JP4677279B2 - 成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
[1] 成形材料を予備成形することにより得られた予備成形体を、加熱により軟化した後に、第一上型と第一下型とを有する第一の成形型内で予備加圧することにより成形中間体を得、得られた成形中間体を、前記第一の上型とは異なる第二上型と前記第一の下型とは異なる第二下型とを有する第二の成形型内で本加圧することにより所望の形状の成形体を得る成形体の製造方法において、
前記第一上型は、凸面を含む成形面を有し、
前記第二上型は、前記第一上型の成形面の曲率半径よりも小さな曲率半径をもつ凸面または前記第一上型の成形面の近軸曲率半径よりも小さな近軸曲率半径をもつ凸面を含む成形面を有し、
前記予備加圧は、前記軟化された予備成形体を前記第一下型上に配置した後、第一温度に加熱された前記第一上型の成形面を、前記予備成形体に接触させて加圧することにより行われ、該予備加圧により、前記成形面の凸面形状の少なくとも一部が表面に転写された凹形状を有する成形中間体を得、かつ、
前記本加圧は、前記第一温度より低い第二温度にある第二上型と前記第二下型によって、前記第二下型上の成形中間体の凹形状部分に前記第二上型の成形面を押圧してプレス成形することにより行われることを特徴とする成形体の製造方法。
[2] 前記第一温度は、前記成形材料の粘度が106〜108.5dPa・sとなる温度であることを特徴とする[1]に記載の成形体の製造方法。
[3] 前記第二温度は、前記成形材料の粘度が107.5〜1011dPa・sとなる温度であることを特徴とする[1]または[2]に記載の成形体の製造方法。
[4] 前記軟化された予備成形体の粘度は、106〜108.5dPa・sの範囲であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の成形体の製造方法。
[5] 前記予備加圧は、前記成形中間体の中心肉厚が、所望の成形体形状の中心肉厚の110%以上であるときに終了することを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の成形体の製造方法。
[6] 前記予備加圧時における第一下型の下型温度は、前記成形材料の粘度が106〜108.5dPa・sとなる温度であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載の成形体の製造方法。
[7] 前記本加圧は、第二上型および第二下型の温度が、前記成形材料の粘度が107.5〜1011dPa・sとなる温度であるときに行う第一加圧を含むことを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載の成形体の製造方法。
[8] 前記第一加圧開始後に、第二上型および第二下型の温度を、前記成形材料の粘度が1011〜1013dPa・sになる温度に降温し、次いで第一加圧より小さい荷重を適用した第二加圧を行うことを特徴とする[7]に記載の成形体の製造方法。
[9] 前記予備成形体の第一上型と接触する面は凸曲面である[1]〜[8]のいずれかに記載の成形体の製造方法。
[成形体の製造方法I]
本発明の第一の成形体の製造方法は、
成形材料を予備成形することにより得られた予備成形体を、加熱により軟化した後に、第一上型と下型とを有する成形型内で予備加圧することにより成形中間体を得、得られた成形中間体を、第二上型と前記下型とを有する成形型内で本加圧することにより所望の形状の成形体を得る成形体の製造方法において、
前記第一上型および第二上型は、凸面を含む成形面を有し、
前記予備加圧は、前記軟化された予備成形体を下型上に配置した後、第一温度に加熱された第一上型の成形面を、前記予備成形体に接触させて加圧することにより行われ、該予備加圧により、前記成形面の凸面形状の少なくとも一部が表面に転写された成形中間体を得、かつ、
前記本加圧は、前記第一温度より低い第二温度にある第二上型と前記下型によって、前記下型上の成形中間体をプレス成形することにより行われることを特徴とする成形体の製造方法
である。以下、上記方法を、方法Iともいう。
方法Iでは、成形材料を予備成形して予備成形体を得、次いで、この予備成形体を加熱により軟化した後に、予備加圧を行う。前記成形材料は、例えば光学ガラスからなるものであることができる。前記成形材料がガラスからなるものである場合、その硝種は、特に限定されないが、方法Iは、高屈折率硝材から薄肉レンズを製造する際に好適に用いることができる。前述のように、特に、高屈折率硝材により薄肉レンズの適用範囲が広がったが、これらを製造する際には、高い面精度を達成することが困難である。それに対し、方法Iによれば、後述のように予備加圧を行い成形中間体を経て成形体を得ることにより、高屈折率硝材からであっても、高い面精度を有する薄肉レンズを製造することができる。
(1)必須成分として、P2O5、Nb2O5、WO3、TiO2、Bi2O3、Li2O、Na2Oを含有し、Nb2O5、WO3、TiO2、Bi2O3の合計量が25〜45モル%のもの;
(2)上記(1)であって、かつP2O5が16〜30モル%のもの;
(3)上記(1)または(2)であって、屈折率ndが1.75〜2.0、アッベ数νdが18〜30であるもの;
(4)必須成分として、P2O5、SiO2、およびアルカリ金属酸化物を含み、屈折率ndが1.8以上、アッベ数νdが30以下のもの;
(5)必須成分として、B2O3が25〜45モル%、SiO2が2〜20モル%、La2O3が5〜22モル%、ZnOが15〜29モル%であるもの;
(6)上記(5)であって、屈折率ndが1.75〜1.85、アッベ数νdが18〜30であるもの;
(7)必須成分として、B2O3、La2O3、Gd2O3、ZnOを含み、屈折率ndが1.82超、アッベ数νdが40未満であるもの。
方法Iでは、前述のように加熱軟化された予備成形体に対して予備加圧を行う。予備加圧において使用される成形型は、第一上型と下型を有し、前記第一上型は、凸面を含む成形面を有する。前記下型は、第一上型の成形面と対向する成形面を有する。
予備加圧は、下型中心に予備成形体を配置した後、直ちに上型を下降させ(または下型を上昇させ)、第一温度に加熱された第一上型の成形面を予備成形体に接触させて加圧することにより行うことができる。これにより、前記第一上型の成形面の凸面形状の少なくとも一部が表面に転写された成形中間体が得られる。後述するように、方法Iでは、この成形中間体を、凸面を含む成形面を有する第二上型を用いる本加圧に付すことにより、所望の形状の成形体を得る。前述のように、成形中間体の表面には第一上型の凸面形状の少なくとも一部が転写され、凹形状(マーキング)が形成されている。凸面を含む成形面を有する第二上型によって加圧する際に、この凹形状によって中心の位置決めを行うことができるため、成形中間体の滑りを防止することができ、肉厚精度、面精度が良好な成形体を得ることができる。特に、前記第一上型と接触する面が凸曲面である予備成形体は滑りや偏肉を生じやすいため、方法Iの適用が有効である。
前述の予備加圧によって得られた成形中間体は、凸面を含む成形面を有する第二上型を用いる本加圧に付される。本加圧は、前記第二上型と、第二上型の成形面と対向する成形面を有する下型を含む成形型内で行われる。前記第二上型は、前記第一上型と同一の型であっても異なる型であってもよいが、良好な面精度の成形体を得るためには、同一の型であることが好ましい。以下、特に断らない限り、第一上型と第二上型が同一の型である態様について説明する。
本発明の成形中間体の製造方法(参考態様)は、
成形体を得るために使用される成形中間体の製造方法において、
成形材料を予備成形することにより得られた予備成形体を、該成形材料の粘度 が106〜108.5dPa・sとなる温度に加熱、軟化し、
前記軟化した予備成形体を、凹面または平面を有する受け型上に載置し、
前記成形材料の粘度が106〜108.5dPa・sとなる温度に加熱された凸面または平面を有する中間体成形用上型の成形面を、前記軟化した予備成形体に接触させて加圧することにより、前記中間体成形用上型成形面の凸面または平面形状の少なくとも一部を予備成形体に転写し、冷却して成形中間体を得ることを特徴とする成形中間体の製造方法
である。
その他、本発明の成形中間体の製造方法の詳細は、先に方法Iについて述べた通りである。
本発明の第二の成形体の製造方法は、
前述の本発明の成形中間体の製造方法によって得られた成形中間体を、上型と下型を有する成形型内に供給して加圧成形することにより所望の形状の成形体を得る成形体の製造方法
である。以下、上記方法を、方法IIともいう。
方法IIでは、本発明の中間体の製造方法によって得られた成形中間体を、所望の形状の成形体にプレス成形する。このように、マーキングが付された中間成形体を用いることにより、滑りや偏肉を生じずにプレス成形を行うことができ、肉厚精度および面精度が良好な成形体を得ることができる。
参考例1(凹メニスカスレンズ(中心肉厚1mm)の製造)
図2に示す成形型1を用いて、成形中間体を成形した。
高屈折率、高分散の燐酸系光学ガラスA(組成はモル%表示で22P2O5−19Nb2O5−8WO3−5TiO2−4Bi2O3−20Li2O−11Na2O−2K2O−4B2O3−3BaO−2ZnO、熱的物性は、転移点温度Tg=454℃、屈伏点温度Ts=508℃、光学恒数は、nd=1.87427、νd=22.37)を、予め所定の体積に成形した予備成形体(扁平な両凸曲面形状、中心肉厚5mm)を加熱して107.5dPa・sの粘度(565℃)に軟化した後、図2に示す下型(凹面形状)3上に配置して150kgw/cm2の圧力でプレス(予備加圧)して、上型2の凸面形状の一部が転写され、表面に凹形状が形成された成形中間体を得た。予備加圧には、ガラス素材の粘度が107.5dPa・sとなる温度に加熱した上型と、該ガラス素材の粘度が107.5dPa・sとなる温度に加熱した下型3を用いた。なお、実施例、比較例におけるプレス圧は、プレス機の設定値である。このとき、成形中間体の中心肉厚は、2mmとした。
その後、密着を維持したまま、上型2および下型3の温度を、前記ガラス素材の粘度が1012dPa・sとなる温度(470℃)に降温した後、再度、100kgw/cm2の圧力でプレス(第二加圧)した。更に、成形型の成形面と成形体の密着を維持したまま上下型2,3を冷却し、前記ガラス素材の粘度が1013dPa・s以下となる温度となったときに、上下型を離間し、成形体(凹メニスカスレンズ)を取り出した。こうして得られた成形体の面精度を、フィゾー干渉計による干渉縞で確認したところ、肉厚精度とともに、十分な面精度が得られた。干渉縞を図3に示す。
参考例1と同様の方法で成形した成形中間体を成形型内で急冷した後、上型を離型して取り出した。なお、この成形中間体は、必要に応じて室温で保管することもできる。
図4に示す成形型5を分解し、得られた成形中間体8を内部に配置した。具体的には、成形型5の胴型9を固定したまま下型7を下降させ、下型成形面(凹面形状)7aに、成形中間体8のマーキング面(凹形状面)8aを上型6側にして配置した。成形中間体8の搬送、配置は、公知の搬送手段(吸着パット付のロボットアーム等)を用いて行うことができる。成形中間体8を下型成形面7a上に配置したら、下型7を上昇させ、胴型9内に再び納めた。このとき、成形中間体8の厚みによって、上型が胴型上面よりやや持ち上がった状態となった。
前述の予備加圧を行わない以外は実施例2と同様の方法でプレス成形を行ったところ、偏肉した状態の成形体が得られた。得られた成形体のフィゾー干渉計による干渉縞を図6に示す。図6に示すように、アスが発生し、良好な面精度の成形体を得ることができなかった。これは、予備成形体を収容した成形型がプレス成形位置に移送される段階で、位置ずれが生じ、位置ずれした状態でプレス成形が行われたことによるものと考えられる。
図2に示す成形型1を用いて、以下の条件でプレス成形を行い成形体を得た。
前述の燐酸系光学ガラスAを予め所定の体積に成形した予備成形体(扁平な両凸曲面形状、中心肉厚5mm)を加熱して107.5dPa・sの粘度(565℃)に軟化した後、図2に示す下型(凹面形状)3上に配置してガラス素材の粘度が109.5dPa・sとなる温度(515℃)に加熱した上型2と、該ガラス素材の粘度が109.5dPa・sとなる温度に加熱した下型3を用いて、150kgw/cm2の圧力でプレス(第一加圧)後、上型2および下型3の温度を、前記ガラス素材の粘度が1012dPa・sとなる温度(470℃)に降温した後、再度、100kgw/cm2の圧力でプレス(第二加圧)した。更に、成形型1の成形面と成形体の密着を維持したまま上下型を冷却し、前記ガラス素材の粘度が1013dPa・s以下となる温度となったときに、上下型を離間し、成形体(凹メニスカスレンズ)を取り出した。得られた成形体のフィゾー干渉計による干渉縞は、図6と同様であった。得られたレンズにはアスが発生しており、偏肉が生じたことがわかった。
図2に示す成形型1を用いて、以下の条件でプレス成形を行い成形体を得た。
前述の燐酸系光学ガラスAを予め所定の体積に成形した予備成形体(扁平な両凸曲面形状、中心肉厚5mm)を加熱して107.5dPa・sの粘度(565℃)に軟化した後、図2に示す下型(凹面形状)3上に配置してガラス素材の粘度が107.5dPa・sとなる温度(565℃)に加熱した上型2と、該ガラス素材の粘度が107.5dPa・sとなる温度に加熱した下型3を用いて、150kgw/cm2の圧力でプレス(第一加圧)後、上型2および下型3の温度を、前記ガラス素材の粘度が1012dPa・sとなる温度(470℃)に降温した後、再度、100kgw/cm2の圧力でプレス(第二加圧)した。更に、成形型1の成形面と成形体の密着を維持したまま上下型を冷却し、前記ガラス素材の粘度が1013dPa・s以下となる温度となったときに、上下型を離間し、成形体(凹メニスカスレンズ)を取り出した。
得られた成形体のフィゾー干渉計による干渉縞を図7に示す。得られたレンズには、偏肉を示すアスは見られなかったが、不規則な、面形状不良が観測された。予備成形体が横に逃げることなくプレス成形が行われたが、上記の面形状不良は、最終レンズ肉厚近傍まで低粘性の状態でプレスされたために生じた、冷却時の部分的離型によるものとみられ、これは第ニ加圧を行っても修正不能であったことが観測された。
図8に示す成形型15を用いて、以下のように両凹レンズを製造した。
参考例1と同様の予備加圧を、平面形状の成形面を持つ下型と、凸面形状の成形面を有する上型を備えた成形型を用いて行った。予備加圧後に冷却して取り出した成形中間体を、図8に示す下型17上に配置し、実施例2で使用した成形装置中を移送させて実施例2と同様の条件でプレス成形を行った。本実施例では、図8に示すように、凸面形状の成形面17aを有する下型17と凸面形状の成形面16aを有する上型16を用いた。ここで、成形中間体のマーキング面(凹面形状)を下型17側として、成形中間体を成形型15内に配置した。得られた成形体(両凹レンズ)18を、フィゾー干渉計による干渉縞によって評価したところ、参考例1、実施例2と同様に十分な面精度を備えていた。
予備成形を行わない以外は実施例3と同様の方法によって成形体を得た。得られた成形体のフィゾー干渉計による干渉縞は、図6と同様であった。比較例4では、成形中間体を経ずにプレス成形を行ったため、横すべりによる偏肉が発生した。そのため、アスが発生し、良好な面精度を有する成形体を得ることはできなかった。
2、6、16 上型
3、7、17 下型
7a、17a 下型成形面
8 成形中間体
8a マーキング面
9 胴型
18 成形体
Claims (9)
- 成形材料を予備成形することにより得られた予備成形体を、加熱により軟化した後に、第一上型と第一下型とを有する第一の成形型内で予備加圧することにより成形中間体を得、得られた成形中間体を、前記第一の上型とは異なる第二上型と前記第一の下型とは異なる第二下型とを有する第二の成形型内で本加圧することにより所望の形状の成形体を得る成形体の製造方法において、
前記第一上型は、凸面を含む成形面を有し、
前記第二上型は、前記第一上型の成形面の曲率半径よりも小さな曲率半径をもつ凸面または前記第一上型の成形面の近軸曲率半径よりも小さな近軸曲率半径をもつ凸面を含む成形面を有し、
前記予備加圧は、前記軟化された予備成形体を前記第一下型上に配置した後、第一温度に加熱された前記第一上型の成形面を、前記予備成形体に接触させて加圧することにより行われ、該予備加圧により、前記成形面の凸面形状の少なくとも一部が表面に転写された凹形状を有する成形中間体を得、かつ、
前記本加圧は、前記第一温度より低い第二温度にある第二上型と前記第二下型によって、前記第二下型上の成形中間体の凹形状部分に前記第二上型の成形面を押圧してプレス成形することにより行われることを特徴とする成形体の製造方法。 - 前記第一温度は、前記成形材料の粘度が106〜108.5dPa・sとなる温度であることを特徴とする請求項1に記載の成形体の製造方法。
- 前記第二温度は、前記成形材料の粘度が107.5〜1011dPa・sとなる温度であることを特徴とする請求項1または2に記載の成形体の製造方法。
- 前記軟化された予備成形体の粘度は、106〜108.5dPa・sの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形体の製造方法。
- 前記予備加圧は、前記成形中間体の中心肉厚が、所望の成形体形状の中心肉厚の110%以上であるときに終了することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形体の製造方法。
- 前記予備加圧時における第一下型の下型温度は、前記成形材料の粘度が106〜108.5dPa・sとなる温度であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形体の製造方法。
- 前記本加圧は、第二上型および第二下型の温度が、前記成形材料の粘度が107.5〜1011dPa・sとなる温度であるときに行う第一加圧を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形体の製造方法。
- 前記第一加圧開始後に、第二上型および第二下型の温度を、前記成形材料の粘度が1011〜1013dPa・sになる温度に降温し、次いで第一加圧より小さい荷重を適用した第二加圧を行うことを特徴とする請求項7に記載の成形体の製造方法。
- 前記予備成形体の第一上型と接触する面は凸曲面である請求項1〜8のいずれか1項に記載の成形体の製造方法。
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