JP6748091B2 - フォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 - Google Patents

フォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、フォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器に関する。
撮像装置に搭載されるシャッタには、先羽根と、後羽根と、先羽根を駆動する先羽根駆動部と、後羽根を駆動する後羽根駆動部とを備えたフォーカルプレンシャッタがある。先羽根駆動部と後羽根駆動部は、それぞれ、第1駆動部材と第2駆動部材から構成されている。このフォーカルプレンシャッタは、ノーマリクローズモードとノーマリオープンモードで動作できる。
ここで、ノーマリオープンモードとは、撮像待機時には開口は開放されており、撮像時には、一旦先羽根が開口を閉じた後に、先羽根が開口を開け、次いで後羽根が開口を閉鎖する動作である。ノーマリクローズモードとは、撮像待機時には開口は先羽根によって閉鎖されており、撮像時には、先羽根が開口を開け、次いで後羽根が開口を閉鎖する動作である。先羽根が開口を開け、後羽根が開口を閉鎖する露光動作において、撮像装置の撮像素子によって、被写体像が撮像される。
例えば、特許文献1に記載のフォーカルプレンシャッタの露光動作において、先羽根用第2駆動部材は、先羽根用駆動ばねの付勢力によって時計回りに回転し、先羽根と連結している先羽根用第1駆動部材を押動する。先羽根用第2駆動部材は、先羽根用第1駆動部材を伴って回転することにより先羽根を走行させる。これにより、先羽根は開口を開けていく。また、後羽根は、先羽根の走行開始から所定時間後に先羽根と同様に走行させられ、開口を閉じていく。
特許文献1に記載のフォーカルプレンシャッタは、露光動作において走行している先羽根を制動する先羽根用ブレーキレバーを備えている。先羽根用ブレーキレバーは、ばねによって時計回りに付勢されている。
先羽根用ブレーキレバーは、先羽根用第1駆動部材の駆動ピンに摺接され、反時計回りに回転する。先羽根用ブレーキレバーは、時計回りに付勢されているので、先羽根用第1駆動部材、すなわち先羽根用第1駆動部材に連結された先羽根を制動できる。
特許文献1に記載のフォーカルプレンシャッタがノーマリクローズモードで動作する場合、露光動作後のチャージ動作によって、先羽根用第1駆動部材と先羽根用第2駆動部材が露光動作開始前の先羽根が開口を閉鎖する位置に戻るので、先羽根用ブレーキレバーは、ばねの付勢力によって時計回りに回転する。先羽根用ブレーキレバーの時計回りの回転は、先羽根用ブレーキレバーがストッパピンに当接することによって、停止する。これにより、先羽根用ブレーキレバーは先羽根用第1駆動部材の駆動ピンと摺接する位置に戻る。なお、チャージ動作は、次の撮像のために先羽根用駆動ばねと後羽根用駆動ばねに付勢力を付与する動作である。
また、特許文献1に記載のフォーカルプレンシャッタがノーマリオープンモードで動作する場合、撮像開始後に、先羽根用第1駆動部材の駆動ピンの保持が解除されることによって、先羽根用第1駆動部材は露光動作開始前の位置に戻るので、先羽根用ブレーキレバーは、ノーマリクローズモードと同様に、先羽根用第1駆動部材の駆動ピンと摺接する位置に戻る。
すなわち、特許文献1に記載の先羽根用ブレーキレバーは、先羽根を制動するための付勢力と同じ付勢力よって、先羽根用第1駆動部材の動作に連動して先羽根を制動する位置に戻る。
特開2015−125298号公報
近年の撮像装置は、シャッタスピードが高速であるため、露光動作においてシャッタ羽根を制動するブレーキに大きな制動力が求められている。さらに、フォーカルプレンシャッタは、ノーマリクローズモードとノーマリオープンモードに加えて、電子モードでも動作することが求められている。ここで、電子モードとは、撮像待機時には開口は開放されており、撮像時には、撮像装置の撮像素子が撮像を開始した後、後羽根が開口を閉鎖する動作である。
特許文献1において、先羽根用ブレーキレバーの制動力を大きくために、ばねの付勢力を大きくした場合、先羽根用ブレーキレバーがストッパピンに当接することによって生じる衝撃も、大きくなる。この衝撃によるフォーカルプレンシャッタの振動が収束するまで、フォーカルプレンシャッタは次の動作を実行できないので、フォーカルプレンシャッタの動作にタイムラグが生じる。また、先羽根用ブレーキレバーが先羽根を押し返す力も大きくなるので、先羽根は先羽根用ブレーキレバーによって押し返され、バウンドする。先羽根がバウンドした場合、撮像装置において露光むらやスミアが発生する。
したがって、付勢力を大きくすることによって、先羽根用ブレーキレバーの制動力を大きくすることは困難である。
さらに、ノーマリオープンモードにおいて、先羽根は、撮像時に一旦開口を閉鎖した後、露光動作において開口を開放する。したがって、露光動作において先羽根を制動するブレーキ部材を、撮像を開始する前に先羽根を制動する位置に配置した場合、開口を閉鎖する先羽根第1駆動部材とブレーキ部材が、露光動作の前に衝突する。
すなわち、撮像を開始する前に、露光動作において先羽根を制動するブレーキ部材を、先羽根を付勢力によって制動する位置に配置することもできない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の動作モードにおいて、先羽根を大きな制動力で制動できるフォーカルプレンシャッタ並びにこれを備える撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るフォーカルプレンシャッタは、
開口が形成された地板と、
前記開口を開閉する、先羽根と後羽根と、
前記先羽根に連結され、第1付勢部材の第1付勢力によって移動し、前記開口を閉じる方向に前記先羽根を駆動する第1先羽根駆動部材と、前記第1付勢力と逆方向の第2付勢部材の第2付勢力によって前記第1先羽根駆動部材を伴って移動し、前記開口を開ける方向に前記先羽根を駆動する第2先羽根駆動部材と、を有する先羽根駆動部と、
第3付勢部材の第3付勢力によって移動し、前記開口を閉じる方向に前記後羽根を駆動する後羽根駆動部材を有する後羽根駆動部と、
前記第2付勢部材に前記第2付勢力を付与し、前記第3付勢部材に前記第3付勢力を付与するチャージ部と、
前記先羽根が前記開口を開ける場合に、前記地板に設けられた摩擦部材との摩擦によって前記先羽根を制動するブレーキ部材と、
前記先羽根駆動部と前記後羽根駆動部と前記チャージ部と独立し、前記先羽根を制動する位置に前記ブレーキ部材を移動するブレーキ駆動部と、を備える。
前記ブレーキ部材は、前記先羽根が前記開口を閉じる場合に、前記第1先羽根駆動部材が移動する軌跡上から離脱してもよい。
前記ブレーキ駆動部は、前記先羽根を制動する位置に前記ブレーキ部材を移動させる第1アクチュエータを有してもよい。
前記ブレーキ駆動部は、前記第1アクチュエータによって回転され、前記ブレーキ部材を押動するカム部材を有し、
前記カム部材は、前記ブレーキ部材が前記先羽根を制動する場合に、前記ブレーキ部材から離間してもよい。
前記フォーカルプレンシャッタは、
前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する第1規制部材と、前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する位置に前記第1規制部材を移動させる第2アクチュエータと、を有してもよい。
前記フォーカルプレンシャッタは、
前記第1アクチュエータによって移動され、前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する第2規制部材を有してもよい。
前記第1先羽根駆動部材は、側面に切り欠き部を有し、
前記第2規制部材は、前記第1先羽根駆動部材の切り欠き部に係合する第1凸部を有してもよい。
前記第1先羽根駆動部材は、前記先羽根に連結する駆動ピンを有し、
前記第2規制部材は、前記駆動ピンを係止する第2凸部を有してもよい。
前記チャージ部は、前記第2先羽根駆動部材と前記後羽根駆動部材を押動するセット部と、前記セット部を駆動する第3アクチュエータと、を有してもよい。
前記第3アクチュエータは、
前記先羽根が前記開口を閉鎖した状態から、前記先羽根が前記開口を開放し前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第2付勢部材と前記第3付勢部材のそれぞれに前記第2付勢力と前記第3付勢力のそれぞれを付与する第1駆動電圧によって、駆動され、
前記先羽根と前記後羽根が前記開口を開放した状態から、前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第3付勢部材に前記第3付勢力を付与する、前記第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって、駆動されてもよい。
本発明の第2の観点に係るフォーカルプレンシャッタは、
開口が形成された地板と、
前記開口を開閉する、先羽根と後羽根と、
前記先羽根を、第1付勢部材の第1付勢力によって、前記開口を開ける方向に前記先羽根を駆動する先羽根駆動部と、
前記後羽根を、第2付勢部材の第2付勢力によって、前記開口を閉じる方向に前記後羽根を駆動する後羽根駆動部と、
前記第1付勢部材に前記第1付勢力を付与し、前記第2付勢部材に前記第2付勢力を付与する第1アクチュエータと、を備え、
前記第1アクチュエータは、
前記先羽根が前記開口を閉鎖した状態から、前記先羽根が前記開口を開放し前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第1付勢部材と前記第2付勢部材のそれぞれに前記第1付勢力と前記第2付勢力のそれぞれを付与する第1駆動電圧によって、駆動され、
前記先羽根と前記後羽根が前記開口を開放した状態から、前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第2付勢部材に前記第2付勢力を付与する、前記第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって、駆動される。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る撮像装置は、上記のフォーカルプレンシャッタを備える。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る電子機器は、上記のフォーカルプレンシャッタを備える。
本発明によれば、複数の動作モードにおいて、先羽根を大きな制動力で制動できる。
本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタの初期状態を示す正面図である。 図1Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタを備えた撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける第1先羽根駆動部材の係止を解除する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根セット部材と後羽根セット部材が退避する動作を示す正面図である。 図4Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根セット部材と後羽根セット部材が退避する動作とブレーキ部材が移動する動作を示す正面図である。 図5Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおけるブレーキ部材が移動する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根の露光動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根を制動する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根の露光動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける後羽根の露光動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける後羽根の露光動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける第1先羽根駆動部材を係止する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおけるチャージ動作を示す正面図である。 図13Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリクローズモードにおける待機状態を示す正面図である。 図14Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリクローズモードにおける先羽根セット部材と後羽根セット部材が退避する動作を示す正面図である。 図15Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリクローズモードにおけるチャージ動作を示す正面図である。 図16Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタの電子モードにおける露光動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るフォーカルプレンシャッタの電子モードにおけるチャージ動作を示す正面図である。 図18Aに示すフォーカルプレンシャッタにおけるセット駆動部を+Y軸方向から見た模式図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタの初期状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタにおける先羽根を制動する動作と第1先羽根駆動部材を係止する動作を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタにおける第1先羽根駆動部材を係止する動作を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタにおける第1先羽根駆動部材の係止を解除する動作を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける第1先羽根駆動部材の係止を解除する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおけるブレーキ部材が移動する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける先羽根を制動する動作を示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係るフォーカルプレンシャッタのノーマリオープンモードにおける第1先羽根駆動部材を係止する動作を示す正面図である。
(実施の形態1)
図1〜図18Bを参照して、本発明の実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ1について説明する。
本実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ1は、撮像装置10、電子機器等に備えられる。撮像装置10は、例えば、デジタルカメラを含むカメラ、監視カメラである。また、電子機器は、例えば、撮像機能を有するスマートフォンを含む携帯端末、ラップトップ型またはノート型パーソナルコンピュータである。
まず、図1A〜図2を参照して、フォーカルプレンシャッタ1の構成を説明する。図1Aは、フォーカルプレンシャッタ1の初期状態を示す正面図である。なお、理解を容易にするため、図1Aにおけるフォーカルプレンシャッタ1の長手右方向を+X軸方向(紙面の右方向)、正面方向(紙面の手前側)を+Z軸方向、+X軸方向と+Z軸方向に垂直な方向(紙面の上方向)を+Y軸方向として説明する。図1Bは、図1Aに示すフォーカルプレンシャッタ1おけるセット駆動部149を+Y軸方向から見た模式図である。図2は、フォーカルプレンシャッタ1を備える撮像装置10の構成を示すブロック図である。
フォーカルプレンシャッタ1は、地板100と、先羽根200と、後羽根300と、先羽根駆動部と、後羽根駆動部と、切り替え部を備える。さらに、フォーカルプレンシャッタ1は、チャージ部と、ブレーキ部を備える。
(地板)
地板100は、合成樹脂から形成された板状体である。地板100の外形は、概ね矩形である。また、地板100の略中央部には、開口101が形成されている。
地板100の−Z側の面には、中間板と補助地板(図示せず)が、所定の間隔で、順に取り付けられている。地板100と中間板との間に、先羽根200を収納する羽根室が形成されている。また、中間板と補助地板との間に、後羽根300を収納する羽根室が形成されている。
中間板と補助地板には、開口101と同様の開口(図示せず)が形成されている。本実施の形態においては、被写体からの光を通過させるシャッタユニットとしての開口の形状は、中間板と補助地板の開口の形状に依らず、開口101の形状によって定まる。
地板100の+Z側の面には、図1Aに示すように、軸111、112、113、114、115、116、117が立設されている。また、地板100の+Z側の面には、複数の柱(図示せず)が立設されている。
(先羽根と後羽根)
先羽根200と後羽根300は、開口101を開放又は閉鎖するシャッタ羽根である。先羽根200と後羽根300は、重畳した状態で開口101を開放し、展開した状態で開口101を閉鎖する。先羽根200と後羽根300は、それぞれ、5枚のシャッタ羽根から構成される。なお、シャッタ羽根の枚数はこれに限られない。
先羽根200は、地板100と中間板との間の収納室に収納されている。後羽根300は、中間板と補助地板との間の収納室に収納されている。
先羽根200と後羽根300が開口101を開閉する動作は、それぞれを駆動する先羽根駆動部と後羽根駆動部によって制御される。
(先羽根駆動部)
先羽根200を駆動する先羽根駆動部について説明する。先羽根駆動部は、図1Aに示すように、第1先羽根駆動部材122と、第2先羽根駆動部材123と、第1係止部材125から構成される。先羽根駆動部は、地板100の+Z側の面に設けられる。
第1先羽根駆動部材122は、先羽根セットばね(図示せず)の付勢力によって、開口101を開いた状態から閉じた状態へ、先羽根200を駆動する。
第1先羽根駆動部材122は、軸112に回転可能に支持されている。また、第1先羽根駆動部材122は、先羽根セットばねによって反時計回りに付勢されている。先羽根セットばねは、例えばコイルばねである。
第1先羽根駆動部材122は、被係止部122aと、被押動部122bと、駆動ピン122cを有する。
被係止部122aは、先羽根200が開口101を開放した状態において、切り替え部の第1規制部材127に係止される。被係止部122aが第1規制部材127に係止されることにより、先羽根セットばねの付勢力による第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転が、規制される。
被押動部122bは、第2先羽根駆動部材123が先羽根駆動ばね124の付勢力によって時計回りに回転する場合に、第2先羽根駆動部材123の押動部123aによって押動される。被押動部122bが第2先羽根駆動部材123の押動部123aに押動されることによって、第1先羽根駆動部材122は、第2先羽根駆動部材123と共に時計回りに回転する。
駆動ピン122cは、第1先羽根駆動部材122の−Z側の面に設けられる。駆動ピン122cは、地板100に形成された長孔(図示せず)に挿入されている。この地板100の長孔は、図1における上方向に向かって、円弧状に形成されている。地板100の長孔は、駆動ピン122cが走行するガイドとして機能する。
また、駆動ピン122cは、先羽根200を収納する羽根室において、先羽根200に連結している。したがって、第1先羽根駆動部材122の回転に伴って、先羽根200は展開又は重畳される。
本実施の形態においては、第1先羽根駆動部材122が時計回りに回転し、駆動ピン122cが長孔の上端から下端へ走行する場合、先羽根200は、重畳し、開口101を開放する。第1先羽根駆動部材122が反時計回りに回転し、駆動ピン122cが長孔の下端から上端へ走行する場合、先羽根200は、展開し、開口101を閉鎖する。
第2先羽根駆動部材123は、第1先羽根駆動部材122を従動させて、開口101を閉じた状態から開いた状態へ、先羽根200を駆動する。第2先羽根駆動部材123は、軸112に回転可能に支持されている。第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124によって時計回りに付勢されている。先羽根駆動ばね124は、例えば、軸112に嵌装されたコイルばねである。
第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力により、第1先羽根駆動部材122を伴って時計回りに回転する。第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cが長孔の下端に到達した場合に、第2先羽根駆動部材123の回転が停止する。これにより、先羽根200は開口101を開放する。
第2先羽根駆動部材123は、押動部123aと、被押動部123bを有する。
押動部123aは、第1先羽根駆動部材122の被押動部122bを押動する。第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力によって時計回りに回転する場合に、押動部123aが第1先羽根駆動部材122の被押動部122bを押動することによって、第1先羽根駆動部材122を従動させる。
なお、先羽根駆動ばね124の付勢力は、先羽根セットばねの付勢力よりも大きいので、第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力により、先羽根セットばねによる付勢力に抗して、第1先羽根駆動部材122を時計回りに回転させることができる。
被押動部123bは、チャージ部の先羽根セット部材152が時計回りに回転する場合に、先羽根セット部材152の押動部152aに押動される。これにより、第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力に抗して反時計回りに回転する。
第1係止部材125は、先羽根用電磁石8aへの通電が開始された場合に、先羽根セット部材152によって反時計回りに回転された第2先羽根駆動部材123を係止する。これにより、先羽根駆動ばね124の付勢力による第2先羽根駆動部材123の時計回りの回転が、規制される。
第1係止部材125は、先羽根用電磁石8aへの通電が停止されることによって、第2先羽根駆動部材123の係止を解除する。これにより、第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力によって時計回りに回転する。
(後羽根駆動部)
次に、後羽根300を駆動する後羽根駆動部について説明する。後羽根駆動部は、図1Aに示すように、第1後羽根駆動部材131と、第2後羽根駆動部材132と、第2係止部材133から構成される。後羽根駆動部は、地板100の+Z側の面に設けられる。
第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばね(図示せず)の付勢力によって、開口101を閉じた状態から開いた状態へ、後羽根300を駆動する。
第1後羽根駆動部材131は、軸113に回転可能に支持されている。また、第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばねによって反時計回りに付勢されている。後羽根セットばねは、例えばコイルばねである。
後羽根駆動部材131は、駆動ピン131aを有する。
駆動ピン131aは、第1後羽根駆動部材131の−Z側の面に設けられ、地板100に形成された長孔(図示せず)に挿入されている。この地板100の長孔は、図1における下方向に向かって、円弧状に形成されている。地板100の長孔は、駆動ピン131aが走行するガイドとして機能する。
また、駆動ピン131aは、後羽根300を収納する羽根室において、後羽根300に連結している。したがって、第1後羽根駆動部材131の回転に伴って、後羽根300は展開又は重畳される。
本実施の形態においては、第1後羽根駆動部材131が時計回りに回転し、駆動ピン131aが長孔の上端から下端へ走行する場合、後羽根300は、展開し、開口101を閉鎖する。第1後羽根駆動部材131が反時計回りに回転し、駆動ピン131aが長孔の下端から上端へ走行する場合、後羽根300は、重畳し、開口101を開放する。
第2後羽根駆動部材132は、第1後羽根駆動部材131を従動させて、開口101を開いた状態から閉じた状態へ、後羽根300を駆動する。第2後羽根駆動部材132は、軸113に回転可能に支持されている。第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばね(図示せず)によって時計回りに付勢されている。後羽根駆動ばねは、例えば、軸113に嵌装されたコイルばねである。
第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力によって、第1後羽根駆動部材131を伴って時計回りに回転する。第1後羽根駆動部材131の駆動ピン131aが長孔の下端に到達した場合に、第2後羽根駆動部材132の回転が停止する。これにより、後羽300は開口101を閉鎖する。後羽根駆動ばねの付勢力は、後羽根セットばねの付勢力よりも大きいので、第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力により、後羽根セットばねによる付勢力に抗して、第1後羽根駆動部材131を時計回りに回転させることができる。
第2後羽根駆動部材132は、被押動部132aを有する。
被押動部132aは、後羽根セット部材153の押動部153aに押動される。これにより、第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。
第2係止部材133は、後羽根用電磁石8bへの通電が開始された場合に、後羽根セット部材153によって反時計回りに回転された第2後羽根駆動部材132を係止する。これにより、後羽根駆動ばねの付勢力による第2後羽根駆動部材132の時計回りの回転が、規制される。
第2係止部材133は、後羽根用電磁石8bへの通電が停止されることによって、第2後羽根駆動部材132の係止を解除する。これにより、第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力によって時計回りに回転する。
(切り替え部)
切り替え部は、先羽根200が開口101を開放した状態において、先羽根駆動部の第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転を規制する。切り替え部が第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転を規制するか否かによって、フォーカルプレンシャッタ1の動作が、ノーマリクローズモードと、ノーマリオープンモード又は電子モードに切り替えられる。
切り替え部は、図1Aに示すように、第1規制部材127と、切り替えアクチュエータ128から構成される。切り替え部は、地板100の+Z側の面に設けられる。
第1規制部材127は、先羽根駆動部の第1先羽根駆動部材122を係止し、第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転を規制する。第1規制部材127は、軸111に回転可能に支持されている。第1規制部材127は、連結部127aと、規制部127bを有する。
連結部127aは、切り替えアクチュエータ128の回動部128aと連結している。連結部127aが切り替えアクチュエータ128の回動部128aと連結しているので、第1規制部材127は回動部128aに連動して回転する。具体的には、回動部128aが軸128bを中心に時計回りに回転する場合には、第1規制部材127は反時計回りに回転する。また、回動部128aが軸128bを中心に反時計回りに回転する場合には、第1規制部材127は時計回りに回転する。
規制部127bは、第1先羽根駆動部材122の被係止部122aを係止する。規制部127bが、被係止部122aの回転軌跡上に位置し、被係止部122aを係止することによって、先羽根セットばねの付勢力による第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転が、規制される。
切り替えアクチュエータ128は、回動部128aを有する電磁アクチュエータである。回動部128aは、軸128bを中心に回転することによって、第1規制部材127を回転させる。
本実施の形態においては、回動部128aが反時計回りに回転し第1規制部材127が時計回りに回転した場合、第1規制部材127の規制部127bは第1先羽根駆動部材122の被係止部122aの回転軌跡上に位置し、第1先羽根駆動部材122を係止する。これにより、先羽根セットばねの付勢力による第1先羽根駆動部材122の反時計回りの回転が規制され、先羽根200は開口101を開放した状態を維持する。一方、回動部128aが時計回りに回転し第1規制部材127が反時計回りに回転した場合、第1規制部材127の規制部127bは第1先羽根駆動部材122の被係止部122aの回転軌跡上から離脱し、第1先羽根駆動部材122の係止を解除できる。これにより、第1先羽根駆動部材122は、先羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転し、先羽根200は開口101を閉鎖する。
(チャージ部)
次に、チャージ部について説明する。チャージ部は、先羽根駆動ばね124に、第2先羽根駆動部材123が先羽根200を駆動する付勢力を付与し、後羽根駆動ばねに、第2後羽根駆動部材132が後羽根300を駆動する付勢力を付与する。チャージ部は、セット部とセット駆動部149から構成される。セット部は、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132を押動する。セット駆動部149はセット部を駆動する。チャージ部は、地板100の+Z側の面に設けられる。
セット部は、図1Aに示すように、セットレバー151と、先羽根セット部材152と、後羽根セット部材153から構成される。
セットレバー151は、軸114に回転可能に支持されている。また、セットレバー151は、付勢ばね(図示せず)の付勢力によって反時計回りに付勢されている。この付勢ばねは、例えば、コイルばねである。
セットレバー151は、被支持部151aをセット駆動部149のチャージ部材145に押圧されることによって、反時計回りの付勢力に抗して、時計回りに回転する。
先羽根セット部材152は、セットレバー151に連動して回転することによって、第2先羽根駆動部材123を押動する。
先羽根セット部材152は、軸115に回転可能に支持されている。先羽根セット部材152は、第1連結部材154と第2連結部材155を介して、セットレバー151に連結している。これにより、先羽根セット部材152は、セットレバー151に連動して、セットレバー151の回転方向と同じ方向に回転する。
先羽根セット部材152は、押動部152aを有する。
押動部152aは、先羽根セット部材152が時計回りに回転する場合に、第2先羽根駆動部材123の被押動部123bを押動する。第2先羽根駆動部材123は、被押動部123bを押動されることによって、先羽根駆動ばね124の付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、先羽根200を駆動する付勢力が、先羽根駆動ばね124に付与される。なお、フォーカルプレンシャッタ1が電子モードで動作する場合、先羽根駆動ばね124に付勢力が付与された状態が維持されるので、先羽根セット部材152が時計回りに回転した場合であっても、押動部152aは第2先羽根駆動部材123の被押動部123bを押動しない。
後羽根セット部材153は、セットレバー151に連動して回転することによって、第2後羽根駆動部材132を押動する。
後羽根セット部材153は、軸116に回転可能に支持されている。後羽根セット部材153は、第1連結部材154を介して、セットレバー151に連結している。これにより、後羽根セット部材153は、セットレバー151に連動して、セットレバー151の回転方向と同じ方向に回転する。
後羽根セット部材153は、押動部153aを有する。
押動部153aは、後羽根セット部材153が時計回りに回転する場合に、第2後羽根駆動部材132の被押動部132aを押動する。第2後羽根駆動部材132は、被押動部132aが押動されることによって、後羽根駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、後羽根300を駆動する付勢力が、後羽根駆動ばねに付与される。
セット駆動部149は、図1Bに示すように、チャージモータ141と、センサ板142と、センサ143と、チャージカム144と、チャージ部材145から構成される。
チャージモータ141は、例えば、DC(Direct Current)モータである。チャージモータ141は、撮像装置10の制御部7からの信号によって、ギア等の伝達部材(図示せず)を介して、センサ板142とチャージカム144を回転させる。
チャージモータ141は、フォーカルプレンシャッタ1がノーマリオープンモード又はノーマリクローズモードで動作する場合、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第1駆動電圧によって、駆動される。また、チャージモータ141は、フォーカルプレンシャッタ1が電子モードで動作する場合、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する、第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって、駆動される。
センサ板142は、チャージモータ141によって、伝達部材を介して軸146を中心に回転される。センサ板142は、一部が扇状に欠けた円板状に形成されている。
センサ143は、例えば、光センサである。センサ143は、センサ板142の扇状に欠けた部分の位置を検出することにより、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153の位置を検出する。これにより、先羽根セット部材152が第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避していることが検出できる。また、後羽根セット部材153が第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避していることも検出できる。
チャージカム144は、チャージモータ141によって、伝達部材を介して軸146を中心に回転される。チャージカム144の回転とセンサ板142の回転は、同期している。
チャージ部材145は、チャージカム144によって軸147を中心に回転され、セットレバー151を押動する。チャージ部材145は、当接部145aと、支持部145bを有する。
当接部145aは、チャージカム144の外周面に当接している。チャージカム144の回転に伴って、X軸方向における当接部145aの位置が移動する。これにより、チャージ部材145は、チャージカム144の回転に伴って軸147を中心に回転する。
支持部145bは、セットレバー151をセットレバー151の被支持部151aにおいて支持している。セットレバー151は反時計回りに付勢されているので、当接部145aがチャージカム144の下死点に当接している場合、支持部145bは、セットレバー151の被支持部151aに押圧されてストッパ148に当接している。
チャージカム144が反時計回りに回転し、当接部145aが当接する位置がチャージカム144の下死点から上死点へ移動する場合、図1Bに示すように、チャージ部材145は時計回りに回転し、支持部145bがセットレバー151の被支持部151aを押圧する。これにより、セットレバー151は、反時計回りの付勢力に抗して時計回りに回転する。セットレバー151の時計回りの回転によって、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153が時計回りに回転し、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力が付与される。
チャージカム144が、さらに反時計回りに回転し、当接部145aが当接する位置がチャージカム144の上死点から下死点へ移動する場合、チャージ部材145は、セットレバー151の被支持部151aに押圧されて、反時計回りに回転する。チャージ部材145の反時計回りの回転は、支持部145bがストッパ148に当接することによって、停止する。一方、セットレバー151は、反時計回りの付勢力によって反時計回りに回転する。セットレバー151が反時計回りに回転することによって、先羽根セット部材152は、反時計回りに回転し、第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避する。また、後羽根セット部材153も、反時計回りに回転し、第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避する。
なお、セットレバー151の反時計回りの回転も、支持部145bがストッパ148に当接することによって、停止する。
ここで、チャージモータ141を駆動する電圧と、後羽根セット部材153と第2後羽根駆動部材132の回転について説明する。
フォーカルプレンシャッタ1がノーマリオープンモード又はノーマリクローズモードで動作する場合、先羽根200が開口101を閉鎖した状態から、先羽根200が開口101を開放し後羽根300が開口101を閉鎖するので、チャージ部は先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する。フォーカルプレンシャッタ1が電子モードで動作する場合、先羽根200と後羽根300が開口101を開放した状態から、先羽根200は動作せず、後羽根300が開口101を閉鎖するので、チャージ部は後羽根駆動ばねのみに付勢力を付与する。
したがって、電子モードでは、ノーマリオープンモードとノーマリクローズモードに比べて、チャージモータ141に掛かる負荷が小さい。
電子モードでは、チャージモータ141に掛かる負荷が小さいので、チャージモータ141が先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第1駆動電圧によって駆動された場合、チャージモータ141の駆動力が過剰になり、後羽根セット部材153と第2後羽根駆動部材132が過剰に回転する。後羽根セット部材153と第2後羽根駆動部材132が過剰に回転することによって、セット部と後羽根駆動部を構成する部材に位置ずれが生じるので、フォーカルプレンシャッタ1の動作が不安定になる。
本実施の形態においては、チャージモータ141は、フォーカルプレンシャッタ1が電子モードで動作する場合に、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する、第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって駆動される。これにより、電子モードにおける後羽根セット部材153と第2後羽根駆動部材132の過剰な回転が抑制され、フォーカルプレンシャッタ1の安定した動作を実現できる。
(ブレーキ部)
ブレーキ部は、先羽根200が開口101を開ける場合に、先羽根200を制動する。ブレーキ部は、ブレーキ部材161と、モータ162と第1カム部材163を有するブレーキ駆動部165から構成される。ブレーキ部は、地板100の+Z側の面に設けられる。
ブレーキ部材161は、先羽根200が開口101を開ける場合に、先羽根200を制動する。具体的には、ブレーキ部材161は、第1先羽根駆動部材122が第2先羽根駆動部材123に伴われて時計回りに回転する場合に、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cと摺接し、駆動ピン122cの走行を制動する。駆動ピン122cは先羽根200に連結しているので、ブレーキ部材161は先羽根200を制動できる。
ブレーキ部材161は、軸117に回転可能に支持されている。また、ブレーキ部材161は、軸117を中心に回転する場合に、軸117に設けられた摩擦部材との摩擦によって回転抵抗を受ける。摩擦部材は、例えばワッシャーである。
ブレーキ部材161は、摺接部161aと被押動部161bを有する。
摺接部161aは、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cが地板100の長孔の下端に達する直前に、駆動ピン122cと摺接する。この場合、ブレーキ部材161は、駆動ピン122cに押動され、反時計回りに回転する。ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦によって回転抵抗を受けているので、駆動ピン122cを制動する。すなわち、ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦によって先羽根200を制動する。
ブレーキ部材161は摩擦部材との摩擦によって先羽根200を制動するので、ブレーキ部材161と摩擦部材との摩擦力を大きくすることによって、ブレーキ部材161の制動力を容易に大きくできる。
また、ブレーキ部材161は、駆動ピン122cに押動されることによって、駆動ピン122cの回転軌跡上から離脱する。したがって、第1先羽根駆動部材122が反時計回りに回転し、先羽根200が開口101を閉鎖する場合に、ブレーキ部材161と駆動ピン122cは衝突しない。
被押動部161bは、ブレーキ駆動部165の第1カム部材163に押動される。これにより、ブレーキ部材161は、時計回りに回転し、先羽根200を制動する位置に移動する。
ブレーキ駆動部165は、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立して、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cの回転軌跡上から離脱しているブレーキ部材161を、先羽根200を制動する位置に移動させる。
ここで「先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立して」とは、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部のそれぞれを構成する部材と連動せず、任意に動作することを意味する。また、ブレーキ部材161の先羽根200を制動する位置は、ブレーキ部材161の摺接部161aが駆動ピン122cと摺接する、ブレーキ部材161の位置である。
ブレーキ駆動部165のモータ162は、例えば、DCモータである。モータ162は、ギア(図示せず)を介して、第1カム部材163を回転させる。
第1カム部材163は、軸164を中心に回転し、ブレーキ部材161の被押動部161bを押動する。第1カム部材163に押動されたブレーキ部材161は、時計回りに回転し、先羽根200を制動する位置に移動する。また、第1カム部材163は、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動させた後、ブレーキ部材161から離間する。これにより、ブレーキ部材161は、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cと摺接した場合に、反時計回りに回転できる。
以上のように、ブレーキ駆動部165は、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立し、モータ162の回転によって、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動できる。ブレーキ駆動部165は、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立しているので、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部の動作とは無関係に、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動できる。例えば、フォーカルプレンシャッタ1がノーマリオープンモードで動作する場合に、第1先羽根駆動部材122が反時計回りに回転し、先羽根200が開口101を閉鎖した後に、ブレーキ駆動部165は先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動できる。
(撮像装置)
図2を参照して、フォーカルプレンシャッタ1を備える撮像装置10を説明する。撮像装置10は、例えば、デジタルスチルカメラである。
撮像装置10は、フォーカルプレンシャッタ1と、レリーズボタン5と、選択ボタン(図示せず)と、撮像素子6と、制御部7を備える。また、撮像装置10は、撮像レンズ、電源等の公知の構成部材(図示せず)を備える。
レリーズボタン5は、静止画像を撮像するために、ユーザが押下するボタンである。レリーズボタン5が押下された場合、撮像装置10は、撮像を開始する。
選択ボタンは、撮像装置10の動作、すなわちフォーカルプレンシャッタ1の動作をユーザが選択するボタンである。ユーザは、ノーマリオープンモードと、ノーマリクローズモードと、電子モードのうちの1つのモードを選択する。
撮像素子6は、地板100の開口101を通して、撮像レンズによって結像した被写体像を撮像する。また、撮像素子6は、被写体像を表した撮像データを、制御部7に出力する。撮像素子6は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
制御部7は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、タイマ等を備える。制御部7は、チャージ部のチャージモータ141、切り替え部の切り替えアクチュエータ128、ブレーキ部のモータ162、撮像素子6、先羽根用電磁石8a、後羽根用電磁石8b等の動作を制御する。
(フォーカルプレンシャッタの動作)
次に、撮像装置10に備えられたフォーカルプレンシャッタ1の動作について説明する。フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリオープンモードと、ノーマリクローズモードと、電子モードで動作する。フォーカルプレンシャッタ1は、ユーザによって選択されたモードで動作する。
まず、図1A〜図13Bを参照して、フォーカルプレンシャッタ1のノーマリオープンモードでの動作について説明する。なお、図3〜図13Bにおいては、理解を容易にするために、各動作に関連する部材の符号のみを付している。
(初期状態)
撮像装置10が起動された場合、フォーカルプレンシャッタ1は、以下のような初期状態になる。なお、初期状態は、3つのモードで共通である。
図1Aに示すように、初期状態において、先羽根200は、重畳された状態で開口101の−Y側に位置している。後羽根300は、重畳された状態で開口101の+Y側に位置している。したがって、開口101は開放されている。
また、先羽根駆動部の第1先羽根駆動部材122は、図1Aに示すように、切り替え部の第1規制部材127によって係止されている。先羽根駆動部の第2先羽根駆動部材123は、チャージ部の先羽根セット部材152に押動されている。すなわち、付勢力が先羽根駆動ばね124に付与されている。図1Bに示すように、チャージ部におけるチャージ部材145の当接部145aがチャージ部におけるチャージカム144の上死点に当接することによって、先羽根駆動ばね124に付勢力が付与された状態が、維持されている。
さらに、後羽根駆動部の第1後羽根駆動部材131は、図1Aに示すように、後羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転した状態にある。後羽根駆動部の第2後羽根駆動部材132は、チャージ部の後羽根セット部材153に押動され、付勢力が後羽根駆動ばねに付与されている。後羽根駆動ばねに付与された付勢力は、先羽根駆動ばね124に付与された付勢力と同様に、チャージ部によって維持されている。
ブレーキ部のブレーキ部材161は、図1Aに示すように、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cの回転軌跡上から離脱している。
(待機状態)
ノーマリオープンモードが選択されている場合、フォーカルプレンシャッタ1は、撮像装置10における撮像が開始されるまで、初期状態で待機している。
(撮像の開始)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されることによって、撮像装置10における撮像が開始される。
(第2先羽根駆動部材と第2後羽根駆動部材の係止)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されると、先羽根用電磁石8aと後羽根用電磁石8bへの通電が開始され、図3に示すように、先羽根駆動部の第1係止部材125と後羽根駆動部の第2係止部材133は、それぞれ、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132を係止する。これにより、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132の時計回りの回転が規制される。
(第1先羽根駆動部材の係止解除)
また、切り替え部における切り替えアクチュエータ128の回動部128aが、切り替えアクチュエータ128への通電によって時計回りに回転する。これにより、図3に示すように、切り替え部の第1規制部材127が反時計回りに回転し、第1規制部材127による第1先羽根駆動部材122の係止が解除される。第1先羽根駆動部材122は反時計回りに付勢されているので、第1先羽根駆動部材122は、図4A、図5Aに示すように、反時計回りに回転し、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cが地板100の長孔の下端から上端へ走行する。駆動ピン122cの走行に伴い、先羽根200は、展開し開口101を閉鎖する。
(先羽根セット部材と後羽根セット部材の退避)
次に、図4Bに示すように、チャージ部のチャージカム144が、チャージ部のチャージモータ141によって、反時計回りに回転される。これにより、図4Aに示すように、チャージ部のセットレバー151が反時計回りに回転する。セットレバー151の反時計回りの回転に伴い、先羽根セット部材152は、反時計回りに回転し第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避する。後羽根セット部材153も、先羽根セット部材152と同様に、第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避する。
図5A、図5Bに示すように、チャージカム144が下死点まで回転し、セットレバー151の回転がチャージ部のストッパ148によって停止すると、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153における回転軌跡上からの退避も完了する。
(ブレーキ部材の移動)
また、ブレーキ駆動部165の第1カム部材163が、ブレーキ駆動部165のモータ162によって回転され、ブレーキ部材161を押動する。第1カム部材163に押動されたブレーキ部材161は、図5Aに示すように、時計回りに回転し、先羽根200を制動する位置に移動する。この場合、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cは、第1先羽根駆動部材122の係止が解除されることによって、ブレーキ部材161の摺接部161aと摺接する位置をすでに通過している。したがって、ブレーキ部材161と開口101を閉鎖するために走行する駆動ピン122cとが衝突することはない。
第1カム部材163は、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動させた後、図6に示すように、ブレーキ部材161から離間している。
(露光動作)
次に露光動作が開始される。
(先羽根の露光動作)
先羽根用電磁石8aへの通電が停止されることによって、第1係止部材125による第2先羽根駆動部材123の係止が解除される。第2先羽根駆動部材123の係止が解除されると、図7に示すように、第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力によって、時計回りに回転する。第2先羽根駆動部材123が時計回りに回転する場合に、第1先羽根駆動部材122は第2先羽根駆動部材123に従動するので、第1先羽根駆動部材122も時計回りに回転する。これにより、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cが、地板100の長孔の上端から下端へ走行する。駆動ピン122cの走行に伴い、先羽根200は、開口101を開放していく。
図8に示すように、駆動ピン122cは、下端に達する直前にブレーキ部材161の摺接部161aに摺接し、ブレーキ部材161を押動する。ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦によって回転抵抗を受けているので、駆動ピン122c、すなわち先羽根200を制動する。
ブレーキ部材161は、駆動ピン122cに押動され、駆動ピン122cの回転軌跡上から離脱する。
図9に示すように、駆動ピン122cが地板100の長孔の下端に当接することによって、第1先羽根駆動部材122と第2先羽根駆動部材123の回転が停止する。先羽根200の移動速度は、ブレーキ部材161の制動によって低下しているので、駆動ピン122cが地板100の長孔の下端に当接することによって生じる先羽根200のバウンドは抑制される。
(後羽根の露光動作)
先羽根用電磁石8aへの通電の停止から所定時間経過後、後羽根用電磁石8bへの通電が停止され、第2係止部材133による第2後羽根駆動部材132の係止が解除される。第2後羽根駆動部材132の係止が解除されると、図10に示すように、第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力によって、時計回りに回転する。これにより、第1後羽根駆動部材131は第2後羽根駆動部材132に従動し、第1後羽根駆動部材131の駆動ピン131aが地板100の長孔の上端から下端へ走行する。駆動ピン131aの走行に伴い、後羽根300は、開口101を閉鎖していく。
図11に示すように、駆動ピン131aが地板100の長孔の下端に当接することによって、第1後羽根駆動部材131と第2後羽根駆動部材132の回転が停止する。これにより、後羽根300は開口101を閉鎖する。
以上により、露光動作が終了する。フォーカルプレンシャッタ1が露光動作を行う間に、撮像装置10の撮像素子6によって、被写体像が撮像される。
(第1先羽根駆動部材の係止)
露光動作の終了後、図12に示すように、切り替えアクチュエータ128の回動部128aが、切り替えアクチュエータ128への通電によって反時計回りに回転する。これにより、第1規制部材127が、時計回りに回転し第1先羽根駆動部材122を係止する。
(チャージ動作)
次に、フォーカルプレンシャッタ1は、撮像装置10における次の撮像のために、チャージ動作を行う。
図13Bに示すように、チャージカム144は、チャージモータ141によって、反時計回りに回転される。ノーマリオープンモードでは、チャージモータ141は、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第1駆動電圧によって、駆動される。
チャージカム144の回転によって、図13Aに示すように、セットレバー151が時計回りに回転する。セットレバー151の時計回りの回転に伴い、先羽根セット部材152は、時計回りに回転し第2先羽根駆動部材123を押動する。先羽根セット部材152に押動された第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、先羽根200を駆動する付勢力が、先羽根駆動ばね124に付与される。
また、後羽根セット部材153も、セットレバー151の時計回りの回転に伴い、第2後羽根駆動部材132を押動する。第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、後羽根300を駆動する付勢力が、後羽根駆動ばねに付与される。第2後羽根駆動部材132の反時計回りの回転に伴い、第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転する。これにより、後羽根300は開口101を開放する。なお、第1規制部材127が第1先羽根駆動部材122を係止しているので、先羽根200は開口101を開放している。
チャージ動作が終了すると、フォーカルプレンシャッタ1は図1A、図1Bに示す初期状態(待機状態)に戻る。フォーカルプレンシャッタ1は、次の撮像まで、初期状態(待機状態)で待機する。
以上のように、ブレーキ駆動部165は、モータ162の回転によってブレーキ部材161を移動させ、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立している。ブレーキ駆動部165が、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立しているので、フォーカルプレンシャッタ1は、先羽根200が開口101を開ける場合に先羽根を制動するブレーキ部材161を、先羽根200が開口101を閉鎖した後に、先羽根200を制動する位置に移動できる。ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦力を大きくすることによって、先羽根200を大きな制動力で制動できる。
次に、図2、図14A〜図16Bを参照して、フォーカルプレンシャッタ1のノーマリクローズモードでの動作について説明する。図14A〜図16Bにおいては、理解を容易にするために、各動作に関連する部材の符号のみを付している。
(待機状態)
ノーマリクローズモードが選択されている場合、フォーカルプレンシャッタ1は、初期状態から第1先羽根駆動部材122の係止を解除し、図14A、図14Bに示す待機状態となる。
第1先羽根駆動部材122の係止は、ノーマリオープンモードと同様に、切り替えアクチュエータ128の回動部128aを時計回りに回転させることによって、解除される。これにより、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cが地板100の長孔の下端から上端へ走行し、先羽根200は開口101を閉鎖する。
フォーカルプレンシャッタ1は、撮像装置10における撮像が開始されるまで、待機状態で待機している。
(撮像の開始)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されることによって、撮像装置10における撮像が開始される。
(第2先羽根駆動部材と第2後羽根駆動部材の係止)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されると、ノーマリオープンモードと同様に、先羽根用電磁石8aと後羽根用電磁石8bへの通電が開始される。これにより、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132は係止され、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132の時計回りの回転が規制される。
(先羽根セット部材と後羽根セット部材の退避)
次に、ノーマリオープンモードと同様に、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153が退避する。
すなわち、チャージ部のチャージカム144が、図15Bに示すように、チャージ部のチャージモータ141によって反時計回りに回転される。これにより、図15Aに示すように、チャージ部のセットレバー151が反時計回りに回転する。セットレバー151の反時計回りの回転に伴い、先羽根セット部材152は、反時計回りに回転し第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避する。後羽根セット部材153も、第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避する。
(ブレーキ部材の移動)
また、ノーマリオープンモードと同様に、ブレーキ駆動部165によって、ブレーキ部材161が先羽根200を制動する位置に移動される。これにより、フォーカルプレンシャッタ1は、図6に示されるノーマリオープンモードにおける露光動作前と同様の状態になる。
(露光動作)
次に、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリオープンモードと同様に、露光動作を行う。露光動作において、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン122cは、ノーマリオープンモードと同様に、ブレーキ部材161の摺接部161aに摺接しブレーキ部材161を押動する。したがって、ブレーキ部材161は、ノーマリオープンモードと同様に、先羽根200を制動できる。
フォーカルプレンシャッタ1が露光動作を行う間に、撮像装置10の撮像素子6によって、被写体像が撮像される。
(チャージ動作)
露光動作が終了した後、フォーカルプレンシャッタ1はチャージ動作を行う。なお、ノーマリクローズモードにおいては、第1先羽根駆動部材122は係止されていない。
図16Bに示すように、チャージカム144は、ノーマリオープンモードと同様に、反時計回りに回転される。ノーマリクローズモードにおいても、チャージモータ141は、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第1駆動電圧によって駆動される。
チャージカム144の回転によって、図16Aに示すように、セットレバー151が時計回りに回転する。セットレバー151の時計回りの回転に伴い、先羽根セット部材152は、時計回りに回転し第2先羽根駆動部材123を押動する。先羽根セット部材152に押動された第2先羽根駆動部材123は、先羽根駆動ばね124の付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、先羽根200を駆動する付勢力が、先羽根駆動ばね124に付与される。ここで、ノーマリクローズモードにおいては、第1先羽根駆動部材122が係止されていないので、第2先羽根駆動部材123の反時計回りの回転に伴い、第1先羽根駆動部材122は、先羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転する。したがって、先羽根200は、開口101を閉鎖していく。
また、後羽根セット部材153は、セットレバー151の時計回りの回転に伴い、第2後羽根駆動部材132を押動する。第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、後羽根300を駆動する付勢力が、後羽根駆動ばねに付与される。第2後羽根駆動部材132の反時計回りの回転に伴い、第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転する。これにより、後羽根300は重畳していく。
チャージ動作が終了すると、フォーカルプレンシャッタ1は、図14A、図14Bに示す待機状態となる。フォーカルプレンシャッタ1は、次の撮像まで、待機状態で待機する。
以上のように、ノーマリクローズモードにおいても、ブレーキ駆動部165が、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立しているので、フォーカルプレンシャッタ1は、先羽根200が開口101を開ける場合に先羽根200を制動するブレーキ部材161を、先羽根200が開口101を閉鎖した後に、先羽根200を制動する位置に移動できる。ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦力を大きくすることによって、先羽根200を大きな制動力で制動できる。
次に、図1A〜図2、図17〜図18Bを参照して、フォーカルプレンシャッタ1の電子モードでの動作について説明する。図17〜図18Bにおいては、理解を容易にするために、各動作に関連する部材の符号のみを付している。
(待機状態)
電子モードが選択されている場合、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリオープンモードと同様に、撮像装置10における撮像が開始されるまで初期状態で待機している。
(撮像の開始)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されることによって、撮像装置10における撮像が開始される。
(第2先羽根駆動部材と第2後羽根駆動部材の係止)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されると、ノーマリオープンモードと同様に、先羽根用電磁石8aと後羽根用電磁石8bへの通電が開始される。これにより、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132は係止され、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132の時計回りの回転が規制される。
(先羽根セット部材と後羽根セット部材の退避)
次に、ノーマリオープンモードと同様に、チャージ部のチャージカム144の回転に伴い、先羽根セット部材152が第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避する。また、後羽根セット部材153も、第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避する。
電子モードにおいては、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153の退避が完了した後も、第1先羽根駆動部材122は、第1規制部材127に係止されている。また、ブレーキ部材161は先羽根200を制動する位置に移動されない。
(露光動作)
次に露光動作が開始される。
撮像装置10の撮像素子6が、制御部7によって制御され、撮像を開始する。撮像素子6の撮像の開始から所定時間経過後に後羽根用電磁石8bへの通電が停止され、第2後羽根駆動部材132の係止が解除される。第2後羽根駆動部材132の係止が解除されると、図17に示すように、第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力によって、時計回りに回転する。これにより、ノーマリオープンモードと同様に、第1後羽根駆動部材131の駆動ピン131aが走行し、後羽根300が開口101を閉鎖する。
以上により、露光動作が終了する。撮像素子6が撮像を開始し後羽根300が開口101を閉鎖する間に、被写体像が撮像される。なお、先羽根用電磁石8aへの通電は停止されないので、第2先羽根駆動部材123は第1係止部材125に係止されている。すなわち、先羽根駆動ばね124に付与された付勢力は、保持されている。
(チャージ動作)
露光動作が終了した後、フォーカルプレンシャッタ1はチャージ動作を行う。
図18Bに示すように、チャージカム144は、チャージモータ141によって反時計回りに回転される。電子モードでは、チャージモータ141は、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第2駆動電圧によって駆動される。第2駆動電圧は、ノーマリオープンモードとノーマリクローズモードにおいてチャージモータ141を駆動する第1駆動電圧よりも小さい。
チャージカム144の回転によって、図18Aに示すように、セットレバー151が時計回りに回転する。セットレバー151の時計回りの回転に伴い、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153は、時計回りに回転する。
時計回りに回転する後羽根セット部材153は、第2後羽根駆動部材132を押動する。後羽根セット部材153に押動された第2後羽根駆動部材132は、後羽根駆動ばねの付勢力に抗して反時計回りに回転する。これにより、後羽根200を駆動する付勢力が、後羽根駆動ばねに付与される。第2後羽根駆動部材132の反時計回りの回転に伴い、第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転する。これにより、後羽根300は開口101を開放する。一方、第2先羽根駆動部材123が、先羽根駆動ばね124に付勢力が付与された状態で、第1係止部材125に係止されているので、時計回りに回転する先羽根セット部材152は、第2先羽根駆動部材123を押動しない。
先羽根セット部材152と後羽根セット部材153の時計回りの回転が終了した後、先羽根用電磁石8aへの通電が停止され、第2先羽根駆動部材132の係止が解除される。これにより、フォーカルプレンシャッタ1は、図1A、図1Bに示す初期状態(待機状態)に戻る。フォーカルプレンシャッタ1は、次の撮像まで初期状態(待機状態)で待機する。なお、フォーカルプレンシャッタ1は、先羽根用電磁石8aへの通電を継続した状態で、次の撮像まで待機してもよい。この場合、次の撮像において撮像装置10のレリーズボタン5が押下されると、後羽根用電磁石8bへの通電が開始される。
以上のように、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリクローズモードとノーマリオープンモードに加えて、電子モードでも動作する。また、フォーカルプレンシャッタ1は、先羽根200を大きな制動力で制動できる。
さらに、電子モードにおいて、チャージモータ141は、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する、第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって駆動される。先羽根駆動ばね124の付勢力が保持されているので、フォーカルプレンシャッタ1は、チャージモータ141が、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する、第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧で駆動されることによって、電子モードにおけるチャージ動作を実行できる。これにより、電子モードにおける後羽根セット部材153と第2後羽根駆動部材132の過剰な回転が抑制され、フォーカルプレンシャッタ1の安定した動作を実現できる。さらに、チャージモータ141が第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧で駆動されるので、チャージ動作における動作音を抑制できる。
(動作モードの切り替え)
フォーカルプレンシャッタ1は、撮像装置10における撮像のために待機している状態において、ユーザの選択によって動作モードを切り替えられる。
ノーマリオープンモード又は電子モードからノーマリクローズモードに切り替わる場合、撮像のために待機している初期状態から、第1先羽根駆動部材122の係止を解除することによって、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリクローズモードにおける待機状態となる。これにより、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリクローズモードで動作できる。
また、ノーマリクローズモードからノーマリオープンモード又は電子モードに切り替わる場合、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリクローズモードにおける待機状態から露光動作までの動作を行い、次いで、ノーマリオープンモードにおけるチャージ動作を行う。これにより、フォーカルプレンシャッタ1は、初期状態となり、ノーマリオープンモード又は電子モードで動作できる。
以上のように、フォーカルプレンシャッタ1は、ノーマリオープンモードとノーマリクローズモードと電子モードで動作し、先羽根200を大きな制動力で制動できる。
(実施の形態2)
図19〜図27を参照して、本実施の形態に係るフォーカルプレンシャッタ2を説明する。なお、図23〜図27においては、理解を容易にするために、各動作に関連する部材の符号のみを付している。
フォーカルプレンシャッタ2は、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、撮像装置10、電子機器等に備えられる。フォーカルプレンシャッタ2は、図19に示すように、フォーカルプレンシャッタ1の第1先羽根駆動部材122と第1規制部材127とブレーキ駆動部165に代えて、第1先羽根駆動部材222と第2規制部材227とブレーキ駆動部265を備える。フォーカルプレンシャッタ2は、フォーカルプレンシャッタ1の切り替えアクチュエータ128を備えない。
フォーカルプレンシャッタ1において、第1先羽根駆動部材122を係止する第1規制部材127は、切り替えアクチュエータ128によって移動されるが、フォーカルプレンシャッタ2において、第1先羽根駆動部材222を係止する第2規制部材227は、ブレーキ駆動部265によって第1先羽根駆動部材222の係止を解除する位置に移動される。ブレーキ駆動部265は、ブレーキ部材161と第2規制部材227を移動する。
その他の構成は、フォーカルプレンシャッタ1と同様である。
(第1先羽根駆動部材)
第1先羽根駆動部材222は、フォーカルプレンシャッタ1の第1先羽根駆動部材122と同様に、先羽根セットばねの付勢力によって、先羽根200が開口101を開いた状態から閉じた状態へ、先羽根200を駆動する。
第1先羽根駆動部材222の一方の端部は、軸112に回転可能に支持されている。第1先羽根駆動部材222は、先羽根セットばねによって反時計回りに付勢されている。
第1先羽根駆動部材222は、図19、図20に示すように、被押動部222aと、駆動ピン222bと、切り欠き部222cを有する。
第1先羽根駆動部材222の被押動部222aは、第2先羽根駆動部材123が先羽根駆動ばね124の付勢力によって回転する場合に、第2先羽根駆動部材123の押動部123aによって押動される。被押動部222aが第2先羽根駆動部材123の押動部123aに押動されることによって、第1先羽根駆動部材222は、第2先羽根駆動部材123と共に時計回りに回転する。
第1先羽根駆動部材222の駆動ピン222bは、第1先羽根駆動部材222の他方の端部の−Z側の面に設けられる。駆動ピン222bは、地板100に形成された長孔211に挿入されている。駆動ピン222bは、先羽根200を収納する羽根室において、先羽根200に連結している。したがって、第1先羽根駆動部材222の回転に伴って、先羽根200は展開又は重畳される。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、第1先羽根駆動部材222が時計回りに回転し駆動ピン222bが長孔211の上端から下端へ走行した場合、先羽根200は、重畳し、開口101を開放する。第1先羽根駆動部材222が反時計回りに回転し、駆動ピン222bが長孔211の下端から上端へ走行した場合、先羽根200は、展開し、開口101を閉鎖する。
第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cは、駆動ピン222bが設けられた端部の側面を切り欠いて形成される。切り欠き部222cは、先羽根200が開口101を開放した状態において、図21に示すように、第2規制部材227の凸部227aと係合する。切り欠き部222cと第2規制部材227の凸部227aが係合することにより、第1先羽根駆動部材222の先羽根セットばねの付勢力による反時計回りの回転が、規制される。
(第2規制部材)
第2規制部材227は、第1先羽根駆動部材222を係止し、第1先羽根駆動部材222の反時計回りの回転を規制する。第1先羽根駆動部材222の反時計回りの回転を規制するか否かによって、フォーカルプレンシャッタ2の動作が、ノーマリクローズモードと、ノーマリオープンモード又は電子モードに切り替えられる。
第2規制部材227は、図19〜図21に示すように、軸117に回転可能に支持されている。第2規制部材227は、付勢ばね(図示せず)の付勢力によって反時計回りに付勢されている。第2規制部材227は、一方の端部に凸部227aを有し、他方の端部に被押動部227bを有する。
凸部227aは、第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cと係合する。これにより、第2規制部材227は、第1先羽根駆動部材222を係止し、第1先羽根駆動部材222の反時計回りの回転を規制する。
本実施の形態においては、凸部227aは、第1先羽根駆動部材222の駆動ピン222bが長孔211の下端へ走行し先羽根200が開口101を開放する場合に、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部の回転軌跡上に位置する。したがって、駆動ピン222bが長孔211の下端へ走行する場合に、凸部227aは、図20に示すように、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部に押し退けられる。凸部227aを押し退けられる第2規制部材227は、付勢ばねの付勢力に抗して時計回りに回転する。駆動ピン222bが長孔211の下端に達した場合に、図21に示すように、第2規制部材227は付勢ばねの付勢力によって反時計回りに回転し、凸部227aは第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cと係合する。
これにより、第1先羽根駆動部材222の反時計回りの回転が規制され、先羽根200は開口101を開放した状態を維持する。また、凸部227aは、第1先羽根駆動部材222に押し退けられた後、第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cと係合するので、フォーカルプレンシャッタ2は、駆動ピン222bが長孔211の下端に当接することによって生じる先羽根200のバウンドを抑制できる。
被押動部227bは、図22に示すように、ブレーキ駆動部265の第2カム部材263に押動される。被押動部227bを押動された第2規制部材227は、付勢ばねの付勢力に抗して時計回りに回転する。これにより、凸部227aと第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cとの係合が解除され、先羽根200は開口101を閉鎖する。
(ブレーキ駆動部)
ブレーキ駆動部265は、フォーカルプレンシャッタ1のブレーキ駆動部165と同様に、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立して、第1先羽根駆動部材222の駆動ピン222bの回転軌跡上から離脱しているブレーキ部材161を、先羽根200を制動する位置に移動する。また、ブレーキ駆動部265は、第1先羽根駆動部材222の係止を解除する位置に第2規制部材227を移動する。
ブレーキ駆動部265は、フォーカルプレンシャッタ1のブレーキ駆動部165と同様に、モータ162と、第1カム部材163を有する。ブレーキ駆動部265は、さらに第2カム部材263を有する。
ブレーキ駆動部265のモータ162は、ブレーキ駆動部165のモータ162と同様に、第1カム部材163を回転させる。また、ブレーキ駆動部265のモータ162は、ギア(図示せず)を介して、第2カム部材263も回転させる。
ブレーキ駆動部265の第1カム部材163は、ブレーキ駆動部165の第1カム部材163と同様に、軸164を中心に回転しブレーキ部材161の被押動部161bを押動する。第1カム部材163に押動されたブレーキ部材161は、時計回りに回転し、先羽根200を制動する位置に移動する。したがって、ブレーキ駆動部265は、フォーカルプレンシャッタ1のブレーキ駆動部165と同様に、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部の動作とは無関係に、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動できる。
ブレーキ駆動部265の第2カム部材263は、第1カム部材163と同様に、軸164を中心に回転する。第2カム部材263は、回転し、第2規制部材227の被押動部227bを押動する。
被押動部227bを押動された第2規制部材227は、図22に示すように、時計回りに回転する。第2規制部材227の時計回りの回転によって、第2規制部材227の凸部227aと第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cとの係合が解除される。これにより、第2規制部材227による第1先羽根駆動部材222の係止が解除され、先羽根200は開口101を閉鎖する。
また、第2規制部材227による第1先羽根駆動部材222の係止が解除された後、第2カム部材263は、さらに回転し、第2規制部材227から離間する。これにより、第2規制部材227は、付勢ばねの付勢力によって反時計回りに回転する。第2規制部材227の凸部227aは、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部の回転軌跡上に戻る。
(フォーカルプレンシャッタの動作)
次に、撮像装置10に備えられたフォーカルプレンシャッタ2の動作について説明する。フォーカルプレンシャッタ2は、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、ノーマリオープンモードと、ノーマリクローズモードと、電子モードで動作する。フォーカルプレンシャッタ2は、ユーザによって選択されたモードで動作する。
フォーカルプレンシャッタ2のノーマリオープンモードでの動作について説明する。
(初期状態)
撮像装置10が起動された場合、フォーカルプレンシャッタ2は、初期状態にある。なお、初期状態は、3つのモードで共通である。
図19に示すように、フォーカルプレンシャッタ2の初期状態において、第1先羽根駆動部材222は、第2規制部材227によって係止されている。その他の部材は、フォーカルプレンシャッタ1の初期状態と同様である。
(待機状態)
ノーマリオープンモードが選択されている場合、フォーカルプレンシャッタ2は、撮像装置10における撮像が開始されるまで、初期状態で待機している。
(撮像の開始)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されることによって、撮像装置10における撮像が開始される。
(第2先羽根駆動部材と第2後羽根駆動部材の係止)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されると、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、先羽根用電磁石8aと後羽根用電磁石8bへの通電が開始され、先羽根駆動部の第1係止部材125と後羽根駆動部の第2係止部材133は、それぞれ、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132を係止する。
(第1先羽根駆動部材の係止解除)
また、ブレーキ駆動部265の第2カム部材263が、ブレーキ駆動部265のモータ162によって回転され、第2規制部材227を押動する。第2カム部材263に押動された第2規制部材227は、図22、図23に示すように、時計回りに回転し第1先羽根駆動部材222の係止を解除する。これにより、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、先羽根200は開口101を閉鎖する。
一方、第2カム部材263は、さらに回転し、第2規制部材227から離間する。これにより、第2規制部材227は反時計回りに回転し、第2規制部材227の凸部227aは、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部の回転軌跡上に戻る。
(先羽根セット部材と後羽根セット部材の退避)
次に、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、チャージ部のチャージカム144が、チャージ部のチャージモータ141によって反時計回りに回転され、先羽根セット部材152は、第2先羽根駆動部材123の回転軌跡上から退避する。後羽根セット部材153も、第2後羽根駆動部材132の回転軌跡上から退避する。
(ブレーキ部材の移動)
また、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、ブレーキ駆動部265の第1カム部材163が、ブレーキ駆動部265のモータ162によって回転され、ブレーキ部材161は、図24に示すように、先羽根200を制動する位置に移動する。第1カム部材163は、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動させた後、ブレーキ部材161から離間する。
(露光動作)
次に露光動作が開始される。
(先羽根の露光動作)
先羽根用電磁石8aへの通電が停止されることによって、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、第1係止部材125による第2先羽根駆動部材123の係止が解除される。これにより、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、第1先羽根駆動部材222の駆動ピン222bが長孔211の上端から下端へ走行し、先羽根200は開口101を開放していく。
図20、図25に示すように、長孔211の下端へ走行する駆動ピン222bは、走行が終了する直前に、ブレーキ部材161の摺接部161aに摺接する。これにより、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、ブレーキ部材161は先羽根200を制動する。ブレーキ部材161は、先羽根200を制動した後、駆動ピン222bの回転軌跡上から離脱する。
一方、第2規制部材227の凸部227aは、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部の回転軌跡上に戻っているので、凸部227aは、図20に示すように、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部に押し退けられる。駆動ピン222bが長孔211の下端に達した場合に、第2規制部材227は、図26に示すように、付勢ばねの付勢力によって反時計回りに回転し、凸部227aは、図21に示すように、第1先羽根駆動部材222の切り欠き部222cと係合する。これにより、第1先羽根駆動部材222の反時計回りの回転が規制される。
先羽根200の移動速度は、ブレーキ部材161の制動によって低下しているので、先羽根200のバウンドは抑制される。また、凸部227aが切り欠き部222cと係合するので、先羽根200のバウンドは、さらに抑制される。
(後羽根の露光動作)
フォーカルプレンシャッタ1と同様に、先羽根用電磁石8aへの通電の停止から所定時間経過後、後羽根用電磁石8bへの通電が停止され、第2係止部材133による第2後羽根駆動部材132の係止が解除される。これにより、後羽根300は、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、開口101を閉鎖する。
以上により、露光動作が終了する。フォーカルプレンシャッタ2が露光動作を行う間に、撮像装置10の撮像素子6によって、被写体像が撮像される。
(チャージ動作)
露光動作の後、フォーカルプレンシャッタ2は、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、チャージ動作を行う。フォーカルプレンシャッタ2におけるチャージ動作は、フォーカルプレンシャッタ1におけるチャージ動作と同様である。
チャージ動作が終了すると、フォーカルプレンシャッタ2は、図19に示す初期状態(待機状態)に戻る。フォーカルプレンシャッタ1は、次の撮像まで、初期状態(待機状態)で待機する。
以上のように、フォーカルプレンシャッタ2において、ブレーキ駆動部265は、フォーカルプレンシャッタ1のブレーキ駆動部165と同様に、先羽根駆動部と後羽根駆動部とチャージ部と独立している。したがって、フォーカルプレンシャッタ2は、先羽根200が開口101を開ける場合に先羽根を制動するブレーキ部材161を、先羽根200が開口101を閉鎖した後に、先羽根200を制動する位置に移動できる。また、ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦力を大きくすることによって、先羽根200を大きな制動力で制動できる。さらに、第2規制部材227の凸部227aが、駆動ピン222bが長孔211の下端に達した場合に、先羽根駆動部材222の切り欠き部222cと係合するので、フォーカルプレンシャッタ2は、先羽根200のバウンドをさらに抑制できる。
次に、フォーカルプレンシャッタ2のノーマリクローズモードでの動作について説明する。
(待機状態)
ノーマリクローズモードが選択されている場合、フォーカルプレンシャッタ2は、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、初期状態から第1先羽根駆動部材222の係止を解除し、待機状態となる。待機状態においては、先羽根200が開口101を閉鎖している。
フォーカルプレンシャッタ2は、撮像装置10における撮像が開始されるまで、待機状態で待機している。
(撮像の開始)
撮像装置10のレリーズボタン5が押下されることによって、撮像装置10における撮像が開始される。
フォーカルプレンシャッタ2は、ノーマリクローズモードにおいても、ノーマリオープンモードと同様に、第2先羽根駆動部材123と第2後羽根駆動部材132の係止、先羽根セット部材152と後羽根セット部材153の退避、ブレーキ部材161の移動、露光動作の順に動作する。また、ノーマリクローズモードにおけるこれらの動作は、ノーマリオープンモードにおける動作と同様である。
(チャージ動作)
露光動作が終了した後、フォーカルプレンシャッタ2はチャージ動作を行う。ノーマリクローズモードにおいては、第1先羽根駆動部材222の係止が解除された状態で、チャージ動作が行われる。
すなわち、ブレーキ駆動部265の第2カム部材263が、ブレーキ駆動部265のモータ162によって回転され、第2規制部材227を押動する。第2カム部材263に押動された第2規制部材227は、図22に示すように、時計回りに回転し第1先羽根駆動部材222の係止を解除する。
第1先羽根駆動部材222の係止が解除された状態で、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、チャージカム144は、チャージモータ141によって反時計回りに回転される。チャージカム144の回転によって、セットレバー151が時計回りに回転し、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに、付勢力が付与される。ここで、第1先羽根駆動部材222の係止は解除されているので、第1先羽根駆動部材222は、先羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転し、先羽根200は、開口101を閉鎖していく。また、第1後羽根駆動部材131は、後羽根セットばねの付勢力によって反時計回りに回転し、後羽根300は重畳していく。
第1先羽根駆動部材222が回転した後、第2カム部材263は、さらに回転され、第2規制部材227から離間する。これにより、第2規制部材227の凸部227aは、第1先羽根駆動部材222における駆動ピン222bを有する端部の回転軌跡上に戻る。
チャージ動作が終了すると、フォーカルプレンシャッタ2は待機状態となる。フォーカルプレンシャッタ2は、次の撮像まで、待機状態で待機する。
以上のように、ノーマリクローズモードにおいても、先羽根200が開口101を閉鎖した後に、先羽根200を制動する位置にブレーキ部材161を移動できる。ブレーキ部材161は、摩擦部材との摩擦力を大きくすることによって、先羽根200を大きな制動力で制動できる。第2規制部材227の凸部227aと先羽根駆動部材222の切り欠き部222cが係合するので、フォーカルプレンシャッタ2は、先羽根200のバウンドをさらに抑制できる。
フォーカルプレンシャッタ2における電子モードの動作は、フォーカルプレンシャッタ1における電子モードの動作と同様である。また、フォーカルプレンシャッタ2は、撮像装置10における撮像のために待機している状態において、フォーカルプレンシャッタ1と同様に、動作モードを切り替えることができる。
以上のように、フォーカルプレンシャッタ2は、ノーマリオープンモードとノーマリクローズモードと電子モードで動作し、先羽根200を大きな制動力で制動できる。また、フォーカルプレンシャッタ2は、先羽根200のバウンドをさらに抑制できる。さらに、切り替えアクチュエータ128を備えず、ブレーキ駆動部265が第2規制部材227を移動するので、部品数を低減しコストを削減できる。
なお、チャージモータ141は、ノーマリオープンモードとノーマリクローズモードにおいては、先羽根駆動ばね124と後羽根駆動ばねに付勢力を付与する第1駆動電圧によって駆動される。また、チャージモータ141は、電子モードにおいては、後羽根駆動ばねに付勢力を付与する、第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって駆動される。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、フォーカルプレンシャッタ1、2における後羽根駆動部は、後羽根300と連結し後羽根駆動ばねによって時計回りに付勢された、1つの後羽根駆動部材から構成されてもよい。
フォーカルプレンシャッタ1、2において、ブレーキ部材161と摩擦する摩擦部材は、地板100上に設けられてもよい。例えば、ブレーキ部材161は、地板100の−Z側の面に設けられた樹脂製の弾性体との摩擦によって、先羽根200を制動してもよい。
フォーカルプレンシャッタ1において、切り替えアクチュエータ128に代えて、DCモータ、サーボモータ等のモータが設けられてもよい。また、フォーカルプレンシャッタ1、2において、チャージモータ141とモータ162のそれぞれに代えて、電磁アクチュエータが設けられてもよい。チャージモータ141とモータ162は、DCモータに限られず、サーボモータ等であってもよい。なお、本明細書において、DCモータ、サーボモータ等のモータはアクチュエータに含まれる。
フォーカルプレンシャッタ2のブレーキ駆動部265において、第1カム部材163と第2カム部材263は、一体に形成されもよい。
フォーカルプレンシャッタ2において、第2規制部材227の凸部227aが、第1先羽根駆動部材222の駆動ピン222bを係止してもよい。この場合、第1先羽根駆動部材222は切り欠き部222cを有していない。また、凸部227aは、第1先羽根駆動部材122の駆動ピン222bに一旦押し退けられ、駆動ピン222bが長孔211の下端に達した後に駆動ピン222bを係止する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本出願は、2015年9月30日に出願された日本国特許出願特願2015−192730号と日本国特許出願特願2015−193948号に基づく。本明細書中に、日本国特許出願特願2015−192730号と日本国特許出願特願2015−193948号の明細書、特許請求の範囲、及び図面全体を参照として取り込むものとする。
1 フォーカルプレンシャッタ
2 フォーカルプレンシャッタ
5 レリーズボタン
6 撮像素子
7 制御部
8a 先羽根用電磁石
8b 後羽根用電磁石
10 撮像装置
100 地板
101 開口
111、112、113、114、115、116、117 軸
122 第1先羽根駆動部材
122a 被係止部
122b 被押動部
122c 駆動ピン
123 第2先羽根駆動部材
123a 押動部
123b 被押動部
124 先羽根駆動ばね
125 第1係止部材
127 第1規制部材
127a 連結部
127b 規制部
128 切り替えアクチュエータ
128a 回動部
128b 軸
131 第1後羽根駆動部材
131a 駆動ピン
132 第2後羽根駆動部材
132a 被押動部
133 第2係止部材
141 チャージモータ
142 センサ板
143 センサ
144 チャージカム
145 チャージ部材
145a 当接部
145b 支持部
146、147 軸
148 ストッパ
149 セット駆動部
151 セットレバー
151a 被支持部
152 先羽根セット部材
152a 押動部
153 後羽根セット部材
153a 押動部
154 第1連結部材
155 第2連結部材
161 ブレーキ部材
161a 摺接部
161b 被押動部
162 モータ
163 第1カム部材
164 軸
165 ブレーキ駆動部
200 先羽根
211 長孔
222 第1先羽根駆動部材
222a 被押動部
222b 駆動ピン
222c 切り欠き部
227 第2規制部材
227a 凸部
227b 被押動部
263 第2カム部材
265 ブレーキ駆動部
300 後羽根

Claims (10)

  1. 開口が形成された地板と、
    前記開口を開閉する、先羽根と後羽根と、
    前記先羽根に連結され、第1付勢部材の第1付勢力によって移動し、前記開口を閉じる方向に前記先羽根を駆動する第1先羽根駆動部材と、前記第1付勢力と逆方向の第2付勢部材の第2付勢力によって前記第1先羽根駆動部材を伴って移動し、前記開口を開ける方向に前記先羽根を駆動する第2先羽根駆動部材と、を有する先羽根駆動部と、
    第3付勢部材の第3付勢力によって移動し、前記開口を閉じる方向に前記後羽根を駆動する後羽根駆動部材を有する後羽根駆動部と、
    前記第2付勢部材に前記第2付勢力を付与し、前記第3付勢部材に前記第3付勢力を付与するチャージ部と、
    前記先羽根が前記開口を開ける場合に、前記地板に設けられた摩擦部材との摩擦によって前記先羽根を制動するブレーキ部材と、
    前記先羽根駆動部と前記後羽根駆動部と前記チャージ部と独立し、前記先羽根を制動する位置に前記ブレーキ部材を移動するブレーキ駆動部と、を備え、
    前記ブレーキ駆動部は、前記先羽根を制動する位置に前記ブレーキ部材を移動させる第1アクチュエータと、前記第1アクチュエータによって回転され前記ブレーキ部材を押動するカム部材と、を有し、
    前記カム部材は、前記ブレーキ部材が前記先羽根を制動する場合に、前記ブレーキ部材から離間している、
    フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記ブレーキ部材は、前記先羽根が前記開口を閉じる場合に、前記第1先羽根駆動部材が移動する軌跡上から離脱している、
    請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する第1規制部材と、前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する位置に前記第1規制部材を移動させる第2アクチュエータと、を有する、
    請求項1又は2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記第1アクチュエータによって移動され、前記第1先羽根駆動部材の移動を規制する第2規制部材を有する、
    請求項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  5. 前記第1先羽根駆動部材は、側面に切り欠き部を有し、
    前記第2規制部材は、前記第1先羽根駆動部材の切り欠き部に係合する第1凸部を有する、
    請求項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  6. 前記第1先羽根駆動部材は、前記先羽根に連結する駆動ピンを有し、
    前記第2規制部材は、前記駆動ピンを係止する第2凸部を有する、
    請求項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  7. 前記チャージ部は、前記第2先羽根駆動部材と前記後羽根駆動部材を押動するセット部と、前記セット部を駆動する第3アクチュエータと、を有する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  8. 前記第3アクチュエータは、
    前記先羽根が前記開口を閉鎖した状態から、前記先羽根が前記開口を開放し前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第2付勢部材と前記第3付勢部材のそれぞれに前記第2付勢力と前記第3付勢力のそれぞれを付与する第1駆動電圧によって、駆動され、
    前記先羽根と前記後羽根が前記開口を開放した状態から、前記後羽根が前記開口を閉鎖する撮像において、前記第3付勢部材に前記第3付勢力を付与する、前記第1駆動電圧よりも小さい第2駆動電圧によって、駆動される、
    請求項に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタを備える、撮像装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタを備える、電子機器。
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