JP6147571B2 - ガラス成形体の製造装置及びガラス成形体の製造方法 - Google Patents

ガラス成形体の製造装置及びガラス成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス成形体の製造装置及びガラス成形体の製造方法に関し、特に、ヒータにより加熱処理された成形型をプレスヘッドにより押圧することにより、ガラス成形体を製造するガラス成形体の製造装置及びガラス成形体の製造方法に関する。
従来、例えば、特許文献1(特公平7−29779号公報)に記載されているような、複数の成形型を、回転テーブルにより円周上に沿って設けられた加熱室、均熱室、プレス室、及び冷却室を順次巡回させながら、各処理部において加熱、均熱、プレス、冷却(徐冷を含む)の各処理を行うことによってガラスを成形する装置が広く用いられている。
特公平7−29779号公報
ここで、特許文献1(特公平7−29779号公報)に記載されているようなガラス成形体の製造装置において、均熱室及びプレス室にはプレスに適した温度に保つためにヒータが設けられており、このヒータにより成形型をプレスするためのプレスヘッドと成形型とは加熱される。上記の製造装置において、通常、プレスヘッドの温度及び成形型の温度はヒータの設定温度までは上昇せず、プレスヘッドの温度は成形型の温度よりも高くなっている。
このように、プレスヘッドと成形型とに温度差が生じるのは、プレスヘッドと成形型とは、体積や材質が異なるため、熱容量に差があることに起因している。このようにプレスヘッドと成形型とでは、熱容量に差があるため、ヒータにより均熱室及びプレス室内が所定の温度に保たれていても、ヒータから受ける熱量と、放射される熱量との熱バランスがプレスヘッドと成形型とで異なってしまい、温度差が生じてしまう。
また、近年、第1及び第2のプレス室が設けられ、第1のプレス室ではガラス屈伏点温度以上でプレスを行い、第2のプレス室では、成形型を徐冷しながらプレス処理を行うガラス成形体の製造装置が用いられている。このようなガラス成形体の製造装置では、第2のプレス室のプレスヘッドは、第2のプレス室に搬送された成形型よりも低い温度となっている。
上記説明したようにプレスヘッドと成形型との間に温度差が生じた状態でプレス処理を行うと、プレスヘッドが成形型に当接した際に、プレスヘッドと成形型との間で熱が移動し、成形型の上部の温度が変化してしまう。このため、ガラス材料の温度分布が不均一になってしまい、レンズ形状不良(アス)が発生してしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、プレス処理の際にプレスヘッドと成形型との間の熱の移動を抑止することである。
本発明のガラス成形体の製造装置は、内部にガラス材料が収容された成形型を加熱する加熱部と、プレスヘッドを有し、成形型をプレスヘッドで押圧することにより、加熱軟化したガラス材料をプレス成形するプレス部と、成形型を冷却する冷却部と、少なくとも加熱部及びプレス部に設けられ、成形型を加熱するヒータと、を備えたガラス成形体の製造装置であって、プレスヘッドにおける成形型と対峙する対峙面には、成形型をプレスヘッドで押圧する際に成形型に当接して押圧する複数の押圧部と、成形型をプレスヘッドで押圧する際に成形型に非接触の凹部が形成されている。
また、本発明のガラス成形体の製造方法は、内部にガラス材料が収容された成形型を加熱する加熱部と、プレスヘッドを有し、成形型をプレスヘッドで押圧することにより、加熱軟化したガラス材料をプレス成形するプレス部と、成形型を冷却する冷却部と、少なくとも加熱部及びプレス部に設けられ、成形型を加熱するヒータと、を備えたガラス成形体の製造装置を用いてガラス成形体を製造する方法であって、加熱部にて成形型を加熱処理する加熱ステップと、加熱ステップを経た成形型をプレス部にてプレスヘッドにより押圧し、内部に収容されたガラス素材をプレス成形するプレスステップと、プレスステップを経た成形型を冷却部にて冷却する冷却ステップと、を備え、プレスヘッドにおける成形型と対峙する対峙面には、プレスステップにおいて成形型に当接して押圧する複数の押圧部と、プレスステップにおいて成形型に非接触の凹部が形成されている。
本発明によれば、プレスヘッドにおける成形型と対峙する面に凹部を形成したため、成形型とプレスヘッドとの接触面積を減らすことができる。これにより、成形型とプレスヘッドとに温度差があっても、プレスヘッドと成形型との間の熱移動を減らすことができる。これにより、ガラス成形体の温度が不均一になることを抑止でき、レンズ形状不良(アス)の発生を抑えることができる。
本発明によれば、プレス処理の際にプレスヘッドと成形型との熱の移動を抑止することができる。
本実施形態で用いられるガラス成形体の製造装置の構成を示す水平断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図2におけるプレスヘッドを拡大して示す側面図である。 プレスヘッドの対峙面を示す見上図である。 金型ユニットを拡大して示す断面図である。 本実施形態のガラス成形体の製造方法における、ガラス成形のための各処理におけるガラス材料(ガラス成形体)の温度及びガラス材料に加えられる圧力を示すグラフである。 別の実施形態のプレスヘッドの対峙面を示す図である。 別の実施形態のプレスヘッドの鉛直断面図である。
以下、本発明のガラス成形体の製造装置及び製造方法の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、共通の構成及び機能を有する部位については、同じ符号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施形態で用いられるガラス成形体の製造装置の構成を示す水平断面図であり、図2は、図1におけるII−II断面図である。図1に示すように、本実施形態のガラス成形体の製造装置1は、有底円筒状に形成された装置筐体2と、装置筐体2内に設けられた回転テーブル4と、回転テーブル4の上方に設けられた水平断面円弧状の内部ケーシング6と、を有する。これら装置筐体2、内部ケーシング6及び回転テーブル4は同心同軸に配置されている。
装置筐体2は、上下に略円形の上蓋及び底板(図示省略)が取り付けられており、その内部は密閉状態にある。装置筐体2の内部空間は不活性ガス雰囲気とされている。不活性ガスとしては、窒素やアルゴンなどが使用され、酸素濃度が5ppm以下であることが好ましい。なお、このように内部空間を不活性ガス雰囲気とすることで、金型ユニット8の酸化やガラス材料の表面変質を防止できる。
上蓋には、成形型を装置内に供給するとともに成形型を装置内から搬出できる搬入・搬出口(図示せず)が形成されていて、その下方の装置内部には搬入・搬出部50が形成されている。なお、本実施形態では、搬入・搬出部50が本発明における供給部と搬出部とを兼ね備えた例を示しているが、搬入部(供給部)と搬出部(搬出口)とを個別に設けてもよい。
回転テーブル4は、例えば、モータなどの駆動機構(図示せず)によって回転し、回転テーブル4上に配置された金型ユニット8を同一円上に搬送する。回転テーブル4の上方には、所定の半径の円周上に等しい角度間隔で円形の開口4A(図2)が複数形成されている。この開口4Aは、金型ユニット8を構成する型支持部材12の底部12Aよりも小径である。後述するように、金型ユニット8は、回転テーブル4の開口4A上に配置され、回転テーブル4が回転することにより、内部ケーシング6内の各処理室を巡回する。本実施形態では、回転テーブル4は、駆動機構が所定時間おきに、断続的に一定角度ずつ回転することにより、所定の半径の円周に沿って金型ユニット8を搬送する。この金型ユニット8の搬送される経路が、本実施形態の搬送経路に相当する。
また、回転テーブル4は、各回転動作の間に、予め設定された所定時間にわたり、停止する。なお、この回転テーブル4の停止時間は、後述する第1及び第2のプレス処理室におけるプレス処理に要する時間よりも長くなるように決定されている。
内部ケーシング6は、装置筐体2と同心同軸に水平方向に所定の角度範囲にわたって円弧状に延びる内壁6Aと、内壁6Aの半径方向外側に位置し、水平方向に所定の角度範囲にわたって円弧状に延びる外壁6Bと、内壁6Aと外壁6Bの上部の間を塞ぐ天井部6Cと、内壁6Aと外壁6Bの下部の間を塞ぐ底部6Dとを有する。これら内壁6A、外壁6B、天井部6C、及び底部6Dにより、内部ケーシング6内には水平断面が円弧形状の処理空間が形成されている。内部ケーシング6の底部6Dには、金型ユニット8の搬送経路に沿って、円弧状のスリット6Eが形成されている。このスリット6Eの幅は、金型ユニット8が載置される型支持部材12の中間部12Bの直径よりも大きい。
内部ケーシング6の処理空間は、回転テーブル4の回転方向に一定の角度範囲で7つの室に区切られている。これら7つの室は、金型ユニット8の搬送経路に沿って、加熱室20、均熱室22、第1プレス室24、第1徐冷室26、温度保持室28、第2プレス室30、第2徐冷室32の順序で並んでいる。内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間には、シャッター(図示せず)が設けられている。
加熱室20、均熱室22、第1プレス室24、第1徐冷室26、温度保持室28、第2プレス室30、及び第2徐冷室32には、それぞれ、ヒータ34、36、38、40、42、44、46が設けられている。これらヒータ34、36、38、40、42、44、46は、金型ユニット8の搬送経路の両側に設けられており、それぞれ、加熱室20、均熱室22、第1プレス室24、第1徐冷室26、温度保持室28、第2プレス室30、及び第2徐冷室32内が所定の温度になるように加熱している。
図1に示すように、装置筐体2内の搬送経路の第2徐冷室32と、加熱室20との間には、急冷部48及び搬入・搬出部50が形成されている。急冷部48は、金型ユニット8を急速に冷却するための領域であり、周囲にヒータが配置されていない。また、搬入・搬出部50は搬入・搬出口を通じて、成形が完了したガラス成形体が収容された成形型と、成形処理が行われていない新たなガラス材料が収容された成形型とを交換するための領域である。なお、搬入・搬出部50には、金型ユニット8を昇降させることができる、例えば、回転テーブル4の開口4Aを挿通可能な駆動軸などを備えた搬入・搬出機構が設けられており、搬入・搬出機構により金型ユニット8が持ち上げられることにより、搬入・搬出口から成形が完了した成形型52を取り出し、新たな成形型52を型支持部材12に載置することができる。
図2に示すように、装置筐体2の第1のプレス室24の上方には、プレス機構47が設けられている。プレス機構47は、装置筐体2の天井部2Cの上方に設けられた収容室内に収容された、例えば、油圧ジャッキ等のアクチュエータやサーボモータ等の電動機からなる駆動装置47Aと、駆動装置47Aの駆動軸47Bの先端に取り付けられたプレスヘッド49とを備える。
装置筐体2及び内部ケーシング6の天井部2C、6Cの駆動装置47A本体の下方には、それぞれ開口が形成されている。駆動装置47Aの駆動軸47Bは、これら装置筐体2及び内部ケーシング6の開口を挿通し、下端がプレス室24内まで到達している。そして、駆動装置47Aを駆動することにより、プレスヘッド49が下降し、プレス室24内の金型ユニット8を上方から押圧する。なお、駆動装置47Aの下方の回転テーブル4と、装置筐体2との間には、支持台45が設けられている。この支持台45は、駆動装置47Aが金型ユニット8を押圧する際に、回転テーブル4を下方から支持して、回転テーブル4の変形を防止する。
図3は、図2におけるプレスヘッド49を拡大して示す側面図であり、図4は、プレスヘッド49の対峙面を示す見上図である。図3及び図4に示すように、本実施形態のガラス成形体の製造装置1では、プレスヘッド49の対峙面に格子状に延びる複数の直線凹部49Aが形成されており、これにより複数の矩形状の凸部49Bが縦横に間隔をあけて並んでいる。このため、本実施形態では、プレスヘッド49の直線凹部49Aは、上下方向及び左右方向に線対称であるとともに、プレスヘッド49の中心周りに回転対称(点対称)である。各直線凹部49Aは、エンドミル等の溝加工用工具を用いて機械加工することにより、容易に形成することができる。
対峙面に凹部(直線凹部49A)を形成することにより、残った部位は凹部底面に対して突出する複数の凸部49Aとなる。これらの凸部49Aの頂面はほぼ同一平面上にあり、凸部49Aの頂面における成形型に当接する面が押圧面になる。この押圧面は、具体的には、図4において点線で示す円C1内の凸部49Aの頂面である。円C1の直径は、図5に示すような成形型52を構成する胴型58の外径に等しい。
なお、直線凹部49Aの深さは、0.5mm以上であるのが好ましい。これは、直線凹部49Aの深さが0.5mmよりも小さいと、数百回以上に及ぶ押圧による摩耗や変形の結果、プレス成形時に金型ユニット8を押圧する凸部49Bの高さが低くなってしまい、凹部49Aにおいてもプレスヘッド49との間でも熱の移動が生じてしまうためである。ただし、直線凹部49Aの深さが50mm超になると、凸部49Bか高くなり過ぎて凸部49Bが傾いたり欠落したりする恐れがあるので、直線凹部49Aの深さは50mm以下であることが望ましい。
また、隣接する直線凹部49Aの間の間隔(すなわち、凸部49Bの幅)は、直線凹部49Aの幅と略等しく形成することが好ましい。さらに、直線凹部49Aの総面積は、プレスヘッド49の対峙面の面積の50%以上とすることが好ましい。このように構成することにより、プレスヘッド49と成形型52との間での熱の移動を十分に抑えられ、ガラス成形体の成形不良(アス)の発生を抑止できる。
また、図4に示すように、プレスヘッド49は、対峙面の中心Oを通る仮想線で等分割した場合(例えば仮想線L1と仮想線L2で4等分した場合)、分割された各領域における凹部49Aの占有比率(すなわち、各領域における対峙面の面積に対する凹部49Aの面積の比率)が50%以上となるように構成されている。例えば、プレスヘッド49の半径が30mmの場合、対峙面の面積は900πmm2である。この場合、仮想線で4等分割したときの1つの領域の面積は、225πmm2である。そして、この分割領域における凹部49Aの面積は、分割領域の対峙面の面積225πmm2の50%(112.5πmm2)以上となっている。
また、分割された各領域における凹部49Aの占有比率の差異が20%以内となるように構成されている。例えば、プレスヘッド49の半径が30mmの場合、対峙面の面積は900πmm2であり、仮想線で4等分割したときの1つの領域の面積225πmm2となる。そして、これら4つの分割領域の間の凹部49Aの占有比率の差異(バラツキ)が最大で20%となるように凹部49Aが形成される。一例としては、分割領域における凹部49Aの面積が最大のもので112.5πmm2、最小のもので90πmm2以内となる。なお、各領域における凹部49Aの占有比率の差異は10%以であることが好ましく、当該差異が実質的に無いことが更に好ましい。
かかる構成により、プレスヘッド49と成形型52との間での熱の移動を十分に抑えられることに加えて、全面にわたって凹部49Aがほぼ均等に形成されるので、押圧面が偏在することがなく、プレスヘッド49と成形型52との間の熱移動のムラの発生を抑止できる。
第2プレス室30にも、図2及び図3を参照して説明した第1プレス室24のプレス機構47と同様のプレス機構が設けられており、第2プレス室30のプレス機構のプレスヘッドにも、図4に示されているような、格子状の直線凹部49Aが形成されている。
図5は、金型ユニット8を拡大して示す断面図である。同図に示すように、金型ユニット8は、成形型52と型支持部材12とを含み、成形型52が型支持部材12に取り付けられている。金型(成形型)52は、製造すべきガラス成形体の形状に合わせて形成された成形面を有する上型54、下型56と、これら上型54及び下型56の径方向の相互位置を規制する胴型58とを有する。上型54及び下型56の成形面にはガラスとの融着を防止するための離型膜が成膜されている。ガラス材料60は、上型54と下型56の間に挟み込まれた状態で配置されている。ガラス材料60をガラス屈伏点温度以上に加熱した状態で、上下型54、56を相対的に近接する方向に加圧することにより、ガラス材料に成形面形状が転写され、所望の形状のガラス成形体(光学素子)にプレス成形することができる。
以下、本実施形態のガラス成形体の製造装置1により、ガラス成形体を製造する方法を説明する。なお、以下の説明では、一の金型ユニット8に着目して、ガラス成形体を製造する方法を説明するが、本実施形態のガラス成形体の製造装置1では、複数の金型ユニット8が回転テーブル4により連続して搬送経路に沿って搬送され、各処理室で加熱、プレス、徐冷等の処理が並行して行われる。なお、図6は、本実施形態のガラス成形体の製造方法における、ガラス成形のための各処理におけるガラス材料(ガラス成形体)60の温度及びガラス材料に加えられる圧力を示すグラフであり、横軸は時間を、縦軸は温度及び圧力を示している。
回転テーブル4が回転し、成形処理が完了したガラス成形体を収容する金型ユニット8が搬入・搬出部50に到達すると、搬入・搬出機構により金型ユニット8が持ち上げられ、搬入・搬出口から、処成形理が完了した成形型52を複数個同時に装置筐体2の外部へ搬出する。そして、これらの成形型52を図示しないロボットハンドで把持して、型支持部材12上の成形型52を取り出す。そして、新たなガラス材料が収容された成形型52を型支持部材12上に供給する。
そして、前回の回転動作の完了から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、加熱室20内に搬送される。この際、内部ケーシング6の底部に設けられたスリット6E内を型支持部材12が通ることとなり、型支持部材12と内部ケーシング6とが干渉することはない。
加熱室20に金型ユニット8が搬送されると、加熱ステップが行われる。すなわち、加熱室20に金型ユニット8は、搬送経路の両側に設けられたヒータ34により加熱される。加熱室20のヒータはガラス屈伏点温度Tsよりも高い温度に設定されており、これにより、金型ユニット8はガラス屈伏点温度Ts程度まで加熱される。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、均熱室22内に搬送される。
均熱室22に金型ユニット8が搬送されると、第1均熱ステップが行われる。均熱室22内は、ヒータ36によりガラス屈伏点温度Tsよりも数十℃程度高い温度に保たれている。これにより、金型ユニット8及び金型ユニット8内のガラス材料60がガラス屈伏点温度Ts程度で均熱化される。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、第1プレス室24内に搬送される。
第1プレス室24に金型ユニット8が搬送されると、プレス機構47により成形型52を上下方向に押圧する第1のプレスステップが行われる。本実施形態では、第1のプレスステップでは、2回のプレス処理を行う。本実施形態では、1回目のプレス処理を2回目のプレス処理よりも短い時間行い、各プレス処理におけるプレス圧力は等しい。
第1プレス室24は、ヒータ38によりガラス屈伏点温度Tsよりも数十℃(例えば、10℃から30℃程度)高い温度に保たれている。ここで、上述したように、プレスヘッド49と金型ユニット8は体積も材質も異なるため、熱容量が異なっている。このため、プレスヘッド49と金型ユニット8とでは、ヒータ38から受ける熱量と、自身から放出する熱量のバランス(差)が異なっている。具体的には、プレスヘッド49の方が金型ユニット8に比べて、自身から放出する熱量が小さい。これにより、均熱室22及び第1プレス室24は、ともに、ガラス屈伏点温度Tsよりも10℃から30℃程度高い温度に保たれているものの、第1プレス室24に金型ユニット8が搬送された時点において、プレスヘッド49の方が金型ユニット8に比べて高い温度となっている。このため、第1のプレスステップにおいて、プレスヘッド49により成形型52を押圧する際に、プレスヘッド49から成形型52へ熱が移動し、これにより、成形型52内のガラス材料60の温度分布が不均一になるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、プレスヘッド49における成形型52と対峙する対峙面には、格子状に複数の直線凹部49Aが形成されており、凸部49B(押圧部)のみが成形型52の上面に当接することとなる。このため、プレスヘッド49から成形型52への熱の移動を抑えることができ、成形型52内に収容されたガラス材料への温度の不均一の発生を抑止できる。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、第1徐冷室26内に搬送される。
第1の徐冷室26に金型ユニット8が搬送されると、第1の徐冷ステップが行われる。第1の徐冷室26内は、搬送経路の両側に設けられたヒータ40により、ガラス転移温度よりも10℃高い温度(Tg+10℃)と同等もしくはそれよりも低い温度に保たれている。ただし、第1の徐冷室26内の温度は、ガラス転移温度を下回ることがないように、ヒータ40により制御されている。これにより、第1の徐冷室26内に搬送された金型ユニット8内の一次成形体(第1のプレスステップ後のガラス材料)の温度はガラス転移温度よりも10℃高い温度(Tg+10℃)程度まで、ゆっくりと冷却される。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、第1の徐冷室26から温度保持室28内へ搬送される。
温度保持室28に金型ユニット8が搬送されると、第2の均熱ステップが行われる。温度保持室28内は、搬送経路の両側に設けられたヒータ42によりガラス転移温度よりも10度かそれ以上高い温度程度に保たれている。これにより、金型ユニット8はTg+10℃程度で均熱化される。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、温度保持室28から第2プレス室30内に搬送される。
第2プレス室30に金型ユニット8が搬送されると、第2のプレスステップが行われる。本実施形態では、第2のプレスステップにおいても、2回のプレス処理を行う。なお、この2回のプレス処理は、1回目のプレス処理を2回目のプレス処理よりも短い時間行い、各プレス処理におけるプレス圧力は等しく、第1のプレスステップにおけるプレス圧力よりも小さい。
ここで、図6に示すように、第2プレスステップでは、ガラス成形体の温度をTg+10℃からTgよりも低い温度まで低下させながら、プレス処理を行う。このため、第2プレス室30内は、ヒータ44によりTgよりも低い温度に保たれている。したがって、第2プレス室30に金型ユニット8が搬送された時点において、第2プレス室30のプレス機構のプレスヘッドの温度は、Tgよりも低い温度となっている。
これに対して、上述した通り、金型ユニット8は、温度保持室28においてTg+10℃程度で均熱化されている。このため、第2のプレスステップでは、プレスヘッド49により成形型52を押圧する際に、成形型52からプレスヘッド49へ熱が移動し、これにより、成形型52内のガラス材料60の温度分布が不均一になるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、第2プレス室30のプレス機構においても、プレスヘッドの対峙面に格子状に複数の直線凹部が形成されており、凸部(押圧部)のみが成形型52の上面に当接することとなる。このため、プレスヘッド49から成形型52への熱の移動を抑えることができ、成形型52内に収容されたガラス材料への温度の不均一の発生を抑止できる。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各処理室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、第2徐冷室32内へ搬送される。
第2徐冷室32に金型ユニット8が搬送されると、第2の徐冷ステップが行われる。第2徐冷室32内は、搬送経路の両側に設けられたヒータ46により、ガラス転移温度よりも低い所定の温度に保たれている。これにより、第2徐冷室32内に搬送された金型ユニット8及び金型ユニット8内の二次成形体(第2のプレスステップ後の一次成形体)は、ゆっくりと冷却される。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、内部ケーシング6の周方向端部及び各処理室の間に設けられたシャッターが開かれ、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、内部ケーシング6の外部の急冷部48へ搬送される。
急冷部48に金型ユニット8が搬送されると、急冷ステップが行われる。急冷部48には、ヒータが設置されておらず、装置の周囲と同程度の温度となっている。このため、金型ユニット8は急速に冷却される。このときの冷却速度は、徐冷ステップでの冷却速度よりも速く、例えば、30〜300℃/分の範囲内で適宜設定することが好ましい。また、必要に応じて金型ユニット8に向けて冷却ガスを吹き付けてもよい。
前回の回転から予め設定された回転テーブル4の停止時間が経過すると、回転テーブル4が再び、一定角度回転する。これにより、金型ユニット8は型支持部材12に保持された状態で、搬入・搬出部50へ搬送される。
搬入・搬出部50に金型ユニット8が搬送されると、交換ステップが行われる。回転テーブル4の回転が完了し、成形処理が完了したガラス成形体を収容する金型ユニット8が搬入・搬出部50に到達すると、搬入・搬出機構により金型ユニット8が持ち上げられ、搬入・搬出口から、処成形理が完了した成形型52を複数個同時に装置筐体2の外部へ搬出する。そして、新たなガラス材料が収容された成形型52を型支持部材12上に供給する。
以上の工程により、ガラス成形体を製造することができる。
本実施形態によれば、第1及び第2のプレス室24、30に設けられたプレス機構47のプレスヘッド49の対峙面に複数の直線凹部49Aを格子状に形成したため、直線凹部49Aにより画成される矩形状の凸部49Bのみが成形型52の上面に当接することとなり、成形型52とプレスヘッド49との接触面積を減らすことができる。これにより、各プレス室24、30に搬送された際に、成形型52とプレスヘッド49との間に温度差があったとしても、第1のプレス室24では、プレスヘッド49から成形型52への熱移動を、第2のプレス室30では成形型52からプレスヘッド49への熱移動を抑止できる。このため、ガラス成形体の温度が不均一になることを抑止でき、レンズ形状不良(アス)の発生を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、プレスヘッド49の直線凹部49Aが、上下方向及び左右方向に線対称であるとともに、プレスヘッド49の中心周りに回転対称(点対称)に形成されているため、プレス処理の際に成形型52へ加えられる圧力が不均一になることを防止できる。
なお、本実施形態では、第1及び第2のプレス室24、30を備えたガラス成形体の製造装置1によりガラス成形体を製造する場合について説明したが、これに限らず、プレス室を一つしか備えていないガラス成形体の製造装置においても本発明を適用することができる。
また、本実施形態において、型支持台12に立設した複数の支持部12Bのそれぞれに成形型52を載置した金型ユニット8を搬送しながらプレス処理を含む各種処理を行う製造装置について説明したが、搬送用の型支持台12を用いずに、複数の成形型をプレス処理する装置にも本発明を適用できる。さらにまた、上述の本実施形態のように、成形型52を回転テーブル4によって円軌道の搬送経路に沿って間欠的に回転させながら各種処理を行う製造装置に替えて、直線的に成形型52を搬送する製造装置にも適用できる。
また、本実施形態では、プレスヘッド49の対峙面に格子状に複数の直線凹部49Aが形成された場合について説明したが、プレスヘッド49の対峙面に形成する凹部の形状はこれに限られない。図7は、別の実施形態のプレスヘッド149の対峙面を示す図である。同図に示すように、この実施形態では、プレスヘッド149の中央部に円形状の凹部149Aが形成されるとともに、同心の円環状の複数の円環状凹部149Bが形成されている。これにより、プレスヘッド149には、複数の同心の円環状の凸部(押圧部)149Cが画成されることとなる。このようなプレスヘッド149であっても、上記実施形態と同様の効果が奏される。
なお、本実施形態においても、凹部の総面積は、プレスヘッド149の対峙面の面積の50%以上となっている。
また、本実施形態では、図4に示した実施形態と同様に、プレスヘッド149は、対峙面の中心を通る仮想線で等分割した場合、分割された各領域における円形状凹部149A,円環状凹部Bの占有比率が50%以上となるように構成されている。また、分割された各領域間の凹部(149A、149B)の占有比率の差異が20%以内となっている。
さらに、本発明は、図8に示したプレスヘッド249にも適用できる。すなわち、プレスヘッド249は、胴型58を下型(図示省略)に圧接させることによって胴型58の位置決めを行う円筒状の第1ヘッド71と、第1ヘッド71に内挿入されて上型54のみを押圧する第2ヘッド72と、第1ヘッド71と第2ヘッド72との間に介装されたバネ部材73とを備え、第1ヘッド71及び第2ヘッド72の成形型に対峙する対峙面にそれぞれ、凹部71A、72Aが形成されている。このプレスヘッド249によれば、第1ヘッド71で胴型58及び下型の相互の位置決めをした状態で、第2ヘッド72により上型54を押圧してガラス素材をプレス成形するので、上下型の相対的な傾きを抑制でき、高精度のガラス成形体の製造が可能となる。加えて、プレスヘッド249と成形型との間の熱の移動を凹部71A、72Aによって抑止でき、ガラス成形体の温度の均一化が図られ、レンズ形状不良の発生を抑えることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を総括する。
本実施形態のガラス成形体の製造装置1は、図1に示すように、内部にガラス材料が収容された成形型52を加熱する加熱室20と、図2に示すように、プレスヘッド49を有し、成形型52をプレスヘッド49で押圧することにより、加熱軟化したガラス材料をプレス成形する第1および第2のプレス室24、30と、成形型52を冷却する第1および第2の徐冷室26、32と、加熱部20、均熱室22、第1のプレス室24、第1の徐冷室26、温度保持室28、第2のプレス室30、及び第2の徐冷室32に設けられ、成形型を加熱するヒータ34、36、38、40、42、44、46と、を備え、図3および図4に示すように、プレスヘッド49における成形型52と対峙する対峙面には、成形型52をプレスヘッド49で押圧する際に成形型52に当接して押圧する複数の凸部(押圧部)49Bと、成形型52をプレスヘッド49で押圧する際に成形型52に非接触の凹部49Aが形成されている。
1 ガラス成形体の製造装置
2 装置筐体
4 回転テーブル
6 内部ケーシング
8 金型ユニット
12 型支持部材
20 加熱部
22 均熱部
24 第1のプレス室
26 第1の徐冷室
28 温度保持室
30 第2のプレス室
32 第2の徐冷室
34、36、38、40、42、44、46 ヒータ
47 プレス機構
47A 駆動装置
47B 駆動軸
48 急冷部
49、149 プレスヘッド
49A 直線凹部
49B、149C 凸部
50 搬入・搬出部
149A 円形凹部
149B 円環状凹部

Claims (9)

  1. 内部にガラス材料が収容された成形型を加熱する加熱部と、
    プレスヘッドを有し、前記成形型を前記プレスヘッドで押圧することにより、加熱軟化した前記ガラス材料をプレス成形するプレス部と、
    前記成形型を冷却する冷却部と、
    少なくとも前記加熱部及びプレス部に設けられ、前記成形型を加熱するヒータと、
    を備えたガラス成形体の製造装置であって、
    前記プレスヘッドにおける前記成形型と対峙する対峙面には、前記成形型を前記プレスヘッドで押圧する際に前記成形型に当接して押圧する複数の押圧部と、前記成形型を前記プレスヘッドで押圧する際に前記成形型に非接触の凹部が形成されている、ガラス成形体の製造装置。
  2. 前記プレスヘッドに形成された前記凹部の総面積が、前記対峙面の面積の50%以上である、請求項1に記載されたガラス成形体の製造装置。
  3. 前記対峙面は円形であり、
    前記プレスヘッドは、前記対峙面の中心を通る仮想線で対峙面を等分割した場合に、分割された各領域における前記対峙面の面積に対する前記凹部の総面積の占有比率が50%以上となるように構成されている、請求項1または2に記載されたガラス成形体の製造装置。
  4. 前記プレスヘッドは、前記対峙面の中心を通る仮想線で対峙面を等分割した場合に、分割された各領域における前記対峙面の面積に対する前記凹部の総面積の占有比率の領域間の差異が20%以内となるように構成されている、請求項に記載されたガラス成形体の製造装置。
  5. 前記凹部は格子状に配置された複数の直線凹部を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス成形体の製造装置。
  6. 前記対峙面は円形であり、前記凹部は同心円状に形成された複数の環状凹部を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス成形体の製造装置。
  7. 前記プレス部は、第1のプレス部と、第2のプレス部とを備え、
    前記第1のプレス部及び第2のプレス部には、それぞれプレスヘッドが設けられ、
    前記第1のプレス部及び第2のプレス部に設けられたプレスヘッドの対峙面には、それぞれ前記成形型を押圧する複数の押圧部と、前記成形型に非接触の複数の凹部が形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のガラス成形体の製造装置。
  8. 内部にガラス材料が収容された成形型を加熱する加熱部と、
    プレスヘッドを有し、前記成形型を前記プレスヘッドで押圧することにより、加熱軟化した前記ガラス材料をプレス成形するプレス部と、
    前記成形型を冷却する冷却部と、
    少なくとも前記加熱部及びプレス部に設けられ、前記成形型を加熱するヒータと、
    を備えたガラス成形体の製造装置を用いてガラス成形体を製造する方法であって、
    前記加熱部にて前記成形型を加熱処理する加熱ステップと、
    前記加熱ステップを経た前記成形型を前記プレス部にて前記プレスヘッドにより押圧し、内部に収容された前記ガラス材料をプレス成形するプレスステップと、
    前記プレスステップを経た前記成形型を前記冷却部にて冷却する冷却ステップと、を備え、
    前記プレスヘッドにおける前記成形型と対峙する対峙面には、前記プレスステップにおいて前記成形型に当接して押圧する複数の押圧部と、前記プレスステップにおいて前記成形型に非接触の凹部が形成されている、ガラス成形体の製造方法。
  9. 前記加熱部、前記プレス部、前記冷却部を含む処理部を連続的に配置し、
    前記ガラス材料が収容された成形型を前記複数の処理部に順次、一定時間ごとに間歇的に移動させることにより、前記加熱ステップ、前記プレスステップ、前記冷却ステップを含む処理を施して、前記ガラス材料をプレス成形する、請求項8に記載のガラス成形体の製造方法。
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