JP2018028250A - クサビ部材による管体接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】縦支柱の水平鋼管を強固に固定し、取付装置の外周が水平鋼管の外周よりも突出する部分がなく、かつ、クサビ部材が水平鋼管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内するクサビ部材による管体接続装置を提供する。
【解決手段】仮設足場のための縦支柱1に水平鋼管2を接続する接続装置であって、縦支柱1には矩形の嵌合孔111を有するフランジ11を設け、水平鋼管2の端部に取付部材4を固着し、取付部材4にはフランジ11が挿入可能な切り込みと、二股のクサビ部材5が垂直方向の貫通孔に挿入され、取付部材4には縦支柱1の外周に所定の広い範囲で密着する支柱固定部を設け、取付部材4の下部は縦支柱1側に沿った部分以外は水平鋼管2から突出しない形状にし、縦支柱1に水平鋼管2を接続する際に、フランジ11が水平鋼管2及び取付部材4の切り込みに挿入され、クサビ部材5の二股でフランジ11の前縁部を跨いで挿入して接続する。
【選択図】図1
【解決手段】仮設足場のための縦支柱1に水平鋼管2を接続する接続装置であって、縦支柱1には矩形の嵌合孔111を有するフランジ11を設け、水平鋼管2の端部に取付部材4を固着し、取付部材4にはフランジ11が挿入可能な切り込みと、二股のクサビ部材5が垂直方向の貫通孔に挿入され、取付部材4には縦支柱1の外周に所定の広い範囲で密着する支柱固定部を設け、取付部材4の下部は縦支柱1側に沿った部分以外は水平鋼管2から突出しない形状にし、縦支柱1に水平鋼管2を接続する際に、フランジ11が水平鋼管2及び取付部材4の切り込みに挿入され、クサビ部材5の二股でフランジ11の前縁部を跨いで挿入して接続する。
【選択図】図1
Description
縦支柱と水平鋼管の結合をクサビ部材によって簡単に行う管体接続装置を提供する。
建築や土木の工事において、作業足場や型枠支持支柱、建設工事等の仮設構造物として、四方に配置した縦支柱を水平鋼管で結合し、これを上方に順次継ぎ足して支柱とすると共に、平面的に多数の支柱を並べ、隣接する縦支柱を水平鋼管で結合するようにした仮設構造物が提案されている。
上記のような仮設構造物を構築するには、特許文献1、特許文献2に開示されているような、縦柱となる垂直管体と水平材となる水平鋼管の両端部を直角に結合する接続装置が提案されている。
しかし、特許文献1(図6参照)はフック金具部材が複雑で、加工に手間が掛かるばかりか、接続作業も操作箇所も多く煩雑であった。また、特許文献2は水平鋼管の端部の延長上に取付部材を溶接することで、取付部材に強度を持たせることから、下部を下方に突出させた形状や、下部切れ目部には連絡部材で連結する構造にする必要があり、取付部材を縦支柱から外した状態では、クサビ部材が水平鋼管内にクサビ部材が入り込むといった不都合があるためクサビ部材の案内ピン等を設ける必要もあり、複雑な形状であった。
しかし、特許文献1(図6参照)はフック金具部材が複雑で、加工に手間が掛かるばかりか、接続作業も操作箇所も多く煩雑であった。また、特許文献2は水平鋼管の端部の延長上に取付部材を溶接することで、取付部材に強度を持たせることから、下部を下方に突出させた形状や、下部切れ目部には連絡部材で連結する構造にする必要があり、取付部材を縦支柱から外した状態では、クサビ部材が水平鋼管内にクサビ部材が入り込むといった不都合があるためクサビ部材の案内ピン等を設ける必要もあり、複雑な形状であった。
また、これらの特許文献1.2の接続部材は、縦支柱に対しての垂直方向にはある程度の巾があるので強固に密接して固定するが、縦支柱の外周の水平方向にはわずかな巾しかなく、固定が不十分でぐらぐらする不都合があった。更に、この組み立てられた水平鋼管にはフックを用いた仮設足場を設置する場合もあり(例えば、特許文献3)、このフックには組み立て後に落下錠で外れないようにロックするが、取付装置の外周が水平鋼管の外周よりも突出部分があると、ロックが不十分となるといった不都合もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、縦支柱の外周の水平方向に十分な巾を有し、縦支柱の外周において水平方向への密着を十分して強固に固定し、取付装置の外周が水平鋼管の外周よりも突出する部分がなく、かつ、クサビ部材が水平鋼管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内するクサビ部材による管体接続装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、仮設足場のための縦支柱に水平鋼管を接続する接続装置であって、水平鋼管の端部にフランジが挿入される水平方向のコの字状の切り込みを設けるとともに取付部材が挿入され固着される垂直方向のコの字状の切り込みを設け、前記フランジには矩形の垂直方向の嵌合孔を設け、クサビ部と後部案内部の二股が設けられた前記クサビ部材が垂直方向に挿入自在な貫通孔とが設けられ、前記貫通孔の縦支柱側と水平鋼管側とにはクサビ部材の案内部を設け、前記縦支柱側の案内部の外側には前記縦支柱の外周に密着する支柱固定部を設け、該支柱固定部は縦支柱の外周に沿って所定の広い巾の外周範囲で密着する密着接触部を設け、前記取付部材の縦支柱側に沿った下部には下側延長部を設けるともに、他の分水平鋼管から突出しないような形状にし、前記縦支柱に水平鋼管を接続する際には、前記フランジが前記水平鋼管及び取付部材の切り込みに挿入され、前記フランジの嵌合孔の前縁部をクサビ部材の二股で跨いで挿入して接続したことを特徴とするクサビ部材による管体接続装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のクサビ部材による管体接続装置において、前記密着接触部は、前記縦支柱の外周に沿って設けた取付部材の側面の巾よりも広い巾の外周範囲で密着する支柱固定張出部であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のクサビ部材による管体接続装置において、前記支柱固定部における左右の支柱固定張出部の巾は、縦支柱の中心から少なくとも30度以上の広い角度の外周範囲で密着することを特徴とする
請求項2の発明は、請求項1に記載のクサビ部材による管体接続装置において、前記密着接触部は、前記縦支柱の外周に沿って設けた取付部材の側面の巾よりも広い巾の外周範囲で密着する支柱固定張出部であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のクサビ部材による管体接続装置において、前記支柱固定部における左右の支柱固定張出部の巾は、縦支柱の中心から少なくとも30度以上の広い角度の外周範囲で密着することを特徴とする
本発明の管体接続装置によれば、取付部材の支柱固定部が縦支柱の外周の水平方向に十分な巾を有し、縦支柱の外周での水平方向への密着を十分して強固に固定し、結果として水平鋼管が左右方向に移動することがない。特に、前記の縦支柱の外周での水平方向に十分な巾として、縦支柱の外周での水平方向の中心から30度以上の角度の広い範囲で密接接触するようにすれば水平鋼管2が水平方向に移動することがない。特に、仮設足場の場合等では足場を組む水平考案は強固でぐらつかないようにしっかりと固定されていないと、思わぬ事故を生じるといった危険もあったが、本発明の管体接続装置ではこれらの危険を回避できる。
また、取付装置の外周も水平鋼管の外周よりも突出する部分がなく、フックを用いた仮設足場を設置する場合にも、フックの落下錠が水平鋼管の外周にまでスムースに落下して足場を十分にロックする。
更に、取付装置の貫通孔に前クサビ案内部と後クサビ案内部を設けたので、クサビ部材を、クサビ部材が水平鋼管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内することができる。
また、取付装置の外周も水平鋼管の外周よりも突出する部分がなく、フックを用いた仮設足場を設置する場合にも、フックの落下錠が水平鋼管の外周にまでスムースに落下して足場を十分にロックする。
更に、取付装置の貫通孔に前クサビ案内部と後クサビ案内部を設けたので、クサビ部材を、クサビ部材が水平鋼管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内することができる。
以下に本発明の管体接続装置の好適な実施例を図面に沿って説明する。
先ず、本実施例の管体接続装置について、全体についての概略の斜視図の図1、その側面図の図2に沿って本実施例の概要を説明する。
仮設足場等で縦支柱1に水平鋼管2を管体接続装置3によって接続するが、縦支柱1の所定の箇所に図3に示すようなフランジ11を溶接等で固着する。
このフランジ11は、前掲の特許文献1(実開平7-11647号公報)に示されように、90度毎に水平放射方向に矩形の嵌合孔111が設けられたもので、この嵌合孔111は後述するクサビ部材5のクサビ部51が嵌合し、本実施例のフランジ11では、図示するように矩形の両辺は多少内側に張り出す張出部112を設けた形状であり、この張出部112によってクサビ部51の側面511を両側から密接状態で挟むようにしたものである。
先ず、本実施例の管体接続装置について、全体についての概略の斜視図の図1、その側面図の図2に沿って本実施例の概要を説明する。
仮設足場等で縦支柱1に水平鋼管2を管体接続装置3によって接続するが、縦支柱1の所定の箇所に図3に示すようなフランジ11を溶接等で固着する。
このフランジ11は、前掲の特許文献1(実開平7-11647号公報)に示されように、90度毎に水平放射方向に矩形の嵌合孔111が設けられたもので、この嵌合孔111は後述するクサビ部材5のクサビ部51が嵌合し、本実施例のフランジ11では、図示するように矩形の両辺は多少内側に張り出す張出部112を設けた形状であり、この張出部112によってクサビ部51の側面511を両側から密接状態で挟むようにしたものである。
図1において、前記フランジ11の嵌合孔111を利用して水平鋼管2の端部21に組み込まれた管体接続装置3の取付部材4は、図4に示すようなもので、水平鋼管2の端部21における左右の一対の縁部211にフランジ11が挿入される水平方向のコの字状の水平切込部22を設け、同様に端部21の上下の一対の縁部211に取付部材4が挿入され固着される垂直方向にもやや大きなコの字状の垂直切込部23を設ける。ここで、管体接続装置3はフランジ11、取付部材4、クサビ部材5の接続に関する構成の全体を意味する。
前述したように、フランジ11の表面には矩形の嵌合孔111が設けられているが、垂直切込部23に挿入される取付部材4の両側面にもフランジ11が挿入可能なほぼ同寸法の水平切込部42が設けられている。
したがって、図5から6に示すように、水平鋼管2の水平切込部22と取付部材4の水平切込部41とに、嵌合孔111を含むフレンジ11を挿入して、特に、図5に示すように、嵌合孔111の前縁部113と取付部材4の前クサビ案内部411との間にクサビ部材5のクサビ部51を打ち込んで縦支柱1と水平鋼管2とを接続する。
前述したように、フランジ11の表面には矩形の嵌合孔111が設けられているが、垂直切込部23に挿入される取付部材4の両側面にもフランジ11が挿入可能なほぼ同寸法の水平切込部42が設けられている。
したがって、図5から6に示すように、水平鋼管2の水平切込部22と取付部材4の水平切込部41とに、嵌合孔111を含むフレンジ11を挿入して、特に、図5に示すように、嵌合孔111の前縁部113と取付部材4の前クサビ案内部411との間にクサビ部材5のクサビ部51を打ち込んで縦支柱1と水平鋼管2とを接続する。
こうして、接続された水平鋼管2には、図1及び図2に示すように、水平鋼管2の両端部21にはフック61を用いた仮設足場を設置する場合も多く、この場合は、フック61には組み立て後に自動的に自重で落下する落下錠62が設けられるが、本実施例の取付部材4を組み込んだ管体接続装置3の下側外周は、図2の網掛け模様の範囲Yに示すように、縦支柱1への支柱固定部41の下側延長部46を除いて、取付部材4は水平鋼管2の本来の外周円よりも突出する部分がなく、水平鋼管2の垂直切込部23があっても落下錠62が支障なく下方に落下し十分にロックする。
なお、取付部材4の縦支柱側に沿った下部には下側延長部46を設けたのは、縦方向の支持の巾を広くして、水平鋼管2の縦支柱1への接続を強固するためである。
なお、取付部材4の縦支柱側に沿った下部には下側延長部46を設けたのは、縦方向の支持の巾を広くして、水平鋼管2の縦支柱1への接続を強固するためである。
次に、取付部材4とクサビ部材5の具体的に詳細を説明する。
[取付部材4]
水平鋼管2の端部21に組み込まれ固着された取付部材4は、材質は鉄等の金属がよいが、強靭で耐久性があれば合成樹脂でもよく、形状は、図6、図8、図10に示すように、水平鋼管2の端部21の上下の一対の縁部211の垂直方向にもやや大きなコの字状の垂直切込部23に、端部21の開口から挿入する。また、取付部材4の両側面にもフランジ11が挿入可能なほぼ同寸法の水平切込部42が設けられている。
この取付部材4は、縦支柱側の案内部のクサビ案内部411の外側には、縦支柱1の外周に密着する支柱固定部41を設け、支柱固定部41の前側部481(側部48の前面端)は、図7、図8、図9に示すように、縦支柱1の外周に沿って取付部材4の側面48の巾よりも広い巾で外周範囲で密着する密着接触部である支柱固定張出部412を設けられている。
この左右に設けられた支柱固定張出部412は、縦支柱1の管中心から角度のX=42度の水平方向の広い外周範囲で密接接触して水平鋼管2が水平方向に動くことがないように密着して固定する。この密着する範囲の角度は、水平鋼管2が水平方向に動かないようにするために、巾が広い方が固定には良いが、余り巾が広すぎると移動や組み立てに支障が生じるが、固定を強固にするためには、水平方向少なくとも30度以上が必要であり、好ましくは、40度以上がよい。
また、支柱固定部41の縦支柱1の外周に対する垂直方向も、前掲特許文献1や2と同様に、上下方向に動かないような十分な長さが必要であり、そのため、本実施例では、支持固定部41の下部に延長した下側延長部46が設けられている。
[取付部材4]
水平鋼管2の端部21に組み込まれ固着された取付部材4は、材質は鉄等の金属がよいが、強靭で耐久性があれば合成樹脂でもよく、形状は、図6、図8、図10に示すように、水平鋼管2の端部21の上下の一対の縁部211の垂直方向にもやや大きなコの字状の垂直切込部23に、端部21の開口から挿入する。また、取付部材4の両側面にもフランジ11が挿入可能なほぼ同寸法の水平切込部42が設けられている。
この取付部材4は、縦支柱側の案内部のクサビ案内部411の外側には、縦支柱1の外周に密着する支柱固定部41を設け、支柱固定部41の前側部481(側部48の前面端)は、図7、図8、図9に示すように、縦支柱1の外周に沿って取付部材4の側面48の巾よりも広い巾で外周範囲で密着する密着接触部である支柱固定張出部412を設けられている。
この左右に設けられた支柱固定張出部412は、縦支柱1の管中心から角度のX=42度の水平方向の広い外周範囲で密接接触して水平鋼管2が水平方向に動くことがないように密着して固定する。この密着する範囲の角度は、水平鋼管2が水平方向に動かないようにするために、巾が広い方が固定には良いが、余り巾が広すぎると移動や組み立てに支障が生じるが、固定を強固にするためには、水平方向少なくとも30度以上が必要であり、好ましくは、40度以上がよい。
また、支柱固定部41の縦支柱1の外周に対する垂直方向も、前掲特許文献1や2と同様に、上下方向に動かないような十分な長さが必要であり、そのため、本実施例では、支持固定部41の下部に延長した下側延長部46が設けられている。
次に、図5、図8、図10に示すように、クサビ部材5が上下方向に移動しうる貫通孔45が設けられ、取付部材4にはフランジ11が挿入可能な切り込みが設け、貫通孔の縦支柱側と水平鋼管側とにはクサビ部材の前クサビ案内部411と後クサビ案内部44とからなる案内部が設けられ、クサビ部51と後案内部52の二股が設けられたクサビ部材51が貫通孔45を上下移動可能に設けられている。
縦支柱1に水平鋼管2を接続する際には、フランジ11が水平鋼管2及び取付部材4の水平切込部22,42に挿入され、フランジ11の嵌合孔111の前縁部113をクサビ部材5の二股で跨いで挿入し、縦支柱1と水平鋼管2とを接続する。
前記貫通孔45はクサビ部材5の案内部を形成するが、支柱固定部41の裏側は前クサビ案内部411が構成され、クサビ部材5のクサビ部51における縦支柱1側の最前部512を上下方向に案内する。他方、クサビ部材5の後案内部52の案内は、取付部材4の背面に後クサビ案内部44が設けられ、クサビ部材5を上下方向にスムースに案内するとともに、水平鋼管2の空洞内にクサビ部材5が入り込まないようにしている。
また、クサビ部材5の側面511に対しても、取付部材4には、クサビ部材5の厚みに対応する一対の側面案内部47が設けらている。
縦支柱1に水平鋼管2を接続する際には、フランジ11が水平鋼管2及び取付部材4の水平切込部22,42に挿入され、フランジ11の嵌合孔111の前縁部113をクサビ部材5の二股で跨いで挿入し、縦支柱1と水平鋼管2とを接続する。
前記貫通孔45はクサビ部材5の案内部を形成するが、支柱固定部41の裏側は前クサビ案内部411が構成され、クサビ部材5のクサビ部51における縦支柱1側の最前部512を上下方向に案内する。他方、クサビ部材5の後案内部52の案内は、取付部材4の背面に後クサビ案内部44が設けられ、クサビ部材5を上下方向にスムースに案内するとともに、水平鋼管2の空洞内にクサビ部材5が入り込まないようにしている。
また、クサビ部材5の側面511に対しても、取付部材4には、クサビ部材5の厚みに対応する一対の側面案内部47が設けらている。
[クサビ部材5]
縦支柱1のフランジ11に水平鋼管2の取付部材4の貫通孔45はクサビ部材5を挿入して接続するが、このクサビ部材5について、その作用を主に図6、図11に沿って説明する。
クサビ部材5は、図11に示すように、クサビ部51と後案内部52の二股形状で、クサビ部51の上部にたたき台53が設けられ、図6、図11に示すように、組み立て時にハンマー等でたたき台53を叩いて、クサビ部51を取付部材4の前クサビ案内部411及び後クサビ案内部44に沿って、支柱固定部41とフランジ11における嵌合孔111の前縁部113との間に挿入させ、水平鋼管2及び取付部材4を縦支柱1とを接続固定する。
なお、水平鋼管2の取付部材4にクサビ部材5を組み立て後には、容易に脱落しないように、必要に応じて嵌合孔54に脱落防止ピン55を嵌合しておく。
縦支柱1のフランジ11に水平鋼管2の取付部材4の貫通孔45はクサビ部材5を挿入して接続するが、このクサビ部材5について、その作用を主に図6、図11に沿って説明する。
クサビ部材5は、図11に示すように、クサビ部51と後案内部52の二股形状で、クサビ部51の上部にたたき台53が設けられ、図6、図11に示すように、組み立て時にハンマー等でたたき台53を叩いて、クサビ部51を取付部材4の前クサビ案内部411及び後クサビ案内部44に沿って、支柱固定部41とフランジ11における嵌合孔111の前縁部113との間に挿入させ、水平鋼管2及び取付部材4を縦支柱1とを接続固定する。
なお、水平鋼管2の取付部材4にクサビ部材5を組み立て後には、容易に脱落しないように、必要に応じて嵌合孔54に脱落防止ピン55を嵌合しておく。
本発明の実施例の管体接続装置によれば、取付部材の支柱固定部が縦支柱の外周の水平方向に十分な巾を有し、縦支柱の外周における水平方向への密着を十分して強固に固定し、結果として水平鋼管が左右方向に移動することを阻止する。特に、前記の縦支柱の外周の水平方向に十分な巾として、縦支柱の外周の水平方向の中心から30度以上の角度の広い範囲で密接接触するようにすれば、水平鋼管2が水平方向について、危険が生じない程度に移動を極力阻止することができる。
また、取付装置4の外周も水平鋼管2の外周よりも突出する部分がなく、フックを用いた仮設足場を設置する場合にも、フック61の落下錠62が水平鋼管2の外周の下側にまでスムースに落下して足場を十分にロックする。
更に、取付装置4の貫通孔45に前クサビ案内部411と後クサビ案内部44を設けたので、クサビ部材5が水平鋼管2管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内することができる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
また、取付装置4の外周も水平鋼管2の外周よりも突出する部分がなく、フックを用いた仮設足場を設置する場合にも、フック61の落下錠62が水平鋼管2の外周の下側にまでスムースに落下して足場を十分にロックする。
更に、取付装置4の貫通孔45に前クサビ案内部411と後クサビ案内部44を設けたので、クサビ部材5が水平鋼管2管内に入り込まず、上下方向にスムーズに案内することができる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
1・・縦支柱、11・・フランジ、111・・嵌合孔、 112・・張出部、
113・・前縁部
2・・水平鋼管、21・・端部、211・・縁部、
22・・水平切込部、23・・垂直切込部、
3・・管体接続装置、
4・・取付部材、41・・支柱固定部、411・・前クサビ案内部、
412・・支柱固定張出部(密着接触部)、
42・・水平切込部、
43・・垂直切込部、44・・後クサビ案内部、
45・・貫通孔、46・・下側延長部、47・・側面案内部、
48・・側部、481・・前側部(側部の前面部)
5・・クサビ部材、51・・クサビ部、511・・側面、512・・最前部、
52・・後案内部、53・・たたき台、54・・嵌合孔、55・・脱落防止ピン、
6・・仮設足場、61・・フック、62・・落下錠、
113・・前縁部
2・・水平鋼管、21・・端部、211・・縁部、
22・・水平切込部、23・・垂直切込部、
3・・管体接続装置、
4・・取付部材、41・・支柱固定部、411・・前クサビ案内部、
412・・支柱固定張出部(密着接触部)、
42・・水平切込部、
43・・垂直切込部、44・・後クサビ案内部、
45・・貫通孔、46・・下側延長部、47・・側面案内部、
48・・側部、481・・前側部(側部の前面部)
5・・クサビ部材、51・・クサビ部、511・・側面、512・・最前部、
52・・後案内部、53・・たたき台、54・・嵌合孔、55・・脱落防止ピン、
6・・仮設足場、61・・フック、62・・落下錠、
Claims (3)
- 仮設足場のための縦支柱に水平鋼管を接続する接続装置であって、
水平鋼管の端部にフランジが挿入される水平方向のコの字状の切り込みを設けるとともに取付部材が挿入され固着される垂直方向のコの字状の切り込みを設け、 前記フランジには矩形の垂直方向の嵌合孔を設け、
前記取付部材にはフランジが挿入可能な切り込みが設けるともに、クサビ部と後部案内部の二股が設けられた前記クサビ部材が垂直方向に挿入自在な貫通孔とが設けられ、
前記貫通孔の縦支柱側と水平鋼管側とにはクサビ部材の案内部を設け、
前記縦支柱側の案内部の外側には前記縦支柱の外周に密着する支柱固定部を設け、該支柱固定部は縦支柱の外周に沿って所定の広い巾の外周範囲で密着する密着接触部を設け、
前記取付部材の縦支柱側に沿った下部には下側延長部を設けるともに、他の分水平鋼管から突出しないような形状にし、
前記縦支柱に水平鋼管を接続する際には、前記フランジが前記水平鋼管及び取付部材の切り込みに挿入され、前記フランジの嵌合孔の前縁部をクサビ部材の二股で跨いで挿入して接続したことを特徴とするクサビ部材による管体接続装置。 - 前記密着接触部は、前記縦支柱の外周に沿って設けた取付部材の側面の巾よりも広い巾の外周範囲で密着する支柱固定張出部であることを特徴とする請求項1に記載のクサビ部材による管体接続装置。
- 前記支柱固定部におけるの左右の支柱固定張出部の巾は、縦支柱の中心から少なくとも30度以上の広い角度の外周範囲で密着することを特徴とする請求項2に記載のクサビ部材による管体接続装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016161581A Pending JP2018028250A (ja) | 2016-08-19 | 2016-08-19 | クサビ部材による管体接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018028250A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020203300A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 有限会社 Vinatec Japan | 棒状部材の溶接装置 |
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2016
- 2016-08-19 JP JP2016161581A patent/JP2018028250A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020203300A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 有限会社 Vinatec Japan | 棒状部材の溶接装置 |
JP7298883B2 (ja) | 2019-06-17 | 2023-06-27 | 有限会社 Vinatec Japan | 棒状部材の溶接装置 |
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