JPH0624816Y2 - カメラ用シャッターにおける衝撃によるシャッター羽根の開閉防止装置 - Google Patents
カメラ用シャッターにおける衝撃によるシャッター羽根の開閉防止装置Info
- Publication number
- JPH0624816Y2 JPH0624816Y2 JP1988162022U JP16202288U JPH0624816Y2 JP H0624816 Y2 JPH0624816 Y2 JP H0624816Y2 JP 1988162022 U JP1988162022 U JP 1988162022U JP 16202288 U JP16202288 U JP 16202288U JP H0624816 Y2 JPH0624816 Y2 JP H0624816Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- opening
- closing
- blade opening
- driving member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はレンズ駆動部材とセットレス式の羽根開閉部材
とを備えたカメラ用シャッターにおける衝撃によるシャ
ッタ羽根の開閉防止装置に関する。
とを備えたカメラ用シャッターにおける衝撃によるシャ
ッタ羽根の開閉防止装置に関する。
セットレスシャッターには従来から各種のものがある
が、最近ではAF機構等の導入に伴い電磁アクチュエー
ターによりシャッター羽根の開閉が行われるようにした
形式のものが出現している。
が、最近ではAF機構等の導入に伴い電磁アクチュエー
ターによりシャッター羽根の開閉が行われるようにした
形式のものが出現している。
ところで、この種のアクチュエーターは力量が小さいた
め、常態即ち静止状態においてカメラ本体に衝撃が加わ
ると、その衝撃でシャッター羽根が開閉してしまうこと
がある。
め、常態即ち静止状態においてカメラ本体に衝撃が加わ
ると、その衝撃でシャッター羽根が開閉してしまうこと
がある。
本考案は、かかる実情に鑑み、衝撃によりシャッター羽
根が開閉するようなことのない、この種カメラ用シャッ
ターを提供することを目的とする。
根が開閉するようなことのない、この種カメラ用シャッ
ターを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案によるカメラ用シャ
ッターは、レンズ駆動部材が作動の初期位置にある時該
駆動部材の一部が羽根開閉部材の作動領域内へ侵入して
羽根開閉部材の動作が阻止されるように構成されてい
る。
ッターは、レンズ駆動部材が作動の初期位置にある時該
駆動部材の一部が羽根開閉部材の作動領域内へ侵入して
羽根開閉部材の動作が阻止されるように構成されてい
る。
常態すなわちレンズ駆動部材が作動の初期位置にある時
は、羽根開閉部材は、その作動領域内へ侵入しているレ
ンズ駆動部材の一部により動作を阻止され、羽根開閉部
材はシャッター羽根が開く方向へ実質的に動き得ないよ
うにされる。レンズ駆動部材が上記初期位置から移動し
てピント合わせが完了した段階では上記一部は羽根開閉
部材の作動領域外へ退避し、阻止は解除される。
は、羽根開閉部材は、その作動領域内へ侵入しているレ
ンズ駆動部材の一部により動作を阻止され、羽根開閉部
材はシャッター羽根が開く方向へ実質的に動き得ないよ
うにされる。レンズ駆動部材が上記初期位置から移動し
てピント合わせが完了した段階では上記一部は羽根開閉
部材の作動領域外へ退避し、阻止は解除される。
以下図面に示した一実施例に基づき本考案を詳述する。
第1図及び第2図において、1はレンズ鏡筒1aと弧状
スロット1bを有するシャッター基板、2はレンズ鏡筒
1aに回動可能に装架されていて段部2aを形成したリ
ング状のレンズ駆動部材、3はシャッター基板1上に軸
4により回動可能に支持されていて弧状スロット1bを
介してシャッター基板の裏側に突出したピン3aとスロ
ット3bとレンズ駆動部材の段部2aに係合可能の端部
3cとを有する羽根開閉部材、5はシャッター基板との
間に羽根開閉部材3を挟むような関係でシャッター基板
1上に取り付けられていて羽根開閉部材のスロット3b
に嵌合するピン5aを有するローター5Aを含む電磁ア
クチュエーター、6はシャッター基板1の裏側表面上に
枢着されていて羽根開閉部材3にピン3aとピン−スロ
ット連結されているシャッター羽根である。尚、羽根開
閉部材3は図示しないスプリングにより羽根閉鎖方向即
ち第1図の位置で反時計方向に弾圧され、且つ図示の羽
根閉鎖状態即ち静止状態において端部3cの回動方向前
方にはレンズ駆動部材2の段部2aが侵入して時計方向
への回動が阻止されるように構成されている。又、レン
ズ駆動部材2は静止状態即ち撮影を行わない常態におい
て図示の初期位置を占め、例えばAF制御装置等により
露光に先立ってこの初期位置より必要量だけ時計方向へ
回動せしめられてレンズを必要量だけ繰り出し得るよう
に構成されている。更に、アクチュエーター5は露出時
間制御回路を含む駆動制御回路に接続されていて、適正
露出が達成されるように羽根開閉部材3を往復動せしめ
得るようになっている。
第1図及び第2図において、1はレンズ鏡筒1aと弧状
スロット1bを有するシャッター基板、2はレンズ鏡筒
1aに回動可能に装架されていて段部2aを形成したリ
ング状のレンズ駆動部材、3はシャッター基板1上に軸
4により回動可能に支持されていて弧状スロット1bを
介してシャッター基板の裏側に突出したピン3aとスロ
ット3bとレンズ駆動部材の段部2aに係合可能の端部
3cとを有する羽根開閉部材、5はシャッター基板との
間に羽根開閉部材3を挟むような関係でシャッター基板
1上に取り付けられていて羽根開閉部材のスロット3b
に嵌合するピン5aを有するローター5Aを含む電磁ア
クチュエーター、6はシャッター基板1の裏側表面上に
枢着されていて羽根開閉部材3にピン3aとピン−スロ
ット連結されているシャッター羽根である。尚、羽根開
閉部材3は図示しないスプリングにより羽根閉鎖方向即
ち第1図の位置で反時計方向に弾圧され、且つ図示の羽
根閉鎖状態即ち静止状態において端部3cの回動方向前
方にはレンズ駆動部材2の段部2aが侵入して時計方向
への回動が阻止されるように構成されている。又、レン
ズ駆動部材2は静止状態即ち撮影を行わない常態におい
て図示の初期位置を占め、例えばAF制御装置等により
露光に先立ってこの初期位置より必要量だけ時計方向へ
回動せしめられてレンズを必要量だけ繰り出し得るよう
に構成されている。更に、アクチュエーター5は露出時
間制御回路を含む駆動制御回路に接続されていて、適正
露出が達成されるように羽根開閉部材3を往復動せしめ
得るようになっている。
本案シャッターは上記のように構成されているから、撮
影に当たりカメラのレリーズ釦を押せば、先ずAF制御
装置が働いてレンズ駆動部材2が所定量だけ図示位置か
ら時計方向へ回動せしめられて(鎖線図示)撮影レンズ
のピント調整を行うと同時に羽根開閉部材3の回動領域
から段部2aが退避して、羽根開閉部材3の右旋を可能
にし、次に上記駆動制御回路が働いてアクチュエーター
5により羽根開閉部材3が所定量だけ時計回動せしめら
れた後図示位置へ戻されて適正露出がおこなわれるよう
にシャッター羽根6の開閉が行われる。かくして露出が
完了するとAF制御装置の働きによりレンズ駆動部材2
は再び初期位置へ戻され、一回の撮影動作が終了せしめ
られて、羽根開閉部材3の端部3cの時計回動方向前方
にレンズ駆動部材2の段部2aが再び侵入するに至る。
従って、この状態では仮にシャッター基板1に強い衝撃
が加えられて羽根開閉部材3が図示しないスプリングの
弾力に抗して右旋しようとしてもその回動は段部2aで
確実に阻止され、シャッター羽根6が開くようなことは
ない。
影に当たりカメラのレリーズ釦を押せば、先ずAF制御
装置が働いてレンズ駆動部材2が所定量だけ図示位置か
ら時計方向へ回動せしめられて(鎖線図示)撮影レンズ
のピント調整を行うと同時に羽根開閉部材3の回動領域
から段部2aが退避して、羽根開閉部材3の右旋を可能
にし、次に上記駆動制御回路が働いてアクチュエーター
5により羽根開閉部材3が所定量だけ時計回動せしめら
れた後図示位置へ戻されて適正露出がおこなわれるよう
にシャッター羽根6の開閉が行われる。かくして露出が
完了するとAF制御装置の働きによりレンズ駆動部材2
は再び初期位置へ戻され、一回の撮影動作が終了せしめ
られて、羽根開閉部材3の端部3cの時計回動方向前方
にレンズ駆動部材2の段部2aが再び侵入するに至る。
従って、この状態では仮にシャッター基板1に強い衝撃
が加えられて羽根開閉部材3が図示しないスプリングの
弾力に抗して右旋しようとしてもその回動は段部2aで
確実に阻止され、シャッター羽根6が開くようなことは
ない。
上述の如く本考案によれば、常態においてシャッターに
如何なる衝撃が加えられてもシャッター羽根は不用意に
開くようなことはなく、実用上有用なこの種のシャッタ
ーを提供することができる。又、従来のものに較べて構
造が複雑になったり部品が増えたりするようなこともな
いので実用的効果は大である。
如何なる衝撃が加えられてもシャッター羽根は不用意に
開くようなことはなく、実用上有用なこの種のシャッタ
ーを提供することができる。又、従来のものに較べて構
造が複雑になったり部品が増えたりするようなこともな
いので実用的効果は大である。
第1図は本考案によ係るカメラ用シャッターの要部平面
図、第2図は第1図に示すシャッターの説明図的要部縦
断面図である。 1……シャッター基板、2……レンズ駆動部材、2a…
…段部、3……羽根開閉部材、3c……端部、5……ア
クチュエーター、6……シャッター羽根。
図、第2図は第1図に示すシャッターの説明図的要部縦
断面図である。 1……シャッター基板、2……レンズ駆動部材、2a…
…段部、3……羽根開閉部材、3c……端部、5……ア
クチュエーター、6……シャッター羽根。
Claims (1)
- 【請求項1】シャッターレリーズに伴い、初期位置から
作動してレンズ移動を行うレンズ駆動部材と、電磁アク
チュエーターに駆動されて往復作動することによりシャ
ッター羽根を開き方向及び閉じ方向へ作動させるセット
レス式の羽根開閉レバーとを備えたカメラ用レンズシャ
ッターにおいて、該レンズ駆動部材に阻止部を設け、該
レンズ駆動部材が前記初期位置にある時該阻止部が該羽
根開閉部材の作動領域内へ侵入して該羽根開閉部材の開
き作動が阻止されるようにしたことを特徴とする、衝撃
によるシャッター羽根の開閉防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162022U JPH0624816Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | カメラ用シャッターにおける衝撃によるシャッター羽根の開閉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162022U JPH0624816Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | カメラ用シャッターにおける衝撃によるシャッター羽根の開閉防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283532U JPH0283532U (ja) | 1990-06-28 |
JPH0624816Y2 true JPH0624816Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31445474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988162022U Expired - Lifetime JPH0624816Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | カメラ用シャッターにおける衝撃によるシャッター羽根の開閉防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624816Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200022A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-08 | Canon Inc | Electromagnetically driven shutter |
JPS5998427U (ja) * | 1982-12-21 | 1984-07-03 | ニスカ株式会社 | カメラのaf捲き上げ機構 |
JPS62257135A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-09 | Ricoh Co Ltd | カメラのレンズ駆動及びシヤツタ開閉機構 |
JPS6323139A (ja) * | 1987-05-12 | 1988-01-30 | Minolta Camera Co Ltd | バイモルフ駆動素子を用したシャッタ駆動装置を有するカメラ |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP1988162022U patent/JPH0624816Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283532U (ja) | 1990-06-28 |
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