以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[予約支援システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る予約支援システム1は、予約支援装置2と一又は複数の施設端末3と一又は複数の利用者端末4とを含む。予約支援装置2、施設端末3、及び利用者端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
予約支援装置2は、施設の予約を利用者端末4から受付可能であり、当該施設の予約状況を管理するための情報処理装置である。以下、本実施形態では、予約支援システム1において予約対象となる施設が、飲食物を提供する飲食店である場合を例に挙げて説明する。なお、前記施設は、例えばホテル、ボーリング場、カラオケルーム、卓球場、又は温泉施設などの各種の施設であってもよい。施設端末3は、前記施設の従業員等の管理者によって操作される情報処理装置である。利用者端末4は、前記施設の利用者によって操作される情報処理装置である。
本実施形態では、予約支援装置2単体が本発明に係る予約支援システムに相当するが、本発明に係る予約支援システムは、予約支援装置2、施設端末3、及び利用者端末4のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、予約支援装置2、施設端末3、及び利用者端末4のうち複数の構成要素が協働して後述する各種の予約支援処理(図6参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る予約支援システムとして捉えることが可能である。例えば、予約支援装置2及び利用者端末4が本発明に係る予約支援システムを構成することが考えられる。
[予約支援装置2]
図1に示されるように、予約支援装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバである。なお、予約支援装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、予約支援装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサによって分散して実行されてもよい。
通信I/F24は、予約支援装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して施設端末3、利用者端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、利用者情報D1、施設情報D2、予約情報D3、予約割当情報D4などのデータが記憶される。また、記憶部22には、地図データ等の他の情報も記憶されている。ここに、図2は利用者情報D1の一例を示す図であり、図3は、施設情報D2の一例を示す図である。また、図4は、予約情報D3の一例を示す図であり、図5は予約割当情報D4の一例を示す図である。
図2に示されるように、利用者情報D1には、利用者端末3の利用者ごとに対応する利用者ID、パスワード、利用者名、メールアドレス、電話番号などの情報が含まれる。利用者IDは利用者を識別するための識別情報であって、利用者ID及びパスワードは利用者を認証するためのログイン処理で使用される。利用者名は、利用者の氏名等である。
図3に示されるように、施設情報D2には、施設ごとに対応する施設ID、施設名、エリア、ジャンル、予算、住所、電話番号などの情報が含まれる。エリアは、施設の所在地の地域名称などである。ジャンルは、施設で提供されるサービスの内容を識別可能な情報であって、例えば料理ジャンルを示す。予算は、例えば施設の利用について必要な平均的な金額として予め設定された金額である。住所は、施設の詳細な住所であり、当該施設の位置を示す情報として用いられ、電話番号は、利用者から施設に連絡する際の情報として用いられる。
そして、予約情報D3及び予約割当情報D4は、施設情報D2に登録されている施設ごとに対応付けて記憶部22に記憶される情報である。図4に示されるように、予約情報D3は、施設の予約状況に関する情報であり、「予約者名」、「人数」、「来店日」、「来店予定時刻」、「利用時間」、「テーブル」、「コース」などの情報が含まれる。「予約者名」は、予約を行った利用者の氏名である。「人数」は、来店する予定の利用人数であり、前記利用者を含むグループの人数である。「来店日」は、前記グループが来店する予定の日である。「来店予定時刻」は、前記グループが来店する予定の時刻であり、「利用時間」は、前記グループが飲食店を利用する時間である。これらの「来店時刻」及び「利用時間」は、対応するテーブルの予約済み時間帯を表している。例えば、テーブルT1については、2018年10月1日の20時から2時間の時間帯(すなわち、20時〜22時)が、予約済み時間帯となっている。テーブルT2については、2018年10月1日の17時45分から2時間の時間帯(すなわち、17時45分〜19時45分)と、2018年10月1日の20時30分から2時間の時間帯(すなわち、20時30分〜22時30分)とが、予約済み時間帯となっている。「テーブル」は、前記グループが利用するテーブル等の利用対象物を識別するための情報である。「コース」は、前記グループに提供されるサービスの内容を示す情報であって、例えば飲食内容のコース又は飲食内容が限定されない席のみ等の情報である。予約情報D3は、予約支援装置2の制御部21によって、施設端末3又は利用者端末4からの新規予約又は予約変更が受け付けられるごとに登録又は変更される。
図5に示されるように、予約割当情報D4には、予約支援システム1に割り当てられた施設ごとの予約可能数に関する情報が含まれている。一般に、前記施設では、当該施設の規模などによって最大利用可能数が決まっており、当該施設についての予約を複数の予約サイトから行うことが可能な場合がある。この場合、予約の重複を避けるため、施設の最大利用可能数が複数の予約サイトに予め分配されて、各予約サイトにおける前記予約可能数として設定される。即ち、各予約サイトを運営する予約支援システム1では、施設の最大利用可能数未満の数であって当該予約サイトに予め割り当てられた予約可能数の範囲内でその施設の予約を受け付けることが可能である。なお、本実施形態では、前記施設が飲食店であり、前記予約可能数が飲食店におけるテーブル数であるとする。一方、前記予約可能数は、前記施設の種類に対応して部屋数、席数、又は人数などであってもよい。
具体的に、本実施形態に係る予約割当情報D4には、「予約日」、「最大人数」、「テーブル」、「コース」、「当日予約の可否」、「予約可能時間」などの情報が含まれる。「予約日」は、予約対象となる日である。「最大人数」は、対応するテーブルを利用可能な最大の人数である。「テーブル」は、施設における利用対象物であるテーブル等を識別するための情報である。「コース」は、施設で提供されるサービスの内容を示す情報であって、例えば飲食内容のコース又は飲食内容が限定されない席のみ等の情報である。「当日予約の可否」は、対応するテーブルを対応するコースの内容で当日に予約可能であるか否かを示す情報である。「予約可能時間」は、テーブル等の利用対象物の予約が可能な時間帯を示す情報である。即ち、予約割当情報D4では、利用人数が2人までの前記利用可能数が2テーブル(テーブルT1、T2)、利用人数が4人までの前記利用可能数が2テーブル(テーブルT3、T4)、利用人数が6人までの前記利用可能数が2テーブル(テーブルT5,T6)、利用人数が10人までの前記利用可能数が1テーブル(テーブルT7)である。予約情報D3は、施設端末3からの操作に応じて、予約支援装置2の制御部21によって登録又は変更される。
なお、他の実施形態として、利用者情報D1、施設情報D2、予約情報D3、予約割当情報D4などの情報の一部又は全部が、施設端末3に記憶されていること、又は予約支援装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバに記憶されていることも考えられる。そして、予約支援装置2の制御部21は、施設端末3又は前記サーバから前記情報を取得して、後述の予約支援処理(図6参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、利用者端末4に表示される予約サイトに含まれる後述の検索ページP1、条件設定ページP2、予約ページP3、経路案内ページP4などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶されている。なお、本実施形態において、予約支援装置2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を利用者端末4に送信することにより、利用者端末4に前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、予約支援装置2の制御部21は、利用者端末4に前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、利用者端末4の制御部41に前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
なお、前記予約サイトは、予め設定された一つのドメインに属するウェブページの集合体であってもよいが、例えば同一の予約支援装置2の記憶部22に記憶された複数のドメインに属するウェブページの集合体を前記予約サイトとして捉えてもよい。また、前記予約サイトに含まれる各種のページは、複数のサーバに分散して記憶されたものであってもよい。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の予約支援処理(図6参照)を実行させるための予約支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記予約支援プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、予約支援装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより予約支援装置2を制御する。
ところで、従来のシステムにおいて、事前の予約だけでなく当日の施設の稼働時間中における予約を受け付ける場合には、当日の施設の稼働時間中に施設端末から現時点の施設の空席情報が適時入力される必要があるため施設側の従業員等の負担が大きい。これに対して、本実施形態に係る予約支援システム1では、以下で説明するように、施設側の従業員等の負担を軽減しつつ当日の施設の稼働時間中における予約を受け付けることが可能である。
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、予約処理部211、受付処理部212、検索処理部213、出力処理部214、表示処理部215、及び設定処理部216などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記予約支援プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記予約支援プログラムは、複数のプロセッサを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
予約処理部211は、施設における最大利用可能数未満の数であって当該施設について予約支援システム1で予約可能な数として予め設定された予約可能数の範囲内で利用者端末4から当該施設の予約を受け付ける。具体的に、予約処理部211は利用者端末4から施設の予約を受け付けた場合に、当該施設に対応する予約情報D3に予約内容を登録する。これにより、予約支援システム1では、各施設の予約が自動的に行われるため、各施設の従業員等の管理者の負担が軽減され、各施設の利用者の利便性も向上する。なお、予約処理部211は、予約情報D3に登録されている予約を利用者端末4の操作に応じて取り消すこと又は自動的に取り消すことも可能である。
受付処理部212は、利用者端末4から利用人数の情報を含む検索要求と前記検索要求の要求元の利用者端末4の位置情報とを受け付ける。受付処理部212で受け付けられる利用人数の情報及び利用者端末4の位置情報は、予約が可能な施設を検索するために検索処理部213によって実行される検索処理で用いられる。なお、受付処理部212が前記検索要求と前記位置情報とを利用者端末4から受け付けるタイミングは同時に限らず、前記検索要求と前記位置情報とを異なるタイミングで受け付けてもよい。
検索処理部213は、受付処理部212により前記検索要求が受け付けられた場合に施設を検索するための検索処理を実行する。具体的に、検索処理部213は、前記検索処理において、利用者端末4から受け付ける位置情報が示す当該利用者端末4の位置から検索対象範囲内に存在し、且つ、現時点から特定時間経過後の検索対象時点において予約処理部211により前記利用人数の予約が可能な施設を検索する。なお、前記検索対象範囲は、例えば利用者端末4の位置を中心とする円の範囲であって、その円の半径が徒歩時間又は直線距離で定義されるものであることが考えられる。
出力処理部214は、検索処理部213による検索結果を出力する。具体的に、出力処理部214は、前記検索結果を利用者端末4に送信することにより、当該検索結果を利用者端末4に表示させる。これにより、利用者端末4では、前記検索結果として表示される施設から予約対象となる施設を選択することが可能である。
表示処理部215は、前記検索結果に含まれる施設から選択される任意の対象施設の予約が予約処理部211によって行われた場合に、利用者端末4に、当該予約が有効な時間として予め設定される予約有効時間のカウントダウンを表示することが可能である。また、表示処理部215は、前記検索結果に含まれる施設から選択される任意の対象施設の予約が予約処理部211によって行われた場合に、利用者端末4に前記対象施設への経路案内を表示することが可能である。これにより、利用者端末4では、利用者が前記予約有効時間及び前記対象施設への経路を容易に確認することが可能である。なお、制御部21は、前記対象施設の予約が前記予約処理部によって行われた後、利用者端末4に前記経路案内を表示するタイミングで前記カウントダウンを表示させることが考えられる。
設定処理部216は、前記予約有効時間を前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離に応じて設定する。具体的に、設定処理部216は、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との間の直線距離又は経路上の距離を、予め設定された徒歩速度で割った時間に、予め設定された猶予時間を足した時間又は予め設定された1より大きい猶予係数を乗じた時間を前記予約有効時間として設定することが考えられる。これにより、前記予約有効時間が、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との関係に対応して適切に設定される。
[施設端末3]
図1に示されるように、施設端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。施設端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。
具体的に、施設の従業員等の管理者は、施設端末3に表示される所定のログインページにおいて管理者ID及びパスワードを入力することにより予約支援装置2にログインして、施設の予約管理ページにアクセスする。そして、前記管理者は、前記予約管理ページに従って施設端末3を操作することにより、その施設の各日程における予約状況を確認すること、及びその施設の各日程における予約可能数などの予約可能条件を任意に設定又は変更することが可能である。
通信I/F34は、施設端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約支援装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って予約支援装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより施設端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、予約支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を予約支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
[利用者端末4]
図1に示されるように、利用者端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、通信I/F44、及び位置情報取得部45などを備える。利用者端末4は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。
位置情報取得部45は、利用者端末4の現在位置を示す位置情報を利用者端末4に搭載されるGPS(Global Positioning System)を利用して取得することが可能である。位置情報取得部45によって取得される利用者端末4の位置情報は、後述するように予約支援装置2への検索要求の送信時などに制御部41によって当該予約支援装置2に送信され、当該予約支援装置2で実行される後述の検索処理で用いられる。なお、位置情報取得部45による利用者端末4の現在位置の位置情報の取得手法は、IPアドレスによる位置の推定、又は、無線通信用の電波に基づく位置の推定などであってもよい。
通信I/F44は、利用者端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約支援装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って予約支援装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約支援装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。なお、記憶部42には、地図データ等の他の情報が記憶されていてもよい。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、予約支援装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を予約支援装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。即ち、利用者端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約支援装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、利用者端末4では、予約支援システム1で提供される予約サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、予約支援装置2から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に予約サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末4に予約支援装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末4の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部43に予約サイトのウェブページが表示される。そして、利用者は、利用者端末4を操作することにより、予約サイトにおいて所望の検索条件に合致する施設を検索し、その検索結果として提示された施設の中から所望の施設を選択して予約の申し込みを行うことができる。
[予約支援処理]
以下、図6を参照しつつ、予約支援システム1において実行される予約支援処理について説明する。具体的に、本実施形態では、予約支援装置2の制御部21によって前記予約支援処理が実行される。また、制御部21は、利用者端末4各々からのアクセスに応じて利用者端末4各々に対応して予約支援処理を並行して実行することが可能である。なお、制御部21は、利用者端末4の所定の操作によって予約支援処理を途中で終了することがある。
また、制御部21は、予め設定された予約可能時期(例えば前日)までの間は、利用者端末4によって入力される予約日時、人数、料理ジャンル、エリア等などの検索条件に基づいて、前記予約可能数の範囲内で施設を予約対象として検索し、当該施設の予約を受け付ける事前予約処理を当該予約支援処理とは別に実行するが、これについては従来と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は、当該予約支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する予約支援方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する当該予約支援処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記予約支援処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって当該予約支援処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって当該予約支援処理における各ステップが分散して実行される予約支援方法も他の実施形態として考えられる。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部21は、利用者端末4から検索要求を受け付けたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、利用者端末4における所定のURLの入力又は前記専用アプリケーションにおける所定の操作などによって、当該利用者端末4から予約支援システム1で提供される予約サイトのウェブページである検索ページP1へのアクセス要求を受け付けた場合に検索要求を受け付けたと判断する。例えば、検索ページP1へのアクセス要求は、予約支援装置2で管理される予約サイトで表示される検索キーの操作が利用者端末4によって行われることによって行われる。ここで、制御部21は、前記検索要求と共に利用者端末4から送信される当該利用者端末4の位置情報を受け付ける。ここに、前記検索要求及び前記位置情報を受け付ける処理は、制御部21の受付処理部212によって実行される。そして、前記検索要求を受け付けたと判断されると(S11:Yes)、処理がステップS12に移行し、前記検索要求を受け付けたと判断されるまでの間は処理がステップS11で待機する(S11:No)。なお、以下で説明する操作及び表示などは、前記検索要求を行った利用者端末4において行われる。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部21は、予め設定される利用人数、検索対象時点、及び検索対象範囲を含む検索条件に基づいて施設を検索する検索処理を実行する。具体的に、制御部21は、前記検索処理において、前記検索条件に合致する施設であって、予約処理部211により前記予約可能数の範囲で予約が可能な施設を抽出する。なお、当該ステップS12は、制御部21の検索処理部213によって実行される。ここで、前記利用人数は、当該ステップS12の実行時点では設定されていなくてもよい。当該ステップS12の実行時点で前記利用人数が設定されていない場合、前記検索処理では、前記利用人数を除く検索条件で検索処理が実行されることになる。また、前記利用人数が、前記検索要求の受け付け前、又は当該ステップS12の実行前に、利用者端末4の操作によって設定され、前記検索要求と共に利用者端末4から予約支援装置2に送信されてもよい。
前記検索対象時点は、現時点から予め設定される特定時間の経過後の時点であって、例えば「15分後」のように利用開始予定時間を示す情報である。なお、前記検索対象時点は、現時点(特定時間が0)であってもよい。また、前記検索対象時点は、予め固定値として設定された特定時間の経過後の時点であってもよく、利用者が変更できない項目であることも他の実施形態として考えられる。また、前記特定時間には、少なくとも24時間以内であって例えば2時間などの予め設定可能な上限値が設けられている。そのため、前記特定時間経過後の時点は、前記ステップS12の実行日又はその翌日となるため、前記検索条件には、予約対象日となる日付の情報が不要であり、前記検索処理では、前記特定時間経過後の時点を含む日付が検索対象となる。
前記検索対象範囲は、利用者端末4から施設への移動に要する所要時間の範囲であって、例えば徒歩又は車で移動した場合の所要時間である。なお、前記検索対象範囲は、利用者端末4から施設までの離間距離の範囲であってもよい。また、前記検索対象範囲は、予め固定値として設定された範囲であってもよく、利用者が変更できない項目であることも他の実施形態として考えられる。さらに、前記検索条件に、前記検索対象時点が含まれておらず、前記ステップS12では、前記利用人数及び前記検索対象範囲を含む検索条件に基づいて検索処理が実行されてもよい。
ここで、制御部21は、予め初期設定された初期検索条件、又は利用者端末4のユーザー操作によって設定される任意検索条件を前記検索条件として検索処理を実行することが考えられる。例えば、制御部21は、当該予約支援処理においてステップS12を最初に実行する際には前記初期検索条件に基づいて検索処理を実行し、その後、後述のステップS141で検索条件が変更された後にステップS12が実行される場合には、変更後の検索条件に基づいて検索処理を実行する。
具体的に、前記検索処理において、制御部21は、前記施設情報D2に予め登録されている施設のうち、利用者端末4の位置情報が示す利用者端末4の位置から前記検索対象範囲内に存在し、且つ、前記検索対象時点において前記利用人数で利用が可能な施設を抽出する。なお、前記検索処理の実行時に前記利用人数が設定されていないことも考えられ、その場合、制御部21は、前記施設情報D2に予め登録されている施設のうち、利用者端末4の位置から前記検索対象範囲内に存在し、且つ、前記検索対象時点において人数を問わず利用が可能な施設を抽出する。
また、前記検索処理において、制御部21は、提供される飲食内容が予め特定されない「席のみ」の予約条件で、前記検索条件に合致する予約が可能な施設を前記予約割当情報D4に基づいて特定し、当該施設のみを検索対象とする。即ち、前記施設で提供される飲食内容が予め特定されない席のみの予約条件で予約が可能ではない施設は検索対象から除外される。これにより、施設の稼働中に、例えば複雑な手間がかかるコースのように短時間で準備ができない内容又は繁忙時に準備ができない内容で予約が行われることが防止される。なお、他の実施形態として、前記施設で提供される飲食内容が予め特定されない「席のみ」の予約条件で予約が可能ではない施設を検索対象から除外しないことも考えられる。
さらに、前記検索処理において、制御部21は、当日予約が可能な予約条件で、前記検索条件に合致する予約が可能な施設を予約割当情報D4に基づいて特定し、当該施設のみを検索対象とする。即ち、当日予約が可能の予約条件で予約が可能ではない施設は検索対象から除外される。これにより、施設の稼働中に、例えば複雑な手間がかかるコースのように短時間で準備ができない内容又は繁忙時に準備ができない内容で予約が行われることが防止される。なお、他の実施形態として、当日予約が可能な予約条件で予約が可能ではない施設を検索対象から除外しないことも考えられる。
ここで、前記利用人数が4人、前記検索対象時点が現在時刻から15分後、前記検索対象範囲が徒歩10分以内である場合を考える。この場合、制御部21は、利用者端末4の現在の位置から徒歩10分以内に存在する施設であって、現在時刻から15分後に人数4人で席のみの利用が可能であり当日予約が可能な施設を施設情報D2、予約情報D3及び予約割当情報D4に基づいて抽出する。例えば、当該予約支援処理が10月1日に実行された場合、図5に示される予約割当情報D4に対応する施設は、席のみの予約が可能であって当日予約が可能であるテーブルT2又はT4について前記検索条件に合致する予約が可能である場合に検索対象として抽出されることになる。なお、当該予約支援処理が10月1日に実行された場合であって、席のみの予約条件で検索対象を限定せず、当日予約が可能な予約条件で検索対象を限定する場合、図5に示される予約割当情報D4に対応する施設はテーブルT1、T2、又はT4について前記検索条件に合致する予約が可能である場合に検索対象として抽出されることになる。同様に、当該予約支援処理が10月1日に実行された場合であって、当日予約が可能な予約条件で検索対象を限定せず、席のみの予約条件で検索対象を限定する場合、図5に示される予約割当情報D4に対応する施設はテーブルT2又はT4について前記検索条件に合致する予約が可能である場合に検索対象として抽出されることになる。
ところで、施設の稼働中に予約支援システム1によって自動で予約が受け付けられる場合には、施設の繁忙状況に応じて施設側が予約の可否を判断することができない。そのため、制御部21が、前記予約可能数のうち前記検索対象時点で予約処理部211により予約が受付可能な残りの数が特定数以上又は特定割合以上存在する施設を検索対象とすることが考えられる。これにより、空席が少ない繁忙時における予約量を適切に調整することが可能である。
また、制御部21は、前記検索条件のうち、前記検索対象時点を、前記検索対象範囲に基づいて自動的に設定することも考えられる。具体的に、前記検索対象範囲が徒歩時間の範囲で設定される場合には、その徒歩時間に、予め設定された猶予時間を足した時間又は予め設定された1より大きい猶予係数を乗じた時間の経過後の時点を前記検索対象時点として設定することが考えられる。例えば、徒歩10分以内の範囲で施設の検索が行われる場合には、その10分の時間に予め設定された5分の猶予時間を足した15分後が前記検索対象時点として設定されることが考えられる。これにより、前記検索対象範囲を考慮して前記検索対象時点が自動的に設定されることになり、前記検索対象範囲と前記検索対象時点とを個別に設定する利用者の操作の手間が省略され、予約支援システム1の利便性が向上する。
また、利用者端末4の制御部41が過去に利用者が設定した検索条件又は予め利用者が設定した検索条件を初期検索条件として記憶部42に記憶しており、前記検索要求を送信する際に当該初期検索条件を記憶部42から読み出して予約支援装置2に送信してもよい。これにより、予約支援装置2では、前記ステップS12において、制御部21が、利用者端末4から受信した前記初期検索条件に基づいて検索処理を実行することが可能である。即ち、制御部21は、利用者端末4ごとに予め設定された初期検索条件に基づいて検索処理を実行することが可能であり、例えば利用者が検索条件を変更する頻度を減少させることが可能である。
さらに、予約支援装置2の制御部21が、過去に利用者が設定した検索条件又は利用者端末4の利用者の操作に応じて予め設定される検索条件を初期検索条件として当該利用者に対応付けて記憶部22に記憶してもよい。そして、制御部21は、前記ステップS12の実行前に利用者のログインが行われている場合には、当該ステップS12において、ログイン中の利用者に対応する前記初期検索条件を記憶部22から読み出し、当該初期検索条件に基づいて検索処理を実行することが可能である。即ち、制御部21は、利用者ごとに予め設定された初期検索条件に基づいて検索処理を実行することが可能であり、例えば利用者が検索条件を変更する頻度を抑制することが可能である。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部21は、前記ステップS12における検索処理で得られた検索結果を出力する出力処理を実行する。ここに、係る出力処理は、制御部21の出力処理部214によって実行される。具体的に、制御部21は、前記検索結果のデータを利用者端末4に送信することにより当該検索結果を利用者端末4に表示させる。
ここに、図7は、利用者端末4の操作表示部43において前記検索結果を表示する検索ページP1の表示例を示す図である。図7に示すように、検索ページP1には、利用者端末4の現在位置を示す現在位置画像F11と、検索結果として抽出された一又は複数の施設の位置を示す施設位置画像F12とが地図上に表示されている。利用者端末4の現在位置を示す施設位置画像F11は、当該利用者端末4から受信する位置情報に基づいて表示され、施設位置画像F12は、施設情報D2に記憶されている住所の情報に基づいて表示される。検索ページP1に表示される前記地図の範囲は、例えば前記検索条件で設定された距離の範囲を含む最小外接矩形などの範囲、前記検索処理で抽出された全ての施設の位置を含む最小外接矩形などの範囲、又は予め設定された特定の範囲である。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部21は、前記検索条件の変更開始操作が行われたか否かを判断する。具体的に、図7に示されるように、検索ページP1には、前記検索条件を変更するための操作キーK11〜K13が表示されている。具体的に、操作キーK11は、前記検索条件のうち前記利用人数を変更するための操作キー、操作キーK12は、前記検索条件のうち前記検索対象時点を変更するための操作キー、操作キーK13は、前記検索条件のうち前記検索対象範囲及び絞込条件などを変更するための操作キーである。そして、制御部21は、利用者端末4において当該操作キーK11〜K13のいずれかが操作された場合に、前記変更開始操作が行われたと判断する。ここで、前記変更開始操作が行われたと判断された場合は(S14:Yes)、処理がステップS141に移行し、前記変更開始操作が行われていないと判断された場合は(S14:No)、処理がステップS15に移行する。
<ステップS141>
ステップS141において、制御部21は、前記検索条件を設定する検索条件設定処理を実行し、処理を前記ステップS12に戻す。なお、前記検索条件変更処理では、制御部21の受付処理部212が、利用者端末4における前記検索条件の設定操作に応じて当該利用者端末4の制御部41から当該検索条件の内容を含む検索要求を受け付ける。なお、本実施形態において、前記検索条件として利用者からの入力を受け付ける項目には、施設のジャンル(料理ジャンル)及び検索対象日の情報が含まれない。
具体的に、操作キーK11には、現在の検索条件における前記利用人数が表示されており、制御部21は、操作キーK11が操作されると、人数の選択候補をプルダウンなどによって操作キーK11の下方に表示する。そして、制御部21は、その選択候補から選択された人数を検索条件における利用人数として受け付けて操作キーK11の表示箇所に表示させる。なお、制御部21は、操作キーK11の操作後にテキスト入力によって利用人数の入力を受け付けてもよい。ここで、操作キーK11が操作されて利用人数が設定されると、利用者端末4の制御部41は、当該利用人数及び当該利用者端末4の位置情報を含む検索要求を予約支援装置2に送信する。これにより、制御部21の受付処理部212が前記検索要求及び前記位置情報を受け付け、前記ステップS12では、制御部21の検索処理部213により前記ステップS141における設定後の検索条件に基づく検索処理が実行される。なお、前記ステップS11において利用者端末4の位置情報が利用者端末4から予約支援装置2に送信されている場合、当該ステップS141では当該位置情報が利用者端末4から予約支援装置2に送信されなくてもよい。
また、操作キーK12には、現在の検索条件における前記検索対象時点が表示されており、制御部21は、操作キーK12が操作されると、時間の選択候補をプルダウンなどによって操作キーK12の下方に表示する。そして、制御部21は、その選択候補から選択された時間を検索条件における検索対象時点として受け付けて操作キーK12の表示箇所に表示させる。なお、制御部21は、操作キーK12の操作後にテキスト入力によって前記検索対象時点の入力を受け付けてもよい。ここで、操作キーK12が操作されて検索対象時点が設定されると、利用者端末4の制御部41は、当該検索対象時点を含む検索要求を予約支援装置2に送信する。これにより、前記ステップS12では、制御部21により前記ステップS141における設定後の検索条件に基づく検索処理が実行される。
また、操作キーK13には、現在の検索条件における前記検索対象範囲が表示されており、制御部21は、操作キーK13が操作されると、前記検索条件における前記検索対象範囲及び絞込条件を設定するための条件設定ページP2を利用者端末4に表示させ、当該条件設定ページP2における前記検索条件の設定を受け付ける。ここに、図8は、利用者端末4の操作表示部43における条件設定ページP2の表示例を示す図である。図8に示されるように、条件設定ページP2には、検索条件のうち前記検索対象範囲の設定内容を左右方向のスライド操作で設定可能な操作キーK21と、席、禁煙・喫煙、ポイント、及び支払方法などの各種の項目についての絞込設定を受け付けるための複数の操作キーK22と、キャンセルキーK23と、決定キーK24とが表示されている。そして、制御部21は、利用者端末4における条件設定ページP2の操作キーK21及び操作キーK22各々の操作に応じて、前記検索条件の設定操作を受け付ける。例えば、制御部21は、操作キーK11又はK12の操作に応じて、前記検索条件における前記検索対象範囲の設定内容を設定すること、又は、前記検索条件として席、禁煙・喫煙、ポイント、及び支払方法などの各種の項目についての絞込設定を追加することがある。その後、制御部21は、決定キーK24が操作されると、条件設定ページP2で設定された検索条件を利用者端末4に対応する検索条件として記憶部22に記憶して当該条件設定ページP2を閉じ、処理をステップS12に戻す。これにより、次に実行される前記ステップS12では、前記ステップS141で設定された後の前記検索条件に従って検索処理が実行されることになる。なお、制御部21は、キャンセルキーK23が操作されると、条件設定ページP2における検索条件の設定内容をキャンセルして当該条件設定ページP2を閉じ、処理をステップS12に戻す。なお、制御部21は、キャンセルキーK23が操作された場合に、条件設定ページP2を閉じて検索ページP1を利用者端末4に表示させ、処理をステップS15に移行させてもよい。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部21は、前記検索結果に含まれる施設のうち予約の対象となる任意の施設(以下、「対象施設」と称する)についての予約開始要求が行われたか否かを判断する。ここで、前記予約開始要求が行われたと判断されると(S15:Yes)、処理がステップS16に移行し、前記予約開始要求が行われていないと判断されると(S15:No)、処理が前記ステップS14に戻される。
具体的に、制御部21は、利用者端末4において検索ページP1に表示されている任意の施設位置画像F12の選択操作が行われると、選択された施設位置画像F12に対応する施設を前記対象施設として選択する。そして、制御部21は、図7に示されるように、前記対象施設に関する施設名などの情報を施設情報D2等から読み出して検索ページP1の表示領域P11に表示させる。なお、表示領域P11の表示は施設位置画像F12の選択に応じて更新される。また、表示領域P11には、検索ページP1で現在選択中の前記対象施設の予約を開始するための操作キーK14が表示されおり、制御部21は、操作キーK14が操作された場合に前記予約開始要求が行われたと判断する。
また、制御部21は、表示領域P11の操作が行われた場合には、当該表示領域P11に表示されている前記対象施設の情報を詳細に表示させる詳細ページを利用者端末4に表示させ、当該詳細ページにおいて当該対象施設の予約を開始するための予約開始操作を受け付けることも可能である。この場合、制御部21は、前記詳細ページにおける予約開始操作が行われた場合に前記予約開始要求が行われたと判断する。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部21は、利用者端末4の利用者を特定するためにログイン処理を実行する。具体的に、制御部21は、利用者の利用者ID及びパスワードを入力させるためのログイン画面を利用者端末4に表示させ、当該利用者端末4で前記ログイン画面に入力される利用者の利用者ID及びパスワードと利用者情報D1とに基づいて利用者を特定する。
なお、利用者端末4では、過去のログイン処理でログインしたときの利用者ID及びパスワードが保存可能であり、利用者端末4の制御部41は、当該ログイン画面が表示される際に、保存されている利用者ID及びパスワードを自動的に入力欄に入力し、利用者の確認操作又は顔認証などに応じて当該利用者ID及びパスワードの入力を確定することが考えられる。これにより、利用者は容易にログインを行うことが可能である。
そして、ログイン処理により利用者が特定されると、処理がステップS17に移行する。なお、利用者のユーザー登録が行われておらず、利用者の情報が利用者情報D1に登録されていない場合があるため、制御部21は、ログイン画面における利用者の特定の操作に応じてログイン処理を省略し、処理をステップS17に移行させることも可能である。また、制御部21による前記ログイン処理の実行タイミングはこの時点に限らず、例えば前記予約支援処理の開始前に実行されてもよい。前記ステップS16の実行時に既にログインが終了している場合には当該ステップS16の処理が省略されてもよい。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部21は、前記対象施設を予約するための予約ページP3を利用者端末4に表示させる。ここに、図9は、予約ページP3の表示例を示す図である。
図9に示されるように、予約ページP3では、予約を行うための各種の情報が、表示領域P31、入力欄P32、及び入力欄P33などに表示される。表示領域P31には、前記対象施設を識別可能な施設名などの情報が表示される。入力欄P32には、入店予定時間及び予約人数の情報の入力欄が表示される。入力欄P33には、予約者となる利用者の情報である予約者情報の入力欄が表示される。なお、前記予約者情報は、氏名、利用者ID、電話番号、メールアドレスなどのうち一又は複数の情報である。
ここで、制御部21は、予約ページP3を表示する際、前記検索条件として設定された前記検索対象時点及び利用人数に基づいて前記入店予定時間及び前記予約人数の入力欄P32に情報がそれぞれ入力された状態で当該予約ページP3を表示させる。具体的に、現在時点が22時15分であり、前記検索対象時点が15分後である場合、制御部21は、現在時点から15分経過後の22時30分を前記入店予定時間として入力し、前記利用人数を前記予約人数として入力する。これにより、利用者による前記入店予定時間及び前記予約人数の入力の手間が省略される。また、前記検索対象時点に基づいて算出される前記入店予定時間は15分単位などの所定単位まで切り上げられてもよい。なお、予約ページP3において前記入店予定時間及び前記予約人数は変更可能であってもよい。
また、制御部21は、利用者端末4の利用者が既に予約支援装置2にログインしている場合には、予約ページP3を表示する際、当該利用者に対応する情報を利用者情報D1から読み出し、前記予約者情報の入力欄P33に入力した状態で当該予約ページP3を表示させる。これにより、利用者による前記予約者情報の入力の手間が省略される。なお、制御部21は、予約ページP3において前記予約者情報が変更された場合に、変更後の前記予約者情報に基づいて利用者情報D1における登録内容を更新することも可能である。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部21は、予約確定操作を受け付けたか否かを判断する。具体的に、予約ページP3には、予約内容をキャンセルするための操作キーK31、及び予約を確定するための操作キーK32が表示されている。そして、制御部21は、利用者端末4により操作キーK32が操作されると(S18:Yes)、予約確定操作が行われたと判断し、処理をステップS19に移行させる。なお、操作キーK31が操作されるまでの間は(S18:No)、処理が当該ステップS18で待機する。なお、制御部21は、キャンセルキーK32が操作された場合には、予約ページP3における予約内容をキャンセルして当該予約ページP3を閉じ、処理をステップS12に戻す。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部21は、予約ページP3に入力されている予約内容に基づいて施設の予約を自動的に行う予約登録処理を実行する。ここに、前記予約登録処理は、制御部21の予約処理部211によって実行される。
具体的に、制御部21は、予約ページP3に入力されている予約内容を記憶部22の予約情報D3に登録し、予約ページP3を閉じて処理をステップS20に移行させる。なお、制御部21は、前記予約登録処理において、例えば前記予約内容を前記対象施設に対応する施設端末3に送信することにより施設の管理者等に報知する等の他の処理も実行するがここでは説明を省略する。また、制御部21は、前記予約内容に基づく予約が前記利用可能数の範囲内である場合には当該予約内容を予約情報D3に登録し、予約を正常に終了するが、前記予約内容に基づく予約が前記利用可能数の範囲内でない場合には当該予約内容を予約情報D3に登録せず、予約ができない旨を利用者端末4に表示させることが考えられる。これにより、例えば予約ページP3で予約内容が変更された場合でも、当該予約内容による予約が可能であるか否かが判断されることになる。
<ステップS20>
ステップS20において、制御部21は、前記ステップS19で行われた予約の有効時間として予め設定される予約有効時間のカウントダウンと前記対象施設への経路案内とを利用者端末4に表示させる。即ち、制御部21は、前記検索結果に含まれる施設から選択される任意の対象施設の予約が行われた場合に、利用者端末4に、前記カウントダウン及び前記経路案内を表示させることが可能である。ここに、係る表示処理は、制御部21の表示処理部215によって実行される。なお、制御部21は、例えば利用者端末4から定期的に受信する当該利用者端末4の位置情報に基づいて前記経路案内の表示内容を適時更新する。また、前記経路案内の表示内容の変更は、利用者端末4の制御部41が位置情報取得部45によって取得される位置情報に基づいて実行してもよい。
具体的に、制御部21は、利用者端末4の現在地点から前記対象施設までの経路を案内する経路案内ページP4を当該利用者端末4に表示させる。ここに、図10は、利用者端末4の操作表示部43における経路案内ページP4の表示例を示す図である。図10に示されるように、経路案内ページP4には、利用者端末4の現在地点を示す現在位置画像F41と、前記対象施設の位置を示す対象位置画像F42と、利用者端末4の現在地点から前記対象施設までの経路を示す経路画像F43とが表示される。これにより、利用者は、利用者の現在位置と前記対象施設の位置との位置関係を容易に把握することが可能である。なお、現在位置画像F41は、例えば位置情報取得部45によって取得される位置情報に基づいて表示され、対象位置画像F42は、施設情報D2に記憶されている前記対象施設の住所の情報に基づいて表示される。
また、図10に示されるように、経路案内ページP4では、前記予約有効時間が表示領域P41に表示されており、当該予約有効時間が時間経過に応じて減少するようにカウントダウン表示が行われる。ここで、制御部21は、カウントダウンを始める前に、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離に応じて前記予約有効時間を設定することが考えられる。例えば、制御部21は、前記対象施設の位置と利用者端末4の現在位置との直線距離又は経路上の距離を予め設定された徒歩速度で割って算出された時間に、予め設定された猶予時間を足し、又は予め設定された1よりも大きい猶予係数を乗じることにより前記予約有効時間を算出することが考えられる。これにより、前記予約有効時間が、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との関係に対応して適切に設定される。ここに、前記予約有効時間の設定処理は、制御部21の設定処理部216によって実行される。例えば、前記予約有効時間は、前記検索対象時点までの残り時間であってもよい。また、前記予約有効時間は、前記検索条件の前記検索対象範囲として設定可能な徒歩時間の最大値のような予め設定された固定値であってもよい。例えば、条件設定ページP2において前記検索対象範囲として設定可能な最大値が、「徒歩20分」である場合には、前記予約有効時間が20分の固定値であることが考えられる。そして、制御部21は、前記予約有効時間のカウントダウンを開始し、当該カウントダウンされる予約有効時間を利用者端末4に適宜送信することにより、当該利用者端末4に前記予約有効時間のカウントダウンを表示させる。
なお、利用者端末4において前記予約有効時間のカウントダウン表示と前記対象施設への経路案内表示とが行われるが、それらの表示処理は、制御部21による経路案内ページP4のデータ送信によって実現されることが考えられる。また、制御部21が、利用者端末4に前記カウントダウン表示及び前記経路案内表示に必要な前記予約有効時間及び前記対象施設への経路案内のデータを送信し、そのデータを受信する利用者端末4の制御部41が当該データに基づいて前記カウントダウン表示及び前記経路案内表示を実行してもよい。この場合も、前記カウントダウン表示及び前記経路案内表示のために必要なデータを利用者端末4に送信するときの制御部21が表示処理部の一例であるが、制御部41を表示処理部の一例として捉えてもよい。
<ステップS21>
ステップS21において、制御部21は、前記予約有効時間が経過するまでの間に、利用者端末4の利用者が前記対象施設に到着したか否かを判断する。具体的に、制御部21は、前記対象施設を予約した利用者の利用者端末4から当該対象施設へのチェックイン(到着)した旨を示す情報を受信した場合に、利用者が前記対象施設に到着したと判断する。また、制御部21は、利用者端末4から定期的に位置情報を受信しており、当該位置情報が示す位置が前記対象施設に到達した場合に、利用者が前記対象施設に到着したと判断してもよい。さらに、利用者端末4の制御部41が、当該利用者端末4の位置情報に基づいて、当該利用者端末4が前記対象施設に到着した場合にその旨を示す到着情報を予約支援装置2に送信する構成では、制御部21が、前記到着情報に基づいて利用者端末4の利用者が前記対象施設に到着したと判断することが可能である。なお、制御部21が前記対象施設に利用者が到着したか否かの判断手法はこれに限らない。ここで、利用者が前記対象施設に到着したと判断されると(S21:Yes)、当該予約支援処理が終了し、利用者が前記対象施設に到着していないと判断されると(S21:No)、処理がステップS22に移行する。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部21は、前記対象施設の予約をキャンセルする。即ち、制御部21は、前記予約有効時間が経過するまでの間に利用者端末4の利用者が前記対象施設に到着しない場合に当該予約を取り消す。ここに、係る取消処理は制御部21の予約処理部211によって実行される。このように、前記予約有効時間内に施設に到着しない場合には予約が自動的にキャンセルされることになるため、他の利用者による予約を受け付けることが可能となり、施設の効率的な運用が可能となる。
また、他の実施形態として、ステップS22において、制御部21が、前記対象施設の予約をキャンセルせず、利用者から前記対象施設への連絡を促す旨の情報を利用者端末4に出力し、利用者に報知してもよい。これにより、利用者から前記対象施設に連絡が行われると、当該対象施設の管理者等は、当該利用者に道案内ができると共に、当該利用者の予約を有効なものとして扱うことも可能となる。なお、他の実施形態として、制御部21が、前記予約有効時間の残り時間が予め設定された下限時間以下になった場合に、利用者から前記対象施設への連絡を促す旨の情報を利用者端末4に出力し、利用者に報知することも考えられる。例えば、図10に示される経路案内ページP4では、前記対象施設に関する情報が表示領域P42に表示されており、当該表示領域P42には利用者から前記対象施設への連絡を促す旨の情報が示される操作キーK41が表示可能である。そして、制御部21は、前記予約有効時間が経過するまでの間、又は、前記予約有効時間の残り時間が前記下限時間以下になるまでの間は操作キーK41を表示領域P42に表示させない。一方、前記予約有効時間が経過した場合、又は、前記予約有効時間の残り時間が前記下限時間以下になった場合、制御部21は、操作キーK41を表示領域P42に表示させる。なお、操作キーK41が操作された場合、制御部21は、前記対象施設の連絡先の電話番号を施設情報D2から読み出して当該対象施設に電話をかけるための処理を実行することが考えられる。
さらに、前記予約有効時間が経過するまでの間に、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離が経時的に短くなっている場合は、利用者が前記対象施設に向かっている可能性がある。そのため、制御部21は、ステップS20における前記予約有効時間のカウントダウン表示が開始されてから当該予約有効時間が経過するまでの間に、前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離が経時的に短くなっている場合は、前記予約の取消を保留すること、又は、前記予約有効時間を所定時間だけ延長することが考えられる。これにより、利用者が前記対象施設に向かっている場合に当該利用者の予約が意図せずにキャンセルされることが抑制される。なお、制御部21は、前記予約の取消を保留した場合には、その後に前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離が経時的に短くならなくなった場合、又は前記対象施設の位置と利用者端末4の位置との距離が所定距離以上離れた場合に、当該予約を取り消すことが考えられる。また、前記予約有効時間が延長した場合には処理が前記ステップS21に戻されて同様の処理が実行される。
以上説明したように、本実施形態に係る予約支援システム1では、予め設定された予約可能数の範囲内で利用者端末4から施設の予約を受け付けるシステムで利用される予約情報D3及び予約割当情報D4などに基づいて、当日の施設の稼働時間中における予約を受け付けることが可能であり、施設側の従業員等の負担が軽減される。また、利用者は、利用人数のような限られた情報だけを設定することにより、容易に当日の施設の稼働時間中に予約を取ることが可能である。従って、利用者から電話又は電子メール等により施設に予約が可能か否かについての問い合わせを行う必要がないため、電話回線の使用回数又は電子メールの送受信回数などが抑制され、通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
また、本実施形態に係る予約支援システム1では、特に、前記検索処理で抽出される施設が、提供される飲食内容が予め特定されない予約条件で予約が可能な施設のみに限定されること、又は、当日予約が可能な予約条件で予約が可能な施設のみに限定されることがある。これにより、例えば複雑な手間がかかるコースのように短時間で準備ができない内容又は繁忙時に準備ができない内容で予約が行われることが抑制される。
さらに、予約支援システム1では、利用者が、前記検索結果が表時されて前記対象施設が選択された後は、例えば3つの操作のみによって施設の予約を完了することが可能である。具体的に、利用者は、検索ページP1で前記対象施設の予約を開始する操作、前記ログインページで予約支援装置2にログインするための確認操作、予約ページP3で予約を決定する操作キーK32の操作の3つの操作のみで当該対象施設の予約を完了することができる。また、前記検索処理が実行された時点で既にログインが完了している場合、利用者は、検索ページP1で前記対象施設の予約を開始する操作、及び予約ページP3で予約を決定する操作キーK32の操作の2つの操作のみで当該対象施設の予約を完了することができる。
ところで、本実施形態では、前記ステップS19において予約が完了した後、続く前記ステップS20において、前記カウントダウンの表示と前記経路案内の表示とが開始される場合を例に挙げて説明した。一方、他の実施形態として、制御部21が、前記ステップS19において予約が完了した後、利用者端末4に対して前記経路案内の表示を開始するための表示開始操作が行われて当該利用者端末4から表示開始要求を受け付けたことを条件に、当該利用者端末4に前記経路案内の表示を開始させることが考えられる。この場合、制御部21は、利用者端末4への前記カウントダウンの表示についても、前記ステップS19において予約が完了したタイミングでは開始させず、利用者端末4に前記表示開始要求の受信に応じて前記経路案内の表示を開始させるタイミングで、利用者端末4に前記カウントダウンの表示を開始させることが考えられる。但し、前記経路案内の表示を利用者の任意のタイミングで開始可能である場合には、当該経路案内の表示が開始されるまでの間に前記予約有効時間の残り時間が減少することになる。そのため、制御部21は、前記対象施設の予約が完了したときから内部的に前記予約有効時間のカウントダウンの処理を開始し、前記経路案内の表示が開始される時点における前記予約有効時間の残り時間からのカウントダウンを利用者端末4に表示させることが考えられる。なお、前記経路案内の表示が利用者の任意のタイミングで開始可能である場合でも、前記検索対象範囲で設定可能な徒歩時間の最大値などのような予め定められた一定の前記予約有効時間からのカウントダウンを利用者端末4に表示させてもよい。さらに、制御部21は、前記ステップS19において予約が完了したタイミングでは前記カウントダウンの表示と前記経路案内の表示とを表示させず、前記予約有効時間の残り時間が予め設定された時間以下に達した場合に、前記カウントダウンの表示と前記経路案内の表示とを利用者端末4に表示させることも考えられる。
なお、本発明に係る予約支援システムは、施設の予約を利用者端末から受付可能な予約支援システムであって、予め設定された予約可能数の範囲内で前記利用者端末から当該施設の予約を受け付ける予約処理部と、前記利用者端末の位置情報を受け付ける受付処理部と、前記受付処理部により受け付けられた前記位置情報が示す前記利用者端末の位置から検索対象範囲内に存在し、且つ、前記予約処理部により前記利用人数の予約が可能な施設を検索する検索処理部と、前記検索処理部による検索結果を出力する出力処理部と、を備え、前記検索処理部が、提供される飲食内容が予め特定されない予約条件で予約が可能な施設のみを検索対象とする、又は、当日予約が可能な予約条件で予約が可能な施設のみを検索対象とする、予約支援システムとして捉えてもよい。