JP6717571B2 - 腰壁パネル固定構造 - Google Patents

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Description

この発明は、支柱部の両側に腰壁パネルを固定する腰壁パネル固定構造に関する。
特許文献1には、腰壁パネルと、腰壁支柱と、嵌合片とを含む腰壁構造であって、上記腰壁パネルの両側端面の縦方向に溝が形成され、上記腰壁支柱が上記腰壁パネルの両側端面に当接するように立設され、上記腰壁支柱の側面には上記腰壁パネルの溝に嵌合されるように嵌合片が設けられた腰壁構造が開示されている。
特開2012−117322号公報
しかしながら、上記従来の腰壁構造では、上記腰壁支柱の側面に上記腰壁パネルの溝に嵌合される嵌合片が形成されているものの、この嵌合片が嵌合されるだけでは上記腰壁パネルを上記腰壁支柱の側に密着させることができず、隣り合う腰壁パネル間の縦目地の幅が一定しないという欠点がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、隣り合う腰壁パネル間の縦目地の幅を一定にすることができる腰壁パネル固定構造を提供することを課題とする。
本発明の腰壁パネル固定構造は、上記の課題を解決するために、支柱部の両側に腰壁パネルを固定する腰壁パネル固定構造において、隣り合う腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部に係合し、上記隣り合う腰壁パネルを上記支柱部の側に引き寄せる上部係合部材を備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、上部係合部材を隣り合う腰壁パネルの上面側の端部に係合させることで、上記隣り合う腰壁パネルが上記支柱部側に引き寄せられる。このため、上記隣り合う腰壁パネルが上記支柱部に密着し、上記隣り合う腰壁パネル間の縦目地の幅を一定にすることが可能になる。
上記上部係合部材は、その下部の中央側に、傾斜部が互いに対向するように形成された凹部を有しており、上記上部係合部材を上記隣り合う腰壁パネルに上方から係合するときに、各傾斜部が各腰壁パネルの上面側の端部に接触し、隣り合う腰壁パネルを上記支柱部の側に引き寄せることとしてもよい。これによれば、上記上部係合部材を隣り合う腰壁パネルに上方から係合することで、上記隣り合う腰壁パネルを上記支柱部側に引き寄せることができる。
上記腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部に空間部が形成されており、上記上部係合部材の上記中央側の凹部によって端側において凸となる端側凸部が、上記空間部に挿入されることとしてもよい。上記端側凸部を上記空間部に挿入する操作は比較的容易であるので、腰壁パネルの設置作業が容易になる。
上記腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部には、上向きに開口する切欠きが形成されており、上記切欠きの下方に上記端側凸部が挿入される上記空間部が形成されていてもよい。これによれば、上記切欠きに上記上部係合部材を収容させることができる。
上記上部係合部材は、上記腰壁パネルの上記上面側の端部に係合する係合片を複数有するとともにこれら係合片を繋ぐ繋ぎ部を有していてもよい。複数の係合片を有することで、上記上部係合部材と上記支柱部との係合強度を高めることができる。
上記上部係合部材は、板部材を折り曲げ形成することで上記係合片を2つ有し、断面が略コ字形状に形成されていてもよい。これによれば、上記上部係合部材をプレス加工等により簡単に作製でき、低コスト化を図ることができる。
上記支柱部の上端部には、上記上部係合部材の上記係合片がそれぞれ差し込まれるスリット部が形成されていてもよい。これによれば、上記スリット部によって、上記上部係合部材を支持することができる。
上記係合片には、当該係合片を部分的に上記スリットの幅よりも厚くする凸部が形成されていてもよい。これによれば、上記係合片が上記支柱部から外れる事態を低減できる。
上記支柱部の上端部が、当該支柱部に接合された別部材からなっていてもよい。これによれば、上記別部材に対して上記上部係合部材が係合されるための構造等を形成すればよいので、大きな一体ものの支柱部に直接加工を行うよりも、加工が容易で加工精度も出しやすい。
本発明であれば、隣り合う腰壁パネル間の縦目地の幅を一定にすることができる等の諸効果を奏する。
本発明の実施形態にかかる腰壁パネル固定構造を示した図であり、同図(A)は目地部分を主に示した正面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A矢視断面の概略図であり、(C)は同図(A)のC−C矢視断面の概略図である。 図1の腰壁パネル固定部材におけるピン部を分解拡大して示した斜視説明図である(縦フレームの突出面部は省略している)。 図1の腰壁パネル固定構造における支柱部とピン部を分解し拡大して示した説明図である。 図1の腰壁パネル固定構造の一部を拡大した説明図であり、同図(A)は腰壁パネル固定部材を示した図であり、同図(B)は図1(A)のB−B矢視断面の概略の拡大図である。 図1の腰壁パネル固定構造の上部接合箇所を拡大して示した説明図である。 図1の腰壁パネル固定構造で用いられている柱頭部材を示した図であり、同図(A)は平面図であり、同図(B)は側面図であり、同図(C)は正面図である。 図1の腰壁パネル固定構造における隣り合う腰壁パネルの接合箇所を分解して示した概略の斜視説明図である(縦フレームの突出面部は省略している)。 図1の腰壁パネル固定構造における隣り合う腰壁パネルの接合箇所を示した概略の斜視説明図である(縦フレームの突出面部は省略している)。 図1の腰壁パネル固定構造における腰壁パネルの上側の切欠きを説明する説明図である。 図1の腰壁パネル固定構造で用いられている上部係合部材を示した図であり、同図(A)は平面図であり、同図(B)は正面図であり、同図(C)は側面図である。 図1の腰壁パネル固定構造において笠木等を設けた状態の断面を示した概略の図である。 図1の腰壁パネル固定構造で用いることができる上部係合部材の概略の斜視図である。 本発明の他の実施形態にかかる腰壁パネル固定構造の空間部等を示した概略の斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の腰壁パネル固定構造は、一例として、腰壁パネル1と、接合用板材21の表面に縦配置で支柱部22が固定された腰壁パネル固定部材2と、H形鋼からなるバルコニー梁3に接合された梁取合い部材4とを備え、上記腰壁パネル固定部材2における上記接合用板材21の裏面が上記梁取合い部材4に接合されており、隣り合う腰壁パネル1が、その縦フレーム11の下部側と中間部と上部側の3箇所で上記支柱部22に係合されている。
上記梁取合い部材4は、例えば、上記バルコニー梁3の外側の上フランジ31と下フランジ32の両方に例えば溶接等によって接合されている。また、上記梁取合い部材4には2列で合計6個のボルト挿通孔が形成されている。そして、上記腰壁パネル固定部材2の接合用板材21にも2列で合計6個のボルト挿通孔が形成されており、上記ボルト挿通孔に通されたボルト81にナットを螺合させることで、上記腰壁パネル固定部材2がバルコニー梁3に固定されている。
図2にも示しているように、上記支柱部22の下部には、当該支柱部22の両面から突出するピン部22bが設けられている。そして、上記腰壁パネル1の縦フレーム11の下端には下向きに開口する切欠き11aが形成されている。上記隣り合う腰壁パネル1の上記切欠き11aに上記ピン部22bが係合する。
図3に示しているように、上記支柱部22の下部には貫通螺子孔22cが形成されており、この貫通螺子孔22cに頭無しボルトが螺合される。この頭無しボルトにより、上記支柱部22の両面に突出する上記ピン部22bが形成される。
また、上記支柱部22の中間部にはボルト挿通孔22aが形成されている。このボルト挿通孔22aに挿通されたボルト82が上記隣り合う腰壁パネル1の縦フレーム11に形成されたボルト挿通孔にも通され、当該ボルト82の共縫い連結によって上記隣り合う腰壁パネル1が上記支柱部22に固定される。
図4(A)にも示すように、上記支柱部22と上記腰壁パネル1との固定のための上記ボルト82が設けられる上記縦フレーム11の箇所と、上記切欠き11aが形成される上記縦フレーム11の箇所には、突出面部11cが形成されている。また、図5および図9に示すように、上記腰壁パネル1の縦フレーム11の上端には上向きに開口する切欠き11bが形成されている。上記切欠き11bが形成される上記縦フレーム11の上端部の箇所にも、突出面部11cが形成されている。上記突出面部11cは例えばプレス加工によって形成することができる。
上記支柱部22の上端部は、別部材の柱頭部材221によって形成されている。上記柱頭部材221は、図6にも示すように、金属製の板部材が折り曲げられて2つの対向片が形成された断面略コ字形状を有しており、開口端側では上記2つの対向片は上記支柱部22の板厚と同程度の間隔を有し、上記対向片の繋ぎ部が形成される上部側では、上記2つの対向片は上記支柱部22の板厚よりも狭い間隔で形成されている。そして、上記柱頭部材221の開口端側の縁部と上記支柱部22との境界部において溶接が行われ、上記柱頭部材221が上記支柱部22に固定されている。
上記柱頭部材221の対向片の上部側に、上記腰壁パネル1の上端部における上記突出面部11cが接触する。また、上記柱頭部材221の上部側には、各対向片を繋ぐ繋ぎ部から上記対向片の途中位置まで切り込まれたスリット221aが2本形成されている。上記2本のスリット221aの間隔は、上記縦フレーム11の切欠き11bの幅寸法以内とされる。また、上記スリット221aは、上記腰壁パネル1を並べる方向と平行に形成される。
図7および図8に示すように、上記上部係合部材5は、上記支柱部22および上記隣り合う腰壁パネル1の上面側の端部に上方から係合する。また、上記腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部には、空間部1aが形成されている。例えば、上記腰壁パネル1を構成する縦フレーム11と横フレーム12の接続箇所において上記空間部1aが形成されている。
上記上部係合部材5は、図10(A)、図10(B)および図10(C)に示すように、その下部の中央側に台形状の凹部51を有しており、この凹部51において傾斜部5aが対向している。上記傾斜部5aの傾斜方向は、上記腰壁パネル1を並べる方向と平行な鉛直面内で、上記支柱部22に近づく方向に上向きとなっている。換言すれば、対向する傾斜部5aの間隔は、上記腰壁パネル1を並べる方向と平行な鉛直面内で、上側ほど狭くなるようにしている。上記上部係合部材5が上記支柱部22および上記隣り合う腰壁パネル1に上方から係合するときに、各傾斜部5aが各腰壁パネル1の上面側の端部に接触し、隣り合う腰壁パネル1を上記支柱部22側に引き寄せる。また、上記上部係合部材5には、上記中央側の凹部51によって端側において凸となる端側凸部52、52が形成されており、この端側凸部52、52が上記空間部1aに上側から挿入される。上記端側凸部52の長さは、上記縦フレーム11の切欠き11bの深さよりも長い。この例では、上記腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部に形成された上記切欠き11bの下方に上記空間部1aが存在し、この空間部1aに上記端側凸部52が挿入され、上記傾斜部5aが上記腰壁パネル1の互いに近接する端部における上記切欠き11bの下側の部分に接触し、上記隣り合う腰壁パネル1を引き寄せることになる。
また、上記上部係合部材5は、上記腰壁パネル1の上面側の端部に係合する係合片511を複数有するとともに,これら係合片511を繋ぐ繋ぎ部512を有する。例えば、上記上部係合部材5は、金属製の板部材を折り曲げることで上記係合片511を2つ有し、断面が略コ字形状に形成される。また、上部係合部材5の各係合片511の中央側の部分は、上記柱頭部材221の各スリット221aに差し込まれる。この差し込み状態において、上記上部係合部材5の繋ぎ部512の上端面を、上記横フレーム12の上端面と略面一にすることもでき、これによれば、後述する頭繋ぎ材62との干渉を生じさせないようにできる。
また、上記上部係合部材5の各係合片511には、当該係合片511を部分的に上記スリット221aの幅よりも厚くする凸部511aが形成されている。上記凸部511aは、上記端側凸部52の上方に形成されており、図5に示したように、上記差し込み状態において、上記スリット221aを通り抜け、上記柱頭部材221の対向片の間の空間に位置することができる。
また、図11に示すように、上記腰壁パネル1には、腰壁面材61が取り付けられ、また、上記腰壁パネル1の上部には頭繋ぎ材62が取り付けられ、この頭繋ぎ材62上には笠木63が取り付けられる。上記頭繋ぎ材62は、締結部材(ボルトおよびナット)64によって隣り合う腰壁パネル1の横フレーム12に固定され、この固定によって隣り合う腰壁パネル1は一層強固に接合され、また、上記上部係合部材5の外れが防止される。
上記の構成であれば、上部係合部材5を隣り合う腰壁パネル1の上面側の端部に係合させることで、上記隣り合う腰壁パネル1が上記支柱部22側に引き寄せられる。このため、上記隣り合う腰壁パネル1が上記支柱部22に密着し、上記隣り合う腰壁パネル1間の縦目地の幅を一定にすることが可能になる。また、上記傾斜部5aによる比較的簡単な構造で隣り合う腰壁パネル1を上記支柱部22側に引き寄せることができる。
上記上部係合部材5は、その下部の中央側に、上記傾斜部5aが互いに対向するように形成された凹部51を有しており、上記上部係合部材5を上記隣り合う腰壁パネル1に上方から係合するときに、各傾斜部5aが各腰壁パネル1の上面側の端部に接触し、隣り合う腰壁パネル1を上記支柱部22側に引き寄せてもよい。これによれば、上記上部係合部材5を隣り合う腰壁パネル1に上方から係合することで、上記隣り合う腰壁パネル1を上記支柱部22側に引き寄せることができる。
上記腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部に空間部1aが形成されており、上記上部係合部材5の上記中央側の凹部51によって端側において凸となる端側凸部52が、上記空間部1aに挿入されることとしてもよい。この例では、上部空間部1aにおける上記切欠き11bの下端よりも下側となる箇所に上記端側凸部52が挿入される。すなわち、上記腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部に形成された上記切欠き11bの下方に存在する上記空間部1aに、上記端側凸部52が挿入されることとしてもよい。上記端側凸部52を上記空間部1aに挿入する操作は比較的容易であるので、腰壁パネルの設置作業が容易になる。また、上記切欠き11bが形成されていると、上記切欠き11bに上記上部係合部材5の係合片511を収容させることができ、上記繋ぎ部512の上端面を、上記横フレーム12の上端面と略面一にすることが容易になる。
上記上部係合部材5は、上記腰壁パネル1の上記上面側の端部に係合する係合片511を複数有するとともにこれら係合片511を繋ぐ繋ぎ部512を有していてもよい。複数の係合片511を有することで、上記上部係合部材5と上記支柱部22との係合強度を高めることができる。
上記上部係合部材5は、板部材を折り曲げ形成することで上記係合片511を2つ有し、断面が略コ字形状に形成されていてもよい。これによれば、上記上部係合部材5をプレス加工等により簡単に作製でき、低コスト化を図ることができる。
上記支柱部22の上端部には、上記上部係合部材5の上記係合片511がそれぞれ差し込まれるスリット221aが形成されていてもよい。これによれば、上記スリット221aによって上記上部係合部材5を支持できるので、隣り合う腰壁パネル1を直線に並べやすくなる。
なお、上記上部係合部材5をブロック状に形成し、上記スリットを隙間幅の広い切欠き状に形成してもよい。また、図12に示す上部係合部材5Aを用いることもできる。この上部係合部材5Aは、上記傾斜部5aに代えて一対の板バネ押圧部501を備えている。上記板バネ押圧部501を隣り合う腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部に係合すると、上記板バネ押圧部501のバネ力で、上記隣り合う腰壁パネル1を上記支柱部22側に引き寄せることができる。また、上部係合部材5Aを用いると、上記スリット221aや切欠き11bを不要にすることも可能である。また、上記板バネ押圧部501の内面側(縦フレーム11に接する側)に凸部502を形成するとともに、上記縦フレーム11に上記凸部502が嵌まる凹部を形成することにより、隣り合う腰壁パネル1を直線に並べて通りを出すことも可能である。
上記係合片511には、当該係合片511を部分的に上記スリット221aの幅よりも厚くする凸部511aが形成されていてもよく、これによれば、上記係合片511が上記支柱部22から外れる事態を低減できる。また、上記凸部511aが上記スリット221aを通り抜けて上記柱頭部材221の対向片の間の空間に位置するようにすると、上記上部係合部材5を設計上の位置に簡単に位置させることができる。
上記支柱部22の上端部は、別部材の柱頭部材221によって形成されていてもよく、これによれば、上記柱頭部材221に対して上記上部係合部材5が係合されるための構造等を形成すればよいので、大きな一体ものの支柱部22に直接加工を行うよりも、加工が容易で加工精度も出しやすい。
また、図13に示すように、上記腰壁パネル1は、本体部13と溝形鋼14とからなる構造を有するものでもよい。例えば、上記本体部13は軽量気泡コンクリートからなり、上記溝形鋼14は軽量溝形鋼からなる。上記腰壁パネル1の上面側の互いに近接する端部となる側の上記本体部13の上角部の中央側には、凹部13aが形成されている。そして、上記溝形鋼14は隣り合う腰壁パネル1の互いに近接する端面側に設けられており、当該溝形鋼14の上端を上記本体部13の上端に至らせないことで、端面側に凹部13aの上側部分が露呈し、上記切欠き11aに相当する切欠きが形成されている。また、上記凹部13aが上記溝形鋼14の上端よりも下に深く形成されていることにより空間部1aが形成され、この空間部1aに上記上部係合部材5の端側凸部52を挿入することができる。そして、上記腰壁パネル1の互いに近接する端部における上記切欠き11bの下側部分となる上記溝形鋼14の上端部に接触し、上記隣り合う腰壁パネル1を引き寄せることになる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :腰壁パネル
1a :空間部
2 :腰壁パネル固定部材
3 :バルコニー梁
4 :梁取合い部材
5 :上部係合部材
5A :上部係合部材
5a :傾斜部
11 :縦フレーム
11a :切欠き
11b :切欠き
11c :突出面部
12 :横フレーム
21 :接合用板材
22 :支柱部
22a :ボルト挿通孔
22b :ピン部
22c :貫通螺子孔
31 :上フランジ
32 :下フランジ
51 :凹部
52 :端側凸部
61 :腰壁面材
62 :頭繋ぎ材
63 :笠木
81 :ボルト
82 :ボルト
221 :柱頭部材
221a :スリット
501 :板バネ押圧部
502 :凸部
511 :係合片
511a :凸部
512 :繋ぎ部

Claims (6)

  1. 支柱部の両側に腰壁パネルを固定する腰壁パネル固定構造において、隣り合う腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部に係合し、上記隣り合う腰壁パネルを上記支柱部の側に引き寄せる上部係合部材を備えており、
    上記上部係合部材は、その下部の中央側に、傾斜部を備える凹部を有しており、上記上部係合部材を上記隣り合う腰壁パネルに上方から係合するときに、上記傾斜部が上記腰壁パネルの上面側の端部に点接触し、隣り合う腰壁パネルを上記支柱部の側に引き寄せることができ、
    且つ、上記上部係合部材は、上記腰壁パネルの上記上面側の端部に係合する係合片を複数有するとともにこれら係合片を繋ぐ繋ぎ部を有しており、
    上記支柱部の上端部には、上記上部係合部材の上記係合片がそれぞれ差し込まれるスリット部が形成されていることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
  2. 請求項に記載の腰壁パネル固定構造において、上記係合片には、当該係合片を部分的に上記スリットの幅よりも厚くする凸部が形成されていることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の腰壁パネル固定構造において、上記腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部に空間部が形成されており、上記上部係合部材の上記中央側の凹部によって端側において凸となる端側凸部が、上記空間部に挿入されることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
  4. 請求項に記載の腰壁パネル固定構造において、上記腰壁パネルの上面側の互いに近接する端部には、上向きに開口する切欠きが形成されており、上記切欠きの下方に上記端側凸部が挿入される上記空間部が形成されることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の腰壁パネル固定構造において、上記上部係合部材は、板部材を折り曲げ形成することで上記係合片を2つ有し、断面が略コ字形状に形成されていることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の腰壁パネル固定構造において、上記支柱部の上端部が、当該支柱部に接合された別部材からなることを特徴とする腰壁パネル固定構造。
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