JP6716508B2 - 棒材の連結構造及びその連結構造を使用した仮設足場 - Google Patents
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Description
通常、その手摺り2は、その端のフック及びキーを上記各緊結部(フランジやホルダ)の係止孔にハンマー等を使用し叩き込んで支柱1に取付けられる。
具体的には、一方の棒材に他方の棒材の端部を交差して連結する棒材の連結構造であって、一方の棒材の外面に、先端に係止鍔を有する係止突起を設け、他方の棒材は、端部内面に係止突起を受け入れる空間を有するとともに、その係止突起を受け入れた状態で、他方の棒材を軸周りに回転して係止突起の係止鍔に係止して他方の棒材の軸方向の移動を阻止する係止部を有し、他方の棒材に回転止め片をその他方の棒材の直径方向に進退自在に設け、この回転止め片は、他方の棒材が軸周りに回転して前記係止部が係止突起の係止鍔に係止した際、係止突起に係止して他方の棒材の軸周りの所要以上の回転を阻止する構成を採用したのである。
この構成において、下記のカム構造を採用することができる。
このようにすると、他方の棒材の回転に伴い、カム面の傾斜面が一方の棒材の外周面に当接して、一方の棒材に対し他方の棒材を軸方向に突っ張って、それ以上の回転が阻止されて、強固に緊結される。
また、仮設足場において、一方の棒材(支柱)と他方の棒材(水平材)との間に斜材を設けてその斜材により両棒材を連結すれば、その斜材の端の他方の棒材への係止によって他方の棒材をその軸周りに回転不能とすることができる。このため、両棒材の連結強度を増すことができる。
この固定金具10は、支柱1に溶接された長方形片11と、その長方形片11の先端に溶接された小判状の係止鍔12とからなる。この長方形片11と係止鍔12は断面長方形をして支柱1の長さ方向に長い形状をしているが、楕円形、小判状や他の多角形、例えば正方形等とし得る。固定金具10の支柱1への固定は、溶接以外に、嵌め込みやビス止め等が考えられる。また、固定金具10は、長方形片11と係止鍔12を溶接で一体とする以外に、鋳物で両者11、12を一体鋳造(鍛造)したり、金属の塊から切削加工によって一体形成したりすること等ができる。
このため、水平材2に固定金具10を受け入れた後、水平材2をその軸周りに回すと、固定金具10の係止鍔12が回転結合金具20の一面20aに対向して水平材2の軸方向の移動を阻止する(図6C(b)〜(d)参照)。このことから、この実施形態では回転結合金具20の一面20aが特許請求の範囲で言う「係止部」を構成する。
この回転結合金具20のカム面22、突起23a、23bは、水平材2の端部に直接設けることができる。すなわち、水平材2と別部材である回転結合金具20によって設けなくても良い。この場合、上記回転結合金具20からなる係止部が無くなるため、その係止部を構成する突起などを水平材2の端部内面に設ける必要がある。
逆回転止め金具30は、図4に示すように、両端部がL字状となった板片からなり、両L字状端片31、32の間に厚み方向の段差部33が形成されている。両L字状端片31、32は反対方向に突出し、一方の端片31の根元には切欠き34が形成されている(図4参照)。
この逆回転止め金具30の長孔からなる差し込み孔36が水平材2の横方向(直径方向)の壁に形成されている。この差し込み孔36の軸方向(水平材2の軸方向)の長さは、端片31、32が入り得るように設定されている。この逆回転止め金具30は、図2(b)に示すように、その段差部33が水平材2の内面に当たることによって端片32方向への抜け止めがなされる。
このとき、図7に示すように、水平材2を左回り(鎖線矢印方向)に回すと、回転結合金具20の中程の突起23aが固定金具10の長方形片11に当たってそれ以上の回転が阻止される。すなわち、逆方向の回転では逆転回転止め金具30の幅方向が上下方向とならず、その回転方向が誤りであることを知らせる。なお、図7は図6A(b)、(c)とは反対方向(支柱1側)からの切断側面図である。
このように、水平材2の固定金具10への嵌め込み及び回転作用によって、水平材2を支柱1に強固に連結し得るため、従来のキー等の打設作業の必要はなくなり、作業員の作業負担も少なく作業環境も向上する。また、作業者の技量による連結強度に差が出難く、定期的に点検する必要も極めて少なくなる。
このため、水平材2の両端の回転結合金具20を両支柱1、1の固定金具10、10に取り付ける際、その取り付けた図6C(a)、(d)の状態で、端片31と差し込み孔36の縁との係止を解除すると、端片31が差し込み孔36内を移動(落下)するようにすることによって、図6C(b)から同図(c)の状態になって、逆転回転止め金具30によって、固定金具10(支柱1)に対して回転結合金具20(水平材2)の回転が阻止される。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 水平材(手摺り)
3 斜材
4、4a 斜材用止めピン
10 固定金具(係止突起)
11 固定金具の長方形片
12 同係止鍔
20 回転結合金具
20a 回転結合金具の一面(係止部)
21 切欠き
22 カム面22
22a 円弧カム面
22b、22c 円弧傾斜面
23a、23b 突起
24 突条
30 逆回転止め金具(回転止め片)
31 逆回転止め金具の一方の端片
32 同他方の端片
33 同段差部
33a 同切欠き段差
34 同切欠き
36 同差し込み孔
40 脱落防止ピン
Claims (5)
- 一方の棒材(1)に他方の棒材(2)の端部を交差して連結する棒材の連結構造であって、
上記一方の棒材(1)の外面に、先端に係止鍔(12)を有する係止突起(10)を設け、前記他方の棒材(2)は、端部内面にその下方の切欠き(21)から前記係止突起(10)を受け入れる空間を有するとともに、その係止突起(10)を受け入れた状態で、他方の棒材(2)を軸周りに回転すると、前記係止突起(10)の係止鍔(12)に係止して他方の棒材(2)の軸方向の移動を阻止する係止部(20a)を有して、前記切欠き(21)が横向きになって前記係止鍔(12)の抜け出しが困難となり、
上記他方の棒材(2)に回転止め片(30)をその他方の棒材(2)の直径方向に進退自在に設け、この回転止め片(30)は、他方の棒材(2)が軸周りに回転して前記係止部(20a)が係止突起(10)の係止鍔(12)に係止した際、自重で落下して前記係止突起(10)に係止して他方の棒材(2)の軸周りの所要以上の回転を阻止して前記他方の棒材(2)の下方への軸周りの回転による前記係止突起(10)の上記切欠き(21)からの抜け出しを阻止する棒材の連結構造。 - 上記一方の棒材(1)を円柱状とし、他方の棒材(2)の端部端面をその周囲に亘ってカム面(22)とし、そのカム面(22)は、上記他方の棒材(2)が端部内面に上記係止突起(10)を受け入れて一方の棒材(1)の外周面に当接した際、その当接点から前記他方の棒材(2)が軸周りに回転する反対方向に向かって徐々に高くなる傾斜面(22c)を有している請求項1に記載の棒材の連結構造。
- 左右一対の一方の棒材(1、1)の間に他方の棒材(2)の両端部をそれぞれ連結する請求項1又は2に記載の連結構造において、上記回転止め片(30)の一端を他方の棒材(2)から突出させ、その突出片(31)を他方の棒材(2)の外周面に係止可能とするとともに、その係止した状態においては、回転止め片(30)は前記係止突起(10)に係止していない棒材の連結構造。
- 他方の棒材(2)の上記係止突起(10)を受け入れる空間の内面に、前記他方の棒材(2)を、その係止部(20a)を上記係止突起(10)の係止鍔(12)に係止させる回転方向と逆方向に回転された際、係止突起(10)に係止してそれ以上の回転を阻止する反回転阻止突起(23a)を設けた請求項1〜3の何れか一つに記載の棒材の連結構造。
- 上記一方の棒材(1)を建物に沿って所要間隔で立設した支柱(1)、その支柱(1)間に設けた手摺りとなる水平材を上記他方の棒材(2)とし、前記一方の棒材(1)と他方の棒材(2)との間に斜材(3)を設けてその斜材(3)により両棒材(1、2)を連結した請求項1〜4の何れか一つに記載の棒材の連結構造を使用した仮設足場。
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