JP2019160338A - キャンセル料算出装置、キャンセル料算出方法およびキャンセル料算出プログラム - Google Patents

キャンセル料算出装置、キャンセル料算出方法およびキャンセル料算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャンセルされたサービスの一部を再度販売可能とし、再度予約が確定したときに再予約の料金を求め、再予約されたサービスで得られる利益を考慮して元のサービスのキャンセル料を求める。【解決手段】送信部20は、キャンセルされた元のサービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および元のサービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末4に送信する。受信部30が再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を利用者端末4から受信した場合に、算出部40は、元のサービスの各単価と各予約数によって求められる元サービスの料金と、再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と各予約数によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて元のサービスの予約のキャンセル料を求める。【選択図】図1

Description

本発明は、予約されていたサービスが事前にキャンセルされたときにキャンセル料を求めるキャンセル料算出装置、キャンセル料算出方法およびキャンセル料算出プログラムに関する。
飲食店における予約の直前のキャンセル(事前のキャンセル、いわゆるドタキャン)、およびNo show(予約をしていたにも関わらず、その日時になっても店に連絡なく、または飲食店の連絡を無視して来店しないこと)は、飲食店のみならず、消費者にも損失を与えている。そこで、経済産業省は、非特許文献1を公表した。
非特許文献1には、IT活用事例の一つとして、キャンセルの買い取りと再販(ごひいき予約)が記載されている。これは、直前のキャンセルによって生じた飲食店の空席をダイナースクラブ(登録商標)が買い取り、ダイナースクラブ(登録商標)会員に対して、コミュニケーションアプリであるLINE(登録商標)を通じて飲食店の空席をリアルタイムに告知・再販する仕組みである。会員は、ポケットコンシェルジュが運営する「ポケットコンシェルジュ」を通じて、予約・決済を行うことができる。
更に、非特許文献1には、通常のキャンセル(事前のキャンセル)の場合、逸失利益を補填できる可能性があるため、損害賠償として逸失利益を含んだ損失の全額を請求することは難しいと考えられると記載されている。
サービス産業の高付加価値化に向けた外部環境整備等に関する有識者勉強会、「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」、経済産業省、2018年11月1日
予約が困難な有名店に空席が生じたことを告知されると、顧客は即座にそれを購入する可能性が高い。このため、ごひいき予約は、そのような有名店には適している。
しかし、競合店の多い飲食店では、空席は売れ残る可能性がある。空席が売れ残った場合、ごひいき予約ではその運営会社に損失が生じる。運営会社はある程度の損失を見込まざるを得ない。このため、競争の激しい分野では、顧客によって購入される前に運営会社が飲食店から空席を買い取ると、空席の買い取り価格が過度に低額となるおそれがある。
また、空席の購入者から徴収する料金は、キャンセルによる逸失利益の補填に相当する。飲食店は、補填された金額を考慮してキャンセル料を徴収するべきである。
更に、引用文献1には、空席の一部のみを再販できるか否か記載されていない。例えば4人掛けテーブルの予約がキャンセルされて4つの空席が生じた場合に3つ以下の空席を再販できるか不明である。また、例えば、10人収容できる個室がキャンセルされて10の空席が生じた場合に9以下の空席を再販できるか不明である。
本発明の目的は、キャンセルされた元のサービスの一部であっても再度販売することができ、元のサービスについて再度予約が確定したときに再予約の料金を求めることができ、再予約されたサービスで得られる利益を考慮して元のサービスのキャンセル料を求めることができるキャンセル料算出装置、キャンセル料算出方法およびキャンセル料算出プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のキャンセル料算出装置は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルと、
前記元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信部であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信部と、
前記送信部によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信部と、
前記受信部が利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信部によって受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部と、
を備える。
好ましくは、本発明のキャンセル料算出装置は、
前記送信部が、前記再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める。
また、本発明のキャンセル料算出装置は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルと、
元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルと、
前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信部であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信部と、
前記送信部によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信部と、
前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部と、
を備える。
また、本発明のキャンセル料算出装置は、
前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、より低額となるように前記再提供サービスの単価を求める。
好ましくは、本発明のキャンセル料算出装置は、
前記受信部が、前記再提供予約情報を受信した時に当該受信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価とに基づいて前記再提供予約情報で特定される再提供サービスの単価を求める。
好ましくは、本発明のキャンセル料算出装置は、
前記送信部が、前記元サービスの単価と前記元サービスの提供者毎に設定可能な割引率とに基づいて前記再提供サービスの単価を求める。
好ましくは、本発明のキャンセル料算出装置は、
前記再提供サービスの料金と前記キャンセル料とを確実に徴収することができる料金徴収手段が確定している場合に、前記送信部と前記受信部と前記算出部に前記再提供サービスの料金と前記元サービスの予約のキャンセル料を求めさせる料金徴収確認部を備える。
また、本発明のキャンセル料算出方法は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルを有するキャンセル料算出装置におけるキャンセル料算出方法であって、
前記元サービスの開始時間から所定の時間が経過する前に、当該元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信ステップであって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信ステップと、
前記送信ステップにおいて利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信ステップにおいて受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出ステップと、
を備えるキャンセル料算出方法。
また、本発明のキャンセル料算出方法は、
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルと、元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルとを有するキャンセル料算出装置におけるキャンセル料算出方法であって、
前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合に、前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信ステップであって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信ステップと、
前記送信ステップにおいて利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信ステップと、
前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出ステップと、
を備える。
また、本発明のキャンセル料算出プログラムは、
コンピュータを
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
前記元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信手段であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信手段、
前記送信手段によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信手段、
前記受信手段が利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信手段によって受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出手段、
として機能させる。
また、本発明のキャンセル料算出プログラムは、
コンピュータを
予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信手段であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信手段、
前記送信手段によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信手段、
前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出手段、
として機能させる。
本発明によれば、キャンセルされた元のサービスの一部であっても再度販売することができ、元のサービスについて再度予約が確定したときに再予約の料金を求めることができ、再予約されたサービスで得られる利益を考慮して元のサービスのキャンセル料を求めることができる。
本発明の第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置を含むシステムの一例を示す図である。 提供者情報テーブルの一例を示す図である。 利用者情報テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る予約情報テーブルの一例を示す図である。 再提供料金の割引率の一例を示す図である。 再提供料金の割引率の他の例を示す図である。 利用者端末のディスプレイに表示される検索画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る再提供サービス情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る再提供サービス情報に基づいて利用者端末のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る再提供サービス情報の他の例を示す図である。 利用者端末のディスプレイに表示されるプッシュ通知画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るキャンセル料算出処理の流れの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置の変形例を含むシステムの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置の変形例で使用される利用者情報テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置の変形例におけるキャンセル料算出処理の流れの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るキャンセル料算出装置を含むシステムの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る予約情報テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供予約情報テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供サービス情報の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供サービス情報に基づいて利用者端末のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供予約情報の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る再提供サービス情報の他の例を示す図である。 第2の実施形態に係るキャンセル料算出処理の流れの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るキャンセル料算出装置、キャンセル料算出方法およびキャンセル料算出プログラムについて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aを含むシステムの一例を示す。
キャンセル料算出装置2Aは、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶部100と、ディスプレイ等で構成される表示部と、マウスやキーボード等で構成される入力部とを備える。キャンセル料算出装置2Aは、例えば、コンピュータで実現することができる。また、キャンセル料算出装置2Aは、例えば、クラウドコンピューティングで実現することができる。
キャンセル料算出装置2Aの記憶部100には、提供者情報テーブル110と、利用者情報テーブル120Aと、予約情報テーブル130Aと、キャンセル料算出プログラム140Aとが格納されている。
キャンセル料算出装置2AのCPUが記憶装置から主メモリにキャンセル料算出プログラム140Aを読み出して実行することにより、情報登録部10と、送信部20と、受信部30と、算出部40との各部の機能が実現される。
キャンセル料算出装置2Aは、ネットワーク200に接続されている。ネットワーク200には、さらに、予約管理装置1と、複数の提供者端末3と、複数の利用者端末4とが接続されている。
予約管理装置1は、トレタやエビカのような予約・顧客台帳サービスを提供する。提供者端末3と利用者端末4は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレットPC、スマートフォン等である。
キャンセル料算出装置2Aは、ネットワーク200を介して予約管理装置1と提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することができる。なお、本発明では、キャンセル料算出装置2Aが、ネットワーク200に接続されたWebサーバやプッシュ通知配信サーバ等の中継装置を介して提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することも、キャンセル料算出装置2Aが提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信するとみなす。また、予約管理装置1は、ネットワーク200を介して提供者端末3と利用者端末4と相互にデータを送受信することができる。
以下では、キャンセル料算出装置2Aについて、飲食店において予約された複数人分の料理を所定の開始時刻に提供するサービスの予約がキャンセルされた場合を例として説明する。以下では、提供者端末3と利用者端末4はスマートフォンであるものとする。
第1の実施形態は、例えば、テーブルや個室等でまとまって提供される複数の料理がキャンセルされ、再度販売される料理も同様にテーブルや個室等で提供される場合に適する。
図2は、提供者情報テーブル110の一例を示す。
提供者情報テーブル110は、サービスを提供する飲食店についての提供者情報を格納する。提供者情報は、提供者ID(Identifier)111と、パスワード112と、提供者情報113と、携帯電話番号114と、電子メールアドレス115と、予約ID116とを含む。
提供者ID111は、キャンセル料算出装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID111は、例えば、情報登録部10によってキャンセル料算出装置2Aを利用する飲食店毎に付与される。
パスワード112は、飲食店の従業員が提供者端末3からキャンセル料算出装置2AのWebサイト等にログインするときに入力するパスワードである。
提供者情報113は、飲食店名、飲食店の住所、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のホームページのURL(Uniform Resource Locator)、飲食店の座標、和食やフランス料理のような飲食店で提供する料理の種類等の飲食店の属性を示す情報である。
携帯電話番号114は、提供者端末3の携帯電話番号である。
電子メールアドレス115は、提供者端末3で受信可能な電子メールのアドレスである。
予約ID116は、キャンセルされたサービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID116は、例えば、情報登録部10によってキャンセルされたサービスの予約毎に付与される。予約ID116は、1つの提供者ID111について複数付与される場合がある。
図3は、利用者情報テーブル120Aの一例を示す。
利用者情報テーブル120Aは、飲食店を利用する顧客についての利用者情報を格納する。利用者情報は、利用者ID121と、パスワード122と、携帯電話番号123と、電子メールアドレス124と、予約ID125とを含む。
利用者ID121は、キャンセル料算出装置2Aを利用する利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID121は、例えば、情報登録部10によってキャンセル料算出装置2Aを利用する利用者毎に付与される。
パスワード112は、利用者が利用者端末4からキャンセル料算出装置2AのWebサイト等にログインするときに入力するパスワードである。
携帯電話番号123は、利用者端末4の携帯電話番号である。
電子メールアドレス124は、利用者端末4で受信可能な電子メールのアドレスである。
予約ID125は、キャンセルされたサービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID125は、図2の予約ID116に対応する。1人の利用者が複数の予約をキャンセルした場合、予約ID125は1つの利用者ID121について複数付与される。
図4は、第1の実施形態に係る予約情報テーブル130Aの一例を示す。
予約情報テーブル130Aは、キャンセルされたサービスの予約についての予約情報が格納される。予約情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、料理135と、単価136と、予約数137とを含む。
予約ID131は、キャンセルされたサービスの予約を一意に識別する識別情報である。第1の実施形態では、予約ID131は、同時にまとまって再提供される料理毎に1つ付与される。例えば、予約ID131は、テーブルや個室毎に付与される。予約ID131は、図2の予約ID116に対応する。
利用者ID132は、キャンセル料算出装置2Aを利用する利用者を一意に識別する識別情報である。利用者ID132は、図3の利用者ID121に対応する。
提供者ID133は、キャンセル料算出装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID133は、図2の提供者ID111に対応する。
開始時間134は、キャンセルされたサービスの予約で設定されていたサービスの開始時間を示す。なお、開始時間は、キャンセルされたサービスが開始される予定の年と月と日と時刻を示すものとする。以下でも同様である。
料理135は、予約がキャンセルされたサービスで提供予定であった料理であって、再提供される料理を示す。料理135は、コース料理であってもよい。また、料理135には、「席のみ」を設定することもできる。「席のみ」は、いわゆる席のみ予約を意味する。
単価136は、料理135毎の料金(単価)を示す。料理135が「席のみ」である場合、単価136には、例えば、その飲食店の平均客単価を考慮して1人当たりの料金が設定される。
予約数137には、キャンセルされたサービスにおいて料理135毎に予約されていた数が設定される。予約数137は、料理135を再提供できる上限の数を示す。個々の予約数137は1でもよいが、1つの予約情報に含まれる予約数137の合計は2以上である。
なお、料理135は、本発明における「内容」である。図4では、和食A、和食B、和食C、イタリアンA等が「内容」の例である。
例えば、図4では、予約ID131=0001には和食Aと和食Bが紐づけられている。和食Aと和食Bは、例えば1つのテーブルで再提供される。予約ID131=0002には和食Cが紐づけられている。和食Cは、和食Aおよび和食Bとは別のテーブルで再提供される。また、予約ID131=0201と予約ID131=0202には席のみが紐づけられており、予約数137はそれぞれ4である。この場合、例えば、2つの4人掛けテーブルが再提供される。予約ID131=0301には和食Dと和食Eが紐づけられている。例えば、和食Dと和食Eの両方が、1つの個室で再提供される。
次に、図1のシステム全体の動作について説明する。
飲食店は、キャンセル料算出装置2Aを利用するために、提供者端末3を用いてパスワード112と提供者情報113と携帯電話番号114と電子メールアドレス115とを入力する。提供者端末3は、それらの情報をキャンセル料算出装置2Aに送信する。情報登録部10は、これらの情報を受信すると、飲食店に提供者ID111を付与し、その飲食店の提供者情報を提供者情報テーブル110に登録する。情報登録部10は、予約管理装置1が飲食店を識別する飲食店識別情報と提供者ID111とを紐付ける。
また、利用者は、キャンセル料算出装置2Aを利用するために、利用者端末4を用いてパスワード122と携帯電話番号123と電子メールアドレス124とを入力する。利用者端末4は、それらの情報をキャンセル料算出装置2Aに送信する。情報登録部10は、これらの情報を受信すると、利用者に利用者ID121を付与し、その利用者の利用者情報を利用者情報テーブル120Aに登録する。情報登録部10は、予約管理装置1が利用者を識別する利用者識別情報と利用者ID121とを紐付ける。
利用者は、例えば、飲食店に電話し、開始時間と人数と料理を指定して飲食店のサービスを予約する。例えば、飲食店は、提供者端末3を用いて予約管理装置1に、予約情報を作成するために必要な情報を送信する。必要な情報は、例えば開始時間の情報、およびテーブル毎または個室毎の料理と単価と予約数の情報である。そして、予約管理装置1は、予約情報を作成し、その予約情報を予約管理装置1の記録装置に登録する。その予約情報は、予約を一意に識別する予約識別情報と、飲食店を一意に識別する飲食店識別情報と、利用者を一意に識別する利用者識別情報も含んでいる。
利用者は、予定が変わった場合等に利用者端末4を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1は、その記憶装置に格納されている予約情報にキャンセルされたことを示す情報を追加するとともに、その予約情報をキャンセル料算出装置2Aに送信する。
キャンセル料算出装置2Aは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。キャンセル料算出装置2Aの情報登録部10は、予約ID131を生成し、その予約ID131を予約管理装置1の予約識別情報と紐付ける。更に、情報登録部10は、予約ID131を提供者情報テーブル110の提供者情報に予約ID116として追加する。また、情報登録部10は、予約ID131を利用者情報テーブル120Aの利用者情報に予約ID125として追加する。そして、情報登録部10は、キャンセル料算出装置2A自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Aに登録する。
従って、予約情報テーブル130Aに登録された予約情報は、利用者によってキャンセルされたサービスの予約情報である。以下では、このキャンセルされたサービスを元サービスという。
元サービスの予約情報が予約情報テーブル130Aに登録されているとき、利用者は元サービスに基づいて提供される再提供サービスを予約することができる。利用者は、再提供サービスを利用するために、元サービスの料金に対して割り引かれた再提供サービスの料金を支払う。すなわち、再提供サービスを利用する利用者は、元サービスに含まれる料理135を元の料金よりも低額で購入することができる。
再提供料金の割引率の一例を図5に示す。図5の割引率テーブル150は、記憶部100に格納されている。提供者ID151は、キャンセル料算出装置2Aを利用する飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID151は、図2の提供者ID111に対応する。符号152〜156が付された情報は、割引率を示す。
提供者ID151=0005と提供者ID151=0101の飲食店の割引率のように、割引率は元サービスの開始時間が近くなるほどより大きくなるように設定することができる。ただし、提供者ID151=0513の飲食店の割引率のように、時間によらず一定となるように割引率を設定してもよい。送信部20は、元サービスの単価136と割引率とに基づいて再提供サービスの単価を求める。送信部20は、例えば、元サービスの単価136に割引率をかけて割引料を求め、元サービスの単価136から割引料を引いて再提供サービスの単価とする。このため、再提供サービスの単価は、元サービスの開始時間に近くなるほど、より低額となる。
再提供サービスの単価と再提供サービスの利用者によって予約された数とをかけたものが、再提供サービスの料金である。再提供サービスの料金は、飲食店にとって補填される逸失利益とみなせる。例えば、元サービスの料金から再提供サービスの料金を減額することにより、逸失利益の補填が考慮されたキャンセル料を求めることができる。
例えば、図5の例では、提供者ID151=0005の飲食店の割引率は、元サービスの開始時間の2日前から1日前まで20%であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は80%である。和食Aのように、元サービスの料理135の単価136が3,000円である場合、割引料は元サービスの開始時間の2日前から1日前までは600円であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は2,400円である。従って、再提供サービスの単価は、元サービスの開始時間の2日前から1日前までは2,400円であり、元サービスの開始時間の1時間前以降は600円となる。
割引率は、元サービスの提供者毎に設定可能である。すなわち、図5に示すように、飲食店毎に異なる割引率を設定することができる。人気のある飲食店であり、再提供する料理であっても低額で販売してブランド価値を低下させたくない場合、例えば、図5の提供者ID151=0513の飲食店のように、元サービスの開始時間の2日前以降は割引率を10%と一定に設定してもよい。この場合、例えば、再提供サービスの料金は元サービスの料金の90%となり、元サービスのキャンセル料は元サービスの料金の10%となる。
なお、図6に示すように、割引率は時間の経過とともに連続的に変化するように設定してもよい。
送信部20は、例えば、再提供サービスを以下に示す2通りの方法で利用者に通知する。
1つの方法は、利用者が再提供サービスを所定の条件で検索したとき、検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出して再提供サービスを通知することである。利用者は、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過するまで検索することができる。なお、所定の時間は0でもよい。すなわち、利用者は元サービスの開始時間134まで検索することができるとしてもよい。
利用者は、キャンセル料算出装置2AのWebサイトにログインし、再提供サービスを所定の条件で検索する。利用者端末4のディスプレイに表示される検索画面の一例を図7に示す。図7の例では、利用者は、検索条件として、店舗の場所と、開始時間の範囲と、1人当たりの再提供サービス料金の範囲と、人数と、料理の種類とを指定している。
送信部20は、検索されると、予約情報テーブル130Aから検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出す。そして、送信部20は、現在の時間(すなわち、後述する図8の再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時間)および読み出された予約情報に含まれる元サービスの開始時間134と単価136に基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を求める。例えば、送信部20は、単価136に図5または図6の割引率をかけて割引料を求め、単価136から割引料を引いて再提供サービスの単価を求める。このため、例えば、図5または図6中の提供者ID=0005と提供者ID=0101の飲食店について、再提供サービスの単価は再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時点が元サービスの開始時間に近いほど、より低額となる。
なお、送信部20は、元サービスの単価136のみに基づいて再提供サービスの単価を求めることもできる。例えば、図5または図6の提供者ID151=0513の飲食店の割引率は元サービスの開始時間の2日より前は0%であり、2日前以降は10%である。このため、提供者ID151=0513の飲食店について、再提供サービスの単価は、開始時間の2日前以降は元サービスの単価136のみに基づいて求められ、定額となる。
図8は、予約ID131=0001とID131=0002とID131=0301の予約情報が検索条件を満たし、それらの予約情報に基づいて作成された再提供サービス情報160Aの例を示す。再提供サービス情報160Aは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、料理165と、元サービスの単価166と、再提供サービスの単価167と、予約数168とを含む。
予約ID161は、元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID161は、図4の予約ID131に対応する。
提供者ID162は、飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID162は、図2の提供者ID111に対応する。
提供者情報163は、図2の提供者情報113の中から利用者端末4における検索結果の表示に必要なものが選択されたものである。提供者情報163は、例えば、飲食店名、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のホームページのURL、飲食店の座標等の情報を含む。
開始時間164と料理165と元サービスの単価166は、それぞれ検索された予約情報に含まれる開始時間134と料理135と単価136と同一である。
再提供サービスの単価167は、上述したように再提供サービスを利用する利用者が支払うべき単価である。なお、予約ID131=0001とID131=0002の予約情報において開始時間164は18時であるのに対し、図7の例では検索した時刻は17時である。検索時刻は、開始時間の1時間前である。このため、図5の例では、割引率は80%となり、和食Aと和食Bと和食Cの再提供サービスの単価167は、それぞれ600円と500円と500円となる。
予約数168は、検索された予約情報に含まれる予約数137と同一である。すなわち、予約数168は、キャンセルされた元サービスにおいて料理毎に予約されていた数である。予約数168は、再提供サービスの利用者が予約できる上限の数である。
送信部20は、Webサイトを介して再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する。なお、本発明では、このような情報の送信方法も送信部20が情報を利用者端末4に送信するとみなす。図9は、再提供サービス情報160Aに基づいて利用者端末4のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す。検索結果画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はキャンセル料算出装置2AのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。利用者は、その予約画面上で和食Aと和食Bの組み合わせ、または和食Cを選択し、予約を確定させる。このとき、例えば、図10の再提供予約情報170AがWebサイトからキャンセル料算出装置2Aに送信される。なお、本発明では、このような情報の送信方法も利用者端末4が情報をキャンセル料算出装置2Aに送信するとみなす。
再提供予約情報170Aは、予約ID171と、料理172と、予約数173とを含む。
予約ID171は、元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID171は、図4の予約ID131に対応する。
料理172は、利用者によって再提供サービスで予約された料理を示す。再提供サービス情報160Aの料理165に対応する。
予約数173は、再提供サービスで予約された料理の予約数を示す。
図10の例は、利用者によって和食Aが3つ、和食Bが2つ予約されたことを示す。図8の再提供サービス情報160Aでは、和食Aと和食Bの予約数は両方とも3つであった。和食Bは、1つは売れ残ったことが分かる。
複数の飲食店が検索条件を満たす場合、図9の検索結果画面の最下部に戻るボタンと進むボタンが表示される。利用者が戻るボタンをタップすると、前の飲食店の表示に戻る。利用者が進むボタンをタップすると、次の飲食店の表示に進む。
図8の再提供サービス情報160Aの例は、提供者ID=0005と提供者ID=0352による再提供サービスの情報を含んでいた。このため、図9の検索結果画面には、提供者ID=0005の飲食店による再提供サービスの詳細と進むボタンが表示される。図9の検索結果画面には戻るボタンを破線で示したが、実際には戻るボタンは表示されない。利用者が進むボタンをタップすると、提供者ID=0352による再提供サービスの詳細と戻るボタンが表示される。
送信部20が再提供サービスを利用者に通知するもう1つの方法は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して再提供サービス情報160Bを送信することである。送信部20は、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過するまでプッシュ通知することができる。なお、所定の時間は0でもよい。すなわち、送信部20は元サービスの開始時間134までプッシュ通知することができるとしてもよい。
例えば、提供者ID=0005の飲食店は1つのテーブルで和食Aと和食Bを提供予定であったが、この予約が当日の15時にキャンセルされたとする。図11は、この時、各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Bの例を示す。図11の再提供サービス情報160Bは、図8の再提供サービス情報160Aにおける予約ID=0001の予約情報と同じ構成である。ただし、15時にキャンセルされたのは和食Aと和食Bを提供するテーブルだけであり、和食Cを提供するテーブルは別の時刻にキャンセルされている。このため、送信部20は、料理165として和食Aと和食Bのみ含む再提供サービス情報160Bを15時にプッシュ通知する。なお、和食Aと和食Bを提供するテーブルは、開始時間163の3時間前にキャンセルされたため、図5の割引テーブル150の例では割引率は60%となり、和食Aと和食Bの再提供サービスの単価167は、それぞれ1,200円と1,000円となる。
例えば、送信部20は、LINE(登録商標)公式アカウントのメッセージ一斉配信機能を用いて複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知することができる。LINE(登録商標)は、LINE(登録商標)株式会社によって提供されるアプリである。
具体的には、利用者が飲食店に電話して元サービスの予約をキャンセルすると、飲食店は提供者端末3を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1はキャンセルされた予約の予約情報をキャンセル料算出装置2Aに送信する。キャンセル料算出装置2Aは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。キャンセル料算出装置2Aの情報登録部10は、キャンセル料算出装置2A自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Aに登録する。
送信部20は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Bを利用者端末4に送信する時間)および予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と単価に基づいて再提供サービスの単価を求める。なお、このとき、予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と単価は予約情報テーブル130Aの開始時間134と単価136に格納されている。送信部20は、再提供サービス情報160Bを作成する。
そして、送信部20はLINE公式アカウントの機能を用いて、友だち登録されている複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bを含むメッセージを一斉配信する。利用者端末4は、再提供サービス情報160Bを受信すると、図12に示すプッシュ通知画面を表示する。プッシュ通知画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はキャンセル料算出装置2AのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。利用者は、その予約画面上で和食Aと和食Bの予約を確定させる。このとき、再提供予約情報170AはWebサイトからキャンセル料算出装置2Aに送信される。
なお、送信部20は、開始時間164の1時間前や半日前に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよいし、午前11時や午後5時等所定の時刻に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知してもよい。
また、送信部20は、提供者端末3の近辺(例えば、300m以内)にある利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Bをプッシュ通知したり、記憶部100に格納されている各飲食店のお得意様リストに登録されている利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Bをプッシュ通知したりしてもよい。
また、利用者端末4に専用アプリをインストールし、その専用アプリを用いてキャンセル料算出装置2Aから複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Bをプッシュ通知することとしてもよい。
また、例えば4人掛けテーブルを1人で予約されることを避けるために、プッシュ通知するときは、予約可能な最低人数をメッセージに含めてもよい。
更に、送信部20は、上述した検索やプッシュ通知に限らず、電子メールやSMS(Short Message Service)によって再提供サービスを利用者に通知してもよい。
次に、受信部30の機能について説明する。受信部30は、利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信する。再提供予約情報170Aは、予約ID171によって識別され予約情報を1つ含む。一方、検索結果として利用者端末4に送信される図8の再提供サービス情報160Aは、予約ID161によって識別される複数の予約情報を含む場合がある。受信部30は、利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信した場合、再提供予約情報170Aに含まれる予約ID171によってどの予約情報に含まれる料理を利用者端末4の利用者が予約したか特定する。次に、受信部30は、再提供予約情報170Aに含まれる予約数173によって、再提供される各料理の予約数を取得する。
同時に、受信部30は、再提供サービスが利用者によって予約されたことを示す予約情報を予約管理装置1に送信する。予約管理装置1は、その予約情報で特定される予約を新しい予約として受け付ける。
算出部40は、予約情報テーブル130Aに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価136と各予約数137とによって元サービスの料金を求める。例えば、予約ID=0001の予約情報に含まれる和食Aと和食Bの料金は、16,500円である。
次に、算出部40は、受信部30によって受信された再提供予約情報170Aで特定される再提供サービスの各単価とその再提供予約情報170Aに含まれる各予約数173とによって再提供サービスの料金を求める。例えば、図8の例では、送信部20が再提供サービス情報160Aを送信するときに求めた和食Aと和食Bの単価はそれぞれ600円と500円である。図10の例では、再提供予約情報170Aに含まれる和食Aと和食Bの予約数はそれぞれ3つと2つである。このため、再提供される和食Aと和食Bの料金は2,800円となる。
そして、算出部40は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。上述したように、元サービスの料金と再提供サービスの料金がそれぞれ16,500円と2,800円である場合、その差額は15,500円である。算出部40は、この差額をキャンセル料としてもよいし、飲食店の手数料等を考慮してキャンセル料を差額よりも高額としてもよい。
一方、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても受信部30が利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信しない場合、算出部40は元サービスの各単価136と各予約数137とによって元サービスの料金を求める。そして、算出部40は元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。なお、所定の時間は0でもよい。
なお、元サービスの料金は、受信部30が再提供予約情報170Aを受信した後に算出部40が求めるのではなく、予め他の手段によって求めておいてもよい。
また、再提供サービスの単価は送信部20によって求められたものを用いてもよいし、受信部30が再提供予約情報170Aを受信した時に現在の時間(すなわち、再提供予約情報170Aを受信した時間)および元サービスの開始時間と単価に基づいて再提供サービスの単価を再度計算してもよい。
キャンセル料と再提供料金は、利用者から飲食店が徴収することとしてもよいし、予約管理装置1が徴収することとしてもよいし、キャンセル料算出装置2Aが徴収することとしてもよい。
図13は、第1の実施形態に係るキャンセル料算出処理の流れの一例を示す。
キャンセル料算出装置2Aは、予約がキャンセルされた元サービスの予約情報を予約管理装置1から受信する(S1)。情報登録部10は、キャンセル料算出装置2A自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Aに登録する(S2)。
例えば、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過する前に(S3:No)、利用者が利用者端末4を用いて所定の検索条件で再提供サービスを検索したとき、送信部20は予約情報報テーブル130Aからその検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出す。次に、送信部20は、再提供サービスの各単価を求める(S4)。このとき、送信部20は、検索によって読み出された予約情報に含まれる元サービスの各単価136のみに基づいて再提供サービスの単価を求めることができる。または、送信部20は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する時間)および検索によって読み出された予約情報に含まれる元サービスの開始時間134と各単価136に基づいて再提供サービスの各単価を求めることができる。そして、送信部20は、予約情報に含まれる元サービスの開始時間164および料理(内容)165と単価166と予約数168との各組、および再提供サービスの各単価167を含む再提供サービス情報160Aを利用者端末4に送信する(S5)。
または、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過する前に(S3:No)、送信部20は、再提供サービスの各単価を求める(S4)。このとき、送信部20は、ステップS1で予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの各単価136のみに基づいて再提供サービスの単価を求めることができる。または、送信部20は現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Bを利用者端末4に送信する時間)およびステップS1で予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と各単価に基づいて再提供サービスの各単価を求めることができる。そして、送信部20は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して、元サービスの開始時間164および料理(内容)165と単価166と予約数168との各組、再提供サービスの各単価167を含む再提供サービス情報160Bを送信する(S5)。
利用者端末4は、再提供サービス情報160A、160Bを受信すると、その内容をディスプレイに表示する。利用者は、その表示を見て再提供サービスの各料理(内容)172の予約数173を決める。そして、利用者は、利用者端末4を用いて、その予約数173を含む再提供予約情報170Aをキャンセル料算出装置2Aに送信する。受信部30が再提供予約情報170Aを利用者端末4から受信しない場合(S6:No)、ステップS3に戻る。
受信部30が再提供予約情報170Aを利用者端末4から受信した場合(S6:Yes)、算出部40は、元サービスの各単価136と各予約数137とによって求められる元サービスの料金と、再提供サービスの各単価と各予約数173とによって求められる再提供サービスの料金との差額を求める。そして、算出部40は、その差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S7)。
一方、元サービスの開始時間134から所定の時間が経過しても受信部30が利用者端末4から再提供予約情報170Aを受信しない場合(S3:Yes)、算出部40は元サービスの各単価136と各予約数137とによって元サービスの料金を求める。そして、算出部40は元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S8)。
図14は、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置の変形例2Bを含むシステムの一例を示す。
キャンセル料算出装置2Bは、料金徴収確認部50を有する点および利用者情報テーブル120Bの構成が第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aと異なる。
図15は、利用者情報テーブル120Bの一例を示す。
利用者情報テーブル120Bは、飲食店を利用する顧客についての利用者情報を格納する。利用者情報は、利用者ID121と、パスワード122と、携帯電話番号123と、電子メールアドレス124と、予約ID125と、料金徴収手段126とを含む。
利用者情報テーブル120Bは、料金徴収手段126を含む点が利用者情報テーブル120Aと異なる。それ以外の点は、利用者情報テーブル120Bと利用者情報テーブル120Aは同一である。
料金徴収手段126は、利用者から再提供料金とキャンセル料を確実に徴収することができる手段である。料金徴収手段126は、例えば、クレジットカードによる決済やデポジット(預り金)の事前徴収である。
利用者は、例えば、利用者情報テーブル120Bに利用者情報を登録する時、またはキャンセル料算出装置2Aを利用する時に料金徴収手段126を指定する。情報登録部10は、利用者情報テーブル120Bの利用者情報に指定された料金徴収手段126を書き込む。例えば、利用者情報テーブル120Bに格納されている利用者情報の料金徴収手段126にクレジットカード番号が登録されている場合、料金徴収手段126は確定している。また、料金徴収手段126がデポジットの事前徴収である場合、利用者が元サービスの予約をキャンセルする前にデポジットを銀行口座等に入金することにより料金徴収手段126は確定する。
料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定しているか否かを判定する。料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定している場合に、送信部20と受信部30と算出部40に再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を求めさせる。一方、料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定していない場合、送信部20と受信部30と算出部40に再提供サービスの料金も元サービスのキャンセル料も求めさせない。
図16は、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置の変形例2Bにおけるキャンセル料算出処理の流れの一例を示す。
図16のキャンセル料算出処理の流れは、ステップS2とステップS3の間にステップS9が追加されている点が図13のキャンセル料算出処理の流れと異なる。料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定しているか否かを判定する。料金徴収手段126が確定している場合(S9:Yes)、送信部20と受信部30と算出部40は再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を求める(S3〜S8)。
一方、料金徴収手段126が確定していない場合(S9:No)、キャンセル料算出処理は終了する。この場合、送信部20と受信部30と算出部40は、再提供サービスの料金も元サービスのキャンセル料も求めない。
図17は、本発明の第2の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Cを含むシステムの一例を示す。
キャンセル料算出装置2Cは、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aと同様に、CPUと、RAM等で構成される主メモリと、ハードディスク等で構成される記憶部100と、ディスプレイ等で構成される表示部と、マウスやキーボード等で構成される入力部とを備える。キャンセル料算出装置2Cは、例えば、コンピュータで実現することができる。また、キャンセル料算出装置2Cは、例えば、クラウドコンピューティングで実現することができる。
キャンセル料算出装置2Cの記憶部100には、提供者情報テーブル110と、利用者情報テーブル120Aと、予約情報テーブル130Bと、キャンセル料算出プログラム140Bと、再提供予約情報テーブル180とが格納されている。
キャンセル料算出装置2CのCPUが記憶装置から主メモリにキャンセル料算出プログラム140Bを読み出して実行することにより、情報登録部11と、送信部21と、受信部31と、算出部41との各部の機能が実現される。
キャンセル料算出装置2Cは、予約情報テーブル130Bの構成が第1の実施形態に係る予約情報テーブル130Aと異なる。また、キャンセル料算出装置2Cは、再提供予約情報テーブル180を有する点が第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aと異なる。
第2の実施形態は、例えば、予約がキャンセルされて、再度販売される料理が自由に着席できる座席で提供される場合に適する。
例えば、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aを利用して4人掛けテーブルで4人分の料理を再販売したが、2人分のみ売れ、残りが売れ残る場合がある。このような場合に、提供者は提供者端末3を用いて売れ残った料理の予約情報を第2の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Cに送信し、残り2人分の料理を販売することができる。
また、第2の実施形態は、例えば、農家において果物や野菜を収穫時期にまとめて発送する通信販売の予約がキャンセルされ、それらを小分けして再販売する場合に適する。
図18は、第2の実施形態に係る予約情報テーブル130Bの一例を示す。
予約情報テーブル130Bは、キャンセルされた元サービスの予約についての予約情報を格納する。予約情報は、予約ID131と、利用者ID132と、提供者ID133と、開始時間134と、料理135と、単価136と、予約数137とを含む。
予約情報テーブル130Bでは、予約ID131は料理(内容)135毎に1つ付与される。予約数137は2以上である。そして1つの予約ID131に紐づけられている1つの料理(内容)135は、複数回に分けて予約可能である。予約情報テーブル130Bは、この点において第1の実施形態に係る予約情報テーブル130Aと異なる。その他の点では、予約情報テーブル130Bは第1の実施形態に係る予約情報テーブル130Aと同一である。
図19は、再提供予約情報テーブル180の一例を示す。
再提供予約情報テーブル180には、予約済みの再提供サービスについての再提供予約情報が格納される。再提供予約情報は、予約ID181、および1組以上の単価182と予約数183との組を含む。
予約ID181は、キャンセルされたサービスの予約を一意に識別する識別情報である。予約ID181は、図18の予約ID131に対応する。
単価182は、再提供されるサービスにおける料理135毎の料金(単価)を示す。単価182は、時間が経つと変わる場合がある。
予約数183には、再提供されるサービスにおいて料理135毎に予約された数が設定される。単価18と予約数183がそれぞれ空白であることは予約されていないことを示す。
図19の例では、例えば、予約ID181=1001の料理135(和食)は、3回に分けて予約されており、1回目は単価184=1,800円で2つ予約され、2回目は単価184=1,200円で2つ予約され、3回目は単価184=600円で2つ予約されている。この料理135(和食)は売り切れている。
また、例えば、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)は、1回のみ単価184=27,000円で4つ予約されている。一方、図18の予約情報テーブル130Bでは、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)の予約数137は5である。これは、予約ID181=1201の料理135(フレンチ)は1つ売れ残ったことを意味する。
次に、キャンセル料算出装置2Cの動作について説明する。
キャンセル料算出装置2Cの情報登録部11は、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aと同様に、飲食店の提供者情報と利用者の利用者情報とをそれぞれ提供者情報テーブル110と利用者情報テーブル120Aとに登録する。
また、情報登録部11は、予約管理装置1からキャンセルされた元サービスの予約情報を受信すると、キャンセル料算出装置2C自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Bに登録する。ただし、第1の実施形態に係る予約情報テーブル130Aと異なり、予約情報テーブル130Bの予約ID131は料理135毎に1つ付与される。
元サービスの予約情報が予約情報テーブル130Bに登録されているとき、利用者は元サービスに基づいて提供される再提供サービスを予約することができる。第1の実施形態と同様に、第2の実施形態でも、利用者は、再提供サービスを利用するために、元サービスの料金に対して割り引かれた再提供サービスの料金を支払う。すなわち、再提供サービスを利用する利用者は、元サービスに含まれる料理135を元の料金よりも低額で購入することができる。
キャンセル料算出装置2Cの送信部21も、第1の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Aと同様の方法で再提供サービスを利用者に通知する。
1つの方法は、利用者が再提供サービスを所定の条件で検索したとき、検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出して再提供サービスを通知することである。利用者は、キャンセル料算出装置2CのWebサイトにログインし、再提供サービスを所定の条件で検索する。送信部21は、検索されると、予約情報テーブル130Bから検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出す。
ただし、キャンセル料算出装置2Cでは、検索時に予約済の料理135がある場合、図18の予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる予約数137まで料理135を再提供できるとは限らない。検索の時点で再提供できる料理135の上限数を求める必要がある。そこで、送信部21は、図18の予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる予約数137から図19の再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数183の合計を引いて上限数を求める。
そして、送信部21は、現在の時間(すなわち、後述する図20に示す再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時間)および読み出された予約情報に含まれる元サービスの開始時間134と単価136とに基づいて再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を求める。例えば、送信部21は、単価136に図5または図6の割引率をかけて割引料を求め、単価136から割引料を引いて再提供サービスの単価を求める。このため、例えば、図5または図6中の提供者ID=0005と提供者ID=0101の飲食店について再提供サービスの単価は、再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時点が元サービスの開始時間に近いほど、より低額となる。
図20は、予約ID161=1001と予約ID131=1517の予約情報が検索条件を満たし、それらの予約情報に基づいて作成された再提供サービス情報160Cの一例を示す。再提供サービス情報160Cは、予約ID161と、提供者ID162と、提供者情報163と、開始時間164と、料理165と、元サービスの単価166と、再提供サービスの単価167と、上限数169とを含む。再提供サービス情報160Cは、第1の実施形態に係る再提供サービス情報160Aにおける予約数168の代わりに上限数169を含んでいる。
予約ID161は、元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図20の予約ID161は、図18の予約ID131に対応する。
提供者ID162は、飲食店を一意に識別する識別情報である。提供者ID162は、図2の提供者ID111に対応する。
提供者情報163は、図2の提供者情報113の中から利用者端末4における検索結果の表示に必要なものが選択されたものである。提供者情報163は、例えば、飲食店名、飲食店へのアクセス法、飲食店の電話番号、飲食店のWebサイトのURL、飲食店の座標等の情報を含む。
開始時間164と料理165と元サービスの単価166は、それぞれ図18の予約情報テーブル130Bの中から検索された予約情報に含まれる開始時間134と料理135と単価136と同一である。
再提供サービスの単価167は、再提供サービスを利用する利用者が支払うべき単価である。
上限数169は、図18の予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる予約数137と再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数183とに基づいて求められる。上限数169は、検索の時点で再提供サービスの利用者が予約できる上限の数である。
送信部21は、Webサイトを介して再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する。図21は、再提供サービス情報160Cに基づいて利用者端末4のディスプレイに表示される検索結果画面の一例を示す。検索結果画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はキャンセル料算出装置2CのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。利用者は、その予約画面上で予約を確定させる。このとき、図22の再提供予約情報170BがWebサイトからキャンセル料算出装置2Cに送信される。
再提供予約情報170Bは、予約ID171と、予約数173とを含む。
予約ID171は、元サービスの予約を一意に識別する識別情報である。図22の予約ID171は、図18の予約ID131に対応する。
予約数173は、利用者によって再提供サービスで予約された料理の予約数を示す。
図22の例は、利用者によって和食が2つ予約されたことを示す。なお、第2の実施形態では、予約ID131と料理135は1対1に対応するので、図10の再提供予約情報170Aと異なり、再提供予約情報170Bは料理を含まない。
複数の飲食店が検索条件を満たす場合、図21の検索結果画面の最下部に戻るボタンと進むボタンが表示される。利用者が戻るボタンをタップすると、前の飲食店の表示に戻る。利用者が進むボタンをタップすると、次の飲食店の表示に進む。
図20の再提供サービス情報160Cの例は、提供者ID=0005と提供者ID=2755による再提供サービスの情報を含んでいた。このため、図21の検索結果画面には、提供者ID=0005の飲食店による再提供サービスの詳細と進むボタンが表示されている。図21の検索結果画面には戻るボタンを破線で示したが、図20の再提供サービス情報160Cの例の場合には実際には戻るボタンは表示されない。利用者が進むボタンをタップすると、提供者ID=1517による再提供サービスの詳細と戻るボタンが表示される。
キャンセル料算出装置2Cの送信部21が再提供サービスを利用者に通知するもう1つの方法は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して再提供サービス情報160Dを送信することである。
例えば、提供者ID=0005の飲食店が料理135(和食)の予約を1日前にキャンセルされ、予約ID=1001の予約情報が予約情報テーブル130Bに格納されたとする。図23は、この時、各利用者端末4へプッシュ通知される再提供サービス情報160Dの例を示す。再提供サービス情報160Dは、図20の再提供サービス情報160Cと同じ構成である。ただし、1日前の18時にキャンセルされたのは和食を提供する提供者ID=0005の飲食店だけである。このため、送信部21は、再提供される料理165として和食のみ含む再提供サービス情報160Dを1日前の18時にプッシュ通知する。
具体的には、利用者が飲食店に電話して元サービスの予約をキャンセルすると、飲食店は提供者端末3を用いて予約管理装置1に予約のキャンセルを通知する。予約管理装置1はキャンセルされた予約の予約情報をキャンセル料算出装置2Cに送信する。キャンセル料算出装置2Cは、予約管理装置1から送信された予約情報を受信する。キャンセル料算出装置2Cの情報登録部11は、キャンセル料算出装置2C自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Bに登録する。
このとき、当然ながら予約済の料理135は無いので、図19の再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる予約数は0である。そこで、図23に示す再提供サービス情報160Dの例では、キャンセル料算出装置2Cの送信部21は、再提供サービスの上限数169を6とする。そして、送信部21は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Dを利用者端末4に送信する時間)および予約管理装置1から受信した予約情報に含まれる元サービスの開始時間と単価とに基づいて再提供サービスの単価を求める。図23の例では、開始時間164の1日前であるので、送信部21は、再提供サービスの単価167を1,800円とする。送信部21は、図23の再提供サービス情報160Dを作成する。
そして、送信部21はLINE公式アカウントの機能を用いて、友だち登録されている複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Dを含むメッセージを一斉配信する。利用者端末4は、再提供サービス情報160Dを受信すると、プッシュ通知画面(図示無し)を表示する。プッシュ通知画面の最下部には予約ボタンが表示される。利用者が予約ボタンをタップすると、利用者端末4の画面はキャンセル料算出装置2CのWebサイトの予約画面(図示無し)に遷移する。利用者は、その予約画面上で和食の予約を確定させる。このとき、再提供予約情報170BがWebサイトからキャンセル料算出装置2Cに送信される。
なお、キャンセル料算出装置2Cの送信部21も、開始時間164の1時間前や半日前に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知してもよいし、午前11時や午後5時等所定の時刻に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知してもよい。
また、送信部21は、提供者端末3の近辺(例えば、300m以内)にある利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Dをプッシュ通知したり、記憶部100に格納されている各飲食店のお得意様リストに登録されている利用者端末4にのみ再提供サービス情報160Dをプッシュ通知したりしてもよい。
また、利用者端末4に専用アプリをインストールし、その専用アプリを用いてキャンセル料算出装置2Cから複数の利用者端末4に再提供サービス情報160Dをプッシュ通知することとしてもよい。
また、例えば4人掛けテーブルを1人で予約されることを避けるために、プッシュ通知するときは、予約可能な最低人数をメッセージ含めてもよい。
更に、キャンセル料算出装置2Cの送信部21も、上述した検索やプッシュ通知に限らず、電子メールやSMS(Short Message Service)によって再提供サービスを利用者に通知してもよい。
次に、受信部31の機能について説明する。受信部31は、利用者端末4から再提供予約情報170Bを受信する。再提供予約情報170Bは、予約ID171によって識別され予約情報を1つ含む。一方、検索結果として利用者端末4に送信される図20の再提供サービス情報160Cは、予約ID161によって識別される複数の予約情報を含む場合がある。受信部31は、再提供サービス情報160Cについては、再提供予約情報170Bに含まれる予約ID171によってどの予約情報に含まれる料理を利用者端末4の利用者が予約したか特定する。再提供予約情報170Bに含まれる予約数173は、再提供される料理の予約数である。受信部31は、再提供サービスの単価と再提供予約情報170Bに含まれる予約数173との組を再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報の単価182と予約数183の組に書き込む。
同時に、受信部31は、再提供サービスが利用者によって予約されたことを示す予約情報を予約管理装置1に送信する。予約管理装置1は、その予約情報で特定される予約を新しい予約として受け付ける。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部41は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定する場合は2つある。一つは元サービスの料理135が全て再提供のために予約された場合、すなわち料理135が元サービスの開始時間134になる前に売り切れた場合ある。ここで、予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる料理135を提供できる上限の数は、その予約情報に含まれる予約数137である。従って、受信部31が再提供予約情報170Bを受信し、再提供サービスの単価と予約数の組を再提供予約情報テーブル180に書き込んだとき、再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数183の合計が予約数137と一致した場合に、再提供サービスについて予約の帰趨が確定する。
もう1つは、元サービスを開始する時間になっても、料理135が売れ残っている場合である。すなわち、開始時間134から所定の時間が経過したときに再提供サービスについて予約の帰趨が確定し、このとき以降、送信部21は、再提供サービス情報160Cまたは再提供サービス情報160Dを利用者端末4へ送信しない。なお、所定の時間は0でもよい。
具体的には、再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると、算出部41は、予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価136と予約数137とによって元サービスの料金を求める。例えば、予約ID=1001の予約情報に含まれる和食の料金は、18,000円である。
次に、算出部41は、再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる再提供サービスの単価182と予約数183の各組によって再提供サービスの料金を求める。例えば、図19の例では、予約ID=1001の再提供予約情報による和食の料金は7,200円となる。
そして、算出部41は、元サービスの料金と再提供サービスの料金との差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める。上述したように、元サービスの料金と再提供サービスの料金がそれぞれ18,000円と7,200円である場合、その差額は10,800円である。算出部41は、この差額をキャンセル料としてもよいし、飲食店の手数料等を考慮してキャンセル料を差額よりも高額としてもよい。
なお、元サービスを開始する時間になっても、再提供サービスの予約数183の合計が0である場合には、再提供サービスの料金は0である。この場合、算出部41は、実質的に元サービスの料金に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求めることになる。
なお、元サービスの料金は、再提供サービスについて予約の帰趨が確定した後に算出部41が求めるのではなく、予め他の手段によって求めておいてもよい。
また、再提供サービスの単価は送信部21によって求められたものを用いてもよいし、受信部31が再提供予約情報170Bを受信した時に現在の時間(すなわち、再提供予約情報170Bを受信した時間)および元サービスの開始時間と単価に基づいて再提供サービスの単価を再度計算してもよい。
キャンセル料と再提供料金は、利用者から飲食店が徴収することとしてもよいし、予約管理装置1が徴収することとしてもよいし、キャンセル料算出装置2Cが徴収することとしてもよい。
図24は、第2の実施形態に係るキャンセル料算出処理の流れの一例を示す。
キャンセル料算出装置2Cは、予約がキャンセルされた元サービスの予約情報を予約管理装置1から受信する(S11)。情報登録部10は、キャンセル料算出装置2C自体の予約情報を作成し、その予約情報を予約情報テーブル130Bに登録する(S12)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S13:No)、例えば、送信部21は、利用者が利用者端末4を用いて所定の検索条件で再提供サービスを検索したときに予約情報テーブル130Bからその検索条件を満たす元サービスの予約情報を読み出す。送信部21は、予約情報テーブル130Bに格納されている予約情報に含まれる元サービスの予約数137と再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる再提供サービスの各予約数183とに基づいて再提供サービスの上限数を求める(S14)。また、送信部21は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する時間)および検索によって読み出された予約情報に含まれる元サービスの開始時間134と単価136に基づいて再提供サービスの単価を求める(S15)。そして、送信部21は、予約情報に含まれる元サービスの開始時間164および料理(内容)165と単価166、再提供サービスの上限数169、および再提供サービスの単価167を含む再提供サービス情報160Cを利用者端末4に送信する(S16)。
または、再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合(S13:No)、例えば、送信部21は、元サービスの予約数と再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる再提供サービスの各予約数183とに基づいて再提供サービスの上限数を求める(S14)。また、送信部21は、現在の時間(すなわち、再提供サービス情報160Dを利用者端末4に送信する時間)および元サービスの開始時間と単価に基づいて再提供サービスの単価を求める(S15)。そして、送信部21は、所定のタイミングで所定の複数の利用者の各利用者端末4へプッシュ通知を利用して、元サービスの開始時間164および料理(内容)165と単価166、再提供サービスの上限数169、および再提供サービスの単価167を含む再提供サービス情報160Dを送信する(S16)。
利用者は、再提供サービスの各料理(内容)165の予約数173を決める。そして、利用者は、利用者端末4を用いて、その予約数173を含む再提供予約情報170Bをキャンセル料算出装置2Cに送信する。
受信部31が再提供予約情報170Bを利用者端末4から受信しない場合(S17:No)、ステップS13に戻る。
一方、再提供予約情報170Bを利用者端末4から受信した場合(S17:Yes)、受信部31は、再提供サービスの単価と再提供予約情報170Bに含まれる予約数173との組を再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に書き込んで、ステップS13に戻る(S18)。
再提供サービスについて予約の帰趨が確定すると(S13:Yes)、算出部41は、元サービスの単価136と予約数137とによって求められる元サービスの料金と、再提供予約情報テーブル180に格納されている再提供予約情報に含まれる再提供サービスの単価182と予約数183の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額を求める。そして、算出部41は、その差額に基づいて元サービスの予約のキャンセル料を求める(S19)。
なお、第2の実施形態に係るキャンセル料算出装置2Cも、第1の実施形態の変形例のキャンセル料算出装置2Bのように、料金徴収確認部50を有していてもよい。その場合、キャンセル料算出装置2Cは、利用者情報テーブル120Aの代わりに利用者情報テーブル120Bを有する。料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定している場合に、送信部21と受信部31と算出部41に再提供サービスの料金と元サービスの予約のキャンセル料を求めさせる。一方、料金徴収確認部50は、料金徴収手段126が確定していない場合、送信部21と受信部31と算出部41は再提供サービスの料金も元サービスのキャンセル料も求めない。
また、上述した実施形態では予約管理装置1とキャンセル料算出装置2A、2B、2Cを別々の装置として説明したが、予約管理装置1とキャンセル料算出装置2A、2B、2Cの各機能を1台のコンピュータで実現することもできるし、予約管理装置1および/またはキャンセル料算出装置2A、2B、2Cの各機能を提供者端末3にインストールされたアプリで実現することもできる。
また、予約管理装置1を用いることなく、利用者によってキャンセルされたサービスについて予約情報を作成するために必要な情報を、提供者が提供者端末3を用いてキャンセル料算出装置2A,2B、2Cに直接送信することとしてもよい。この場合、予約管理装置1は無くてもよい。
また、上述した実施形態では、提供者端末3と利用者端末4を別々の端末として説明したが、提供者端末3が利用者端末4を兼ねており、飲食店を訪れた利用者が飲食店の従業員に依頼して提供者端末3を用いて再提供サービスを予約することができるとしてもよい。
また、上述した実施形態では飲食店における料理の提供を例として本発明を説明したが、これに限らず、本発明は、例えば、ゴルフ場、列車、飛行機、船舶、映画館、劇場、コンサート会場、アトラクション、スタジアム、競技場、ホテル、旅館、その他の開始時間が決まっており、複数人がまとまって利用するサービスの予約にも適用することができる。また、本発明は、農家において果物や野菜を収穫時期に発送する通信販売のように、開始時期が決まっており、複数の物をまとめて販売するサービスの予約に適用することもできる。
本発明によれば、キャンセルされた元サービスの一部を再度販売することができ、もちろん元サービスの全部を一度にまとめて再度販売することもできる。そして、元サービスについて再度予約が確定したときに再予約の料金を求めることができ、再予約されたサービスで得られる利益を考慮して元サービスのキャンセル料を求めることができる。このため、元サービスをキャンセルした利用者は、再予約(再提供)の料金だけ減額された低額のキャンセル料を支払えばよい。
また、本発明によれば、利用者に急な予定が入り、予約をキャンセルしなければならなくなった場合、早期にキャンセルするほどキャンセル料の減額幅が大きくなる。このため、利用者はできるだけ早く予約をキャンセルすることを動機づけられる。
更に、本発明によれば、提供者毎に割引率を変更することができる。例えば、空席が直ぐに再予約される可能性が高い有名店では、再予約(再提供)の料金を高くして、ブランド価値の低下を防ぐとともに、キャンセル料を低額にすることが考えられる。
また、本発明によれば、予約をキャンセルした利用者はキャンセル料が減額され、他の利用者は再提供されるサービスを低額で購入できるというメリットを得ることができる。このため、クレジットカードの事前登録やデポジット(預り金)の事前徴収を前提としても、利用者は本発明に係るキャンセル料算出装置を利用することを動機づけられると考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、開発または運営上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれる。
1…予約管理装置、2A,2B,2C…キャンセル料算出装置、3…提供者端末、4…利用者端末、10,11…情報登録部、20,21…送信部、30,31…受信部、40,41…算出部、50…料金徴収確認部、100…記憶部、110…提供者情報テーブル、120A,120B…利用者情報テーブル、130A,130B…予約情報テーブル、140A,140B…キャンセル料算出プログラム、150…割引率テーブル、160A〜160D…再提供サービス情報、170A,170B…再提供予約情報、180…再提供予約情報テーブル、200…ネットワーク

Claims (11)

  1. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルと、
    前記元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信部であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信部と、
    前記送信部によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信部と、
    前記受信部が利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信部によって受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部と、
    を備えるキャンセル料算出装置。
  2. 前記送信部が、前記再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める請求項1に記載のキャンセル料算出装置。
  3. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルと、
    元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルと、
    前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信部であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信部と、
    前記送信部によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信部と、
    前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出部と、
    を備えるキャンセル料算出装置。
  4. 前記送信部が、前記送信時の時間が前記元サービスの開始時間に近いほど、より低額となるように前記再提供サービスの単価を求める請求項2または3に記載のキャンセル料算出装置。
  5. 前記受信部が、前記再提供予約情報を受信した時に当該受信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価とに基づいて前記再提供予約情報で特定される再提供サービスの単価を求める請求項2ないし4のいずれか1項に記載のキャンセル料算出装置。
  6. 前記送信部が、前記元サービスの単価と前記元サービスの提供者毎に設定可能な割引率とに基づいて前記再提供サービスの単価を求める請求項1ないし5のいずれか1項に記載のキャンセル料算出装置。
  7. 前記再提供サービスの料金と前記キャンセル料とを確実に徴収することができる料金徴収手段が確定している場合に、前記送信部と前記受信部と前記算出部に前記再提供サービスの料金と前記元サービスの予約のキャンセル料を求めさせる料金徴収確認部を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載のキャンセル料算出装置。
  8. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルを有するキャンセル料算出装置におけるキャンセル料算出方法であって、
    前記元サービスの開始時間から所定の時間が経過する前に、当該元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信ステップであって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信ステップにおいて受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出ステップと、
    を備えるキャンセル料算出方法。
  9. 予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルと、元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルとを有するキャンセル料算出装置におけるキャンセル料算出方法であって、
    前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定していない場合に、前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信ステップであって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信ステップと、
    前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出ステップと、
    を備えるキャンセル料算出方法。
  10. コンピュータを
    予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間の情報、および当該元サービスについての1組以上の内容と単価と予約数との組の情報を含み、当該予約数の合計が2以上である予約情報を格納する予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
    前記元サービスの開始時間および内容と単価と予約数との各組、および前記元サービスの各内容に基づいて提供される再提供サービスの各内容を利用する利用者が支払うべき再提供サービスの各単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信手段であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に前記元サービスの各単価に基づいて当該再提供サービスの各単価を求める当該送信手段、
    前記送信手段によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの各内容の予約数を含む再提供予約情報を、当該利用者端末から受信する受信手段、
    前記受信手段が利用者端末から再提供予約情報を受信した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの各単価と各予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記受信手段によって受信された再提供予約情報で特定される再提供サービスの各単価と当該再提供予約情報に含まれる各予約数とによって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出手段、
    として機能させるキャンセル料算出プログラム。
  11. コンピュータを
    予約がキャンセルされたサービスである元サービスの開始時間と内容と単価と2以上の予約数とを含む予約情報を格納する予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
    元サービスに基づいて提供される再提供サービスであって予約済の当該再提供サービスにおける1組以上の単価と予約数との組を含む再提供予約情報を格納する再提供予約情報テーブルを記憶する記憶手段、
    前記元サービスの開始時間と内容と単価、当該元サービスの予約数と前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる各予約数とに基づいて求められる再提供サービスの上限数、および当該再提供サービスを利用する利用者が支払うべき再提供サービスの単価を含む再提供サービス情報を利用者端末に送信する送信手段であって、当該再提供サービス情報を利用者端末に送信する時に当該送信時の時間および前記元サービスの開始時間と単価に基づいて当該再提供サービスの単価を求める当該送信手段、
    前記送信手段によって利用者端末に送信された再提供サービス情報で特定される再提供サービスであって当該利用者端末の利用者によって予約された当該再提供サービスの予約数を含む再提供予約情報を当該利用者端末から受信する毎に、当該再提供サービスの単価と当該再提供予約情報に含まれる予約数との組を前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に書き込む受信手段、
    前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に基づいて提供される再提供サービスについて予約の帰趨が確定した場合に、前記予約情報テーブルに格納されている予約情報に含まれる元サービスの単価と予約数とによって求められる元サービスの料金と、前記再提供予約情報テーブルに格納されている再提供予約情報に含まれる当該再提供サービスの単価と予約数の各組によって求められる再提供サービスの料金との差額に基づいて前記元サービスの予約のキャンセル料を求める算出手段、
    として機能させるキャンセル料算出プログラム。
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