3中のR3方向の反対方向に回動するようモータを駆動させるとよい。
さらに、設置部材30の内部には、付勢手段としてのカウンタースプリング90が設けられる。また、プーリー80には、その周方向に突出する支持部81が一体に設けられる。さらに、支持部81には、カウンタースプリング90の一端側が取り付けられる取付部82が回動可能に設けられる。そして、カウンタースプリング90の他端側は、設置部材30の内壁に固定される台座31に取り付けられる。図3に示すように、上側バー12が規制位置にある際に、カウンタースプリング90は、鉛直方向に引っ張られて伸びた状態となっており、プーリー80に対して、R5方向に働く付勢力を生じさせている。一方、図4に示すように、上側バー12が許容位置にある際に、カウンタースプリング90は、縮んだ状態となっており、プーリー80に対して付勢力を生じさせない、又は図3に示す状態よりも小さい付勢力を生じさせている。このように、カウンタースプリング90が付勢力を生じさせるため、駆動源に故障等が発生した場合であっても、許容位置にある上側バー12が重力により急落することがなく、ゲート装置100付近にいる乗客に危険が及ぶことを防止することができる。また、カウンタースプリング90は、プーリー80に対してR5方向に働く付勢力を発生させるため、その分上側バー11を規制位置から許容位置へ回動させる際に必要な駆動力を軽減することが可能となる。
なお、設置部材30の内部構造は、図3、図4に示すものに限られるものではなく、下側バー11と上側バー12を回動可能であれば、他の構成であっても構わない。例えば、下側バー11を回動させるための駆動源、上側バー12を回動させるための駆動源がそれぞれ設けられていてもよい。また、緊急時等に備えて、下側バー11や上側バー12は手動でも回動させることが可能な構成としてもよい。
下側バー11及び上側バー12は、軽量化の観点から、アルミ等比較的軽い金属や、樹脂等を材料として構成されるとよい。なお、本実施形態においては、下側バー11及び上側バーとして角棒状のものを示すが、これに限られるものではなく、丸棒状のものを用いても構わない。また、角棒状のバーを用いる場合、安全面を考慮して、角が丸みを帯びた形状のものを用いるのが好ましい。
また、ゲート装置100は、下側バー11と上側バー12の間の領域を乗客が潜り抜けたりすることを防止するための架設バー15を少なくとも1以上有するとよい。架設バー15は、下側バー11と上側バー12に回動可能に設けられ、下側バー11と上側バー12との間に掛け渡される。なお、詳細な図示については省略するが、架設バー15の両端部は、下側バー11及び上側バー12に対して自在に回動可能なリンク構造を有するとよい。なお、架設バー15は、下側バー11及び上側バー12と同様の材料で構成されるとよい。または、架設バー15は、軽量化の観点からロープ等で構成されるものであってもよい。その場合、リンク構造を採用する必要がなく、架設バー15の取り付け構造が簡易となる。
第2のゲート20は、乗降通路の残部への進入を規制するための枠体である。ここで、乗降通路の残部とは、乗降通路のうち規制位置にある第1のゲート10よりも設置部材30から離れた領域であると定義する。すなわち、第2のゲート20は、第1のゲート10よりも設置部材30から離れた領域における乗降通路への進入を規制する枠体である。
第2のゲート20は、下側バー11の先端部及び上側バー12の先端部に回動可能に設けられる回動枠部21を含む。さらに、第2のゲート20は、回動枠部21に対して固定される下枠22と、回動枠体21に対して固定される上枠部23と、下枠部22及び上枠部23に対して固定されて回動枠部21に対向する位置に設けられる対向枠部24とを含む。すなわち、第2のゲート20は、回動枠部21、下枠部22、上枠部23、対向枠部24で一体に構成される枠体である。
第2のゲート20は、乗降方向から見て、下側バー11の回動軸と、上側バー12の回動軸とを結ぶ線分と、下側バー11に対する第2のゲート20の回動軸と、上側バー12に対する第2のゲート20の回動軸とを結ぶ線分とが、互いに平行であり、かつ長さが同じとなるように設けられるとよい。このような構成にすることにより、第2のゲート20は、下側バー11及び上側バー12が回動することにより、鉛直方向及び水平方向に移動し、かつその姿勢が水平方向に対して一定となる。
また、ゲート装置100は、下枠部22と上枠部23の間の領域を乗客が潜り抜けたりすることを防止するための架設バー25を少なくとも1以上有するとよい。架設バー25は、下枠部22と上枠部23、又は上枠部23と対向枠部24との間に掛け渡される。架設バー25の両端部はそれぞれ、下枠部22、上枠部23、対向枠部24のいずれかに対して固定して一体に設けられるとよい。なお、架設バー25は、第2のゲート20と同様の材料で構成されるとよい。または、架設バー25は、軽量化の観点からロープ等で構成されるものであってもよい。
本実施形態においては、複数の架設バー25を掛け渡す構成を採用することにより、乗客がプラットホーム1側から見て線路側を視認可能となっている。そのため、プラットホーム1に複数のゲート装置10が並んで設置されることによる閉塞感が低減される。同様に、線路側から見てプラットホーム1側が視認可能であるため、鉄道車両を運転する運転手からプラットホーム1上にいる乗客などの様子を確認しやすく、安全性の向上が期待できる。
また、第2のゲート20は、枠間に隙間を有する枠体で構成されるため、鉄道車両の通行による風圧の影響が軽減され、第2のゲート20が乗降方向に揺れたりするなど姿勢が不安定になることを抑制することができる。
なお、第2のゲート20の代わりに、板状の部材を下側バー11及び上側バー12に回動可能に設けてもよい。この場合、鉄道車両からプラットホーム1を見た場合の視認性、及びプラットホーム1上から線路側を見た場合の視認性を高めるため、板状の部材は透明であるとよい。
また、図5等に示すように、第2のゲート20は、下側バー11及び上側バー12が規制位置にある状態において、プラットホーム1に向けて突出する支持部26を有するとよい。支持部26は、下側バー11及び上側バー12が規制位置にある状態において、プラットホーム1に当接し、第2のゲート20を支持する。これにより、下側バー11及び上側バー12が規制位置にある状態において、第1のゲート10及び第2のゲート20の姿勢が安定し、水平状態が維持される。
なお、本実施形態においては、支持部26が第2のゲート20に設けられる例について示したが、これに限られるものではなく、下側バー11及び上側バー12が規制位置にある状態において、プラットホーム1に当接し、第1のゲート10又は第2のゲート20の少なくともいずれか一方を支持するものであればよい。すなわち、支持部26は、下側バー11に設けられてもよい。また、支持部26は、1つに限られるものでもなく、複数設けられていてもよい。
なお、ゲート装置100付近にいる乗客の安全性を確保するため、支持部26は柔らかい材料からなることが好ましいためである。特に、支持部26のうちプラットホーム1に当接する先端部はゴム等の弾性部材からなるとよい。また、支持部26の位置決めをするための溝等をプラットホーム1上に形成してもよい。
また、図6に示すように、支持部26は、下側バー11及び上側バー12が許容位置にある状態において、下側バー11に対する第2のゲート20の回動を規制するように、下側バー11に当接するとよい。そして、支持部26のうち下側バー11に当接する面は、鉛直方向に延びる面であるとよい。このような構成により、第2のゲート20は、下側バー11及び上側バー12が許容位置にある状態において、姿勢が安定し、水平状態が維持される。
なお、支持部26は、下側バー11が許容位置にある状態において、下側バー11に対する第2のゲート20の回動を規制するものであればよく、第2のゲート20ではなく、下側バー11に設けられてもよい。その場合、下側バー11に設けられる支持部26が、第2のゲート20の下枠部22に当接することにより、第2のゲート20の姿勢が安定することとなる。
また、図5等に示すように、第2のゲート20は、第1のゲート10が規制位置にある状態において、第2のゲート20に対する第1のゲート10の乗降方向の動きを規制する規制部27、28を有する。規制部27は、下側バー11を挟むように下枠部22に設けられる。規制部28は、上側バー12を挟むように上枠部23に設けられる。これにより、第1のゲート10が規制位置にある状態において、第1のゲート10と第2のゲート20との連結が強固になされることとなる。そのため、第1のゲート10及び第2のゲート20において、乗降方向から押される方向に対する強度が向上する。バーの長さが長いほど、乗降方向に対する強度が弱くなる傾向にあるが、規制部27、28を用いることにより、バーの長さを長くし、かつ乗降方向における強度を向上することが可能となる。なお、規制部は、第2のゲート20の下枠部22や上枠部23を挟むように第1のゲート10に設けられてもよい。
支持設置部材50は、設置部材30に対して乗降通路の反対側に隣り合うようにプラットホーム1に固定して設置されると共に、下側バー11及び上側バー12が規制位置にある状態において、第2のゲート20の先端部を支持する。また、図1等に示すように、支持設置部材50aは、乗降通路Bへの進入を規制するために設けられるゲート装置100の設置部材30bと隣り合うように配置されるとよい。また、支持設置部材50aは、設置部材30bと一体に構成されてもよい。または、支持設置部材50aと設置部材30bとの間には、乗客の進入を規制するためのバーや板状部材が設けられてもよい。
また、図7に示すように、支持設置部材50には、支持底面511a及び位置ずれ規制部としての支持側面512aを形成するように、支持溝510aが形成されている。同様に、支持設置部材50には、支持底面521a及び位置ずれ規制部としても支持側面522aを形成するように支持溝520aが形成されている。そして、第2のゲート20aの下枠部22aの先端部222aは、第1のゲート10aが規制位置にある状態において、支持底面511aに支持される。同様に、第2のゲート20aの上枠部23aの先端部232aは、第1のゲート10が規制位置にある状態において、支持底面521aに支持される。
また、第2のゲート20aの下枠部22aの先端部222aは、第1のゲート10aが規制位置にある状態において、乗降方向において先端部222aを挟むように形成される支持側面512aにより、乗降方向における位置ずれが規制される。同様に、第2のゲート20aの上枠部23aの先端部232aは、第1のゲート10aが規制位置にある状態において、乗降方向において先端部232aを挟むように形成される支持側面522aにより、乗降方向における位置ずれが規制される。
なお、支持溝510は、鉛直方向の下方から上方に向かうに従い幅が広くなるように形成されるとよい。すなわち、支持側面512間の間隔が、鉛直方向の下方から上方に向かうに従い広くなるよう支持溝510が形成されるとよい。少なくとも、鉛直方向の上方において支持側面512間の間隔が第2のゲート20の下枠部22の先端部222の径よりも広いとよい。第2のゲート20はバーの撓みや風圧の影響により乗降方向における姿勢が不安定になる可能性があるところ、鉛直方向の上方における支持溝510の溝幅を広くしておくことにより、精度よく先端部222を支持溝510に嵌めることが可能となる。また、鉛直方向の下方における幅を狭くする、具体的には、支持溝510の溝幅を第2のゲート20の下枠部22の先端部222の径と同等の広さにすることにより、先端部222の乗降方向における位置ずれを抑制することが可能となる。なお、支持溝520についても同様の構成とするとよい。
以上説明したように、本実施形態に係るゲート装置100においては、設置部材30に、乗降通路への進入を規制するゲートを収容する必要がないため、設置部材30の小型化が実現可能になる。その結果、ゲート装置100の軽量化を実現できる。また、設置部材30にゲートを収容する必要がないため、設置部材30の大きさによらず、第1のゲート10、第2のゲート20の長さを長くすることが可能となる。そのため、乗降通路の幅を広くとることが可能となり、様々な間隔の鉄道車両の扉に対応したゲート装置100を提供することができる。また、ゲート装置100上に天井や屋根等がある場合、下側バー11及び上側バー12の長さに制限がかかるところ、本実施形態においては、第2のゲート20の長さを長くすることにより、下側バー11及び上側バー12の長さを長くすることなく、乗降通路の幅を広くとることが可能となる。
また、バーを含むゲートを設置部材30に収容する構成においては、バーの折れ曲がり等により収容不良が発生するおそれがあるところ、本実施形態の構成においては、そのような問題は生じない。

Claims (10)

  1. 乗降通路に隣り合うようにプラットホームに固定して設置される設置部材と、
    前記乗降通路の前記設置部材側の一部への進入を規制する規制位置と、前記設置部材の上方に起立して前記乗降通路の前記一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に前記設置部材に取り付けられる下側バーと、前記乗降通路の前記一部への進入を規制する規制位置と、前記設置部材の上方に起立して前記乗降通路の前記一部への進入を許容する許容位置との間を回動可能に前記下側バーよりも上方において前記設置部材に取り付けられる上側バーと、を含む第1のゲートと、
    前記下側バー及び前記上側バーの先端部のそれぞれに回動可能に設けられ、前記乗降通路の残部への進入を規制する第2のゲートと、
    を有するプラットホーム用ゲート装置。
  2. 前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記プラットホームに当接することにより、前記第1のゲート又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方を支持する支持部を有する、
    請求項1に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  3. 前記支持部は、
    前記下側バー又は前記第2のゲートの少なくともいずれか一方に設けられ、
    前記下側バー及び前記上側バーが前記許容位置にある状態において、前記下側バーに対する前記第2のゲートの回動を規制するように、前記下側バー又は前記第2のゲートのいずれか他方に当接する、
    請求項2に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  4. 前記第1のゲート又は第2のゲートの少なくともいずれか一方に設けられ、前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記第1のゲート又は第2のゲートの少なくともいずれか一方に対する他方の乗降方向の動きを規制する規制部を備える、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  5. 前記設置部材に対して前記乗降通路の反対側に隣り合うように前記プラットホームに固定して設置されると共に、前記下側バー及び前記上側バーが前記規制位置にある状態において、前記第2のゲートの先端部を支持する支持設置部材を備える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  6. 前記支持設置部材は、乗降方向における前記第2のゲートの位置ずれを規制する位置ずれ規制部を有する、
    請求項5に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  7. 前記支持設置部材は、前記位置ずれ規制部を形成する溝を有し、該溝は鉛直方向の下方から上方に向かうに従い幅が広くなるように形成される、
    請求項6に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  8. 前記下側バーと前記上側バーのそれぞれに回動可能に設けられ、前記下側バーと前記上側バーとの間に掛け渡される架設バーを有する、
    請求項1〜7に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  9. 前記設置部材は、前記上側バーが前記許容位置から前記規制位置へ回動する際の回動方向の反対方向に働く付勢力を発生させる付勢手段を有する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラットホーム用ゲート装置。
  10. 乗降方向から見て、前記下側バーの回動軸と、前記上側バーの回動軸とを結ぶ線分と、前記下側バーに対する前記第2のゲートの回動軸と、前記上側バーに対する前記第2のゲートの回動軸とを結ぶ線分とは、互いに平行であり、かつ長さが同じである、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のプラットホーム用ゲート装置。

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