JPH0573121U - パーテイションにおけるエンドベースカバーの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 パネル組立体をフロア面上に立付け支持する
ジョイントポールの端部面に被着固定されるエンドカバ
ーの下部側とフロア面との間に配置させて、エンドベー
スカバーをジョイントポールに極めて簡単な作業で正確
に位置決めさせて取付ける。 【構成】 ジョイントポール１の側面下部には上下位置
決め用の開口１ａと該開口１ａの近くにスナップファス
ナ５ｂが設けられ、エンドベースカバー４の裏面には開
口１ａの周縁に係止する突出部４ａが一体に形成されて
いると共に、ジョイントポール１のスナップファスナ５
ｂに対向する位置には他のスナップファスナ５ａが設け
られ、突出部４ａを開口縁に係止させて位置決めさせ且
つエンドベースカバー４をジョイントポール１側に押圧
して両スナップファスナ５ａ，５ｂを貼合せ固着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、オフィスフロア等のフロア面上に据付け設置されるパーテイション におけるエンドベースカバーの取付構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、パーテイションにおいては図４で示すようにパネル組立体Ｐの端部に 位置し、エンドカバーＣ₁ を取付けることが行なわれている。そのエンドカバー Ｃ₁ は図５で示す如くパネル組立体Ｐをフロア面上に立付け支持するジョイント ポールＪの側部面に被着固定されるものであり、このエンドカバーＣ₁ の下部側 にはジョイントポールＪのアジャスターＡを覆うエンドべースカバーＣ₂ がフロ ア面との間に配設させて取付けられている。

【０００３】 そのエンドベースカバーＣ₂ をジョイントポールＪに取付けるには、エンドベ ースカバーＣ₂ の表面側から挿入されるネジ等で締付け固定するとネジ頭部が表 面側に露出位置し、また、ジョイントポールＪ側より挿入するネジで締付け固定 するときには当該部がフロア面側の狭い場所で作業を行い難いところからネジに よる締付け固定は好ましくない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、パネル組立体をフロア面上に立付け支持するジョイントポールの端 部面に被着固定されるエンドカバーの下部側とフロア面との間に配置させて、エ ンドベースカバーをジョイントポールに極めて簡単な作業で正確に位置決めさせ て取付け得るよう工夫したパーテイションにおけるエンドベースカバーの取付構 造を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のパーテイションにおけるエンドベースカバーの取付構造においては、 ジョイントポールの側面下部には上下位置決め用の開口と該開口の近くにスナッ プファスナが設けられ、エンドベースカバーの裏面には前記開口の周縁に係止す る突出部が一体に形成されていると共に、ジョイントポールのスナップファスナ に対向する位置には他のスナップファスナが設けられ、突出部を開口縁に係止さ せて位置決めさせ且つエンドベースカバーをジョイントポール側に押圧して両ス ナップファスナを貼合せ固着することにより構成されている。

【０００６】 このパーテイションにおけるエンドベースカバーの取付構造では、エンドベー スカバーをスナップファスナでジョイントポールに取付けるから極めて簡単に取 付けできるばかりでなく、エンドベースカバーの裏側面に突設した突出部をジョ イントポールの開口に係合することによりエンドベースカバーをジョイントポー ルに正確に位置決めさせて固定でき、また、エンドベースカバーがズレ落るよう な事態の発生も防止することができる。

【０００７】

【実施例】

以下、添付図面の図１を参照して説明すると、このエンドベースカバーの取付 構造はローパーテイションのパネル組立体Ｐをフロア面上の立付け支持するジョ イントポール１の側部面を被包することにより装飾性を高めるのに適用されてい る。そのジョイントポール１の側部面にはエンドカバー２が長手方向略全長に亘 って被着固定され、このエンドカバー２の下部側とフロア面との間に配置させて ジョイントポール１のアジャスター３を覆うエンドベースカバー４が取付けられ ている。

【０００８】 そのエンドベースカバー４としては、図２で示すようにエンドカバー２の横断 面形状に応じて略コの字状に樹脂成形したものが用いられている。このエンドベ ースカバー４には図３で示すようにスナップファスナの片側部５ａが裏側面に貼 付けることにより備え付けられ、その他側部５ｂがジョイントポール１の相対応 する側部面に位置させて装備されている。また、このエンドベースカバー４の裏 側面には突出部となる掛止め軸４ａがスナップファスナの片方５ａの装備位置上 方で水平方向に突出させて一体成形されている。その掛止め軸４ａはエンドベー スカバー４をジョイントポール１に位置決め固定するもので、ジョイントポール １にはエンドベースカバー４の掛止め軸４ａを係止する相対的に大きな開口１ａ がスナップファスナの他側部５ｂよりも上方の端部面位置に設けられている。な お、エンドベースカバーはエンドカバー２の下端部に嵌め合せて緊密に接続固定 するべく、立上りフランジ部４ｂが上縁側から突出させて一体に形成されている 。

【０００９】 このエンドベースカバー４をジョイントポール１に取付けるには、掛止め軸４ ａをジョイントポール１の開口１ａの下縁に係合させてエンドベースカバー４の 取付位置を定めた後にエンドベースカバー４を押え込むと、掛止め軸４ａがジョ イントポール１の開口１ａ内に係合位置すると共にスナップファスナ５ａ，５ｂ が互いに面噛合することにより、エンドベースカバー４は掛止め軸４ａでズレ落 ちないよう位置決めされてスナップファスナ５ａ，５ｂでジョイントポール１に 確実に取付けられるようになる。その後、ジョイントポール１に予め掛止め固定 されるブラケットレール６に対し、エンドカバー２を上方から下方にスライド降 下すればエンドカバー２をジョイントポール１に被着固定できる。

【００１０】

【考案の効果】

以上の如く、本考案のパーテイションにおけるエンドベースカバーの取付構造 に依れば、エンドベースカバーを簡単な作業で確実に位置決めさせてジョイント ポールに取付けることを可能にするものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のパーテイションにおけるエンドベース
カバーの取付構造をエンドベースカバーの展開状態で示
す説明図である。

【図２】エンドカバーをＡ−Ａ線断面で示す説明図であ
る。

【図３】エンドカバーをＢ−Ｂ線断面で示す説明図であ
る。

【図４】一般的なローパーテイションにおけるエンドベ
ースカバーの取付個所を示す説明図である。

【図５】同エンドベースカバーの取付個所を各部の展開
状態で示す説明図である。

【符号の説明】

Ｐ パネル組立体 １ ジョイントポール １ａ ジョイントポールの開口 ２ エンドカバー ４ エンドベースカバー ４ａ エンドベースカバーの突出部 ５ａ，５ｂ スナップファスナ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パネル組立体を１側面に備えるジョイン
   トポールでフロア面上に立付け支持し、そのジョイント
   ポールの他の側面の主体部にエンドカバーと該エンドカ
   バーの下部にエンドベースカバーを被着固定してなるパ
   ーテイションのエンドベースカバーの取付構造であっ
   て、そのジョイントポールの側面下部には上下位置決め
   用の開口と該開口の近くにスナップファスナが設けら
   れ、エンドベースカバーの裏面には前記開口の周縁に係
   止する突出部が一体に形成されていると共に、ジョイン
   トポールのスナップファスナに対向する位置には他のス
   ナップファスナが設けられ、突出部を開口縁に係止させ
   て位置決めさせ且つエンドベースカバーをジョイントポ
   ール側に押圧して両スナップファスナを貼合せ固着して
   なることを特徴とするパーテイションにおけるエンドベ
   ースカバーの取付構造。