JP2513163B2 - 可動間仕切壁 - Google Patents

可動間仕切壁

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JP2513163B2
JP2513163B2 JP2050598A JP5059890A JP2513163B2 JP 2513163 B2 JP2513163 B2 JP 2513163B2 JP 2050598 A JP2050598 A JP 2050598A JP 5059890 A JP5059890 A JP 5059890A JP 2513163 B2 JP2513163 B2 JP 2513163B2
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ローパーティション等としてオフィスの空
間を仕切る場合等に好適に使用される可動間仕切壁に関
するものである。
[従来の技術] この種の可動間仕切壁として、所望高さのパネルを複
数枚連結して、空間を仕切るようにしたものが知られて
いる。
ところで、前記各パネルは、上枠材と、左、右の側枠
材と、下枠材とを組合わせて枠体を構成し、その枠体を
両面に面板を貼着したものが一般的であり、その面板に
塗装を施したり、化粧布等の表装材を張り付けて外観を
整えている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものでは、表装材が破損
したり汚れたりして取り替える必要が生じた場合、ある
いは、雰囲気を変えるために、その色彩を変更した場合
等においては、旧い表装材を引き剥がし、再度接着剤を
塗布して新しい表装材を面板に貼着することが必要とな
る。
ところが、接着剤を用いて表装材を見栄えよく広い面
に貼り付ける作業は、熟練を要するものであり誰にでも
容易に行えるものではない。また、このような張替え作
業には、接着剤を調合したり、旧い布を引き剥がした部
分を平坦な面に整えたり、新たな接着部分を適切に乾燥
させる等、多くの付帯作業も必要となる。
そのため、このような作業は、専門の工場で熟練者が
行うことが多く、使用者側で手軽に行うことができな
い。したがって、表装材の取り替えに際しては、可動間
仕切壁を分解してパネル全体を使用場所から専門工場に
配送しなければならないという面倒さがある。
本発明は、このような不具合を基本性能を損ねること
なしに解消することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次の
ような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る可動間仕切壁は、パネル本体
の両面に化粧板を着脱可能に装着したパネルを具備して
なるものであって、パネル本体は、上枠材と、左、右の
側枠材と、下枠材とを組合わせてなる枠体の両面に構造
板を貼着したものであり、化粧板は、その構造板の外側
に添接され、係合部を介してパネル本体に着脱可能に保
持されており、側枠材を構造板の側縁よりも外側方に延
出させておき、その延出部分に化粧板を係合部を介して
着脱可能に装着していることを特徴とする。
係合部としては、例えば、側枠材に上下に連続させて
平行に突設され中央部分が離間するように屈曲させた対
をなす突条と、前記化粧板の内面両側縁に突設され部材
の弾性を利用して前記両突条の外側面に係合可能な対を
なす脚片とからなるものが考えられる。
化粧板としては、例えば、芯材と、この芯材の表面に
添設され縁部を前記芯材の裏面側に折り返した表装材
と、前記芯材の側縁を前記表装材を介して挾持するよう
にして該芯材の両側縁に装着された竪ビートとを具備し
てなるもが好ましい実施態様として挙げられる。この場
合、前記竪ビートを係合部を介してパネル本体の側枠材
に支持させるのがよい。
化粧板の中央部が構造板から浮き上がってべこつくの
を確実に防止したい場合には、化粧板の中央部を面ファ
スナを介してパネル本体の構造板に支持させておくのが
よい。
化粧板の着脱操作を楽に行えるようにしたい場合に
は、下枠材に樋状の受金具を固設し、この受金具により
化粧板の下端を支持するように構成するのが好ましい。
化粧板の上縁部を見栄えよくパネル本体に固定するに
は、上枠材を、前記構造板の上縁よりも上方に延出する
対をなす起立壁を有したものにし、横断面下向きコ字形
の上ビートにより、各起立壁と各化粧板の上縁部とを挾
持させるのがよい。この場合に、化粧板の寸法誤差によ
り上ビートの高さ位置が不均一になるのを防止するに
は、上ビートを起立壁に位置決めし、化粧板の上端と前
記上ビートとの間に隙間を形成しておくのが望ましい。
[作用] このような構成であれば、パネル本体から化粧板を取
り外すことができるので、その化粧板に貼着した表装材
を貼り替える場合であっても、可動間仕切壁を分解する
必要は全くなく、その化粧板のみを所要箇所に運搬すれ
ば済む。また、かかる化粧板は、パネル本体に比べて構
成が簡単であるため、この化粧板のみを新しいものと取
り替えることも、パネル全体を新品と取り替える場合に
比べて、はるかに容易である。
また、このものはパネル本体が、単なる枠状のもので
はなく、枠体の両面に構造板を貼着してなるフラッシュ
構造をなしているため、強度的に完結したものとなる。
そのため、化粧板に構造部材としての役割を担わせる必
要がない。また、枠体の側枠材を構造板の側縁よりも外
側方に延出させておき、その延出部分に化粧板を係合部
を介して着脱可能に装着しているので、薄い構造板に溶
接等の各別な加工を施すことなしに、係合部を無理なく
構成することができる。したがって、化粧板のパネル本
体への取付部分を設計する際に、剛性結合構造にとらわ
れない自由な選択が可能となり、着脱の容易な取付構造
を種々採用することができる。しかも、このようにして
おけば、化粧板を取り外した際に、パネル本体が変形す
るようなこともなく、また、コア材が露出するようなこ
ともなくなる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第8図を参照して
説明する。
この可動間仕切壁は、複数枚のパネル1を連結具2を
介して連結したもので、第1図はその内の1枚のパネル
1の上端側縁部分を分解して示しており、第2図は同パ
ネル1の全体を一部切欠して示している。第3図は隣接
するパネル1の連結部分を示しており、第4図はそれら
両パネルを連結する直前の分解状態を示している。
パネル1は、第1図及び第5図に明示されているよう
に、パネル本体3の両面に化粧板4を着脱可能に装着し
てなる。パネル本体3は、上枠体31と、左右の側枠材32
と、図示しない下枠材33とを枠状に組合わせて枠体3aを
構成し、その枠体3aの両面に薄鉄板製の構造板34を貼着
してなる。
詳述すれば、上枠材31は、第1図及び第6図に示すよ
うに、上面に溝35を有した底壁31aと、この底壁31aの両
側縁から立設した起立壁31bとを具備してなるもので、
アルミニューム等を材料にして押出成形により作られて
いる。溝35は、両側面35aにテーパーを付与してなる横
断面V字形をなしており、前記底壁31aには両面に開口
する空洞31cと下方に突出する対をなすコーナー金具保
持用の突条31dが設けてある。起立壁31bの外面には、水
平ピン取付用の凹陥部31eと、構造板取付用の凹陥部31f
が形成してあり、その水平ピン取付用凹陥部31e間に、
水平ピン36を架設している。上枠材31の起立壁31bの上
縁部分には、合成樹脂製の上ビート31gが装着してあ
る。上ビート31gは、起立壁31bとその起立壁31bの外面
に添設した化粧板4とを挾持し得るようにした横断面下
向コ字形のもので、内縁には上方に開口する受溝31hが
形成してあり、これら両上ビート31g間には、上笠木31i
が着脱可能に蓋着してある。上笠木31iは、両縁に下方
に垂下する脚片31jを有した板状のもので、それら両脚
片31jを前記受溝31hを弾性嵌入させて両上ビート31g間
に装着されている。上ビート31gは、上枠材31に設けた
水平端面31sに当接させて位置決めしてあり、この上ビ
ート31gと、前記化粧板4の上端面4aとの間には、隙間
Sが形成されている。なお、上枠材31の両端近傍部は、
短寸な上笠木31mにより覆われるようになっており、上
枠材31の端面は、前記上笠木31mに接続された合成樹脂
製のエンドキャップ31nにより塞がれるようになってい
る。エンドキャップ31nには、窓31pが設けてあり、この
窓31pには内方に開成する扉31qが設けてある。
側枠材32は、第1図及び第5図に示すように、対をな
す外壁32aを、中間壁32bと、内壁32cとによって一体化
させたもので、外壁32aの先端縁及び中間壁32bの近傍に
は、それぞれ中央に上下に連続するセンタースリット32
d、32eを有した第1、第2の開口壁32f、32gが設けてあ
り、アルミニューム等を材料にして押出成形により作ら
れている。両外壁32aの外面には、構造板取付用の凹陥
部32hと、化粧板取付用の凹陥部32iとが連続させて設け
てあり、化粧板取付用の凹陥部32i内には、中間部分の
対向距離が大きくなるように屈曲させた対をなす突条32
jが設けてある。外壁32aの前記凹陥部32iよりも先端側
に位置する部位には、複数のフック孔32kを上下に所定
のピッチで穿設してある。内壁32cの内面には、コーナ
ー金具保持用の対をなす突条32mが突設してある。第1
の開口壁32fの外面には、対をなすエンドカバー32n、32
pが装着してある。両エンドカバー32n、32pは、硬質合
成樹脂製のもので、そのセンタースリット32d側の縁部
には、軟質合成樹脂製の舌片32q、32rが一体に形成して
ある。両エンドカバー32n、32pの舌片32q、32rはセンタ
ースリット32dの中央において弾接し、そのスリット32d
を閉塞し得るようになっている。
なお、前記上枠材31の両端部においては、第3図に示
すように、前記コーナー金具保持用の突条31dが切除し
てあり、この上枠材31の両端部下面に側枠材32の上端を
直交当接させている。この姿勢で、L字形に屈曲させた
コーナー金具37の一端を上枠材31の突条31d間に保持さ
せるとともに、他端を側枠材32の突条32m間に挿入して
いる。そして、このコーナー金具37をボルト37aにより
側枠材32に止着している。コーナー金具37にはねじ孔37
b、37cが穿設してあり、一方のねじ孔37bに仮保持ピン3
8の基端ねじ部を螺着している。
下枠材33は、角柱パイプ状のもので、側枠材32の下端
部間に配設されており、この下枠材33と各側枠材32との
間には、前記コーナー金具37に準じたコーナー金具(図
示せず)が設けてある。下枠材33の下面両側縁部には、
構造板取付用凹欠部33aが設けてあり、下面中央部に
は、受金具39の中央部39aを固設してある。受金具39は
偏平な樋状のもので、その両側壁39bと下枠材33との間
には、構造板34と化粧板4との合計厚み寸法に対応する
隙間39cが形成されている。
上枠材31の構造板取付用凹陥部31fと、側枠材32の構
造板取付用凹陥部32hと、下枠材33の構造板取付用凹欠
部33aには、これら上枠材31、側枠材32及び下枠材33の
両面にそれぞれ貼着した構造板34の周縁折曲片34aを挿
入してある。
化粧板4は、第1図および第5図〜第7図に示すよう
に、合板等の芯材41と、この芯板41の表面に貼着した表
装布42とを具備してなるもので、その表装布42の周縁部
分は、芯材41の裏面にまで折り返してある。化粧板4の
左右両側縁には、合成樹脂製の竪ビート43が装着してあ
る。竪ビート43は、表装布42と芯材41とを挾持し得るよ
うにした横断面コ字形のもので、その内面には、前記化
粧板取付用の突条32jに弾性係合する対をなす脚片43aが
突設してある。すなわち、この脚片43aは、先端側を相
寄る方向に屈曲させたもので、係合部を構成する側枠材
32の突条32jに対向する部位に一体に突設してある。し
かして、この竪ビート43を側枠材32に押し付けることに
よって、その脚片43aが一時的に弾性変形して前記突条3
2jの外側面に係合するようになっている。第5図に示す
係合部8は、この突条32jおよび前記脚片43aにより構成
されている。竪ビート43と、エンドカバー32n、32pとの
間には、サイドスリット44が形成されており、このサイ
ドスリット44に挿入した適宜な爪(図示せず)を側枠材
32に設けたフック孔32kに掛止させ得るようにしてあ
る。なお、エンドカバー32n、32pには、第4図に示すよ
うに、このサイドスリット44を閉塞するための軟質合成
樹脂製の舌片32sが一体に形成してある(第2図および
第4図では図示を省略してある)。
このようにしてなるパネル1の上端部同士を連結具2
により連結するとともに、下端部同士を爪6を用いて結
合している。
連結具2は、第3図、第4図及び第6図に示すよう
に、底壁21と、側壁22と、天壁23とを具備してなるパイ
プ状のもので、その底壁21を横断面V字形に成形して前
記溝35のテーパー付き両側面35aに係合するテーパー部2
4を形成している。連結具2の下面側には、切欠部25
と、保持孔26とが形成されており、この連結具2を前記
上枠材31に載置した際に、パネル1の水平ピン36が前記
切欠部25に挿入されるとともに、仮保持ピン38が前記保
持孔26に遊嵌することになる。しかして、前記切欠部25
には、テーパー部24を溝35に押入させる際に、両パネル
1の水平ピン36を相寄る方向に付勢するためのカム面25
aが形成してある。
そして、この連結具2を隣接する2枚のパネル1の上
枠材31間に橋架し、その両端部をボルト5によって、パ
ネル1の上枠材31に緊締することによって、前記テーパ
ー部24を前記溝35に押入させるようにしている。具体的
には、前記連結具2には、前記ボルト5が遊嵌状態で貫
通するボルト挿通孔27が穿設してあり、上枠材31には、
そのボルト挿通孔27に連続する透孔31rが穿設してあ
る。さらに、コーナー金具37の前記透孔31rに対応する
部位にはねじ孔37cが設けてある。そして、前記ボルト
5を、前記ボルト挿通孔27および前記透孔31rを通して
ねじ孔37cに螺合させ緊締することによって、この連結
具2のテーパー部24を両パネル1の溝35に強く押入させ
て、そのテーパー付き両側面35aに密着させるようにし
ている。連結具2に設けた対をなすカム面25aの離間距
離は、連結具2を以上のようにして締結した状態におい
て、隣接するパネル1の端面1aを圧接させ得る値に設定
してある。隣接するパネル1の端面1aには、凹凸係合部
11が設けてある。凹凸係合部11は、一方のエンドカバー
32nに凹溝12を一体に形成するとともに、これに当接す
る他方のエンドカバー32pに突条13を一体に突設したも
ので、パネル1の端面同士を当接させることによって、
前記突条13が前記凹溝12に係合し得るようになってい
る。
なお、エンドキャップ31nに設けた窓31pは連結具2を
通過させるためのものである。したがって、連結具2に
より連結しない最端のパネル1のエンドキャップ31nに
ついては、第8図に示すように、その窓31pを内部に蝶
着した扉31gにより閉塞しておけばよい。
一方、爪6は、巾木7内に配設したブラケット71の垂
下壁71a間に水平軸61を介して軸着されている。すなわ
ち、下枠材33の下面には、前記受金具39を介して巾木7
が固着してある。巾木7は下向きコ字形のもので、その
両端には下部エンドキャップ72が蓋着してある。下部エ
ンドキャップ72には、窓73が設けてあり、この窓73を、
第7図及び第8図に示すように、前記爪6により閉塞し
ている。爪6は二股状の基端部を軸61を介して下枠材33
に固定したブラケット71に軸着しており、鉤形に屈曲さ
せた先端部63は前記基端部62よりも幅狭に成形してあ
る。そして、この爪6は、第8図に想像線で示す水平突
出位置にまで回動させることができるようになってお
り、この水平突出位置に突出させた爪6を、隣接するパ
ネル1の爪6の水平軸61に下側から係合させることによ
って、両パネル1の下端部同士を連結することができる
ようになっている。
このような構成であれば、パネル本体3から化粧板4
を取り外すことができるので、その化粧板4に貼着した
表装布42を貼り替える場合であっても、可動間仕切壁を
分解する必要は全くなく、その化粧板4のみを貼り替え
専門の工場等、必要な箇所に運搬すれば済む。また、か
かる化粧板4は、パネル本体3に比べて構成が簡単であ
るため、この化粧板4のみを新しいものと取り替えるこ
とも、パネル全体を新品と取り替える場合に比べて、は
るかに容易である。
また、このものはパネル本体3が、単なる枠状のもの
ではなく、枠体3aの両面に構造板4を貼着してなるフラ
ッシュ構造をなしているため、強度的に完結したものと
なる。そのため、化粧板4に構造部材としての役割を担
わせる必要がない。したがって、化粧板4のパネル本体
3への取付部分を設計する際に、剛性結合構造にとらわ
れない自由な選択が可能となり、着脱の容易な取付構造
を種々採用することができる。しかも、このようにして
おけば、化粧板4を取り外した際に、パネル本体3が変
形するようなこともなく、また、枠体3aの内側に充填し
たコア材3bが露出するようなこともなくなる。
なお、本発明は、前述したような連結構造を有するも
のに限らず、種々の形式のパネルに適用が可能である。
また、化粧板の中央部は面ファスナを介してパネル本
体の構造板に支持させるようにしてもよい。この場合に
は、例えば、第9図に示すように、構造板34の中央部に
プレス加工等により偏平な凹陥部34aを形成しておき、
この凹陥部34aに面ファスナ9の一方のファスナ片91を
貼着するとともに、化粧板4の内面に他方のファスナ片
92を貼着しておく。そして、化粧板4をパネル本体3に
添接させた状態で、前記両ファスナ片91、92を接合し得
るようにしておけばよい。
[発明の効果] 本発明は以上のような構成であるから、パネル本体か
ら化粧板を取り外すことができ、表装材が損傷したり汚
れた場合の取換えや、模様変え等に迅速かつ経済的に対
処することができる。しかも、このものはパネル本体
が、単なる枠状のものではなく、枠体の両面に構造板を
貼着してなるフラッシュ構造をなしているため、強度的
に完結したものとなり、化粧板に構造部材としての役割
を担わせる必要がない。そのため、化粧板のパネル本体
への取付部分を設計する際に、剛性結合構造にとらわれ
ない自由な選択が可能となり、着脱の容易な取付構造を
種々採用することができる。また、このようにしておけ
ば、化粧板を取り外した際に、パネル本体が変形するよ
うなこともなく、また、コア材が露出するようなことも
なくなる。したがって、使用者側における化粧板の着脱
作業を簡略なものにすることができる。
また、化粧板の中央部を面ファスナを介してパネル本
体の構造板に支持させるようにすれば、化粧板の中央部
が構造板から浮き上がってべこつくのを確実に防止する
ことができ、特に大形のパネルに適用した場合に好都合
となる。
さらに、下枠材に樋状の受金具を固設し、この受金具
により化粧板の下端を支持するように構成しておけば、
まず、化粧板の下端をその受金具に支持させた上で、他
の部位をパネル本体に係合させることができるので、化
粧板全体の重量を支持しつつ作業を行う場合に比べて化
粧板の着脱操作を楽に行うことが可能となる。
また、上枠材を、前記構造板の上縁よりも上方に延出
する対をなす起立壁を有したものにし、横断面下向きコ
字形の上ビートにより、各起立壁と各化粧板の上縁部と
を挾持させるようにすれば、化粧板をその上縁を露出さ
せることなしパネル本体に装着することができ、外観を
良好なものにすることが可能となる。この場合に、上ビ
ートを起立壁に位置決めし、化粧板の上端と前記上ビー
トとの間に隙間を形成しておくようにしておけば、化粧
板の寸法誤差により上ビートの高さ位置が不均一になる
のを防止することができる。そのため、相互に連結した
複数枚のパネルの上縁を見栄え良く揃えることが容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例を示し、第1図は要
部を示す斜視図、第2図は一部切欠した正面図,第3図
は上部連結部分を示す一部切欠した拡大正面図、第4図
は同部分を示す連結前の分解正面図、第5図は第3図に
おけるV−V線断面図、第6図は第3図におけるVI−VI
線断面図、第7図はパネルの下端部を一部切欠して示す
拡大側面図、第8図はパネルの端部を示す斜視図であ
る。第9図は、本発明の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……パネル、3……パネル本体 3a……枠体、4……化粧板 8……係合部、9……面ファスナ 31……上枠材、31b……起立壁 31g……上ビート、32……側枠材 32j……突条、33……下枠材 34……構造板、39……受金具 41……芯材、42……表装材(表装布) 43……竪ビート、43a……脚片

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル本体の両面に化粧板を着脱可能に装
    着したパネルを具備してなる可動間仕切壁であって、 パネル本体は、上枠材と、左、右の側枠材と、下枠材と
    を組合わせてなる枠体の両面に構造板を貼着したもので
    あり、 化粧板は、その構造板の外側に添接され、係合部を介し
    てパネル本体に着脱可能に保持されており、 側枠材を構造板の側縁よりも外側方に延出させておき、
    その延出部分に化粧板を係合部を介して着脱可能に装着
    していることを特徴とする可動間仕切壁。
  2. 【請求項2】係合部が、側枠材に上下に連続させて平行
    に突設され中央部分の離間距離が大きくなるように屈曲
    させた対をなす突条と、前記化粧板の内面両側縁に突設
    され部材の弾性を利用して前記両突条の外側面に係合可
    能な対をなす脚片とからなることを特徴とする請求項1
    記載の可動間仕切壁。
  3. 【請求項3】化粧板が、芯材と、この芯材の表面に添設
    され縁部を前記芯材の裏面側に折り返した表装材と、前
    記芯材の側縁を前記表装材を介して挾持するようにして
    該芯材の両側縁に装着された竪ビートとを具備してなる
    ものであり、前記竪ビートを係合部を介してパネル本体
    の側枠材に支持させてしていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の可動間仕切壁。
  4. 【請求項4】パネル本体の両面に化粧板を着脱可能に装
    着したパネルを具備してなる可動間仕切壁であって、 パネル本体は、上枠材と、左、右の側枠材と、下枠材と
    を組合わせてなる枠体の両面に構造板を貼着したもので
    あり、 化粧板は、構造板の外側に添接され、係合部を介してパ
    ネル本体に着脱可能に保持されており、 化粧板の中央部を面ファスナを介してパネル本体の構造
    板に支持させていることを特徴とする可動間仕切壁。
  5. 【請求項5】化粧板の中央部を面ファスナを介してパネ
    ル本体の構造板に支持させていることを特徴とする請求
    項1又は2項記載の可動間仕切壁。
  6. 【請求項6】パネル本体の両面に化粧板を着脱可能に装
    着したパネルを具備してなる可動間仕切壁であって、 パネル本体は、上枠材と、左、右の側枠材と、下枠材と
    を組合わせてなる枠体の両面に構造板を貼着したもので
    あり、 化粧板は、構造板の外側に添接され、係合部を介してパ
    ネル本体に着脱可能に保持されており、 下枠材に樋状の受金具を固設し、この受金具によって化
    粧板の下端部を保持していることを特徴とする可動間仕
    切壁。
  7. 【請求項7】下枠材に樋状の受金具を固設し、この受金
    具によって化粧板の下端部を保持していることを特徴と
    する請求項1又は2記載の可動間仕切壁。
  8. 【請求項8】パネル本体の両面に化粧板を着脱可能に装
    着したパネルを具備してなる可動間仕切壁であって、 パネル本体は、上枠材と、左、右の側枠材と、下枠材と
    を組合わせてなる枠体の両面に構造板を貼着したもので
    あり、 化粧板は、構造板の外側に添接され、係合部を介してパ
    ネル本体に着脱可能に保持されており、 上枠材が、前記構造板の上縁よりも上方に延出する対を
    なす起立壁を有しており、横断面下向きコ字形の上ビー
    トにより、各起立壁と各化粧板の上縁部とを挾持してい
    ることを特徴とする可動間仕切壁。
  9. 【請求項9】上枠材が、前記構造板の上縁よりも上方に
    延出する対をなす起立壁を有しており、横断面下向きコ
    字形の上ビートにより、各起立壁と各化粧板の上縁部と
    を挾持していることを特徴とする請求項1又は2記載の
    可動間仕切壁。
  10. 【請求項10】上ビートを起立壁に位置決めし、化粧板
    の上端と前記上ビートとの間に隙間を形成していること
    を特徴とする請求項8又は9記載の可動間仕切壁。
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