JP3126614B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP3126614B2
JP3126614B2 JP07008949A JP894995A JP3126614B2 JP 3126614 B2 JP3126614 B2 JP 3126614B2 JP 07008949 A JP07008949 A JP 07008949A JP 894995 A JP894995 A JP 894995A JP 3126614 B2 JP3126614 B2 JP 3126614B2
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は忠実な色再現を行うカラ
ーマネージメントシステム等における画像処理を行う画
像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図30に示すようにスキャナ、モニタや
プリンタ等のデバイスごとに色再現範囲が異なる。
【0003】図30において、x、yは色度座標を示し
ており、図形の内部が色再現範囲となる。
【0004】すなわち、色再現範囲の違いを吸収して色
再現を行うためには、共通でない領域の色をどのように
扱うかが問題となる。
【0005】例えば、モニタ色空間からプリンタ色空間
への変換を考えると、モニタの色再現範囲にあってプリ
ンタの色再現範囲にない色をプリンタのどの色で表現す
るかということが問題となる。
【0006】これに関わる処理を色空間圧縮処理と呼
ぶ。
【0007】カラーマネージメントシステムには、カラ
ーの入出力デバイスの特性を考慮して忠実な色再現を行
う色空間圧縮処理等の主たる機能のほかに、ある色が該
当する出力デバイスで再現可能かどうかをチェックする
デバイス色再現範囲チェックの機能がある。これは、ア
プリケーションソフト等が持っている色データが出力デ
バイス(プリンタ・モニタ等)で再現できるかどうかを
判別する時に用いるための機能である。
【0008】具体的方法としては、本出願人により図3
1に示すような方法が提案されている。
【0009】これは、プリンタの色再現範囲をRed、
Green、Blue、Cyan、Magenta、Y
ellow、White、Blackの頂点で囲まれる
6面体の色再現立体で定義し、この各面を2つの三角形
に分け、合計12の平面を求めて、画像データが上記の
平面の内側か外側かを判定し、色再現範囲の内か外かを
判定する方法である。
【0010】スキャナ、モニタやプリンタ等の各デバイ
ス間の色空間変換処理においては、色空間圧縮を含めて
どのような処理をするかはデバイスに依存せず、処理に
用いる情報がデバイスに依存している。
【0011】また、デバイス色再現範囲チェックの情報
もデバイスに依存している。
【0012】上記の2つの情報はデバイスプロファイル
と呼ばれるファイルに格納される。
【0013】例えば、モニタのプロファイルには、モニ
タのRed、Green、Blue、Whiteのx、
y色度値及びRed、Green、Blueのガンマ特
性曲線のデータ等のモニタの特性を記述するデータが格
納されている。
【0014】デバイスプロファイルは、図32に示すよ
うに各デバイスに対応してスキャナプロファイル、モニ
タプロファイル、プリンタプロファイルと呼ばれる。
【0015】また、上記の色空間変換では、変換のソー
スデバイスに対応したプロファイルと変換後のデスティ
ネーションデバイスに対応したプロファイルを用いて処
理を行うが、前者のプロファイルをソースプロファイ
ル、後者のプロファイルをデスティネーションデバイス
プロファイルと呼ぶ。
【0016】例えば、スキャナ色空間からモニタ色空間
への変換においては、ソースデバイスはスキャナであ
り、そのスキャナのプロファイルがソースプロファイル
になり、デスティネーションデバイスはモニタであり、
そのモニタのプロファイルがデスティネーションプロフ
ァイルになる。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】この上述の方法で
は、色再現範囲チェックの方法が決まっており、ユーザ
ーは自分の希望する色再現範囲チェックの方法を選択す
ることができないという問題があった。
【0018】本発明は上述の問題を解決した画像処理装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0019】又、本発明は、用途、機能に応じた任意の
色再現範囲チェックの方法を用いて色再現範囲チェック
することを目的とする。
【0020】又、チェック結果をユーザに報知すること
によりユーザが入力画像データの状態を認識できるよう
にすることを目的とする。
【0021】又、ユーザが色再現範囲外の部分に基づ
き、以後の画像処理を行うようにすることを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本願第1の発明は、色再現範囲チェックの
方法を指定する指定手段と、前記指定された色再現範囲
チェックの方法に基づき入力画像データをチェックする
チェックする手段とを有することを特徴とする。
【0023】また、本願第2の発明は、色再現範囲の判
別方法を指定する指定手段と、前記指定手段により指定
された色再現範囲の判別方法に対応する色再現範囲判別
情報に基づいて、入力カラー画像データが前記色再現範
囲内にあるか否かを判別する判別手段を有することを特
徴とする。
【0024】
【実施例】図1は、カラーマネージメントシステムにお
ける色再現の一例を示している。
【0025】ここでは、カラーの入出力デバイスとして
基本的なカラースキャナ・カラーモニタ・カラープリン
タの3つを考える。
【0026】カラーマネージメントシステムにおいて
は、この3つのデバイスの特性を考慮した色再現処理が
必要であり、それは図1の矢印で示した次の4つの色空
間変換処理である。
【0027】1.スキャナ色空間からモニタ色空間への
変換処理 スキャナから読み込んだ写真のデータをモニタ上に忠実
に表示したい場合の処理 2.スキャナ色空間からプリンタ色空間への変換処理 スキャナから読み込んだ写真のデータをプリンタで忠実
に印刷したい場合の処理 3.モニタ色空間からプリンタ色空間への変換処理 モニタ上でアプリケーションソフト等を用いて作成した
文字・図形等のデータをプリンタで忠実に印刷したい場
合の処理 4.プリンタ色空間からモニタ色空間への変換処理 プリンタで印刷された結果をモニタ上でプレビューした
い場合の処理 ここで、上記の3つの装置の色空間は各デバイスに依存
しており、また再現できる色の範囲が異なっている。
【0028】そこで、入力画像データが対象のモニタや
プリンタ等の出力デバイスで再現できるか否かを判断す
る色再現範囲チェック機能がある。この機能によりユー
ザーに色再現範囲外の部分を報知する。または、その判
断に基づいて、色空間圧縮等の画像処理を行い、全ての
入力画像データが出力デバイスの色再現範囲内に変換さ
れる。
【0029】以上の一連のカラーマネージメントに関す
る処理により、入力画像にできるかぎり忠実な再生画像
を出力デバイスによって得ることができる。
【0030】以下に、本発明に係る一実施例として、上
述の色再現範囲チェックを行う画像処理装置の1例を説
明する。
【0031】図2は本発明の一実施例による画像処理シ
ステムの回路構成を示すブロック図である。
【0032】図2のように、本実施例による画像処理シ
ステムは、カラーモニタ1とホストコンピュータ2及び
カラープリンタ3とから構成されている。
【0033】ホストコンピュータ2は画像データを処理
し、その結果をカラーモニタ1に表示させたり、カラー
プリンタ3で印刷処理を行わせるものである。
【0034】すなわち、ホストコンピュータ2は、カラ
ーモニタとのデータ送受のためのモニタインターフェー
ス21、モニタ表示に使用されるVRAM23、ROM
・RAMから構成され全体を制御するCPU23、モニ
タ表示に使用されるフレームメモリ24、プリンタ出力
に使用されるプリントバッファ25、カラープリンタ3
とのデータ送受のためのプリンタインターフェース2
6、色再現範囲情報テーブル等の情報を含むデバイスフ
ァイルが格納されるデバイスプロファイル格納部27、
入力カラー画像データが前記色再現範囲内に有るか否か
を判別する色再現範囲チェック部28、色再現に関わる
色空間変換を行う色変換部29、前記色再現範囲チェッ
ク部28で判別した結果に基づいて色再現処理を行う色
再現処理部2a、データバス2b、マウスやキーボード
等によりユーザーがホストに命令を入力する操作部2
c、スキャナ4とのデータ送受のためのスキャナインタ
ーフェイス4を備えている。
【0035】なお、ここで色再現処理部には、カラーマ
ネージメントに関する色空間圧縮処理等の色再現範囲が
含まれる。
【0036】図3は、デバイスプロファイル格納部27
に格納されているプロファイルアドレステーブルの一例
を示している。m(定数)個のデバイスプロファイルが
格納される。
【0037】図4は、カラーモニタ1上でアプリケーシ
ョンソフト等により作成されたカラー画像データ(R、
G、B輝度データ)がカラーモニタ1またはカラープリ
ンタ3の色再現範囲内にあるかどうかを色再現範囲チェ
ック部28においてチェックして、その結果をもとにし
たカラーモニタ1上の表示の有無を行う処理のフローチ
ャートを示している。
【0038】ステップS10で、色再現範囲チェックの
対象となる対象色(R、G、B輝度データ1組)を読み
込んでステップS11に進む。
【0039】ここで、対象色は、カラーモニタ1のガン
マ特性等の表示特性に依存し、測色的に定義(R、G、
B、Whiteの色度値が明確)されたRGBデータで
ある。
【0040】ステップS11で、読み込んだRGBデー
タを色変換部29において、CIEの定めたXYZデー
タに変換してステップS12へ進む。
【0041】ステップS12で、色変換部29において
XYZデータをL*** データに変換してステップ
S13へ進む。
【0042】ステップS13で、変換されたL**
* データがカラープリンタ3で色再現可能かどうかデバ
イスプロファイル格納部27に格納されている情報に基
づき色再現範囲チェック部28でチェックする。対象色
が再現可能な場合はflgをONにし、再現不可能な場
合はflgをOFFのままにする。
【0043】ステップS14で、ステップS13におけ
る処理によりセットされたflgがONかどうかチェッ
クする。
【0044】ONでないならば、ステップS16で、対
象色を白でモニタに表示し処理を終了する。
【0045】ONならば、ステップS15に進んで対象
色をそのままカラーモニタ1に表示して処理を終了す
る。
【0046】したがって、対象色がカラーモニタ1やカ
ラープリンタ3等の出力デバイスの色再現範囲内の場合
(flg ON)は、対象色を忠実にカラーモニタ1に
表示できるので、そのまま表示し、色再現範囲外の場合
(flg OFF)は、対象色を白としてカラーモニタ
1に表示することにより、ユーザーに対象色の色再現範
囲の内外判定の結果を報知することによってユーザーが
どの部分のどの色が色再現範囲外の色であるかを認識す
ることができる。
【0047】なお、本実施例では色再現範囲外の対象色
を白で表示するが、色再現範囲外であることをユーザー
に報知すれば良く、例えば、黒で表示しても構わない。
【0048】対象色のRGBデータは、測色的に定義
(R、G、B、Whiteの色度値が明確)されたRG
Bデータであるため、CIEで定めたXYZデータと図
5の関係式が成り立つ。
【0049】この図5の関係式を図4のステップS11
の処理に用いることが可能である。ここで、pij(i、
j=1、2、3)はカラーモニタ1のモニタRGBの測
色的定義によりそれぞれ決まる定数である。
【0050】図6は図4のステップS12の処理の一例
を示している。
【0051】ここで、Xn、Yn、ZnはCIEの定め
たどの標準光源に従うかによって定まる値である。
【0052】図4のステップS13の処理は、ステップ
S12で求められた対象色のL*** データ値を入
力として色再現範囲のチェックを行い、その結果をfl
gの値として出力するものである。
【0053】以下に、色再現範囲チェックの方法を複数
有することにより、ユーザの用途に応じた色再現範囲チ
ェックを行うことができるようにした例を2つ説明す
る。
【0054】(実施例1)実施例1は複数の色再現範囲
チェックの情報をそれぞれ独立したデバイスプロファイ
ルとして、デバイスプロファイル格納部27に格納する
例である。
【0055】即ち、デバイスプロファイルを色再現範囲
チェックごとに保持する例である。
【0056】図8は各々、高精度や高速等の特徴を持つ
色再現範囲のチェックの方法がn(nは定数)種類ある
場合、出力デバイスのプロファイルの数が最大n個にな
ることを示している。
【0057】ここで、スキャナは出力デバイスではない
ので該当しない。
【0058】デバイスプロファイルを複数持つことによ
り、例えば新たな色再現範囲のチェックの方法をプロフ
ァイルとして格納する時など各方法について変更する場
合にプロファイル単位で変更すれば良いので扱い易い。
【0059】図9はプロファイルの構造の一例を示して
いる。
【0060】ここでは、プロファイルの管理情報が格納
されるヘッダ情報部、CMMの処理のための情報が格納
されるCMM処理情報格納部、デバイス色再現範囲チェ
ックのための情報が格納されるデバイス色再現範囲チェ
ック用情報格納部の3つのエリアから構成されている。
【0061】図10は、ヘッダ情報部の構造を示してい
る。
【0062】ここでは、プロファイルの対象デバイスの
情報としてのデバイスモデル、プロファイルのデータサ
イズ情報としてのデータサイズ、プロファイル管理のた
めのバージョン、CMMの処理種別情報としてのCMM
Subtype、プロファイルがどのデバイス色再現チ
ェックの方法に対応しているかの情報としてのGamu
tchektype、図9のCMM処理情報格納部への
オフセット値の情報及び図9のデバイス色再現範囲チェ
ック用情報格納部へのオフセット値の情報が格納されて
いる。
【0063】図11は、図9のデバイス色再現範囲チェ
ック用情報格納部の構造を示している。
【0064】ここでは、プロファイルが対応している色
再現範囲チェック用のデータサイズ及び、チェック用デ
ータが格納されている。
【0065】図12、図13は、色再現範囲チェック部
28において、選択された色再現範囲チェックの方法に
対する情報を、該当する図8〜図11に示されたデバイ
スプロファイルから取り出して、入力カラー画像データ
が前記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理
の例を示すフローチャートを示している。
【0066】ステップS200で、操作部2cによりユ
ーザーによって指定された色再現範囲チェックの方法の
情報をcheckflgにセットしてS201に進む。
【0067】ステップS201で、色再現範囲チェック
対象のデバイスモデルの情報をmodelにセットして
S202に進む。
【0068】ステップS202で、図3のプロファイル
アドレステーブルの先頭にポインタをセットしてS20
3に進む。
【0069】ステップS203で、定数iに1をセット
してステップS204へ進む。
【0070】ステップS204で、iの値とプロファイ
ルの個数を示すm(定数)の値を比較する。
【0071】iがmより大きい場合には、処理を終了す
る。
【0072】そうでない場合には、ステップS205へ
進んで、ポインタの指すプロファイルの先頭アドレスを
もとにヘッダ情報部から取り出したデバイスモデルの情
報とmodelを比較する。
【0073】等しくない場合には、ステップS207に
進んで、i及びポインタを1つインクリメントしてステ
ップS204に戻る。
【0074】ステップS205で等しい場合には、ステ
ップS206へ進んでポインタの指すプロファイルの先
頭アドレスをもとにヘッダ情報部から取り出したGam
utchecktypeとchckflgを比較する。
【0075】等しくない場合には、ステップS207に
進んで、i及びポインタを1つインクリメントしてステ
ップS204に戻る。
【0076】ステップS206で等しい場合には、ステ
ップS208へ進んでプロファイルの先頭アドレスを取
り出し、adr1にセットしてS209に進む。
【0077】ステップS209でデバイス色再現範囲チ
ェック用情報格納部へのオフセット値をadr2にセッ
トしてステップS210に進む。
【0078】ステップS210でadr1+adr2に
ポインタをセットしてステップS211へ進む。
【0079】ステップS211で、図11のデバイス色
再現範囲チェック用情報格納部のチェック用データの先
頭にポインタをセットしてステップS212へ進む。
【0080】ステップS212は、色再現範囲チェック
部28でポインタの指すチェック用データを用いて該チ
ェック用データのGamut check typeに
基づく色再現範囲チェック処理を行う。
【0081】このようにして、色再現範囲チェックの方
法の指定に対して、指定された方法に対応する情報を持
つ独立したデバイスプロファイルを選択し、その内部の
情報を用いて、指定されたGamut check t
ypeに基づく色再現範囲チェック処理によって入力カ
ラー画像データが前記色再現範囲内に有るか否かを判別
することができる。
【0082】(実施例2)実施例2は、複数の色再現範
囲チェックの情報をデバイスプロファイル1つに格納す
る例である。
【0083】即ち、複数の色再現範囲チェックの情報を
デバイスごとにデバイスプロファイルに格納する例であ
る。
【0084】したがって、図14は、上記の場合、色再
現範囲のチェックの方法がn(nは定数)種類ある場合
でも、出力デバイスのプロファイルの数が1つになるこ
とを示している。
【0085】ここで、スキャナは出力デバイスではない
ので該当しない。
【0086】上記のプロファイルの構造の一例は図9の
例と同じである。
【0087】複数の色再現範囲チェックの情報をデバイ
スプロファイル1つに格納することにより、指定された
色再現範囲チェックの情報を読み出す等の各情報の管理
がし易くなる。更に、経時変化等によりデバイスの色再
現範囲が変化し、該デバイスの色再現範囲を示す情報を
変更する際に、デバイスごとに管理できるので、簡単に
変更することができる。
【0088】図15は、図9に示したプロファイルのヘ
ッダ情報部の構造を示している。
【0089】ここでは、プロファイルの対象デバイスの
情報としてのデバイスモデル、プロファイルのデータサ
イズ情報としてのデータサイズ、プロファイル管理のた
めのバージョン、CMMの処理種別情報としてのCMM
Subtype、図9のCMM処理情報格納部へのオフ
セット値の情報及び図9のデバイス色再現範囲チェック
用情報格納部へのオフセット値の情報が格納されてい
る。
【0090】図16は、図9のデバイス色再現範囲チェ
ック用情報格納部の構造を示している。
【0091】ここでは、n(定数)種類の色再現チェッ
ク用のデータを管理するヘッダ部及びn(定数)種類の
色再現チェック用のデータが格納されているチェック用
データ格納部で構成されている。
【0092】図17は、図16のチェック用データ格納
部の構造を示している。
【0093】ここでは、デバイス色再現範囲チェックの
方法の種別情報としてのGamutchektype、
色再現チェック用のデータのサイズの情報、色再現チェ
ック用のデータの先頭アドレスが格納されている。
【0094】図18〜20は、色再現範囲チェック部2
8において、選択された色再現範囲チェックの方法に対
する情報を、該当する図14〜17に示されたデバイス
プロファイルから取り出して、入力カラー画像データが
前記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理の
フローチャートを示している。
【0095】ステップS300で、操作部2cによりユ
ーザーによって指定された色再現範囲チェックの方法の
情報をcheckflgにセットしてS301に進む。
【0096】ステップS301で、色再現範囲チェック
対象のデバイスモデルの情報をmodelにセットして
S302に進む。
【0097】ステップS302で、図3のプロファイル
アドレステーブルの先頭にポインタをセットしてS30
3に進む。
【0098】ステップS303で、定数iに1をセット
してステップS304へ進む。
【0099】ステップS304で、iの値とプロファイ
ルの個数を示すm(定数)の値を比較する。
【0100】iがmより大きい場合には、処理を終了す
る。
【0101】そうでない場合には、ステップS305へ
進んで、ポインタの指すプロファイルの先頭アドレスを
もとにヘッダ情報部から取り出したデバイスモデルの情
報とmodelを比較する。
【0102】等しくない場合には、ステップS306に
進んで、i及びポインタを1つインクリメントしてステ
ップS304に戻る。
【0103】ステップS305で等しい場合には、ステ
ップS307へ進んでプロファイルの先頭アドレスを取
り出し、adr1にセットしてS308に進む。
【0104】ステップS308でデバイス色再現範囲チ
ェック用情報格納部へのオフセット値をadr2にセッ
トしてステップS309に進む。
【0105】ステップS309でadr1+adr2に
ポインタをセットしてステップS310へ進む。
【0106】ステップS310で、図16のデバイス色
再現範囲チェック用情報格納部のチェック1用データの
先頭にポインタをセットしてステップS311へ進む。
【0107】ステップS311で、定数jに1をセット
してステップS312へ進む。
【0108】ステップS312で、jの値と色再現チェ
ックの種類の個数を示すn(定数)の値を比較する。
【0109】jがnより大きい場合には、処理を終了す
る。
【0110】そうでない場合には、ステップS313へ
進んで、チェック用ヘッダ部から取り出したGamut
checktypeとchckflgを比較する。
【0111】等しくない場合には、ステップS314に
進んで、jを1つインクリメントし、さらに次のチェッ
ク用ヘッダへポインタをセットしてステップS312に
戻る。
【0112】ステップS313で等しい場合には、ステ
ップS315へ進んでポインタの指すチェック用ヘッダ
内のチェック用データの先頭アドレスにポインタをセッ
トして取り出し、S316へ進む。
【0113】ステップS316は、色再現範囲チェック
部でポインタの指すチェック用データを用いて該チェッ
ク用データのGamut check typeに基づ
く色再現範囲チェック処理を行う。
【0114】このようにして、色再現範囲チェックの方
法の指定に対して、指定の方法に対応する情報をデバイ
スプロファイル内部から取り出し、それを用いて、指定
されたGamut check typeに基づく色再
現範囲チェック処理によって入力カラー画像データが前
記色再現範囲内に有るか否かを判別することができる。
【0115】図13のステップS212、図20のステ
ップS316の処理は複数の色再現範囲チェックの方法
のうちの指定されたGamut check type
の方法を用いた処理となる。
【0116】よって、高精度や高速等の特徴を持つ複数
の色再現範囲チェックの方法の中からユーザーが希望す
る所望の方法を指定することができ、よりユーザーの用
途に応じた色再現範囲チェック処理ができる。
【0117】次に、プリンタやモニタ等の出力デバイス
の色再現範囲をL***色空間上で示す情報の1例に
ついて説明する。
【0118】出力デバイスの色再現範囲は必ずL**
*色立体に含まれる。したがって、出力デバイスの色再
現範囲を図7に示すようにL***の3次元の色立体
を各座標軸方向に等間隔(ΔL*Δa*Δb*)で格子状
に分割し、該格子によって範囲を規定することができ
る。
【0119】なお、離散的データであるΔL*、Δa*
Δb*の値は各データが取り得る最小間隔または所定の
間隔でも構わない。
【0120】また、ΔL*、Δa*、Δb*の値の間隔は
等間隔でなくても構わない。
【0121】色再現範囲チェック処理は出力デバイスの
色再現範囲を示す情報によって、処理時間及び精度が異
なる。
【0122】複数の色再現範囲チェックの方法のうち、
具体例としてチェックの精度はやや落ちるが処理時間が
短い処理とチェックの精度は高いが処理時間を要する処
理の例を上げる。
【0123】[チェックの精度はやや落ちるが処理時間
が短い処理の例]図21は、L*** の3次元の色
立体を表しており、各座標軸方向に等間隔(ΔL* 、Δ
* 、Δb* )な立体格子で構成されている。
【0124】上記の3次元の色立体をL* に対して垂直
な方向にスライスすると、図22に示したような矩形状
(ここでは正方形)の格子で構成されるa* 、b* の2
次元の平面となる。
【0125】ここで、格子の2辺の長さは図22に示し
たようにΔa* 、Δb* となる。
【0126】また、太線で囲まれた領域は、スライスさ
れたL* に対する平面上でモニタまたはプリンタの色再
現範囲が含まれる格子の範囲を示している。
【0127】図7からわかるように、L* の値によって
上記の格子の範囲は異なっている。
【0128】この例の方法は、モニタまたはプリンタの
再現範囲を図22の太線で囲まれた領域をすべて包含す
る矩形領域で規定し、その情報をもとに色再現範囲チェ
ックを行う方式である。
【0129】矩形領域は図22の2点(amax 、b
max )、(amin 、bmin )により定義されるものとす
る。
【0130】L* の値によって矩形の大きさが異なるこ
とから、色再現範囲情報のテーブルとしては図23のよ
うになる。
【0131】このテーブルは図11のチェック用データ
または図17のチェック用データ格納部の中に格納され
ている。
【0132】L* の範囲はL* min からL* max の範囲
であり、それぞれに対して上記の矩形の大きさを規定す
る(amax 、bmax )、(amin 、bmin )の座標の値
が格納される。
【0133】ここでは、L* min からL* max の範囲の
Lの個数はm(定数)である。
【0134】図24、図25は、色再現範囲チェック部
28において、図23の色再現範囲情報テーブルをもと
に色再現範囲チェックを行う処理のフロチャートを示し
ている。
【0135】ステップS100で、図22の色再現範囲
情報テーブルの先頭にポインタをセットしてステップS
101に進む。
【0136】ステップS101で、定数nに1をセット
し、L* min の値をL1 にセットしてステップS102
へ進む。
【0137】ステップS102で、読み込んだL* の値
とL1 を比較する。
【0138】等しくない場合には、ステップS103へ
進んでLn +ΔLの値をLn+1 にセットしてステップS
104に進む。
【0139】ステップS104で、n及びポインタを1
つインクリメントしてステップS102に戻る。
【0140】ステップS102で等しい場合には、ステ
ップS105へ進んで読み込んだa* とanminを比較す
る。
【0141】a* がanminより小さい場合には、ステッ
プS106に進んでflgをOFFにセットして処理を
終了する。
【0142】そうでない場合には、ステップS107へ
進んで読み込んだa* とanmaxを比較する。
【0143】a* がanmaxより大きい場合には、ステッ
プS106に進んでflgをOFFにセットして処理を
終了する。
【0144】そうでない場合には、ステップS108へ
進んで読み込んだb* とbnminを比較する。
【0145】b* がbnminより小さい場合には、ステッ
プS106に進んでflgをOFFにセットして処理を
終了する。
【0146】そうでない場合には、ステップS109へ
進んで読み込んだb* とbnmaxを比較する。
【0147】b* がbnmaxより大きい場合には、ステッ
プS106に進んでfigをOFFにセットして処理を
終了する。
【0148】そうでない場合には、ステップS110へ
進んでflgをONにセットして処理を終了する。
【0149】このようにして、図23の色再現範囲情報
テーブルをもとに色再現範囲チェックを簡易な処理で行
うことができるので、チェックの精度はやや落ちるが処
理時間を短くすることができる。
【0150】[チェックの精度は高いが処理時間を要す
る処理の例]この例の方法は、モニタまたはプリンタの
再現範囲を図26に示すような座標点列で囲まれた領域
で規定し、その情報をもとに色再現範囲チェックを行う
方式である。
【0151】図26では、L* minにおける再現範囲の例
を示しており、この場合は20個の座標点列で表現され
ている。
【0152】L* の値によって再現範囲が異なることか
ら、色再現範囲情報テーブルとしては図27のようにな
る。
【0153】L* の範囲L* minからL* maxの範囲であ
り、それぞれに対して上記の座標点列の座標値が格納さ
れている。
【0154】ここでは、L* minからL maxの範囲のL
の個数はm(定数)である。
【0155】定数i1、i2、…inは、各L* に対す
る座標の数に対応している。
【0156】このテーブルは図11のチェック用データ
または図17のチェック用データ格納部の中に格納され
ている。
【0157】図28、図29は、色再現範囲チェック部
28において、図27の色再現範囲情報テーブルをもと
に色再現範囲チェックを行う処理のフロチャートを示し
ている。
【0158】ステップS400で、図27の色再現範囲
情報テーブルの先頭にポインタをセットしてステップS
401に進む。
【0159】ステップS401で、定数jに1をセット
し、L* minの値をL1 にセットしてステップS402へ
進む。
【0160】ステップS402で、読み込んだL* の値
とLj を比較する。
【0161】等しくない場合には、ステップS403へ
進んでLj +ΔLの値をLj+1 にセットしてステップS
404に進む。
【0162】ステップS404で、j及びポインタを1
つインクリメントしてステップS402に戻る。
【0163】ステップS402で等しい場合には、ステ
ップS405へ進んでポインタの指す領域から座標点の
個数ijを取り出してステップS406に進む。
【0164】ステップS406で定数kに1をセットし
てステップS407に進む。
【0165】ステップS407でポインタの指す領域か
らajk、bjk取り出してステップS408に進む。
【0166】ステップS408で、kとijを比較す
る。
【0167】ijがkより大きい場合には、ステップS
409に進んでkを1つインクリメントしてステップS
407に戻る。
【0168】ijがkと等しい場合には、ステップS4
10へ進んで取りだした座標点列(ai1、bj1)、(a
j2、bj2)、…(ajk、bjk)で囲まれた閉領域に対象
データのa* 、b* が含まれるかどうかチェックする。
【0169】ステップS411で対象データが閉領域に
含まれないと判定された場合には、ステップS412に
進んでflgをOFFにセットして処理を終了する。
【0170】一方、対象データが閉領域に含まれないと
判定された場合には、ステップS413に進んでflg
をONにセットして処理を終了する。
【0171】このようにして、図27の色再現範囲情報
テーブルをもとに精度の高い色再現範囲チェックに行う
ことができる。
【0172】なお、本実施例では、色再現範囲チェック
の対象となる対象色はR、G、B輝度データを用いてい
るが、本発明は例えばY、I、Qデータ等の他の色空間
で表される画像データでも構わない。
【0173】また、本実施例では、操作部より色再現方
法の判別方法を指定しているが、本発明は例えば他のア
プリケーションソフトからの命令によって指定されても
構わない。
【0174】また、本実施例では、色再現範囲チェック
結果を表示しているが、本発明は色再現範囲チェックの
結果に基づいて色空間圧縮処理等の画像処理を行っても
構わない。
【0175】次に、実施例1、図12のステップ20
0,201及び実施例2、図18のステップ300,3
01に記述される。色再現範囲チェックの方法及び色再
現範囲チェックの対象デバイスモデルの情報をユーザが
指定するためのアプリケーションソフトのユーザーイン
ターフェースの一例を図33に示す。
【0176】ここでは、アプリケーションソフトのメニ
ューから色再現範囲チェックの項目が選択され、色再現
範囲チェックのタイアログがカラーモニタ1の画面上に
表示されている。
【0177】ダイアログ内の指定色は、色再現範囲の対
象となる色を指定する際に、指定色をR,G,B輝度デ
ータ(ここではR,G,Bは0〜255)で指定するも
のである。R,G,B輝度データは、カラーモニタ1上
でアプリケーションソフト等により作成されたカラー画
像データであり、L*,a*,b*データはR,G,B輝
度データが実際にカラーモニタ1に表示された際の測色
値(0.00≦L*≦100.00,−500.00≦
*≦500.00,−200.00≦b*≦200.0
0)を示すものである。
【0178】ダイアログ内のチェック前は、指定色を矩
形領域内に表示するものである。
【0179】ダイアログ内のチェック後は、図4のステ
ップS13〜16の結果を反映させるものである。
【0180】ダイアログ内の色再現範囲チェック方法
は、図12のステップS200または図18のステップ
S300の色再現範囲チェック方法の情報をプルダウン
メニューにより指定する指定手段を提供しており、ここ
ではチェックの精度は落ちるが、処理時間が短い処理を
行う「高速」か、チェックの精度は高いが、処理時間を
要する処理を行う「高精度」のいずれかを選択できる。
【0181】ダイアログ内の対象プリンタは、図12の
ステップS201または図18のステップS301の色
再現範囲チェック対象のデバイスモデルの情報をプルダ
ウンメニューにより指定する指定手段を提供しており、
ここではCLC(ColorLaser Copie
r)のモデルとして2種類(CLC1,CLC2)、B
JP(Bubble Jet Printer)のモデ
ルとして2種類(BJP1,BJP2)、計4種類のう
ち1つを指定できる。
【0182】図34〜35は、図33のアプリケーショ
ンソフトのユーザーインターフェースを用いて色再現範
囲チェックを行う際の処理のフローを示している。
【0183】ステップS500で、ダイアログ内の指定
色に、色再現範囲の対象となる指定色をR,G,Bで数
値入力してステップS501に進む。
【0184】ステップS501で、ステップS500で
指定されたR,G,B値をL*,a*,b*値に変換して
ステップS502に進む。
【0185】ステップS501での変換処理は、指定色
のRGBデータにカラーモニタ1のガンマ特性を反映さ
せ、図4のステップS11〜12の処理と同じ処理を施
したものである。
【0186】ステップS502で、ステップS501で
得られたL*,a*,b*値をダイアログの所定の位置に
表示してステップS503へ進む。
【0187】ステップS503で、ステップS500で
指定されたR,G,B値に基づく色をダイアログのチェ
ック前の矩形領域に表示してステップS504へ進む。
【0188】ステップS504で、ダイアログの色再現
範囲チェック方法のプルダウンメニューから1つを指定
してステップS505へ進む。
【0189】ステップS505で、ステップS504で
指定された色再現範囲チェック方法を情報として保持し
てステップS506へ進む。
【0190】ステップS506で、ダイアログの対象プ
リンタのプルダウンメニューから対象プリンタを1つ指
定してステップS507へ進む。
【0191】ステップS507で、ステップS506で
指定された対象プリンタの情報を色再現範囲チェック対
象のデバイスモデルの情報として保持してステップS5
08へ進む。
【0192】ステップS508で、図4のステップS1
3と同じ色再現範囲チェックの処理を行い、ステップS
509へ進む。
【0193】ステップS509で、ステップS508の
結果としてflgがONかどうかチェックする。
【0194】flgがONの場合には、ステップS51
0へ進んで、ステップS500で指定されたR,G,B
値に基づく矩形データをダイアログのチェック後の矩形
領域に表示して処理を終了する。
【0195】flgがOFFの場合には、ステップS5
11へ進んで、ダイアログのチェック後の矩形領域に白
を表示して処理を終了する。
【0196】このようにして、色再現範囲チェックの方
法及び色再現範囲チェックの対象デバイスモデルの情報
を指定するユーザーインターフェースを提供することに
より、用途、機能に応じて色再現範囲チェックの方法が
選択可能である。
【0197】なお、上述のユーザーインターフェースで
は指定色が色再現内か外かをチェックしユーザーに報知
したが、本発明はこれに限らず、入力画像をチェックの
対象とし、対象画像のどの部分が色再現範囲外かを色再
現範囲外の画素の色を白にすることによりユーザーに報
知するようにしても構わない。
【0198】以上のように本発明によれば、カラーマネ
ージメントシステムにおいてデバイス色再現範囲チェッ
クを行う機能を選択して画像処理を行うことができるの
で、例えばチェックの精度はやや落ちるが処理時間が短
い処理とチェックの精度は高いが処理時間を要する処理
等、用途・機能に応じて色再現範囲チェックの処理が選
択可能となる。
【0199】また、色再現範囲外の部分が報知されるの
で、ユーザーが色再現範囲外の部分を認識することがで
きるので、以後の画像処理の参考になり、よりユーザー
が求める画像を出力デバイスにより出力することができ
る。
【0200】本発明は以下に続くクレームに示される範
囲内で種々変形が可能である。
【0201】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、用途、
機能に応じた任意の色再現範囲チェックの方法を用いて
色再現範囲チェックすることができる。
【0202】また、チェック結果をユーザに報知するこ
とによりユーザが入力画像データの状態を認識できるよ
うにすることができる。
【0203】また、ユーザが色再現範囲外の部分に基づ
き以後の画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーマネージメントシステムにおける色再現
の一例の図。
【図2】本発明の一実施例による画像処理システムの回
路構成を示すブロック図。
【図3】プロファイルアドレステーブルを示す図。
【図4】カラーモニタ1上でアプリケーションソフト等
により作成されたカラー画像データがカラーモニタ1ま
たはカラープリンタ3の色再現範囲内にあるかどうかを
チェックして、その結果をもとにカラーモニタ1への表
示の有無を行う処理フローチャート。
【図5】CIEで定めたXYZデータとRGBデータと
の関係式を示す図。
【図6】CIEで定めたXYZデータからL***
への変換の一例の図。
【図7】L*** 色立体内のプリンタの色再現範囲
の一例の図。
【図8】色再現範囲のチェックの方法が複数ある場合
に、その処理の情報を持つ出力デバイスのプロファイル
が複数ある場合の例の図。
【図9】プロファイル構造の一例の図。
【図10】ヘッダ情報部の構造の一例の図。
【図11】デバイス色再現範囲情報格納部の構造の一例
の図。
【図12】選択された色再現範囲チェックの方法に対す
る情報を、該当する図8〜図11に示されたデバイスプ
ロファイルから取り出して、入力カラー画像データが前
記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理のフ
ローチャート。
【図13】選択された色再現範囲チェックの方法に対す
る情報を、該当する図8〜図11に示されたデバイスプ
ロファイルから取り出して、入力カラー画像データが前
記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理のフ
ローチャート。
【図14】色再現範囲のチェックの方法が複数ある場合
に、その処理の情報を持つ出力デバイスのプロファイル
が1つである場合の例の図。
【図15】ヘッダ情報部の構造の一例の図。
【図16】デバイス色再現情報格納部の構造の一例の
図。
【図17】チェック用データ格納部の構造の一例の図。
【図18】選択された色再現範囲チェックの方法に対す
る情報を、該当する図14〜図17に示されたデバイス
プロファイルから取り出して、入力カラー画像データが
前記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理の
フローチャート。
【図19】選択された色再現範囲チェックの方法に対す
る情報を、該当する図14〜図17に示されたデバイス
プロファイルから取り出して、入力カラー画像データが
前記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理の
フローチャート。
【図20】選択された色再現範囲チェックの方法に対す
る情報を、該当する図14〜図17に示されたデバイス
プロファイルから取り出して、入力カラー画像データが
前記色再現範囲内に有るか否かを判別する場合の処理の
フローチャート。
【図21】各座標軸方向に等間隔(ΔL* 、Δa* 、Δ
* )な立体格子で構成されたL *** の3次元の
色立体を示す図。
【図22】3次元の色立体をL* に対して垂直な方向に
スライスした結果得られる、矩形状の格子で構成される
* 、b* の2次元の平面において、モニタまたはプリ
ンタの再現範囲を矩形領域で規定した場合の例の図。
【図23】モニタまたはプリンタの再現範囲を太線で矩
形領域で規定した場合の色再現範囲情報のテーブルを表
す図。
【図24】図23の色再現範囲情報テーブルをもとに色
再現範囲チェックを行う処理のフローチャート。
【図25】図23の色再現範囲情報テーブルをもとに色
再現範囲チェックを行う処理のフローチャート。
【図26】3次元の色立体をL* に対して垂直な方向に
スライスした結果得られる、矩形状の格子で構成される
* 、b* の2次元の平面において、モニタまたはプリ
ンタの再現範囲を座標点列で囲まれた領域で規定する場
合の例の図。
【図27】モニタまたはプリンタの再現範囲を座標点列
で囲まれた領域で規定した場合の色再現範囲情報のテー
ブルを表す図。
【図28】図27の色再現範囲情報テーブルをもとに色
再現範囲チェックを行う処理のフローチャート。
【図29】モニタまたはプリンタの再現範囲を座標点列
で囲まれた領域で規定した場合の色再現範囲情報のテー
ブルを表す図。
【図30】デバイスごとの色再現範囲の違いの例を示す
図。
【図31】デバイス色再現範囲チェック方法の一例の
図。
【図32】デバイスプロファイルの種類の一例の図。
【図33】色再現範囲チェックの方法及び色再現範囲チ
ェックの対象デバイスモデルの情報、ユーザーが選択す
るためのアプリケーションソフトのユーザーインターフ
ェースの一例の図。
【図34】図33のユーザーインターフェースを用いて
色再現範囲チェックを行う際の処理のフローチャートの
1部。
【図35】図33のユーザーインターフェースを用いて
色再現範囲チェックを行う際の処理のフローチャートの
1部。
【符号の説明】
1 カラーモニタ 2 ホストコンピュータ 3 カラープリンタ 21 モニタインターフェース 22 VRAM 23 CPU 24 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00,7/00 H04N 1/46,1/60

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色再現範囲チェックの方法を指定する指
    定手段と、 前記指定された色再現範囲チェックの方法に基づき入力
    画像データをチェックするチェックする手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、色再現範囲チェックの
    方法に加えて出力デバイスのモデルを指定することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記チェックの結果をユーザに報
    知する報知手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記報知手段はモニタを用いて視覚的に
    報知することを特徴とする請求項3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記指定手段は、予め設定されている複
    数の色再現範囲チェックの方法から任意の方法を指定す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の色再現範囲チェックの方法は
    処理速度が異なることを特徴とする請求項5記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の色再現範囲チェックの方法は
    精度が異なることを特徴とする請求項5記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記チェック手段は、前記指定された色
    再現範囲チェックの方法に対応する出力デバイスの色再
    現範囲を示す情報に基づき、入力画像データが該情報で
    示される色再現範囲内か否かをチェックすることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 色再現範囲の判別方法を指定する指定手
    段と、 前記指定手段により指定された色再現範囲の判別方法に
    対応する色再現範囲判別情報に基づいて、入力カラー画
    像データが前記色再現範囲内にあるか否かを判別する判
    別手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記色再現範囲判別情報を複数
    格納する格納手段を有することを特徴とする請求項9記
    載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 更に、色再現範囲判別情報は、出力デ
    バイスの色再現範囲情報を含んでいることを特徴とする
    請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記判別手段の結果を表示する
    表示手段を有し、該表示手段において、前記画像データ
    が前記色再現範囲外にある場合、ユーザーに報知するこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記格納手段に格納された複数
    の色再現範囲判別情報は判別処理に掛かる時間が異なる
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 更に、前記格納手段に格納された複数
    の色再現判別情報は判別処理の精度が異なることを特徴
    とする請求項10記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記格納手段はそれぞれの色再現範囲
    情報に対応したデバイスプロファイルを格納することを
    特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記格納手段は出力デバイスに対応し
    たデバイスプロファイルを格納することを特徴とする請
    求項9記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 色再現範囲チェックの方法を指定し、
    前記指定された色再現範囲チェックの方法に基づき入力
    画像データをチェックすることを特徴とする画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 色再現範囲の判別方法を指定する指定
    工程と、 前記指定工程により指定された色再現範囲の判別方法に
    対応する色再現範囲判別情報に基づいて入力カラー画像
    データが前記色再現範囲内にあるか否かを判別する判別
    工程を有することを特徴とする画像処理方法。
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