JP2015048677A - 足場部材の連結金具及び足場部材の連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】楔を使用して横材や斜材を足場支柱に連結する足場部材の連結金具であって、落し込まれる楔が斜行することがない足場部材の連結金具を提供する。【解決手段】連結金具1を、足場部材Pの端部に取り付けられる基部10と、基部10の上端から延出しており、ブラケットの上端にあてがわれる上取付片20と、基部10の下端から延出しており、ブラケットの下方に位置させる下取付片と、上取付片20及び下取付片をそれぞれ貫通している上孔部25及び下孔部と、上取付片20と下取付片との間で、基部10から突出している突出部14と、上孔部25及び下孔部に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔50と、楔50の基部10側で上下方向に延びており、突出部14を摺動自在に内嵌させる凹状の長溝部54とを、具備する構成とする。【選択図】図4
Description
本発明は、楔を使用して、横材(水平材)や斜材を足場支柱に連結する足場部材の連結金具、及び、該連結金具を使用した足場部材の連結構造に関するものである。
住宅やビル等の建物、橋梁やトンネル等の土木構造物の建築現場では、手摺り等の横材あるいは筋交い等の斜材を足場支柱に連結するために、横材や斜材の端部に取り付けられた、楔を有する連結金具が使用されている。これは、足場支柱の外周面に固定された横断面コ字形のブラケットに楔を挿入することにより、横材や斜材を足場支柱に連結するものである。
具体的には、図7に示すように、従来の一般的な連結金具100は、足場支柱に連結される横材や斜材などの足場部材Pの端部に固着された基部110と、基部の上端から延出している上取付片120と、基部の下端から延出している下取付片130とを備えており、上取付120片及び下取付片130には、それぞれ楔150を挿通させるための貫通した孔部125,135が設けられている。楔150は上方に向かって厚くなるテーパ状であり、下端には、下取付片130の孔部135は通過するが上取付片120の孔部125は通過しないストッパ157が、側面から突設されている。
このような構成の連結金具100で足場部材Pを足場支柱に連結する際は、上取付片120を足場支柱Pのブラケットの上端にあてがい、下取付片130をブラケットの下方に位置させた状態で、孔部125,135に楔150を落とし込む。これにより、上取付片120及び下取付片130それぞれの孔部125,135を挿通した楔150と基部110との間にブラケットが挟持されて連結金具100がブラケットに固定されるため、連結金具100及びブラケットを介して、足場部材Pを足場支柱に連結することができる。なお、図7の例では、上取付片120は下向きの鉤状を呈しており、ブラケットの上端に当接すると共に、先端がブラケットの内部に挿し込まれることにより、ブラケットに引掛けられる構成である。
しかしながら、上記の従来の連結金具100では、楔150を落とし込む作業の際に、楔150が斜めになって下取付片130の孔部135から外れてしまうことがあり、作業効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、楔を使用して横材や斜材を足場支柱に連結する足場部材の連結金具であって、落し込まれる楔が斜行することがない足場部材の連結金具、及び、該連結金具を使用した足場部材の連結構造の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる足場部材の連結金具(以下、単に「連結金具」と称することがある)は、「外周面に横断面コ字形のブラケットが設けられた足場支柱に、横材または斜材としての足場部材を連結する足場部材の連結金具であって、前記足場部材の端部に取り付けられる基部と、該基部の上端から延出しており、ブラケットの上端にあてがわれる上取付片と、前記基部の下端から延出しており、ブラケットの下方に位置させる下取付片と、前記上取付片及び前記下取付片をそれぞれ貫通している上孔部及び下孔部と、前記上取付片と前記下取付片との間で、前記基部から突出している突出部と、前記上孔部及び前記下孔部に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔と、該楔の前記基部側で上下方向に延びており、前記突出部を摺動自在に内嵌させる凹状の長溝部とを具備する」ものである。
「基部」は、足場部材の端部に溶接等により固着される部分であり、角板状、円板状とすることができる。また、足場部材の端部を挿入させ、挿入後に溶接等により足場部材の端部に固着される管状の部分を、基部が有するものであってもよい。
「上取付片」としては、横断面コ字形でコ字の開端が基部に固着されており、コ字の内部空間が上孔部である構成、平板状で上孔部が穿設されている構成、平板状で上孔部が穿設されており、先端側が下方に向かって鉤状に屈曲してブラケットに挿し込まれる部分となっている構成、を例示することができる。
「下取付片」としては、横断面コ字形でコ字の開端が基部に固着されており、コ字の内部空間が下孔部である構成、平板状で下孔部が穿設されている構成、を例示することができる。なお、「上取付片」及び「下取付片」は、横断面コ字形の鋼材の中間部分をコ字の開端に至ることなく切り欠くことにより、一体に形成することもできる。
「突出部」の形状は特に限定されるものではなく、横断面を四角形や円形とすることができる。また、基部に沿って上下に延びた突条とすることもできる。
長溝部が突出部を「摺動自在に内嵌させる」とは、長溝部の幅が突出部の幅より僅かに広い状態を指している。これにより、突出部は長溝部の内部を相対的に摺動自在である。
楔には、連結金具が足場部材を足場支柱に連結していない状態で、楔が上孔部より上方に抜け出すことを防止するためのストッパを設けることができる。かかるストッパとしては、上孔部を通過しない大きさの突起を楔の下端側において外方に向けて突出させた構成、長溝部の下端を閉端とした構成、長溝部の下端側において内側面から突起を突出させた構成、を例示することができる。また、楔には、上孔部および下孔部を挿通した楔が下方へ抜け落ちることを防止するためのストッパを設けることができる。かかるストッパとしては、楔の上端側において上孔部を通過しない大きさの突起を外方に向けて突出させた構成、長溝部の上端側において内側面から突起を突出させた構成、長溝部の上端を閉端とした構成、楔の上端側で楔の外形を外方に膨出させた構成、を例示することができる。
上記構成により、上取付片の上孔部、及び下取付片の下孔部を貫通するように楔が落とし込まれたとき、基部から突出している突出部が、楔に設けられた凹状の長溝部の内部を相対的に摺動する。これにより、楔の進行方向が、長溝部が延びている上下方向に、突出部によって案内されるため、楔が斜行することがない。したがって、楔が下取付片の孔部から外れてしまうことがなく、足場部材を連結する作業効率を向上させることができる。
本発明にかかる連結金具は、上記構成に加えて、「前記上取付片は、横断面コ字形を呈している三つの側面部を有していると共に、対向している一対の前記側面部が前記基部に固着されており、一対の前記側面部それぞれの下端の一部から下方に突出しており、ブラケットの内部に挿入される一対の突片を有しており、三つの前記側面部の下端は、前記突片を除き略同一面上にある」ものとすることもできる。
上取付片が、「横断面コ字形を呈している三つの側面部を有していると共に、対向している一対の前記側面部が前記基部に固着されている」構成としては、上取付片が三つの側面部のみを有し、対向している一対の側面部が直接基部に固着されている構成、上取付片が四つの側面部を有する横断面四角形であり、そのうちの一つの側面部が基部に固着されていることにより、残る三つの側面部のうち対向している一対の側面部が間接的に基部に固着されている構成、を例示することができる。
「突片」としては、鋼材片が溶接等によって上取付片に取り付けられた構成、或いは、上取付片の下端を切削して一部を突状とした構成を例示することができる。突片の形状としては、下方に向かって厚さが減少しているテーパ状、厚さが一定の平板状、を例示することができる。
ところで、図7を用いて上述した従来の連結金具100では、上取付片120は下向きの鉤状を呈しており、その先端がブラケットの内部に挿し込まれてブラケットに引掛けられる構成であるため、ブラケットの開口幅に対する上孔部125のスペースの幅は上取付片120によって狭められ、必然的に楔150の幅は、ブラケットの開口幅に比べてかなり小さくなってしまう。そのため、連結金具100で足場部材Pを足場支柱に連結した状態で、楔150の外側面とブラケットの内周面との間の空隙が大きく、楔150ががたつきやすいという問題があった。
これに対し、本構成では、三つの前記側面部の下端が突片を除いて略同一面上にあるので、従来の連結金具とは異なり、上取付片を上孔部の内部に挿し込むことなく、ブラケットの上端に載置することが可能となる。これにより、上孔部のスペースの幅、すなわち、上取付片において対向している一対の側面部間の距離を、ブラケットの開口幅にほぼ等しく設定することが可能となり、ひいては、楔の幅をブラケットの開口幅近くまで広く設定することができる。その結果、楔の外側面とブラケットの内周面との接触によって楔の横ずれを抑制し、楔のがたつきを低減することが可能となる。
一方、上取付片をブラケットの上端に載置する構成とした場合、楔が上孔部及び下孔部を貫通していない状態、例えば、足場部材を足場支柱に連結する作業の途中や、足場部材を足場支柱から取り外す作業の途中では、上取付片がブラケットの上端に載置された状態が不安定となるおそれがある。これに対し、本構成では、ブラケットに上取付片を載置した状態で、上取付片の側面部の下端の一部から突出している突片がブラケットの内部に挿通される。これにより、上取付片に対してブラケットの上端から外そうとする方向の外力が作用した際、ブラケットの上端の内周面に突片が引掛かるため、上取付片がブラケットから落下しにくい。従って、楔が上孔部及び下孔部を貫通していない状態で、足場支柱に対して足場部材を仮留めすることができるため、上取付片をブラケットの上端に載置する構成とすることに起因して、足場部材を足場支柱に連結する作業や足場部材を足場支柱から取り外す作業効率が低下するおそれを、低減することができる。
なお、上取付片において下端から突片が突出している側面部は、三つの側面部のうち対向している一対の側面部であり、基部に隣接する側面部である。従って、楔と、基部及びその近傍との間でブラケットを挟持する作用は、突片の存在によって影響を受けることがない。
次に、本構成にかかる足場部材の連結構造(以下、単に「連結構造」と称することがある)は、「横材または斜材としての足場部材が、外周面に横断面コ字形のブラケットが設けられた足場支柱に連結金具によって連結されている足場部材の連結構造であって、連結金具は、前記足場部材の端部に取り付けられている基部、該基部の上端から延出しており、ブラケットの上端に当接している上取付片、前記基部の下端から延出しており、ブラケットの下方に位置している下取付片、前記上取付片及び前記下取付片をそれぞれ貫通している上孔部及び下孔部、前記上取付片と前記下取付片との間で、前記基部から突出している突出部、前記上孔部及び前記下孔部に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔、及び、該楔の前記基部側で上下方向に延びており、前記突出部を摺動自在に内嵌させている凹状の長溝部を有しており、前記楔が、前記上孔部及び前記下孔部を貫通しており、前記突出部が、前記長溝部の内部に位置している」ものである。
本連結構造では、楔が上孔部及び下孔部を貫通して、足場部材が足場支柱に連結された状態で、突出部が長溝部の内周面に当接することで楔の横ずれが抑制されるため、楔のがたつきが有効に抑制されている。
本発明にかかる足場部材の連結構造は、上記構成に加え、「前記上取付片は、横断面コ字形を呈している三つの側面部を有し対向している一対の前記側面部が前記基部に固着されていると共に、対向している一対の前記側面部それぞれの下端の一部から下方に突出している一対の突片を有しており、前記上取付片において対向している一対の前記側面部間の距離は、前記ブラケットの開口幅と略同一であり、前記取付片の下端は、前記突片を除き前記ブラケットの上端に載置されていると共に、前記上取付片の前記突片は前記ブラケットの内部に挿入されている」ものとすることができる。
上述した従来の連結金具100を使用した連結構造では、ブラケットの開口幅に対する上孔部125のスペースの幅は上取付片120によって狭められており、楔150の幅は、ブラケットの開口幅に比べてかなり小さいものとならざるを得なかった。
これに対して、本構成の足場部材の連結構造では、上取付片において対向している一対の側面部間の距離は、ブラケットの開口幅と略同一であり、上取付片がブラケットの上端に載置されている。そのため、楔の幅を上取付片において対向している一対の側面部間の距離より僅かに小さいものとすれば、楔の幅はブラケットの開口幅に近い大きさとなる。これにより、本構成の連結構造では、楔の外側面とブラケットの内周面の当接によって楔の横ずれを抑制することができ、楔のがたつきを低減することができる。
以上のように、本発明の効果として、楔を使用して横材や斜材を足場支柱に連結する足場部材の連結金具であって、落し込まれる楔が斜行することがない足場部材の連結金具、及び、該連結金具を使用した足場部材の連結構造を提供することができる。
以下、本発明の第一実施形態である連結金具1、及び、連結金具1を使用した連結構造について、図1乃至図4を用いて説明する。ここでは、横材としての足場部材Pを足場支柱P2に連結する連結金具1に、本発明を適用した場合を例示する。
第一実施形態の連結金具1は、外周面に横断面コ字形のブラケット70が設けられた足場支柱P2に、足場部材Pを連結する連結金具1であって、足場部材Pの端部に取り付けられる基部10と、基部10の上端から延出しており、ブラケット70の上端にあてがわれる上取付片20と、基部10の下端から延出しており、ブラケット70の下方に位置させる下取付片30と、上取付片20及び下取付片30をそれぞれ貫通している上孔部25及び下孔部35と、上取付片20と下取付片30との間で、基部10から突出している突出部14と、上孔部25及び下孔部35に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔50と、楔50の基部10側で上下方向に延びており、突出部14を摺動自在に内嵌させる凹状の長溝部54とを具備している。
より詳細に説明すると、第一実施形態では、基部10は角板状である。また、上取付片20及び下取付片30は、それぞれ横断面コ字形を呈している三つの側面部を有していると共に、対向している一対の側面部が基部10に固着されている。そして、横断面コ字形の上取付片20及び下取付片30において、コ字の内部空間が、それぞれ上孔部25及び下孔部35を構成している。本実施形態では、上取付片20及び下取付片30は、横断面コ字形の鋼材が中間部分でコ字の開端に至ることなく切り欠かれることにより、一体に形成されたものであり、上取付片20及び下取付片30と側面視で略コ字形を形成すると共に基部10に固着された接続片40によって、上取付片20と下取付片30とが接続されている。
ここで、上取付片20において対向している一対の側面部21間の距離は、連結対象のブラケット70の開口幅と、略同一に設定されている。
上取付片20は、対向している一対の側面部21それぞれの下端の一部から下方に突出しており、ブラケット70の内部に挿入される一対の突片27を有している。第一実施形態の突片27は、下方に向かって厚さが減少すると共に、外側面が内側に向かって傾斜しているテーパ状となっている。そして、上取付片20の下端は、突片27を除き略同一面上にある。
突出部14は、図4に示すように、横断面が略四角形のブロック状である。また、図2に示すように、突出部14は先端が上方に向かって屈曲するように延出した鉤状を呈していると共に、突出部14の先端は基部10の上端より低く位置している。
楔50は、図4に示すように、上取付片20において対向している一対の側面部21の内周面間の距離より、僅かに小さい幅を有している。楔50には、上下方向に延びる凹状の長溝部54が基部10側に形成されており、この長溝部54の幅は突出部14の幅より僅かに広く設定されている。
また、長溝部54は、楔50の下端側で閉端となっており、長溝部54を閉塞している部分が、楔50の上方への抜け止めとしてのストッパ57を構成している。これにより、楔50を上取付片20より上方に引き抜こうとしても、ストッパ57が突出部14に当接することにより、それ以上は楔50を引き抜くことができない。
一方、楔50の上端側には、長溝部54の内側面間にピンが架け渡されており、楔50の下方への抜け止めとしてのストッパ58を構成している。これにより、楔50で足場部材Pを足場支柱P2に連結していない状態で、ストッパ58は突出部14に当接することにより、それ以上は落下することがない。
さらに、楔50は、下端側に貫通孔部55を有しており、この貫通孔部55は長溝部54と連通している。
次に、第一実施形態の連結金具1を使用した足場部材Pの足場支柱P2への連結について、図1乃至図4を用いて説明する。まず、図3(a)に示すように、楔50を上孔部25及び下孔部35に挿入しない状態で、足場支柱P2の外周面に固定されたブラケット70の下方に下取付片30を位置させながら、上取付片20をブラケット70の上端に載置する。
その際、上取付片20において対向している一対の側面部21それぞれの下端の一部から下方に突出している一対の突片27は、ブラケット70の内側に挿入される。ここで、第一実施形態では突片27の形状が、外側面が下方に向かって内側に傾斜したテーパ状であるため、この傾斜した外側面がブラケット70の上端辺と当接することにより、突片27がブラケット70の内側に向かって案内されて、ブラケット70の内部にしっかりと挿入される。突片27がブラケット70の内部に挿入されていると、楔50が上孔部25及び下孔部35に挿入されていない段階で、ブラケット70の上端に載置された状態の上取付片20に外力が作用しても、ブラケット70の上端の内周面に突片27が引掛かるため、上取付片20がブラケット70から落下しにくい。このような突片27の作用により、足場部材Pを足場支柱P2に連結する作業の途中や、足場部材Pを足場支柱P2から取り外す作業の途中で、上取付片20をブラケット70の上端に載置した状態で、足場支柱P2に対して足場部材Pを仮留めしておくことができる。
また、その際、図2(a)に示すように、楔50を上孔部25より上方まで引き上げ、楔50の貫通孔部55に突出部14を挿入することにより、楔50が落下しないように突出部14に係止させ、仮置きすることができる。第一実施形態では、突出部14の先端が基部10の上端より低く位置しているため、楔50は基部10に立て掛けられるように傾斜した状態で、仮置きされる。なお、このように傾斜した状態で仮置きされている楔50と足場部材Pとの間には空隙が存在するため、仮留め状態から足場部材Pを足場支柱P2に連結する作業に移る際に、この空隙に手を差し入れることにより楔50を掴み易く、作業効率が良い。
次に、図2(b)に示すように、上孔部25及び下孔部35に楔50を挿通する。このとき、楔50は、図4に示すように、基部10から突出している突出部14の外周面に、長溝部54の内周面を摺動させながら落下するため、楔50の進行方向は長溝部54が延びている上下方向に突出部14によって案内され、斜行することがない。
楔50が上孔部25及び下孔部35を貫通すると、図3(b)に示すように、楔50と接続片40との間にブラケット70が挟持され、連結金具1がブラケット70に固定される。これにより、連結金具1及びブラケット70を介して、足場部材Pが足場支柱P2に連結される。
上記のように第一実施形態の連結金具1を使用して足場部材Pを足場支柱P2に連結することにより、次のような第一実施形態の連結構造が構築される。すなわち、横材または斜材としての足場部材Pが、外周面に横断面コ字形のブラケット70が設けられた足場支柱P2に連結金具1によって連結されている足場部材Pの連結構造であって、連結金具1は、足場部材Pの端部に取り付けられている基部10、基部10の上端から延出しておりブラケット70の上端に当接している上取付片20、基部10の下端から延出しておりブラケット70の下方に位置している下取付片30、上取付片20及び下取付片30をそれぞれ貫通している上孔部25及び下孔部35、上取付片20と下取付片30との間で基部10から突出している突出部14、上孔部25及び下孔部35に挿脱可能で上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔50、及び、楔50の基部10側で上下方向に延びており突出部14を摺動自在に内嵌させている凹状の長溝部54を有しており、楔50が、上孔部25及び下孔部35を貫通しており、突出部14が長溝部54の内部に位置している、連結構造である。
また、第一実施形態の連結構造は、上記構成に加え、上取付片20は、横断面コ字形を呈している三つの側面部を有し対向している一対の側面部21が基部10に固着されていると共に、対向している一対の側面部21それぞれの下端の一部から下方に突出している一対の突片27を有しており、上取付片20において対向している一対の側面部21間の距離は、ブラケット70の開口幅と略同一であり、取付片の下端は、突片27を除きブラケット70の上端に載置されていると共に、上取付片20の突片27はブラケット70の内部に挿入されている、連結構造である。
更に、上述のように、楔50は、上取付片20の対向している一対の側面部21間の距離より、僅かに小さい幅を有しているため、上記の連結構造において、楔50の幅はブラケット70の開口幅に近い大きさとなっている。
本連結構造では、楔50の幅が、ブラケット70の開口幅に近い大きさであるため、楔50の外側面とブラケット70の内周面の当接によって楔50の横ずれが抑制されており、楔50のがたつきが低減された強固な連結構造となっている。
また、上記の連結構造では、楔50の長溝部54の幅は、突出部14の幅より僅かに広く設定されているため、突出部14が長溝部54の内周面にほぼ当接している状態である。従って、楔50の横ずれが、長溝部54の内周面と突出部14との当接によっても抑制され、楔50のがたつきがより有効に抑制された連結構造となっている。
以上のように、第一実施形態の連結金具1によれば楔50の進行方向が、長溝部54が延びている上下方向に突出部14によって案内されるため、楔50が斜行することがなく、足場部材Pを連結する作業効率を向上させることができる。
また、連結金具1では、長溝部54を利用することで、楔50の抜け止めであるストッパ57,58が簡易に形成されている。つまり、長溝部54を下端側及び下端側でそれぞれ閉止するという簡易な構成で、長溝部54に沿って突出部14が相対的に摺動する範囲が制限されていることにより、楔50が上下動する範囲が制限されている。
更に、連結金具1を使用した連結構造によれば、上取付片20がブラケット70の上端に載置されており、上取付片20において対向している一対の側面部21間の距離がブラケット70の開口幅と略同一であり、且つ、楔50の幅が一対の側面部間の距離より僅かに小さい。これにより、楔50の幅はブラケット70の開口幅に近い大きさとなっており、楔50の外側面とブラケット70の内周面の当接によって楔50の横ずれが有効に抑制されている。
また、本実施形態では、楔50の下端側で長溝部54を閉端とすることにより、楔50の上方への抜け止めとしてのストッパ57を形成している。仮に、図7を用いて上述した従来の連結金具100におけるストッパ157のように、楔の側面からストッパを突設させた場合、楔がブラケット及び下取付片を通過するためには、ストッパが突設している長さ分だけ楔の幅が制限される。そのため、楔の幅が狭いものとなり、楔の外側面がブラケットの内周面に接触しにくく、横ずれしやすいものとなってしまう。これに対し、本実施形態の楔50は、側面から突設している部分を有していないため、楔50の幅を広くすることができる。特に、上記のように、上取付片20において対向している一対の側面部間の距離をブラケットの開口幅と略同一としているため、楔50の幅をブラケット70と略同一とするところまで広げることが可能となっている。
加えて、楔50の長溝部54の幅が突出部14の幅より僅かに広く設定されているため、溝部の内周面と突出部14との当接によっても、楔50の横ずれが有効に抑制されている。
また、連結金具1が突片27を有していることにより、楔50によって足場部材Pが足場支柱P2に連結されていない段階で、上取付片20がブラケット70の上端に載置された状態で、足場部材Pを足場支柱P2に対して仮留めすることができる。
更に、楔50の下端側に長溝部54と連通した貫通孔部55を有していることにより、貫通孔部55に突出部14の先端を挿通することで、上孔部25及び下孔部35を挿通していない状態の楔50の姿勢を保持することができる。
続いて、本発明の第二実施形態である連結金具2、及び、連結金具2を使用した連結構造について、図5及び図6を用いて説明する。ここで、第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第二実施形態の連結金具2が第一実施形態の連結金具1と相違している点は、主に、基部10bの形状、突出部14bの形状、突出部14bと基部10bとの高さの関係、及び、突片27bの形状である。
第二実施形態の連結金具2では、基部10bは円板状であり、足場部材Pの端部を挿入させ、挿入後に溶接等により足場部材Pの端部に固着される管状の部材12を介して、足場部材Pに取り付けられている。
突出部14bは、第一実施形態ではブロック状であったのに対し、第二実施形態では細長い平板状であり、基部10bから外方に延出し更に上方に屈曲した縦断面略L字形を呈している。
また、突出部14bの先端は、基部10bの上端より高く位置している。これにより、楔50によって足場部材Pが足場支柱P2に連結されておらず、足場部材Pが足場支柱P2に仮留めされている状態で、図5(a)及び図6(a)に示すように、突出部14bの先端を貫通孔部55に挿入した楔50を、横材としての足場部材Pの外周面上に横たえるように、仮置きすることができる。
第一実施形態では同様の仮置き状態で、楔50が基部10bに立て掛けられて傾斜した状態であるため、振動等に起因して楔50が意図せず上孔部25及び下孔部35に挿入されてしまうおそれがあるところ、第二実施形態では、楔50が足場部材Pの外周面上に仮置きされるため、意図せず上孔部25及び下孔部35に挿入されてしまうおそれがないものとなっている。
突片27bは、第一実施形態の突片27bより突出長さが小さく、厚さが一定の平板状の簡易な構成である。かかる構成の突片27bによっても、第一実施形態の突片27と同様に、楔50が上孔部25及び下孔部35を挿通していない状態で、ブラケット70の上端に載置された上取付片20の姿勢を保持する作用を、発揮することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記では、横材としての足場部材に本発明の連結金具を取り付ける場合を例示したが、これに限定されず、足場部材は筋交いなどの斜材であっても良い。
また、摺動性を良好にし、耐摩耗性を高める目的で、楔の外表面、長溝部の内周面、及び、突出部の外表面に、コーティングを施すことができる。
1,2 連結金具
10,10b 基部
14,14b 突出部
20 上取付片
21 対向している一対の側面部
25 上孔部
27,27b 突片
30 下取付片
35 下孔部
50 楔
54 長溝部
55 貫通孔部
70 ブラケット
P 足場部材
P2 足場支柱
10,10b 基部
14,14b 突出部
20 上取付片
21 対向している一対の側面部
25 上孔部
27,27b 突片
30 下取付片
35 下孔部
50 楔
54 長溝部
55 貫通孔部
70 ブラケット
P 足場部材
P2 足場支柱
Claims (4)
- 外周面に横断面コ字形のブラケットが設けられた足場支柱に、横材または斜材としての足場部材を連結する足場部材の連結金具であって、
前記足場部材の端部に取り付けられる基部と、
該基部の上端から延出しており、ブラケットの上端にあてがわれる上取付片と、
前記基部の下端から延出しており、ブラケットの下方に位置させる下取付片と、
前記上取付片及び前記下取付片をそれぞれ貫通している上孔部及び下孔部と、
前記上取付片と前記下取付片との間で、前記基部から突出している突出部と、
前記上孔部及び前記下孔部に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔と、
該楔の前記基部側で上下方向に延びており、前記突出部を摺動自在に内嵌させる凹状の長溝部と
を具備することを特徴とする足場部材の連結金具。 - 前記上取付片は、
横断面コ字形を呈している三つの側面部を有していると共に、対向している一対の前記側面部が前記基部に固着されており、
対向している一対の前記側面部それぞれの下端の一部から下方に突出しており、ブラケットの内部に挿入される一対の突片を有しており、
三つの前記側面部の下端は、前記突片を除き略同一面上にある
ことを特徴とする請求項1に記載の足場部材の連結金具。 - 横材または斜材としての足場部材が、外周面に横断面コ字形のブラケットが設けられた足場支柱に連結金具によって連結されている足場部材の連結構造であって、
前記連結金具は、
前記足場部材の端部に取り付けられている基部、
該基部の上端から延出しており、ブラケットの上端に当接している上取付片、
前記基部の下端から延出しており、ブラケットの下方に位置している下取付片、
前記上取付片及び前記下取付片をそれぞれ貫通している上孔部及び下孔部、
前記上取付片と前記下取付片との間で、前記基部から突出している突出部、
前記上孔部及び前記下孔部に挿脱可能で、上方に向かって厚みが増すテーパ状を呈している楔、及び、
該楔の前記基部側で上下方向に延びており、前記突出部を摺動自在に内嵌させている凹状の長溝部を有しており、
前記楔が、前記上孔部及び前記下孔部を貫通しており、
前記突出部が、前記長溝部の内部に位置している
ことを特徴とする足場部材の連結構造。 - 前記上取付片は、
横断面コ字形を呈している三つの側面部を有し対向している一対の前記側面部が前記基部に固着されていると共に、
対向している一対の前記側面部それぞれの下端の一部から下方に突出している一対の突片を有しており、
前記上取付片において対向している一対の前記側面部間の距離は、前記ブラケットの開口幅と略同一であり、前記取付片の下端は、前記突片を除き前記ブラケットの上端に載置されていると共に、前記上取付片の前記突片は前記ブラケットの内部に挿入されている
ことを特徴とする請求項3に記載の足場部材の連結構造。
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JP2013182464A JP2015048677A (ja) | 2013-09-03 | 2013-09-03 | 足場部材の連結金具及び足場部材の連結構造 |
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- 2013-09-03 JP JP2013182464A patent/JP2015048677A/ja active Pending
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