JP6726464B2 - 光学素子の製造方法及び光学素子の製造装置 - Google Patents

光学素子の製造方法及び光学素子の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は光学素子の製造方法及び光学素子の製造装置に関し、特に、金型内に配置されたガラス材料を加熱し、このガラス材料をプレスすることにより光学素子を成形する方法及び装置に関する。
近年、ガラス材料を金型内に配置し、ガラス材料と金型を加熱し、軟化したガラス材料を金型によりプレス成形することにより、レンズなどの光学素子を製造する方法が用いられている。
このような方法により光学素子を製造するための装置として、例えば、特許文献1(特開2014−051420号公報)に示されているような、金型ユニット内に配置されたガラス材料を所定温度まで加熱する予熱部、加熱され軟化したガラス材料をプレス成形する成形部、金型ユニットの交換が行われる交換室等を備えた成形装置が知られている。
特開2014−051420号公報
ここでガラス材料に対するプレス成形作業が2回に分けて行われる場合がある。このような場合、まず、ガラス転移温度Tgより高い温度に加熱されたガラス材料をプレス成形(第1プレス成形)し、次いで、ガラス転移温度Tg近傍の温度に冷却されたガラス材料を更にプレス成形(第2プレス成形)する。
そして、特許文献1に記載された装置等で、このようなプレス成形を行う場合には、同一の成形部において第1プレス成形と第2プレス成形とが行われていた。
上述したように第2プレス成形は、ガラス材料を第1プレス成形より低い温度にした状態で行われるため、同一の成形部において第1プレス成形と第2プレス成形とを行う装置では、第1プレス成形の終了後、ガラス材料の温度がガラス転移温度Tg近傍の温度に低下するまで、成形部内で金型ユニットを自然冷却させていた。
成形部内での自然冷却は成形部内の加熱用ヒータを停止させる等して行われるが、ヒータの予熱の影響で、金型ユニット内のガラス材料は周辺部の温度が低下し難く、温度の面内分布が不均一になり、この状態で第2プレス成形を行うと、成形後の光学素子の面精度が悪化するという点で改善の余地を有していた。
また、この温度分布の均一化を図るためには、ガラス材料の温度がガラス転移温度Tg近傍の温度まで低下した後、さらに所定時間、金型ユニットを成形部内で放置する手法が取られていたが、この手法では、上記所定時間が、律速工程となり、生産性を悪化させていた。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、高い面精度と高い生産性の両立が可能な光学素子の製造方法および製造装置を提供するものである。
本発明の光学素子の製造方法は、
光学素子の製造装置を用いた光学素子の製造方法であって、製造装置は、
金型ユニットを搬送経路に沿って搬送する搬送装置と、
ガラス材料が内部に配置された金型ユニットを搬送経路に配置する導入部と、
搬送経路の前記導入部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第1の成形部と、
搬送経路の第1の成形部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第2の成形部と、
搬送経路の第1および第2の成形部の間に設けられている冷却部と、を備え、方法は、
導入部に、内部のガラス材料がプレス成形されていない金型ユニットを搬送経路に配置する導入工程と、
金型ユニットを、搬送装置によって前記導入部から前記第1の成形部に搬送する第1の搬送工程と、
前記第1の成形部に搬送された前記金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第1のプレス成形工程と、
金型ユニットを、搬送装置によって第1の成形部から、前記第1の成形部でプレス成形されたガラス材料をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部を介して第2の成形部に搬送する第2の搬送工程と、
第2の成形部に搬送された金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第2のプレス成形工程と、
金型ユニットを、搬送装置によって第2の成形部から搬出する第3の搬送工程と、を含み、
冷却部が、第1の成形部と第2の成形部の間の搬送経路によって構成され、第1ないし第3の搬送工程が同期して行われる。
本発明の光学素子の製造方法によれば、第1の成形部でプレス成形されたガラス材料の冷却が搬送経路によって構成された冷却部で行われるので、第1の成形部の予熱の影響を受けることなく速やか且つ均一に達成される。
この結果、光学素子の面精度の改善と生産性の向上とが同時に達成される。
また、本発明の光学素子の製造方法は、
製造装置は、搬送経路の導入部と第1の成形部との間に設けられガラス材料を所定温度まで加熱する予熱部を更に備え、
製造方法は、金型ユニットを、搬送装置によって導入部から予熱部に搬送する第4の搬送工程と、
予熱部に搬送された金型ユニット内のガラス材料を所定温度まで加熱する予熱工程と、を更に備え、
第1ないし第4の搬送工程が同期して行われる。
このような構成によれば、予熱部によって、金型ユニットを所定温度まで予め加熱できるので、生産性が向上する。
また、本発明の光学素子の製造方法は、製造装置が、ターンテーブルを備える。
このような構成によれば、コンパクトな構成で円滑に金型ユニットの搬送を行うことができる。
本発明の光学素子の製造装置は、
金型ユニット内に配置されたガラス材料を加熱し、ガラス材料をプレス成形することにより光学素子を製造する光学素子の製造装置であって、
金型ユニットを搬送経路に沿って搬送する搬送装置と、
搬送経路にガラス材料が内部に配置された金型ユニットを配置する導入部と、
搬送経路の前記導入部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第1の成形部と、
搬送経路の前記第1の成形部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第2の成形部と、
搬送経路の前記第1および第2の成形部の間に設けられ前記第1の成形部でプレス成形されたガラス材料をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部と、を備える。
本発明の光学素子の製造装置によれば、第1の成形部でプレス成形されたガラス材料の冷却が搬送経路によって構成された冷却部で行われるので、第1の成形部の予熱の影響を受けることなく速やか且つ均一に達成される。
この結果、高い面精度と高い生産性が同時に達成される。
本発明によれば、高い面精度と高い生産性の両立が可能な光学素子の製造方法および製造装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態のレンズ成形装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1のレンズ成形装置の構成を示す、予熱部、第1成形部、第2成形室及び交換室の高さにおける水平方向の断面図である。 図1のレンズ成形装置で各金型ユニットが予熱部、第1成形部、第2成形室及び交換室に配置された状態での、図2のA−A´線に沿った断面図である。 図1のレンズ成形装置で各金型ユニットが予熱部、第1成形部、第2成形室及び交換室に配置された状態での、図2のB−B´線に沿った断面図である。 図1のレンズ成形装置で用いられる金型ユニットの構成を概略的に示す鉛直方向の断面図である。 図1のレンズ成形装置で各金型ユニットが搬送部のターンテーブル上に配置された状態での、図2のA−A´線に沿った断面図である。 図1のレンズ成形装置で各金型ユニットが搬送部のターンテーブル上に配置された状態での、図2のB−B´線に沿った断面図である。 図1のレンズ成形装置によるレンズ成形方法における各処理工程、移動ステップの時系列的な関係等を示すチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態の光学素子の製造装置について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態の光学素子の製造装置は、加熱したガラス材料をプレス成形するレンズ成形装置1である。
図1は、レンズ成形装置1の構成を示す概略的な斜視図である。
図1に示されているように、本実施形態のレンズ成形装置1は、略円筒状の搬送部(搬送室)2と、搬送部2の上方に隣接して設けられた予熱部(予熱室)4と、第1成形部(成形室)6と、第2成形部(成形室)8と、交換部(交換室)10と、を備えている。
本実施形態のレンズ成形装置1によるレンズ成形方法(光学素子の製造方法)では、略円形の型支持部材12に載置され金型(成形型)14を有している金型ユニット16を、搬送部2の作動によって、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8、及び交換部10へと、順次、移動させ、各部分でそれぞれの処理工程を行うことにより、ガラス材料の成形(光学素子の製造)が行われる。
尚、本実施形態のレンズ成形装置1によるレンズ成形方法(光学素子の製造方法)では、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8、及び交換部10の各部で1つずつ、合計4つの金型ユニット16を同時並列的に処理していく。
図2は、図1のレンズ成形装置1の構成を示す、予熱部4、第1成形部6、第2成形室8及び交換室10の高さにおける水平方向の断面図である。図2に示されているように、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10は、後述するターンテーブル18の外径よりも小さい所定の半径を有する小円Cの円周に沿うように配置されている。詳細には、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10は、その中心がこの小円C上に位置するように、互いに90度の角度間隔をおいて、配列されている。
図3は、図1のレンズ成形装置で各金型ユニットが予熱部、第1成形部、第2成形室及び交換室に配置された状態での、図2のA−A´線に沿った断面図であり、図4は図2のB−B´線に沿った断面図である。
図3および図4に示されているように、搬送部2は、搬送部ケーシング2Aにより形成された円筒状の空間内に設置されたターンテーブル18と、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10の下方にそれぞれ設けられた予熱部移動機構20、第1成形部移動機構22、第2成形部移動機構24及び交換部移動機構26と、を備えている。
また、搬送部ケーシング2Aの上面の予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10に当たる箇所には、それぞれ、略円形の開口4B、6B、8B、10Bが形成されている。搬送部2内の空間は、これら開口4B、6B、8B、10Bを介して、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10内の空間とそれぞれ連通している。
本実施形態のレンズ成形装置1では、搬送部2と予熱部4、第1成形部6及び第2成形部8との間に形成された開口4B、6B、8Bは、それぞれ型支持部材12より径が大きい。また他方、搬送部2と交換部10との間に形成された開口10Bは、型支持部材12よりも径が小さい。
なお、本実施形態のレンズ形成装置1は、搬送部2の内部空間の温度が、第2成形部8よりも低い温度に構成されている。搬送部2の内部空間の温度は、例えば100℃以下になるように、構成されている。搬送部2の内部空間の温度の下限は、第1成形部6でプレス成形されたガラス材料が割れ等のダメージを受けない程度の温度とすることができる。例えば、50℃とすることができる。
搬送部2、予熱部4、第1成形部6及び第2成形部8は、それぞれの内部が不活性ガス雰囲気とされている。不活性ガスとしては、窒素やアルゴンなどが使用され、酸素濃度が5ppm以下であることが好ましい。このように搬送部2、予熱部4、第1成形部6及び第2成形部8の内部を不活性ガス雰囲気とすることで、金型ユニット14の酸化やガラス材料の表面変質を防止できる。
ターンテーブル18は、搬送部2の中心に下方から延びるように設けられた回転軸28と、回転軸28により支持された円盤状の回転盤30とを備えている。搬送部2の下方には、モーターなどの回転軸28を回転駆動させるための駆動装置(図示せず)が設けられている。駆動装置により回転軸28が回転されることにより、回転盤30が回転し、これにより、回転盤30上に載置された金型ユニット16を円周方向に移動させることができる。
また、各移動機構20、22、24、26は、ターンテーブル18を貫通して上下方向に延びる駆動軸20B、22B、24B、26Bと、駆動軸20B、22B、24B、26Bの先端に取り付けられた保持部材20A、22A、24A、26Aとを備えている。これら移動機構20、22、24、26は、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10の直下に、これらの各部4、6、8、10に対応して設けられている。
各駆動軸20B、22B、24B、26Bは、ターンテーブル18の回転盤30の対応する位置に設けられた、各開口30A、30B、30C、30Dを通って、搬送部2内に延びている。各開口30A、30B、30C、30Dは、金型ユニット16の型支持部材12よりも径が小さく、各移動機構20、22、24、26の保持部材20A、22A、24A、26Aより径が大きい。
各移動機構20、22、24、26の駆動軸20B、22B、24B、26Bは、搬送部2の下方に設けられたアクチュエータなどの駆動装置(図示せず)により、保持部材20A、22A、24A、26Aがターンテーブル18と干渉しないように下方に退避した退避位置と、先端の保持部材20A、22A、24A、26Aが予熱部4、第1成形部6、第2成形部8、及び交換部10の下端に配置された進出位置との間で上下方向に伸縮可能である。これにより、各移動機構20、22、24、26は、それぞれ、金型ユニット16を、ターンテーブル18上に載置された下方位置と、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10の各室内に配置された上方位置との間で移動させることができる。
予熱部4は、予熱部ケーシング4Aにより画成された略円柱状の空間を有し、内部に設けられた予熱ヒータ32を備えている。このような予熱ヒータ32としては、例えば、コイルヒーターなどの内側に配置された加熱対象(金型ユニット)を外周から均一に加熱することができるものが望ましい。この予熱部4では、第1成形部6におけるガラス材料のプレス成形に先立ち、金型ユニットをガラス材料のガラス転移温度Tg近傍の温度まで加熱する。予熱部4の内部は不活性ガス雰囲気とすることが好ましい。なお、本実施形態では、予熱ヒータ32を予熱部4の内部に設けることとしているが、これに限らず、予熱部4の外部に設置してもよい。
本実施形態のレンズ成形装置1では、第1成形部6と第2成形部8とは、同一の構成を備えている。したがって、第1成形部6の構成についてのみ説明し、第2成形部8の各部については、第1成形部6と同一の符号を付し、説明を省略する。
第1成形部6は、成形部ケーシング6Aにより画成された略円柱状の空間を有し、プレスマシン34及びヒータ36を備えている。プレスマシン34は、プレスヘッド34Aと、プレスヘッド駆動部34Bとを備えている。プレスヘッド駆動部34Bは、内部に油圧ピストンなどのアクチュエータを内蔵しており、このアクチュエータを駆動させることによりプレスヘッド34Aを下方に向けて第1成形部6内に降下させる。
ヒータ36は金型ユニット16内に配置されたガラス材料を加熱し、軟化させるために設けられている。なお、第1成形部6のヒータ36も、予熱部4の予熱ヒータ32と同様に、例えば、コイルヒーターなどの内側に配置された加熱対象を外周から均一に加熱することができるものが望ましい。また、本実施形態では、ヒータ36を第1成形部6の内部に設けることとしているが、これに限らず、第1成形部6の外部に設置してもよい。
交換部10は、交換部ケーシング10Aにより画成された略円筒状の空間からなる。交換部ケーシング10Aは、搬送部ケーシング2Aの上部と一体となった基部ケーシング10A’と、基部ケーシング10A’の上方に配置された上部ケーシング10A”とを備えている。基部ケーシング10A’の上端面にはOリング38が取り付けられている。これにより、上部ケーシング10A”を基部ケーシング10A’の上方に同軸に配置した際に、このOリング38により基部ケーシング10A’と上部ケーシング10A”との間が隙間なく密閉される。また、搬送部ケーシング2Aの上面の交換部10に対応する開口10Bの周囲にもOリング39が取り付けられている。
図5は、図1のレンズ成形装置で用いられる金型ユニットの構成を概略的に示す鉛直方向の断面図である。図5に示されているように、金型ユニット16は、金型14を備えている。この金型14が型支持部材12に取り付けられる。金型(成形型)14は、製造すべきガラス成形体の形状に合わせて形成された成形面を有する上型14A、下型14Bと、これら上型14A及び下型14Bの径方向の相互位置を規制する胴型14Cとを有する。上型14A及び下型14Bの成形面には離型膜が成膜されている。ガラス材料40は、上型14Aと下型14Bの間に挟み込まれた状態で配置されている。ガラス材料40をガラス屈伏点温度以上に加熱した状態で、上下型14A、14Bを相対的に近接する方向に加圧することにより、ガラス材料40に成形面形状が転写され、所望の形状のガラス成形体(光学素子)にプレス成形することができる。
次に、本実施形態のレンズ成形装置によるレンズ成形方法(光学素子の製造方法)を説明する。図6は、各金型ユニットが搬送部のターンテーブル上に配置された状態での、図2のA−A´線に沿った断面図であり、図7は図2のB−B´線に沿った断面図である。また、図8は、各処理工程、移動ステップの時系列的な関係等を示すチャートである。
本実施形態のレンズ成形装置1によるレンズ成形方法では、予熱部4、第1成形部6、第2成形部8及び交換部10のそれぞれにおいて同時に金型ユニット16への処理が行われる。即ち、4つの金型ユニット(例えば、金型ユニット16a乃至d)が同時並列的に処理される。
以下、1の金型ユニット16aに対する処理のみを説明するが、金型ユニット13aが、交換部10に導入されているときには、並列的に、予熱部4では、先行する金型ユニット16bが加熱され、第1成形部6では、さらに先行する金型ユニット16cが第1プレス成形され、第2成形部8は、さらに先行する金型ユニットが第2プレス成形16dされている(図1および図2)。したがって、各部での金型ユニットの滞在時間は等しく、さらに各部間での金型ユニットの移動は、同期して行われる。
レンズ成形装置1によるレンズ成形方法では、まず、上型14Aと下型14Bの間に未成形のガラス材料40を収容した金型ユニット16aを、交換部(導入部)10に配置する導入工程が行われる。このとき、交換部10には、第2成形部8でガラス材料の第2成形が完了した金型ユニットが配置されているので、未成形のガラス材料を収容した金型ユニット16aは、成形が完了したガラス材料を収容した金型ユニットと交換されることで、交換部10に配置される(図4)。
この交換では、まず、交換部10の上部ケーシング10A”を上方へ移動させ、交換部10を開放する。そして、成形が完了したガラス成形体となったガラス材料を収容した金型を、型支持部材12から取外し、未成形のガラス材料を収容した金型14を型支持部材12に取り付ける。
このとき、搬送部ケーシング2Aの交換部10に連通する開口10Bの周囲にOリング39が設けられているため、移動機構28により支持された型支持部材12Aの上面と、このOリング39とが当接する。これにより、交換部10の上部ケーシング10A”を取り外しても、搬送部2内を気密状態に保つことができ、搬送部2内の酸素(O2)濃度の上昇を防止できる。
次に、交換部10に配置された金型ユニット16aを、型支持部材12と共に、交換部10から予熱部4に搬送する第1の移動ステップ(第1の搬送工程)を行う。すなわち、まず、交換部移動機構26により、交換部10に導入された金型ユニット16aを、型支持部材12と共に、交換部10内からターンテーブル18上の下方位置まで降下させる(図7)。そして、ターンテーブル18を、金型ユニット16aと型支持部材12が、予熱部4の直下に位置する(図6における金型ユニット16bの位置)まで、90度、回転させる。
さらに、予熱部移動機構28により、金型ユニット16aを、型支持部材12と共にターンテーブル18上から予熱部4内の上方位置(図3における金型ユニット16bの位置)まで上昇させる。
次に、金型ユニット16a内のガラス材料を加熱する予熱ステップを行う。すなわち、予熱部4内の予熱ヒータ32により金型ユニット16aを加熱する。なお、予熱ステップでは、金型14内のガラス材料の温度がガラス転移温度Tg+10℃を超えないように予熱ヒータ32を制御することが好ましい。
次に、予熱が完了した金型ユニット16aを、型支持部材12と共に、予熱部4から第1成形部6に搬送する第2の移動ステップ(第の搬送工程)を行う。すなわち、まず、予熱部移動機構20により、予熱された金型ユニット16aを、型支持部材12と共に予熱部4内からターンテーブル18上の下方位置まで降下させる。次いで、ターンテーブル18を、金型ユニット16aが第1成形部6の下方に位置する(図7における金型ユニット16cの位置)まで、90度、回転させる。
金型ユニット16aが第1成形部6の下方に位置するまでターンテーブル18を回転した後、第1成形部移動機構22により、金型ユニット16aを、型支持部材12と共にターンテーブル18上から第1成形部6内の上方位置(図4における金型ユニット16cの位置)まで上昇させる。
なお、この移動ステップは、金型ユニット16aの温度が、ガラス材料のガラス転移温度から50℃減じた温度(Tg−50℃)以上、かつ、ガラス転移温度に10℃加えた温度(Tg+10℃)以下の範囲のときに行うことが望ましい。
次に、第1成形部6において、金型ユニット16aを加熱する。すなわち、第1成形部6において、ヒータ36により、金型ユニット16aを、金型14内のガラス材料40の温度がガラス粘度で106〜1011dPa・sに相当する温度まで加熱する。好ましくは、屈伏点Tsよりも10〜30℃程度高くなるまで加熱する。
次に、金型ユニット16aに対する加熱が完了したら、引き続き第1成形部6内において、金型ユニット16aの金型14に、第1加圧工程(第1のプレス成形工程)を行う。すなわち、金型ユニット16aのガラス材料の温度を保ちながら、所定の時間(例えば、数十秒〜数十分)、プレスヘッド駆動部34Bによりプレスヘッド34Aを降下させ、金型14を上下方向に押圧し、ガラス材料をプレス成形する。なお、第1加圧工程におけるプレス荷重P1は、30〜200kgf/cm2とすることが好ましい。
次に、第1加圧工程が完了した金型ユニット16aを、第1成形部6から第2成形部8に搬送する第3の移動ステップ(第の搬送工程)を行う。すなわち、まず、第1成形部移動機構22により、金型ユニット16aを、型支持部材12と共に第1成形部6内からターンテーブル18上の下方位置(図7における金型ユニット16cの位置)まで降下させる。次いで、ターンテーブル18を、金型ユニット16aが第2成形部8の下方に位置する(図6における金型ユニット16dの位置)まで、90度、回転させる。
金型ユニット16aが第2成形部8の下方に位置するまでターンテーブル18を回転した後、第2成形部移動機構24により、金型ユニット16aを型支持部材12と共にターンテーブル18上から第2成形部8内の上方位置(図3における金型ユニット16dの位置)まで上昇させる。
このように第3の移動ステップ(第の搬送工程)において、金型ユニット16aは、搬送部2の内部空間を通って、第1成形部6から第2成形部8に搬送されることになる。上述したように、搬送部2の内部空間内の温度は、100℃程度であるの、第3の移動ステップ(第2の搬送工程)において、第1成形部6でプレス成形された金型ユニット16a内のガラス材料40の温度は低下する。
本実施形態は、第3の移動ステップ(第の搬送工程)によって、第1成形部6でプレス成形された金型ユニット16a内のガラス材料40の温度が、ガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却するように構成されている。したがって、本実施形態では、搬送部2が、第1成形部6でプレス成形されたガラス材料40をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部を構成することになる。冷却部における冷却速度は、その熱容量に影響する光学素子の形状、直径、及び肉厚等により、適宜設定される。
次に、第2成形部8内において金型ユニット16aの金型14に、第2加圧工程(第2のプレス成形工程)を行う。すなわち、金型ユニット16aのガラス材料の温度を保ちながら、所定の時間(例えば、数十秒〜数十分)、第2成形部8のプレスヘッド駆動部34Bによりプレスヘッド34Aを降下させ、金型14を上下方向に押圧し、ガラス材料40をプレス成形する。なお、第2の加圧工程におけるプレス荷重P2は、第1の加圧工程におけるプレス荷重P1よりも小さく、例えば10〜40kgf/cm2とすることが好ましい。
金型ユニット16aに対する第2加圧工程が完了した後、金型ユニット16aを、型支持部材12と共に第2成形部8から交換部10へ移動させる第4の搬送ステップ(第の搬送工程)を行う。すなわち、まず、第2成形部移動機構24により、金型ユニット16aを、型支持部材12と共に第2成形部8内からターンテーブル18上の下方位置(図6における金型ユニット16dの位置)まで降下させる。
次いで、ターンテーブル18を、金型ユニット16aが交換部10の下方に位置するまで、90度、回転させた後、交換部移動機構26により、金型ユニット16aを、型支持部材12と共にターンテーブル18上から交換部10内の上方位置(図4)に上昇させる。
この第4の搬送ステップは、金型ユニット16aのガラス材料のガラス転移温度から100℃減じた温度(Tg−100℃)以上、かつ、ガラス転移温度に10℃加えた温度(Tg+10℃)以下の範囲の時に行うとよい。なお、温度(Tg−80℃)から温度(Tg−10℃)までの範囲で行なうことがより好ましい。
このように、第4の搬送ステップをガラス転移温度に10℃加えた温度以下で開始することにより、第2成形部8から交換部10へ金型ユニット16aを移動させた際に、ガラス材料の温度が低下し、ガラス転移温度Tg以下になる。このため、自重によるガラス成形体の変形の影響を少なくでき、かつプレス時間の短縮することができる。
第3の搬送ステップで交換部10に戻された金型ユニット16aは、上述した交換作業と同様の手順で、未成形のガラス材料を収容した新たな金型ユニットと交換される。
以上の工程が繰り返すことにより、次々に、金型ユニット内のガラス材料がプレス成形され、レンズ(光学素子)が連続的に製造される。
本実施形態のレンズ成形装置(光学素子の製造装置)では、交換部、予熱部、第1成形部、第2成形部が円周上に配置され、金型ユニットをターンテーブルによって、順次、交換部、予熱部、第1成形部、第2成形部に搬送する構成であったが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、交換部、予熱部、第1成形部、及び第2成形部を矩形状に、即ち矩形の角部に各処理部が位置するように配置し、金型ユニットを直線的に次の処理部に搬送する搬送機構を設け、第1成形部から第2成形部への搬送中に、第1成形部でプレス成形されたガラス材料の温度をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却されるようにした構成でもよい。
例えば、予熱部、第1成形部、第2成形部を直列に配置し、第1成形部から第2成形部への搬送中に、第1成形部でプレス成形されたガラス材料の温度をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却される構成でもよい。このような構成では、予熱部の上流に搬入部が、第2成形部の下流に搬出部がそれぞれ設けられるようにした構成となる。
また、本実施形態に適用される光学素子の形状としては、両凹レンズ、凹メニスカスレンズ、及び凸メニスカスレンズが好ましい。特に、両凹レンズ、及び凹メニスカスレンズがより好ましい。このようなレンズ形状の面精度を高めるためには、プレス成形を2回に分けて行うことが有効な手段であるからである。
最後に、本発明の実施形態を、図等を用いて総括する。
本発明の実施形態の光学素子の製造方法は、金型ユニット16を搬送経路に沿って搬送する搬送装置2と、ガラス材料40が内部に配置された金型ユニットを搬送経路に配置する導入部10と、搬送経路の導入部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第1の成形部6と、搬送経路の第1の成形部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第2の成形部8と、搬送経路の第1および第2の成形部の間に設けられ、第1の成形部でプレス成形されたガラス材料をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部2と、を備えたレンズ成形装置1によって行われる。この方法は、導入部に、内部のガラス材料がプレス成形されていない金型ユニットを搬送経路に配置する導入工程と、金型ユニットを、搬送装置によって導入部から第1の成形部に搬送する第1の搬送工程と、第1の成形部に搬送された金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第1のプレス成形工程と、金型ユニットを、搬送装置によって第1の成形部から冷却部を介して第2の成形部に搬送する第2の搬送工程と、第2の成形部に搬送された金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第2のプレス成形工程と、金型ユニットを、搬送装置によって第2の成形部から搬出する第3の搬送工程と、を含み、冷却部が、第1の成形部と第2の成形部の間の搬送経路によって構成され、第1ないし第3の搬送工程が同期して行われる。
本発明の実施形態のガラス成形体の製造装置1は、金型ユニット16内に配置されたガラス材料40を加熱し、ガラス材料をプレス成形することによりガラス成形体を製造するガラス成形体の製造装置である。この製造装置1は、金型ユニットを搬送経路に沿って搬送する搬送装置2、30と、搬送経路にガラス材料が内部に配置された金型ユニットを配置する導入部10と、搬送経路の導入部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第1の成形部6と、搬送経路の第1の成形部の下流側に設けられガラス材料をプレス成形する第2の成形部8と、搬送経路の第1および第2の成形部の間に設けられ第1の成形部でプレス成形されたガラス材料をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部2と、を備えている。
1:レンズ成形装置
2:搬送部
4:予熱部
6:第1成形部
8:第1成形部
10:交換部
12:型支持部材
16:金型ユニット
18:ターンテーブル
20、22、24、26:移動機構

Claims (10)

  1. 光学素子の製造装置を用いた光学素子の製造方法であって、
    前記製造装置は、
    ガラス材料が内部に配置された金型ユニットを搬送経路に配置する導入部と、
    前記導入部に配置された前記金型ユニットを前記搬送経路に沿って搬送する搬送装置と、
    前記搬送経路の前記導入部の下流側に設けられ前記ガラス材料を所定温度まで加熱する予熱部と、
    前記搬送経路の前記予熱部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第1の成形部と、
    前記搬送経路の前記第1の成形部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第2の成形部と、
    前記搬送経路の前記第1および第2の成形部の間の搬送部で構成される冷却部と、を備え、
    前記方法は、
    内部のガラス材料がプレス成形されていない金型ユニットを前記導入部に配置する導入工程と、
    前記金型ユニットを、前記搬送装置によって前記導入部から前記予熱部に搬送する第1の搬送工程と、
    前記予熱部に搬送された前記金型ユニット内のガラス材料を所定温度まで加熱する予熱工程と、
    前記金型ユニットを、前記搬送装置によって前記予熱部から前記第1の成形部に搬送する第2の搬送工程と、
    前記第1の成形部に搬送された前記金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第1のプレス成形工程と、
    前記金型ユニットを、前記第1の成形部から前記冷却部を介して前記第2の成形部に搬送する第3の搬送工程と、
    前記第2の成形部に搬送された前記金型ユニット内のガラス材料をプレス成形する第2のプレス成形工程と、
    前記金型ユニットを、前記搬送装置によって前記第2の成形部から搬送する第4の搬送工程と、を含み、
    前記第2の搬送工程が、前記金型ユニットの温度が(ガラス転移温度Tg−50)℃以上(ガラス転移温度Tg+10)℃以下で行われ、
    前記冷却部は、内部温度が100℃以下に設定され、前記第1の成形部でプレス成形されたガラス材料を前記第1の成形部から前記第2の成形部への前記第2の搬送工程中にガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却し、
    前記第1ないし第4の搬送工程が同期して行われる、
    光学素子の製造方法。
  2. 前記導入部が、プレス成形が完了したガラス材料が配置された前記金型ユニットを、プレス成形が行われていないガラス材料が配置された金型ユニットに交換する金型ユニット交換部である、
    請求項1に記載の光学素子の製造方法。
  3. 前記搬送装置が、ターンテーブルを備える、
    請求項1または2に記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記第1および第2の成形部は、前記金型ユニット内に配置されたガラス材料を加熱軟化させる加熱部と、前記金型ユニットを押圧して前記ガラス材料をプレス成形するプレス部とを含む、
    請求項1ないし3のいずれか1項に光学素子の製造方法。
  5. 前記金型ユニットは、前記光学素子の形状に対応する成形面を有する成形型と、前記成形型を保持する型支持部材とを有する、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
  6. 金型ユニット内に配置されたガラス材料を加熱し、前記ガラス材料をプレス成形することにより光学素子を製造する光学素子の製造装置であって、
    前記金型ユニットを搬送経路に沿って搬送する搬送装置と、
    前記搬送経路にガラス材料が内部に配置された金型ユニットを配置する導入部と、
    前記搬送経路の前記導入部の下流に設けられ前記ガラス材料を所定温度まで加熱する予熱部と、
    前記搬送経路の前記予熱部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第1の成形部と、
    前記搬送経路の前記第1の成形部の下流側に設けられ前記ガラス材料をプレス成形する第2の成形部と、
    前記搬送経路の前記第1の成形部と第2の成形部の間の搬送部で構成され前記第1の成形部でプレス成形されたガラス材料をガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却する冷却部と、を備え、
    前記予熱部から第1の成形部への搬送が、前記金型ユニットの温度が(ガラス転移温度Tg−50)℃以上(ガラス転移温度Tg+10)℃以下で行われ、
    前記冷却部は、内部温度が100℃以下に設定され、前記第1の成形部でプレス成形されたガラス材料を前記第1の成形部から前記第2の成形部への搬送中にガラス転移温度Tg近傍の温度まで冷却し、
    前記第1ないし第4の搬送工程が同期して行われる、
    光学素子の製造装置。
  7. 前記導入部が、プレス成形が完了したガラス材料が配置された前記金型ユニットを、プレス成形が行われていないガラス材料が配置された金型ユニットに交換する金型ユニット交換部である、
    請求項6に記載の光学素子の製造装置。
  8. 前記搬送装置が、ターンテーブルを備える、
    請求項6または7に記載の光学素子の製造装置。
  9. 前記第1および第2の成形部は、前記金型ユニット内に配置されたガラス材料を加熱軟化させる加熱部と、前記金型ユニットを押圧して前記ガラス材料をプレス成形するプレス部とを含む、
    請求項6ないし8のいずれか1項に記載の光学素子の製造装置。
  10. 前記金型ユニットは、前記光学素子の形状に対応する成形面を有する成形型と、前記成形型を保持する型支持部材とを有する、
    請求項6ないし9のいずれか1項に記載の光学素子の製造装置。
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