JP2019103040A - プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、プロファイル調整装置、及び、プロファイル調整システム - Google Patents
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Abstract
Description
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターを対象としたプロファイルを調整する場合に限らず、種々のカラー機器を対象としたプロファイルを調整する場合にも存在する。
一以上の前記色変換モジュールから使用する色変換モジュールである対象モジュールを設定するモジュール設定工程と、
入力色空間の入力座標値を出力色空間の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる色変換工程と、
該対象モジュールによる変換結果を用いて前記調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整工程と、を含む、態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むプロファイル調整装置の態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むプロファイル調整システムの態様を有する。
まず、図1〜25に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
図2,5〜13等に例示するように、本技術の一態様に係るプロファイル調整方法は、プロファイル500を参照して色空間の座標値を変換する色変換処理を行う色変換モジュール700を使用して調整対象プロファイル550を調整する処理をコンピューター(例えばホスト装置100)により行う、プロファイル調整方法であって、モジュール設定工程ST1、色変換工程ST2、及び、プロファイル調整工程ST3を含む。前記モジュール設定工程ST1では、一以上の前記色変換モジュール700から使用する色変換モジュールである対象モジュール710を設定する。前記色変換工程ST2では、入力色空間CS4の入力座標値を出力色空間CS5の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュール710に実行させる。前記プロファイル調整工程ST3では、前記対象モジュール710による変換結果を用いて前記調整対象プロファイル550を調整する処理を行う。
ここで、対象モジュールを設定することには、対象モジュールの設定を受け付ける(例えばユーザーから対象モジュールを決定する操作を受け付ける)こと、及び、操作によらず一以上の色変換モジュールから対象モジュールを決定することが含まれる。
ところで、図5に例示するように、前記モジュール設定工程ST1では、記憶領域114aに記憶されている前記一以上の色変換モジュール700の一覧LT0を表示装置130に表示させてもよい。当該モジュール設定工程ST1では、前記一覧LT0から前記対象モジュール710を決定する操作を受け付けてもよい。本態様は、記憶領域114aに記憶されている一以上の色変換モジュール700の一覧LT0から対象モジュール710を選ぶことができるので、プロファイルを調整する際の利便性を向上させることができる。
また、図25に例示するように、前記モジュール設定工程ST1では、前記調整対象プロファイル550に基づいて、記憶領域114aに記憶されている前記一以上の色変換モジュール700から前記対象モジュール710を決定してもよい。この態様は、記憶領域114aに記憶されている一以上の色変換モジュール700から対象モジュール710が自動的に決定されるので、プロファイルを調整する際の利便性を向上させることができる。
ところで、図5,8A〜8D,9,11に例示するように、前記モジュール設定工程ST1では、前記対象モジュール710が前記色変換処理を行う際において前記出力座標値を求めるための可能な補間方法の中から使用する補間方法である対象補間方法781aの設定を受け付けてもよい。前記色変換工程ST2では、前記対象補間方法781aに従って前記入力座標値に対応する前記出力座標値を求めてもよい。本態様は、RIPといったシステムに使用される色変換モジュールを使用することができなくても、該色変換モジュールに極力合わせた色変換処理によりプロファイルを調整することが可能となる。
ここで、図8A〜8D,9に例示するように、前記補間方法は、前記プロファイル500のn個(nは4以上の整数)の格子点GD0における前記出力色空間CS5の座標値から前記出力座標値を補間するn点補間方法でもよい。この態様は、RIPといったシステムに使用される色変換モジュールに極力合わせた色変換処理によりプロファイルを調整する好適な例を提供することができる。
図3等に例示するように、前記プロファイル500は、第一機器従属色空間CS1(例えばCMYK色空間)の第一座標値(例えばCMYK値)とプロファイル接続空間CS3(例えばLab色空間)の機器独立座標値(例えばLab値)との対応関係を表す入力プロファイル610、前記機器独立座標値(Lab値)と第二機器従属色空間CS2(例えばcmyk色空間)の第二座標値(例えばcmyk値)との対応関係を表す出力プロファイル620、及び、前記第一座標値(CMYK値)と前記第二座標値(cmyk値)との対応関係を表すデバイスリンクプロファイル630を含んでもよい。図10,11等に例示するように、前記モジュール設定工程ST1では、前記第一機器従属色空間CS1(CMYK色空間)における前記入力座標値を前記第二機器従属色空間CS2(cmyk色空間)における前記出力座標値に変換する際に前記プロファイル接続空間CS3(Lab色空間)を経由する第一変換設定にするか前記プロファイル接続空間CS3(Lab色空間)を経由しない第二変換設定にするかを受け付けてもよい。前記色変換工程ST2では、前記第一変換設定が受け付けられた場合、前記入力プロファイル610及び前記出力プロファイル620を参照して前記第一機器従属色空間CS1(CMYK色空間)における前記入力座標値(CMYK値)を前記第二機器従属色空間CS2(cmyk色空間)における前記出力座標値(cmyk値)に変換する前記色変換処理を前記対象モジュール710に実行させてもよい。また、前記色変換工程ST2では、前記第二変換設定が受け付けられた場合、前記デバイスリンクプロファイル630を参照して前記第一機器従属色空間CS1(CMYK色空間)における前記入力座標値(CMYK値)を前記第二機器従属色空間CS2(cmyk色空間)における前記出力座標値(cmyk値)に変換する前記色変換処理を前記対象モジュール710に実行させてもよい。
プロファイル接続空間CS3(Lab色空間)を経由しない第二変換設定では、入力プロファイル610と出力プロファイル620とが結合されたデバイスリンクプロファイル630を参照する1回の色変換処理で済むため、その分、処理の時間が短くて済む。ただ、複数のプロファイル500を結合することによる色変換精度の低下が生じる。
本態様は、色再現精度を優先する第一変換設定と高速処理を優先する第二変換設定とを選択することができるので、利便性を向上させることができる。
第一機器従属色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。尚、Rは赤を意味し、Gは緑を意味し、Bは青を意味する。
第二機器従属色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。以下述べる実施形態では、第二機器従属色空間がCMYK色空間である場合に第一機器従属色空間のCMYK色空間と区別するため第二機器従属色空間をcmyk色空間と表記している。
尚、上記の付言は、以下の態様も同様である。
図11等に例示するように、前記モジュール設定工程ST1では、前記調整対象プロファイル550の格子点数の設定を受け付けてもよい。前記プロファイル調整工程ST3では、前記格子点数に合わせた複数の格子点GD0を有する前記調整対象プロファイル550を生成してもよい。プロファイル500の格子点数が増えるほど、色再現精度を向上させる可能性があるが、その分、処理に時間がかかり、プロファイル500のデータ容量も大きくなる。本態様は、色変換精度を優先するか高速処理を優先するかを選択することができるので、利便性を向上させることができる。
ところで、本技術の一態様に係るプロファイル調整プログラムPR0は、モジュール設定工程ST1に対応するモジュール設定機能FU1、色変換工程ST2に対応する色変換機能FU2、及び、プロファイル調整工程ST3に対応するプロファイル調整機能FU3をコンピューター(例えばホスト装置100)に実現させる。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間CS3の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整プログラムを提供することができる。
また、本技術の一態様に係るプロファイル調整装置(例えばホスト装置100)は、モジュール設定工程ST1に対応するモジュール設定部U1、色変換工程ST2に対応する色変換部U2、及び、プロファイル調整工程ST3に対応するプロファイル調整部U3を含む。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整装置を提供することができる。
さらに、本技術の一態様に係るプロファイル調整システムSY1は、パッチを含むカラーチャートを印刷するための印刷装置(例えばプリンター200)、前記パッチを測色する測色装置120、及び、態様8の各部を含む。本態様は、機器従属色空間の座標値とプロファイル接続空間の座標値との対応関係を表すプロファイルの色再現精度を向上させるプロファイル調整システムを提供することができる。
図1は、プロファイル調整装置を含むプロファイル調整システムの構成例を模式的に示している。図1に示すプロファイル調整システムSY1は、ホスト装置100(プロファイル調整装置の例)、表示装置130、測色装置120、及び、インクジェットプリンター200を含んでいる。ホスト装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、通信I/F(インターフェイス)118、測色装置用I/F 119、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。尚、ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置130は、ホスト装置100からの表示データに基づいて該表示データに対応する画面を表示する。表示装置130には、液晶表示パネル等を用いることができる。
測色装置120は、カラーチャートが形成される媒体の例である被印刷物(print substrate)に形成された各カラーパッチを測色して測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE Lab色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。ホスト装置100は、測色装置120から測色データを取得して各種処理を行う。
ホスト装置100のCPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行う。CPU111は、RAM113に読み出されたプロファイル調整プログラムPR0を実行することにより、上述した機能FU1〜FU3に対応する処理を行う。プロファイル調整プログラムPR0は、コンピューターであるホスト装置100を、モジュール設定部U1、色変換部U2、及び、プロファイル調整部U3として機能させる。また、プロファイル調整プログラムPR0を実行するホスト装置100は、モジュール設定工程ST1、色変換工程ST2、及び、プロファイル調整工程ST3を実施する。上述した機能FU1〜FU3をコンピューターに実現させるプロファイル調整プログラムPR0を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、ホスト装置の内部の記憶装置に限定されず、ホスト装置の外部の記録媒体でもよい。
次に、図2を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図2に示すカラーマネジメントシステムは、例えば上記ホスト装置100に実現されるRIP(Raster Image Processor)400で印刷原稿データD0から印刷色cmykp(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)を表す出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。RIP400は、ベンダーに応じて異なり、固有の色変換モジュール709を有している。印刷原稿データD0は、色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300のCMYKのインク(色材)で目標とする色(目標色CT)を再現するためのプロセスカラーCMYKinを表す。印刷原稿データD0には、カラーライブラリーの色名も指定可能である。カラーライブラリーには、例えば、Pantone(登録商標)カラーライブラリー等を使用可能である。
また、印刷原稿データD0に色名が設定されている場合、RIP400は、カラーライブラリー640を参照して色名をLab色空間の色Labsに変換することがある。
図3は、入力プロファイル610、出力プロファイル620、及び、デバイスリンクプロファイル630の関係を模式的に例示している。
図3に示すように、入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300の使用インクに合わせたCMYK色空間(第一機器従属色空間CS1の例)のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、Lab色空間(PCS(プロファイル接続空間)CS3の例)のLab値(Li,ai,bi)と、の対応関係を規定したデータである。この場合のA2Bテーブル611の格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、CMYK色空間(CS1)に設定された格子点GD1を識別する変数である。CMYK値は、第一座標値の例である。Lab値は、機器独立座標値の例である。入力プロファイル610のみ使用する場合、CMYK色空間(CS1)は入力色空間CS4の例であり、Lab色空間(CS3)は出力色空間CS5の例である。
尚、第一機器従属色空間を第一の色空間とも記載する。
尚、第二機器従属色空間を第二の色空間とも記載する。
尚、プロファイル610,620,630に含まれる変換テーブルは、単一の変換テーブルに限定されず、1次元の変換テーブルと3又は4次元の変換テーブルと1次元の変換テーブルとの組合せ等、複数の変換テーブルの組合せでもよい。従って、図3に示す変換テーブルは、プロファイル610,620,630に含まれる3又は4次元の変換テーブルを直接示す場合もあれば、プロファイル610,620,630に含まれる複数の変換テーブルを組み合わせた状態を示す場合もある。
また、格子点(grid point)は入力色空間に配置された仮想の点を意味し、入力色空間における格子点の位置に対応する出力座標値が該格子点に格納されていると想定することにしている。複数の格子点が入力色空間内で均等に配置されるのみならず、複数の格子点が入力色空間内で不均等に配置されることも、本技術に含まれる。
図5は、図1に示すホスト装置100で行われる色変換モジュール設定処理を例示している。尚、ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。また、本具体例に示す処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。色変換モジュール設定処理においては、記憶領域114aに記憶されている一以上の色変換モジュール700から使用する色変換モジュールである対象モジュール710が設定される。ここで、色変換モジュール設定処理は、モジュール設定工程ST1、モジュール設定機能FU1、及び、モジュール設定部U1に対応している。
以上のようにして、ホスト装置100は、一覧LT0から対象モジュール710を決定する操作を受け付ける。
尚、色変換モジュールを識別するための情報は、RIPベンダー名に限定されず、ソフトウェア名称等、対象モジュール710を決定することができる様々な要素で置き換えることができる。
むろん、重み係数は、入力座標値Ipの位置を通る平面で各格子点GD10を頂点とする立体を分割した場合の分割された立体の体積比、等でもよい。例えば、8点補間である直方体補間は、入力色空間の各軸について軸方向に直交する平面で格子900を8個の直方体に分割し、各格子点GD10の重み係数を対角にある分割直方体の体積比とした演算とすることができる。
図9の上部には、CMYK色空間(CS1)におけるK軸上に入力座標値Ip(Cp,Mp,Yp,Kp)の位置を黒塗りの三角印で示している。K軸方向において、入力座標値Ipの両隣にある格子点GD0の位置をK1,K2とする。ただし、K1<K2である。また、
(Kp−K1):(K2−Kp)=Kr:(1−Kr)
とする。ただし、0≦Kr≦1である。
cp=(1−Kr)×c1+Kr×c2
mp=(1−Kr)×m1+Kr×m2
yp=(1−Kr)×y1+Kr×y2
kp=(1−Kr)×k1+Kr×k2
また、K値を固定した3次元の仮想空間におけるn3点の補間演算を利用する以外にも、4次元の色変換テーブルにおいて入力座標値Ipを囲む4点の格子点を選択して補間演算を行うことも可能である。
RIP400においてCMYK色空間(CS1)の入力座標値CMYKinをcmyk色空間(CS2)の出力座標値cmykpに変換する場合、以下の変換経路が考えられる。
(第一変換経路)Lab色空間(CS3)を経由する変換経路。すなわち、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照して入力座標値CMYKinをPCS値Labsに変換し、さらに、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照してPCS値Labsを出力座標値cmykpに変換する経路。第一変換経路は、第一変換設定に対応している。
(第二変換経路)Lab色空間(CS3)を経由しない変換経路。すなわち、デバイスリンクテーブル631を参照して入力座標値CMYKinを直接、出力座標値cmykpに変換する経路。第二変換経路は、第二変換設定に対応している。
上記第二変換経路は、A2Bテーブル611とB2Aテーブル621とが結合されたデバイスリンクテーブル631を参照する1回の色変換処理で済むため、その分、処理の時間が短くて済む。ただ、A2Bテーブル611とB2Aテーブル621とを結合することによる色変換精度の低下が生じる。
図12,13は、図1に示すホスト装置100で行われるプロファイル調整処理を例示している。図14は、図12のS202で表示されるUI(ユーザーインターフェイス)画面800の例を示している。図12,13に示すプロファイル調整処理は、プロファイル調整工程ST3、プロファイル調整機能FU3、及び、プロファイル調整部U3に対応している。また、対象モジュール710を参照するS304〜S308,S316は、色変換工程ST2、色変換機能FU2、及び、色変換部U2に対応している。
ホスト装置100は、入力装置115による入力プロファイル選択欄811への操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の一覧を表示装置130に表示させることが可能である。ホスト装置100は、表示された入力プロファイル610の一覧から一つの入力プロファイルを色変換用として入力装置115により受け付ける。
また、ホスト装置100は、入力装置115による出力プロファイル選択欄812への操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の一覧を表示装置130に表示させることが可能である。ホスト装置100は、表示された出力プロファイル620の一覧から一つの出力プロファイルを色変換用として入力装置115により受け付ける。
さらに、ホスト装置100は、入力装置115によるデバイスリンクプロファイル選択欄813への操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されているデバイスリンクプロファイル630の一覧を表示装置130に表示させることが可能である。ホスト装置100は、表示されたデバイスリンクプロファイル630の一覧から一つの出力プロファイルを色変換用として入力装置115により受け付ける。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、図14に示すように、PCS CS3の現在の座標値からの相対値(ΔLabT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(ΔL,Δa,Δb)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、PCS CS3の現在の座標値(C_L,C_a,C_bとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_L,T_a,T_bとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、CMYK色空間(CS1)の現在の座標値からの相対値(ΔCMYKT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(ΔC,ΔM,ΔY,ΔKとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、CMYK色空間(CS1)の現在の座標値(C_C,C_M,C_Y,C_Kとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_C,T_M,T_Y,T_Kとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「相対値」を受け付けると、cmyk色空間(CS2)の現在の座標値からの相対値(ΔcmykT-pとする。)としての調整目標T0の座標値(Δc,Δm,Δy,Δkとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。また、ホスト装置100は、調整データ選択欄845において「絶対値」を受け付けると、cmyk色空間(CS2)の現在の座標値(C_c,C_m,C_y,C_kとする。)の表示欄とともに調整目標T0の座標値(T_c,T_m,T_y,T_kとする。)の入力欄を目標受付領域840に表示させる。
図15には、半径(Radius)が指定された場合の調整範囲A0の例が模式的に示されている。調整範囲A0は、各調整点P0に設定される。図15に示す例では、調整点P01に調整範囲A01が設定され、調整点P02に調整範囲A02が設定されていることが示されている。ホスト装置100は、目標受付領域840において、各調整点P0の調整範囲A0の入力を受け付けることが可能である。
図14のプロファイル選択欄811〜813において少なくとも入力プロファイル610と出力プロファイル620が設定され、且つ、対象モジュール710の変換経路が「逐次変換」に設定されている場合、変換経路は「逐次変換」である。この場合、ホスト装置100は、プロファイル選択欄811,812において選択されたプロファイル610,620の組合せを色変換用として対象モジュール710に設定する(S210)。その後、ホスト装置100は、処理を図13のS304に進める。
デバイスリンクプロファイル630が設定されている場合、ホスト装置100は、処理をS216に進める。
まず、入力プロファイル610からA2Bテーブル611を読み出し、出力プロファイル620からB2Aテーブル621を読み出す。次いで、対象モジュール710に設定されている格子点数に合わせてデバイスリンクテーブル631のGc×Gm×Gy×Gk個の格子点GD3(図7参照)を設定する。例えば、対象モジュール710に設定されている格子点数が「33個」である場合、Gc=Gm=Gy=Gk=33の格子点GD3が設定される。次いで、A2Bテーブル611を参照することにより、各格子点GD3の入力座標値(Ci,Mi,Yi,Kiとする。)をLab値(Li,ai,biとする。)に変換する。必要に応じて、対象モジュール710に設定されている補間方法に従ってLab値Li,ai,biを求める補間演算を行う。次いで、B2Aテーブル621を参照することにより、前記Lab値(Li,ai,bi)をcmyk値(ci,mi,yi,kiとする。)に変換する。必要に応じて、対象モジュール710に設定されている補間方法に従ってcmyk値ci,mi,yi,kiを求める補間演算を行う。次いで、このcmyk値(ci,mi,yi,ki)を出力座標値として入力座標値(Ci,Mi,Yi,Ki)に対応する格子点GD3に格納することにより、デバイスリンクテーブル631を生成する。このデバイスリンクテーブル631をデバイスリンクプロファイル630に格納することにより、対象モジュール710に設定されている格子点数のデバイスリンクプロファイル630が生成される。
CurrentOut=ficc(InputProfile,A2B,Input)
ホスト装置100は、入力プロファイル610が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、A2Bテーブル611を表す情報A2B、及び、入力値Cp,Mp,Yp,Kp(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値Lp,ap,bp(出力座標値)を現在の出力値CurrentOutとして取得する。この時、対象モジュール710は、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp,Mp,Yp,Kpを出力値Lp,ap,bpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。例えば、図6に示す「B社RIP」の色変換モジュール702が対象モジュール710として設定されている場合、図9に示すように、K=K1,K2の仮想空間において、それぞれ、入力座標値Ipの位置を含む三角錐の頂点にある4個の格子点GD10の出力座標値と重み係数を用いて入力座標値Ipに対応する出力座標値を求める処理が行われる。K=K1,K2の出力座標値から、最終的な出力座標値が求められる。以下述べる色変換処理も、対象モジュール710が呼び出されて類似する処理が行われる。
CurrentOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input)
ホスト装置100は、出力プロファイル620が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、B2Aテーブル621を表す情報B2A、及び、入力値Lp,ap,bp(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値cp,mp,yp,kp(出力座標値)を現在の出力値CurrentOutとして取得する。この時、対象モジュール710は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照し、設定された補間方法に従って入力値Lp,ap,bpを出力値cp,mp,yp,kpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。例えば、図6に示す「B社RIP」の色変換モジュール702が対象モジュール710として設定されている場合、図8Aに示すように、K=K1,K2の仮想空間において、それぞれ、入力座標値Ipの位置を含む三角錐の頂点にある4個の格子点GD10の出力座標値と重み係数を用いて入力座標値Ipに対応する出力座標値を求める処理が行われる。また、図6に示す「A社RIP」の色変換モジュール701が対象モジュール710として設定され、且つ、補間方法として「5点補間」が設定されている場合、図8Bに示すように、入力座標値Ipの位置を含む四角錐の頂点にある5個の格子点GD10の出力座標値と重み係数を用いて入力座標値Ipに対応する出力座標値を求める処理が行われる。以下述べる色変換処理も、対象モジュール710が呼び出されて類似する処理が行われる。
CurrentOut=ficc(DLProfile,A2B0,Input)
ホスト装置100は、デバイスリンクプロファイル630が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、デバイスリンクテーブル631を表す情報A2B0、及び、入力値Cp,Mp,Yp,Kp(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値cp,mp,yp,kp(出力座標値)を現在の出力値CurrentOutとして取得する。この時、対象モジュール710は、「DLProfile」で表されるデバイスリンクプロファイル630を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp,Mp,Yp,Kpを出力値cp,mp,yp,kpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。
CurrentOut=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input))
ホスト装置100は、プロファイル610,620の組合せが設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、入力値Cp,Mp,Yp,Kp(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値cp,mp,yp,kp(出力座標値)を現在の出力値CurrentOutとして取得する。この時、対象モジュール710は、まず、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp,Mp,Yp,KpをLab値Lp,ap,bpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。次に、対象モジュール710は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照し、設定された補間方法に従ってLab値Lp,ap,bpを出力値cp,mp,yp,kpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。対象モジュール710は、この出力値cp,mp,yp,kpを演算結果として返す。ホスト装置100は、この出力値cp,mp,yp,kpを現在の出力値CurrentOutとして取得する。以下述べる色変換処理も、類似する処理が行われる。
CurrentOut=ficc(DLProfile,A2B0,Input)
対象モジュール710は、上記デバイスリンクプロファイル630のデバイスリンクテーブル631を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp,Mp,Yp,Kpを出力値cp,mp,yp,kpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。対象モジュール710は、この出力値cp,mp,yp,kpを演算結果として返す。ホスト装置100は、この出力値cp,mp,yp,kpを現在の出力値CurrentOutとして取得する。以下述べる色変換処理も、類似する処理が行われる。
「逐次変換」が設定されている場合、対象モジュール710において、両プロファイル610,620を参照する色変換が行われる。まず、対象モジュール710は、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp,Mp,Yp,KpをLab値Lp,ap,bpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。次に、対象モジュール710は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照し、設定された補間方法に従ってLab値Lp,ap,bpを出力値cp,mp,yp,kpに変換する機能をホスト装置100に実現させる。これにより、高精度の色再現を実現する色変換処理が行われる。
上記(a−1−1)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(InputProfile,A2B,Input+AdjustData)
ホスト装置100は、入力プロファイル610が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、A2Bテーブル611を表す情報A2B、及び、入力値Input+AdjustData(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値TargetOut(出力座標値)を取得する。
上記(a−1−2)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(InputProfile,A2B,Input)+AdjustData
ホスト装置100は、入力プロファイル610が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、A2Bテーブル611を表す情報A2B、及び、入力値Input(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力座標値を取得する。この出力座標値に調整量AdjustDataを加えると、目標出力値TargetOutが得られる。
上記(a−2−1)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input+AdjustData)
ホスト装置100は、出力プロファイル620が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、B2Aテーブル621を表す情報B2A、及び、入力値Input+AdjustData(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値TargetOut(出力座標値)を取得する。
上記(a−2−2)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input)+AdjustData
ホスト装置100は、出力プロファイル620が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、B2Aテーブル621を表す情報B2A、及び、入力値Input(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力座標値を取得する。この出力座標値に調整量AdjustDataを加えると、目標出力値TargetOutが得られる。
上記(a−3−1)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(DLProfile,A2B0,Input+AdjustData)
ホスト装置100は、デバイスリンクプロファイル630が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、デバイスリンクテーブル631を表す情報A2B0、及び、入力値Input+AdjustData(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力値TargetOut(出力座標値)を取得する。
上記(a−3−2)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図20参照)。
TargetOut=ficc(DLProfile,A2B0,Input)+AdjustData
ホスト装置100は、デバイスリンクプロファイル630が設定されている対象モジュール710に色変換処理を実行させる。その際、ホスト装置100は、デバイスリンクテーブル631を表す情報A2B0、及び、入力値Input(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から出力座標値を取得する。この出力座標値に調整量AdjustDataを加えると、目標出力値TargetOutが得られる。
上記(b−1−1)の場合、対象モジュール710に設定された変換経路が「逐次変換」であるか「直接変換」であるかに応じて異なる処理が行われる。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input+AdjustData))
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
まず、対象モジュール710は、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照し、設定された補間方法に従って入力値Cp+ΔCp,Mp+ΔMp,Yp+ΔYp,Kp+ΔKpをLab値に変換する機能をホスト装置100に実現させる。次に、対象モジュール710は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照し、設定された補間方法に従って前記Lab値を出力値に変換する機能をホスト装置100に実現させる。対象モジュール710は、この出力値を演算結果として返す。ホスト装置100は、この出力値を目標出力値TargetOutとして取得する。これにより、高精度の色再現を実現する色変換処理が行われる。
上記(b−1−2)の場合も、対象モジュール710に設定された変換経路が「逐次変換」であるか「直接変換」であるかに応じて異なる処理が行われる。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input))+AdjustData
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
まず、対象モジュール710は、入力プロファイル610のA2Bテーブル611を参照し、設定された補間方法に従って入力値InputをLab値に変換する機能をホスト装置100に実現させる。次に、対象モジュール710は、出力プロファイル620のB2Aテーブル621を参照し、設定された補間方法に従って前記Lab値を出力値に変換する機能をホスト装置100に実現させる。対象モジュール710は、この出力値を演算結果として返す。ホスト装置100は、この出力値に調整量AdjustDataを加えることにより、目標出力値TargetOutを取得する。
上記(b−1−3)の場合は、入力プロファイル610を参照する色変換処理と出力プロファイル620を参照する色変換処理とが順次、行われる。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input)+AdjustData)
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
Input_P=Input
TargetOut_P=TargetOut
また、調整対象プロファイル550における現在の出力値CurrentOut_Pは、指定されたプロファイルの現在の出力値CurrentOutである。
CurrentOut_P=CurrentOut
調整目標T0の相対値を調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
Input_P=Input
TargetOut_P=ficc(OutputProfile,A2B,TargetOut)
調整対象プロファイル550の調整目標値TargetOut_P(Lab値)を目標出力値TargetOut(cmyk値)から求めるのは、出力画像IM0の色に対応する出力色cmykpを基準として調整を行うためである。
ホスト装置100は、出力プロファイル620を表す情報OutputProfile、出力プロファイル620のA2Bテーブルを表す情報A2B、及び、入力座標値としての目標出力値TargetOutを対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から調整目標値TargetOut_Pを取得する。
CurrentOut_P=ficc(InputProfile,A2B,Input)
調整目標T0の相対値を調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
Input_P= ficc(InputProfile,A2B,Input)
TargetOut_P=TargetOut
ホスト装置100は、入力プロファイル610を表す情報InputProfile、A2Bテーブル611を表す情報A2B、及び、入力値Input(入力座標値)を対象モジュール710に渡して色変換処理を実行させ、対象モジュール710から調整対象プロファイル550における入力値Input_Pを取得する。
CurrentOut_P=CurrentOut
調整目標T0の相対値を調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
図14で示した調整範囲指定欄850及び目標受付領域840への入力により、調整量AdjustDataには調整範囲A0が設定される。基本的には、入力値Input_Pに対する出力値の調整量を最大にして調整範囲A0の境界で調整量を0にするようにしている。ただし、実際の調整は調整対象プロファイル550の格子点GD0に対して行われるため、設定された調整範囲A0よりも広い範囲まで調整が影響することがある。
まず、図24Aに示すように、ホスト装置100は、各調整点P0について、調整点P0に最も近い格子点である最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を決定する(図13のS310)。図24Aには、入力色空間CS4の或る座標軸上に調整点P0(入力値Input_P)が2点指定された場合の出力値の調整量AD1を決定する例を示している。図24Aの例では、入力値Input_Pに対する調整量AdjustDataをそのまま最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1にしている。むろん、本技術は、最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を調整量AdjustDataにすることに限定されない。
むろん、本技術は、補間演算にスプライン関数を用いることに限定されない。
以上のようにして、第二の色空間CS2において現在の出力値CurrentOutが目標出力値TargetOutに近付くように調整対象プロファイル550の対応関係が調整される。
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、色材としてトナーを使用するレーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、表示装置、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、Yよりも高濃度のDY(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、第二の色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。
むろん、第一の色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
以上により、色変換処理を高速化することができる。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、調整されたプロファイルを使用する際にさらに意図通りの色変換結果を得ることが可能な技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
Claims (10)
- プロファイルを参照して色空間の座標値を変換する色変換処理を行う色変換モジュールを使用して調整対象プロファイルを調整する処理をコンピューターにより行う、プロファイル調整方法であって、
一以上の前記色変換モジュールから使用する色変換モジュールである対象モジュールを設定するモジュール設定工程と、
入力色空間の入力座標値を出力色空間の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる色変換工程と、
該対象モジュールによる変換結果を用いて前記調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整工程と、を含む、プロファイル調整方法。 - 前記モジュール設定工程では、記憶領域に記憶されている前記一以上の色変換モジュールの一覧を表示装置に表示させ、前記一覧から前記対象モジュールを決定する操作を受け付ける、請求項1に記載のプロファイル調整方法。
- 前記モジュール設定工程では、前記調整対象プロファイルに基づいて、記憶領域に記憶されている前記一以上の色変換モジュールから前記対象モジュールを決定する、請求項1に記載のプロファイル調整方法。
- 前記モジュール設定工程では、前記対象モジュールが前記色変換処理を行う際において前記出力座標値を求めるための可能な補間方法の中から使用する補間方法である対象補間方法の設定を受け付け、
前記色変換工程では、前記対象補間方法に従って前記入力座標値に対応する前記出力座標値を求める、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。 - 前記補間方法は、前記プロファイルのn個(nは4以上の整数)の格子点における前記出力色空間の座標値から前記出力座標値を補間するn点補間方法である、請求項4に記載のプロファイル調整方法。
- 前記プロファイルは、第一機器従属色空間の第一座標値とプロファイル接続空間の機器独立座標値との対応関係を表す入力プロファイル、前記機器独立座標値と第二機器従属色空間の第二座標値との対応関係を表す出力プロファイル、及び、前記第一座標値と前記第二座標値との対応関係を表すデバイスリンクプロファイルを含み、
前記モジュール設定工程では、前記第一機器従属色空間における前記入力座標値を前記第二機器従属色空間における前記出力座標値に変換する際に前記プロファイル接続空間を経由する第一変換設定にするか前記プロファイル接続空間を経由しない第二変換設定にするかを受け付け、
前記色変換工程では、
前記第一変換設定が受け付けられた場合、前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルを参照して前記第一機器従属色空間における前記入力座標値を前記第二機器従属色空間における前記出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させ、
前記第二変換設定が受け付けられた場合、前記デバイスリンクプロファイルを参照して前記第一機器従属色空間における前記入力座標値を前記第二機器従属色空間における前記出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。 - 前記モジュール設定工程では、前記プロファイルの格子点数の設定を受け付け、
前記色変換工程では、前記格子点数に合わせた複数の格子点を有する前記プロファイルを参照して前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。 - プロファイルを参照して色空間の座標値を変換する色変換処理を行う色変換モジュールを使用して調整対象プロファイルを調整する処理を行うためのプロファイル調整プログラムであって、
一以上の前記色変換モジュールから使用する色変換モジュールである対象モジュールを設定するモジュール設定機能と、
入力色空間の入力座標値を出力色空間の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる色変換機能と、
該対象モジュールによる変換結果を用いて前記調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整機能と、をコンピューターに実現させる、プロファイル調整プログラム。 - プロファイルを参照して色空間の座標値を変換する色変換処理を行う色変換モジュールを使用して調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整装置であって、
一以上の前記色変換モジュールから使用する色変換モジュールである対象モジュールを設定するモジュール設定部と、
入力色空間の入力座標値を出力色空間の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる色変換部と、
該対象モジュールによる変換結果を用いて前記調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整装置。 - プロファイルを参照して色空間の座標値を変換する色変換処理を行う色変換モジュールを使用して調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整システムであって、
パッチを含むカラーチャートを印刷するための印刷装置と、
前記パッチを測色する測色装置と、
一以上の前記色変換モジュールから使用する色変換モジュールである対象モジュールを設定するモジュール設定部と、
入力色空間の入力座標値を出力色空間の出力座標値に変換する前記色変換処理を前記対象モジュールに実行させる色変換部と、
該対象モジュールによる変換結果を用いて前記調整対象プロファイルを調整する処理を行うプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整システム。
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