以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的な範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、マッチングシステム1を説明するための模式図である。
マッチングシステム1は、ユーザ端末2と、複数の施設端末3と、サーバ4等を含んで構成される。サーバ4は、仮予約した情報を登録するための仮予約管理テーブルを記憶する。なお、図1では、便宜上、一つの施設端末3のみを図示している。
幹事ユーザが、ユーザ端末2に希望日時及び希望人数等を含んだ提供を受けたいサービスに関するサービス要求情報を入力すると、ユーザ端末2は入力されたサービス要求情報をサーバ4に送信する(1)。幹事ユーザとは、複数のユーザが参加するイベントを開催する責任者である。幹事ユーザは、幹事ユーザに立候補したユーザであってもよく、任意に選択されたユーザであってもよい。イベントとは、施設で開催する催し物又は行事をいう。イベントは、例えば、社員旅行、新年会、忘年会、バーベキュー、宴会、懇親会、同窓会、及びゴルフコンペ等である。
サーバ4は、ユーザ端末2からサービス要求情報を受信すると、複数の施設端末3に対して、受信したサービス要求情報を送信する(2)。
各施設端末3は、サーバ4からのサービス要求情報を受信すると、各施設端末3の管理者のために、サービス要求情報を表示する。施設端末3の管理者が、施設端末3にて、サービス要求情報に含まれる希望日時及び希望人数に対応可能である旨及び他の付帯情報を含んだサービス提供情報を入力すると、施設端末3は、入力されたサービス提供情報をサーバ4に送信する(3)。
サーバ4は、施設端末3からサービス提供情報を受信すると、当該施設について希望日時及び希望人数等だけ仮予約がなされたものとして、仮予約管理テーブルにデータを登録する(4)。さらに、サーバ4は、ユーザ端末2に対して、仮予約がなされた旨及び施設端末3から受信したサービス提供情報を送信する(5)。仮予約とは、施設の予約を確保することを意味する。
サーバ4は、所定の期間が経過した場合、または、ユーザ端末から他の施設の本予約を行う決定情報を受信した場合、仮予約を行った施設の仮予約をキャンセルする(6)。決定情報は、本予約を行う施設を決定する情報である。本予約とは、施設の予約を確定することを意味する。さらに、サーバ4は、仮予約された施設の施設端末3に仮予約キャンセル通知を送信する(7)。仮予約キャンセル通知は、仮予約をキャンセルする旨を通知するための情報である。
上記のように、マッチングシステム1は、所定期間が経過しても当該施設の本予約がなされない場合、当該施設の施設端末3へ仮予約をキャンセルする旨の通知を行うので、施設側は、長期間、仮予約のために施設を確保しておく必要がない。一方、ユーザ側は、希望にあった複数又は単数の施設を所定期間の間、仮予約しておけるので、その間に、本予約をすれば、施設の予約を容易に確定することが可能となる。なお、図1には、マッチングシステム1の概要のみについての説明であって、詳細については後述する。
図2は、マッチングシステム1の概略構成の一例を示す図である。
マッチングシステム1は、ユーザ端末2と、施設端末3と、サーバ4等とを備える。ユーザ端末2とサーバ4とは、アクセスポイント(不図示)又は基地局(不図示)、並びに通信ネットワーク5を介して相互に接続される。通信ネットワーク5は、例えば、インターネットである。ユーザ端末2で実行されるプログラムと、サーバ4で実行されるプログラムとは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP: Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。施設端末3とサーバ4は、通信ネットワークを介して相互に接続され、例えば、通信ネットワーク5を介して相互に接続される。施設端末3で実行されるプログラムと、サーバ4で実行されるプログラムとは、ハイパーテキスト転送プロトコル等の通信プロトコルを用いて通信を行う。施設端末3は、複数であってもよい。
図3は、ユーザ端末2の概略構成の一例を示す図である。
ユーザ端末2は、ユーザ端末通信部21、ユーザ端末記憶部22、ユーザ端末操作部23、ユーザ端末表示部24及びユーザ端末処理部25等を備える。幹事ユーザとは、複数のユーザが参加するイベントを開催する責任者である。幹事ユーザは、幹事ユーザに立候補したユーザであってもよく、任意に選択されたユーザであってもよい。イベントとは、施設で開催する催し物又は行事をいう。イベントは、例えば、社員旅行、新年会、忘年会、バーベキュー、宴会、懇親会、同窓会、及びゴルフコンペ等である。ユーザ端末2として、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)が想定されるが、これに限定されるものではない。ユーザ端末2は、例えば、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(PDA: Personal Digital Assistant, PDA)、タブレットPC、パーソナルコンピュータ等でもよい。
ユーザ端末通信部21は、主に2.4GHz帯、5GHz帯等又は主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を備え、ユーザ端末2をアクセスポイント又は基地局を介して通信ネットワーク5に接続する。ユーザ端末通信部21は、ユーザ端末処理部25から供給されたデータをサーバ4等に送信する。また、ユーザ端末通信部21は、サーバ4等から受信したデータをユーザ端末処理部25に供給する。
ユーザ端末記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。ユーザ端末記憶部22は、ユーザ端末処理部25での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部42にインストールされてもよい。例えば、ユーザ端末記憶部22は、ドライバプログラムとして、ユーザ端末操作部23を制御する入力デバイスドライバプログラム、ユーザ端末表示部24を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、ユーザ端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、メッセージの送受信を実行するプログラム等を記憶する。また、ユーザ端末記憶部22は、データとして、送受信されたメッセージとそれに付随するデータを記憶する。さらに、ユーザ端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
ユーザ端末操作部23は、ユーザ端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパッド等である。幹事ユーザは、ユーザ端末操作部23を用いて、文字、数字等を入力することができる。ユーザ端末操作部23は、幹事ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。発生した信号は、幹事ユーザの指示として、ユーザ端末処理部25に供給される。
ユーザ端末表示部24は、文字列、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。ユーザ端末表示部24は、ユーザ端末処理部25から供給された、送受信されたメッセージ等を表示する。
ユーザ端末処理部25は、ユーザ端末アクセス部251及びユーザ端末メッセージ管理部252等を備える。ユーザ端末処理部25は、ユーザ端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路(例えば、CPU(Central Processing Unit))から構成される。ユーザ端末処理部25は、ユーザ端末記憶部22に記憶されているプログラムがユーザ端末操作部23の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、ユーザ端末通信部21、及びユーザ端末表示部24等の動作を制御する。ユーザ端末処理部25は、ユーザ端末記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、ユーザ端末処理部25は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
ユーザ端末アクセス部251及びユーザ端末メッセージ管理部252は、ユーザ端末処理部25が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、ユーザ端末アクセス部251及びユーザ端末メッセージ管理部252は、ファームウェアとしてユーザ端末2に実装されてもよい。
ユーザ端末アクセス部251は、Web(World Wide Web)にアクセスし、表示データの取得及び表示を行う。即ち、ユーザ端末アクセス部251は、幹事ユーザからの指示に応じて、施設に関する入力又は選択等をユーザ端末通信部21を介してサーバ4に送信する。また、ユーザ端末アクセス部251は、施設に関する入力又は選択等に対する処理結果を表示するための表示データをユーザ端末通信部21を介してサーバ4から受信し、受信した表示データに基づく画面をユーザ端末表示部24に表示する。
ユーザ端末メッセージ管理部252は、ユーザ端末通信部21を介してメッセージをサーバ4と送受信する。
図4(a)は、施設端末3の概略構成の一例を示す図である。
施設端末3は、施設端末通信部31、施設端末記憶部32、施設端末操作部33、施設端末表示部34及び施設端末処理部35等を備える。施設端末3は、サービスを提供する施設の管理者の端末である。施設端末3として、パーソナルコンピュータが想定されるが、これに限定されるものではない。施設端末3は、例えば、多機能携帯電話、携帯電話、携帯情報端末、タブレットPC等でもよい。
施設端末通信部31は、主に、有線通信インターフェース回路を備え、施設端末3をLANケーブル等の有線を介して通信ネットワーク5に接続する。施設端末通信部31は、施設端末処理部35から供給されたデータをサーバ4等に送信する。また、施設端末通信部31は、サーバ4等から受信したデータを施設端末処理部35に供給する。
施設端末記憶部32は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。施設端末記憶部32は、施設端末処理部35での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部42にインストールされてもよい。例えば、施設端末記憶部32は、ドライバプログラムとして、施設端末操作部33を制御する入力デバイスドライバプログラム、施設端末表示部34を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、施設端末記憶部32は、アプリケーションプログラムとして、メッセージの送受信を実行するプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部42は、データとして、端末仮予約管理テーブル(図4(b))を記憶する。また、施設端末記憶部32は、データとして、送受信されたメッセージとそれに付随するデータを記憶する。さらに、施設端末記憶部32は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
施設端末操作部33は、施設端末3の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、キーボード等である。管理者は、施設端末操作部33を用いて、文字、数字等を入力することができる。施設端末操作部33は、管理者により操作されると、その操作に対応する信号を発生する。発生した信号は、管理者の指示として、施設端末処理部35に供給される。
施設端末表示部34は、文字列、画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。施設端末表示部34は、施設端末処理部35から供給された、送受信されたメッセージ等を表示する。
施設端末処理部35は、施設端末アクセス部351及び施設端末メッセージ管理部352等を備える。施設端末処理部35は、施設端末3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路(例えば、CPU(Central Processing Unit))から構成される。施設端末処理部35は、施設端末記憶部32に記憶されているプログラムが施設端末操作部33の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、施設端末通信部31、及び施設端末表示部34等の動作を制御する。施設端末処理部35は、施設端末記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、施設端末処理部35は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
施設端末アクセス部351及び施設端末メッセージ管理部352は、施設端末処理部35が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、施設端末アクセス部351及び施設端末メッセージ管理部352は、ファームウェアとして施設端末3に実装されてもよい。
施設端末アクセス部351は、Web(World Wide Web)にアクセスし、表示データの取得及び表示を行う。即ち、施設端末アクセス部351は、管理者からの指示に応じて、施設に関する入力又は選択等を施設端末通信部31を介してサーバ4に送信する。また、施設端末アクセス部351は、施設に関する入力又は選択等に対する処理結果を表示するための表示データを、施設端末通信部31を介してサーバ4から受信し、受信した表示データに基づく画面を施設端末表示部34に表示する。
施設端末メッセージ管理部352は、施設端末通信部31を介してメッセージをサーバ4と送受信する。
図4(b)は、端末仮予約管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図4(b)に示すデータ構造は、施設端末記憶部32に記憶されている予約ID400に関連付けられた一連のデータを示している。予約ID400は、幹事ユーザによる施設の予約を識別するための情報である。一連のデータは、例えば、ユーザ名401、予約日時402、予約人数403、予約種別404及び電話番号405等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他の予約に関する情報を含んでもよい。
ユーザ名401は、ユーザの名称を示す情報である。予約日時402は、仮予約又は本予約した日時を示す情報である。予約人数403は、仮予約又は本予約した人数を示す情報である。予約種別404は、仮予約又は本予約の何れかの種別を示す情報である。電話番号405は、本予約した幹事ユーザの連絡先を示す情報である。
図5は、サーバ4の概略構成の一例を示す図である。
サーバ4は、サーバ通信部41、サーバ記憶部42、及びサーバ処理部43を備える。サーバ4は、単独の装置で構成される。なお、サーバ4は、複数の装置で構成されてもよい。
サーバ通信部41は、通信ネットワーク5を介してデータの送受信を行うための通信インターフェース回路を備え、ユーザ端末2又は施設端末3と通信を行う。
サーバ記憶部42は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備え、サーバ処理部43での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部42にインストールされてもよい。また、サーバ記憶部42は、データとして、ユーザ管理テーブル(図6(a))、施設管理テーブル(図6(b))、サービス要求管理テーブル(図7(a))、提案管理テーブル(図7(b))、予約状況管理テーブル(図8(a))及び仮予約管理テーブル(図8(b))を記憶する。また、サーバ記憶部42は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶するためのバッファを更に備える。
サーバ処理部43は、送信部431、予約部432、キャンセル部433、及び管理部434等を備える。サーバ処理部43は、サーバ4の全体的な動作を統括的に制御するものであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路(例えば、CPU)から構成される。また、サーバ処理部43は、サーバ記憶部42に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づき、適切な手順でサーバ通信部41等の動作を制御する。さらに、サーバ処理部43は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行してもよい。
送信部431、予約部432、キャンセル部433、及び管理部434は、サーバ処理部43が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実行される機能モジュールである。なお、送信部431、予約部432、キャンセル部433、及び管理部434は、ファームウェアとしてサーバ4に実装されてもよい。
送信部431は、幹事ユーザがサービスを受けたい希望日時及び希望日時を含むサービス要求情報を複数の施設の施設端末3に送信する。送信部431の処理の詳細については、後述する。
予約部432は、施設端末3からサービス提供情報を受信すると、当該施設について希望日時及び希望人数等だけ仮予約がなされたものとして、仮予約管理テーブル(図8(b))にデータを登録する。予約部432は、受信したサービス提供情報をユーザ端末2に送信する。予約部432は、所定期間が経過する前にユーザ端末2から施設端末の施設の本予約を決定する決定情報を受信した場合、施設端末3の施設を本予約する。予約部432の処理の詳細については、後述する。
キャンセル部433は、所定期間が経過し、且つ、ユーザ端末2から施設端末3の施設の本予約を決定する決定情報を受信していない場合、施設端末3の施設の仮予約をキャンセルする。さらに、キャンセル部433は、所定期間が経過する前にユーザ端末2から施設端末の施設の本予約を決定する決定情報を受信した場合、仮予約した施設のうち、本予約した施設以外の施設の仮予約をキャンセルする。キャンセル部433の処理の詳細については、後述する。
管理部434は、イベントが開催される施設を選択する幹事ユーザとサービスを提供する施設の管理者とをマッチングさせる処理を実行する。管理部434の処理の詳細については、後述する。
図6(a)は、ユーザ管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図6(a)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されているユーザID600に関連付けられた一連のデータを示している。一連のデータは、例えば、ユーザ名601及びEメールアドレス602等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他のユーザに関する情報を含んでもよい。
Eメールアドレス602は、サーバ4がユーザ端末2にサービス提供通知を送信するためのユーザ端末2の送信先を示す情報である。サービス提供通知は、施設端末3の施設が提供するサービスを提案したことを通知するために送信される情報である。
図6(b)は、施設管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図6(b)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されている施設ID610に関連付けられた一連のデータを示している。施設ID610は、施設を識別するための情報である。一連のデータは、例えば、施設名611、エリア612、料理ジャンル613、営業日614、営業時間615及びEメールアドレス616等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他の施設に関する情報を含んでもよい。
施設名611は、施設の名称を示す情報である。エリア612は、施設が配置されたエリア及びそのエリアを表すための階層構造を示す情報である。例えば、エリア612の階層構造は、(都道府県,大エリアカテゴリー,中エリアカテゴリー,小エリアカテゴリー)で構成される。料理ジャンル613は、施設において提供される料理及びその料理を表すための階層構造を示す情報である。例えば、料理ジャンル613の階層構造は、(大料理ジャンルカテゴリー,小料理ジャンルカテゴリー)で構成される。営業日614は、施設のサービスが提供される日程を示す情報である。営業時間615は、施設のサービスが提供される時間を示す情報である。Eメールアドレス616は、サーバ4が施設端末3にサービス要求通知を送信するための送信先を示す情報である。サービス要求通知は、ユーザ端末2の幹事ユーザが希望するサービスを要求したことを通知するために送信される情報である。
図7(a)は、サービス要求管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図7(a)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されているサービス要求ID700に関連付けられた一連のデータを示している。サービス要求ID700は、幹事ユーザが希望するサービス要求を識別するための情報である。一連のデータは、例えば、ユーザID701、希望エリア702、希望料理ジャンル703、希望日時704、希望人数705、予算706、受取希望施設数707及び決定施設ID708等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他のサービス要求に関する情報を含んでもよい。
希望エリア702は、幹事ユーザによって選択されたエリアを示す情報である。希望料理ジャンル703は、幹事ユーザによって選択された料理ジャンルを示す情報である。希望日時704は、幹事ユーザによって選択された希望日時を示す情報である。希望人数705は、開催されるイベントに参加するユーザの人数である。予算706は、イベントに対する一人当たりの予算である。受取希望施設数707は、ユーザ端末2がサーバ4から受信できるサービス提供情報の数の上限を示す情報である。決定施設ID708は、イベントを開催する施設として決定された施設を識別するための情報である。
図7(b)は、提案管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図7(b)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されている提案ID710に関連付けられた一連のデータを示している。提案ID710は、施設端末3のユーザである施設の管理者によって提案されたサービスの提案毎に割当てられた識別情報である。一連のデータは、例えば、施設ID711、サービス要求ID712及び提案メッセージ713等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他の提案に関する情報を含んでもよい。提案メッセージ713は、施設端末3の管理者によって提案された、サービスの提案内容である。
図8(a)は、予約状況管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図8(a)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されている施設ID800に関連付けられた一連のデータを示している。一連のデータは、例えば、日程801及び空席数802等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他の予約に関する情報を含んでもよい。
日程801は、各施設がサービスを提供する日程を示す情報である。空席数802は、各施設の席等の残りの利用可能なユーザ数を示す情報である。
図8(b)は、仮予約管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
図8(b)に示すデータ構造は、サーバ記憶部42に記憶されている予約ID810に関連付けられた一連のデータを示している。一連のデータは、例えば、施設ID811、ユーザID812、予約日時813、予約人数814、予約種別815、キャンセル期間816及びサービス要求ID817等を含む。上記の一連のデータは一例であって、その他の予約に関する情報を含んでもよい。
ユーザID812は、幹事ユーザを識別するための情報である。予約日時813は、仮予約又は本予約した日時を示す情報である。予約人数814は、仮予約又は本予約した人数を示す情報である。予約種別815は、仮予約又は本予約の何れかの種別を示す情報である。キャンセル期間816は、幹事ユーザの希望日時から施設の管理者によって設定された日数前までの期間を示す情報である。キャンセル期間は、所定期間の一例である。
図9は、マッチングシステム1による動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、予めユーザ端末記憶部22、施設端末記憶部32及びサーバ記憶部42に記憶されているプログラムに基づいて、主にユーザ端末処理部25、施設端末処理部35及びサーバ処理部43により、ユーザ端末2、施設端末3及びサーバ4の各要素と協働して実行される。
まず、幹事ユーザの操作によって、ユーザ端末2のユーザ端末アクセス部251は、サーバ4にログインし、要求設定画面情報取得要求をサーバ4に送信する(ステップS100)。要求設定画面情報取得要求は、要求設定画面情報を取得するための要求である。要求設定画面情報は、後述する要求設定画面(図10参照)を表示するための情報である。
次に、サーバ4の管理部434は、ユーザ端末2から要求設定画面情報取得要求を受信すると、要求設定画面情報をユーザ端末2に送信する(ステップS101)。要求設定画面情報取得要求には、幹事ユーザのユーザIDが含まれており、管理部434は、ユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、要求設定画面情報取得要求を送信した幹事ユーザのユーザ名を特定する。管理部434は、特定した幹事ユーザのユーザ名、階層構造で示された全てのエリア及び全ての料理ジャンルを含む要求設定画面情報をユーザ端末2に送信する。
次に、ユーザ端末2のユーザ端末アクセス部251は、サーバ4から要求設定画面情報を受信すると、受信した要求設定画面情報に基づいて要求設定画面(図10参照)をユーザ端末表示部24に表示する(ステップS102)。
図10は、ユーザ端末2に表示される要求設定画面の一例を示す図である。
要求設定画面には、幹事ユーザ名1000、選択領域1001〜1003、ラジオボタン1004,1005、プルダウン1006,1008、入力ボックス1007及び設定ボタン1009が含まれる。
幹事ユーザ名1000は、幹事ユーザのユーザ名である。選択領域1001は希望エリアを選択するための領域である。選択領域1001には、初期状態として最上位のエリアカテゴリー(例えば、全国)が表示される。幹事ユーザにより最上位のエリアカテゴリーが選択されると、その下位のエリアカテゴリー(例えば、東京都)が展開される。これにより、幹事ユーザは、最上位のエリアカテゴリーから下位のエリアカテゴリーを順に選択できるようになる。図10では、全国,東京都,飯田橋・四ツ谷・神楽坂,四ツ谷の順に、幹事ユーザの操作により選択されている。ラジオボタン1004は、選択されたエリアカテゴリーの中から幹事ユーザが希望するエリアカテゴリーを希望エリアとして選択するための領域である。
選択領域1002は、希望料理ジャンルを選択するための領域である。選択領域1002には、初期状態として最上位の料理ジャンルカテゴリー(例えば、すべて)が表示される。幹事ユーザにより最上位の料理ジャンルカテゴリーが選択されると、その下位の料理ジャンルカテゴリー(例えば、イタリアン・フレンチ)が展開される。これにより、幹事ユーザは、最上位の料理ジャンルカテゴリーから下位の料理ジャンルカテゴリーを順に選択できるようになる。図10では、すべての料理,イタリアン・フレンチの順に、幹事ユーザの操作により選択されている。ラジオボタン1005は、選択された料理ジャンルカテゴリーの中から幹事ユーザが希望するジャンルカテゴリーを希望料理ジャンルとして選択するための領域である。
選択領域1003は、希望日時を選択するための領域である。選択領域1003には、希望日時として、希望日及び希望時間が指定可能に表示される。
プルダウン1006は、イベントに参加するユーザの人数を選択するための領域である。プルダウン1006には、イベントに参加するユーザの人数が指定可能に表示される。入力ボックス1007は、一人当たりの予算を入力するための領域である。プルダウン1008は、受取希望施設数を選択するための領域である。プルダウン1008には、受取希望施設数が指定可能に表示される。設定ボタン1009は、指定された各サービス要求情報を設定するためのボタンである。
次に、幹事ユーザがユーザ端末操作部23を用いて設定ボタン1009を押下すると、ユーザ端末アクセス部251は、要求設定画面(図10参照)で指定された各サービス要求を示すサービス要求情報をサーバ4に送信する(ステップS103)。サービス要求情報には、幹事ユーザの希望日時、希望人数、希望エリア、希望料理ジャンル、予算及び受取希望施設数が含まれる。
次に、サーバ4の管理部434が、ユーザ端末2からサービス要求情報を受信すると、管理部434は、複数の施設の中から希望人数が希望日時に利用可能な施設を抽出する(ステップS104)。管理部434は、サービス要求情報に含まれる希望日時、希望人数、希望エリア、希望料理ジャンル、予算及び受取希望施設数を特定する。管理部434は、サービス要求IDを新たに生成し、特定した各情報を関連付けてサービス要求管理テーブル(図7(a))に登録する。管理部434は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、特定した希望日時、希望エリア及び希望ジャンルに合致する施設を抽出する。例えば、図10の要求設定画面のサービス要求の場合、希望日時が施設の営業日の営業時間内であって、希望エリアとして四谷三丁目駅で、希望ジャンルとしてパスタを提供する施設が抽出される。さらに、管理部434は、予約状況テーブル(図8(a))を参照し、抽出した施設のうち、希望人数が希望日時に利用可能な施設を抽出する。例えば、図10の要求設定画面のサービス要求の場合、希望人数として四名が、希望日時として2015年9月24日19:00に利用可能な施設が抽出される。
次に、送信部431は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、管理部434が抽出した施設の施設端末3のEメールアドレスを特定し、特定したEメールアドレス宛てにサービス要求通知としてEメールを送信する。施設の施設端末3の施設端末メッセージ管理部352は、サーバ4からサービス要求通知を受信すると、受信したサービス要求通知に含まれる各情報を施設端末表示部34に表示する。なお、サービス要求通知の送信は、希望人数が希望日時に利用可能な施設の数に応じて、複数の施設に対して実行される。
図11(a)は、施設端末3に表示されるEメールの一例を示す図である。
サービス要求通知には、宛先1100、幹事ユーザのサービス要求通知1101、依頼テキスト1102及びマッチングシステム1にアクセスするためのURL1103が含まれる。Eメールには、宛先1100として施設の施設名、サービス要求通知1101としてサービス要求情報を受信した旨、依頼テキスト1102としてサービスの提案を要求する旨のメッセージ及びサービスの提案を要求するためにアクセスするURL1103が表示される。
次に、管理者の操作によって、施設端末3の施設端末アクセス部351は、サーバ4にログインし、要求リスト画面情報取得要求をサーバ4に送信する。要求リスト画面情報取得要求は、要求リスト画面情報を取得するための要求である。要求リスト画面情報は、後述する要求リスト画面(図11(b)参照)を表示するための情報である。
次に、サーバ4の管理部434は、施設端末3から要求リスト画面情報取得要求を受信すると、サービス要求情報を含む要求リスト画面情報を施設端末3に送信する(ステップS105)。要求リスト画面情報取得要求には、施設IDが含まれており、管理部434は、サービス要求管理テーブル(図7(a))及び施設管理テーブル(図6(b))を参照し、施設IDに対応する施設に合致するサービス要求情報を抽出する。送信部431は、抽出したサービス要求情報を含む要求リスト画面情報を施設端末3に送信する。
次に、施設端末3の施設端末アクセス部351は、サーバ4から要求リスト画面情報を受信すると、受信した要求リスト画面情報に基づいて要求リスト画面(図11(b)参照)を施設端末表示部34に表示する(ステップS106)。
図11(b)は、施設端末3に表示される要求リスト画面の一例を示す図である。
要求リスト画面には、施設端末の施設が提供するサービス内容に希望が合致している幹事ユーザごとに、サービス要求情報1110,1112、提案ボタン1111,1113が表示されている。サービス要求情報1110,1112は、各幹事ユーザが希望しているサービス要求であり、幹事ユーザの希望日時及び希望人数を含む。
次に、施設端末アクセス部351は、サービス提供情報の入力を受付ける(ステップS107)。施設端末アクセス部351は、管理者の操作によって提案ボタン1111が押下された場合、押下された提案ボタンに対応するサービス要求情報に対する提案入力画面(図11(c)参照)を表示する。提案入力画面は、サービス要求情報に含まれる希望日時及び希望人数に対応可能である旨を入力するための画面である。
図11(c)は、施設端末3に表示される提案入力画面の一例を示す図である。
提案入力画面には、サービス要求情報1120、プルダウン1121、提案メッセージ入力ボックス1122及び送信ボタン1123が表示される。
サービス要求情報1120は、図11(b)において、押下された提案ボタンに対応するサービス要求情報である。プルダウン1121は、キャンセル期間の指定期間を選択するための領域である。プルダウン1121には、キャンセル期間の日数が指定可能に表示される。提案メッセージ入力ボックス1122は、幹事様への提案メッセージを入力するための領域である。送信ボタン1123は、選択されたキャンセル期間及び入力された提案メッセージをサービス提供情報としてサーバ4に送信するためのボタンである。
次に、施設端末3の管理者の操作によって、キャンセル期間のプルダウン1121が選択され、サービスを提案する提案メッセージが提案メッセージ入力ボックス1122に入力され、送信ボタン1123が押下されると、施設端末アクセス部351は、施設を仮予約する。施設端末アクセス部351は、図11(b)において押下された提案ボタンに対応するサービス要求情報に含まれるユーザ名を特定する。さらに、施設端末アクセス部351は、図11(b)において押下された提案ボタンに対応するサービス要求に含まれる希望日時を予約日時として特定し、且つ、希望人数を予約人数として特定する。施設端末アクセス部351は、予約IDを新たに生成し、予約種別として仮予約及び特定した各情報を関連付けて端末仮予約管理テーブル(図4(b))に登録する。これにより、施設端末3の管理者は、端末仮予約管理テーブル(図4(b))を参照することにより、どの幹事ユーザが何時に何人仮予約しているかを確認することができる。
次に、施設端末アクセス部351は、サービス提供情報をサーバ4に送信する(ステップS108)。サービス提供情報には、図11(b)において押下された提案ボタンに対応する希望日時及び希望人数に対応可能である旨、キャンセル期間、提案メッセージ及び提案される幹事ユーザのサービス要求のサービス要求IDが含まれる。サーバ4の予約部432は、施設端末3からサービス提供情報を受信し、受信したサービス提供情報に含まれる、希望日時及び希望人数に対応可能である旨、キャンセル期間、提案メッセージ及びサービス要求IDを特定する。予約部432は、提案IDを新たに生成し、サービス提供情報を送信した施設端末の施設の施設ID、特定した提案メッセージ及びサービス要求IDを関連付けて提案管理テーブル(図7(b))に登録する。
次に、予約部432は、施設を仮予約する(ステップS109)。予約部432は、サービス要求管理テーブル(図7(a))を参照し、特定したサービス要求IDに関連付けられたユーザIDを特定し、希望日時を予約日時として特定し、且つ、希望人数を予約人数として特定する。さらに、予約部432は、予約IDを新たに生成し、サービス提供情報を送信した施設端末の施設の施設ID、予約種別として仮予約、特定したユーザID、予約日時、予約人数、キャンセル期間及びサービス要求IDを関連付けて仮予約管理テーブル(図8(b))に登録する。予約部432は、キャンセル期間を仮予約管理テーブル(図8(b))に登録することにより、キャンセル期間を設定する。
次に、予約部432は、仮予約した施設の予約状況を更新する。予約部432は、予約状況テーブル(図8(a))を参照し、仮予約した施設の予約日時の日程における空席数を予約人数だけ減算させる。
次に、予約部432は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、サービス提供情報を送信した施設端末3の施設の施設名、エリア及び料理ジャンルを特定する。予約部432は、特定した各情報を受信したサービス提供情報にさらに含ませる。
次に、予約部432は、ユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、サービス提供情報に含まれるサービス要求IDに対応するサービス要求を希望した幹事ユーザのEメールアドレスを特定し、特定したEメールアドレス宛てに、サービス提供通知としてEメールをユーザ端末2に送信する。
なお、管理部434は、受取希望施設数のサービス提供通知をユーザ端末2が受信しているか否かを判定し、受取希望施設数のサービス提供通知をユーザ端末2が受信していた場合、サービス提供通知をユーザ端末2に送信せず、エラーメッセージを施設端末3に送信する。管理部434は、サービス要求管理テーブル(図7(a))を参照し、サービス提供通知に対応するサービス要求IDの受取希望施設数を特定する。管理部434は、提案管理テーブル(図7(b))を参照し、サービス提供通知に対応するサービス要求IDに対してサービス提供通知が送信された数をカウントする。管理部434は、カウントした数が受取希望施設数に達しているか否かにより、受取希望施設数のサービス提供通知をユーザ端末2が受信しているか否かを判定する。予約部432は、受取希望施設数のサービス提供通知をユーザ端末2が受信していない場合、サービス提供通知をユーザ端末2に送信する。一方、管理部434は、受取希望施設数のサービス提供通知をユーザ端末2が受信していた場合、サービス提供通知をユーザ端末2に送信せず、エラーメッセージを施設端末3に送信する。これにより、管理部434は、ユーザ端末2が受取希望施設数を越えるサービス提供通知を受信することを防止することができる。
次に、ユーザ端末2のユーザ端末メッセージ管理部252は、サーバ4からサービス提供通知を受信すると、受信したサービス提供通知に含まれる各情報をユーザ端末表示部24に表示する。
図12(a)は、ユーザ端末2に表示されるEメールの一例を示す図である。
サービス提供通知には、宛先1200、サービス提供情報が通知された旨1201、依頼テキスト1202及びマッチングシステム1にアクセスするためのURL1203が含まれる。Eメールには、宛先1200として幹事ユーザのユーザ名、また、Eメールには、依頼テキスト1202として施設の決定を要求する旨のメッセージ及び施設を決定するためにアクセスするURL1203が表示される。
次に、幹事ユーザの操作によって、ユーザ端末2のユーザ端末アクセス部251は、サーバ4にログインし、提供リスト画面情報取得要求をサーバ4に送信する。提供リスト画面情報取得要求は、提供リスト画面情報を取得するための要求である。提供リスト画面情報は、後述する提供リスト画面(図12(b)参照)を表示するための情報である。
次に、サーバ4の予約部432は、施設端末3から提供リスト画面情報取得要求を受信すると、サービス提供情報を含む提供リスト画面情報をユーザ端末2に送信する(ステップS110)。提供リスト画面情報取得要求には、幹事ユーザのユーザIDが含まれており、予約部432は、サービス要求管理テーブル(図7(a))及び提案管理テーブル(図7(b))を参照し、提案メッセージ及び提案メッセージを提案した施設の施設IDを特定する。予約部432は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、特定した施設IDに関連付けられた施設名、エリア及び料理ジャンルを特定する。予約部432は、特定した各情報に基づいてサービス提供情報を含む提供リスト画面情報をユーザ端末2に送信する。
なお、ステップS106〜110の処理は、サービスを提案した施設の数に応じて、複数回実行される場合がある。
次に、ユーザ端末2のユーザ端末アクセス部251は、サーバ4から提供リスト画面情報を受信すると、受信した提供リスト画面情報に基づいて提供リスト画面(図12(b))をユーザ端末表示部24に表示する(ステップS111)。
図12(b)は、ユーザ端末2に表示される提供リスト画面の一例を示す図である。
提供リスト画面には、サービス提供情報1210,1212,1214、決定ボタン1211,1213,1215等が表示される。提供リスト画面には、サービス提供情報1210として、施設の施設名、エリア及び料理ジャンル、提案メッセージ並びに希望日時及び希望人数に対応可能である旨が表示される。サービス提供情報1212,1214として、希望人数が希望日時に利用可能な他の施設の施設端末からのサービス提供情報が表示されている。決定ボタン1211,1213,1215の詳細については、後述する。
次に、サーバ4の管理部434は、所定期間が経過したか否かを判定する(ステップS112)。所定期間は、施設の仮予約が自動的にキャンセルされる期限までの期間を示す情報である。管理部434は、サービス要求管理テーブル(図7(a))及び仮予約管理テーブル(図8(b))を参照し、キャンセル期間が経過しているか否かを判定する。
ステップ112において、所定期間が経過した場合、キャンセル部433は、施設の仮予約をキャンセルする(ステップS113)。キャンセル部433は、サービス要求管理テーブル(図7(a))及び仮予約管理テーブル(図8(b))を参照し、キャンセル期間が経過するまで決定情報を受信していない仮予約の施設の施設ID及びサービス要求IDを特定する。キャンセル部433は、仮予約管理テーブル(図8(b))及びユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、特定した仮予約のサービス要求IDに関連付けられた、ユーザ名、予約日時及び予約人数を特定する。キャンセル部433は、特定した各情報を含む仮予約キャンセル通知を生成する。仮予約キャンセル通知は、仮予約をキャンセルする旨を通知する情報である。キャンセル部433は、予約状況テーブル(図8(a))を参照し、特定した施設IDの空席数をキャンセルされた仮予約の予約人数だけ増大させる。キャンセル部433は、特定した仮予約を仮予約管理テーブル(図8(b))から削除することにより、施設の仮予約をキャンセルする。
次に、キャンセル部433は、生成した仮予約キャンセル通知を、仮予約をキャンセルした施設の施設端末3に送信する(ステップS114)。キャンセル部433は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、仮予約キャンセル通知に含まれる施設IDに対応する施設のEメールアドレスを特定し、特定したEメールアドレス宛てに、仮予約キャンセル通知としてEメールを施設端末3に送信する。施設の施設端末3の施設端末メッセージ管理部352は、サーバ4から仮予約キャンセル通知を受信すると、受信した仮予約キャンセル通知に含まれる各情報を施設端末表示部34に表示する。
次に、施設端末3の管理者の操作によって、施設端末3は、キャンセルした仮予約を端末仮予約管理テーブル(図4(b))から削除する。
また、キャンセル部433は、生成した仮予約キャンセル通知を、仮予約についてサービス提供情報を送信したユーザ端末2に送信する(ステップS115)。キャンセル部433は、サービス要求管理テーブル(図7(a))及びユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、特定した仮予約のサービス要求IDに関連付けられた、幹事ユーザのEメールアドレスを特定する。キャンセル部433は、特定したEメールアドレス宛てに、仮予約キャンセル通知としてEメールをユーザ端末2に送信する。
このように、サーバ4は、キャンセル期間が経過するまで決定情報を受信していない場合、施設の仮予約をキャンセルするため、施設側は、長期間、仮予約のために施設を確保しておく必要がない。したがって、施設側は、キャンセルされた施設の仮予約の席に対して、他のユーザから予約を受け付けることができる。
ステップS112において、所定期間が経過していない場合、管理部434は、ユーザ端末2から決定情報を受信したか否かを判定する(ステップS116)。
ステップS116において、ユーザ端末2から決定情報を受信していない場合、管理部434は、ステップS112の処理に移行する。
一方、ステップS111の処理によって表示された図12(b)において、幹事ユーザの操作によって、決定ボタンが押下されると、ユーザ端末アクセス部251は、押下された決定ボタンに対応する施設を本予約するための決定画面(図12(c)参照)をユーザ端末表示部24に表示する。
図12(c)は、ユーザ端末2に表示される決定画面の一例を示す図である。
決定画面には、施設の予約に関する情報1220、入力ボックス1221,1222及び送信ボタン1223が含まれる。決定画面には、施設の予約に関する情報1220として施設名、希望日時、希望人数が表示され、入力ボックス1221として幹事ユーザの電話番号を入力するための入力領域が表示され、入力ボックス1222として施設への要望メッセージを入力するための入力領域が表示される。
次に、幹事ユーザの操作によって、入力ボックス1221に幹事ユーザの電話番号及び入力ボックス1222に施設への要望メッセージが入力され、送信ボタン1223が押下されると、ユーザ端末アクセス部251は、決定情報をサーバ4に送信する(ステップS117)。決定情報には、施設の予約に関する情報、入力された幹事ユーザの電話番号、要望メッセージ及び図12(b)において押下された決定ボタンに対応する施設の施設IDが含まれる。
次に、ステップS116において、決定情報を受信した場合、予約部432は、施設を本予約する(ステップS118)。予約部432は、決定情報に含まれる施設の予約に関する情報、幹事ユーザの電話番号、要望メッセージ及び決定ボタンに対応する施設の施設IDを特定する。予約部432は、決定情報を送信したユーザ端末2の幹事ユーザのサービス要求のサービス要求IDを特定し、特定したサービス要求IDに関連付けて、特定した施設IDをサービス要求管理テーブル(図7(a))に登録する。予約部432は、仮予約管理テーブル(図8(b))を参照し、特定した施設ID及びサービス要求IDに関連付けられた予約種別を仮予約から本予約に変更する。
次に、予約部432は、本予約通知を、本予約された施設の施設端末3に送信する(ステップS119)。予約部432は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、特定した施設IDの施設の施設端末のEメールアドレスを特定する。管理部434は、特定した施設の予約に関する情報、幹事ユーザの電話番号及び要望メッセージを含む本予約通知を、特定した施設端末3のEメールアドレス宛てに送信する。次に、施設端末3の管理者の操作によって、施設端末3が端末仮予約管理テーブル(図4(b))の本予約された予約の予約種別を仮予約から本予約に変更することにより、施設端末の管理者は幹事ユーザによって施設が本予約されたことを管理することができる。また、施設端末の管理者は、幹事ユーザの電話番号を用いて幹事ユーザに予約確認等の連絡を行うことができる。
次に、予約部432は、本予約通知を、本予約した幹事ユーザのユーザ端末2に送信する(ステップS120)。予約部432は、ユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、決定情報を送信したユーザ端末2の幹事ユーザのEメールアドレスを特定する。予約部432は、本予約通知を、特定したユーザ端末2のEメールアドレス宛てに送信する。
次に、キャンセル部433は、本予約した施設以外の施設の仮予約をキャンセルする(ステップS121)。キャンセル部433は、仮予約管理テーブル(図8(b))を参照し、本予約した施設の仮予約に関連づけられたサービス要求IDを特定し、特定したサービス要求IDに関連付けられた、本予約した施設以外の施設の仮予約の予約人数及び施設IDを特定する。キャンセル部433は、仮予約管理テーブル(図8(b))及びユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、特定したサービス要求IDに関連付けられた、本予約した施設以外の施設の仮予約の施設ID、ユーザ名、予約日時及び予約人数を特定する。キャンセル部43は、特定した各情報を含む仮予約キャンセル通知を生成する。キャンセル部433は、予約状況テーブル(図8(a))を参照し、特定した施設IDの空席数を、特定した予約人数だけ増大させる。キャンセル部433は、特定したサービス要求IDに関連付けられた、本予約した施設以外の施設の仮予約を仮予約管理テーブル(図8(b))から削除する。
次に、キャンセル部433は、仮予約キャンセル通知を、本予約した施設以外の施設の仮予約の施設の施設端末3に送信する(ステップS122)。キャンセル部433は、施設管理テーブル(図6(b))を参照し、仮予約キャンセル通知に含まれる施設IDに対応する施設のEメールアドレスを特定し、特定したEメールアドレス宛てに、仮予約キャンセル通知としてEメールを施設端末3に送信する。施設の施設端末3の施設端末メッセージ管理部352は、サーバ4から仮予約キャンセル通知を受信すると、受信した仮予約キャンセル通知に含まれる各情報を施設端末表示部34に表示する。
次に、施設端末3の管理者の操作によって、施設端末3はキャンセルされた仮予約を端末仮予約管理テーブル(図4(b))から削除する。
また、キャンセル部433は、生成した仮予約キャンセル通知を、仮予約についてサービス提供情報を送信したユーザ端末2に送信する(ステップS123)。キャンセル部433は、ユーザ管理テーブル(図6(a))を参照し、決定情報を送信したユーザ端末2の幹事ユーザのEメールアドレスを特定する。予約部432は、仮予約キャンセル通知を、特定したユーザ端末2のEメールアドレス宛てに送信する。
このように、サーバ4は、本予約した施設以外の施設の仮予約をキャンセルするため、施設側は、長期間、仮予約のために施設を確保しておく必要がない。一方、ユーザ側は、希望にあった複数又は単数の施設を所定期間の間、仮予約しておけるので、その間に、本予約すれば、施設の予約を容易に確定することが可能となる。
なお、本発明は、図1〜12に示した実施形態に限定されるものではない。例えば、以下に示すように、変更及び修正することができる。
(1)キャンセル期間は、サーバ4がユーザ端末2からサービス要求情報を受信したときから施設端末3の管理者によって指定された期間が経過するまでであってもよい。また、キャンセル期間は、全ての施設において、固定の期間であってもよい。
(2)サーバ4は、キャンセル期間よりも短い割引期間が経過する前に、サーバ4が決定情報をユーザ端末2から受信した場合、ユーザ端末2の幹事ユーザに請求するサービスの料金を所定の割引額又は割引率に応じて割引してもよい。あるいは、サーバ4は、キャンセル期間よりも短い特典期間が経過する前に、サーバ4が決定情報をユーザ端末2から受信した場合、ユーザ端末2の幹事ユーザに特典を付与してもよい。特典は、例えば、ワンドリンク無料又はノベルティグッズのプレゼント等の無料のサービスである。あるいは、特典は、例えば、他の無料のサービスであってもよい。これらの場合、サービス提供情報又はサービス提供通知に割引期間並びに割引額又は割引率が含まれる。あるいは、サービス提供情報又はサービス提供通知に特典期間及び特典の内容が含まれる。サービス提供情報又はサービス提供通知に含まれる各情報は、ユーザ端末表示部24に表示される。これにより、サーバ4は、幹事ユーザが施設を早期に本予約する確率を向上させることができる。
(3)サーバ4は、サーバ4がユーザ端末2にサービス提供情報又はサービス提供通知を送信してからユーザ端末2から決定情報を受信する期間が短いほど、ユーザ端末2の幹事ユーザに請求するサービスの割引率又は割引額を増大させてもよい。あるいは、サーバ4は、サーバ4がユーザ端末2にサービス提供情報又はサービス提供通知を送信してからユーザ端末2から決定情報を受信する期間が短いほど、ユーザ端末2の幹事ユーザに、より多い又はより良い特典を付与してもよい。より多い又はより良い特典は、例えば、無料になるドリンクの数が多くなる、又は、プレゼントされるノベルティグッズの量が多くなる若しくは質が良くなる等の無料のサービスである。あるいは、より多い又はより良い特典は、例えば、より量が多くなる又はより質が良くなる他の無料サービスであってもよい。これらの場合、サービス提供情報又はサービス提供通知に複数の割引額又は複数の割引率並びに各割引額又は各割引率に対応する割引期間が含まれる。あるいは、サービス提供情報又はサービス提供通知に複数の特典及び各特典に対応する特典期間が含まれる。サービス提供情報又はサービス提供通知に含まれる各情報は、ユーザ端末表示部24に表示される。これにより、サーバ4は、幹事ユーザが施設を早期に本予約する確率を向上させることができる。
(4)サーバ4の予約部432は、他の施設の予約状況の管理を行うサーバから予約状況テーブル(図8(a))に記憶されたデータのうちの必要なデータを取得してもよい。この場合、予約部432は、予約状況テーブル(図8(a))に対して行った変更を他の施設の予約状況の管理を行うサーバに通知し、予約状況テーブル(図8(a))に記憶されたデータを同期させる。これにより、サーバ4は、サーバ記憶部42の記憶容量の削減をすることができる。
(5)予約部432は、図9のステップS109の処理において、施設を仮予約することに代えて、施設を予約することにより、施設を確保してもよい。また、予約部432は、図9のステップS118の処理において、施設を本予約することに代えて、施設の予約を維持することにより、予約を確定させてもよい。
(6)ユーザ端末2が送信するサービス要求情報のフォーマットと、サーバ4が送信するサービス要求情報のフォーマットは、異なっていてもよい。すなわち、サーバ4は、ユーザ端末2から受信したサービス要求情報のフォーマットを変更して、施設端末3に送信してもよい。同様に、サーバ4は、施設端末3から受信したサービス提供情報のフォーマットを変更して、ユーザ端末2に送信してもよい。
(7)サービス要求通知情報は、サービス要求情報を含んでもよく、サービス提供通知は、サービス提供情報を含んでもよい。
(8)ユーザ端末処理部25、施設端末処理部35、及びサーバ処理部43が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記憶された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。