JP6251711B2 - 抜け防止取付け金具 - Google Patents

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本発明は、土木又は建築現場で使用されるパイプ材等からなる仮設柱の側部(通常は周囲に2段交互)に設けられた断面コ字状の係止金具に、例えば、水平材となる管材の一端を固定する抜け防止取付け金具に関する。
土木又は建築現場では高度位置での作業を行うために、仮設架台が設けられている。この仮設架台は、例えば、図4に示すように、パイプ材からなる支柱70の側部に、上方に向けて断面積が徐々に広くなって、両側板77、78は平行となった断面コ字状の係止金具71を複数取付け、この係止金具71に管材72の端部に設けられた楔金具73を装着している(特許文献1参照)。
そして、この楔金具73を係止金具71に装着する場合、楔金具73を係止金具71にその楔部分(テーパー部)74を上から装入した後、作業員がハンマーで、楔金具73の楔部分74を容易に抜けない程度に係止金具71に叩き込んでいた。なお、係止金具71は前述のように、両側にある側板77、78が平行となって、表板79は支柱70に対して上方に開く楔孔状となっている。
また、特許文献2には、多少の衝撃によって係止金具に差し込んだ金具が不用意に抜けないようにした仮設用結合金具も提案されている。
特開2010−275770号公報 特開2004−324353号公報
しかしながら、特許文献1記載の楔金具73は、係止金具71に楔部分74を装着するのみであるので、予期しない荷重(例えば、下からの突き上げ荷重)によって楔部分74が外れる可能性もある。
また、特許文献2に記載の仮設用連結金具においては、楔を水平状態から起立状態に回動させるために、仮設要素(手摺り、筋交い)を折り曲げ可能とする必要があり、取付け工事がし難いという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、比較的簡単な構造で構成し、楔材が予期しない荷重によって、係止金具から外れないようにする抜け防止取付け金具を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る抜け防止取付け金具は、管材の端部に設けられ、土木又は建築現場で使用される仮設柱の側部に設けられた断面コ字状の係止金具に装着する抜け防止取付け金具であって、
前記係止金具が嵌入する側面視してコ字状の切欠きを前側中央に備え、前記係止金具の幅と同一間隔で配置された側板部を有する角筒材と、前記係止金具に装着状態の前記角筒材と前記係止金具との隙間に上から嵌入して幅方向中央には起立状態で前後方向に貫通する長尺の貫通孔が設けられた楔材とを有し、使用時に前記側板部の前記切欠きの上端が前記係止金具の側板に載置され、前記角筒材の上部には、前記貫通孔に遊嵌して前記楔材の脱落を防止する保持金具が設けられ、前記保持金具は前記角筒材の上部を前後に跨がって設けられ、該保持金具の両端は、前記角筒材の前板部及び後ろ板部の上端に一体的に固定され、しかも前記切欠きの前側上部には前記係止金具の上部に一部嵌入する突出部を有し、前記角筒材の後ろ板部の中央には対となる折り曲げ部が形成され、該折り曲げ部の先部は斜面となって前記係止金具の突出片に当接可能となっている。
そして、本発明に係る抜け防止取付け金具において、前記楔材は下部が後ろ側に曲がって「く」字状となっているのが好ましい。
本発明に係る抜け防止取付け金具において、係止金具が嵌入する側面視してコ字状の切欠きを、前側中央に備える角筒材と、係止金具に装着状態の角筒材と係止金具との隙間に上から嵌入して中央には長尺の貫通孔が設けられた楔材とを有しているので、この抜け防止取付け金具を仮設柱の側部に設けられた係止金具に接続する場合は、まず角筒材の側面視してコ字状の切欠き(コ字状部)を側方(即ち、後ろから前方向)に向けて係止金具に装着し、楔材を上から角筒部と係止金具の隙間に嵌入するようにする。これによって、角筒材が係止金具に固定される。
そして、角筒材の上部には貫通孔に遊嵌して楔材の脱落を防止する保持金具が設けられているので、楔材の抜け落ち(紛失)が防止される。特に、保持金具が角筒材の上部を前後に跨がって設けられているので、楔材が垂直方向に規制されて抜け難い。
また、角筒材の切欠きの前側上部に係止金具の上部に一部嵌入する突出部を有しているので、角筒材と係止金具の位置決めが容易にできる。
本発明に係る抜け防止取付け金具において、楔材の下部が後ろ側に曲がって「く」字状となっている場合は、楔材の挿入が容易となる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る抜け防止取付け金具の使用状態の斜視図である。 (A)〜(C)はそれぞれ同抜け防止取付け金具を係止金具に取付ける直前の平面図、側面図、正面図である。 (A)〜(D)はそれぞれ同抜け防止取付け金具の平面図、斜視図、側面図、正面図である。 従来例に係る抜け防止取付け機構の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しながら、本発明を具体化した実施の形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る抜け防止取付け金具10は、鋼材(ステンレス鋼も含む)からなり、土木又は建築現場で使用される仮設柱(管材)11の側部に設けられた断面コ字状の係止金具12の一つに装着するものであって、それぞれ鋼材から形成され、管材(通常水平材、傾斜材もある)13の端部に設けられた角筒材14と、角筒材14の中に嵌入可能な楔材15と、角筒材14の上部に設けられ、楔材15を保持する保持金具16とを有している。なお、係止金具12は通常、仮設柱11の0度と180度位置の同一高さ位置h1と、h1と異なる高さ位置h2の90度と270度位置に設けられている。以下、抜け防止取付け金具10について更に詳しく説明する。
図2(A)〜(C)、図3(A)〜(D)に示すように、角筒材14は、平面視して正四角形(即ち、角が丸みを有する長方形)となって、係止金具12の幅と同一の間隔で配置された側板部17、18と、側板部17、18を連接する前板部19及び後ろ板部20とを有している。前板部19及び側板部17、18の前側中央には切欠き21が形成され、切欠き21内に係止金具12が少しの隙間を有して嵌入し、係止金具12の上に切欠き21が載置される。側面視してコ字状の切欠き21の溝底辺22の傾斜角度は、係止金具12の突出片12aの傾斜角度と同一となっている。
角筒材14の前側(即ち、切欠き21の前側上部)には係止金具12の上部に一部嵌入する突出部23(1〜3mmの突出長さが好ましい)を有し、角筒材14の切欠き21に係止金具12を入れた場合、角筒材14が横移動しないようになっている。
角筒材14の後ろ板部20の中央にはL字状の折り曲げ部20a、21aが形成され、その先部は斜面となって係止金具12の突出片12aに当接可能となっている。
図1(A)、図3(A)〜(D)に示すように、抜け防止取付け金具10は、係止金具12に装着された角筒材14(厳密には角筒材14の前板部19)と係止金具12との隙間に上から嵌入し、中央には長尺の貫通孔26が設けられた楔材15を有している。この楔材15は角筒材14に隙間を有して嵌入し、下方に薄くなって、しかも、下部が後ろ側に曲がった「く」字状部27を有している。そして、係止金具12と角筒材14の両方に挿通し、楔材15が下方に下がって係止金具12と角筒材14を締結するようになっている。
角筒材14の上部を前後に跨がって設けれた保持金具16は、楔材15の貫通孔26に隙間を有して設けられ(遊嵌して)、楔材15の脱落を防止すると共に、楔材15が図1(B)に示す水平状態から、図1(A)に示す垂直状態にその角度及び位置を円滑に変えることができるようになっている。保持金具16はL字状又はコ字状となってその両端が前板部19及び後ろ板部20の上端に溶接固定又は一体構造となっている。保持金具16の脚部29の長さは、楔材15の厚みより十分厚くなっている。
従って、この抜け防止取付け金具10を使用する場合は、管材13を所定角度(この実施の形態では水平状態)に保持して、この抜け防止取付け金具10の切欠き21を所定の係止金具12に装着する。この場合、切欠き21の奥側上部には係止溝28が設けられているので、係止金具12が切欠き21に奥側まで嵌入するようになっている。このとき、楔材15は図1(B)、図2(A)〜(C)に示すように、角筒材14から抜けた状態であり、保持金具16が貫通孔26の一方(図2(A)では左端)にあり、略水平状態となっている。
次に、図1のように水平状態となった楔材15を立てて、楔材15を係止金具12と角筒材14の隙間に嵌入して、最後はハンマー等で楔材15の頭部を叩き、楔材15の下端を角筒材14の下端から突出させ、抜け防止取付け金具10を強固に係止金具12に固定する。この状態では、楔材14の下部が後ろ側に「く」字状に曲がっているので、楔材15が容易に抜けない。
抜け防止取付け金具10を係止金具12から外す場合は、楔材15の下端をハンマー等で上方に叩くことになる。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でその構成を変更することもできる。
また、折り曲げ部20a、20bを設けないで、直接角筒材の後ろ板部に係止金具が接する構成とすることもできる。
前記実施の形態においては、管材13の長さは省略して記載されているが、通常は管材13の両端にこの抜け防止取付け金具10を備えるので、例えば、管材13の直径は48.6mmで、管材13の長さは例えば、1.7〜1.9mである。
10:抜け防止取付け金具、11:仮設柱、12:係止金具、12a:突出片、13:管材、14:角筒材、15:楔材、16:保持金具、17、18:側板部、19:前板部、20:後ろ板部、20a、20b:折り曲げ部、21:切欠き、22:溝底辺、23:突出部、26:貫通孔、27:「く」字状部、28:係止溝、29:脚部

Claims (2)

  1. 管材の端部に設けられ、土木又は建築現場で使用される仮設柱の側部に設けられた断面コ字状の係止金具に装着する抜け防止取付け金具であって、
    前記係止金具が嵌入する側面視してコ字状の切欠きを前側中央に備え、前記係止金具の幅と同一間隔で配置された側板部を有する角筒材と、前記係止金具に装着状態の前記角筒材と前記係止金具との隙間に上から嵌入して幅方向中央には起立状態で前後方向に貫通する長尺の貫通孔が設けられた楔材とを有し、使用時に前記側板部の前記切欠きの上端が前記係止金具の側板に載置され、前記角筒材の上部には、前記貫通孔に遊嵌して前記楔材の脱落を防止する保持金具が設けられ、前記保持金具は前記角筒材の上部を前後に跨がって設けられ、該保持金具の両端は、前記角筒材の前板部及び後ろ板部の上端に一体的に固定され、しかも前記切欠きの前側上部には前記係止金具の上部に一部嵌入する突出部を有し、前記角筒材の後ろ板部の中央には対となる折り曲げ部が形成され、該折り曲げ部の先部は斜面となって前記係止金具の突出片に当接可能となっていることを特徴とする抜け防止取付け金具。
  2. 請求項記載の抜け防止取付け金具において、前記楔材は下部が後ろ側に曲がって「く」字状となっていることを特徴とする抜け防止取付け金具。
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