以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[予約管理システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る予約管理システム1は、予約管理装置2と利用者端末3と施設端末4とを含む。予約管理装置2、利用者端末3、及び施設端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
予約管理装置2は、施設を検索するための検索条件を利用者端末3から受付可能であり、検索条件に基づく検索処理を実行して検索結果を利用者端末3に提示する。また、予約管理装置2は、検索結果に含まれる施設のうち利用者に選択された施設の予約処理を実行する。さらに、予約管理装置2は、施設ごとの予約方法(即予約、リクエスト予約)などに関する設定情報を管理する。以下、本実施形態では、予約管理システム1において、予約対象の施設が、飲食物を提供する飲食店である場合を例に挙げて説明する。なお、前記施設は、例えばホテル、カラオケ店、ボーリング場、卓球場、ゴルフ場、温泉施設、サービス提供施設(例えば美容院)、病院などの各種の施設であってもよい。
利用者端末3は、施設の検索及び予約を要求する利用者によって操作される情報処理装置である。施設端末4は、施設に配置され、施設の予約を管理する情報処理装置である。施設端末4は、施設の管理者によって操作される。予約管理システム1には、1又は複数の利用者端末3と、施設ごとに配置される複数の施設端末4とが含まれる。
本実施形態では、予約管理装置2単体が本発明に係る予約管理システムに相当するが、本発明に係る予約管理システムは、予約管理装置2、利用者端末3、及び施設端末4のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、予約管理装置2、利用者端末3、及び施設端末4の構成要素が協働して後述する各種の予約管理処理(図12参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る予約管理システムとして捉えることが可能である。例えば、予約管理装置2及び施設端末4が本発明に係る予約管理システムを構成してもよい。
[予約管理装置2]
図1に示されるように、予約管理装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーである。なお、予約管理装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、予約管理装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
通信I/F24は、予約管理装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して利用者端末3、施設端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、施設情報D1、予約状況情報D2、予約設定情報D3、予約受付情報D4などのデータが記憶される。施設情報D1には、検索対象及び予約対象の複数の飲食店に関する情報が含まれる。予約状況情報D2には、各飲食店の現時点における予約状況の情報が含まれる。予約設定情報D3には、飲食店ごとに設定される予約方法に関する情報が含まれる。予約受付情報D4には、予約対象の飲食店において受け付けられた予約に関する情報が含まれる。図2は施設情報D1の一例を示す図であり、図3は予約状況情報D2の一例を示す図であり、図4は予約設定情報D3の一例を示す図であり、図5は予約受付情報D4の一例を示す図である。また、記憶部22には、飲食店の店内、外観などを示す画像データ、飲食店の場所を示す地図データなども記憶されている。
図2に示されるように、施設情報D1には、飲食店ごとに、対応する「施設ID」、「施設名」、「エリア」、「ジャンル」、「住所」、「URL」などの情報が含まれる。前記施設IDは、飲食店の識別情報であり、前記施設名は、飲食店の名称である。前記エリアは、飲食店の所在地の地域名称などである。前記ジャンルは、飲食店で提供されるサービスの内容を識別可能な情報であって、例えば料理ジャンルを示す。前記住所は、飲食店の詳細な住所であり、当該飲食店の位置を示す情報として用いられる。前記URLは、飲食店のホームページ、予約ページなどのウェブページにアクセスするためのアクセス情報である。また、施設情報D1には、飲食店の利用について必要な平均的な金額として予め設定された金額(予算)の情報、飲食店の画像の識別情報などが含まれてもよい。
図3に示されるように、予約状況情報D2には、飲食店ごとに、対応する「施設ID」、「施設名」、「予約状況」などの情報が含まれる。前記予約状況は、飲食店の現在の予約状況(満席、空席など)を示す情報であり、「満席」又は「空席」が登録される。例えば、予約可能なテーブルが少なくとも1つある飲食店については「空席」が登録され、予約可能なテーブルが1つもない飲食店については「満席」が登録される。なお、飲食店に複数種類のテーブル、すなわち利用人数に応じた複数種類のテーブル(2人用テーブル、4人用テーブルなど)が配置される場合、当該飲食店の予約状況には、テーブルごとに「空席」又は「満席」が登録されてもよい。
ここで、利用者が飲食店を予約する予約方法には、飲食店を予約する際に当該飲食店への確認を要しない、又は、予約の申し込み完了と同時に予約が成立する即予約(即時予約ともいう。)と、飲食店を予約する際に当該飲食店への確認を要する、又は、予約の申し込み完了後に飲食店から利用者に予約の許否の回答を通知するリクエスト予約とがある。前記リクエスト予約では、飲食店が予約を許可した場合に予約が成立し、飲食店が予約を拒否した場合に予約が不成立となる。前記予約状況が「空席」である飲食店に対して利用者から予約が申し込まれた場合には、前記即予約が行われ、申し込みと同時に予約が成立する。これに対して、前記予約状況が「満席」である飲食店に対して利用者から予約が申し込まれた場合には、前記リクエスト予約が行われ、当該飲食店に予約許否の問い合わせ(予約要求)が通知される。例えば、利用者が予約を希望する飲食店に空席がある場合には利用者は即予約を行い、利用者が予約を希望する飲食店に空席がない場合(満席の場合)には利用者はリクエスト予約を行う。前記即予約は本発明の第1予約の一例であり、前記リクエスト予約は本発明の第2予約の一例である。
また、各飲食店では、予約方法を予め設定することが可能である。例えば、各飲食店は、前記即予約及び前記リクエスト予約のそれぞれの予約要求を受け付ける設定を行ったり、前記即予約の予約要求を受け付け、かつ前記リクエスト予約の予約要求を受け付けない設定を行ったりすることができる。例えば、前記リクエスト予約の予約要求を受け付ける設定を行った飲食店では、前記予約状況が「満席」になった場合、又は、現在の空席数が所定数未満になった場合に、利用者から前記リクエスト予約の予約要求を受け付け可能とする。この場合、前記リクエスト予約の予約要求を受け付けた飲食店では、例えば管理者が、当該予約を許可するか否かを決定する。また例えば、前記即予約の予約要求を受け付け、かつ前記リクエスト予約の予約要求を受け付けない設定を行った飲食店では、前記予約状況が「満席」になった場合には、利用者は当該飲食店を予約することができなくなる。
予約管理装置2は、利用者が設定する検索条件を満たす飲食店のうち、前記即予約が可能な飲食店、すなわち前記予約状況が「空席」の飲食店と、前記リクエスト予約の予約要求を受け付け可能な飲食店、すなわち前記予約状況が「満席」であってかつ前記リクエスト予約の予約要求を受け付ける設定をしている飲食店とを抽出して、当該利用者の利用者端末3に提示(出力)する。
図4に示されるように、予約設定情報D3には、飲食店ごとに、対応する「施設ID」、「施設名」、「即予約可能枠」、「リクエスト予約可能枠」などの情報が含まれる。前記即予約可能枠は、飲食店が即予約の予約要求を受け付け可能なテーブル(個室を含む)の数(在庫数)を示す情報である。前記リクエスト予約可能枠は、飲食店がリクエスト予約の予約要求を受け付け可能なテーブル(個室を含む)の数(予約受付可能数)を示す情報である。これらの予約可能枠は、テーブルの数以外にも座席単位であったり、美容院や病院の予約枠であったり、それらの担当者の指名枠であってもよい。すなわち、予約が可能な対象を含む場合は、施設または設備を問わない。前記即予約可能枠及び前記リクエスト予約可能枠は、飲食店の管理者が予め登録することが可能である。例えば、飲食店A1に5個のテーブルが配置されている場合において、飲食店A1の管理者が5個のテーブルについて即予約及びリクエスト予約の予約要求を受け付ける設定を行った場合、制御部21は、前記即予約可能枠及び前記リクエスト予約可能枠に「5」を登録する。また例えば、飲食店B1に6個のテーブルが配置されている場合において、飲食店B1の管理者が6個のテーブルについて即予約の予約要求を受け付け、リクエスト予約の予約要求を受け付けない設定を行った場合、制御部21は、前記即予約可能枠に「6」を登録し、前記リクエスト予約可能枠に「0」を登録する。
なお、管理者は、飲食店に配置されるテーブルのうち所定のテーブルに対して、即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を設定してもよい。例えば、飲食店A1に5個のテーブルが配置されている場合において、管理者が3個のテーブルについて即予約及びリクエスト予約の予約要求を受け付ける設定を行った場合、制御部21は、前記即予約可能枠及び前記リクエスト予約可能枠に「3」を登録する。なお、この場合、残りの2個のテーブルは、例えば予約をしないで来店する客(ウォークイン客)が利用可能なテーブルとなる。
予約管理装置2は、飲食店が即予約の予約要求を受け付ける設定を行っている場合に利用者から当該飲食店に対する即予約の予約要求を受け付け可能となり、飲食店がリクエスト予約の予約要求を受け付ける設定を行っている場合に利用者から当該飲食店に対するリクエスト予約の予約要求を受け付け可能となる。
予約受付情報D4は、施設情報D1に登録されている飲食店ごとに対応付けて記憶部22に記憶される。図5には、ある飲食店の予約受付情報D4を示している。図5に示されるように、予約受付情報D4には、「予約者名」、「利用人数」、「来店日」、「来店時間」、「テーブル」、「コース」などの情報が含まれる。前記予約者名は、予約を行った利用者の氏名である。前記利用人数は、来店する予定の利用者の人数である。前記来店日は、利用者が来店する予定日であり、前記来店時間は、利用者が来店する予定時刻である。前記テーブルは、利用者が利用するテーブルなどの利用対象物を識別する情報である。前記テーブルは、利用者が予約要求の際に選択してもよいし、飲食店が割り当ててもよい。前記コースは、利用者に提供されるサービスの内容を示す情報であって、例えば飲食内容のコース又は飲食内容が限定されない席のみ等の情報である。予約受付情報D4は、予約管理装置2の制御部21によって、施設端末4又は利用者端末3からの新規予約又は予約変更が受け付けられるごとに登録又は変更される。
なお、他の実施形態として、施設情報D1、予約状況情報D2、予約設定情報D3、及び予約受付情報D4の一部又は全部が、予約管理装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、予約管理装置2の制御部21は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の予約管理処理(図11参照)などの各処理を実行してもよい。
また、記憶部22には、利用者端末3に表示される予約サイト(例えば飲食店予約サイト)に含まれる、検索条件設定ページP1(図6参照)、検索結果ページP2(図7参照)、経路案内ページ(不図示)などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。また、記憶部22には、施設端末4に表示される予約管理サイト(例えば飲食店予約管理サイト)に含まれる、リクエスト予約受付ページP3(図8参照)、予約設定ページP4(図9参照),P5(図10及び図11参照),P6(図13及び図14参照),P7(図15参照)、などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。なお、本実施形態において、予約管理装置2の制御部21は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を利用者端末3及び施設端末4に送信することにより、利用者端末3及び施設端末4のそれぞれに前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、予約管理装置2の制御部21は、利用者端末3及び施設端末4のそれぞれに前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、利用者端末3の制御部31及び施設端末4の制御部41のそれぞれに前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。
なお、前記予約管理サイト及び前記予約サイトのそれぞれは、予め設定された一つのドメインに属するウェブページの集合体であってもよいが、例えば同一の予約管理装置2の記憶部22に記憶された複数のドメインに属するウェブページの集合体を前記予約管理サイト及び前記予約サイトとして捉えてもよい。また、前記予約管理サイト及び前記予約サイトのそれぞれに含まれる各種のページは、複数のサーバーに分散して記憶されたものであってもよい。
また、前記予約管理サイトは、飲食店の管理者が施設端末4においてログイン操作を行うことにより施設端末4に表示される。
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の予約管理処理(図12参照)を実行させるための予約管理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記予約管理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、予約管理装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより予約管理装置2を制御する。
ここで、即予約が可能な予約可能枠を多く設定している飲食店では、飲食店の管理者が予約可能枠の在庫を定期的にチェックするなど手間がかかる場合がある。このため、前記飲食店では、即予約の予約可能枠を設定することに消極的になり易い。しかし、即予約の予約可能枠が設定されなかったり、前記予約可能枠の数が少なくなると、利用者が即予約を利用し難くなったり、リクエスト予約を行う必要が生じたりして、利便性が低下する問題が生じる。これに対して、本実施形態に係る予約管理装置2では、飲食店を予約する利用者の利便性を向上させることが可能である。
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、受付処理部211、検索処理部212、予約処理部213、制限処理部214、提示処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記予約管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記予約管理プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
受付処理部211は、利用者端末3からエリア、利用日時(来店日、来店時間)、及び利用人数などの検索条件を含む検索要求を受け付ける。受付処理部211により受け付けられるエリア、利用日時、及び利用人数の各情報は、予約可能な飲食店を検索するために検索処理部212によって実行される検索処理で用いられる。
例えば、受付処理部211は、利用者端末3に検索条件設定ページP1(図6参照)を表示させる。検索条件設定ページP1には、希望のエリアを入力するエリア入力欄K11、希望の来店日を入力する来店日入力欄K12、希望の来店時間を入力する来店時間入力欄K13、利用人数を入力する利用人数入力欄K14、予約方法を設定する予約方法設定欄K15などが含まれる。利用者が前記予約方法を「即予約ができる店」に設定した場合、検索処理部212は、即予約が可能な飲食店(「空席」を有する飲食店)のみを検索対象とする。一方、利用者が前記予約方法を「指定なし」に設定した場合、検索処理部212は、即予約が可能な飲食店とリクエスト予約が可能な飲食店とを検索対象とする。
利用者が検索条件設定ページP1において前記各情報を入力して「決定」の決定ボタンK16を押下すると、受付処理部211は、利用者端末3から検索要求を受け付ける。
検索処理部212は、受付処理部211により前記検索要求が受け付けられた場合に飲食店を検索するための検索処理を実行する。具体的に、検索処理部212は、前記検索処理において、予約要求を受け付け可能な飲食店を検索する。例えば、前記予約方法が「即予約ができる店」に設定された場合には、検索処理部212は、予約処理部213により前記検索条件で即予約が可能な飲食店を検索する。一方、前記予約方法が「指定なし」に設定された場合には、検索処理部212は、予約処理部213により前記検索条件で即予約が可能な飲食店と、前記検索条件を満たし、リクエスト予約の予約要求を受け付ける設定をしている飲食店とを検索する。なお、以下では、検索条件設定ページP1において前記予約方法が「指定なし」に設定されているものとする。検索処理部212は、本発明の検索処理部の一例である。
また、検索処理部212は、予約設定情報D3の予約可能枠の設定状態(後述)に基づいて検索処理を実行する。例えば、検索処理部212は、即予約及びリクエスト予約の予約要求を受け付ける飲食店、及び、即予約の予約要求を受け付ける飲食店であって、現時点で空席を有する飲食店を検索する。また、検索処理部212は、即予約及びリクエスト予約の予約要求を受け付ける飲食店であって、現時点で満席である飲食店を検索する。なお、検索処理部212は、リクエスト予約の予約要求を受け付けない飲食店であって、現時点で満席である飲食店については検索対象から除外する。
検索処理部212が検索処理を実行すると、提示処理部215が検索結果を出力する。具体的に、提示処理部215は、前記検索結果を利用者端末3に送信することにより、検索結果ページP2(図7参照)を利用者端末3に表示させる。これにより、利用者端末3において、利用者は前記検索結果として表示される飲食店から、予約を希望する飲食店を選択することが可能となる。ここで、検索処理部212は、予約設定情報D3における即予約の予約可能枠が多い程、検索結果ページP2に表示する飲食店の優先順位を高くしてもよい。
検索結果ページP2には、前記検索条件を満たす各飲食店の情報(飲食店情報R1)が一覧表示される。各飲食店情報R1には、飲食店の概要、画像、飲食店の詳細ページを表示させるための詳細ボタンK22、リクエスト予約の予約要求を行うためのリクエスト予約ボタンK23、即予約を行うための即予約ボタンK24などが表示される。利用者は、検索結果ページP2に予約希望の飲食店がある場合に、対応する飲食店情報R1のリクエスト予約ボタンK23又は即予約ボタンK24を押下して予約要求を行う。一方、利用者は、検索結果ページP2に予約希望の飲食店がない場合には、条件変更ボタンK21を押下する。条件変更ボタンK21が押下されると、受付処理部211は、検索条件設定ページP1(図6参照)を再表示させて、利用者から検索条件の変更操作を受け付ける。
予約処理部213は、利用者から予約対象の飲食店の予約要求を受け付け、当該飲食店の予約が可能な場合に予約処理を実行する。予約処理部213は、前記予約処理において、予約対象の飲食店に対応する予約受付情報D4(図5参照)に予約内容を登録する。なお、予約処理部213は、予約受付情報D4に登録されている予約を利用者端末3の操作に応じて取り消すこと又は自動的に取り消すことも可能である。予約処理部213は、予約処理が完了すると、例えば予約完了メールを利用者端末3及び施設端末4に送信する。予約処理部213は、本発明の予約処理部の一例である。
ここで、利用者が検索結果ページP2(図7参照)において飲食店C1の即予約ボタンK24を押下した場合、予約処理部213は、当該予約要求を受け付けて飲食店C1の予約を成立させる。予約処理部213は、飲食店C1に対応する予約受付情報D4に予約内容を登録する。
これに対して、利用者が検索結果ページP2において飲食店B1のリクエスト予約ボタンK23を押下した場合、予約処理部213は、当該予約要求を受け付けて、飲食店B1の施設端末4にリクエスト予約に関する予約許否の問い合わせ(予約要求)を通知する。具体的には、予約処理部213は、飲食店B1の施設端末4にリクエスト予約受付ページP3(図8参照)を表示させる。リクエスト予約受付ページP3には、リクエスト予約の内容(来店日、来店時間、利用人数など)と、リクエスト予約を行った利用者の情報とが含まれる。飲食店B1の管理者は、リクエスト予約受付ページP3において、前記リクエスト予約を許可するか否かを決定する。例えば、前記管理者は、飲食店B1の予約状況、空席状況、予約しないで来店する客の来店状況などを考慮して、前記リクエスト予約を許可するか否かを判断する。前記管理者は、前記リクエスト予約を許可する場合は「許可する」の許可ボタンK31を押下し、前記リクエスト予約を許可しない場合には「許可しない」の拒否ボタンK32を押下する。前記管理者が許可ボタンK31を押下した場合、予約処理部213は、飲食店B1の施設端末4から前記リクエスト予約を許可する旨の回答を取得する。そして、予約処理部213は、飲食店B1の予約を成立させて、飲食店B1に対応する予約受付情報D4に予約内容を登録する。一方、前記管理者が拒否ボタンK32を押下した場合、予約処理部213は、飲食店B1の施設端末4から前記リクエスト予約を拒否する旨の回答を取得する。この場合、提示処理部215が、飲食店B1を予約できないことを示す情報(予約申し込み結果)を利用者に提示する。
制限処理部214は、飲食店に対する前記リクエスト予約の受け付けを制限する。具体的には、制限処理部214は、飲食店に設定される前記即予約可能枠(図4参照)の設定状態に基づいて当該飲食店に対する前記リクエスト予約の予約要求の受け付けを制限する。例えば、制限処理部214は、飲食店の施設端末4において管理者が予約方法(即予約、リクエスト予約)を設定して登録する際の登録処理を制御することにより、飲食店に対する前記リクエスト予約の受け付けを制限する。制限処理部214は、本発明の制限処理部の一例である。以下、具体例を挙げて説明する。
図9~図11には、飲食店の管理者が予約方法を設定登録するための予約設定ページP4,P5の一例を示している。例えば、管理者が施設端末4において前記予約管理サイトにログインすると、制御部21は、施設端末4に予約設定ページP4(図9参照)を表示させる。予約設定ページP4には、予約受付状況、予約方法などが日にちごとに登録された予約受付カレンダーが表示される。管理者は、予約設定ページP4において登録対象の日にちを選択する。ここでは、管理者が2020年4月16日を選択した場合を例に挙げる。なお、管理者が予約詳細ボタンK42を押下した場合、制御部21は、施設端末4に予約情報の詳細ページ(不図示)を表示させる。
管理者が2020年4月16日を選択すると、制御部21は、施設端末4に予約設定ページP5(図10参照)を表示させる。予約設定ページP5には、休業日に設定するための休業日設定欄K51、即予約を受け付けるか否かを設定する即予約設定欄K52、リクエスト予約を受け付けるか否かを設定するリクエスト予約設定欄K53などが含まれる。
例えば、管理者は、2020年4月16日を臨時休業日などの休業日に設定する場合に休業日設定欄K51を選択する。また、管理者は、2020年4月16日の即予約の予約要求を受け付ける場合に即予約設定欄K52の「受け付ける」を選択し、2020年4月16日の即予約の予約要求を受け付けない(禁止する)場合に即予約設定欄K52の「受け付けない」を選択する。また、管理者は、2020年4月16日のリクエスト予約の予約要求を受け付ける場合にリクエスト予約設定欄K53の「受け付ける」を選択し、2020年4月16日のリクエスト予約の予約要求を受け付けない(禁止する)場合にリクエスト予約設定欄K53の「受け付けない」を選択する。管理者が休業日、即予約、及びリクエスト予約のそれぞれについて設定した後、登録ボタンK54を押下すると、制御部21は、設定内容を2020年4月16日に関連付けて登録する。
制御部21は、前記設定内容を予約受付カレンダー(図9参照)に反映させる。また、制御部21は、即予約及びリクエスト予約の設定情報を予約設定情報D3(図4参照)に登録する。なお、例えば飲食店A1について管理者が即予約及びリクエスト予約を受け付ける設定を行った場合、制御部21は、予約設定情報D3の即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠のそれぞれに、飲食店A1に配置されるテーブルの数(例えば5個)を登録する。また、例えば飲食店B1について管理者が即予約を受け付け、リクエスト予約を受け付けない設定を行った場合、制御部21は、即予約可能枠に飲食店B1に配置されるテーブルの数(例えば6個)を登録し、リクエスト予約可能枠に「0」を登録する。
即予約及びリクエスト予約を受け付ける設定を行っている飲食店を検索処理部212が検索処理において抽出した場合、提示処理部215は、当該飲食店が空席を有する場合には検索結果ページP2(図7参照)に即予約ボタンK24を表示させ、当該飲食店が満席になった場合に検索結果ページP2にリクエスト予約ボタンK23を表示させる。また即予約を受け付け、リクエスト予約を受け付けない設定を行っている飲食店を検索処理部212が検索処理において抽出した場合、提示処理部215は、当該飲食店が空席を有する場合に検索結果ページP2に即予約ボタンK24を表示させ、当該飲食店が満席になった場合には検索結果ページP2から当該飲食店の情報(飲食店情報R1)を削除する。
ここで、例えば予約設定ページP5(図10参照)において、管理者が即予約設定欄K52の「受け付けない」を選択した場合、2020年4月16日の即予約の予約要求の受け付けが禁止される。この場合においてさらに管理者がリクエスト予約設定欄K53の「受け付ける」を選択したと仮定すると、2020年4月16日のリクエスト予約の予約要求の受け付けが許可される。このように、飲食店が即予約を受け付けないでリクエスト予約のみを受け付ける場合には、利用者は当該飲食店を予約するためには当該飲食店に対してリクエスト予約の予約要求を行って当該飲食店とやり取りを行わなければならず手間がかかる。
そこで、制限処理部214は、即予約について「受け付けない」に設定されている場合には、リクエスト予約について「受け付ける」に設定することを制限(禁止)する。例えば図11に示すように、管理者が予約設定ページP5において、即予約設定欄K52の「受け付けない」を選択し、かつリクエスト予約設定欄K53の「受け付ける」を選択した場合、制御部21は、登録ボタンK54を選択する操作の受け付けを禁止する。また、制御部21は、即予約の設定を促す所定のメッセージM1を予約設定ページP5に表示させる。なお、管理者が予約設定ページP5において即予約設定欄K52の「受け付けない」を選択した場合に、制御部21は、リクエスト予約設定欄K53の「受け付ける」を選択する操作を禁止してもよい。
制御部21は、即予約設定欄K52の「受け付けない」が設定された場合には、リクエスト予約設定欄K53の「受け付けない」の設定について登録を許可する。即予約及びリクエスト予約の受け付けない飲食店については、予約管理装置2は、例えば検索結果ページP2(図7参照)において、電話による予約を受け付け可能であることを示す情報を表示させる。なお、飲食店の管理者は、予約をしないで来店する客が利用できるように、即予約及びリクエスト予約を受け付けない設定を行う場合がある。
このように、制限処理部214は、飲食店が即予約を受け付ける設定を行っていることを条件として、当該飲食店がリクエスト予約を受け付ける設定を許可する。すなわち、制限処理部214は、飲食店に即予約に対応する少なくとも一つの予約可能枠が設定されている場合に、当該飲食店に対するリクエスト予約の受け付けを許可する。例えば、5個のテーブルが配置された飲食店A1の管理者が、即予約について「受け付ける」(図10参照)に設定し、即予約可能枠に1以上5以下の在庫数を設定した場合、制限処理部214は、飲食店A1に対するリクエスト予約の受け付けを許可する。
提示処理部215は、上述のように、検索処理部212による検索結果を利用者に提示する。例えば、提示処理部215は、検索結果ページP2(図7参照)を利用者端末3に表示させる。また、提示処理部215は、即予約ボタンK24及びリクエスト予約ボタンK23などを検索結果ページP2に表示させる。ここで、提示処理部215は、各飲食店情報R1において、テーブルごとに即予約ボタンK24及びリクエスト予約ボタンK23のいずれかを対応付けて表示させてもよい。例えば、提示処理部215は、利用者が検索結果ページP2の詳細ボタンK22を押下した場合に、テーブルごとに即予約ボタンK24及びリクエスト予約ボタンK23のいずれかを対応付けた詳細ページを表示させてもよい。このように、提示処理部215は、検索結果において、飲食店ごとに、即予約ボタンK24及びリクエスト予約ボタンK23の少なくともいずれかを表示させる。提示処理部215は、本発明の提示処理部の一例である。
また、提示処理部215は、飲食店において即予約の予約可能枠の全ての予約が確定された場合(満席になった場合)に、即予約ボタンK24をリクエスト予約ボタンK23に変更してもよい。即予約ボタンK24は本発明の第1受付部の一例であり、リクエスト予約ボタンK23は本発明の第2受付部の一例である。
また、予約処理部213がリクエスト予約の予約要求を受け付けた飲食店からリクエスト予約を拒否する旨の回答を取得した場合に、提示処理部215は、当該飲食店を予約できないことを示す情報(予約申し込み結果)を利用者に提示する。利用者は、前記予約申し込み結果を取得すると、例えば検索条件を変更して再検索を行う。
[利用者端末3]
図1に示されるように、利用者端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。利用者端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
通信I/F34は、利用者端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約管理装置2、施設端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って予約管理装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約管理装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。なお、記憶部32には、地図データ等の他の情報が記憶されていてもよい。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末3を制御する。
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、予約管理装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を予約管理装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、利用者端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約管理装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
具体的に、利用者端末3では、予約管理システム1で提供される予約サービスの前記予約サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、予約管理装置2から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記予約サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末3に予約管理装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末3の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記予約サイトのウェブページが表示される。そして、利用者は、利用者端末3を操作することにより、前記予約サイトの検索条件設定ページP1(図6参照)において所望の検索条件を設定して飲食店の検索を要求し、検索結果ページP2(図7参照)を閲覧することができる。さらに利用者は、検索結果として提示された飲食店の中から所望の飲食店を選択して予約(即予約、リクエスト予約)の申し込み(予約要求)を行うことができる。
[施設端末4]
図1に示されるように、施設端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。施設端末4は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、施設端末4は、予約管理装置2と同一の機能をさらに備えてもよいし、予約管理装置2と一体の情報処理装置であってもよい。
通信I/F44は、施設端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して予約管理装置2、利用者端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するHDD、SSD又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部42には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTPなどの通信プロトコルに従って予約管理装置2などの外部装置との間で通信処理を制御部41に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約管理装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
また、記憶部42には、飲食店に対応する予約を管理する予約管理情報(不図示)が記憶される。前記予約管理情報には、予約者名、利用人数、来店日、来店時間、テーブル、コースなどの情報が含まれる。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより施設端末4を制御する。
具体的に、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。ブラウザ処理部411は、予約管理装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部43に表示させ、操作表示部43に対する操作を予約管理装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、施設端末4は、制御部41によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約管理装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
例えば、施設端末4では、予約管理システム1で提供される前記予約管理サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部41が、予約管理装置2から前記予約管理サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部43に前記予約管理サイトのウェブページを表示させる。例えば、飲食店の管理者が施設端末4において前記予約管理サイトにログインすると、予約管理装置2の制御部21は、施設端末4に予約設定ページP4,P5,P6,P7のデータを出力する。これにより、制御部41は、操作表示部43に予約設定ページP4(図9参照),P5(図10及び図11参照),P6(図13及び図14参照),P7(図15参照)を表示させる。
図10に示す予約設定ページP5において飲食店の管理者が休業日、即予約、及びリクエスト予約のそれぞれについて設定して登録ボタンK54を押下した場合、制御部41は、設定内容に応じた設定情報を予約管理装置2に出力する。
ここで、管理者が予約設定ページP5(図10参照)において即予約及びリクエスト予約について「受け付けない」を選択した場合、予約管理装置2の制御部21は、登録ボタンK54を選択する操作の受け付けを禁止する。すなわち、制御部21は、即予約及びリクエスト予約を共に「受け付けない」に設定することを禁止する。この場合、制御部41は、例えば登録ボタンK54を無効化して表示させる(図11参照)。また、制御部21は、所定のメッセージM1のデータを施設端末4に出力する。これにより、制御部41は、メッセージM1を予約設定ページP5に表示させる(図11参照)。
また、例えば、利用者が利用者端末3に表示される検索結果ページP2(図7参照)において所望の飲食店に対してリクエスト予約の予約要求を行った場合に、予約管理装置2の予約処理部213は、当該飲食店の施設端末4に予約許否の問い合わせ(予約要求)を通知する。具体的には、予約処理部213は、前記飲食店の施設端末4にリクエスト予約受付ページP3のデータを出力する。これにより、制御部41は、操作表示部43にリクエスト予約受付ページP3(図8参照)を表示させる。
リクエスト予約受付ページP3において飲食店の管理者が「許可する」の許可ボタンK31を押下した場合、制御部41は、前記リクエスト予約を許可する旨の回答を予約管理装置2に出力する。一方、リクエスト予約受付ページP3において飲食店の管理者が「許可しない」の拒否ボタンK32を押下した場合、制御部41は、前記リクエスト予約を拒否する旨の回答を予約管理装置2に出力する。
また、制御部41は、予約管理装置2において即予約又はリクエスト予約に対応する予約処理が完了すると、予約管理装置2から予約完了メールを取得する。制御部41は、前記予約完了メールを取得すると、前記予約管理情報に予約内容を登録する。
[予約管理処理]
以下、図12を参照しつつ、予約管理システム1において実行される予約管理処理について説明する。具体的に、本実施形態では、予約管理装置2の制御部21によって前記予約管理処理が実行される。また、制御部21は、施設端末4各々からのアクセスに応じて施設端末4各々に対応して予約管理処理を並行して実行することが可能である。なお、制御部21は、施設端末4の所定の操作によって予約管理処理を途中で終了することがある。
なお、本発明は、前記予約管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する予約管理方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記予約管理処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記予約管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記予約管理処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーによって当該予約管理処理における各ステップが分散して実行される予約管理方法も他の実施形態として考えられる。
先ず、ステップS11において、制御部21は、施設端末4から飲食店の予約方法を設定登録する対象日を取得したか否かを判定する。例えば、管理者が施設端末4において前記予約管理サイトにログインすると、制御部21は、施設端末4に予約設定ページP4(図9参照)を表示させる。制御部21は、例えば、予約設定ページP4の予約受付カレンダーにおいて管理者が予約方法の設定登録の対象日を選択したか否かを判定する。管理者が予約受付カレンダーにおいて特定の日にちを選択した場合に、制御部21は、前記対象日を取得したと判定する。制御部21は、前記対象日を取得するまで待機する(S11:No)。
ステップS12において、制御部21は、予約設定情報D3(図4参照)から設定情報を取得する。具体的には、制御部21は、予約設定情報D3から、対象となる飲食店に対応する即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を含む設定情報を取得する。予約方法の設定が既に行われている場合には、予約設定情報D3の即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠に1以上の在庫数が登録されており、予約方法の設定が未だ行われていない場合には、予約設定情報D3の即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠に「0」が登録されている。
ステップS13において、制御部21は、即予約の設定を受け付けたか否かを判定する。具体的には、管理者が予約受付カレンダー(図9参照)において予約方法の設定登録の対象日を選択した場合に、制御部21は、施設端末4に予約設定ページP5(図10参照)を表示させる。管理者が予約設定ページP5において即予約の「受け付ける」を選択した場合に、制御部21は、即予約の設定を受け付けたと判定する。制御部21が即予約の設定を受け付けたと判定した場合(S13:Yes)、処理はステップS14に移行する。一方、制御部21が即予約の設定を受け付けていないと判定した場合(S13:No)、処理はステップS15に移行する。管理者が予約設定ページP5において即予約の「受け付けない」を選択した場合、又は、即予約の「受け付ける」及び「受け付けない」のいずれも選択していない場合に、制御部21は、即予約の設定を受け付けていないと判定する。
ステップS14では、制御部21は、即予約の設定情報を取得する。具体的には、制御部21は、予約設定ページP5において即予約が設定されたことを示す情報を取得する。また、制御部21は、即予約可能枠を取得する。例えば、制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1において即予約の設定を受け付けた場合に、テーブルの数(「5」)を即予約可能枠として取得する。また、管理者が即予約可能枠を入力する操作を行った場合には、制御部21は、入力された数を即予約可能枠として取得する。
ステップS15では、制御部21は、リクエスト予約の設定を受け付けたか否かを判定する。具体的には、管理者が予約設定ページP5においてリクエスト予約の「受け付ける」を選択した場合に、制御部21は、リクエスト予約の設定を受け付けたと判定する。制御部21がリクエスト予約の設定を受け付けたと判定した場合(S15:Yes)、処理はステップS16に移行する。一方、制御部21がリクエスト予約の設定を受け付けていないと判定した場合(S15:No)、処理はステップS17に移行する。管理者が予約設定ページP5においてリクエスト予約の「受け付けない」を選択した場合、又は、リクエスト予約の「受け付ける」及び「受け付けない」のいずれも選択していない場合に、制御部21は、リクエスト予約の設定を受け付けていないと判定する。
ステップS16では、制御部21は、リクエスト予約の設定情報を取得する。具体的には、制御部21は、予約設定ページP5においてリクエスト予約が設定されたことを示す情報を取得する。また、制御部21は、リクエスト予約可能枠を取得する。例えば、制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1においてリクエスト予約の設定を受け付けた場合に、テーブルの数(「5」)をリクエスト予約可能枠として取得する。また、管理者がリクエスト予約可能枠を入力する操作を行った場合、制御部21は、入力された数をリクエスト予約可能枠として取得する。
ここで、管理者が即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を入力する操作の一例を説明する。図13は、前記予約管理サイトに含まれる予約設定ページP6の一例を示す図である。飲食店A1の管理者が予約受付カレンダーにおいて予約方法の設定登録の対象日を選択した場合に、制御部21は、施設端末4に予約設定ページP6(図13参照)を表示させる。また、制御部21は、予約設定ページP6において、飲食店に配置されるテーブルごとに、即予約を受け付けるか否かを設定する即予約設定欄K62と、リクエスト予約を受け付けるか否かを設定するリクエスト予約設定欄K63とを対応付けて表示させる。管理者は、テーブルごとに即予約及びリクエスト予約のそれぞれについて受け付けるか否かを設定することが可能である。制御部21は、即予約を受け付けるテーブルの合計数を即予約可能枠として算出し、リクエスト予約を受け付けるテーブルの合計数をリクエスト予約可能枠として算出する。このようにして、制御部21は、即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を取得する。
ステップS17において、制御部21は、利用者から登録操作を受け付けたか否かを判定する。具体的には、管理者が予約設定ページP5,P6において登録ボタンK54を押下した場合に、制御部21は、登録操作を受け付けたと判定する。制御部21が登録操作を受け付けたと判定した場合(S17:Yes)、処理はステップS18に移行する。一方、制御部21が登録操作を受け付けていないと判定した場合(S17:No)、処理はステップS13に戻る。制御部21は、管理者が登録ボタンK54を押下するまで、即予約の設定操作とリクエスト予約の設定操作とを受け付ける(S17:No)。
ステップS18では、制御部21は、1以上の即予約の予約可能枠があるか否かを判定する。例えば、ステップS12において取得した設定情報の即予約可能枠が1以上である場合に、制御部21は、1以上の即予約の予約可能枠があると判定する。また例えば、ステップS14において取得した設定情報の即予約可能枠が1以上である場合に、制御部21は、1以上の即予約の予約可能枠があると判定する。ステップS12において取得した即予約可能枠及びステップS14において取得した即予約可能枠の少なくともいずれかが1以上である場合に、制御部21は、1以上の即予約の予約可能枠があると判定する。一方、ステップS12において取得した即予約可能枠及びステップS14において取得した即予約可能枠の両方が「0」である場合に、制御部21は、1以上の即予約の予約可能枠がないと判定する。制御部21が1以上の即予約の予約可能枠があると判定した場合(S18:Yes)、処理はステップS19に移行する。一方、制御部21が1以上の即予約の予約可能枠がないと判定した場合(S18:No)、処理はステップS20に移行する。
ステップS19において、制御部21は、予約方法に関する設定情報を登録する。具体的には、制御部21は、即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を予約設定情報D3(図4参照)に登録する。例えば、制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1において即予約の設定を受け付けた場合に(図10参照)、即予約可能枠に「5」を登録する。また制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1においてリクエスト予約の設定を受け付けた場合に(図10参照)、リクエスト予約可能枠に「5」を登録する。
また例えば、制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1においてテーブルT1,T2,T3に対して即予約の設定を受け付けた場合に(図13参照)、即予約可能枠に「3」を登録する。また制御部21は、5個のテーブルを有する飲食店A1においてテーブルT1,T2,T4,T5に対してリクエスト予約の設定を受け付けた場合に(図13参照)、リクエスト予約可能枠に「4」を登録する。
なお、制御部21は、ステップS12において取得した即予約可能枠に1以上の在庫数が登録されている場合において、ステップS14において1以上の即予約可能枠を取得した場合には、予約設定情報D3の即予約可能枠を更新する。同様に、制御部21は、ステップS12において取得したリクエスト予約可能枠に1以上の在庫数が登録されている場合において、ステップS16において1以上のリクエスト予約可能枠を取得した場合には、予約設定情報D3のリクエスト予約可能枠を更新する。
これに対して、ステップS20では、制御部21は、予約方法に関する設定情報の登録を拒否(禁止)する。具体的には、制御部21は、即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠を予約設定情報D3(図4参照)に登録する処理を実行しない。例えば、ステップS12において取得した即予約可能枠に「0」が登録されている場合において、5個のテーブルを有する飲食店A1において即予約の設定を受け付けずに、リクエスト予約の設定のみを受け付けた場合に(図11参照)、制御部21は、前記登録処理を禁止する。
また、例えば、ステップS12において取得した即予約可能枠に「0」が登録されている場合において、5個のテーブルを有する飲食店A1においてテーブルT1~T5に対して即予約の設定を受け付けずに、テーブルT2,T3,T4に対してリクエスト予約の設定を受け付けた場合に(図14参照)、制御部21は、前記登録処理を禁止する。
制御部21は、前記登録処理を禁止する場合、登録ボタンK54,K64を選択する操作の受け付けを禁止する(図11、図14参照)。また、制御部21は、即予約の設定を促すメッセージM1を施設端末4に表示させる(図11、図14参照)。ステップS20の後、処理はステップS13に移行する。すなわち、制御部21は、即予約の即予約可能枠が「0」の場合には、少なくとも一つの即予約可能枠が設定されるまでステップS13~S20の処理を繰り返す。制御部21は前記設定情報を予約設定情報D3(図4参照)に登録した場合に前記予約管理処理を終了する。以上のようにして、制御部21は、前記予約管理処理を実行する。ステップS18~S20は、本発明の制限ステップの一例である。
前記予約管理処理により、予約設定情報D3(図4参照)に飲食店ごとに即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠が登録される。予約管理装置2は、予約設定情報D3に登録される即予約可能枠の設定状態に基づいて、利用者からのリクエスト予約の予約要求の受け付けを許可又は拒否する。具体的には例えば、制限処理部214は、予約設定情報D3における即予約可能枠及びリクエスト予約可能枠の登録処理を禁止することにより、利用者からのリクエスト予約の予約要求の受け付けを拒否する。すなわち、1以上の即予約可能枠が設定されていない飲食店については、リクエスト予約の設定を禁止することにより、利用者から当該飲食店に対するリクエスト予約の予約要求の受け付けを禁止する。一方、1以上の即予約可能枠が設定されている飲食店については、リクエスト予約の設定を許可することにより、利用者から当該飲食店に対するリクエスト予約の予約要求の受け付けを許可する。
以上説明したように、本実施形態に係る予約管理装置2は、飲食店に設定される即予約に対応する即予約可能枠の設定状態に基づいて当該飲食店に対するリクエスト予約の受け付けを制限する構成を有する。具体的には、予約管理装置2は、例えば利用者から即予約の予約要求を受け付けない設定を行っている飲食店については、リクエスト予約の予約要求の受け付けを制限(禁止)する。また、予約管理装置2は、利用者から即予約の予約要求を受け付ける設定を行っている飲食店については、リクエスト予約の予約要求の受け付けを許可する。この構成によれば、即予約を受け付ける飲食店を増やすことができる。また、飲食店に対して即予約の設定を促すことができる。また、即予約が可能な多くの飲食店の情報を利用者に提示することができる。これにより、利用者は即予約が可能な多くの飲食店の情報を含む検索結果を取得することができるため、利用者はリクエスト予約よりも即予約による予約を行い易くなる。よって、飲食店を予約する利用者の利便性を向上させることが可能となる。
また、利用者はリクエスト予約、再検索などの操作を繰り返し行う必要がないため、検索処理及び予約処理に関する通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
本発明の予約管理システムは、上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態として、制御部21は、以下に示すように、予約に関して貢献度の高い飲食店について、リクエスト予約の受け付けを許可する構成としてもよい。
例えば、制御部21(制限処理部214)は、飲食店に対して1以上の即予約可能枠が設定されており、かつ即予約の予約数又は予約率が閾値以上である場合に、当該飲食店に対するリクエスト予約の受け付けを許可する。例えば、飲食店A1において即予約可能枠「5」のうち予約数が「3」以上である場合、又は予約率(即予約可能枠に対する予約数の割合)が50%以上の場合に、制御部21は、予約設定ページP5,P6においてリクエスト予約を受け付ける設定を許可する。
また例えば、制御部21(制限処理部214)は、飲食店に対して所定時間以上、少なくとも一つの即予約可能枠が設定されている場合に、当該飲食店に対するリクエスト予約の受け付けを許可する。例えば、飲食店A1に対して所定時間(例えば24時間)、少なくとも1以上の即予約可能枠が設定登録されている場合に、制御部21は、予約設定ページP5,P6においてリクエスト予約を受け付ける設定を許可する。
ここで、定員数が少ないテーブルについて即予約を受け付ける設定を行っている場合、定員数が多いテーブルについて即予約を受け付ける設定を行っている場合と比較して予約に関する貢献度が低いと言える。そこで、制御部21(制限処理部214)は、飲食店に対して少なくとも二人以上で利用可能なテーブル(定員数が二人以上のテーブル)の即予約可能枠が設定されている場合に、当該飲食店に対するリクエスト予約の受け付けを許可してもよい。例えば、飲食店A1において定員数が一人のテーブルT1について即予約を受け付ける設定を行っており、定員数が二人以上のテーブルT2~T5について即予約を受け付ける設定を行っていない場合には、制御部21は、リクエスト予約を受け付ける設定を禁止する。一方、例えば、飲食店A1において定員数が二人以上のテーブルT2~T5の少なくともいずれかについて即予約を受け付ける設定を行っている場合には、制御部21は、リクエスト予約を受け付ける設定を許可する。
また、他の実施形態として、制御部21(制限処理部214)は、リクエスト予約に対応するリクエスト予約可能枠の設定数を制御してもよい。具体的には、制御部21は、即予約可能枠に応じた数のリクエスト予約可能枠の設定を許可する。例えば、即予約可能枠が「3」に設定されている場合、制御部21は、リクエスト予約可能枠の設定可能な上限数を「3」とする。
また例えば、制御部21は、即予約の予約数又は予約率に応じた数のリクエスト予約可能枠の設定を許可してもよい。例えば、飲食店A1において即予約の予約数が「4」に設定されている場合に、制御部21は、リクエスト予約可能枠の設定可能な上限数を「4」とする。また、飲食店A1において即予約の予約率が50%の場合に、制御部21は、リクエスト予約可能枠の設定率(テーブル合計数に対するリクエスト予約可能枠の割合)の上限値を「50%」とする。
また、他の実施形態として、制御部21は、図9に示す予約設定ページP4において飲食店A1の管理者が設定カレンダーボタンK41を押下した場合に、施設端末4に予約設定カレンダーを含む予約設定ページP7(図15参照)を表示させてもよい。制御部21は、予約設定ページP7に、テーブルごと及び日にちごとに、即予約を受け付けるか否かを設定する即予約設定欄K72と、リクエスト予約を受け付けるか否かを設定するリクエスト予約設定欄K73とを対応付けて表示させる。また、制御部21は、全てのテーブルに対して即予約及びリクエスト予約を一括して設定可能な一括設定欄K75を日にちごと表示させる。この構成によれば、管理者は、日にちごとに即予約及びリクエスト予約のそれぞれの設定を行って登録ボタンK74を押下することにより設定情報を登録することが可能となる。なお、管理者が予約設定ページP7において受付カレンダーボタンK71を押下した場合、制御部21は、図9に示す予約設定ページP4を施設端末4に表示させる。制御部21は、予約設定ページP7において設定された設定情報を予約設定ページP4に反映する。
本発明に係る予約管理システムは、利用者から施設を予約する際に当該施設への確認を要しない第1予約と、施設を予約する際に当該施設への確認を要する第2予約とを受け付け可能な予約処理部と、施設に設定される前記第1予約に対応する予約可能枠の設定状態に基づいて当該施設に対する前記第2予約の受け付けを制限する制限処理部と、を備えるシステムとして構成されてもよい。また、本発明に係る予約管理方法は、利用者から施設を予約する際に当該施設への確認を要しない第1予約と、施設を予約する際に当該施設への確認を要する第2予約とを受け付け可能な予約ステップと、施設に設定される前記第1予約に対応する予約可能枠の設定状態に基づいて当該施設に対する前記第2予約の受け付けを制限する制限ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法であってもよい。