JP6922658B2 - プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、プロファイル調整装置、及び、プロファイル調整システム - Google Patents
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Description
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターを対象とした入力プロファイルを調整する場合に限らず、種々のカラー機器を対象としたプロファイルを調整する場合にも存在する。
調整対象の色に対応する調整点について第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標を取得する目標取得工程と、
前記機器独立座標値と前記第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイルにおいて前記機器独立座標値から前記第二座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブルとし、前記調整点における前記機器独立座標値を調整対象PCS値として、該調整対象PCS値を変化させた暫定PCS値を前記第一変換テーブルに従って変換して得られる暫定カラー値を前記調整目標に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標に対応する前記機器独立座標値の最適解を得る最適化工程と、
前記機器独立座標値の最適解に基づいて前記調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むプロファイル調整装置の態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むプロファイル調整システムの態様を有する。
まず、図1〜15に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
図2,6〜13等に例示するように、本技術の一態様に係るプロファイル調整方法は、第一機器従属色空間CS1(例えばCMYK色空間)の第一座標値(例えばCMYK値)とプロファイル接続空間CS3(例えばLab色空間)の機器独立座標値(例えばLab値)との対応関係を表す調整対象プロファイル(例えば入力プロファイル610)を調整する処理をコンピューター(例えばホスト装置100)により行うプロファイル調整方法であって、目標取得工程ST1、最適化工程ST2、及び、プロファイル調整工程ST3を含む。前記目標取得工程ST1では、調整対象の色に対応する調整点P0について第二機器従属色空間CS2(例えばcmyk色空間)の座標を基準とした調整目標T0(例えばcmykT)を取得する。ここで、前記機器独立座標値(Lab値)と前記第二機器従属色空間CS2の第二座標値(例えばcmyk値)との対応関係を表す出力プロファイル620において前記機器独立座標値(Lab値)から前記第二座標値(cmyk値)への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブル(例えばB2Aテーブル621)とする。また、前記調整点P0における前記機器独立座標値(Lab値)を調整対象PCS値(例えばLabS1)とする。前記最適化工程ST2では、前記調整対象PCS値(LabS1)を変化させた暫定PCS値(例えばLabpS1)を前記第一変換テーブル(621)に従って変換して得られる暫定カラー値(例えばcmykpp)を前記調整目標T0に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標T0に対応する前記機器独立座標値(Lab値)の最適解(例えばLabb)を得る。前記プロファイル調整工程ST3では、前記機器独立座標値(Lab値)の最適解(Labb)に基づいて前記調整対象プロファイル(610)を調整する。
従って、本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整方法を提供することができる。
第一機器従属色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。尚、Rは赤を意味し、Gは緑を意味し、Bは青を意味する。
第二機器従属色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。以下述べる実施形態では、第二機器従属色空間がCMYK色空間である場合に第一機器従属色空間のCMYK色空間と区別するため第二機器従属色空間をcmyk色空間と表記している。
第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標は、第二機器従属色空間の座標値で表されてもよいし、第二機器従属色空間の現在の座標値からの差分で表されてもよい。
最適化処理には、準ニュートン法(Quasi-Newton Method)による最適化処理、ニュートン法による最適化処理、共役勾配法(Conjugate Gradient Method)による最適化処理、等を用いることができる。
最適化処理により最適解を得ることには、複数の最適化処理を行って得られる複数の解の中から最適解を決定すること、及び、1回の最適化処理により最適解を得ることが含まれる。
尚、上記態様1の付言は、以下の態様も同様である。
ところで、前記調整目標T0を表す前記第二座標値(cmyk値)を目標カラー値(例えばcmykT)とする。図8に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記第二機器従属色空間CS2の各要素色(例えばcmyk)について前記暫定カラー値(cmykpp)と前記目標カラー値(cmykT)との差(例えばDc,Dm,Dy,Dk)の二乗(例えばDc2,Dm2,Dy2,Dk2)を含む目的関数(例えばy=f(LabpS1))を用いて前記最適化処理により前記最適解(Labb)を得てもよい。尚、差の二乗が小さくなるほど目的関数の出力値が小さくなる場合、暫定カラー値(cmykpp)を目標カラー値(cmykT)に近付ける要素は目的関数の出力値を小さくすることである。本態様は、平方根の計算が不要になるので、最適化処理を高速化することができる。
尚、上記態様2には含まれないが、平方根を計算する場合も本技術に含まれる。
ここで、前記出力プロファイル620において前記第二座標値(cmyk値)から前記機器独立座標値(Lab値)への変換に用いられる色変換テーブルを第二変換テーブル(例えばA2Bテーブル622)とする。図8に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記第二機器従属色空間CS2の各要素色(cmyk)について前記暫定カラー値(cmykpp)と前記目標カラー値(cmykT)との差(Dc,Dm,Dy,Dk)を含む目的関数であって、前記差(Dc,Dm,Dy,Dk)とは別に、前記暫定PCS値(LabpS1)と、前記目標カラー値(cmykT)を前記第二変換テーブル(622)に従って変換して得られる前記機器独立座標値(例えばLabS2)と、の色差(例えばΔE00)を含む目的関数(例えばy=f(LabpS1))を用いて前記最適化処理により前記最適解(Labb)を得てもよい。暫定カラー値(cmykpp)と目標カラー値(cmykT)との差(Dc,Dm,Dy,Dk)とは別に暫定PCS値(LabpS1)と第二変換テーブル変換値(LabS2)との色差(ΔE00)が目的関数(y=f(LabpS1))に含まれていることにより、近いと予測される機器独立座標値LabS2から最適解Labbが大きくずれることが抑制される。従って、本態様は、調整対象プロファイルの色再現精度をさらに向上させる技術を提供することができる。
尚、上記態様3には含まれないが、目的関数に暫定PCS値と第二変換テーブル変換値との色差が含まれない場合も本技術に含まれる。
図8に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記暫定PCS値(LabpS1)の範囲の制約条件に前記機器独立座標値(Lab値)のとり得る範囲(例えば、Lについて0〜100、a,bについて−128〜127)を適用して前記最適化処理により前記最適解(Labb)を得てもよい。暫定PCS値(LabpS1)が機器独立座標値(Lab値)のとり得る範囲を超える調整を行うことはできないので、本態様は、好適な最適化処理を提供することができる。
ここで、本願において、「Min〜Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
尚、上記態様4には含まれないが、上記制約条件が無い場合も本技術に含まれる。
図8,9に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記目標カラー値(cmykT)を前記第二変換テーブル(622)に従って変換して得られる前記機器独立座標値(LabS2)を前記暫定PCS値(LabpS1)の初期値(例えばLab0)として前記最適化処理に用いてもよい。第二変換テーブル(622)に誤差はあっても、機器独立座標値(LabS2)は最適解(Labb)に近い値となる。従って、本態様は、好適な最適化処理を提供することができる。
尚、上記態様5には含まれないが、機器独立座標値(LabS2)が暫定PCS値の初期値でない場合も本技術に含まれる。
図8,9に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記最適化処理における前記暫定PCS値(LabpS1)の初期値(例えばLabi)を複数用いてもよい。当該最適化工程ST2では、目的関数(y=f(LabpS1))を用いる前記最適化処理を前記複数の初期値(Labi)のそれぞれについて行って前記機器独立座標値(Lab値)の最適解候補(例えばLabpb)を複数得てもよい。当該最適化工程ST2では、前記複数の最適解候補(Labpb)に基づいて前記最適解(Labb)を得てもよい。目的関数(y=f(LabpS1))が複数の極小値、又は、複数の極大値を有することがあるが、暫定PCS値(LabpS1)の初期値(Labi)が複数用いられることにより、より好ましい解を得ることができる。従って、本態様は、好適な最適化処理を提供することができる。
尚、上記態様6には含まれないが、暫定PCS値の初期値が単数である場合も本技術に含まれる。
ここで、前記目標カラー値(cmykT)を前記第二変換テーブル(622)に従って変換して得られる前記機器独立座標値(Lab値)を基準座標値(例えばLabS2)とする。図10,11に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記最適解候補(Labpb)で表される色が有彩色であると判断した場合、前記プロファイル接続空間CS3の色相平面(例えばab平面)において前記基準座標値(LabS2)と同じ象限に属する前記最適解候補(Labpb)に基づいて前記最適解(Labb)を得てもよい。調整点P0の色が有彩色である場合、プロファイル接続空間CS3の色相平面(ab平面)において基準座標値(LabS2)と異なる象限に属する最適解候補(Labpb)は、ずれが大きすぎる可能性が大きい。従って、本態様は、好適な最適化処理を提供することができる。
図10,11に例示するように、前記最適化工程ST2では、前記最適解候補(Labpb)が前記最適解(Labb)を得るために適しているか否かを所定の判定基準に従って判断してもよい。当該最適化工程ST2では、前記複数の最適解候補(Labpb)が前記最適解(Labb)を得るために適していないと判断した場合、前記最適解(Labb)を前記基準座標値(LabS2)にしてもよい。得られた複数の最適解候補(Labpb)がいずれも最適解を得るために適していない場合でも、最適解(Labb)を基準座標値(LabS2)にすることにより、解無しとならない。従って、本態様は、好適な最適化処理を提供することができる。
ところで、本技術の一態様に係るプロファイル調整プログラムPR0は、目標取得工程ST1に対応する目標取得機能FU1、最適化工程ST2に対応する最適化機能FU2、及び、プロファイル調整工程ST3に対応するプロファイル調整機能FU3をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整プログラムを提供することができる。
また、本技術の一態様に係るプロファイル調整装置(例えばホスト装置100)は、目標取得工程ST1に対応する目標取得部U1、最適化工程ST2に対応する最適化部U2、及び、プロファイル調整工程ST3に対応するプロファイル調整部U3を含む。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整装置を提供することができる。
さらに、本技術の一態様に係るプロファイル調整システムSY1は、パッチを含むカラーチャートを印刷するための印刷装置(例えばプリンター200)、前記パッチを測色する測色装置120、及び、態様10の各部を含む。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整システムを提供することができる。
図1は、プロファイル調整装置を含むプロファイル調整システムの構成例を模式的に示している。図1に示すプロファイル調整システムSY1は、ホスト装置100(プロファイル調整装置の例)、表示装置130、測色装置120、及び、インクジェットプリンター200を含んでいる。ホスト装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、通信I/F(インターフェイス)118、測色装置用I/F 119、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。尚、ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置130は、ホスト装置100からの表示データに基づいて該表示データに対応する画面を表示する。表示装置130には、液晶表示パネル等を用いることができる。
測色装置120は、カラーチャートが形成される媒体の例である被印刷物(print substrate)に形成された各カラーパッチを測色して測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE Lab色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。ホスト装置100は、測色装置120から測色データを取得して各種処理を行う。
ホスト装置100のCPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行う。CPU111は、RAM113に読み出されたプロファイル調整プログラムPR0を実行することにより、上述した機能FU1〜FU3に対応する処理を行う。プロファイル調整プログラムPR0は、コンピューターであるホスト装置100を、目標取得部U1、最適化部U2、及び、プロファイル調整部U3として機能させる。また、プロファイル調整プログラムPR0を実行するホスト装置100は、目標取得工程ST1、最適化工程ST2、及び、プロファイル調整工程ST3を実施する。上述した機能FU1〜FU3をコンピューターに実現させるプロファイル調整プログラムPR0を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、ホスト装置の内部の記憶装置に限定されず、ホスト装置の外部の記録媒体でもよい。
次に、図2を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図2に示すカラーマネジメントシステムは、例えば上記ホスト装置100に実現されるRIP(Raster Image Processor)400で印刷原稿データD0から印刷色cmykp(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)を表す出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。印刷原稿データD0は、色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300のCMYKのインク(色材)で目標とする色(目標色CT)を再現するためのプロセスカラーCMYKinを表す。
図3は、入力プロファイル610、出力プロファイル620、及び、デバイスリンクプロファイル630の関係を模式的に例示している。
図3に示すように、入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300の使用インクに合わせたCMYK色空間(第一機器従属色空間CS1の例)のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、Lab色空間(PCS(プロファイル接続空間)CS3の例)のLab値(Li,ai,bi)と、の対応関係を規定したデータである。この場合のA2Bテーブル611の格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、CMYK色空間(CS1)に設定された格子点GD1を識別する変数である。CMYK値は、第一座標値の例である。Lab値は、機器独立座標値の例である。入力プロファイル610において、CMYK色空間(CS1)は入力色空間CS4の例であり、Lab色空間(CS3)は出力色空間CS5の例である。
尚、第一機器従属色空間を第一の色空間とも記載する。
尚、第二機器従属色空間を第二の色空間とも記載する。
尚、プロファイル610,620,630に含まれる変換テーブルは、単一の変換テーブルに限定されず、1次元の変換テーブルと3又は4次元の変換テーブルと1次元の変換テーブルとの組合せ等、複数の変換テーブルの組合せでもよい。従って、図3に示す変換テーブルは、プロファイル610,620,630に含まれる3又は4次元の変換テーブルを直接示す場合もあれば、プロファイル610,620,630に含まれる複数の変換テーブルを組み合わせた状態を示す場合もある。
また、格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
図6は、図1に示すホスト装置100で行われる目標設定処理を例示している。この目標設定処理の後、図8に例示する最適化処理が行われる。尚、ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。図7は、図6のステップS102で表示されるUI(ユーザーインターフェイス)画面800の例を示している。ここで、図6のステップS113,S120〜S122は、目標取得工程ST1、目標取得機能FU1、及び、目標取得部U1に対応している。
(S111)調整対象の入力プロファイル610と色変換用の出力プロファイル620の指定を受け付ける処理。
(S112)CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、PCS CS3の中からいずれか一つを調整対象色空間CS6として受け付ける処理。
(S113)調整対象色空間CS6の座標を基準として調整点P0における調整目標T0の入力を受け付ける処理。
(S114)CMYK色空間(CS1)において調整対象の入力プロファイル610のうち目標T0に基づいて調整する調整範囲A0(図13参照)の指定を受け付ける処理。
(S115)調整対象の入力プロファイル610の対応関係を規定するための複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つを指定インテントとして受け付ける処理。
ホスト装置100は、入力装置115による入力プロファイル選択欄811への操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の一覧を表示装置130に表示させることが可能である。ホスト装置100は、表示された入力プロファイル610の一覧から一つの入力プロファイルを調整対象として入力装置115により受け付ける。
また、ホスト装置100は、入力装置115による出力プロファイル選択欄812への操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の一覧を表示装置130に表示させることが可能である。ホスト装置100は、表示された出力プロファイル620の一覧から一つの出力プロファイルを色変換用として入力装置115により受け付ける。
図7に示す調整対象色空間選択欄830の複数の選択項目には、「入力データ」と「出力データ」と「PCS値」が含まれる。「入力データ」は、CMYK色空間(CS1)を調整対象色空間CS6として選択する項目である。「出力データ」は、cmyk色空間(CS2)を調整対象色空間CS6として選択する項目である。「PCS値」は、Lab色空間(CS3)を調整対象色空間CS6として選択する項目である。ホスト装置100は、入力装置115により「入力データ」と「出力データ」と「PCS値」の中からいずれか一つを調整対象色空間CS6として受け付ける。
尚、調整対象色空間選択欄830に「入力データ」と「出力データ」と「PCS値」の一部が無くてもよい。むろん、予め、調整対象色空間CS6がCMYK色空間(CS1)とcmyk色空間(CS2)とPCS CS3のいずれか一つに決められていてもよい。
ホスト装置100は、上述した調整対象色空間選択欄830における選択に応じて目標受付領域840の入力項目を変える処理を行っている。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845への選択に応じて目標受付領域840の入力項目を変える処理を行っている。調整データ選択欄845においては、「絶対値」と「相対値」のいずれか一方を選択可能である。「絶対値」は、調整目標T0を色空間の座標値として受け付ける選択肢である。「相対値」は、調整目標T0を色空間の現在の座標値からの差分として受け付ける選択肢である。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、図7に示すように、PCS CS3の現在の座標値からの相対値(ΔLabT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(ΔL,Δa,Δb)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、PCS CS3の現在の座標値(C_L,C_a,C_bとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_L,T_a,T_bとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、CMYK色空間(CS1)の現在の座標値からの相対値(ΔCMYKT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(ΔC,ΔM,ΔY,ΔKとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、CMYK色空間(CS1)の現在の座標値(C_C,C_M,C_Y,C_Kとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_C,T_M,T_Y,T_Kとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、cmyk色空間(CS2)の現在の座標値からの相対値(ΔcmykT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(Δc,Δm,Δy,Δkとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、cmyk色空間(CS2)の現在の座標値(C_c,C_m,C_y,C_kとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_c,T_m,T_y,T_kとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
ホスト装置100は、調整範囲指定欄850において調整点P0を基点とした半径(Radius)の入力を受け付ける。この半径は、例えば、第一の色空間CS1におけるユークリッド距離の相対値0〜100%で表現される。これにより、第一の色空間CS1において入力プロファイル610のうち調整範囲A0が指定される。尚、本願において、「Min〜Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
図13には、半径(Radius)が指定された場合の調整範囲A0の例が模式的に示されている。調整範囲A0は、各調整点P0に設定される。図13に示す例では、調整点P01に調整範囲A01が設定され、調整点P02に調整範囲A02が設定されていることが示されている。ホスト装置100は、目標受付領域840において、各調整点P0の調整範囲A0の入力を受け付けることが可能である。
ホスト装置100は、入力プロファイル610の対応関係を規定するためのレンダリングインテントの指定をインテント指定欄860において受け付ける。図7に示すインテント指定欄860の複数の指定項目は、図示を省略しているが、「Perceptual」(知覚的)、「Relative Colorimetric」(相対的測色的)、及び、「Saturation」(彩度重視)の3種類である。むろん、指定項目に「Absolute Colorimetric」(絶対的測色的)が含まれてもよいし、「Perceptual」と「Relative Colorimetric」と「Saturation」の内の一部が指定項目に無くてもよい。図7には、指定インテントとして「Perceptual」が指定されている例が示されている。
LabS1=ficc(InputProfile,A2B,CMYKin)
現在の出力値である調整対象カラー値cmykp(各成分をcp,mp,yp,kpとする。)は、以下の式により算出することができる。
cmykp=ficc(OutputProfile,B2A,LabS1)
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,CMYKin))
cmykT=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,CMYKT))
調整目標T0の相対値ΔCMYKT-pがあれば、入力値CMYKinと併せて、以下の式により目標カラー値cmykTを求める。
cmykT
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,CMYKin+ΔCMYKT-p))
調整目標T0の相対値ΔcmykT-pがあれば、入力値CMYKinと併せて、以下の式により目標カラー値cmykTを求める。
cmykT
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,CMYKin))+ΔcmykT-p
cmykT=ficc(OutputProfile,B2A,LabT)
調整目標T0の相対値ΔLabT-pがあれば、入力値CMYKinと併せて、以下の式により目標カラー値cmykTを求める。
cmykT
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,CMYKin)+ΔLabT-p)
図8に示す最適化処理が開始されると、ホスト装置100は、出力プロファイル620のA2Bテーブル622に従って目標カラー値cmykTをPCS値LabS2(基準座標値の例)に変換する(S202)。このPCS値LabS2は、図9に例示するように暫定PCS値LabpS1の初期値Lab0となる。
(ΔLi,Δai,Δbi)=( 0, 0, 0)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(+SL,+Sa,+Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(+SL,+Sa,−Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(+SL,−Sa,+Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(+SL,−Sa,−Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(−SL,+Sa,+Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(−SL,+Sa,−Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(−SL,−Sa,+Sb)
(ΔLi,Δai,Δbi)=(−SL,−Sa,−Sb)
むろん、初期値の数は、27個、81個、等、8個に限定されない。
基準座標値Lab1を囲む初期値の間隔2×SL,2×Sa,2×Sbは、例えば、PCS値のとりうる範囲の5〜20%程度とすることができる。式で表すと、以下の通りとなる。
0.05×100≦2×SL≦0.2×100
0.05×255≦2×Sa≦0.2×255
0.05×255≦2×Sb≦0.2×255
初期値の間隔2×SL,2×Sa,2×SbをPCS値のとりうる範囲の5〜20%程度にすると、最適解Labbを効率よく決定することができる。
cmykpp=ficc(OutputProfile,B2A,LabpS1)
図2では、調整目標T0に合わせるために調整対象PCS値LabS1に加える変化値を調整PCS値ΔLabと表している。
LabpS1=LabS1+ΔLab
D=(Dc2+Dm2+Dy2+Dk2)1/2
尚、差Dc,Dm,Dy,Dkの少なくとも一部に係数を乗じて重みを異ならせてもよい。
S218の処理において色差の二乗ΔE00 2を用いることにより、色差ΔE00に含まれる平方根の演算が無くなり、解探索処理が高速化される。色差の二乗ΔE00 2は、目的関数y=f(LabpS1)に含まれる。
LpS1<0である場合、 C=−LpS1×Cco
LpS1>100である場合、 C=(LpS1−100)×Cco
apS1<−128である場合、C=(−128−apS1)×Cco
apS1>127である場合、 C=(apS1−127)×Cco
bpS1<−128である場合、C=(−128−bpS1)×Cco
bpS1>127である場合、 C=(bpS1−127)×Cco
上記以外の場合、 C=0
ただし、係数Ccoは正の数であり、Lab値のとり得る範囲と比べて十分に大きい数である103≦Cco≦109程度が好ましい。
上記コストCが目的関数y=f(LabpS1)に含まれると、暫定PCS値LabpS1の範囲の制約条件にLab値のとり得る範囲が適用された最適化処理が行われる。
y=D2+w×ΔE00 2+C
ただし、係数wは、正の数である。B2Aテーブル621は3次元のLab色空間の座標値を4次元のcmyk色空間の座標値に変換する色変換テーブルであるため、4変数の目標カラー値cmykTとなる適切な3変数の解(最適解候補Labpb)が見つからない可能性がある。この点で、係数wは、1≦w≦10程度が好ましい。
最適解決定処理が開始されると、ホスト装置100は、複数の最適解候補Labpbの内、PCS値Labpbで表される色が有彩色である最適解候補を抽出する(S252)。ここで、最適解候補Labpbにおいて、a値をapb、b値をbpbとする。図11に例示するように、最適解候補Labpbで表される色は、|apb|>Ta(Ta>0)、又は、|bpb|>Tb(Tb>0)である場合に有彩色と定義することができる。この場合、|apb|≦Ta、且つ、|bpb|≦Tbである色は無彩色である。閾値Ta,Tbは、例えば、1≦Ta≦5程度、及び、1≦Tb≦5程度とすることができる。図11において、座標Z0は基準座標値LabS2の座標であり、座標Z1は無彩色の最適解候補の座標である。最適解候補の座標Z2,Z3,Z4は有彩色の座標であるので、座標Z2,Z3,Z4の最適解候補が抽出される。
得られる解Labbは、暫定カラー値cmykppを目標カラー値cmykT=cmykp+ΔcmykT-pに極力近付ける最適解である。最適解Labbを得る際、近いと予測される基準座標値LabS2から最適解Labbが大きくずれることが抑制され、暫定PCS値LabpS1がLab値のとり得る範囲に制約される。このような最適解Labbを用いて入力プロファイル610を調整することにより、色再現精度を向上させることができる。
また、S258〜S260の処理を無くし、入力プロファイル610の色再現域外の最適解候補Labpbを残すことも可能である。
Input_P=CMYKin
TargetOut_P=Labb
また、入力プロファイル610における現在の出力値CurrentOut_Pは、入力プロファイル610の現在の出力値である調整対象PCS値LabS1である。
CurrentOut_P=LabS1
調整目標T0の相対値をPCS CS3で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
図7で示した調整範囲指定欄850や目標受付領域840への入力により、調整量AdjustDataには調整範囲A0が設定される。基本的には、入力値Input_Pに対する出力値の調整量を最大にして調整範囲A0の境界で調整量を0にするようにしている。ただし、実際の調整は入力プロファイル610の格子点GD0に対して行われるため、設定された調整範囲A0よりも広い範囲まで調整が影響することがある。
まず、図15Aに示すように、ホスト装置100は、各調整点P0について、調整点P0に最も近い格子点である最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を決定する(図12のS310)。図15Aには、CMYK色空間(CS1)である入力色空間CS4の或る座標軸上に調整点P0(入力値Input_P)が2点指定された場合の出力値の調整量AD1を決定する例を示している。図15Aの例では、入力値Input_Pに対する調整量AdjustDataをそのまま最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1にしている。むろん、本技術は、最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を調整量AdjustDataにすることに限定されない。
むろん、本技術は、補間演算にスプライン関数を用いることに限定されない。
以上のようにして、第二の色空間CS2において現在の調整対象カラー値cmykpが目標カラー値cmykTに近付くように入力プロファイル610の対応関係が調整される。指定インテントに応じた情報が入力プロファイル610にある場合は、指定インテントに応じた対応関係において入力プロファイル610が調整される。
また、調整後の入力プロファイル610のA2Bテーブル611と出力プロファイル620のB2Aテーブル621とを結合することによりデバイスリンクプロファイル630のデバイスリンクテーブル631を作成することができる。従って、本具体例は、デバイスリンクプロファイルの色再現精度も向上させることができる。
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、色材としてトナーを使用するレーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、表示装置、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、Yよりも高濃度のDY(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、第二の色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。
むろん、第一の色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
さらに、S218の色差の二乗ΔE00 2を算出する処理を行わず、S222の計算処理において目的関数y=D2、又は、y=D2+Cを計算してもよい。この場合でも、S232の最適解決定処理において複数の初期値Labiのそれぞれから得られる目的関数yの値が最も小さくなった場合の最適解候補Labpbを最適解Labbに決定すれば、入力プロファイル610の色再現精度が向上する。
さらに、暫定PCS値LabpS1の初期値Labiを基準座標値Lab1など一つにしても、目標カラー値cmykTに極力近いcmyk値となるようなPCS値の最適解Labbが得られる。この最適解Labbを使用して入力プロファイル610を調整することにより、入力プロファイル610の色再現精度が向上する。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させることが可能な技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
ST1…目標取得工程、ST2…最適化工程、ST3…プロファイル調整工程、SY1…プロファイル調整システム、T0…目標。
Claims (11)
- 第一機器従属色空間の第一座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す調整対象プロファイルを調整する処理をコンピューターにより行う、プロファイル調整方法であって、
調整対象の色に対応する調整点について第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標を取得する目標取得工程と、
前記機器独立座標値と前記第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイルにおいて前記機器独立座標値から前記第二座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブルとし、前記調整点における前記機器独立座標値を調整対象PCS値として、該調整対象PCS値を変化させた暫定PCS値を前記第一変換テーブルに従って変換して得られる暫定カラー値を前記調整目標に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標に対応する前記機器独立座標値の最適解を得る最適化工程と、
前記機器独立座標値の最適解に基づいて前記調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、プロファイル調整方法。 - 前記調整目標を表す前記第二座標値を目標カラー値として、
前記最適化工程では、前記第二機器従属色空間の各要素色について前記暫定カラー値と前記目標カラー値との差の二乗を含む目的関数を用いて前記最適化処理により前記最適解を得る、請求項1に記載のプロファイル調整方法。 - 前記調整目標を表す前記第二座標値を目標カラー値とし、前記出力プロファイルにおいて前記第二座標値から前記機器独立座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第二変換テーブルとして、
前記最適化工程では、前記第二機器従属色空間の各要素色について前記暫定カラー値と前記目標カラー値との差を含む目的関数であって、前記差とは別に、前記暫定PCS値と、前記目標カラー値を前記第二変換テーブルに従って変換して得られる前記機器独立座標値と、の色差を含む目的関数を用いて前記最適化処理により前記最適解を得る、請求項1又は請求項2に記載のプロファイル調整方法。 - 前記最適化工程では、前記暫定PCS値の範囲の制約条件に前記機器独立座標値のとり得る範囲を適用して前記最適化処理により前記最適解を得る、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
- 前記調整目標を表す前記第二座標値を目標カラー値とし、前記出力プロファイルにおいて前記第二座標値から前記機器独立座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第二変換テーブルとして、
前記最適化工程では、前記目標カラー値を前記第二変換テーブルに従って変換して得られる前記機器独立座標値を前記暫定PCS値の初期値として前記最適化処理に用いる、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。 - 前記最適化工程では、前記最適化処理における前記暫定PCS値の初期値を複数用い、目的関数を用いる前記最適化処理を前記複数の初期値のそれぞれについて行って前記機器独立座標値の最適解候補を複数得て、該複数の最適解候補に基づいて前記最適解を得る、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
- 前記調整目標を表す前記第二座標値を目標カラー値とし、前記出力プロファイルにおいて前記第二座標値から前記機器独立座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第二変換テーブルとし、前記目標カラー値を前記第二変換テーブルに従って変換して得られる前記機器独立座標値を基準座標値として、
前記最適化工程では、前記最適解候補で表される色が有彩色であると判断した場合、前記プロファイル接続空間の色相平面において前記基準座標値と同じ象限に属する前記最適解候補に基づいて前記最適解を得る、請求項6に記載のプロファイル調整方法。 - 前記調整目標を表す前記第二座標値を目標カラー値とし、前記出力プロファイルにおいて前記第二座標値から前記機器独立座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第二変換テーブルとし、前記目標カラー値を前記第二変換テーブルに従って変換して得られる前記機器独立座標値を基準座標値として、
前記最適化工程では、前記最適解候補が前記最適解を得るために適しているか否かを所定の判定基準に従って判断し、前記複数の最適解候補が前記最適解を得るために適していないと判断した場合、前記最適解を前記基準座標値にする、請求項6又は請求項7に記載のプロファイル調整方法。 - 第一機器従属色空間の第一座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す調整対象プロファイルを調整するためのプロファイル調整プログラムであって、
調整対象の色に対応する調整点について第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標を取得する目標取得機能と、
前記機器独立座標値と前記第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイルにおいて前記機器独立座標値から前記第二座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブルとし、前記調整点における前記機器独立座標値を調整対象PCS値として、該調整対象PCS値を変化させた暫定PCS値を前記第一変換テーブルに従って変換して得られる暫定カラー値を前記調整目標に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標に対応する前記機器独立座標値の最適解を得る最適化機能と、
前記機器独立座標値の最適解に基づいて前記調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整機能と、をコンピューターに実現させる、プロファイル調整プログラム。 - 第一機器従属色空間の第一座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整装置であって、
調整対象の色に対応する調整点について第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標を取得する目標取得部と、
前記機器独立座標値と前記第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイルにおいて前記機器独立座標値から前記第二座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブルとし、前記調整点における前記機器独立座標値を調整対象PCS値として、該調整対象PCS値を変化させた暫定PCS値を前記第一変換テーブルに従って変換して得られる暫定カラー値を前記調整目標に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標に対応する前記機器独立座標値の最適解を得る最適化部と、
前記機器独立座標値の最適解に基づいて前記調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整装置。 - 第一機器従属色空間の第一座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整システムであって、
パッチを含むカラーチャートを印刷するための印刷装置と、
前記パッチを測色する測色装置と、
調整対象の色に対応する調整点について第二機器従属色空間の座標を基準とした調整目標を取得する目標取得部と、
前記機器独立座標値と前記第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイルにおいて前記機器独立座標値から前記第二座標値への変換に用いられる色変換テーブルを第一変換テーブルとし、前記調整点における前記機器独立座標値を調整対象PCS値として、該調整対象PCS値を変化させた暫定PCS値を前記第一変換テーブルに従って変換して得られる暫定カラー値を前記調整目標に近付ける要素を含む最適化処理により前記調整目標に対応する前記機器独立座標値の最適解を得る最適化部と、
前記機器独立座標値の最適解に基づいて前記調整対象プロファイルを調整するプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整システム。
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