JP2019179582A - サービス再予約装置、サービス再予約方法、およびサービス再予約プログラム - Google Patents

サービス再予約装置、サービス再予約方法、およびサービス再予約プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再度販売されたサービスが購入される可能性を高める。【解決手段】送信部20は、元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき内容毎の単価および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、および再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる。受信部30は、所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、予約識別情報で特定される再提供サービスであって所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、所定の利用者端末から受信し、受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、開始時間が決まっているサービスの予約が事前にキャンセルされたときにそのサービスの再予約を受け付けるサービス再予約装置、サービス再予約方法、およびサービス再予約プログラムに関する。
飲食店における予約の直前のキャンセル(事前のキャンセル、いわゆるドタキャン)、およびNo show(予約をしていたにも関わらず、その日時になっても店に連絡なく、または飲食店の連絡を無視して来店しないこと)は、飲食店のみならず、消費者にも損失を与えている。そこで、経済産業省は、非特許文献1を公表した。
非特許文献1には、IT活用事例の一つとして、キャンセルの買い取りと再販(ごひいき予約)が記載されている。これは、直前のキャンセルによって生じた飲食店の空席をダイナースクラブ(登録商標)が買い取り、ダイナースクラブ(登録商標)会員に対して、コミュニケーションアプリであるLINE(登録商標)を通じて飲食店の空席をリアルタイムに告知・再販する仕組みである。会員は、株式会社ポケットコンシェルジュが運営する「ポケットコンシェルジュ」を通じて、予約・決済を行うことができる。
サービス産業の高付加価値化に向けた外部環境整備等に関する有識者勉強会、「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」、経済産業省、2018年11月1日
予約が困難な有名店に空席が生じたことを告知されると、顧客は即座にそれを購入する可能性が高い。
しかし、空席は売れ残る可能性がある。競合店の多い飲食店では、特に空席が売れ残る可能性は高い。
本発明の目的は、キャンセルされて再度販売されたサービスが購入される可能性を高めることができるサービス再予約装置、サービス再予約方法、およびサービス再予約プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のサービス再予約装置は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルと、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信部と、
前記送信部によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信部と、
を備える。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記再提供サービス情報に含まれる内容毎に予約可能な上限数が、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の予約数であり、
前記受信部が、前記所定の条件に従って再提供予約情報を1つのみ選択する。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記受信部によって選択された再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容毎の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率と当該再提供予約情報に含まれる内容毎の予約数とに基づいて当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の単価と内容毎の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記キャンセル情報が、前記内容を1つのみ含み、
予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスの利用者を識別する1つ以上の利用者識別情報と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって支払われる内容の単価または当該各利用者識別情報によって識別される利用者に適用される再提供サービスの割引率と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された内容の予約数とを含む予約済情報を格納する予約済情報テーブルを備え、
前記送信部が、前記再提供サービスの予約可能な上限数を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの内容の予約数と前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの内容の各予約数とに基づいて求め、
前記受信部が、前記受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を順次選択し、当該選択された再提供予約情報に含まれる内容の予約数の情報と前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる内容の予約数の情報と前記予約済情報テーブルに格納されている内容の各予約数の情報とに基づいて当該選択された再提供予約情報による予約を受付け可能か否か判別し、予約受付け可能と判別された再提供予約情報を送信した所定の利用者端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と当該再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報と当該再提供予約情報に含まれる内容の予約数の情報とを前記予約済情報テーブルの予約済情報に記録する。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる利用者識別情報毎に当該予約済情報に含まれる内容の単価または元サービスに対する再提供サービスの割引率と内容の予約数とに基づいて当該再提供サービスの利用者毎の料金を求め、当該利用者毎の料金を合計して当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容の単価と内容の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記キャンセル情報が、更に、分割して提供可能な席数の組合せの情報を含み、
予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスの利用者を識別する1つ以上の利用者識別情報と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって支払われる内容毎の単価または当該各利用者識別情報によって識別される利用者に適用される再提供サービスの割引率と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された内容毎の予約数と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された席数の組合せとを含む予約済情報を格納する予約済情報テーブルを備え、
前記送信部が、前記再提供サービスの内容毎の予約可能な上限数を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの当該内容毎の予約数と前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの当該内容毎の各予約数とに基づいて求め、当該再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの席数の組合せと前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せとに基づいて求め、
前記送信部によって送信される再提供サービス情報が、更に前記再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報を含み、
前記受信部によって受信される各再提供予約情報が、更に前記各所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された再提供サービスにおける席数の組合せの情報を含み、
前記受信部が、前記受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を順次選択し、当該選択された再提供予約情報に含まれる内容毎の予約数の情報および席数の組合せの情報と前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる内容毎の予約数の情報および席数の組合せの情報と前記予約済情報テーブルに格納されている内容毎の各予約数の情報および各席数の組合せの情報とに基づいて当該選択された再提供予約情報による予約を受付け可能か否か判別し、予約受付け可能と判別された再提供予約情報を送信した所定の利用者端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報、当該再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容毎の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率と当該再提供サービスの内容毎の予約数との情報、および当該再提供予約情報に含まれる席数の組合せの情報を前記予約済情報テーブルの予約済情報に記録する。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる利用者識別情報毎に当該予約済情報に含まれる内容毎の単価または元サービスに対する再提供サービスの割引率と内容毎の予約数とに基づいて当該再提供サービスの利用者毎の料金を求め、当該利用者毎の料金を合計して当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の単価と内容毎の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記送信部が、前記再提供サービス情報を前記所定の利用者端末に送信する時に、当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と内容毎の単価に基づいて当該再提供サービスの内容毎の単価を求める。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、より低額となるように前記再提供サービスの内容毎の単価を求める。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記送信部が、前記元サービスの内容毎の単価と前記元サービスに対する再提供サービスの割引率とに基づいて前記再提供サービスの内容毎の単価を求める。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記送信部が、前記送信時の時間と前記元サービスの開始時間とに基づいて前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を求める。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を大きく設定する。
好ましくは、本発明のサービス再予約装置は、
前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を前記元サービスの提供者毎に設定可能である。
また、本発明のサービス再予約方法は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルとを有するサービス再予約装置におけるサービス再予約方法であって、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信ステップと、
前記送信ステップにおいて前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信ステップと、
を備える。
また、本発明のサービス再予約プログラムは、
コンピュータを
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルを記憶する記憶手段、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信手段、
前記送信手段によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信手段、
として機能させる。
本発明によれば、キャンセルされて再度販売されたサービスが購入される可能性を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係るサービス再予約装置を含むシステムの一例を示す図である。 提供者情報テーブルの一例を示す図である。 利用者情報テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブルの一例を示す図である。 再提供料金の割引率の一例を示す図である。 再提供料金の割引率の他の例を示す図である。 利用者端末のディスプレイに表示される検索画面の一例を示す図である。 第1の実施形態において検索に応答して送信される再提供サービス情報の一例を示す図である。 図8の再提供サービス情報に基づいて利用者端末のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。 第1の実施形態においてプッシュ通知される再提供サービス情報の例を示す図である。図11(A)は、プッシュ通知される再提供サービス情報の一例を示す。図11(B)は、プッシュ通知される再提供サービス情報の他の例を示す。 利用者端末のディスプレイに表示されるプッシュ通知画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るサービス再予約装置の変形例を含むシステムの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るサービス再予約装置の変形例で使用される利用者情報テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るサービス再予約装置の変形例におけるサービス再予約処理の流れの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るサービス再予約装置を含むシステムの一例を示す図である。 第2の実施形態に係るキャンセル情報テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る予約済情報テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態において検索に応答して送信される再提供サービス情報の一例を示す図である。 図20の再提供サービス情報に基づいて利用者端末のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。 第2の実施形態においてプッシュ通知される再提供サービス情報の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るサービス再予約装置を含むシステムの一例を示す図である。 第3の実施形態に係るキャンセル情報テーブルの一例を示す。 第3の実施形態に係る予約済情報テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態において検索に応答して送信される再提供サービス情報の一例を示す図である。 図28の再提供サービス情報に基づいて利用者端末のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。 第3の実施形態においてプッシュ通知される再提供サービス情報の一例を示す図である。 第3の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す図である。 第4の実施形態に係るキャンセル情報テーブルの一例を示す図である。 第4の実施形態に係る再提供サービス情報の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るサービス再予約装置、サービス再予約方法、およびサービス再予約プログラムについて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aを含むシステムの一例を示す。
サービス再予約装置2Aは、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶部100とを備える。サービス再予約装置2Aは、例えば、コンピュータで実現することができる。また、サービス再予約装置2Aは、例えば、クラウドコンピューティングで実現することができる。
サービス再予約装置2Aの記憶部100には、提供者情報テーブル110と、利用者情報テーブル120Aと、キャンセル情報テーブル130Aと、サービス再予約プログラム140Aとが格納されている。
サービス再予約装置2AのCPUが記憶装置から主メモリにサービス再予約プログラム140Aを読み出して実行することにより、情報登録部10と、送信部20と、受信部30と、算出部40との各部の機能が実現される。
サービス再予約装置2Aは、ネットワーク200に接続されている。ネットワーク200には、さらに、予約管理装置1と、複数の提供者端末3と、複数の利用者端末4とが接続されている。
予約管理装置1は、トレタやエビカのような予約・顧客台帳サービスを提供する。提供者端末3と利用者端末4は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレットPC、スマートフォン等である。
サービス再予約装置2Aは、ネットワーク200を介して予約管理装置1と提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することができる。なお、本発明では、サービス再予約装置2Aが、ネットワーク200に接続されたWebサーバやプッシュ通知配信サーバ等の中継装置を介して提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することも、サービス再予約装置2Aが提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信するとみなす。この点については、後述するサービス再予約装置2Bとサービス再予約装置2Cとサービス再予約装置2Dとサービス再予約装置2Eについても同様である。
また、予約管理装置1は、ネットワーク200を介して提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することができる。
以下では、本発明の各実施形態に係るサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eについて、飲食店や店舗において予約された料理を所定の開始時刻に提供するサービスの予約がキャンセルされた場合を例として説明する。第1の実施形態から第3の実施形態までは、2以上の料理を含む予約がキャンセルされ、キャンセルされた料理の全部または一部を再予約できる場合の例である。第4の実施形態は、1つ以上の料理を含む予約がキャンセルされ、全部のみを再予約できる場合の例である。なお、以下で飲食店という場合、店内で飲食する飲食店だけでなく、料理を宅配(デリバリー)および/またはテイクアウトする店舗も含むものとする。また、以下では、提供者端末3と利用者端末4はスマートフォンであるものとする。
第1の実施形態は、例えば、テーブルや個室等でまとまって提供される複数の料理がキャンセルされ、再度販売される料理も同様にテーブルや個室等で提供される場合に適する。
図2は、提供者情報テーブル110の一例を示す。
提供者情報テーブル110は、サービスを提供する飲食店についての提供者情報を格納する。提供者情報は、提供者ID(Identifier)111と、パスワード112と、提供者情報113と、携帯電話番号114と、電子メールアドレス115とを含む。
提供者ID111は、サービス再予約装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID111は、例えば、情報登録部10によってサービス再予約装置2Aを利用する飲食店毎に付与される。
パスワード112は、飲食店の従業員が提供者端末3からサービス再予約装置2AのWebサイト等にログインするときに入力するパスワードである。
提供者情報113は、飲食店名、飲食店の住所、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のホームページのURL(Uniform Resource Locator)、飲食店の座標、和食やフランス料理のような飲食店で提供する料理の種類等の飲食店の属性を示す情報である。
携帯電話番号114は、提供者端末3の携帯電話番号である。
電子メールアドレス115は、提供者端末3で受信可能な電子メールのアドレスである。
図3は、利用者情報テーブル120Aの一例を示す。
利用者情報テーブル120Aは、飲食店を利用する顧客についての利用者情報を格納する。利用者情報は、利用者ID121と、パスワード122と、携帯電話番号123と、電子メールアドレス124とを含む。
利用者ID121は、サービス再予約装置2Aを利用する利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID121は、例えば、情報登録部10によってサービス再予約装置2Aを利用する利用者毎に付与される。
パスワード112は、利用者が利用者端末4からサービス再予約装置2AのWebサイト等にログインするときに入力するパスワードである。
携帯電話番号123は、利用者端末4の携帯電話番号である。
電子メールアドレス124は、利用者端末4で受信可能な電子メールのアドレスである。
図4は、第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aの一例を示す。
キャンセル情報テーブル130Aは、キャンセルされたサービスの予約についてのキャンセル情報を格納する。キャンセル情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、1つ以上の料理135と、料理毎の単価136と、料理毎の予約数137とを含む。
予約ID131は、キャンセルされたサービスの予約を一意に識別する識別情報である。第1の実施形態では、予約ID131は、同時にまとまって再提供される複数の料理について1つ付与される。例えば、予約ID131は、テーブルや個室毎に付与される。
利用者ID132は、サービス再予約装置2Aを利用する利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID132は、図3の利用者ID121に対応する。
提供者ID133は、サービス再予約装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID133は、図2の提供者ID111に対応する。
開始時間134は、キャンセルされたサービスの予約で設定されていたサービスの開始時間を示す。開始時間は、例えば、飲食店内で食べる場合には利用者等が座席に着席する時間であり、宅配(デリバリー)の場合には料理を配達するために飲食店を出発する時間であり、持ち帰り(テイクアウト)の場合には利用者が料理を店舗で受け取る時間である。なお、図4の開始時間134には時刻のみが示されているが、開始時間134はキャンセルされたサービスが開始される予定であった年と月と日と時刻を示すものとする。以下でも同様である。
料理135は、予約がキャンセルされたサービスで提供予定であった料理であって、再提供される料理を示す。料理135は、例えば、飲食店のメニュー(献立表)においてその価格が個別に示されているものである。料理135は、アラカルト(一品料理)であってもよいし、コース料理、定食、またはランチであってもよい。また、料理135には、「席のみ」を設定することもできる。「席のみ」は、いわゆる席のみ予約を意味する。
例えば、再提供サービスの利用者は開始時間134から飲食店内で再提供される料理を食べることができる。また、席のみ予約の場合を除き、利用者は料理を指定の場所に配達させたり、開始時間に再提供される料理を受け取って持ち帰ったりすることもできる。
料理毎の単価136は、料理135毎の料金(単価)を示す。料理135が「席のみ」である場合、単価136には、例えば、その飲食店の平均客単価に基づいた1人当たりの料金が設定される。
料理毎の予約数137には、キャンセルされたサービスにおいて料理135毎に予約されていた数が設定される。予約数137は、個々の料理135を再提供できる上限の数を示す。個々の予約数137は1でもよいが、1つのキャンセル情報に含まれる予約数137の合計は2以上である。例えば、予約ID131=0001のキャンセル情報に含まれる予約数137の合計は6である。
なお、料理135は、本発明における「内容」である。図4では、和食A、和食B、和食C、イタリアン、席のみ等が「内容」の例である。
例えば、図4では、予約ID131=0001のキャンセル情報では料理135は和食Aと和食Bである。和食Aと和食Bは、例えば1つのテーブルで再提供される。予約ID131=0002のキャンセル情報では料理135は和食Cである。和食Cは、和食Aおよび和食Bとは別のテーブルで再提供される。また、予約ID131=0201と予約ID131=0202のキャンセル情報では料理135は席のみであり、予約数137はそれぞれ4である。この場合、例えば、2つの4人掛けテーブルを別々の利用者が再予約することができる。予約ID131=0301のキャンセル情報では料理135は和食Dと和食Eである。例えば、和食Dと和食Eの両方が、1つの個室で再提供される。
次に、図1のシステム全体の動作について説明する。
飲食店は、サービス再予約装置2Aを利用するために、提供者端末3を用いてパスワード112と提供者情報113と携帯電話番号114と電子メールアドレス115とを入力する。提供者端末3は、それらの情報をサービス再予約装置2Aに送信する。情報登録部10は、これらの情報を受信すると、飲食店に提供者ID111を付与し、その飲食店の提供者情報を提供者情報テーブル110に登録する。情報登録部10は、予約管理装置1が飲食店を識別する飲食店識別情報と提供者ID111とを紐付ける。
また、利用者は、サービス再予約装置2Aを利用するために、利用者端末4を用いてパスワード122と携帯電話番号123と電子メールアドレス124とを入力する。利用者端末4は、それらの情報をサービス再予約装置2Aに送信する。情報登録部10は、これらの情報を受信すると、利用者に利用者ID121を付与し、その利用者の利用者情報を利用者情報テーブル120Aに登録する。情報登録部10は、予約管理装置1が利用者を識別する利用者識別情報と利用者ID121とを紐付ける。
利用者は、例えば、飲食店に電話し、開始時間と人数と料理を指定して飲食店のサービスを予約する。例えば、飲食店は、提供者端末3を用いて予約管理装置1に、予約情報を作成するために必要な情報を送信する。必要な情報は、例えば開始時間の情報、およびテーブル毎または個室毎の料理と料理毎の単価と料理毎の予約数との情報である。そして、予約管理装置1は、予約情報を作成し、その予約情報を予約管理装置1の記録装置に登録する。その予約情報は、予約を一意に識別する予約識別情報と、飲食店を一意に識別する飲食店識別情報と、利用者を一意に識別する利用者識別情報を含んでいる。
利用者は、予定が変わった場合等に、例えば利用者端末4を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1は、その記憶装置に格納されている予約情報にキャンセルされたことを示す情報を追加するとともに、その予約情報をサービス再予約装置2Aに送信する。
サービス再予約装置2Aは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。サービス再予約装置2Aの情報登録部10は、予約ID131を生成し、その予約ID131を予約管理装置1の予約識別情報と紐付ける。そして、情報登録部10は、サービス再予約装置2Aのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Aに登録する。
従って、キャンセル情報テーブル130Aに登録されたキャンセル情報は、利用者によってキャンセルされたサービスの予約情報である。以下では、このキャンセルされたサービスを元サービスという。
元サービスのキャンセル情報がキャンセル情報テーブル130Aに登録されているとき、利用者は元サービスに基づいて提供される再提供サービスを予約することができる。利用者は、再提供サービスを利用するために、元サービスの料金に対して割り引かれた再提供サービスの料金を支払う。すなわち、再提供サービスを利用する利用者は、元サービスに含まれる料理135を元の料金よりも低額で購入することができる。
再提供料金の割引率の一例を図5に示す。図5の割引率テーブル150は、記憶部100に格納されている。提供者ID151は、サービス再予約装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID151は、図2の提供者ID111に対応する。符号152〜156が付された情報は、割引率を示す。
提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店の割引率のように、割引率は元サービスの開始時間が近くなるほどより大きくなるように設定することができる。ただし、提供者ID151=0513の飲食店の割引率のように、時間によらず一定となるように割引率を設定してもよい。送信部20は、元サービスの単価136と割引率とに基づいて再提供サービスの単価を求める。送信部20は、例えば、元サービスの単価136に割引率をかけて割引料を求め、元サービスの単価136から割引料を引いて再提供サービスの単価とする。このため、提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店の場合、再提供サービスの単価は元サービスの開始時間に近くなるほど、より低額となる。
再提供サービスの単価と再提供サービスの利用者によって予約された数とをかけたものが、再提供サービスの料金である。再提供サービスの料金は、飲食店にとって補填される逸失利益とみなせる。例えば、元サービスの料金から再提供サービスの料金を減額することにより、逸失利益の補填が考慮されたキャンセル料を求めることができる。
例えば、図5の例では、提供者ID151=0005の飲食店の割引率は、元サービスの開始時間の2日前から1日前まで20%であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は80%である。和食Aのように、元サービスの料理135の単価136が3,000円である場合、割引料は元サービスの開始時間の2日前から1日前までは600円であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は2,400円である。従って、再提供サービスの単価は、例えば、元サービスの開始時間の2日前から1日前までは2,400円であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は600円となる。
割引率は、元サービスの提供者毎に設定可能である。すなわち、図5に示すように、飲食店毎に異なる割引率を設定することができる。人気のある飲食店であり、再提供する料理であっても低額で販売してブランド価値を低下させたくない場合、例えば、図5の提供者ID151=0513の飲食店のように、元サービスの開始時間の2日前以降は割引率を10%と一定に設定してもよい。この場合、例えば、再提供サービスの料金は元サービスの料金の90%となり、元サービスのキャンセル料は元サービスの料金の10%となる。
なお、割引率は、0としてもよい。すなわち、再提供サービスの料金を元サービスの料金と同一としてもよい。
また、図6に示すように、割引率は時間の経過とともに連続的に変化するように設定してもよい。
送信部20は、例えば、再提供サービスを以下に示す2通りの方法で利用者に通知する。
1つの方法は、利用者が再提供サービスを所定の条件で検索したとき、キャンセル情報テーブル130Aから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出して利用者に再提供サービスを通知することである。利用者は、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過するまで検索することができる。なお、所定の時間は0でもよい。すなわち、利用者は元サービスの開始時間134まで検索することができるとしてもよい。
具体的には、利用者は、サービス再予約装置2AのWebサイトにログインし、再提供サービスを所定の条件で検索する。利用者端末4のディスプレイに表示される検索画面の一例を図7に示す。図7の例では、利用者は、検索条件として、店舗の場所と、開始時間の範囲と、1人当たりの再提供サービス料金の範囲と、人数と、料理の種類とを指定している。
送信部20は、検索されると、キャンセル情報テーブル130Aから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。そして、送信部20は、例えば、読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。なお、この算出法では、再提供サービスの料理毎の単価は予め求めておいてもよい。または、送信部20は、例えば、現在の時間(すなわち、後述する図8の再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時間)および読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。
例えば、送信部20は、料理毎の単価136に図5または図6の割引率をかけて割引料を求め、料理毎の単価136から割引料を引いて再提供サービスの料理毎の単価を求める。このため、例えば、図5または図6中の提供者ID=0005と提供者ID=0101の飲食店について、再提供サービスの料理毎の単価は再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時点が元サービスの開始時間に近いほど、より低額となる。また、例えば、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店について、割引率は元サービスの開始時間の2日より前は0%であり、2日前以降は10%である。このため、提供者ID151=0513の飲食店について再提供サービスの料理毎の単価は、開始時間の2日前以降は元サービスの料理毎の単価136のみに基づいて求められ、定額となる。
図8は、予約ID131=0001と予約ID131=0002と予約ID131=0301のキャンセル情報が検索条件を満たし、それらのキャンセル情報に基づいて作成された再提供サービス情報160Aの例を示す。再提供サービス情報160Aは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、1つ以上の料理165と、元サービスの料理毎の単価166と、再提供サービスの料理毎の単価167と、元サービスの料理毎の予約数168とを含む。
予約ID161は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID161は、図4の予約ID131に対応する。
提供者ID162は、サービス再予約装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID162は、図2の提供者ID111に対応する。
提供者情報163は、図2の提供者情報113の中から利用者端末4における検索結果の表示に必要なものが選択されたものである。提供者情報163は、例えば、飲食店名、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のホームページのURL、飲食店の座標等の情報を含む。
開始時間164と料理165と元サービスの料理毎の単価166は、それぞれ検索されたキャンセル情報に含まれる開始時間134と料理135と料理毎の単価136と同一である。
再提供サービスの料理毎の単価167は、上述したように再提供サービスを利用する利用者が支払うべき料理毎の単価である。なお、予約ID131=0001とID131=0002のキャンセル情報において開始時間164は18時であるのに対し、図7の例では検索した時刻は17時である。検索時刻は、開始時間の1時間前である。このため、図5の例では、割引率は80%となり、和食Aと和食Bと和食Cの再提供サービスの料理毎の単価167は、それぞれ600円と500円と500円となる。
元サービスの料理毎の予約数168は、検索されたキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137と同一である。すなわち、元サービスの料理毎の予約数168は、キャンセルされた元サービスにおいて料理毎に予約されていた数である。元サービスの料理毎の予約数168は、再提供サービスの利用者が料理毎に予約できる上限の数である。
なお、再提供サービス情報160Aは、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。再提供サービス情報160Aが再提供サービスの料理毎の単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの単価は、上述したように送信部20が求めるのではなく、後述する算出部40が求めても良い。
送信部20は、Webサイトを介して再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する。なお、本発明では、このような情報の送信方法も送信部20が情報を利用者端末4に送信するとみなす。図9は、再提供サービス情報160Aに基づいて利用者端末4のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す。検索結果画面の最下部には予約ボタンが表示される。図9の検索結果画面上で利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2AのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Aの内容や検索結果画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば予約画面上で料理を選択し、料理毎の予約数を入力することができる。図8の再提供サービス情報160Aと図9の検索結果画面の例では、例えば、利用者が予約画面上で和食Aと和食Bの組み合わせを選択し、和食Aの予約数として3、和食Bの予約数として2を入力すると、図10の再提供予約情報170AがWebサイトからサービス再予約装置2Aに送信される。なお、本発明では、このような情報の送信方法も利用者端末4が情報をサービス再予約装置2Aに送信するとみなす。
再提供予約情報170Aは、予約ID171と、1つ以上の料理172と、料理毎の予約数173とを含む。
予約ID171は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID171は、図4の予約ID131に対応する。
料理172は、利用者によって再提供サービスで予約された料理を示す。料理172は、再提供サービス情報160Aの料理165に対応する。
料理毎の予約数173は、利用者端末4の利用者が再提供サービスで予約を依頼した料理毎の予約数を示す。
図10の例は、利用者によって和食Aが3つ、和食Bが2つの予約が依頼されたことを示す。図8の再提供サービス情報160Aでは、和食Aと和食Bの予約数は両方とも3つであった。受信部30が図10の再提供予約情報170Aによる予約を受け付けた場合、和食Bは1つが売れ残ることになる。
複数の飲食店が検索条件を満たす場合、図9の検索結果画面の最下部に戻るボタンと進むボタンが表示される。利用者が戻るボタンをタップすると、前の飲食店の表示に戻る。利用者が進むボタンをタップすると、次の飲食店の表示に進む。
図8の再提供サービス情報160Aの例に含まれる予約ID161=0001と予約ID161=0002の提供者ID133は、両方とも0005である。また、図8の再提供サービス情報160Aの例に含まれる予約ID161=0301の提供者ID133は、0352である。このため、図9の検索結果画面には、提供者ID133=0005の飲食店による再提供サービスの詳細と進むボタンが表示される。図9の検索結果画面には戻るボタンを破線で示したが、実際には戻るボタンは表示されない。利用者が進むボタンをタップすると、提供者ID133=0352による再提供サービスの詳細と戻るボタンが表示される。
なお、再提供サービス情報160Aが、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに元サービスに対する再提供サービスの割引率を含む場合、図9の検索結果画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、検索結果画面に表示される元サービスの料理毎の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理について料理毎の単価を知ることができる。
送信部20が再提供サービスを利用者に通知するもう1つの方法は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して再提供サービス情報160Bを送信することである。送信部20は、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過するまでプッシュ通知することができる。なお、所定の時間は0でもよい。すなわち、送信部20は元サービスの開始時間134までプッシュ通知することができるとしてもよい。
例えば、提供者ID133=0005の飲食店は1つのテーブルで和食Aと和食Bを提供予定であったが、この予約が当日の15時にキャンセルされたとする。図11(A)は、この時、各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Bの例を示す。図11(A)の再提供サービス情報160Bは、図8の再提供サービス情報160Aにおける予約ID=0001の再提供予約情報と同じ構成である。ただし、15時にキャンセルされたのは和食Aと和食Bを提供するテーブルだけであり、和食Cを提供するテーブルは別の時刻にキャンセルされている。このため、送信部20は、料理165として和食Aと和食Bのみ含む再提供サービス情報160Bを15時にプッシュ通知する。なお、和食Aと和食Bを提供するテーブルは、開始時間164の3時間前にキャンセルされたため、図5の割引テーブル150の例では割引率は60%となり、和食Aと和食Bの再提供サービスの料理毎の単価167は、それぞれ1,200円と1,000円となる。
また、例えば、提供者ID133=0513の飲食店は同一の利用者に2つの4人掛けテーブルで8席を席のみで提供予定であったが、この予約が当日の10時にキャンセルされたとする。この場合、個々のテーブルの座席は別のグループに再提供できるため、図4のキャンセル情報テーブル130Aには、4席ずつに対して予約ID161=0201と予約ID161=0202とが付与され、2つのキャンセル情報として格納されている。図11(B)は、サービス再予約装置2Aがこの予約のキャンセルを受け付けた時に各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Bの例を示す。予約ID161=0201の再提供サービスと予約ID161=0202の再提供サービスとを含む再提供サービス情報160Bがプッシュ通知される。
例えば、送信部20は、LINE(登録商標)公式アカウントのメッセージ一斉配信機能を用いて複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知することができる。LINE(登録商標)は、LINE(登録商標)株式会社によって提供されるアプリである。
具体的には、利用者が飲食店に電話して元サービスの予約をキャンセルすると、飲食店は提供者端末3を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1はキャンセルされた予約の予約情報をサービス再予約装置2Aに送信する。サービス再予約装置2Aは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。サービス再予約装置2Aの情報登録部10は、サービス再予約装置2Aのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Aに登録する。
そして、送信部20は、例えば、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの料理毎の単価に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。なお、この算出法では、再提供サービスの料理毎の単価は予め求めておいてもよい。または、送信部20は、例えば、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Bを利用者端末4に送信する時間)および予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と料理毎の単価に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。なお、このとき、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と料理毎の単価はキャンセル情報テーブル130Aに格納される開始時間134と料理毎の単価136と同一である。
そして、送信部20は、再提供サービス情報160Bを作成する。送信部20はLINE公式アカウントの機能を用いて、友だち登録されている複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bを含むメッセージを一斉配信する。利用者端末4は、例えば、図11(A)の再提供サービス情報160Bを受信すると、図12に示すプッシュ通知画面を表示する。プッシュ通知画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2AのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Bの内容やプッシュ通知画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば、予約画面上で料理を選択し、料理毎の予約数を入力することができる。ただし、図12のプッシュ通知画面の例では、料理は和食Aと和食Bの組合せに決まっており、利用者は予約画面上で和食Aと和食Bの予約数のみ入力することができる。例えば、利用者が予約画面上で和食Aの予約数として3、和食Bの予約数として2を入力すると、図10の再提供予約情報170AがWebサイトからサービス再予約装置2Aに送信される。
なお、再提供サービス情報160Bも、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでおり、プッシュ通知画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、プッシュ通知画面に表示される元サービスの料理毎の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理について料理毎の単価を知ることができる。再提供サービス情報160Bが再提供サービスの料理毎の単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料理毎の単価は、上述したように送信部20が求めるのではなく、後述する算出部40が求めても良い。
また、送信部20は、開始時間164の1時間前や半日前に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよいし、午前11時や午後5時等所定の時刻に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよい。
また、送信部20は、提供者端末3の近辺(例えば、300m以内)にある利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよい。
また、利用者端末4に専用アプリをインストールし、その専用アプリを用いてサービス再予約装置2Aから複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知することとしてもよい。
また、例えば4人掛けテーブルを1人や2人で予約されることを避けるために、プッシュ通知するときは、予約可能な最低人数をメッセージに含めてもよい。
また、図示しない飲食店毎のお得意様リストを記憶部100が記憶しており、送信部20は、図3の利用者ID121がお得意様リストに登録されている場合のみ、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に応答して再提供サービス情報160Aを送信したり、その利用者ID121に対応する各利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知したりしてもよい。
また、図示しない利用者毎のお気に入りリストを記憶部100が記憶しており、送信部20は、各利用者のお気に入りリストに図2の提供者ID111が登録されている場合のみ、各利用者の利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよい。
また、図示しない飲食店毎または利用者全体についてのブラックリストを記憶部100が記憶しており、送信部20は、図3の利用者ID121がブラックリストに登録されている場合には、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に対して再提供サービス情報160Aを送信しないようにしたり、その利用者ID121に対応する利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知しないようにしたりしてもよい。
更に、送信部20は、上述した検索やプッシュ通知に限らず、電子メールやSMS(Short Message Service)のようなメッセージ送信によって再提供サービスを利用者に通知してもよい。
次に、受信部30の動作について説明する。受信部30は、利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信する。再提供予約情報170Aは、予約ID171を1つのみ含む。一方、再提供サービス情報160Aと再提供サービス情報160Bは、複数の予約ID161を含む場合がある。この場合、受信部30は、利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信したときに、再提供予約情報170Aに含まれる予約ID171によって再提供サービス情報160Aまたは再提供サービス情報160Bに含まれるどの予約ID161に対応する再提供サービスについて利用者端末4の利用者が予約を依頼したか特定する。
次に、受信部30は、再提供予約情報170Aに含まれる料理毎の予約数173によって、再提供される各料理165の予約数を取得する。
ここで、送信部20が再提供サービス情報160Aおよび/または再提供サービス情報160Bを複数の利用者端末4に送信し、受信部30が複数の再提供予約情報170Aを受信する場合がある。この場合、受信部30は、受信した各再提供予約情報170Aの中から所定の条件に従って再提供予約情報170Aを1つのみ選択し、再提供サービスの予約を確定する。
例えば、所定の条件は、受信部30が最初に受信した再提供予約情報170Aであることである。この場合、受信部30は、最初の再提供予約情報170Aを受信した時にその再提供予約情報170Aを選択し、再提供サービスの予約を確定する。
利用者が再提供サービスを検索する場合には、検索条件を満たす(すなわち、利用者が望む)再提供サービスを示す再提供サービス情報160Aのみが利用者端末4に送信される。しかし、プッシュ通知またはメッセージ送信された再提供サービス情報160Bによって再提供サービスの詳細を知った利用者は、その再提供サービスについて予約を依頼するか否か検討する必要がある。しかも、再提供サービス情報160Bは複数の利用者に送信されるが、その再提供サービス情報160Bに含まれる予約IDによって特定される再提供サービスを予約できる利用者は1人である。もし受信部30が再提供サービスの予約を最初に依頼した利用者を選択するならば、慎重な利用者は十分な検討を行わずに予約したくないため、その再提供サービスについて予約の依頼を諦める可能性がある。これは、再提供サービスの予約を依頼する利用者の減少につながる。また、あせって予約を依頼した利用者の予約を受信部30が受け付けた場合、その利用者は予約を後悔し、予約した再提供サービスをキャンセルするおそれがある。これは、再提供サービスが利用されない可能性を高める。
そこで、送信部20がプッシュ通知またはメッセージ送信により再提供サービス情報160Bを複数の利用者端末4に送信した場合、受信部30は、最初に再提供予約情報170Aを受信してから所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Aの中から、以下のような所定の条件に従って再提供予約情報170Aを1つ選択し、再提供サービスの予約を確定してもよい。
所定の条件は、例えば、ランダムに再提供予約情報170Aを選択することである。この場合、受信部30は、所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Aの中から再提供予約情報170Aをランダムに選択する。
または、所定の条件は、例えば、再提供される料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数173とによって求められる再提供サービスの料金が最も高い再提供予約情報170Aを選択することである。この場合、受信部30は、所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Aの中から再提供される料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数173とによって求められる再提供サービスの料金が最も高い再提供予約情報170Aを選択する。
または、例えば、記憶部100が元サービスを提供する提供者(飲食店)毎に再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する優先者リストを記憶している。そして、所定の条件は、受信部30によって再提供予約情報170Aが最初に受信されてから所定の時間内に受信された各再提供予約情報170Aの中で、その元サービスの提供者についての優先者リストの中で最も優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Aを選択することである。例えば、クレジットカード情報を登録した利用者やその飲食店の利用頻度が高い利用者の優先度を高くすることが考えられる。この場合、記憶部100は、図示しない飲食店毎の優先者リストを記憶する。その各優先者リストは、各飲食店の再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する。受信部30は、所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Aの中から、各飲食店についての優先者リストの中で最も優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Aを選択する。
なお、所定の時間が長い場合には、受信部30は、再提供予約情報170Aを送信した利用者端末4に、選択中である旨のメッセージを送信したり、選択結果が通知されるまでの待ち時間を示す情報を送信したりすることが望ましい。
そして、受信部30は、再提供予約情報170Aを選択した後に、再提供サービスが利用者によって予約されたことを示す予約情報を予約管理装置1に送信する。予約管理装置1は、その予約情報で特定される予約を新しい予約として受け付ける。
算出部40は、キャンセル情報テーブル130Aに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136と料理毎の予約数137とによって元サービスの料金を求める。例えば、予約ID=0001のキャンセル情報に含まれる和食Aと和食Bの料金は、16,500円である。なお、元サービスの料金は、算出部40とは別の手段によって予め求めておいてもよい。
そして、算出部40は、受信部30によって選択された再提供予約情報170Aに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの料理毎の単価167と、その再提供予約情報170Aに含まれる料理毎の予約数173とによって再提供サービスの料金を求める。または、算出部40は、元サービスの料理毎の単価136と、再提供サービス情報160A、160Bの送信時に求められた元サービスに対する再提供サービスの割引率と、受信部30によって選択された再提供予約情報170Aに含まれる料理毎の予約数173とによって再提供サービスの料金を求める。例えば、図8の例では、送信部20が再提供サービス情報160Aを送信するときに求めた和食Aと和食Bの単価はそれぞれ600円と500円である。図10の例では、再提供予約情報170Aに含まれる和食Aと和食Bの予約数はそれぞれ3つと2つである。このため、再提供される和食Aと和食Bの料金は2,800円となる。
そして、算出部40は、再提供サービスの料金と元サービスの料金とに基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。例えば、算出部40は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。上述したように、元サービスの料金と再提供サービスの料金がそれぞれ16,500円と2,800円である場合、その差額は15,500円である。算出部40は、この差額をキャンセル料としてもよいし、飲食店の手数料等を考慮してキャンセル料を差額よりも高額としてもよい。また、算出部40は、キャンセル料を差額よりも低額としてもよいし、差額がある場合でもキャンセル料を無料としてもよい。キャンセル料をどのように定めるかは飲食店のポリシーによる。
一方、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても受信部30が利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信しない場合、算出部40は元サービスの料理毎の単価136と料理毎の予約数137とによって元サービスの料金を求める。そして、算出部40は元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。なお、所定の時間は0でもよい。
席のみの予約では、再提供されるサービスの実際の料金は、注文される料理が決まるまで確定しない。このため、送信部20は注文される料理が決まるまで再提供サービスの実際の単価を求めることはできない。この場合、送信部20は、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含む再提供サービス情報160A,160Bを複数の利用者端末4に送信する。図4のキャンセル情報テーブル130Aに格納されているキャンセル情報において、料理135が「席のみ」である場合、元サービスの料理毎の単価136には、例えば、その飲食店の平均客単価に基づいた1人当たりの料金が設定されている。算出部40は、この元サービスの料理毎の単価136と割引率とに基づいて再提供サービスにおける仮の料理毎の単価を求め、その仮の料理毎の単価と再提供予約情報170Aに含まれる料理毎の予約数173とによって再提供サービスの仮の料金を求める。そして、算出部40は、再提供サービスの仮の料金と元サービスの料金とに基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。
なお、キャンセル料と再提供サービスの料金は、利用者から飲食店が徴収することとしてもよいし、予約管理装置1が徴収することとしてもよいし、サービス再予約装置2Aが徴収することとしてもよい。
図13は、第1の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す。
サービス再予約装置2Aは、予約がキャンセルされた元サービスの予約情報を予約管理装置1から受信する(S1)。情報登録部10は、サービス再予約装置2Aのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Aに登録する(S2)。
例えば、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過する前に(S3:No)、利用者が利用者端末4を用いて所定の検索条件で再提供サービスを検索したとき、送信部20はキャンセル情報テーブル130Aからその検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。次に、送信部20は、再提供サービスの料理毎の単価を求める(S4)。このとき、送信部20は、例えば、検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求めることができる。なお、元サービスの料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める場合には、送信部20とは別の手段により予め再提供サービスの料理毎の単価を求めておいてもよい。または、送信部20は、例えば、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時間)および検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求めることができる。そして、送信部20は、キャンセル情報に含まれる元サービスの予約ID131と開始時間134と1つ以上の料理(内容)135と料理毎の単価136の情報、再提供サービスの料理毎の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、および元サービスの料理毎の予約数168の情報を含む再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する(S5)。
および/または、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過する前に(S3:No)、送信部20は、再提供サービスの料理毎の単価を求める(S4)。このとき、送信部20は、例えば、ステップS1で予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの料理毎の単価に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求めることができる。なお、元サービスの料理毎の単価に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める場合には、送信部20とは別の手段により予め再提供サービスの料理毎の単価を求めておいてもよい。または、送信部20は、例えば、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Bを利用者端末4に送信する時間)およびステップS1で予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と料理毎の単価に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求めることができる。そして、送信部20は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して、元サービスの予約ID161と開始時間164と1つ以上の料理(内容)165と料理毎の単価166の情報、再提供サービスの料理毎の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、および元サービスの料理毎の予約数168の情報を含む再提供サービス情報160Bを利用者端末4に送信する(S5)。
利用者端末4は、再提供サービス情報160A、160Bを受信すると、その内容をディスプレイに表示する。利用者は、その表示を見て再提供サービスの各料理(内容)172について料理毎の予約数173を決める。そして、利用者は、利用者端末4を用いて、その料理毎の予約数173を含む再提供予約情報170Aをサービス再予約装置2Aに送信する。受信部30が再提供予約情報170Aを利用者端末4から受信しない場合(S6:No)、ステップS3に戻る。
受信部30は、再提供予約情報170Aを利用者端末4から受信すると(S6:Yes)、受信した各再提供予約情報170Aの中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する。算出部40は、受信部30によって選択された再提供予約情報170Aに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と再提供予約情報170Aに含まれる料理毎の予約数173とに基づいて再提供サービスの料金を求める。そして、算出部40は、その再提供サービスの料金と元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S7)。一方、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても受信部30が利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信しない場合(S3:Yes)、算出部40は元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S8)。なお、元サービスの料金は、キャンセル情報テーブル130Aに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136と料理毎の予約数137とによって求められる。
図14は、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの変形例2Bを含むシステムの一例を示す。
サービス再予約装置2Bは、料金徴収確認部50と料金徴収部60とを有する点および利用者情報テーブル120Bの構成が第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと異なる。
図15は、利用者情報テーブル120Bの一例を示す。
利用者情報テーブル120Bは、飲食店を利用する顧客についての利用者情報を格納する。利用者情報は、利用者ID121と、パスワード122と、携帯電話番号123と、電子メールアドレス124と、料金徴収手段125とを含む。
利用者情報テーブル120Bは、料金徴収手段125を含む点が利用者情報テーブル120Aと異なる。それ以外の点は、利用者情報テーブル120Bと利用者情報テーブル120Aは同一である。
料金徴収手段125は、利用者から再提供サービスの料金とキャンセル料を確実に徴収することができる手段を示す。料金徴収手段125は、例えば、クレジットカードによる決済やデポジット(預り金)の事前徴収である。
利用者は、例えば、利用者情報テーブル120Bに利用者情報を登録する時、またはサービス再予約装置2Bを利用する時に料金徴収手段125を指定する。情報登録部10は、利用者情報テーブル120Bの利用者情報に指定された料金徴収手段125を記録する。例えば、利用者情報テーブル120Bに格納されている利用者情報の料金徴収手段125にクレジットカード番号が登録されている場合、料金徴収手段125は確定している。また、料金徴収手段125がデポジットの事前徴収である場合、利用者が元サービスの予約をキャンセルする前にデポジットを銀行口座等に入金することにより料金徴収手段125は確定する。
料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定しているか否かを判定する。料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定している場合に、送信部20が再提供サービス情報160A,160Bを利用者端末4に送信できるようにする。従って、利用者端末4を利用する利用者は、利用者情報テーブル120Bに記憶されている利用者情報の料金徴収手段125が確定している場合のみ、再提供サービスを検索することができ、再提供サービスについてプッシュ通知を受けることができる。
一方、料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定していない場合、送信部20が再提供サービス情報160A,160Bを利用者端末4に送信することを禁止する。従って、利用者端末4を利用する利用者は、利用者情報テーブル120Bに記憶されている利用者情報の料金徴収手段125が確定していない場合、再提供サービスの予約を依頼することができない。
料金徴収部60は、算出部40によって求められた再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料をそれぞれ再提供サービスの利用者と元サービスの利用者から徴収する。
図16は、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの変形例2Bにおけるサービス再予約処理の流れの一例を示す。
図16のサービス再予約処理の流れは、ステップS2とステップS3の間にステップS9が追加されている点、およびステップS7とステップS8に続いてステップS10が実行される点が図13のサービス再予約処理の流れと異なる。料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定しているか否かを判定する。料金徴収手段125が確定している場合(S9:Yes)、送信部20は再提供サービス情報160A,160Bを利用者端末4に送信することができる(S4,S5)。料金徴収部60は、ステップS7に続いて実行される場合には再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を徴収し、ステップS8に続いて実行される場合には元サービスの予約のキャンセル料を徴収する(S10)。
一方、料金徴収手段125が確定していない場合(S9:No)、サービス再予約処理は終了する。すなわち、料金徴収確認部50は、送信部20が再提供サービス情報160A,160Bを利用者端末4に送信することを禁止する。
本変形例によれば、料金徴収手段125を指定してサービス再予約装置2Bに利用者登録すればキャンセル料が安くなる可能性があり、また低料金で再提供サービスを受けられる可能性がある。これにより、利用者はサービス再予約装置2Bに料金徴収手段125を指定して利用者登録する動機づけを得ると考えられる。
なお、飲食店または予約管理装置1が利用者からキャンセル料と再提供料金を徴収する場合には、本変形例を実施する必要はない。この場合、飲食店または予約管理装置1は、キャンセルされた予約の利用者について料金徴収手段が確定しているときのみその予約についての予約情報をサービス再予約装置2Aに送信することとすればよい。
図17は、本発明の第2の実施形態に係るサービス再予約装置2Cを含むシステムの一例を示す。
サービス再予約装置2Cは、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと同様に、CPUと、RAM等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶部100とを備える。サービス再予約装置2Cは、例えば、コンピュータで実現することができる。また、サービス再予約装置2Cは、例えば、クラウドコンピューティングで実現することができる。
サービス再予約装置2Cの記憶部100には、提供者情報テーブル110と、利用者情報テーブル120Aと、キャンセル情報テーブル130Bと、サービス再予約プログラム140Bと、予約済情報テーブル180Aとが格納されている。
サービス再予約装置2CのCPUが記憶装置から主メモリにサービス再予約プログラム140Bを読み出して実行することにより、情報登録部11と、送信部21と、受信部31と、算出部41との各部の機能が実現される。
サービス再予約装置2Cは、キャンセル情報テーブル130Bの構成が第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なる。また、サービス再予約装置2Cは、予約済情報テーブル180Aを有する点が第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと異なる。
第2の実施形態は、例えば、予約がキャンセルされて、再度販売される料理が自由に着席できる座席で提供される場合に適する。また、第2の実施形態は、例えば、キャンセルされた料理が宅配(デリバリー)またはテイクアウトされる場合に適する。
図18は、第2の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Bの一例を示す。
キャンセル情報テーブル130Bは、キャンセルされた元サービスの予約についてのキャンセル情報を格納する。キャンセル情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、料理135と、料理の単価136と、料理の予約数137とを含む。
キャンセル情報テーブル130Bでは、予約ID131は料理(内容)135毎に1つ付与される。1つのキャンセル情報に含まれる予約数137は2以上である。そして1つのキャンセル情報に含まれる料理(内容)135は、複数回に分けて予約可能である。キャンセル情報テーブル130Bは、この点において第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なる。その他の点では、キャンセル情報テーブル130Bは第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと同一である。
図19は、第2の実施形態に係る予約済情報テーブル180Aの一例を示す。
予約済情報テーブル180Aには、予約済みの再提供サービスについての予約済情報が格納される。予約済情報は、予約ID181、1組以上の利用者ID182と料理の単価183と料理の予約数184との組を含む。
予約ID181は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID181は、図18の予約ID131に対応する。
利用者ID182は、予約ID181で特定される再提供サービスの利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID182は、図3の利用者ID121に対応する。
料理の単価183は、各利用者ID182によって識別される利用者によって支払われる料理135の単価を示す。料理の単価183は、時間が経つと変わる場合がある。
料理の予約数184には、各利用者ID182によって識別される利用者によって料理135について予約された数が設定される。
なお、予約済情報テーブル180Aは、再提供サービスの料理の単価183の代わりに、各利用者ID182によって識別される利用者に適用された再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。
図19の例では、例えば、予約ID181=1001の料理135(和食)は、3回に分けて予約されており、1回目は利用者ID182=0378の利用者によって料理の単価183=1,800円で2つ予約され、2回目は利用者ID182=2745の利用者によって料理の単価183=1,200円で2つ予約され、3回目は利用者ID182=4762の利用者によって料理の単価183=600円で2つ予約されている。この料理135(和食)は売り切れている。
また、例えば、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)は、1回のみ利用者ID182=0728の利用者によって料理の単価183=27,000円で4つ予約されている。一方、図18のキャンセル情報テーブル130Bでは、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)の予約数137は5である。これは、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)は1つ売れ残ったことを意味する。
次に、サービス再予約装置2Cの動作について説明する。
サービス再予約装置2Cの情報登録部11は、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと同様に、飲食店の提供者情報と利用者の利用者情報とをそれぞれ提供者情報テーブル110と利用者情報テーブル120Aとに登録する。
また、情報登録部11は、予約管理装置1からキャンセルされた元サービスの予約情報を受信すると、予約ID131を生成し、その予約ID131を予約管理装置1の予約識別情報と紐付ける。そして、情報登録部11は、サービス再予約装置2Cのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Bに登録する。ただし、第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なり、キャンセル情報テーブル130Bの予約ID131は料理135毎に1つ付与される。
元サービスのキャンセル情報がキャンセル情報テーブル130Bに登録されているとき、利用者は元サービスに基づいて提供される再提供サービスを予約することができる。第1の実施形態と同様に、第2の実施形態でも、利用者は、再提供サービスを利用するために、元サービスの提供者の設定に応じて、元サービスの料金に対して割り引かれた再提供サービスの料金を支払うことができる。すなわち、再提供サービスを利用する利用者は、元サービスの提供者の設定に応じて、元サービスに含まれる料理135を元の料金よりも低額で購入することができる。
サービス再予約装置2Cの送信部21も、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの送信部20と同様の方法で再提供サービスを利用者に通知する。
1つの方法は、利用者が再提供サービスを所定の条件で検索したとき、キャンセル情報テーブル130Bから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出して再提供サービスを通知することである。利用者は、サービス再予約装置2CのWebサイトにログインし、再提供サービスを所定の条件で検索する。送信部21は、検索されると、キャンセル情報テーブル130Bから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。
ただし、サービス再予約装置2Cでは、検索時に予約済の料理135がある場合、図18のキャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる料理の予約数137まで料理135を再提供することはできない。検索の時点で再提供できる料理135の上限数を求める必要がある。そこで、送信部21は、図18のキャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる料理の予約数137から図19の予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる各料理の予約数184の合計を引いて上限数を求める。
そして、送信部21は、例えば、キャンセル情報テーブル130Bから読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理の単価136に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。なお、この算出法では、再提供サービスの料理の単価は予め求めておいてもよい。または、送信部21は、例えば、現在の時間(すなわち、後述する図20に示す再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時間)および読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理の単価136とに基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。例えば、送信部21は、元サービスの料理の単価136に図5または図6の割引率をかけて割引料を求め、料理の単価136から割引料を引いて再提供サービスの料理の単価を求める。このため、例えば、図5または図6中の提供者ID=0005と提供者ID=0101の飲食店について再提供サービスの料理の単価は、再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時点が元サービスの開始時間に近いほど、より低額となる。
図20は、予約ID131=1001と予約ID131=1517のキャンセル情報が検索条件を満たし、それらのキャンセル情報に基づいて作成された再提供サービス情報160Cの一例を示す。再提供サービス情報160Cは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、料理165と、元サービスの料理の単価166と、再提供サービスの料理の単価167と、上限数169とを含む。再提供サービス情報160Cは、第1の実施形態に係る再提供サービス情報160Aにおける予約数168の代わりに上限数169を含んでいる。
予約ID161は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図20の予約ID161は、図18の予約ID131に対応する。
提供者ID162は、サービス再予約装置2Cを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID162は、図2の提供者ID111に対応する。
提供者情報163は、図2の提供者情報113の中から利用者端末4における検索結果の表示に必要なものが選択されたものである。提供者情報163は、例えば、飲食店名、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のWebサイトのURL、飲食店の座標等の情報を含む。
開始時間164と料理165と元サービスの料理の単価166は、それぞれ図18のキャンセル情報テーブル130Bの中から検索されたキャンセル情報に含まれる開始時間134と料理135と料理の単価136と同一である。
再提供サービスの料理の単価167は、再提供サービスを利用する利用者が支払うべき料理の単価である。
上限数169は、検索の時点で再提供サービスの利用者が再提供サービスの料理について予約可能な上限の数である。上限数169は、図18のキャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの予約数137と予約済テーブル180に格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの各予約数184とに基づいて求められる。
なお、再提供サービス情報160Cは、再提供サービスの料理の単価167とともに、または再提供サービスの料理の単価167の代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。再提供サービス情報160Cが再提供サービスの単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料理の単価は、上述したように送信部21が求めるのではなく、後述する算出部41が求めても良い。
送信部21は、Webサイトを介して再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する。図21は、再提供サービス情報160Cに基づいて利用者端末4のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す。検索結果画面の最下部には予約ボタンが表示される。図21に示す検索結果画面上で利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2CのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Cの内容や検索結果画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば予約画面上で料理を選択し、その料理の予約数を入力することができる。ただし、図21の検索結果画面の例では、料理は和食に決まっており、利用者は予約画面上で料理の予約数のみを入力することができる。例えば、利用者が予約画面上で和食の予約数として2を入力すると、図22の再提供予約情報170BがWebサイトからサービス再予約装置2Cに送信される。
再提供予約情報170Bは、予約ID171と、料理の予約数173とを含む。
予約ID171は、元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図22の予約ID171は、図18の予約ID131に対応する。
料理の予約数173は、利用者によって予約を依頼された料理の予約数を示す。
図22の例は、利用者によって和食が2つ予約を依頼されたことを示す。なお、第2の実施形態では、予約ID131と料理135は1対1に対応するので、図10の再提供予約情報170Aと異なり、再提供予約情報170Bは料理を含まない。
複数の飲食店が検索条件を満たす場合、図21の検索結果画面の最下部に戻るボタンと進むボタンが表示される。利用者が戻るボタンをタップすると、前の飲食店の表示に戻る。利用者が進むボタンをタップすると、次の飲食店の表示に進む。
図20の再提供サービス情報160Cの例は、提供者ID162=0005と提供者ID162=2755による再提供サービスの情報を含んでいた。図21の検索結果画面には、提供者ID162=0005の飲食店による再提供サービスの詳細と進むボタンが表示されている。図21の検索結果画面には戻るボタンを破線で示したが、図20の再提供サービス情報160Cの例の場合には実際には戻るボタンは表示されない。利用者が進むボタンをタップすると、提供者ID162=2755による再提供サービスの詳細と戻るボタンが表示される。
なお、再提供サービス情報160Cが、再提供サービスの料理の単価167とともに、または再提供サービスの料理の単価167の代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含む場合、図21の検索結果画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、検索結果画面に表示される元サービスの料理の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理の単価を知ることができる。
サービス再予約装置2Cの送信部21が再提供サービスを利用者に通知するもう1つの方法は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して再提供サービス情報160Dを送信することである。
例えば、提供者ID=0005の飲食店が料理135(和食)の予約を1日前にキャンセルされ、予約ID=1001のキャンセル情報がキャンセル情報テーブル130Bに格納されたとする。図23は、この時、各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Dの例を示す。再提供サービス情報160Dは、図20の再提供サービス情報160Cと同じ構成である。ただし、1日前の18時にキャンセルされたのは和食を提供する提供者ID=0005の飲食店だけである。このため、送信部21は、再提供される料理165として和食のみ含む再提供サービス情報160Dをキャンセルと同時(サービス開示時間の1日前の18時)にプッシュ通知する。
具体的には、利用者が飲食店に電話して元サービスの予約をキャンセルすると、飲食店は提供者端末3を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1はキャンセルされた予約の予約情報をサービス再予約装置2Cに送信する。サービス再予約装置2Cは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。サービス再予約装置2Cの情報登録部11は、サービス再予約装置2Cのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Bに登録する。
このとき、当然ながら予約済の料理135は無いので、図19の予約済情報テーブル180Aには予約済情報は格納されていない。そこで、図23に示す再提供サービス情報160Dの例では、サービス再予約装置2Cの送信部21は、再提供サービスの料理の上限数169を6とする。
そして、送信部21は、例えば、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの料理の単価に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。または、送信部21は、例えば、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Dを利用者端末4に送信する時間)および予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と料理の単価とに基づいて再提供サービスの料理の単価を求める。図23の例では、開始時間164の1日前であるので、送信部21は、再提供サービスの料理の単価167を1,800円とする。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。
そして、送信部21は、図23の再提供サービス情報160Dを作成する。次に、送信部21は、例えばLINE公式アカウントの機能を用いて、友だち登録されている複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Dを含むメッセージを一斉配信する。利用者端末4は、再提供サービス情報160Dを受信すると、プッシュ通知画面(図示無し)を表示する。プッシュ通知画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2CのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Dの内容やプッシュ通知画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば、予約画面上で料理を選択し、その料理の予約数を入力することができる。ただし、図23の再提供サービス情報160Dの例では、料理は和食に決まっており、利用者は予約画面上で料理の予約数のみを入力することができる。例えば、利用者が予約画面上で和食の予約数として2を入力すると、再提供予約情報170BがWebサイトからサービス再予約装置2Cに送信される。
なお、再提供サービス情報160Dも、再提供サービスの料理の単価167とともに、または再提供サービスの料理の単価167の代わりに元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでおり、プッシュ通知画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、プッシュ通知画面に表示される元サービスの料理の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理の単価を知ることができる。再提供サービス情報160Dが再提供サービスの料理の単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料理の単価は、上述したように送信部21が求めるのではなく、後述する算出部41が求めても良い。
また、サービス再予約装置2Cの送信部21は、開始時間164の1時間前や半日前に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知してもよいし、午前11時や午後5時等所定の時刻に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知してもよい。
また、送信部21は、提供者端末3の近辺(例えば、300m以内)にある利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Dをプッシュ通知したり、記憶部100に格納されている各飲食店のお得意様リストに登録されている利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Dをプッシュ通知したりしてもよい。
また、利用者端末4に専用アプリをインストールし、その専用アプリを用いてサービス再予約装置2Cから複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知することとしてもよい。
また、図示しない飲食店毎のお得意様リストを記憶部100が記憶しており、送信部21は、図3の利用者ID121がお得意様リストに登録されている場合のみ、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に応答して再提供サービス情報160Cを送信したり、その利用者ID121に対応する各利用者端末4に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知したりしてもよい。
また、図示しない利用者毎のお気に入りリストを記憶部100が記憶しており、送信部21は、各利用者のお気に入りリストに図2の提供者ID111が登録されている場合のみ、各利用者の利用者端末4に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知してもよい。
また、図示しない飲食店毎または利用者全体についてのブラックリストを記憶部100が記憶しており、送信部21は、図3の利用者ID121がブラックリストに登録されている場合には、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に対して再提供サービス情報160Cを送信しないようにしたり、その利用者ID121に対応する利用者端末4に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知しないようにしたりしてもよい。
更に、サービス再予約装置2Cの送信部21は、上述した検索やプッシュ通知に限らず、電子メールやSMSのようなメッセージ送信によって再提供サービスを利用者に通知してもよい。
次に、受信部31の動作について説明する。受信部31は、利用者端末4から再提供予約情報170Bを受信する。再提供予約情報170Bは、予約ID171を1つのみ含む。一方、再提供サービス情報160Cと再提供サービス情報160Dは、複数の予約ID161を含む場合がある。この場合、受信部31は、利用者端末4から再提供予約情報170Bを受信したときに、再提供予約情報170Bに含まれる予約ID171によって再提供サービス情報160Cまたは再提供サービス情報160Dに含まれるどの予約ID161に対応する再提供サービスについて利用者端末4の利用者が予約を依頼したか特定する。
次に、受信部31は、再提供予約情報170Bに含まれる料理の予約数173によって、再提供される料理165の予約数を取得する。
ここで、送信部21が再提供サービス情報160Cおよび/または再提供サービス情報160Dを複数の利用者端末4に送信し、受信部31が複数の再提供予約情報170Bを受信する場合がある。この場合、受信した再提供予約情報170Bは、料理の予約数173が予約を受け付けることができる料理の上限数を超えている場合がある。
このため、受信部31は、受信した各再提供予約情報170Bの中から所定の条件に従って再提供予約情報170Bを順次選択し、選択された再提供予約情報170Bに含まれる再提供サービスの料理の予約数173の情報とキャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる料理の予約数137の情報と予約済情報テーブル180Aに格納されている料理の各予約数184の情報とに基づいて選択された再提供予約情報170Bによる予約を受付け可能か否か判別する。受信部31は、予約受付け可能と判別された再提供予約情報170Bを送信した所定の利用者端末4を使用する利用者を識別する利用者IDと、その再提供予約情報170Bに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの料理の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報と、その再提供予約情報170Bに含まれる料理の予約数173の情報とを予約済情報テーブル180Aの予約済情報に記録する。
そして、受信部31は、それらの情報を予約済情報テーブル180Aの予約済情報に記録した後に、再提供サービスが利用者によって予約されたことを示す予約情報を予約管理装置1に送信する。予約管理装置1は、その予約情報で特定される予約を新しい予約として受け付ける。
上述した所定の条件は、例えば、先着順である。この場合、受信部31は受信した再提供予約情報170Bを先着順に選択する。
あるいは、送信部21がプッシュ通知またはメッセージ送信により再提供サービス情報160Dを複数の利用者端末4に送信した場合、受信部31は、最初に再提供予約情報170Bを受信してから再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまで、所定の時間が経過する毎に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Bの中から所定の条件に従って各再提供予約情報を順次選択してもよい。
所定の条件は、例えば、ランダムに再提供予約情報170Bを選択することである。この場合、受信部31は、所定の時間が経過する毎に、受信した各再提供予約情報170Bの中から再提供予約情報170Bをランダムに選択する。受信部31は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまでこれを繰り返す。
または、例えば、記憶部100が元サービスを提供する提供者(飲食店)毎に再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する優先者リストを記憶している。そして、所定の条件は、その元サービスの提供者についての優先者リストの中で優先度が高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Bを順番に選択することである。例えば、クレジットカード情報を登録した利用者やその飲食店の利用頻度が高い利用者の優先度を高くすることが考えられる。この場合、記憶部100は、図示しない飲食店毎の優先者リストを記憶している。その各優先者リストは、各飲食店の再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する。受信部31は、所定の時間が経過する毎に、受信した各再提供予約情報170Bの中から、各飲食店についての優先者リストの中でより優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Bを順番に選択する。受信部31は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまでこれを繰り返す。
なお、所定の時間が長い場合には、受信部31は、再提供予約情報170Bを送信した利用者端末4に、選択中である旨のメッセージを送信したり、選択結果が通知されるまでの待ち時間を示す情報を送信したりすることが望ましい。
再提供予約情報170Bが予約受付け可能か否か判別するために、受信部31は、再提供予約情報170Bを受信すると、まず、図18のキャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる料理の予約数137と予約済テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる料理の各予約数184とに基づいて予約を受け付けることができる上限数を求める。受信部31は、受信した再提供予約情報170Bに含まれる料理の予約数173が予約可能な上限数以内である場合には、受信した再提供予約情報170Bによる予約を受け付け可能と判別する。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部41は、再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を求める。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定する場合は2つある。一つは元サービスの料理135が全て再提供のために予約された場合、すなわち料理135が売り切れた場合である。ここで、キャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる料理135を提供できる上限の数は、そのキャンセル情報に含まれる料理の予約数137である。従って、受信部31が再提供予約情報170Bを受信し、再提供サービスの料理の単価または割引率と料理の予約数との組を予約済情報テーブル180Aの予約済情報に記録したとき、予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる料理の各予約数184の合計が料理の予約数137と一致した場合に、再提供サービスについて予約の帰趨が確定する。
もう1つは、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても、料理135が売れ残っている場合である。すなわち、開始時間134から所定の時間が経過したときに再提供サービスについて予約の帰趨が確定し、このとき以降、送信部21は、再提供サービス情報160Cまたは再提供サービス情報160Dを利用者端末4へ送信しない。なお、所定の時間は0でもよい。
具体的には、再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部41は、キャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理の単価136と料理の予約数137とによって元サービスの料金を求める。例えば、予約ID=1001のキャンセル情報に含まれる和食の料金は、18,000円である。ただし、元サービスの料金は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定した後に算出部41が求めるのではなく、予め他の手段によって求めておいてもよい。
次に、算出部41は、予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と再提供サービスの料理の単価183と料理の予約数184の各組について料理の単価183と料理の予約数184によって利用者ID182で識別される利用者毎に再提供サービスの料金を求める。または、算出部41は、予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と再提供サービスの割引率と料理の予約数184の各組について、元サービスの料理の単価136と再提供サービスの割引率と料理の予約数184とによって利用者ID182で識別される利用者毎に再提供サービスの料金を求める。次に、利用者毎の料金を合計して再提供サービスの料金を求める。例えば、図19の例では、予約ID=1001の予約済情報による和食の料金は7,200円となる。
そして、算出部41は、再提供サービスの料金と元サービスの料金とに基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。例えば、算出部41は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。上述したように、元サービスの料金と再提供サービスの料金がそれぞれ18,000円と7,200円である場合、その差額は10,800円である。算出部41は、この差額をキャンセル料としてもよいし、飲食店の手数料等を考慮してキャンセル料を差額よりも高額としてもよい。また、算出部41は、キャンセル料を差額よりも低額としてもよいし、差額がある場合でもキャンセル料を無料としてもよい。キャンセル料をどのように定めるかは飲食店のポリシーによる。
なお、元サービスを開始する時間になっても、予約済情報テーブル180Aに予約済情報が存在しない場合、再提供サービスの料理の予約数184の合計は0であり、再提供サービスの料金は0である。この場合、算出部41は、実質的に元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求めることになる。
なお、キャンセル料と再提供サービスの料金は、利用者から飲食店が徴収することとしてもよいし、予約管理装置1が徴収することとしてもよいし、サービス再予約装置2Cが徴収することとしてもよい。
図24は、第2の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す。
サービス再予約装置2Cは、予約がキャンセルされた元サービスの予約情報を予約管理装置1から受信する(S11)。情報登録部11は、サービス再予約装置2Cのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Bに登録する(S12)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S13:No)、例えば、送信部21は、利用者が利用者端末4を用いて所定の検索条件で再提供サービスを検索したときにキャンセル情報テーブル130Bからその検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。送信部21は、キャンセル情報テーブル130Bに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理の予約数137と予約済テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの料理の各予約数184とに基づいて再提供サービスについて提供可能な料理の上限数を求める(S14)。次に、送信部21は、例えば、検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理の単価136に基づいて再提供サービスの料理の単価を求める。または、送信部21は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時間)および検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理の単価136に基づいて再提供サービスの料理の単価を求める(S15)。そして、送信部21は、キャンセル情報に含まれる元サービスの予約ID131と開始時間134と料理(内容)135と料理の単価136の情報、再提供サービスの料理の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、および再提供サービスの料理について予約可能な上限数169の情報を含む再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する(S16)。
および/または、再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S13:No)、例えば、送信部21は、元サービスの料理の予約数と予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの料理の各予約数184とに基づいて再提供サービスについて提供可能な料理の上限数を求める(S14)。次に、送信部21は、例えば、元サービスの料理の単価に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理の単価を求める。または、送信部21は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Dを利用者端末4に送信する時間)および元サービスの開始時間と料理の単価に基づいて再提供サービスの料理の単価を求める(S15)。そして、送信部21は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して、元サービスの予約ID161と開始時間164と料理(内容)165と料理の単価166の情報、再提供サービスの料理の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、および再提供サービスの料理について予約可能な上限数169を含む再提供サービス情報160Dを送信する(S16)。
利用者は、再提供サービスの料理(内容)164の予約数173を決める。そして、利用者は、利用者端末4を用いて、その予約数173を含む再提供予約情報170Bをサービス再予約装置2Cに送信する。
受信部31が予約受付け可能な料理(内容)の予約数173を含む再提供予約情報170Bを利用者端末4から受信しない場合(S17:No)、ステップS13に戻る。
一方、予約受付け可能な料理(内容)の予約数173を含む再提供予約情報170Bを利用者端末4から受信した場合(S17:Yes)、受信部31は、予約受付け可能と判別されたその再提供予約情報170Bを送信した利用者端末4を使用する利用者を識別する利用者IDとその再提供予約情報170Bに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの料理の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報とその再提供予約情報170Bに含まれる料理の予約数173の情報とを予約済情報テーブル180Aの予約済情報に記録して、ステップS13に戻る(S18)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると(S13:Yes)、算出部41は、予約済情報テーブル180Aに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と料理の単価183または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理の予約数184の各組について料理の単価183または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理の予約数184に基づいて再提供サービスの利用者毎に再提供サービスの料金を求める。次に、算出部41は、それら利用者毎の料金を合計して再提供サービスの料金を求める。そして、算出部41は、その再提供サービスの料金と元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S19)。
図25は、本発明の第3の実施形態に係るサービス再予約装置2Dを含むシステムの一例を示す。
サービス再予約装置2Dは、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと同様に、CPUと、RAM等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶部100とを備える。サービス再予約装置2Dは、例えば、コンピュータで実現することができる。また、サービス再予約装置2Dは、例えば、クラウドコンピューティングで実現することができる。
サービス再予約装置2Dの記憶部100には、提供者情報テーブル110と、利用者情報テーブル120Aと、キャンセル情報テーブル130Cと、サービス再予約プログラム140Cと、予約済情報テーブル180Bとが格納されている。
サービス再予約装置2DのCPUが記憶装置から主メモリにサービス再予約プログラム140Cを読み出して実行することにより、情報登録部12と、送信部22と、受信部32と、算出部42との各部の機能が実現される。
サービス再予約装置2Dは、キャンセル情報テーブル130Cの構成が第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なる。また、サービス再予約装置2Dは、予約済情報テーブル180Bを有する点が第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと異なる。
第3の実施形態は、例えば、6人掛けテーブルと4人掛けテーブルを用いて提供される10人分の料理の予約がキャンセルされた場合に適する。この場合、6人掛けテーブルと4人掛けテーブルで提供される料理を別の2つのグループに再提供することも可能である。
図26は、第3の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Cの一例を示す。
キャンセル情報テーブル130Cは、キャンセルされた元サービスの予約についてのキャンセル情報を格納する。キャンセル情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、1つ以上の料理135と、料理毎の単価136と、料理毎の予約数137と、席数の組合せ138とを含む。
第3の実施形態では、予約ID131は2組以上に分割して予約可能な席数の組合せ138について1つ付与される。
個々の予約数137は1でもよいが、1つのキャンセル情報に含まれる予約数137の合計は2以上である。
席数の組合せ138は、分割して提供可能な席数の組合せを示す。例えば、図26のキャンセル情報テーブル130Cの予約ID131=2001のキャンセル情報では、席数の組合せ138=6+4であるため、6人掛けのテーブルと4人掛けのテーブルに分けて提供できる。
キャンセル情報テーブル130Cは、これらの点において第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なる。その他の点では、キャンセル情報テーブル130Cは第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと同一である。
なお、図26の例では、1つの予約ID131に紐づけられている料理毎の予約数137の合計と席数の組合せ138に含まれる席の合計とが同一である例を示したが、料理毎の予約数137の合計は席の合計より多くてもよい。例えば、1人につき2つ以上の料理が予約される場合には、料理毎の予約数137の合計が席の合計より多くなることがあり得る。
図27は、第3の実施形態に係る予約済情報テーブル180Bの一例を示す。
予約済情報テーブル180Bには、予約済みの再提供サービスについての予約済情報が格納される。予約済情報は、予約ID181、1組以上の利用者ID182と1つ以上の料理185と当該料理毎の単価183と当該料理毎の予約数184と席数の組合せ186との組を含む。
予約ID181は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID181は、図26の予約ID131に対応する。
利用者ID182は、予約ID181で特定される再提供サービスの利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID182は、図3の利用者ID121に対応する。
料理185は、各利用者ID182によって識別される利用者に再提供される料理を示す。料理185は、キャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報の料理135に含まれるものである。
料理毎の単価183は、各利用者ID182によって識別される利用者によって支払われる料理185毎の単価を示す。料理毎の単価183は、時間が経つと変わる場合がある。
料理毎の予約数184には、各利用者ID182によって識別される利用者によって予約された料理185毎の予約数が設定される。
席数の組合せ186は、各利用者ID182によって識別される利用者によって予約された席数の組合せを示す。なお、席数の組合せ186は、それ以上分割できない席数(例えば1つのテーブルのみの席数)であっても良い。
なお、予約済情報テーブル180Bは、再提供サービスの料理毎の単価183の代わりに各利用者ID182によって識別される利用者に適用された再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。
図27の例では、例えば、予約ID181=2001の再提供サービスは、2回に分けて予約されている。1回目は利用者ID182=3164の利用者によって席数の組合せ186=4席について料理毎の単価183=1,200円で和食Aが3つ予約されている。この場合、図26のキャンセル情報テーブル130Cにおいて予約ID131=2001のキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138は6席と4席である。1回目の予約の結果、6席が残る。2回目は利用者ID182=1733の利用者によって席数の組合せ186=6席について料理毎の単価183=600円で和食Aが3つ、料理毎の単価183=500円で和食Bが2つ予約されている。
また、例えば、予約ID181=2201の再提供サービスは、1回のみ利用者ID182=0825の利用者によって席数の組合せ186=6席について料理毎の単価183=3,600円で6つ予約されている。図26のキャンセル情報テーブル130Cにおいて予約ID131=2201のキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137は12であり、席数の組合せ138は6席が2つである。予約ID181=2201の再提供サービスは、最終的に6つの予約と6席が売れ残ったことになる。
次に、サービス再予約装置2Dの動作について説明する。
サービス再予約装置2Dの情報登録部12は、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと同様に、飲食店の提供者情報と利用者の利用者情報とをそれぞれ提供者情報テーブル110と利用者情報テーブル120Aとに登録する。
また、情報登録部12は、予約管理装置1からキャンセルされた元サービスの予約情報を受信すると、予約ID131を生成し、その予約ID131を予約管理装置1の予約識別情報と紐付ける。そして、情報登録部12は、サービス再予約装置2Dのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Cに登録する。このとき、予約管理装置1から受信する予約情報は、分割して提供可能な席数の組合せを含む。第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aと異なり、キャンセル情報テーブル130Cの予約ID131は席数の組合せ138毎に1つ付与される。
元サービスのキャンセル情報がキャンセル情報テーブル130Cに登録されているとき、利用者は元サービスに基づいて提供される再提供サービスを予約することができる。第1の実施形態と同様に、第3の実施形態でも、利用者は、再提供サービスを利用するために、元サービスの提供者の設定に応じて、元サービスの料金に対して割り引かれた再提供サービスの料金を支払うことができる。すなわち、再提供サービスを利用する利用者は、元サービスの提供者の設定に応じて、元サービスに含まれる料理135を元の料金よりも低額で購入することができる。
サービス再予約装置2Dの送信部22も、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの送信部20と同様の方法で再提供サービスを利用者に通知する。
1つの方法は、利用者が再提供サービスを所定の条件で検索したとき、キャンセル情報テーブル130Cから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出して再提供サービスを通知することである。利用者は、サービス再予約装置2DのWebサイトにログインし、再提供サービスを所定の条件で検索する。送信部22は、検索されると、キャンセル情報テーブル130Cから検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。
ただし、サービス再予約装置2Dでは、検索時に他の利用者による予約がある場合、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137まで料理135を再提供することはできず、席数の組合せ138まで席を再提供することはできない。検索の時点で再提供できる料理135の上限数と席の組合せを求める必要がある。そこで、送信部22は、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137から図27の予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる料理毎の各予約数184の合計を引いて再提供サービスの料理毎の予約可能な上限数を求める。次に、送信部22は、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と図27の予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せ186とに基づいて再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せを求める。
そして、送信部22は、例えば、読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。なお、この算出法では、再提供サービスの料理毎の単価は予め求めておいてもよい。または、送信部22は、例えば、現在の時間(すなわち、後述する図28に示す再提供サービス情報160Eを利用者端末4に送信する時間)および読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理毎の単価136とに基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。例えば、送信部22は、料理毎の単価136に図5または図6の割引率をかけて割引料を求め、料理毎の単価136から割引料を引いて再提供サービスの単価を求める。このため、例えば、図5または図6中の提供者ID=0005と提供者ID=0101の飲食店について再提供サービスの料理毎の単価は、再提供サービス情報160Eを利用者端末4に送信する時点が元サービスの開始時間に近いほど、より低額となる。
図28は、予約ID131=2001と予約ID131=2201のキャンセル情報が検索条件を満たし、それらのキャンセル情報に基づいて作成された再提供サービス情報160Eの一例を示す。再提供サービス情報160Eは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、1つ以上の料理165と、元サービスの料理毎の単価166と、再提供サービスの料理毎の単価167と、再提供サービスの料理毎の上限数169Aと、席数の組合せ169Bとを含む。再提供サービス情報160Eは、第1の実施形態に係る再提供サービス情報160Aにおける予約数168の代わりに再提供サービスの料理毎の上限数169Aを含んでおり、更に席数の組合せ169Bを含んでいる。
予約ID161は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図28の予約ID161は、図26の予約ID131に対応する。
提供者ID162は、サービス再予約装置2Dを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID162は、図2の提供者ID111に対応する。
提供者情報163は、図2の提供者情報113の中から利用者端末4における検索結果の表示に必要なものが選択されたものである。提供者情報163は、例えば、飲食店名、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のWebサイトのURL、飲食店の座標等の情報を含む。
開始時間164と料理165と元サービスの料理毎の単価166は、それぞれ図26のキャンセル情報テーブル130Cの中から検索されたキャンセル情報に含まれる開始時間134と料理135と料理毎の単価136と同一である。
再提供サービスの料理毎の単価167は、再提供サービスを利用する利用者が支払うべき料理毎の単価である。
再提供サービスの料理毎の上限数169Aは、検索の時点で再提供サービスの利用者が料理毎に予約可能な上限の数である。再提供サービスの料理毎の上限数169Aは、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137と予約済テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる料理毎の各予約数184とに基づいて求められる。
席数の組合せ169Bは、検索の時点で再提供サービスの利用者が予約可能な席数の組合せを示す。席数の組合せ169Bは、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と図27の予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せ185とに基づいて求められる。なお、席数の組合せ169Bは、それ以上分割できない席数(例えば1つのテーブルのみの席数)であっても良い。
なお、再提供サービス情報160Eは、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。再提供サービス情報160Eが再提供サービスの料理毎の単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料理毎の単価は、上述したように送信部21が求めるのではなく、後述する算出部41が求めても良い。
送信部22は、Webサイトを介して再提供サービス情報160Eを利用者端末4に送信する。図29は、再提供サービス情報160Eに基づいて利用者端末4のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す。検索結果画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2DのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Eの内容や検索結果画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば予約画面上で料理を選択し、料理毎の予約数を入力し、席数の組合せを選択することができる。ただし、図29の検索結果画面の例では、料理は和食Aと和食Bの組み合わせに決まり、席数の組合せは6席に決まっている。この場合、利用者が予約画面上で和食Aの予約数として3、和食Bの予約数として2を入力すると、図30の再提供予約情報170CがWebサイトからサービス再予約装置2Dに送信される。
再提供予約情報170Cは、予約ID171と、1つ以上の料理172と、料理毎の予約数173と、席数の組合せ174とを含む。
予約ID171は、キャンセルされた元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図30の予約ID171は、図26の予約ID131に対応する。
料理172は、利用者によって再提供サービスで予約された料理を示す。料理172は、再提供サービス情報160Eの料理165に対応する。
料理毎の予約数173は、利用者によって再提供サービスで料理172について予約された料理毎の予約数を示す。
席数の組合せ174は、利用者によって再提供サービスで予約された席数の組合せを示す。なお、席数の組合せ174は、それ以上分割できない席数(例えば1つのテーブルのみの席数)であっても良い。
図30の例は、利用者によって席数の組合せ174=6席について和食Aが3つ、和食Bが2つの予約が依頼されたことを示す。図28の再提供サービス情報160Eでは、和食Aと和食Bの料理毎の上限数169Aはそれぞれ3つと4つであった。受信部32が図30の再提供予約情報170Cによる予約を受け付けた場合、和食Aは売り切れるが、和食Bは2つが売れ残ることになる。
複数の飲食店が検索条件を満たす場合、図29の検索結果画面の最下部に戻るボタンと進むボタンが表示される。利用者が戻るボタンをタップすると、前の飲食店の表示に戻る。利用者が進むボタンをタップすると、次の飲食店の表示に進む。
図28の再提供サービス情報160Eの例は、提供者ID133=0005と提供者ID133=0632による再提供サービスの情報を含んでいた。このため、図29の検索結果画面には、提供者ID133=0005の飲食店による再提供サービスの詳細と進むボタンが表示されている。図29の検索結果画面には戻るボタンを破線で示したが、図28の再提供サービス情報160Eの例の場合には実際には戻るボタンは表示されない。利用者が進むボタンをタップすると、提供者ID133=0632による再提供サービスの詳細と戻るボタンが表示される。
なお、再提供サービス情報160Eが、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含む場合、図29の検索結果画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、検索結果画面に表示される元サービスの料理毎の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理について料理毎の単価を知ることができる。
サービス再予約装置2Dの送信部22が再提供サービスを利用者に通知するもう1つの方法は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して再提供サービス情報160Fを送信することである。
例えば、提供者ID=0005の飲食店が料理135(和食Aと和食Bの組合せ)の予約を1日前にキャンセルされ、予約ID=2001のキャンセル情報がキャンセル情報テーブル130Cに格納されたとする。図31は、この時、各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Fの例を示す。再提供サービス情報160Fは、図28の再提供サービス情報160Eと同じ構成である。ただし、1日前の18時にキャンセルされたのは和食Aと和食Bの組合せを提供する提供者ID=0005の飲食店だけである。このため、送信部22は、再提供される料理172として和食Aと和食Bの組合せを含む再提供サービス情報160Fをキャンセルと同時(サービス開始時間の1日前の18時)にプッシュ通知する。
具体的には、利用者が飲食店に電話して元サービスの予約をキャンセルすると、飲食店は提供者端末3を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1はキャンセルされた予約の予約情報をサービス再予約装置2Dに送信する。サービス再予約装置2Dは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。サービス再予約装置2Dの情報登録部12は、サービス再予約装置2Dのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Cに登録する。
このとき、当然ながら予約済の料理135は無いので、図27の予約済情報テーブル180Bには予約済情報は格納されていない。そこで、図31に示す再提供サービス情報160Fの例では、サービス再予約装置2Dの送信部22は、和食Aと和食Bについて再提供サービスの料理毎の上限数169Aをそれぞれ6と4とする。また、送信部22は、席数の組合せ169Bを6席と4席とする。
そして、送信部22は、例えば、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの料理毎の単価に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価167を求める。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店のように、割引率が一定の場合に適する。または、送信部22は、例えば、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Fを利用者端末4に送信する時間)および予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と料理毎の単価とに基づいて再提供サービスの料理毎の単価167を求める。図31の例では、開始時間164の1日前であるので、送信部22は、和食Aと和食Bについて再提供サービスの料理毎の単価167をそれぞれ1,200円と1,000円とする。この算出法は、図5または図6の提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店のように、割引率が時間の経過とともに変化する場合に適する。
そして、送信部22は、図31の再提供サービス情報160Fを作成する。次に、送信部22は、例えばLINE公式アカウントの機能を用いて、友だち登録されている複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Fを含むメッセージを一斉配信する。利用者端末4は、再提供サービス情報160Fを受信すると、プッシュ通知画面(図示無し)を表示する。プッシュ通知画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はサービス再予約装置2DのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。再提供サービス情報160Fの内容やプッシュ通知画面と予約画面の構成にもよるが、利用者は、例えば予約画面上で料理を選択し、料理毎の予約数を入力し、席数の組合せを選択することができる。ただし、図31の再提供サービス情報160Fでは、料理は和食Aと和食Bの組み合わせに決まる。この場合、利用者が予約画面上で和食Aの予約数として3、和食Bの予約数として2を入力し、席数の組合せとして6席を選択すると、図30の再提供予約情報170CがWebサイトからサービス再予約装置2Dに送信される。
なお、再提供サービス情報160Fも、再提供サービスの料理毎の単価167とともに、または再提供サービスの料理毎の単価167の代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでおり、プッシュ通知画面に再提供サービスの割引率が表示されることとしてもよい。利用者は、プッシュ通知画面に表示される元サービスの料理毎の単価と再提供サービスの割引率とを見れば、再提供される料理について料理毎の単価を知ることができる。再提供サービス情報160Fが再提供サービスの料理毎の単価167を含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料理毎の単価は、上述したように送信部22が求めるのではなく、後述する算出部42が求めても良い。
また、サービス再予約装置2Dの送信部22は、開始時間164の1時間前や半日前に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知してもよいし、午前11時や午後5時等所定の時刻に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知してもよい。
また、送信部22は、提供者端末3の近辺(例えば、300m以内)にある利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Fをプッシュ通知したり、記憶部100に格納されている各飲食店のお得意様リストに登録されている利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Fをプッシュ通知したりしてもよい。
また、利用者端末4に専用アプリをインストールし、その専用アプリを用いてサービス再予約装置2Dから複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知することとしてもよい。
また、図示しない飲食店毎のお得意様リストを記憶部100が記憶しており、送信部22は、図3の利用者ID121がお得意様リストに登録されている場合のみ、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に応答して再提供サービス情報160Eを送信したり、その利用者ID121に対応する各利用者端末4に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知したりしてもよい。
また、図示しない利用者毎のお気に入りリストを記憶部100が記憶しており、送信部22は、各利用者のお気に入りリストに図2の提供者ID111が登録されている場合のみ、各利用者の利用者端末4に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知してもよい。
また、図示しない飲食店毎または利用者全体についてのブラックリストを記憶部100が記憶しており、送信部22は、図3の利用者ID121がブラックリストに登録されている場合には、その利用者ID121に対応する各利用者端末4からの検索に対して再提供サービス情報160Eを送信しないようにしたり、その利用者ID121に対応する利用者端末4に再提供サービス情報160Fをプッシュ通知しないようにしたりしてもよい。
更に、サービス再予約装置2Dの送信部22は、上述した検索やプッシュ通知に限らず、電子メールやSMSのようなメッセージ送信によって再提供サービスを利用者に通知してもよい。
次に、受信部32の動作について説明する。受信部32は、利用者端末4から再提供予約情報170Cを受信する。再提供予約情報170Cは、予約ID171を1つのみ含む。一方、再提供サービス情報160Eと再提供サービス情報160Fは、複数の予約ID161を含む場合がある。この場合、受信部32は、利用者端末4から再提供予約情報170Cを受信したときに、再提供予約情報170Cに含まれる予約ID171によって再提供サービス情報160Eまたは再提供サービス情報160Fに含まれるどの予約ID161に対応する再提供サービスについて利用者端末4の利用者が予約を依頼したか特定する。
次に、受信部32は、再提供予約情報170Cに含まれる料理毎の予約数173と席数の組合せ174によって、再提供される各料理172の予約数と席数の組合せを取得する。
ここで、送信部22が再提供サービス情報160Eおよび/または再提供サービス情報160Fを複数の利用者端末4に送信し、受信部32が複数の再提供予約情報170Cを受信する場合がある。この場合、受信した再提供予約情報170Cは、料理毎の予約数173が予約を受け付けることができる料理の上限数を超えていたり、席数の組合せ174が予約を受け付けることができる席数の組合せを超えていたりする場合がある。
このため、受信部32は、受信した各再提供予約情報170Cの中から所定の条件に従って再提供予約情報170Cを順次選択し、選択された再提供予約情報170Cに含まれる料理毎の予約数173の情報および席数の組合せ174の情報とキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137の情報および席数の組合せ138の情報と予約済情報テーブル180Bに格納されている料理毎の各予約数184の情報および各席数の組合せ186の情報とに基づいて、選択された再提供予約情報170Cによる予約を受付け可能か否か判別する。受信部32は、予約受付け可能と判別された再提供予約情報170Cを送信した所定の利用者端末4を使用する利用者を識別する利用者ID、その再提供予約情報170Cに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの1つ以上の料理(内容)172、当該各料理についての料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と当該各料理についての料理毎の予約数173との情報、およびその再提供予約情報170Cに含まれる席数の組合せ174の情報を予約済情報テーブル180Bの予約済情報に記録する。
そして、受信部32は、それらの情報を予約済情報テーブル180Bの予約済情報に記録した後に、再提供サービスが利用者によって予約されたことを示す予約情報を予約管理装置1に送信する。予約管理装置1は、その予約情報で特定される予約を新しい予約として受け付ける。
上述した所定の条件は、例えば、先着順である。この場合、受信部32は受信した再提供予約情報170Cを先着順に選択する。
あるいは、送信部22がプッシュ通知またはメッセージ送信により再提供サービス情報160Fを複数の利用者端末4に送信した場合、受信部32は、最初に再提供予約情報170Cを受信してから再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまで、所定の時間が経過する毎に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Cの中から所定の条件に従って各再提供予約情報170Cを順次選択してもよい。
所定の条件は、例えば、ランダムに再提供予約情報170Cを選択することである。この場合、受信部32は、所定の時間が経過する毎に、受信した各再提供予約情報170Cの中から再提供予約情報170Cをランダムに選択する。受信部32は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまでこれを繰り返す。
または、所定の条件は、例えば、再提供される各料理についての料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数173とに基づいて求められる再提供サービスの料金が高い順番に選択することである。この場合、受信部32は、所定の時間が経過する毎に、受信した各再提供予約情報170Cの中から、再提供される各料理についての料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数173とに基づいて求められる再提供サービスの料金が高い順に再提供予約情報170Cを選択する。受信部32は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまでこれを繰り返す。
または、例えば、記憶部100が元サービスを提供する提供者(飲食店)毎に再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する優先者リストを記憶している。そして、所定の条件は、その元サービスの提供者についての優先者リストの中で優先度が高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Cを順番に選択することである。例えば、クレジットカード情報を登録した利用者やその飲食店の利用頻度が高い利用者の優先度を高くすることが考えられる。この場合、記憶部100は、図示しない飲食店毎の優先者リストを記憶している。その各優先者リストは、各飲食店の再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する。受信部32は、所定の時間が経過する毎に、受信した各再提供予約情報170Cの中から、各飲食店についての優先者リストの中でより優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Cを順番に選択する。受信部32は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定するまでこれを繰り返す。
なお、所定の時間が長い場合には、受信部32は、再提供予約情報170Cを送信した利用者端末4に、選択中である旨のメッセージを送信したり、選択結果が通知されるまでの待ち時間を示す情報を送信したりすることが望ましい。
再提供予約情報170Cが予約受付け可能か否か判別するために、受信部32は、再提供予約情報170Cを受信すると、まず、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる料理毎の予約数137と予約済テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる料理毎の各予約数184とに基づいて予約を受け付けることができる上限数を求める。次に、キャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と予約済情報に含まれる各席数の組合せ186とに基づいて予約を受け付けることができる席数の組合せを求める。受信部32は、受信した再提供予約情報170Cに含まれる予約数173が予約可能な上限数以内であり、かつその再提供予約情報170Cに含まれる席数の組合せ174が予約可能な席数の組合せである場合には、受信した再提供予約情報170Cによる予約を受け付け可能と判別する。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部42は、再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を求める。
例えば、図26のキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138で示される提供可能な席数が全て再提供のために予約された場合に予約の帰趨が確定する。この場合、受信部32が予約可能な再提供予約情報170Cを受け付けて席数の組合せ174を予約済情報テーブル180Bの予約済情報に記録したときに、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に記録されている各席数の組合せ186の合計がキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と一致した場合に、再提供サービスについて予約の帰趨が確定する。
また、例えば、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても、予約可能な席数の組合せ138が残っている場合に予約の帰趨が確定する。すなわち、開始時間134から所定の時間が経過したときに再提供サービスについて予約の帰趨が確定し、このとき以降、送信部22は、再提供サービス情報160Eまたは再提供サービス情報160Fを利用者端末4へ送信しない。なお、所定の時間は0でもよい。
具体的には、再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部42は、キャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136と料理毎の予約数137とによって元サービスの料金を求める。例えば、予約ID=2001のキャンセル情報に含まれる和食Aと和食Bの合計料金は、28,000円である。ただし、元サービスの料金は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定した後に算出部42が求めるのではなく、予め他の手段によって求めておいてもよい。
次に、算出部42は、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と再提供サービスの料理毎の単価183と料理毎の予約数184と料理185の各組について料理毎の単価183と料理毎の予約数184によって利用者ID182で識別される利用者毎に再提供サービスの料金を求める。または、算出部42は、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と再提供サービスの割引率と料理毎の予約数184と料理185の各組について、元サービスの料理毎の単価136と再提供サービスの割引率と料理毎の予約数184とによって再提供サービスの料金を求める。次に、算出部42は、利用者毎の料金を合計して再提供サービスの料金を求める。例えば、図27の例では、予約ID=2001の予約済情報による和食Aと和食Bの合計料金は6,400円となる。
そして、算出部42は、再提供サービスの料金と元サービスの料金とに基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。例えば、算出部42は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。上述したように、元サービスの料金と再提供サービスの料金がそれぞれ28,000円と6,400円である場合、その差額は21,600円である。算出部42は、この差額をキャンセル料としてもよいし、飲食店の手数料等を考慮してキャンセル料を差額よりも高額としてもよい。また、算出部40は、キャンセル料を差額よりも低額としてもよいし、差額がある場合でもキャンセル料を無料としてもよい。キャンセル料をどのように定めるかは飲食店のポリシーによる。
なお、元サービスを開始する時間になっても、予約済情報テーブル180Bに予約済情報が存在しない場合、再提供サービスの料理毎の予約数184の合計は0であり、再提供サービスの料金は0である。この場合、算出部42は、実質的に元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求めることになる。
なお、キャンセル料と再提供サービスの料金は、利用者から飲食店が徴収することとしてもよいし、予約管理装置1が徴収することとしてもよいし、サービス再予約装置2Dが徴収することとしてもよい。
図32は、第3の実施形態に係るサービス再予約処理の流れの一例を示す。
サービス再予約装置2Dは、予約がキャンセルされた元サービスの予約情報を予約管理装置1から受信する(S21)。情報登録部12は、サービス再予約装置2Dのキャンセル情報を作成し、そのキャンセル情報をキャンセル情報テーブル130Cに登録する(S22)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S23:No)、例えば、送信部22は、利用者が利用者端末4を用いて所定の検索条件で再提供サービスを検索したときにキャンセル情報テーブル130Cからその検索条件を満たす元サービスのキャンセル情報を読み出す。そして、送信部22は、キャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の予約数137と予約済テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの料理毎の各予約数184とに基づいて再提供サービスについて提供可能な料理の上限数を求める。次に、送信部22は、キャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せ186とに基づいて再提供サービスについて提供可能な席数の組合せを求める(S24)。次に、送信部22は、例えば、検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める。または、送信部22は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Eを利用者端末4に送信する時間)および検索によって読み出されたキャンセル情報に含まれる元サービスの開始時間134と料理毎の単価136に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める(S25)。そして、送信部22は、キャンセル情報に含まれる元サービスの予約ID131と開始時間134と1つ以上の料理(内容)135と料理毎の単価136の情報、再提供サービスの料理毎の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、再提供サービスの料理毎に予約可能な上限数169Aの情報、および再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報169Bを含む再提供サービス情報160Eを利用者端末4に送信する(S26)。
および/または、再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S23:No)、例えば、送信部22は、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの料理毎の予約数またはキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料理毎の予約数137と、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの料理毎の各予約数184とに基づいて再提供サービスについて提供可能な料理の上限数を求める。次に、送信部22は、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる席数の組合せまたはキャンセル情報テーブル130Cに格納されているキャンセル情報に含まれる席数の組合せ138と、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せ186とに基づいて再提供サービスについて提供可能な席数の組合せを求める(S24)。次に、送信部22は、例えば、元サービスの料理毎の単価に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料理毎の単価を求める。または、送信部22は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Fを利用者端末4に送信する時間)および元サービスの開始時間と料理毎の単価に基づいて再提供サービスの料理毎の単価を求める(S25)。そして、送信部22は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して、元サービスの予約ID131と開始時間134と1つ以上の料理(内容)135と料理毎の単価136の情報、再提供サービスの料理毎の単価167および/または元サービスに対する再提供サービスの割引率の情報、再提供サービスの料理毎に予約可能な上限数169Aの情報、および再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報169Bを含む再提供サービス情報160Fを利用者端末4に送信する(S26)。
利用者は、再提供サービスの各料理(内容)172の予約数173と席数の組合せ174を決める。そして、利用者は、利用者端末4を用いて、料理毎の予約数173と席数の組合せ174を含む再提供予約情報170Cをサービス再予約装置2Dに送信する。
受信部32が予約受付け可能な料理毎の予約数173と席数の組合せ174を含む再提供予約情報170Cを利用者端末4から受信しない場合(S27:No)、ステップS23に戻る。
一方、受信部32が予約受付可能な料理毎の予約数173と席数の組合せ174を含む再提供予約情報170Cを利用者端末4から受信した場合(S27:Yes)、受信部32は、予約受付け可能と判別されたその再提供予約情報170Cを送信した利用者端末4を使用する利用者を識別する利用者ID、その再提供予約情報170Cに含まれる予約ID171で特定される再提供サービスの料理毎の単価167または元サービスに対する再提供サービスの割引率とその再提供サービスの料理毎の予約数173の情報、およびその再提供予約情報170Cに含まれる席数の組合せの情報を予約済情報テーブル180Bの予約済情報に記録し、ステップS23に戻る(S28)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると(S23:Yes)、算出部42は、予約済情報テーブル180Bに格納されている予約済情報に含まれる利用者ID182と料理毎の単価183または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数184と料理185の各組について料理毎の単価183または元サービスに対する再提供サービスの割引率と料理毎の予約数184に基づいて再提供サービスの利用者毎に再提供サービスの料金を求める。次に、算出部42は、それら利用者毎の料金を合計して再提供サービスの料金を求める。そして、算出部42は、再提供サービスの料金と元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S29)。
次に、第4の実施形態に係るサービス再予約装置2E(図示無し)について説明する。
第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aは、キャンセルされたサービスの全部または一部について再予約を1回に限り受け付けることができる。サービス再予約装置2Eは、第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの変形である。第4の実施形態に係るサービス再予約装置2Eは、キャンセルされたサービスの全部のみについて再予約を1回に限り受け付けることができる。サービス再予約装置2Eは、キャンセルされたサービスの一部について再予約を受け付けることができない点が第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aと異なる。
図33に示すように、サービス再予約装置2Eのキャンセル情報テーブル130Dに格納されるキャンセル情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、内容135Aと、料金136Aとを含む。
予約ID131と利用者ID132と提供者ID133と開始時間134とは、第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aのものと同一である。
内容135Aは、1組以上の料理とその料理の予約数との組を含む。内容135Aは、例えば、第1の実施形態に係るキャンセル情報テーブル130Aの料理135と予約数137を1つにまとめたものである。
料金136Aは、元サービスの料理毎の単価ではなく元サービスの料金を示す。
図34に示すように、サービス再予約装置2Eの再提供サービス情報160Gは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、内容165Aと、元サービスの料金166Aと、再提供サービスの料金167Aとを含む。
予約ID161と提供者ID162と提供者情報163と開始時間164とは、第1の実施形態に係る再提供サービス情報160A,160Bのものと同一である。
内容165Aと元サービスの料金166Aは、それぞれキャンセル情報テーブル130Dに格納されているキャンセル情報に含まれる内容135Aと料金136Aと同一である。
再提供サービスの料金167Aは、再提供サービスを利用する利用者が支払うべき料金である。再提供サービスの料金167Aは、第1の実施形態に係る再提供サービス情報160A,160Bに含まれる再提供サービスの単価167と同様の方法で、元サービスの料金166Aに基づいて求められる。例えば、再提供サービスの料金167Aは、元サービスの料金166Aに割引率をかけて割引料を求め、元サービスの料金166Aからその割引料を引くことにより、求められる。
なお、再提供サービス情報160Gは、再提供サービスの料金167Aとともに、または再提供サービスの料金167Aの代わりに、元サービスに対する再提供サービスの割引率を含んでいてもよい。再提供サービス情報160Gが再提供サービスの料金167Aを含まず、割引率のみを含む場合、再提供サービスの料金は、送信部が求めるのではなく、算出部が求めても良い。
図35に示すように、サービス再予約装置2Eの再提供予約情報170Dは、予約ID171のみを含む。
第1の実施形態に係るサービス再予約装置2Aの送信部20および受信部30と同様に、サービス再予約装置2Eの送信部が再提供サービス情報160Gを複数の利用者端末4に送信し、サービス再予約装置2Eの受信部が複数の再提供予約情報170Dを受信する場合がある。この場合、サービス再予約装置2Eの受信部は、受信した再提供予約情報170Dの中から所定の条件に従って再提供予約情報170Dを選択し、再提供サービスの予約を確定する。
例えば、所定の条件は、受信部が最初に受信した再提供予約情報170Dであることである。この場合、受信部は、最初に再提供予約情報170Dを受信した時にその再提供予約情報170Dを選択する。
あるいは、サービス再予約装置2Eの送信部がプッシュ通知またはメッセージ送信により再提供サービス情報160Gを複数の利用者端末4に送信した場合、受信部は、最初に再提供予約情報170Dを受信してから所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Dの中から、以下のような所定の条件に従って再提供予約情報170Dを選択してもよい。
所定の条件は、例えば、ランダムに再提供予約情報170Dを選択することである。この場合、受信部は、所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Dの中から再提供予約情報170Dをランダムに選択する。
または、例えば、記憶部100が元サービスを提供する提供者(提供者)毎に再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する優先者リストを記憶している。そして、所定の条件は、受信部によって再提供予約情報170Dが最初に受信されてから所定の時間内に受信された各再提供予約情報170Dの中で、その元サービスの提供者についての優先者リストの中で最も優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Dを選択することである。例えば、クレジットカード情報を登録している利用者やその飲食店の利用頻度が高い利用者の優先度を高くすることが考えられる。この場合、記憶部100は、図示しない飲食店毎の優先者リストを記憶する。その各優先者リストは、各飲食店の再提供サービスを利用する各利用者の優先度を示す優先度情報を格納する。受信部は、所定の時間が経過した時に、その所定の時間内に受信した各再提供予約情報170Dの中から、各飲食店についての優先者リストの中で最も優先度の高い利用者の利用者端末4から送信された再提供予約情報170Dを選択する。
なお、所定の時間が長い場合には、サービス再予約装置2Eの受信部は、再提供予約情報170Dを送信した利用者端末4に、選択中である旨のメッセージを送信したり、選択結果が通知されるまでの待ち時間を示す情報を送信したりすることが望ましい。
第4の実施形態に係るサービス再予約装置2Eは、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報を含むキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルと、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報、および当該元サービスの内容に基づいて提供される再提供サービスの内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料金であって当該元サービスの料金に基づいて求められた再提供サービスの料金および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信部と、
前記送信部によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報を含み、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスを示す1つ以上の再提供予約情報を前記所定の利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を1つのみ選択する受信部と、
を備える。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記受信部によって選択された再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記再提供サービス情報を前記所定の利用者端末に送信する時に、当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と料金に基づいて当該再提供サービスの料金を求める。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、より低額となるように前記再提供サービスの料金を求める。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記元サービスの料金と前記元サービスに対する再提供サービスの割引率とに基づいて前記再提供サービスの料金を求める。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記送信時の時間と前記元サービスの開始時間とに基づいて前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を求める。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を大きく設定する。
好ましくは、サービス再予約装置2Eは、
前記送信部が、前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を前記元サービスの提供者毎に設定可能である。
また、サービス再予約装置2Eを用いるサービス再予約方法は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報を含むキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルを有するサービス再予約装置におけるサービス再予約方法であって、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報、および当該元サービスの内容に基づいて提供される再提供サービスの内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料金であって当該元サービスの料金に基づいて求められた再提供サービスの料金および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信ステップと、
前記送信ステップにおいて前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報を含み、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスを示す1つ以上の再提供予約情報を前記所定の利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を1つのみ選択する受信ステップと、
を備える。
また、コンピュータにサービス再予約装置2Eの各機能を実現させるためのサービス再予約プログラムは、
コンピュータを
予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報を含むキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルを記憶する記憶手段、
前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と内容と料金の情報、および当該元サービスの内容に基づいて提供される再提供サービスの内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの料金であって当該元サービスの料金に基づいて求められた再提供サービスの料金および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信手段、
前記送信手段によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報を含み、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスを示す1つ以上の再提供予約情報を前記所定の利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を1つのみ選択する受信手段、
として機能させる。
なお、第2の実施形態に係るサービス再予約装置2Cと第3の実施形態に係るサービス再予約装置2Dと第4の実施形態に係るサービス再予約装置2Eも、第1の実施形態の変形例のサービス再予約装置2Bのように、料金徴収確認部50と料金徴収部60とを有していてもよい。その場合、サービス再予約装置2Cとサービス再予約装置2Dとサービス再予約装置2Eは、利用者情報テーブル120Aの代わりに利用者情報テーブル120Bを有する。料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定している場合に、送信部が再提供サービス情報を利用者端末4に送信できるようにする。一方、料金徴収確認部50は、料金徴収手段125が確定していない場合、送信部20が再提供サービス情報を利用者端末4に送信することを禁止する。
また、上述した実施形態では予約管理装置1とサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eを別々の装置として説明したが、予約管理装置1とサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eの各機能を1台のコンピュータで実現することもできる。
また、予約管理装置1および/またはサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eの各機能を提供者端末3にインストールされたアプリで実現することもできる。
また、算出部はサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eと異なる別の装置や提供者端末4で実現することもできる。この場合、サービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eは情報登録部と送信部と受信部との各部を備える。
また、利用者によってキャンセルされた元サービスについてキャンセル情報を作成するために必要な予約情報を、提供者が提供者端末3を用いてサービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eに直接送信することもできる。この場合、予約管理装置1は無くてもよい。
また、上述した実施形態では、提供者端末3と利用者端末4を別々の端末としたが、提供者端末3が利用者端末4を兼ねており、飲食店を訪れた利用者が飲食店の従業員に依頼して提供者端末3を用いて再提供サービスの予約を依頼することができるとしてもよい。
また、上述した実施形態では、利用者が再提供サービスのみを所定の条件で検索したとき、サービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eが検索条件を満たす再提供サービスのみを利用者端末4に送信する例を示したが、キャンセルされたのではない通常提供されるサービスとともに再提供サービスを所定の条件で利用者が検索可能としてもよい。この場合、サービス再予約装置2A,2B,2C,2D,2Eは検索条件を満たす通常のサービスと再提供サービスとを利用者端末4に送信する。
また、上述した実施形態では飲食店における料理の提供(飲食物の提供)を例として本発明を説明したが、これに限らず、本発明は、例えば、宿泊施設の提供、ゴルフ場等の運動施設の提供、映画・演芸・演劇・または音楽のための施設の提供、その他の開始時間が決まっているサービスの予約がキャンセルされた場合の再予約にも適用することができる。
本発明に係るサービス再予約装置は、キャンセルされたサービスの一部であっても再予約を受け付けることができる。利用者は、利用者端末を用いて元のサービスの内容毎の単価と再提供サービスの内容毎の単価および/または割引率とを比較して予約を依頼するか否かを判断することができ、再提供サービスの予約を依頼する場合には内容毎に予約可能な上限数まで予約を依頼することが可能となる。本発明によれば、キャンセルされたサービスの一部であっても再度販売することができるため、キャンセルされて再度販売されたサービスが購入される可能性が高くなる。もちろんキャンセルされたサービスの全部を一度にまとめて再度販売することもできる。
例えば、サービスが飲食店における料理の提供である場合、再提供サービスの予約者は、再度販売された料理を購入し、開始時間から飲食店内で食べ始めたり、指定した場所に宅配(デリバリー)してもらったり、開始時間に飲食店で受け取って持ち帰ったり(テイクアウトしたり)することができる。
利用者によって支払われた再提供サービスの料金は、サービスの提供者にとってはキャンセルによって失われた逸失利益の補填に当たる。このため、再提供サービスの料金に応じて元サービスのキャンセル料は削減される必要がある。そこで、本発明では、キャンセルされた元サービスの料金と再提供サービスの料金とに基づいて元サービスのキャンセル料を求める。
元サービスの一部のみが再提供サービスとして再予約され、残りが売れ残ったり、再提供サービスの料金が元サービスより低額となったりしても、サービスの提供者は、キャンセル料を徴収することにより損失を回避することができる。
また、本発明によれば、利用者に急な予定が入り、予約をキャンセルしなければならなくなったとき、早期にキャンセルするほどキャンセル料の減額幅が大きくなる。このため、利用者はできるだけ早く予約をキャンセルすることを動機づけられる。
また、本発明によれば、提供者毎に割引率を変更することができる。例えば、キャンセルされた料理が直ぐに再予約される可能性が高い有名店では、再予約(再提供)の料金を高くして、ブランド価値の低下を防ぐとともに、キャンセル料を低額または無料にすることができる。
また、本発明によれば、予約をキャンセルした利用者はキャンセル料が減額され、他の利用者は再提供されるサービスを低額で購入できるというメリットを得ることができる。このため、クレジットカードの事前登録やデポジット(預り金)の事前徴収を前提としても、利用者は本発明に係るサービス再予約装置を利用することを動機づけられると考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計または運営上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。
1…予約管理装置、2A,2B,2C,2D、2E…サービス再予約装置、3…提供者端末、4…利用者端末、10,11,12…情報登録部、20,21,22…送信部、30,31,32…受信部、40,41,42…算出部、50…料金徴収確認部、60…料金徴収部、100…記憶部、110…提供者情報テーブル、120A,120B…利用者情報テーブル、130A,130B,130C,130D…キャンセル情報テーブル、140A,140B,140C…サービス再予約プログラム、150…割引率テーブル、160A,160B,160C,160D,160E,160F,160G…再提供サービス情報、170A,170B,170C,170D…再提供予約情報、180A,180B…予約済情報テーブル、200…ネットワーク

Claims (15)

  1. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルと、
    前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信部と、
    前記送信部によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信部と、
    を備えるサービス再予約装置。
  2. 前記再提供サービス情報に含まれる内容毎に予約可能な上限数が、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の予約数であり、
    前記受信部が、前記所定の条件に従って再提供予約情報を1つのみ選択する、
    請求項1に記載のサービス再予約装置。
  3. 前記受信部によって選択された再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容毎の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率と当該再提供予約情報に含まれる内容毎の予約数とに基づいて当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の単価と内容毎の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える、
    請求項2に記載のサービス再予約装置。
  4. 前記キャンセル情報が、前記内容を1つのみ含み、
    予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスの利用者を識別する1つ以上の利用者識別情報と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって支払われる内容の単価または当該各利用者識別情報によって識別される利用者に適用される再提供サービスの割引率と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された内容の予約数とを含む予約済情報を格納する予約済情報テーブルを備え、
    前記送信部が、前記再提供サービスの予約可能な上限数を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの内容の予約数と前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの内容の各予約数とに基づいて求め、
    前記受信部が、前記受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を順次選択し、当該選択された再提供予約情報に含まれる内容の予約数の情報と前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる内容の予約数の情報と前記予約済情報テーブルに格納されている内容の各予約数の情報とに基づいて当該選択された再提供予約情報による予約を受付け可能か否か判別し、予約受付け可能と判別された再提供予約情報を送信した所定の利用者端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報と当該再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報と当該再提供予約情報に含まれる内容の予約数の情報とを前記予約済情報テーブルの予約済情報に記録する、
    請求項1に記載のサービス再予約装置。
  5. 前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる利用者識別情報毎に当該予約済情報に含まれる内容の単価または元サービスに対する再提供サービスの割引率と内容の予約数とに基づいて当該再提供サービスの利用者毎の料金を求め、当該利用者毎の料金を合計して当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容の単価と内容の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える請求項4に記載のサービス再予約装置。
  6. 前記キャンセル情報が、更に、分割して提供可能な席数の組合せの情報を含み、
    予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスの利用者を識別する1つ以上の利用者識別情報と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって支払われる内容毎の単価または当該各利用者識別情報によって識別される利用者に適用される再提供サービスの割引率と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された内容毎の予約数と、当該各利用者識別情報によって識別される利用者によって予約された席数の組合せとを含む予約済情報を格納する予約済情報テーブルを備え、
    前記送信部が、前記再提供サービスの内容毎の予約可能な上限数を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの当該内容毎の予約数と前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる再提供サービスの当該内容毎の各予約数とに基づいて求め、当該再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報を、前記キャンセル情報に含まれる元サービスの席数の組合せと前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる各席数の組合せとに基づいて求め、
    前記送信部によって送信される再提供サービス情報が、更に前記再提供サービスにおいて予約可能な席数の組合せの情報を含み、
    前記受信部によって受信される各再提供予約情報が、更に前記各所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された再提供サービスにおける席数の組合せの情報を含み、
    前記受信部が、前記受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を順次選択し、当該選択された再提供予約情報に含まれる内容毎の予約数の情報および席数の組合せの情報と前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる内容毎の予約数の情報および席数の組合せの情報と前記予約済情報テーブルに格納されている内容毎の各予約数の情報および各席数の組合せの情報とに基づいて当該選択された再提供予約情報による予約を受付け可能か否か判別し、予約受付け可能と判別された再提供予約情報を送信した所定の利用者端末を使用する利用者を識別する利用者識別情報、当該再提供予約情報に含まれる予約識別情報で特定される再提供サービスの内容毎の単価または前記元サービスに対する当該再提供サービスの割引率と当該再提供サービスの内容毎の予約数との情報、および当該再提供予約情報に含まれる席数の組合せの情報を前記予約済情報テーブルの予約済情報に記録する、
    請求項1に記載のサービス再予約装置。
  7. 前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約済情報テーブルに格納されている予約済情報に含まれる利用者識別情報毎に当該予約済情報に含まれる内容毎の単価または元サービスに対する再提供サービスの割引率と内容毎の予約数とに基づいて当該再提供サービスの利用者毎の料金を求め、当該利用者毎の料金を合計して当該再提供サービスの料金を求め、当該再提供サービスの料金および前記キャンセル情報テーブルに格納されているキャンセル情報に含まれる元サービスの内容毎の単価と内容毎の予約数とによって求められる元サービスの料金に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部を備える請求項6に記載のサービス再予約装置。
  8. 前記送信部が、前記再提供サービス情報を前記所定の利用者端末に送信する時に、当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と内容毎の単価に基づいて当該再提供サービスの内容毎の単価を求める請求項1ないし7のいずれか1項に記載のサービス再予約装置。
  9. 前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、より低額となるように前記再提供サービスの内容毎の単価を求める請求項8に記載のサービス再予約装置。
  10. 前記送信部が、前記元サービスの内容毎の単価と前記元サービスに対する再提供サービスの割引率とに基づいて前記再提供サービスの内容毎の単価を求める請求項1ないし9のいずれか1項に記載のサービス再予約装置。
  11. 前記送信部が、前記送信時の時間と前記元サービスの開始時間とに基づいて前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を求める請求項1ないし10のいずれか1項に記載のサービス再予約装置。
  12. 前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を大きく設定する請求項1ないし11のいずれか1項に記載のサービス再予約装置。
  13. 前記元サービスに対する再提供サービスの割引率を前記元サービスの提供者毎に設定可能である請求項1ないし12のいずれか1項に記載のサービス再予約装置。
  14. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルを有するサービス再予約装置におけるサービス再予約方法であって、
    前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信ステップと、
    を備えるサービス再予約方法。
  15. コンピュータを
    予約がキャンセルされたサービスである元サービスについて、予約識別情報と、開始時間と、1つ以上の内容と、当該内容毎の単価と、当該内容毎の予約数とを含み、当該予約数の合計が2以上であるキャンセル情報を格納するキャンセル情報テーブルを記憶する記憶手段、
    前記キャンセル情報に含まれる元サービスの予約識別情報と開始時間と1つ以上の内容と当該内容毎の単価の情報、当該元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき単価であって当該元サービスの内容毎の単価に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎の単価および/または当該元サービスに対する当該再提供サービスの割引率の情報、および当該元サービスの内容毎の予約数に基づいて求められた当該再提供サービスの内容毎に予約可能な上限数の情報を含む再提供サービス情報を1つ以上の所定の利用者端末に送信することができる送信手段、
    前記送信手段によって前記所定の利用者端末に送信された再提供サービス情報に含まれる予約識別情報と、当該予約識別情報で特定される再提供サービスであって前記所定の利用者端末の利用者によって予約を依頼された当該再提供サービスの内容毎の予約数とを含む1つ以上の再提供予約情報を、前記所定の各利用者端末から受信し、当該受信した各再提供予約情報の中から所定の条件に従って再提供予約情報を選択する受信手段、
    として機能させるサービス再予約プログラム。
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