JP6740306B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータに関するものである。
従来、回転電機のステータとして、ステータコアに形成されたスロットに導体セグメントを挿入し、ステータコアから突出した導体端部を互いに接合することでステータコアに装着されて形成されるコイルを備えるものがある。この種のステータでは、導体端部を互いに接合した後、この接合部を絶縁するために保護塗料による塗装が施される。
例えば特許文献1には、炉で加熱したコイル先端部を粉体樹脂(保護塗料)の入った流動浸漬槽に浸し、コイルの熱により粉体樹脂を溶かすことで溶融した粉体樹脂をコイル溶接部に付着させるコイルエンド保護塗装方法が開示されている。
特開2003−260407号公報
ところで、通常コイルの外周は絶縁被膜で覆われ、接合部の近傍において導体が露出している。保護塗料の塗装を施す際は、確実に絶縁処理を施すために、導体セグメントから絶縁被膜に亘って保護塗料を塗装する必要がある。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術にあっては、絶縁被膜と保護塗料の組み合わせによっては絶縁被膜と保護塗料との密着性が低下するおそれがある。これにより保護塗料の剥がれ及び浮きが発生すると、異物混入や導体露出によって絶縁性能が低下してしまう。また、密着性を考慮した組み合わせとする必要が生じ、粉体塗装もしくは被膜の材料選択の自由度が限られてしまう。したがって、従来技術にあっては、コイルの絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上し、コイルエンドにおける絶縁性能を確保したステータの提供という点で課題があった。
そこで、本発明は、コイルの絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上し、コイルエンドにおける絶縁性能を確保したステータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るステータ(例えば、第1実施形態におけるステータ1)は、ステータコア(例えば、第1実施形態におけるステータコア3)と、前記ステータコアに装着され、絶縁被膜(例えば、第1実施形態における絶縁被膜20)を有し、前記絶縁被膜の少なくとも一部が保護塗料(例えば、第1実施形態における保護塗料30)により塗装されたコイル(例えば、第1実施形態におけるコイル4)と、を備え、前記絶縁被膜は、中空のカプセル(例えば、第1実施形態におけるカプセル23)を有するポリイミドであり、前記絶縁被膜の表面には凹部(例えば、第1実施形態における凹部25)が形成され、前記凹部は、前記絶縁被膜の表面に露出した前記カプセルにより形成された凸部(例えば、第1実施形態における凸部24)の間に設けられており、前記凹部の開口幅(例えば、第1実施形態における開口幅W)が前記凹部の深さ(例えば、第1実施形態における深さD)よりも大きく形成される領域を有するとともに、前記凹部に前記保護塗料が入り込んでいることを特徴としている。
請求項2に記載の発明に係るステータは、前記保護塗料は粉体(例えば、第1実施形態における粉体31)を有し、前記凹部の内形は、前記粉体の外形よりも大きいことを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のステータによれば、絶縁被膜の表面には凹部が形成されているので、凹部により絶縁被膜と保護塗料との接触面積が増加し、絶縁被膜に対する保護塗料の密着性を向上できる。また、凹部に保護塗料が入り込むアンカー効果により、絶縁被膜に対する保護塗料の密着性を向上できる。これにより、保護塗料の剥がれ及び浮きが抑制され、異物混入や導体露出による絶縁性能の低下を抑制することができる。
また、絶縁被膜及び粉体塗装の材料の組み合わせに依らず絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上させることができるので、絶縁被膜及び粉体塗装の材料選択の自由度を向上することができる。
したがって、コイルの絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上し、コイルエンドにおける絶縁性能を確保したステータを提供できる。
絶縁被膜は中空のカプセルを有するポリイミドで形成されているので、絶縁被膜の表面には複数のカプセルが突出することによる凸部が形成される。このとき、各カプセルの凸部の間は凹部とされている。よって、この凹部に保護塗料が入り込むことにより、絶縁被膜に対する保護塗料の密着性を向上できる。
また、絶縁被膜に凹部を形成するために別工程を設ける必要がなく、製造工程を簡素化できる。
したがって、簡素な構成により絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上したステータとすることができる。
本発明の請求項2に記載のステータによれば、保護塗料は粉体を有し、絶縁被膜における凹部の内形は粉体の外形よりも大きいので、凹部に粉体を確実に入り込ませることができる。これにより、凹部の内形が粉体の外形よりも小さい場合と比較して、絶縁被膜と粉体との接触面積を増加させることができる。よって、絶縁被膜に対する粉体の剥がれ及び浮きを抑制し、異物混入や導体露出による絶縁性能の低下を抑制することができる。
したがって、コイルの絶縁被膜と保護塗料との密着性を向上し、コイルエンドにおける絶縁性能を確保したステータを提供できる。
第1実施形態に係るステータの斜視図。 第1実施形態に係るコイルエンドの拡大図。 第1実施形態に係る溶接部近傍におけるコイルの断面図。 図3のIV部断面図。 凹部の外形と粉体の密着性との関係を示すグラフ。 凹部の外形と部分放電開始電圧との関係を示すグラフ。 第2実施形態に係る溶接部近傍におけるコイルの断面図。 第3実施形態に係る溶接部近傍におけるコイルの断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、ステータ1の外観斜視図である。ステータ1は、ステータコア3と、コイル4と、を備える。
ステータコア3は、軸線Cを中心とした環状に形成されている。ステータコア3の内周面には、ティース7が形成されている。ティース7は、ステータコア3の内周面から径方向の内側に向かって突出している。ティース7は、周方向に複数設けられている。各ティース7の間はスロット8とされ、各スロット8には後述するコイル4が挿入される。ステータコア3の内部には、不図示のロータが軸線Cを中心として回転自在に配置される。
以下の説明では、ステータコア3の軸線Cに沿う方向を軸方向といい、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C回りの方向を周方向という場合がある。
コイル4は、ステータコア3のスロット8に装着されている。具体的に、コイル4は、径方向及び周方向に複数重ねられた状態で軸方向一方側(図1における下方側)から各スロット8に挿入され、各スロット8から軸方向他方側(図1における上方側)に突出したコイル4の先端部が互いに接合されることにより、ステータコア3に固定されている。コイル4のうち、スロット8に挿入される部分はコイル挿通部41とされ、ステータコア3の端面から軸方向の一方側及び他方側に突出する部分はコイルエンド42とされている。
コイル4は、導体10と、絶縁被膜20と、保護塗料30(図2参照)と、を有する。
図2は、軸方向の他方側に突出したコイルエンド42の拡大図である。
導体10は、コイル4の芯部分を構成し、矩形状の断面を有する線状に形成されている。導体10は、軸方向の他方側に突出するコイルエンド42の先端部に、溶接部11を有する。隣り合う溶接部11同士は互いに溶接により電気的及び物理的に接合されている。
図3は、溶接部11近傍におけるコイル4の断面図であり、図4は、図3のIV部断面図である。
絶縁被膜20は、導体10の外周部を覆っている。絶縁被膜20は、例えば樹脂等の絶縁性材料により形成されている。絶縁被膜20は、溶接部11の近傍を除く導体10の全長に亘って形成されている。換言すれば、溶接部11の近傍では、絶縁被膜20に対して導体10が露出している。導体10のうち絶縁被膜20から露出した部分と、絶縁被膜20の少なくとも一部と、には保護塗料30が塗布されている。
絶縁被膜20は、被膜本体21と、カプセル23(図4参照)と、凸部24と、凹部25と、を有する。
被膜本体21は、例えばポリイミド等の絶縁性の樹脂により形成されている。
図4に示すように、被膜本体21は、内部に中空のカプセル23を複数有している。
カプセル23は、被膜本体21とは異なる樹脂により形成されている。カプセル23は、例えばシリコーン等の樹脂である。カプセル23は、球状に形成されている。カプセル23の内部は、空孔22となっている。
カプセル23のうち、少なくとも一部が被膜本体21の外周面よりも外側に露出した部分は、絶縁被膜20における凸部24とされている。各凸部24の間は凹部25とされている。すなわち、絶縁被膜20の表面には、カプセル23により凹部25が形成されている。
保護塗料30は、絶縁被膜20から露出した導体10と、その近傍の絶縁被膜20と、を塗装により覆っている。保護塗料30は、凹部25に入り込んでいる。保護塗料30は、粉体31を有する。具体的に、保護塗料30による塗装とは、粉体31を被塗装部材(本実施形態では導体10及び絶縁被膜20)に付着させ、その後粉体を加熱することにより保護膜を形成する、いわゆる粉体塗装である。粉体31の外形は、凹部25の内形よりも小さい。本実施形態において、粉体31は凹部に入り込んでいる。
ここで、絶縁被膜20における凹部25の開口幅W及び深さD(以下、凹部25の外形)の設定方法について説明する。
図5は、横軸を凹部25の外形、縦軸を粉体31と絶縁被膜20との密着性としたときの、凹部25の外形と粉体31の密着性との関係を示したグラフである。図5におけるαは、例えば粉体31の粒径である。図5に示すように、凹部25の外形がαよりも小さいときは、粉体31が凹部25に入り込まないため、粉体31と絶縁被膜20との密着性が低下する。凹部25の外形がα以上のときは、粉体31が凹部25の内部に入り込むので、アンカー効果により粉体31の密着性が向上する。したがって、粉体31と絶縁被膜20との密着性を向上するためには、凹部25の外形はα以上が好ましく、凹部25の外形が大きいほどより好ましい。
一方、図6は、横軸を凹部25の外形、縦軸を絶縁被膜20の部分放電開始電圧としたときの、凹部25の外形と部分放電開始電圧との関係を示したグラフである。図6に示すように、凹部25の外形がβよりも大きいときは、部分放電開始電圧が低い、すなわち部分放電が生じやすい。凹部25の外形がβ以下のときは、絶縁被膜20の厚みが十分に確保されることにより部分放電開始電圧が高くなる、すなわち部分放電が生じにくい。したがって、部分放電開始電圧を高めるためには、凹部25の外形はβ以下が好ましく、凹部25の外形が小さいほどより好ましい。
これにより、凹部25外形は、α以上かつβ以下となるように設定される。
なお、αの値は粉体31の種類等によって変わる値である。また、βの値は絶縁被膜20の厚みや種類等によって変わる値である。
ステータ1の製造工程は、ステータコア3にコイル4を装着するコイル装着工程と、コイルエンドに絶縁処理を施す塗装工程と、を有する。
コイル装着工程では、まず、U字状に形成されたコイル4を径方向及び周方向に重ねた状態で、軸方向の一方側からステータコア3の各スロット8にそれぞれ挿入する。次に、軸方向の他方側から突出したコイル4の導体10部分を互いに溶接することで、ステータコア3にコイル4を固定する。
塗装工程では、コイル装着工程で軸方向他方側に突出したコイル4のコイルエンド42に保護塗料30を塗布する。より具体的には、まず、露出した導体10及び導体10近傍の絶縁被膜20を覆うように、粉体31を吹き付ける。その後、焼き付けにより保護塗料30を導体10及び絶縁被膜20に固着することで、塗装が完了する。なお、この塗装工程は、コイルエンド42の絶縁処理を兼ねている。
(作用、効果)
次に、ステータ1の作用、効果について説明する。
ここで、通常、絶縁被膜20に粉体塗装を行う場合、絶縁被膜20と保護塗料30との組み合わせによっては絶縁被膜20と保護塗料30との密着性が低下するおそれがある。これにより保護塗料の剥がれ及び浮きが発生すると、異物混入や導体10露出によって絶縁性能が低下してしまう。そのため、密着性を考慮した組み合わせとする必要が生じ、保護塗料30の種類もしくは絶縁被膜20の材料選択が限られてしまう。
本構成のステータ1によれば、絶縁被膜20の表面には凹部25が形成されているので、凹部25により絶縁被膜20と保護塗料30との接触面積が増加し、絶縁被膜20に対する保護塗料30の密着性を向上できる。また、凹部25に保護塗料30が入り込むアンカー効果により、絶縁被膜20に対する保護塗料30の密着性を向上できる。これにより、保護塗料30の剥がれ及び浮きが抑制され、異物混入や導体10露出による絶縁性能の低下を抑制することができる。
また、絶縁被膜20及び保護塗料30の材料の組み合わせに依らず絶縁被膜20と保護塗料30との密着性を向上させることができるので、絶縁被膜20及び保護塗料30の材料選択の自由度を向上することができる。
したがって、コイル4の絶縁被膜20と保護塗料30との密着性を向上し、コイルエンド42における絶縁性能を確保したステータ1を提供できる。
また、保護塗料30は粉体31を有し、絶縁被膜20における凹部25の内形は粉体31の外形よりも大きいので、凹部25に粉体31を確実に入り込ませることができる。これにより、凹部25の内形が粉体31の外形よりも小さい場合と比較して、絶縁被膜20と粉体31との接触面積を増加させることができる。よって、絶縁被膜20に対する粉体31の剥がれ及び浮きを抑制し、異物混入や導体10露出による絶縁性能の低下を抑制することができる。
また、絶縁被膜20は中空のカプセル23を有するポリイミドで形成されているので、絶縁被膜20の表面には複数のカプセル23が突出することによる凸部24が形成される。このとき、各カプセル23の凸部24の間は凹部25とされている。よって、この凹部25に保護塗料30が入り込むことにより、絶縁被膜20に対する保護塗料30の密着性を向上できる。
また、絶縁被膜20に凹部25を形成するために別工程を設ける必要がなく、製造工程を簡素化できる。
したがって、簡素な構成により絶縁被膜20と保護塗料30との密着性を向上したステータ1とすることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態及び第3実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る溶接部11近傍におけるコイル4の断面図である。図8は、本発明の第3実施形態に係る溶接部11近傍におけるコイル4の断面図である。
以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、図7及び図8に記載された以外の構成に係る符号については、適宜図1から図6を参照されたい。
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態について説明する。本実施形態では、カプセル23によらずに凹部25が形成されている点で上述した実施形態と相違している。
図7に示すように、絶縁被膜20の表面には、断面矩形状の凹部25が形成されている。凹部25は、例えば絶縁被膜20の成形時に凸部24を形成することにより、各凸部24の間に設けられる。なお、平坦な絶縁被膜20に対して一部を切り欠いて凹部25を形成してもよい。
本構成によれば、上述した実施形態と同様の作用、効果に加え、凹部25の開口幅W及び深さDを任意に調整できるので、粉体31の大きさ等に応じた凹部25を形成することができる。これにより、一層保護塗料30との密着性を向上することができる。また、中空のカプセル23を有さない絶縁被膜20にも適用可能である。
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態について説明する。本実施形態では、凹部25の内形状が凹曲面状に形成されている点で上述した実施形態と相違している。
図8に示すように、絶縁被膜20の表面には、断面円形状の凹部25が形成されている。凹部25の形成方法は、第2実施形態と同様、凹部25以外の箇所に凸部24を形成してその間を凹部25としてもよく、切り欠きや押圧により絶縁被膜20に直接凹部25を形成してもよい。
本構成によれば、上述した実施形態と同様の作用、効果に加え、凹部25の凹曲面状に沿って球状の粉体31が入り込むことにより、凹部25に対する粉体31の占有率を上げて、粉体31と絶縁被膜20との接触面積を増やすことができる。これにより、一層保護塗料30との密着性を向上することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、凹部25の断面形状は矩形状及び円形状に限らない。断面三角形状や楕円形状など、矩形状及び円形状以外の形状であってもよい。
また、被膜本体21の材料はポリイミド以外の絶縁性の樹脂であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ステータ
3 ステータコア
4 コイル
20 絶縁被膜
23 カプセル
25 凹部
30 保護塗料
31 粉体

Claims (2)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに装着され、絶縁被膜を有し、前記絶縁被膜の少なくとも一部が保護塗料により塗装されたコイルと、
    を備え、
    前記絶縁被膜は、中空のカプセルを有するポリイミドであり、
    前記絶縁被膜の表面には凹部が形成され、
    前記凹部は、前記絶縁被膜の表面に露出した前記カプセルにより形成された凸部の間に設けられており、
    前記凹部の開口幅が前記凹部の深さよりも大きく形成される領域を有するとともに、前記凹部に前記保護塗料が入り込んでいることを特徴とするステータ。
  2. 前記保護塗料は粉体を有し、前記凹部の内形は、前記粉体の外形よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のステータ。
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