JP6733426B2 - 色変換テーブル生成装置、色変換テーブル生成方法、及び、色変換テーブル生成プログラム - Google Patents

色変換テーブル生成装置、色変換テーブル生成方法、及び、色変換テーブル生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成する技術に関する。
入力色をインクジェットプリンターに依存する出力色空間の色に変換するため、入力色空間の座標値と複数種類のインクの使用量との対応関係を規定した色変換テーブルが使用されている。プリンターで使用されるインクセットは、例えば、C(シアン)インク、M(マゼンタ)インク、Y(イエロー)インク、及び、K(ブラック)インクを含む。被印刷物(print substrate)に形成されるKインクのドットは、濃色を再現する場合に画質を向上させることができる一方、淡色を再現する場合には粒状感を生じさせることがある。そこで、入力色空間のうち淡色の領域でKインクが使用されないように色変換テーブルが生成されている。
色変換テーブルには入力色空間における位置を表す格子点が設定され、これらの格子点に複数種類のインクの使用量が対応付けられている。例えば、入力色がR(レッド)、G(グリーン)、及び、B(ブルー)の3色であって、R,G,Bの各軸方向に17個ずつ格子点が設定されている場合、色変換テーブルの格子点数は173個となる。
尚、参考例として、特許文献1には、インクドットの粒状性を示す粒状性指数を含む目的関数の値が低くなるようにインク使用量が選択された色変換プロファイルが示されている。
特開2012−129912号公報
C、M、Y、及び、Kのインクを使用して高画質の印刷画像を得るための色変換テーブルを生成する際には、各格子点について、印刷画像の画質を考慮しながら、Kインクを使用するか否かを設定したうえ、C、M、Y、及び、Kのインクの使用量を決める必要がある。上述したように色変換テーブルには多数の格子点があるため、ユーザーが各格子点についてKインクを使用するか否かを設定したうえでインク使用量を決める作業を行うと、時間がかかる。
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターのための色変換テーブルを生成する場合に限らず、種々の色材で入力色を再現するための色変換テーブルを生成する場合にも存在する。
本発明の目的の一つは、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する技術を提供することにある。
上記目的の一つを達成するため、本発明は、入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成装置であって、
前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける境界位置設定部と、
前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する使用可否決定部と、
前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する使用量設定部と、を備える、態様を有する。
また、本発明は、入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成方法であって、
前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける工程と、
前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する工程と、
前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する工程と、を含む、態様を有する。
さらに、本発明は、入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成するための色変換テーブル生成プログラムであって、
前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける境界位置設定機能と、
前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する使用可否決定機能と、
前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する使用量設定機能と、をコンピューターに実現させる、態様を有する。
上述した態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する技術を提供することができる。
色変換テーブル生成装置の構成例を模式的に示すブロック図。 図2Aは入力色空間の例を立方体として模式的に示す図、図2Bは図2Aに示す入力色空間を例として六角柱状に変形して模式的に示す図。 色変換テーブル生成処理の例を示すフローチャート。 図4Aはインク打ち込み量の例を模式的に示す図、図4Bはインク量上限の例を模式的に示す図。 発生開始位置設定画面の例を模式的に示す図。 関数設定画面の例を模式的に示す図。 図7Aは既定軸の位置を表す入力値からインク使用量を求める関数の例を模式的に示す図、図7Bは形状パラメータ設定値とゲインとの関係の例を模式的に示す図。 特定色材使用可否決定処理の例を示すフローチャート。 図9Aはインク発生位置を結ぶ三角形を設定した例を模式的に示す図、図9Bは図9Aの白点側から三角形を見た例を模式的に示す図、図9Cは三角形を含む平面の方程式の例を模式的に示す図。 図10Aは入力色空間に四面体を設定する例を模式的に示す図、図10Bは四面体に格子点が含まれるか否かを判断する例を説明するための模式図、図10Cは特定色材を使用するか否かを判断する例を説明するための模式図。 特定色材使用量決定処理の例を示すフローチャート。 図12Aは入力色空間の格子点の位置における特定色材の使用量を設定する例を模式的に示す図、図12Bは特定色材の使用量を補間する例を模式的に示す図。 色変換テーブルの例を模式的に示す図。 図14Aは4次元入力色空間の例を模式的に示す図、図14Bは4次元入力色空間の各頂点の呼称例を模式的に示す図。 発生開始位置設定画面の例を模式的に示す図。 関数設定画面の例を模式的に示す図。 4次元入力色空間の格子点の位置における特定色材の使用量を設定する例を模式的に示す図。 色変換テーブルの例を模式的に示す図。 媒介変数pを求める式の例を示す図。 発生終了位置設定画面の例を模式的に示す図。 関数設定画面の例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本技術の概要:
まず、図1〜19に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
[背景]
色変換テーブルの生成時に、インクの使用量の制御を必要とする場合がある。例えば、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)を少なくとも含む複数色のインクを使用する場合において、比較的濃いKインクのドットによる粒状感を改善するためにKインクの使用量を制御することがある。
既知の類似技術として、ICC(International Color Consortium)プロファイルのBtoAデータの生成時におけるKインクの発生制御がある。しかし、これは入力色空間であるCMYK色空間の次元数(4次元)と、ICCプロファイル作成時の色彩値空間(3次元)の次元数と、の差異を利用した技術であり、入力色空間がRGB(レッド、グリーン、及び、ブルー)色空間である色変換テーブルの作成には転用することができない。
また、ユーザーが個々の格子点単位でインク使用量を指定することは、制御性が非常に高いものの、作業が煩雑であるため現実的ではない。
本技術は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、ユーザーが格子点のインク発生を設定する手間を削減することと、実用上において効果的である制御性と、を実現可能である。
尚、インクの種類が異なってもインク使用量を制御するアルゴリズムには実質的な差異はなく、いずれの種類のインクでも同様の手法を適用することができる。
[態様1]
図1,2,13,18に例示される色変換テーブル生成装置100は、境界位置設定部U1、使用可否決定部U2、及び、使用量設定部U3を備え、入力色空間CS1の座標値(図13の例ではRj,Gj,Bj)と複数種類の色材(例えばC、M、Y、及び、Kのインク)の使用量(図13の例ではCj,Mj,Yj,Kj)との対応関係を規定した色変換テーブル400を生成する。前記境界位置設定部U1は、前記入力色空間CS1に設けられた既定軸A0(図2B,14A参照)において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材(例えばKインク)の使用が開始されるか終了する境界位置(例えば発生位置420)の設定を受け付ける。前記使用可否決定部U2は、前記既定軸A0における前記境界位置(420)に基づいて、前記対応関係を規定する格子点GD0(例えば図10B,17に例示する格子点GD2)において前記特定色材を使用するか否かを決定する。前記使用量設定部U3は、前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点GD0における前記特定色材の使用量を設定する(図12A,12B,17参照)。
上記態様1では、ユーザーが入力色空間CS1に設けられた既定軸A0において特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置(420)を設定すると、対応関係を規定する格子点GD0において特定色材を使用するか否かが決定される。これにより、ユーザーは、全格子点GD0について特定色材を使用するか否かを設定する必要が無くなる。前記格子点GD0において特定色材を使用すると決定された場合、前記格子点GD0における特定色材の使用量が設定される。従って、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する色変換テーブル生成装置を提供することができる。
ここで、前記入力色空間は、RGB色空間、CMY(シアン、マゼンタ、及び、イエロー)色空間、CMYK色空間、等を含む。
前記色材は、インク、トナー、等を含む。
前記特定色材は、境界位置が特定色材の使用が開始される位置である場合、CMYKの4色の色材に含まれるKの色材、Cよりも低濃度のLc(ライトシアン)やMよりも低濃度のLm(ライトマゼンタ)とCMYの4色以上の色材に含まれるCやMの色材、Yよりも高濃度のDy(ダークイエロー)とCMYの4色以上の色材に含まれるDyの色材、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)とCMYKの5色以上の色材に含まれるKやLkの色材、Or(オレンジ)やGr(グリーン)とCMYの4色以上の色材に含まれるOrやGrの色材、等を含む。また、前記特定色材は、境界位置が特定色材の使用が終了する位置である場合、LcやLmとCMYの4色以上の色材に含まれるLcやLmの色材、DyとCMYの4色以上の色材に含まれるYの色材、LkとCMYKの5色以上の色材に含まれるLkの色材、等を含む。
格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
[態様2]
ところで、図12A,17に例示するように、前記使用量設定部U3は、前記既定軸A0の位置を表す値から色材の使用量を表す値を求める関数460を用いることにより、前記格子点GD0における前記特定色材の使用量を設定してもよい。これにより、格子点GD0における特定色材の使用量が容易に設定される。すなわち、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルをさらに容易に生成する技術を提供することができる。
[態様3]
図6,16に例示するように、前記使用量設定部U3は、前記特定色材の使用量の設定に用いる関数460の設定を受け付ける関数設定部U4を有してもよい。これにより、ユーザーは、格子点GD0における特定色材の使用量を所望の使用量に設定することができる。すなわち、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルをさらに容易に生成する技術を提供することができる。
[態様4]
図2Bに例示するように、前記既定軸A0は、
前記入力色空間CS1において白点Wから黒点Dに至るグレー軸A0gray、
前記入力色空間CS1において白点Wからイエロー純色点Yを通って黒点Dに至るY経由軸A0y、
前記入力色空間CS1において白点Wからレッド純色点Rを通って黒点Dに至るR経由軸A0r、
前記入力色空間CS1において白点Wからマゼンタ純色点Mを通って黒点Dに至るM経由軸A0m、
前記入力色空間CS1において白点Wからブルー純色点Bを通って黒点Dに至るB経由軸A0b、
前記入力色空間CS1において白点Wからシアン純色点Cを通って黒点Dに至るC経由軸A0c、及び、
前記入力色空間CS1において白点Wからグリーン純色点Gを通って黒点Dに至るG経由軸A0g
の中から選ばれる複数の軸を含んでもよい。前記境界位置設定部U1は、前記複数の軸のそれぞれについて前記境界位置(420)の設定を受け付けてもよい。前記使用可否決定部U2は、前記複数の軸のそれぞれにおける前記境界位置(420)に基づいて、前記格子点GD0において前記特定色材を使用するか否かを決定してもよい。既定軸A0が前記複数の軸を含むことにより、出力画像の画質を向上させるように色変換テーブル400を生成することができる。すなわち、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する好適な技術を提供することができる。
[態様5]
図9A,12Aに例示するように、前記既定軸A0は、前記グレー軸A0gray、前記Y経由軸A0y、前記R経由軸A0r、前記M経由軸A0m、前記B経由軸A0b、前記C経由軸A0c、及び、前記G経由軸A0gの中から選ばれる第一選択軸A1、第二選択軸A2、及び、第三選択軸A3を含んでもよい。前記使用可否決定部U2は、前記入力色空間CS1において、前記第一選択軸A1における前記境界位置(図12Aでは発生位置Pb)、前記第二選択軸A2における前記境界位置(図12Aでは発生位置Pc)、及び、前記第三選択軸A3における前記境界位置(図12Aでは発生位置Pgray)を結ぶ三角形TR0と、前記格子点GD0と、の位置関係に基づいて、前記格子点GD0において前記特定色材を使用するか否かを決定してもよい。本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成するさらに好適な技術を提供することができる。
[態様6]
図12Aに例示するように、前記第三選択軸A3は、前記グレー軸A0grayでもよい。図10A〜10Cに例示するように、前記使用可否決定部U2は、前記入力色空間CS1において、前記第一選択軸A1が通っている純色点、前記第二選択軸A2が通っている純色点、白点W、及び、黒点Dを頂点として形成される四面体TE0に前記格子点GD0が含まれるか否かを判断し、前記四面体TE0に前記格子点GD0が含まれると判断した場合に、前記三角形TR0と、前記格子点GD0と、の位置関係に基づいて、前記格子点GD0において前記特定色材を使用するか否かを決定してもよい。本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成するさらに好適な技術を提供することができる。
[態様7]
図12A,12Bに例示するように、前記使用量設定部U3は、前記入力色空間CS1において、前記三角形TR0と、前記格子点GD0と、の位置関係に基づいて、前記格子点GD0における前記特定色材の使用量を設定してもよい。この態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成するさらに好適な技術を提供することができる。
[態様8]
図14Aに例示するように、前記入力色空間CS1は、第一入力色(例えばC)の1次元軸、第二入力色(例えばM)の1次元軸、第三入力色(例えばY)の1次元軸、及び、第四入力色(例えばK)の1次元軸を有する色空間(例えばCMYK色空間)でもよい。前記既定軸A0は、前記入力色空間CS1において、前記第一入力色の1次元軸、前記第二入力色の1次元軸、及び、前記第三入力色の1次元軸で構成される仮想の六面体HE0の頂点が前記第四入力色の成分の変化により移動するときの軌跡を表す稜線軸A10を複数含んでもよい。前記境界位置設定部U1は、前記複数の稜線軸A10のそれぞれについて前記境界位置(420)の設定を受け付けてもよい。前記使用可否決定部U2は、前記複数の稜線軸A10のそれぞれにおける前記境界位置(420)に基づいて、前記格子点GD0において前記特定色材を使用するか否かを決定してもよい。既定軸A0が複数の稜線軸A10を含むことにより、出力画像の画質を向上させるように色変換テーブル400を生成することができる。すなわち、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する好適な技術を提供することができる。
[態様9]
図14Aに例示するように、前記既定軸A0は、前記仮想の六面体HE0における8箇所の頂点のそれぞれに対応する8本の前記稜線軸A10を含んでもよい。前記使用可否決定部U2は、前記入力色空間CS1において、前記8本の稜線軸A10のそれぞれにおける前記境界位置(420)と、前記格子点GD0と、の位置関係に基づいて、前記格子点GD0において前記特定色材を使用するか否かを決定してもよい。既定軸A0が前記8本の稜線軸A10を含むことにより、出力画像の画質をさらに向上させるように色変換テーブル400を生成することができる。すなわち、本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成するさらに好適な技術を提供することができる。
[態様10]
図17に例示するように、前記使用量設定部U3は、前記入力色空間CS1において、前記8本の稜線軸A10のそれぞれにおける前記境界位置(420)と、前記格子点GD0と、の位置関係に基づいて、前記格子点GD0における前記特定色材の使用量を設定してもよい。本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成するさらに好適な技術を提供することができる。
[態様11]
図2,13,18に例示される色変換テーブル生成方法は、境界位置設定部U1に対応する境界位置設定工程ST1、使用可否決定部U2に対応する使用可否決定工程ST2、及び、使用量設定部U3に対応する使用量設定工程ST3を含む。本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する色変換テーブル生成方法を提供することができる。本色変換テーブル生成方法は、関数設定部U4に対応する関数設定工程ST4を含んでもよい。
[態様12]
図1,2,13,18に例示される色変換テーブル生成プログラムPR0は、境界位置設定部U1に対応する境界位置設定機能FU1、使用可否決定部U2に対応する使用可否決定機能FU2、及び、使用量設定部U3に対応する使用量設定機能FU3をコンピューターに実現させる。本態様は、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する色変換テーブル生成プログラムPR0を提供することができる。本色変換テーブル生成プログラムPR0は、関数設定部U4に対応する関数設定機能FU4をコンピューターに実現させてもよい。
さらに、本技術は、色変換テーブル生成装置を含む複合装置、色変換テーブル生成装置の制御方法、複合装置の制御方法、色変換テーブル生成装置の制御プログラム、複合装置の制御プログラム、色変換テーブル生成プログラムや前記制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)色変換テーブル生成装置の具体例:
図1は、色変換テーブル生成装置の構成例を模式的に示している。図1に示す色変換テーブル生成装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、表示装置115、入力装置116、測色装置117、通信I/F(インターフェイス)118、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。本具体例の色変換テーブル生成装置100は、図13,18に例示するような色変換テーブル400を生成するものとする。例えば、図13に示す色変換テーブル400は、RGB(レッド、グリーン、及び、ブルー)の量を表す入力値(Rj,Gj,Bj)とCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)のインク(色材の例)の使用量を表す出力値(Cj,Mj,Yj,Kj)との対応関係を各格子点GD0について規定したLUT(ルックアップテーブル)である。ここで、変数jは、各格子点GD0を識別する変数である。入力値(Rj,Gj,Bj)と出力値(Cj,Mj,Yj,Kj)は、例えば、256階調や216階調等の階調値で表現することができる。格子点GD0の数は、RGBそれぞれ17段階にする場合には173=4913個、RGBそれぞれ32段階にする場合には323=32768個、と多数となる。図18に示す色変換テーブル400のように入力色空間CS1が4次元である場合、格子点GD0の数は、さらに多くなる。
記憶装置114は、色変換テーブル生成プログラムPR0、Kインク(特定色材の例)の使用が開始される発生位置420(境界位置の例)、インク使用量を表す値を求める関数460、等を記憶している。尚、詳しくは後述するが、発生位置Pgray,Py,Pr,Pm,Pb,Pc,Pg及びCs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ws,Ksを発生位置420と総称し、関数461,462,463,…を関数460と総称する。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。表示装置115には、液晶表示パネル等を用いることができる。入力装置116には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。測色装置117は、入力デバイス(例えば表示装置115)や出力デバイス(例えば印刷装置200)の発色特性を得るためのパッチ等を測色して測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE(国際照明委員会)L***色空間における明度L*及び色度座標a*,b*を表す値とされる。測色装置117は、色変換テーブル生成装置100の外部に設けられてもよい。色変換テーブル生成装置100は、測色装置117から測色値を取得して各種処理を行う。通信I/F118は、印刷装置200の通信I/F210に接続され、印刷装置200に対して情報を入出力する。通信I/F118,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格、等を用いることができる。通信I/F118,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネット等といったネットワーク通信でもよい。
図1に示す色変換テーブル生成プログラムPR0は、発生位置設定機能FU1、使用可否決定機能FU2、関数設定機能FU4を含む使用量設定機能FU3を色変換テーブル生成装置100に実現させる。
尚、色変換テーブル生成装置100には、パーソナルコンピューター(タブレット型端末を含む。)といったコンピューター等が含まれる。色変換テーブル生成装置100は、一つの筐体内に全構成要素111〜118を有してもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。また、印刷装置が色変換テーブル生成装置100にあっても本技術を実施可能であり、印刷機能を有する印刷装置自体が本技術の色変換テーブル生成処理を行ってもよい。
図1に示す印刷装置200は、CMYKのインクを記録ヘッド220から吐出(噴射)して被印刷物(print substrate)290に印刷画像を形成するインクジェットプリンターであるものとする。記録ヘッド220は、インクカートリッジCc,Cm,Cy,CkからそれぞれCMYKのインクが供給され、ノズルNc,Nm,Ny,NkからそれぞれCMYKのインク滴280を吐出する。インク滴280が被印刷物290に着弾すると、図4Aに例示するようにインクドットDT1が被印刷物290に形成される。その結果、図13,18に例示する印刷画像IM2を有する印刷物PT2が得られる。
印刷装置200は、色変換テーブル生成装置100が生成した出力画像に基づく印刷用データを入手し、該印刷用データに基づいて前記出力画像に対応する印刷画像を被印刷物に形成する。印刷装置200は、複写機、ファクシミリ、等の機能を備えてもよい。
(3)第一の具体例における入力色空間の説明:
まず、図2A,2Bに示す例を参照して、インク発生位置420及びインク使用量を求めるための模式的な入力色空間CS1を説明する。
第一の具体例の入力色空間CS1は、3次元のRGB色空間であるものとする。図2Aにおいて、縦軸は概ね明度を模式的に示し、明度軸に交差する2本の両矢印は概ね彩度を模式的に示し、このような模式的な座標空間に3次元の入力色空間CS1を立方体として模式的に示している。この入力色空間CS1には、8箇所の頂点W,D,Y,R,M,B,C,Gが設定されている。ここで、頂点Wは最も明度が高い白点を示し、頂点Dは明度が最も低い黒点を示し、頂点Yはイエロー純色点を示し、頂点Rはレッド純色点を示し、頂点Mはマゼンタ純色点を示し、頂点Bはブルー純色点を示し、頂点Cはシアン純色点を示し、頂点Gはグリーン純色点を示している。図2Aには、白点Wとイエロー純色点Yを結ぶ稜線RLy、黒点Dとレッド純色点Rを結ぶ稜線RLr、頂点Wとマゼンタ純色点Mを結ぶ稜線RLm、黒点Dとブルー純色点Bを結ぶ稜線RLb、頂点Wとシアン純色点Cを結ぶ稜線RLc、及び、黒点Dとグリーン純色点Gを結ぶ稜線RLgを示している。尚、稜線RLy,RLr,RLm,RLb,RLc,RLgを稜線RL1と総称する。
図2Bは、図2Aに示す入力色空間CS1の白点W及び黒点Dを彩度方向に拡げて入力色空間CS1を六角柱状に変形して模式的に示している。この六角柱状の入力色空間CS1において、インク発生位置420及びインク使用量を設定する基準としての既定軸A0が設けられている。図2Bに示す既定軸A0は、入力色空間CS1において、下記(1)〜(7)の軸を有している。
(1)白点Wから黒点Dに至るグレー軸A0gray
(2)白点Wからイエロー純色点Yを通って黒点Dに至るY経由軸A0y(イエローの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
(3)白点Wからレッド純色点Rを通って黒点Dに至るR経由軸A0r(レッドの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
(4)白点Wからマゼンタ純色点Mを通って黒点Dに至るM経由軸A0m(マゼンタの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
(5)白点Wからブルー純色点Bを通って黒点Dに至るB経由軸A0b(ブルーの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
(6)白点Wからシアン純色点Cを通って黒点Dに至るC経由軸A0c(シアンの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
(7)白点Wからグリーン純色点Gを通って黒点Dに至るG経由軸A0g(グリーンの色相において入力色空間CS1の表面を通る軸)
図2Bには、軸A0gray,A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0gのそれぞれに設定されるインク発生位置Pgray,Py,Pr,Pm,Pb,Pc,Pgも模式的に示している。
グレー軸A0gray、及び、代表的な6色相の軸を既定軸A0に設定することにより、インク発生位置420及びインク使用量を設定する作業を効率的に少なくすることができる。この点で、上述の7本の軸を既定軸A0とすることが好ましいものの、これら7本の軸の中から選ばれる複数の軸を既定軸A0に設定してもよい。すなわち、既定軸A0は、7本の軸に限定されず、上述した軸A0gray,A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0g以外の軸を含んでもよい。
尚、白点Wを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置(境界位置の例)を設定する場合には、発生位置420を発生終了位置に読み替えれば良い。
(4)第一の具体例における色変換テーブル生成処理:
図3は、図1に示す色変換テーブル生成装置100で行われる色変換テーブル生成処理の例を示している。ここで、ステップS106〜S108は発生位置設定部U1、関数設定部U4、発生位置設定工程ST1、関数設定工程ST4、発生位置設定機能FU1、及び、関数設定機能FU4に対応し、ステップS110は使用可否決定部U2と使用可否決定工程ST2と使用可否決定機能FU2に対応し、ステップS112は使用量設定部U3と使用量設定工程ST3と使用量設定機能FU3に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。尚、各ステップS102〜S114の処理順は、図3に示す順番に限定されない。
処理が開始されると、色変換テーブル生成装置100は、印刷画像の画質に影響を与える印刷設定の選択を受け付ける(S102)。前記印刷設定には、被印刷物の種類や印刷モード(例えば印刷解像度や記録方式)があり、インクの種類等が含まれてもよい。S102の処理は、例えば、ユーザーが入力装置116を操作して印刷設定の複数の項目の中からいずれか一つを選択したときに該選択された項目の印刷設定を受け付ける処理とすることができる。
続くS104では、単位面積当たりに出力可能なインク量の上限を表すインク量上限ULを設定する。
まず、図4Aを参照して、インク打ち込み量の概念を説明する。図4Aは、被印刷物290にインクドットDT1が形成された様子を模式的に例示している。インク打ち込み量は、インクdutyとも呼ばれ、被印刷物の単位面積当たりに吐出されたインクの量を表す。ここで、インクドットDT1の形成単位を画素PX1と定義し、Npx画素(Npxは2以上の整数)に形成された最大サイズのドットの数をNdt(Ndtは0以上の整数)として、インク打ち込み量を(Ndt/Npx)×100%と定義することにする。例えば、図4Aの左側に示すようにNpx画素にNdt=Npx/2個のドットDT1が形成される場合、インク打ち込み量は50%となる。複数種のインクを使用する場合、2色以上のインクドットを重ねることによりインク打ち込み量を100%よりも多くすることができる。例えば、図4Aの右側に示すようにNpx画素に対してNpx個のドット(例えばCのドット)に加えてNpx/4個のドット(例えばMのドット)が形成される場合、インク打ち込み量は125%となる。尚、最大サイズのよりも小さいサイズのドットを形成する場合には、ドットを形成するインク滴の重量比に応じた換算比で小さいサイズのドットを最大サイズのドットに換算してインク打ち込み量を算出すればよい。
インク打ち込み量を多くすると、印刷画像の色再現性が高まる可能性があるものの、インクドットの滲みや被印刷物の波打ちが生じる可能性がある。そこで、インク量上限ULを設定し、インク打ち込み量を制御することにしている。
図4Bは、インク量上限ULの例を模式的に示している。ここで、「1次色」はインクを1種類しか使用しない場合のインク量上限を意味し、「1次色」のインク量上限がQ%であるとはNpx画素(単位面積)に対する使用インク(1種類)のドットの最大数(Nmaxとする。)の百分率(Nmax/Npx)×100%がQ%であることを意味する。「2次色」はインクを2種類使用する場合のインク量上限を意味し、「2次色」のインク量上限がQ%であるとはNpx画素に対する使用インク(2種類)のドットの最大数Nmaxの百分率(Nmax/Npx)×100%がQ%であることを意味する。「Total」はインクを3種類以上使用する場合のインク量上限を意味し、「Total」のインク量上限がQ%であるとはNpx画素に対する使用インク(3種類以上)のドットの最大数Nmaxの百分率(Nmax/Npx)×100%がQ%であることを意味する。
インク量上限ULの設定後、色変換テーブル生成装置100は、発生位置及び関数設定画面を表示装置115に表示し(S106)、インク発生位置420、及び、関数460を設定する(S108)。
図5は、発生開始位置設定画面の例を模式的に示している。図6は、発生開始位置設定時の関数設定画面の例を模式的に示している。図5に示す発生開始位置設定画面610と図6に示す関数設定画面660とは、入力装置116によるタブ611,661の操作により切り替わる。色変換テーブル生成装置100は、発生開始位置設定タブ611の操作を受け付けると発生開始位置設定画面610を表示し、発生開始位置設定時の関数設定タブ661の操作を受け付けると関数設定画面660を表示する。変形例として後述するが、色変換テーブル生成装置100は、発生終了位置設定タブ621の操作を受け付けると図20に例示するような発生終了位置設定画面630を表示し、発生終了位置設定時の関数設定タブ671の操作を受け付けると図21に例示するような発生終了位置設定時の関数設定画面680を表示するものとする。
図5に示す発生開始位置設定画面610は、スライダーコントロール612、詳細設定入力欄613、ボタン614、等を有している。
スライダーコントロール612は、既定軸A0に含まれる7本の軸の各インク発生位置420を表す設定値をまとめて設定するための操作部であり、スライダーバー612bに沿ってスライダー612sを移動させる操作をすることが可能である。図5に示すスライダーコントロール612は、印刷画像の発色(色再現域)を重視する設定0から印刷画像のドットの粒状感を重視する(低減させる)設定4まで段階的に又は連続的に設定操作可能である。詳細設定入力欄613には、スライダー612sの位置に応じた設定値が表示されてもよい。Kインクについて7本の軸の発生位置420を設定する場合、一般に、発色を重視する側となるほど発生位置420が白点W側となり、粒状性を重視する側となるほど発生位置420が黒点D側となる。
詳細設定入力欄613は、既定軸A0に含まれる7本の軸の発生位置420を表す設定値を個別に設定するための操作部である。例えば、ある軸において発生位置420を白点Wが0、黒点Dが511となるように512段階の階調値で表すことにする。イエロー純色点Yを経由する軸A0yの場合、イエロー純色点Yを中間点の値256で表すことにする。他の純色点R,M,B,C,Gを経由する軸の場合も、同様である。むろん、発生位置420の表現は、前述の表現に限定されない。図5に示す入力欄613のC,M,Y,K,R,G,Bは、それぞれ、軸A0c,A0m,A0y,A0gray,A0r,A0g,A0bに対応している。従って、例えば、入力欄613の「C」が設定値「64」であるとは、軸A0cにおいて発生位置420を512段階の「64」に相当する位置にすることを意味する。
色変換テーブル生成装置100は、入力装置116による保存ボタン614の操作を受け付けると、スライダーコントロール612又は入力欄613で受け付けた操作に応じた7本の軸の設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。すなわち、発生開始位置設定画面610で設定を受け付ける色変換テーブル生成装置100は、入力色空間CS1に設けられた軸A0c,A0m,A0y,A0gray,A0r,A0g,A0bのそれぞれについて、Kインクの使用が開始される発生位置420の設定を受け付けることになる。
尚、発生開始位置設定画面は、スライダーコントロール612と詳細設定入力欄613の一方が無くてもよい。
図6に示す関数設定画面660は、選択欄662,663、スライダーコントロール664、関数表示欄665、ボタン666、等を有している。
関数形状選択欄662は、7本の軸について発生位置420から黒点DまでのKインクの発生率を表す関数460の形状を選択するための操作部である。関数460は、線形関数、二次関数、シグモイド関数、スプライン関数、等を挙げることができるが、これらの関数に限定されない。図6に示す関数形状選択欄662は、「線形関数」、「非線形−発生多め」、「非線形−発生少なめ」、及び、「非線形−カスタム」の中からいずれか一つの項目を選択する操作をすることが可能である。尚、「非線形」は非線形関数を意味し、「非線形−発生多め」とは複数用意される非線形関数のうち例えば図7Aに示す「ゲイン3」のように入力に対するインク使用量が比較的多い形状の非線形関数を選択することを意味し、「非線形−発生少なめ」とは複数用意される非線形関数のうち例えば図7Aに示す「ゲイン7」のように入力に対するインク使用量が比較的少ない形状の非線形関数を選択することを意味する。
設定色相選択欄663は、関数形状選択欄662で「非線形−カスタム」が選択された場合において、7本の軸の中から関数460を設定する対象の軸を選択するための操作部である。例えば、設定色相選択欄663で「W−R−CMY」が選択されると、レッド純色点Rを経由するR経由軸A0rが選択されたことになる。
スライダーコントロール664は、関数形状選択欄662で「非線形−カスタム」が選択され場合において、設定色相選択欄663で選択された軸に設定する関数の形状を表す設定値を設定するための操作部であり、スライダーバー664bに沿ってスライダー664sを移動させる操作をすることが可能である。図6に示すスライダーコントロール664は、Kインクの発生が多い設定0からKインクの発生が少ない設定4まで段階的に又は連続的に設定操作可能である。
関数表示欄665は、選択欄662,663及びスライダーコントロール664への操作に応じた関数の形状を表示するための領域である。
色変換テーブル生成装置100は、入力装置116による保存ボタン666の操作を受け付けると、選択欄662,663及びスライダーコントロール664で受け付けた操作に応じた7本の軸の関数461,462,463,…を表す設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。すなわち、関数設定画面660で設定を受け付ける色変換テーブル生成装置100は、Kインクの使用量の設定に用いる関数460の設定を受け付けることになる。
ここで、関数460がシグモイド関数である場合に関数設定画面660の設定値を決める例を以下に示す。シグモイド関数の一般形は、以下の式となる。

ここで、eは自然対数の底であり、nは関数の最大値、aはゲイン、cは関数の中央値となる独立変数、をそれぞれ表す。ゲインaは、関数形状に寄与する定数である。また、独立変数tは、7本の軸の中から選ばれる入力チャンネルについて設定値0を0.0、設定値255を1.0として表す媒介変数である。
例えば、n=1、c=0.75に設定すると、シグモイド関数は、以下の数式となる。

このとき、ゲインaの値を大きくすれば、従属変数は線形関数に比べて小さい値となり、ゲインaの値を小さくすれば、従属変数は線形関数に近づいていく。
さらに、本件で用いるシグモイド関数は、独立変数が0であるときに従属変数が0、独立変数が1であるときに従属変数が100となるように規格化を行うことにする。規格化は、式(2)においてS(0.0)(Sはシグマの変体文字とする。)の値をSmin、同様にS(1.0)の値をSmaxとして、tに対して求められたシグモイド関数値に対して行う。

このようにして求められたシグモイド関数の例を図7Aに示す。
Kインクの使用量を算出する処理で求める際は、従属変数を本来のインク量上限ULに対する割合として用い、インク量上限ULを相対値1.0に対応させることにする。図6に示す関数設定画面660に適用する場合には、図7Bに例示するように、スライダーコントロール664の設定値0,1,2,3,4に、それぞれ、ゲインa=3.0, 4.0, 5.0, 6.0, 7.0を対応させて、関数460の形状を定めることにする。
インク発生位置420及び関数460の設定後、色変換テーブル生成装置100は、軸A0c,A0m,A0y,A0gray,A0r,A0g,A0bのそれぞれにおける発生位置420に基づいて、少なくとも、入力色空間CS1の格子点GD0のうち既定軸A0を除く位置の格子点GD2においてKインクを使用するか否かを決定する(図3のS110)。以下、図8,9A〜9C,10A〜10Cを参照して、Kインクの使用可否を決定する例を説明する。
図8は、S110で行われる特定色材使用可否決定処理の例を示している。処理が開始されると、色変換テーブル生成装置100は、グレー軸A0grayを囲む軸A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0gのうち色相方向において互いに隣り合う第一選択軸A1及び第二選択軸A2のインク発生位置、並びに、グレー軸A0gray(第三選択軸A3の例)のインク発生位置Pgrayを結ぶ三角形TR0を設定する(S202)。
図9Aは、第一選択軸A1のインク発生位置、第二選択軸A2のインク発生位置、及び、グレー軸のインク発生位置Pgrayを結ぶ6つの三角形TR0を太線で模式的に例示している。図9Bは、図9Aの白点W側から6つの三角形TR0を模式的に例示している。これらの三角形TR0には、発生位置Py,Pr,Pgrayを結ぶ三角形、発生位置Pr,Pm,Pgrayを結ぶ三角形、発生位置Pm,Pb,Pgrayを結ぶ三角形、発生位置Pb,Pc,Pgrayを結ぶ三角形、発生位置Pc,Pg,Pgrayを結ぶ三角形、及び、発生位置Pg,Py,Pgrayを結ぶ三角形が含まれる。本具体例において、第一選択軸A1及び第二選択軸A2は、軸A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0gの中から相対的に決まる。例えば、発生位置Py,Pr,Pgrayを結ぶ三角形においては、例えば、Y経由軸A0yが第一選択軸A1(又は第二選択軸A2)となり、R経由軸A0rが第二選択軸A2(又は第一選択軸A1)となる。6つの三角形TR0は、色変換テーブル400に規定される格子点GD0にKインクを発生させるか否かを分ける境界となる。
尚、図9Cに示すように、点A,B,Cを結ぶ三角形を含む平面は、点Aの座標を(xa,ya,za)とし、点Aから点Bに向かうベクトルと点Aから点Cに向かうベクトルとの外積ベクトルをnv=(nx,ny,nz)とすると、以下の方程式で表される。

ただ、既定軸A0を除く位置にあるKインク発生可否判断対象の格子点GD0をどの三角形TR0と比較すべきかを特定する必要がある。実現手段は様々考えられるが、本具体例では図10Aに例示するように入力色空間CS1を分割した四面体のどれに処理対象の格子点が含まれるのかを判断することにより三角形TR0を特定することにする。
6つの三角形TR0の設定後、色変換テーブル生成装置100は、色相方向において隣り合う2純色点、白点W、及び、黒点Dを頂点として形成される6個の四面体TE0に入力色空間CS1を分割する(図8のS204)。この場合の四面体TE0は、図2Aで示した立方体状の入力色空間CS1に設定することにする。
図10Aは、入力色空間CS1に四面体TE0を設定した様子を太線で模式的に例示している。図10Aに示す例では、M経由軸A0m(第一選択軸A1の例)が通っているマゼンタ純色点M、B経由軸(第二選択軸A2の例)が通っているブルー純色点B、白点W、及び、黒点Dを頂点として四面体TE0が形成されている。入力色空間CS1に設定される6個の四面体TE0には、Y,R,W,Dを頂点して形成される四面体、R,M,W,Dを頂点して形成される四面体、M,B,W,Dを頂点して形成される四面体、B,C,W,Dを頂点して形成される四面体、C,G,W,Dを頂点して形成される四面体、及び、G,Y,W,Dを頂点して形成される四面体が含まれる。
6個の四面体TE0の設定後、色変換テーブル生成装置100は、色変換テーブル400に規定される全格子点GD0の中から処理対象の格子点を設定し、この処理対象の格子点がどの四面体に含まれるのかを判断する(S206)。尚、処理対象の格子点には、既定軸A0上の格子点GD1、及び、既定軸A0に無い位置の格子点GD2がある。本具体例では、両格子点GD1,GD2をまとめてKインク発生可否を判断することにしている。この場合、既定軸上の格子点GD1は、当該軸を含む複数の四面体TE0に含まれることになるが、例えば、上述した四面体の順序に従って処理対象の格子点が四面体に含まれるか否かを判断することにより最初に含まれると判断した四面体にのみ処理対象の格子点が含まれることにする。
図10Bは、四面体TE0に格子点GD2が含まれるか否かを判断する例を説明するための模式図である。図10Bでは、6個の四面体TE0のうち一つの四面体の頂点をA,B,C,Dで表し、処理対象の格子点をPで表している。ここでの頂点B,Cは純色点B,Cとは異なり、ここでの頂点Dは黒点Dとは異なる。四面体ABCDの体積V0は、頂点Dを基点としたベクトルをVa,Vb,Vcで表すと、以下の式で求められる。
また、頂点A,B,C,Dのうちの3点と点Pとで、四面体PABC、四面体PABD、四面体PACD、及び、四面体PBCDの4個の立体を形成することができる。これら4個の四面体の体積V1〜V4も、式(5)と同様の式を用いて求めることができる。例えば、四面体PABCの体積V1は、点Pを基点としたベクトルをVap,Vbp,Vcpで表すと、以下の式で求められる。
ここで、V1〜V4の総和V’とV0とが等しい場合には、点Pは四面体ABCDの内側であるといえる。総和V’とV0とが一致しない場合には、点Pは四面体ABCDの外側であるといえる。点Pが四面体ABCDの内側であると判断した場合、処理対象の格子点GD0が四面体ABCDに含まれると判断して四面体TE0の探索を終了すればよい。尚、6個の四面体TE0のうち処理対象の格子点GD0を含むと判断された四面体に含まれる三角形TR0が図8のS208の処理に使用される。
図8のS206において6つの三角形TR0のうち使用する三角形が特定されると、色変換テーブル生成装置100は、特定された三角形TR0と、処理対象の格子点GD0と、の位置関係を求める(S208)。すなわち、S206〜S208の処理では、四面体TE0に格子点GD0が含まれるか否かが判断され、四面体TE0に格子点GD0が含まれると判断された場合に三角形TR0と格子点GD0との位置関係が求められることになる。
図10Cは、三角形TR0と格子点GD0との位置関係に基づいて該格子点GD0においてKインクを使用するか否かを判断する例を説明するための模式図である。図10Cにおいて、制御点A,Bは、インク発生位置Py,Pr,Pm,Pb,Pc,Pgの中から選ばれ、且つ、色相方向において互いに隣り合う点である。点Pgray,A,Bを結ぶ三角形TR0は、S206で特定された三角形である。ここで、黒点Dを基点として処理対象格子点Pへのベクトルをvp=(vpC,vpM,vpY)とし、その単位ベクトルをnvp=(nvpC,nvpM,nvpY)とし、黒点Dの座標を(CC,MM,YY)とする。暗点Dを通りnvp方向への直線と、三角形TR0を含む平面と、の交点P’は、以下のようにして求められる。
黒点Dからnvp方向へ距離lだけ離れた点Qは、以下の式により表される。

点Qの座標を(QC,QM,QY)で表すと、要素別に以下の式により表される。
また、三角形TR0を含む平面の方程式をaC+bM+cY+d=0とする。係数a,b,c,dは、三角形形成時に算出済みであるものとする。また、C,M,Yは、それぞれ、入力チャンネルのC,M,Yである。点Qが三角形TR0上にあるとすると、次式が成り立つ。

この場合の点Qは、図10Cに示す交点P’となる。
式(9)を変形し、距離lについて整理すると、下式が得られる。

右辺の項は全て既知であるため、代入することで距離lが求められる。求めた距離lを式(7)に代入すると、交点P’の座標が求められる。
ここで、黒点Dと交点P’との距離に対する、黒点Dと処理対象格子点Pとの距離の比を、媒介変数tとする。ベクトルDP’とベクトルDPとの大きさを比較することで、処理対象格子点Pにおける媒介変数tの値を求めることができる。

尚、ベクトルDP’とベクトルDPは同一直線上にあるので、2ベクトルの内積が大きさの比に等しい。
以上説明したようにして、三角形TR0と処理対象格子点GD0との位置関係が媒介変数tとして導かれ、例えばRAM113に記憶される。
図8のS208において三角形TR0と格子点GD0との位置関係が求められると、色変換テーブル生成装置100は、前記位置関係を表す媒介変数tに基づいて、処理対象の格子点GD0においてKインクを使用するか否かを決定する(S210)。ここで、媒介変数tが0未満であれば、処理対象格子点GD0が三角形TR0よりも白点W側にあると判断し、Kインクを使用しないことにする。媒介変数tが0以上であれば、三角形TR0から黒点W側にあると判断し、Kインクを使用することにする。
色変換テーブル生成装置100は、全格子点GD0の中にS206〜S210の処理を行っていない格子点が残っている場合にはS206〜S210の処理を繰り返し、全格子点GD0についてS206〜S210の処理を行った場合には特定色材使用可否決定処理を終了させる。
尚、白点Wを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定する場合には、発生位置420を発生終了位置に読み替え、ベクトルvp=(vpC,vpM,vpY)を黒点Dではなく白点Wを基点としたベクトルに変え、その単位ベクトルをnvp=(nvpC,nvpM,nvpY)とすれば良い。その他の処理は同様のまま、白点Wを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定することができる。
図3のS110でKインクの使用可否を決定した後、色変換テーブル生成装置100は、Kインクを使用する格子点GD0にKインクの使用量を設定する(S112)。このとき、既定軸A0の位置を表す値からインク使用量を表す値を求める関数460が設定されている場合には、この関数460を用いることによりKインクの使用量を設定する。媒介変数tが定まると、処理対象格子点GD2を囲む既定軸A0におけるKインクの使用量を求めることができ、これらのインク使用量から処理対象格子点GD2のKインクの使用量を補間することができる。本具体例では、既定軸A0上の格子点GD1も同じアルゴリズムでKインクの使用量を求めることにしている。
図11は、Kインクを使用する格子点についてS112で行われる特定色材使用量決定処理の例を示している。処理が開始されると、色変換テーブル生成装置100は、特定された三角形TR0を基準として、処理対象の格子点について、媒介変数tに応じた第一選択軸A1上の点、第二選択軸A2上の点、及び、グレー軸A0gray上の点Qgrayを設定する(S302)。
図12Aは、入力色空間CS1の格子点GD2の位置(点P)におけるKインクの使用量を設定する例を模式的に示している。図12Aでは、B経由軸A0bが第一選択軸A1であり、媒介変数tに応じた第一選択軸A1上の点がQbであり、C経由軸A0cが第二選択軸A2であり、媒介変数tに応じた第二選択軸A2上の点がQcであり、グレー軸A0grayが第三選択軸A3であり、媒介変数tに応じた第三選択軸A3上の点がQgrayである例を示している。すなわち、|P’D|:|P’P|=1:tである場合に、|PbD|:|PbQb|=1:tであり、|PcD|:|PcQc|=1:tであり、|PgrayD|:|PgrayQgray|=1:tである。媒介変数tに応じた点Qb,Qc,Qgrayを結ぶと、黒点Dと三角形TR0との間に補間用三角形TRtが形成される。
媒介変数tに応じた点の設定後、色変換テーブル生成装置100は、既定軸A0の位置を表す値からKインクの使用量を表す値を求める関数460を用いることにより、媒介変数tに応じた点Qb,Qc,QgrayのKインクの使用量を求める(S304)。図12Aに示すように、第一選択軸A1において点Pbから黒点Dまでの間に関数461が設定されている場合、この関数461に媒介変数tを代入してKインクの使用量を算出すればよい。第二選択軸A2において点Pcから黒点Dまでの間に関数462が設定されている場合、この関数462に媒介変数tを代入してKインクの使用量を算出すればよい。第三選択軸A3において点Pgrayから黒点Dまでの間に関数463が設定されている場合、この関数463に媒介変数tを代入してKインクの使用量を算出すればよい。
点Qb,Qc,QgrayにおけるKインクの使用量の算出後、色変換テーブル生成装置100は、処理対象格子点GD0におけるKインクの使用量を補間演算により求める(S306)。このようにして、入力色空間CS1において、三角形TR0と処理対象格子点GD0との位置関係に基づいて、入力色空間CS1の格子点GD0の位置におけるKインクの使用量が関数460の使用により設定される。
図12Bは、Kインクの使用量を補間する例を模式的に示している。計算式を示す都合上、三角形TRtの頂点Qcを点Aに置き換え、三角形TRtの頂点Qgrayを点Bに置き換え、三角形TRtの頂点Qbを点Cに置き換える。むろん、点B,Cは、純色点B,Cとは異なる。また、各点に添え字を付与した場合、その点のC,M,Y各座標値を表すものとする。さらに、頂点A,B,CのKインクの使用量をそれぞれIA,IB,ICとする。
まず、三角形TRtの1頂点Aを基点として、残る2頂点へのベクトルv1,v2と処理対象格子点Pへのベクトルvpを求める。

また、ベクトルv1,v2の外積vcを求める。
ここで、点Aとベクトルv1,v2で構成される局所座標系(u,v,w)を考える。処理対象格子点Pの局所座標系での座標をPu,Pv,Pwとすると、入力チャンネル座標系(C,M,Y)の点Pの座標との間に、以下の関係が成り立つ。

点Pの入力チャンネル座標から点Pの局所座標を求めるように式(15)を変形すると、以下の式となる。

ベクトルvpを用いて書き直すと、以下の式を得る。
上記式(17)を用いることで、既知の格子点情報から点Pの局所座標位置Pu,Pv,Pwが求められる。求められた点Pの局所座標系での座標を用いて、以下の式で点Pのインク使用量IPを算出する。ここでも、頂点A,B,CのKインクの使用量をそれぞれIA,IB,ICとしている。

尚、前提条件から点Pは三角形TRt上の点であるため、Pwは常に0である。そのため、式(18)ではPwの項を省略した。また、インク使用量IPがインク量上限ULを超える場合には、インク使用量IPをインク量上限ULに置き換えることにする。
色変換テーブル生成装置100は、全格子点GD0の中にS302〜S306の処理を行っていない格子点が残っている場合にはS302〜S306の処理を繰り返し、全格子点GD0についてS302〜S306の処理を行った場合には特定色材使用量決定処理を終了させる。
尚、上述したように、白点Wを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定する場合には、黒点Dを白点Wに読み替え、発生位置420を発生終了位置に読み替えれば良い。
図3のS112でKインクの使用量を設定した後、色変換テーブル生成装置100は、CMYのインクの使用量を設定し、図13に示すような色変換テーブル400を生成し(S114)、色変換テーブル生成処理を終了させる。CMYのインクの使用量は、既定軸A0上において設定しておけば、図11で示した特定色材使用量決定処理と同様の処理により決定することができる。図13に示す色変換テーブル400は、入力デバイスに依存するRGB色空間(入力色空間CS1)の座標値(Rj,Gj,Bj)と出力デバイスに依存するCMYK色空間(出力色空間CS2)の座標値(Cj,Mj,Yj,Kj)との対応関係を表す情報である。座標値(Rj,Gj,Bj)は、RGBの色の量を表す。座標値(Cj,Mj,Yj,Kj)は、CMYKのインクの使用量を表す。尚、変数jは、入力色空間CS1の座標に対応する各格子点GD0を識別する変数である。出力座標値(Cj,Mj,Yj,Kj)は、インク打ち込み量がインク量上限ULの範囲内となるように規定される。図13に示すように、入力座標値(Rj,Gj,Bj)と出力座標値(Cj,Mj,Yj,Kj)とを対応付けると、各格子点GD0について対応関係が規定された色変換テーブル400を生成することができる。
生成された色変換テーブル400は、例えば、図示しないプリンタードライバーに組み込まれる。このプリンタードライバーにより実現される印刷制御装置は、色変換テーブル400を参照して入力色空間CS1の座標値(Rq,Gq,Bq)を表す印刷用データから出力色空間CS2の座標値(Cq,Mq,Yq,Kq)を表す出力データを生成する。この出力データを印刷装置200に送信すると、印刷装置200は前記出力データに基づいて被印刷物290に画像IM2を印刷して印刷物PT2を形成する。
以上説明したように、ユーザーが入力色空間CS1に設けられた軸A0gray,A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0gのそれぞれにおいてKインクの使用が開始される発生位置420を設定すると、入力色空間CS1のうち軸A0gray,A0y,A0r,A0m,A0b,A0c,A0gを除く位置の格子点GD2においてもKインクを使用するか否かが決定される。これにより、ユーザーは、全格子点GD0についてKインクを使用するか否かを設定する必要が無くなる。既定軸A0を除く位置の格子点GD2においてKインクを使用すると決定された場合、入力色空間CS1の格子点GD2の位置におけるKインクの使用量が設定される。従って、本具体例は、印刷画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成することが可能となる。
(5)第二の具体例における入力色空間の説明:
次に、図14A,14Bに示す例を参照して、インク発生位置420及びインク使用量を求めるための模式的な4次元入力色空間CS1を説明する。
第二の具体例の入力色空間CS1は、C(第一入力色の例)の1次元軸、M(第二入力色の例)の1次元軸、Y(第三入力色の例)の1次元軸、及び、K(第四入力色の例)の1次元軸を有するCMYK色空間であるものとする。図14Aに示すCMYK色空間は、Cの1次元軸、Mの1次元軸、及び、Yの1次元軸で構成される仮想の六面体HE0をKの成分の変化により移動させるように模式的に例示している。
図14Aに示す既定軸A0は、入力色空間CS1において、仮想の六面体HE0における8個の頂点W,C,M,Y,R,G,B,KがKの入力チャンネル値(成分)の変化により移動するときの軌跡を表す8本の稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kを含んでいる。尚、これらの稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kを稜線軸A10と総称する。ここで、図14Bに示すように、Kの入力チャンネル値が0%である場合において、頂点Wは六面体HE0において最も明度が高い白点を示し、頂点Cは六面体HE0におけるシアン純色点を示し、頂点Mは六面体HE0におけるマゼンタ純色点を示し、頂点Yは六面体HE0におけるイエロー純色点を示し、頂点Rは六面体HE0におけるレッド純色点を示し、頂点Gは六面体HE0におけるグリーン純色点を示し、頂点Bは六面体HE0におけるブルー純色点を示し、頂点Kは六面体HE0において明度が最も低い黒点を示している。このような六面体HE0をKの入力チャンネル値が100%となるまで移動させたときに、頂点W,C,M,Y,R,G,B,Kがそれぞれ頂点We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keになるものとする。稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kは、それぞれ、頂点W,C,M,Y,R,G,B,Kと頂点We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keを結ぶ線状の軸となる。
図14Aには、稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kのそれぞれに設定されるインク発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksも模式的に示している。
8本の稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kを既定軸A0に設定することにより、インク発生位置420及びインク使用量を設定する作業を効率的に少なくすることができる。この点で、上述の8本の稜線軸を既定軸A0とすることが好ましいものの、これら8本の稜線軸の中から選ばれる複数の軸を既定軸A0に設定してもよい。すなわち、既定軸A0は、8本の軸に限定されず、上述した稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0k以外の軸を含んでもよい。
尚、既定軸A0に沿った方向において最も明度が高い頂点Wを有する六面体HE0を基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定する場合には、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを発生終了位置に読み替えれば良い。
(6)第二の具体例における色変換テーブル生成処理:
第二の具体例における色変換テーブル生成処理も、図3で示した色変換テーブル生成処理に従って行うことができる。そこで、図3を参照して、第二の具体例における色変換テーブル生成処理を説明する。
処理が開始されると、色変換テーブル生成装置100は、印刷設定の選択を受け付け(S102)、インク量上限ULを設定し(S104)、発生位置及び関数設定画面を表示装置115に表示し(S106)、インク発生位置420、及び、関数460を設定する(S108)。
図15は、発生開始位置設定画面の例を模式的に示している。図16は、関数設定画面の例を模式的に示している。尚、図5,6で示した画面と同様の箇所には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。図15に示す発生開始位置設定画面620と図16に示す関数設定画面670とは、入力装置116によるタブ611,661の操作により切り替わる。色変換テーブル生成装置100は、発生開始位置設定タブ611の操作を受け付けると発生開始位置設定画面620を表示し、発生関数設定タブ661の操作を受け付けると関数設定画面670を表示する。
図15に示す発生開始位置設定画面620は、図5で示した発生開始位置設定画面610と比べて詳細設定入力欄613が変わっている。図15に示す詳細設定入力欄613は、既定軸A0に含まれる8本の稜線軸の発生位置420を表す設定値を個別に設定するための操作部である。例えば、ある稜線軸において発生位置420をK入力0%が0、K入力100%が255となるように256段階の階調値で表すことにする。むろん、発生位置420の表現は、前述の表現に限定されない。図15に示す入力欄613のCs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ws,Ksは、それぞれ、インク発生位置Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ws,Ksを示している。従って、例えば、入力欄613の「Cs」が設定値「64」であるとは、稜線軸A0cにおいて発生位置420を256段階の「64」に相当する位置にすることを意味する。
尚、発生開始位置設定画面は、スライダーコントロール612と詳細設定入力欄613の一方が無くてもよい。
色変換テーブル生成装置100は、入力装置116による保存ボタン614の操作を受け付けると、スライダーコントロール612又は入力欄613で受け付けた操作に応じた8本の稜線軸の設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。
図16に示す関数設定画面670は、図6で示した関数設定画面660と比べて選択欄663が変わっている。図16に示す選択欄663は、関数形状選択欄662で「非線形−カスタム」が選択された場合において、8本の稜線軸の中から関数460を設定する対象の稜線軸を選択するための操作部である。例えば、選択欄663で「R−Re」が選択されると、頂点R,Reを結ぶ稜線軸A0rが選択されたことになる。
色変換テーブル生成装置100は、入力装置116による保存ボタン666の操作を受け付けると、選択欄662,663及びスライダーコントロール664で受け付けた操作に応じた8本の稜線軸の関数461,462,463,…を表す設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。
インク発生位置420及び関数460の設定後、色変換テーブル生成装置100は、稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kのそれぞれにおける発生位置420に基づいて、入力色空間CS1の格子点GD0においてKインクを使用するか否かを決定する(図3のS110)。以下、図14A,17を参照して、Kインクの使用可否を決定する例を説明する。尚、図17において終点位置We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keを結ぶ立方体状の六面体は、媒介変数p=1における六面体HE0である。図17では、分かり易く示すため、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを結ぶ六面体(媒介変数p=0における六面体)を立方体状として模式的に示し、p=0の六面体とp=1の六面体との間に0<p<1の六面体HE1を立方体状として模式的に示している。この六面体HE1は、図9A等で示した三角形TR0に対応するものであり、色変換テーブル400に規定される格子点GD0にKインクを発生させるか否かを分ける境界となる。
まず、処理対象格子点GD0の入力チャンネル位置をc,m,y,Kで表すことにする。ここで、入力チャンネル位置c,m,yはそれぞれ実際の入力チャンネル値を0〜1で規格化した値([0,255]を255で除算して[0,1]に規格化した値)である。入力チャンネル位置Kは、実際の入力チャンネル値を表す。
媒介変数pは、処理対象格子点Pの位置を、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksにおいて0、終点位置We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keにおいて1となるように規格化して表すものとする。例えば、頂点C,Ceを結ぶ稜線軸A0cにおいて、発生位置Csと終点位置Ceの中点であれば、p=0.5となる。このような媒介変数pを用いて処理対象格子点PのKチャンネル値をKとし、各頂点の発生位置及び終了位置と媒介変数pとを用いて六面体補間したとき、以下の式が成り立つ。
式(19)をKについて変形すると、以下の式となる。


これをpについて変形すると、以下の式を得る。

尚、式(22)を図19にも示す。
式(22)の右辺の項は全て既知であるので、処理対象格子点Pの入力チャンネル位置c,m,y,Kが定まれば、媒介変数pを算出することができる。
以上説明したようにして、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksと処理対象格子点GD0との位置関係が媒介変数pとして導かれ、例えばRAM113に記憶される。ここで、媒介変数pが0未満であれば、処理対象格子点GD0が全体として発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,KsよりもK入力0%側にあると判断し、Kインクを使用しないことにする。媒介変数pが0以上であれば、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,KsからK入力100%側にあると判断し、Kインクを使用することにする。色変換テーブル生成装置100は、全格子点GD0について、Kインクの使用可否を判断する。
尚、六面体HE0の頂点W,C,M,Y,R,G,B,Kを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定する場合には、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを発生終了位置に読み替え、終点位置We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keを開始位置W,C,M,Y,R,G,B,Kに読み替えれば良い。発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを設定する場合は終点位置We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keの入力値が100%であるが、発生終了位置を設定する場合は開始位置W,C,M,Y,R,G,B,Kの入力値が0%である。従って、式(19)〜(22)のWe,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keは、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを設定する場合に100%とし、発生終了位置を設定する場合に0%とすればよい。その他の処理は同様のまま、頂点W,C,M,Y,R,G,B,Kを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定することができる。
図3のS110でKインクの使用可否を決定した後、色変換テーブル生成装置100は、Kインクを使用する格子点GD0にKインクの使用量を設定する(S112)。このとき、既定軸A0の位置を表す値からインク使用量を表す値を求める関数460が設定されている場合には、この関数460を用いることによりKインクの使用量を設定する。媒介変数pが定まると、処理対象格子点GD2を囲む既定軸A0におけるKインクの使用量を求めることができ、これらのインク使用量から処理対象格子点GD2のKインクの使用量を補間することができる。本具体例でも、既定軸A0上の格子点GD1も同じアルゴリズムでKインクの使用量を求めることにしている。
図17は、4次元入力色空間CS1の格子点GD2の位置(点P)におけるKインクの使用量を設定する例を模式的に示している。各稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kのそれぞれに関数461,462,463,…が設定されている場合、各関数461,462,463,…に媒介変数pを代入することにより、各稜線軸において媒介変数pに応じたKインクの使用量を算出すればよい。そのうえで、色変換テーブル生成装置100は、処理対象格子点GD0におけるKインクの使用量を補間演算により求める。
ここで、稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kにおける媒介変数pに応じた位置におけるKインクの使用量を、それぞれ、IW,IC,IM,IY,IR,IG,IB,IKとする。これらのインク使用量を用いて処理対象格子点PのKインクの使用量を六面体補間すると、以下の式となり、所望のインク使用量IPを算出することができる。

ただし、インク使用量IPがインク量上限ULを超える場合には、インク使用量IPをインク量上限ULに置き換える。
色変換テーブル生成装置100は、全格子点GD0について、Kインクの使用量を決定する。
尚、上述したように、六面体HE0の頂点W,C,M,Y,R,G,B,Kを基点として特定色材の使用が終了する発生終了位置を設定する場合には、発生位置Ws,Cs,Ms,Ys,Rs,Gs,Bs,Ksを発生終了位置に読み替え、終点位置We,Ce,Me,Ye,Re,Ge,Be,Keを開始位置W,C,M,Y,R,G,B,Kに読み替えれば良い。
図3のS112でKインクの使用量を設定した後、色変換テーブル生成装置100は、CMYのインクの使用量を設定し、図18に示すような色変換テーブル400を生成し(S114)、色変換テーブル生成処理を終了させる。CMYのインクの使用量は、既定軸A0上において設定しておけば、Kインクの場合と同様にして決定することができる。図18に示す色変換テーブル400は、入力デバイスに依存するCMYK色空間(入力色空間CS1)の座標値(C1j,M1j,M1j,K1j)と出力デバイスに依存するCMYK色空間(出力色空間CS2)の座標値(C2j,M2j,Y2j,K2j)との対応関係を表す情報である。座標値(C1j,M1j,M1j,K1j)は、CMYKの色の量を表す。座標値(C2j,M2j,Y2j,K2j)は、CMYKのインクの使用量を表す。尚、変数jは、入力色空間CS1の座標に対応する各格子点GD0を識別する変数である。出力座標値(C2j,M2j,Y2j,K2j)は、インク打ち込み量がインク量上限ULの範囲内となるように規定される。図18に示すように、入力座標値(C1j,M1j,M1j,K1j)と出力座標値(C2j,M2j,Y2j,K2j)とを対応付けると、各格子点GD0について対応関係が規定された色変換テーブル400を生成することができる。
生成された色変換テーブル400は、例えば、図示しないプリンタードライバーに組み込まれる。このプリンタードライバーにより実現される印刷制御装置は、色変換テーブル400を参照して入力色空間CS1の座標値(C1q,M1q,Y1q,K1q)を表す印刷用データから出力色空間CS2の座標値(C2q,M2q,Y2q,K2q)を表す出力データを生成する。この出力データを印刷装置200に送信すると、印刷装置200は前記出力データに基づいて被印刷物290に画像IM2を印刷して印刷物PT2を形成する。
以上説明したように、ユーザーが入力色空間CS1に設けられた稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kのそれぞれにおいてKインクの使用が開始される発生位置420を設定すると、入力色空間CS1のうち稜線軸A0w,A0c,A0m,A0y,A0r,A0g,A0b,A0kを除く位置の格子点GD2においてもKインクを使用するか否かが決定される。これにより、ユーザーは、全格子点GD0についてKインクを使用するか否かを設定する必要が無くなる。既定軸A0を除く位置の格子点GD2においてKインクを使用すると決定された場合、入力色空間CS1の格子点GD2の位置におけるKインクの使用量が設定される。従って、本具体例も、印刷画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成することが可能となる。
尚、既定軸A0は8本の稜線軸に限定されないことから、補間は六面体補間に限定されない。
(7)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、インクの種類は、CMYKに限定されず、CMYKに加えて、Lc、Lm、Dy、Or、Gr、Lk、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。また、CMYKの一部のインクを使用しない場合にも、本技術を適用可能である。
上述した処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。
特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置を設定する画面は、図5,15で示した画面に限定されない。特定色材の使用量の設定に用いる関数を設定する画面も、図6,16で示した画面に限定されない。以下、インク発生終了位置(境界位置の例)を設定する画面の例、及び、インク発生終了位置設定時の関数設定画面の例を説明する。前提として、印刷装置200がCMYK及びLkのインクを使用し、Lkインクが特定色材であるものとする。
図20は、発生終了位置設定タブ621が操作されたときに表示される発生終了位置設定画面の例を模式的に示している。図21は、発生終了位置設定時の関数設定タブ671が操作されたときに表示される発生終了位置設定時の関数設定画面の例を模式的に示している。尚、図5,6で示した画面と同様の箇所には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図20に示す発生終了位置設定画面630は、図5で示した発生終了位置設定画面610と同様の画面である。図20にスライダーコントロール612は、既定軸A0に含まれる7本の軸の各インク発生終了位置を表す設定値をまとめて設定するための操作部である。図20に示す詳細設定入力欄613は、既定軸A0に含まれる7本の軸のインク発生終了位置を表す設定値を個別に設定するための操作部である。図21に示す発生終了位置設定時の関数設定画面680は、関数表示欄665に表示される関数が減少関数となる点を除いて、図6で示した関数設定画面660と同様の画面である。
本変形例の色変換テーブル生成処理も、図3で示した色変換テーブル生成処理に従って行うことができる。色変換テーブル生成処理が開始されると、色変換テーブル生成装置100は、印刷設定の選択を受け付け(S102)、インク量上限ULを設定し(S104)、発生終了位置及び関数設定画面を表示装置115に表示し(S106)、インク発生終了位置、及び、関数460を設定する(S108)。色変換テーブル生成装置100は、図20に示す発生終了位置設定画面630において入力装置116による保存ボタン614の操作を受け付けると、スライダーコントロール612又は入力欄613で受け付けた操作に応じた7本の軸の設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。すなわち、発生終了位置設定画面630で設定を受け付ける色変換テーブル生成装置100は、入力色空間CS1に設けられた軸A0c,A0m,A0y,A0gray,A0r,A0g,A0bのそれぞれについて、Lkインクの使用が終了する発生終了位置の設定を受け付けることになる。
また、色変換テーブル生成装置100は、図21に示す発生終了位置設定時の関数設定画面680において入力装置116による保存ボタン666の操作を受け付けると、選択欄662,663及びスライダーコントロール664で受け付けた操作に応じた7本の軸の関数461,462,463,…を表す設定値を記憶して、処理を図3のS110に進める。すなわち、関数設定画面680で設定を受け付ける色変換テーブル生成装置100は、Lkインクの使用量の設定に用いる関数460の設定を受け付けることになる。
その後、色変換テーブル生成装置100は、CMYKのインクの使用量を設定し、色変換テーブルを生成して(S114)、色変換テーブル生成処理を終了させる。
以上より、ユーザーは、全格子点GD0についてLkインクを使用するか否かを設定する必要が無くなる。既定軸A0を除く位置の格子点GD2においてLkインクを使用すると決定された場合、入力色空間CS1の格子点GD2の位置におけるLkインクの使用量が設定される。従って、本変形例も、印刷画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成することが可能となる。
(8)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、出力画像の画質を向上させる色変換テーブルを容易に生成する技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…色変換テーブル生成装置、114…記憶装置、115…表示装置、116…入力装置、200…印刷装置(出力デバイスの例)、290…被印刷物、400…色変換テーブル、420…発生位置(境界位置の例)、460,461〜463…関数、610,620…発生開始位置設定画面、612,664…スライダーコントロール、613…入力欄、630…発生終了位置設定画面、660,670,680…関数設定画面、662,663…選択欄、665…表示欄、A0…既定軸、A1…第一選択軸、A2…第二選択軸、A3…第三選択軸、A10…稜線軸、CS1…入力色空間、CS2…出力色空間、FU1…境界位置設定機能、FU2…使用可否決定機能、FU3…使用量設定機能、FU4…関数設定機能、GD0…格子点、GD1…既定軸上の格子点、GD2…既定軸を除く位置の格子点、HE0…六面体、PR0…色変換テーブル生成プログラム、PT2…印刷物、ST1…境界位置設定工程、ST2…使用可否決定工程、ST3…使用量設定工程、ST4…関数設定工程、TE0…四面体、TR0,TRt…三角形、U1…境界位置設定部、U2…使用可否決定部、U3…使用量設定部、U4…関数設定部。

Claims (11)

  1. 入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成装置であって、
    前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける境界位置設定部と、
    前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する使用可否決定部と、
    前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する使用量設定部と、を備え
    前記使用量設定部は、前記既定軸の位置を表す値から色材の使用量を表す値を求める関数を用いることにより、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する、色変換テーブル生成装置。
  2. 前記使用量設定部は、前記特定色材の使用量の設定に用いる関数の設定を受け付ける関数設定部を有する、請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  3. 前記既定軸は、
    前記入力色空間において白点から黒点に至るグレー軸、
    前記入力色空間において白点からイエロー純色点を通って黒点に至るY経由軸、
    前記入力色空間において白点からレッド純色点を通って黒点に至るR経由軸、
    前記入力色空間において白点からマゼンタ純色点を通って黒点に至るM経由軸、
    前記入力色空間において白点からブルー純色点を通って黒点に至るB経由軸、
    前記入力色空間において白点からシアン純色点を通って黒点に至るC経由軸、及び、
    前記入力色空間において白点からグリーン純色点を通って黒点に至るG経由軸、
    の中から選ばれる複数の軸を含み、
    前記境界位置設定部は、前記複数の軸のそれぞれについて前記境界位置の設定を受け付け、
    前記使用可否決定部は、前記複数の軸のそれぞれにおける前記境界位置に基づいて、前記格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する、請求項1又は請求項2に記載の色変換テーブル生成装置。
  4. 前記既定軸は、前記グレー軸、前記Y経由軸、前記R経由軸、前記M経由軸、前記B経由軸、前記C経由軸、及び、前記G経由軸の中から選ばれる第一選択軸、第二選択軸、及び、第三選択軸を含み、
    前記使用可否決定部は、前記入力色空間において、前記第一選択軸における前記境界位置、前記第二選択軸における前記境界位置、及び、前記第三選択軸における前記境界位置を結ぶ三角形と、前記格子点と、の位置関係に基づいて、前記格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する、請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  5. 前記第三選択軸が前記グレー軸であり、
    前記使用可否決定部は、前記入力色空間において、前記第一選択軸が通っている純色点、前記第二選択軸が通っている純色点、白点、及び、黒点を頂点として形成される四面体に前記格子点が含まれるか否かを判断し、前記四面体に前記格子点が含まれると判断した場合に、前記三角形と、前記格子点と、の位置関係に基づいて、前記格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する、請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  6. 前記使用量設定部は、前記入力色空間において、前記三角形と、前記格子点と、の位置関係に基づいて、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する、請求項又は請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  7. 前記入力色空間は、第一入力色の1次元軸、第二入力色の1次元軸、第三入力色の1次元軸、及び、第四入力色の1次元軸を有する色空間であり、
    前記既定軸は、前記入力色空間において、前記第一入力色の1次元軸、前記第二入力色の1次元軸、及び、前記第三入力色の1次元軸で構成される仮想の六面体の頂点が前記第四入力色の成分の変化により移動するときの軌跡を表す稜線軸を複数含み、
    前記境界位置設定部は、前記複数の稜線軸のそれぞれについて前記境界位置の設定を受け付け、
    前記使用可否決定部は、前記複数の稜線軸のそれぞれにおける前記境界位置に基づいて、前記格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する、請求項1又は請求項2に記載の色変換テーブル生成装置。
  8. 前記既定軸は、前記仮想の六面体における8箇所の頂点のそれぞれに対応する8本の前記稜線軸を含み、
    前記使用可否決定部は、前記入力色空間において、前記8本の稜線軸のそれぞれにおける前記境界位置と、前記格子点と、の位置関係に基づいて、前記格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する、請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  9. 前記使用量設定部は、前記入力色空間において、前記8本の稜線軸のそれぞれにおける前記境界位置と、前記格子点と、の位置関係に基づいて、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する、請求項に記載の色変換テーブル生成装置。
  10. 入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成方法であって、
    前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける工程と、
    前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する工程と、
    前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する工程と、を含み、
    前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する工程は、前記既定軸の位置を表す値から色材の使用量を表す値を求める関数を用いることにより、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する、色変換テーブル生成方法。
  11. 入力色空間の座標値と複数種類の色材の使用量との対応関係を規定した色変換テーブルを生成するための色変換テーブル生成プログラムであって、
    前記入力色空間に設けられた既定軸において、前記複数種類の色材に含まれる特定色材の使用が開始されるか終了する境界位置の設定を受け付ける境界位置設定機能と、
    前記既定軸における前記境界位置に基づいて、前記対応関係を規定する格子点において前記特定色材を使用するか否かを決定する使用可否決定機能と、
    前記特定色材を使用すると決定された場合に、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する使用量設定機能と、をコンピューターに実現させ
    前記使用量設定機能は、前記既定軸の位置を表す値から色材の使用量を表す値を求める関数を用いることにより、前記格子点における前記特定色材の使用量を設定する、色変換テーブル生成プログラム。
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