JP2017214788A - 鉄筋籠用の仮組工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄筋籠の組み立てを現場で行う際、主筋の重量により当該主筋が補強枠から離れてしまっているような場合であっても、補強枠との関係で主筋を正しい位置で保持することができ、かつ、その保持状態で公知の交差接合金具や結束線を用いて交差接合作業を容易に行うことができる、鉄筋籠用の仮組工具を提供する。【解決手段】鉄筋籠用の仮組工具10を本体部材12と押しボルト14とで構成する。そして、本体部材12を、本体部13と、本体部13から互いに同じ方向に突設された一対の引掛部20と、前記本体部材に配設されており、前記一対の引掛部の間の中間位置に向かうネジ孔が形成されたネジ部とで構成する。さらに、押しボルト14とネジ孔28に螺合することにより、上記課題を解決することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、例えばコンクリート杭に用いられる鉄筋籠を組み立てる際に、補強枠に対する所定の位置に主筋を仮組みするための仮組工具に関する。
コンクリート杭等に用いられる鉄筋籠は、その大きさの問題で運搬には適さないことから、コンクリート杭を設置する現場で組み立てることが一般的である。
鉄筋籠等の鉄筋組立体は、長手方向(縦方向)に延びる主筋と、長手方向に略直交する方向(横方向)に配設されたフープ筋や補強枠などの横筋とを交差接合させることによって構成されている。
そして、この交差接合には、例えば特許文献1に開示されているような交差接合金具を使用したり、あるいは、結束線で結束したりするのが一般的であった。
しかし、現場で行う交差接合作業には別の問題があった。すなわち、例えば、輪状に形成して略垂直に立てたフープ筋に必要な本数の主筋を略水平方向に挿通して各主筋とフープ筋との接合を行った後、さらに、各主筋と補強枠とを交差接合しようとする際、各主筋の重量でフープ筋が撓む場合がある。とりわけ最も高い位置にある主筋が補強枠からセンチ単位で離れることがあり、特許文献1に開示されているような交差接合金具や結束線を用いて主筋と補強枠とを接合させるのが困難な場合があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、鉄筋籠の組み立てを現場で行う際、主筋の重量により当該主筋が補強枠から離れてしまっているような場合であっても、補強枠との関係で主筋を正しい位置で保持することができ、かつ、その保持状態で公知の交差接合金具や結束線を用いて交差接合作業を容易に行うことができる、鉄筋籠用の仮組工具を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、
本体部材と、
押しボルトとを備えており、
前記本体部材は、
本体部と、
前記本体部から互いに同じ方向に突設された一対の引掛部と、
前記本体部に配設されており、前記一対の引掛部の間の中間位置に向かうネジ孔が形成されたネジ部とを有しており、
前記押しボルトは前記ネジ孔に螺合されている
鉄筋籠用の仮組工具が提供される。
本体部材と、
押しボルトとを備えており、
前記本体部材は、
本体部と、
前記本体部から互いに同じ方向に突設された一対の引掛部と、
前記本体部に配設されており、前記一対の引掛部の間の中間位置に向かうネジ孔が形成されたネジ部とを有しており、
前記押しボルトは前記ネジ孔に螺合されている
鉄筋籠用の仮組工具が提供される。
好適には、前記本体部は一対の脚部と前記脚部の一端部同士を互いに連結する連結部とを有しており、
前記引掛部は前記脚部の他端部に設けられており、
前記ネジ部は、前記連結部に設けられている。
前記引掛部は前記脚部の他端部に設けられており、
前記ネジ部は、前記連結部に設けられている。
好適には、前記脚部はその長手方向が前記ネジ部に対して斜めになるように配設されており、
前記各引掛部は、前記脚部の前記長手方向に直交する方向に突設されているとともに、第1柱状部と前記第1柱状部よりも太径の第2柱状部とを有しており、
前記第1柱状部は前記第2柱状部よりも前記本体部側に形成されている。
前記各引掛部は、前記脚部の前記長手方向に直交する方向に突設されているとともに、第1柱状部と前記第1柱状部よりも太径の第2柱状部とを有しており、
前記第1柱状部は前記第2柱状部よりも前記本体部側に形成されている。
この発明によれば、鉄筋籠の組み立てを現場で行う際、主筋の重量により当該主筋が補強枠から離れてしまっているような場合であっても、一対の引掛部を補強枠に掛けた後、ネジ孔に螺合された押しボルトの先端を主筋に当てて補強枠に向けて押し進めることにより、主筋の重量に抗して、当該主筋を補強枠に接する正しい位置で保持することができる仮組工具を提供できる。さらに、この仮組工具を用いて主筋と補強枠との正しい位置関係を保持した状態で交差接合作業を容易に行うことができる。
また、仮組工具であることから、交差接合作業が完了した後は外すようになっているので、鉄筋籠にコンクリートを流し込んでコンクリート杭を形成する際、仮組工具が障害になって主筋と補強枠との交差接合位置におけるコンクリートの回り込み不良が発生するおそれを考慮する必要がなくなる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また、各符号に関し、各部位を上位概念で示す場合にはアルファベットの枝番をつけずアラビア数字のみで示し、各部位を区別する必要がある場合(すなわち下位概念で示す場合)にはアルファベット大文字の枝番をアラビア数字に付して区別する。
<鉄筋籠100の構成>
図1および図2を参照して、本実施例に係る仮組工具10を用いて組み立てられる鉄筋籠100の全体構成について簡単に説明する。
図1および図2を参照して、本実施例に係る仮組工具10を用いて組み立てられる鉄筋籠100の全体構成について簡単に説明する。
鉄筋籠100は、高層建築物や橋梁を支えるコンクリート杭のせん断補強用に用いられる構造体である。鉄筋籠100を地面に穿設した穴に設置した後、当該鉄筋籠100の周囲に型枠等を組み、型枠内にコンクリートを打つことによってコンクリート杭が完成する。一般的に鉄筋籠100は、大略、主筋110と、補強枠120と、フープ筋130とで構成されており、さらに、主筋110と補強枠120とを接合する交差接合金具140(一例として、図9および図10を参照)とで構成されている。なお、図1および図2では、交差接合金具140を省略して描いている。
主筋110は、コンクリート杭に加えられる引張力を主に負担する鉄筋である。本実施の形態では、丸形状の断面を有する長尺の鉄筋が主筋110として使用されている(もちろん、主筋110の形状はこれに限定されるものではない。)。複数の主筋110は、互いの長手方向が略平行で、かつ、当該長手方向に直交する断面において、ある点Cを中心とした仮想円VC1上に配置されている(図2を参照)。これにより、複数の主筋110で略円筒形状の構造体が構成されている。なお、複数の主筋110で構成される構造体の形状は略円筒形状に限定されるものではなく、略角筒形状やその他の形状であってもよい。
補強枠120は、複数の主筋110で構成された略円筒形状の構造体の側周を囲む帯状の部材であり、所定の曲率で曲げられることによって略円状に形成されている。主筋110の配置と同様に、補強枠120の外観形状は略円状に限定されるものではなく、主筋110の配置に合わせて略角状やその他の形状であってもよく、「環状」であればよい。つまり、本明細書において「環状」とは、略円形状だけに限らず、略角形状等も含む概念である。なお、補強枠120の数は、使用される主筋110の長さに応じて決定される(図1の例では3つの補強枠120が使用されている。)。また、鉄筋籠100の強度の関係から、互いに隣接する補強枠120同士の間隔は3m以内であることが好ましい。
<第1実施例に係る仮組工具10の構成>
このような鉄筋籠100を組み立てる際に使用される仮組工具10は、一例として、図3および図4に示すように、大略、本体部材12と、押しボルト14とを備えている。
このような鉄筋籠100を組み立てる際に使用される仮組工具10は、一例として、図3および図4に示すように、大略、本体部材12と、押しボルト14とを備えている。
本体部材12は、本体部13と、一対の引掛部20と、ネジ部22とを有している。
本体部13は、所定の機械的強度を有する材料(例えば鋳鉄)で形成された部材であり、一対の脚部16と、これら脚部16の一端部同士を互いに連結する連結部18とを有している。
一対の引掛部20は、それぞれ、一対の脚部16の他端部から同じ方向に突設された部分であり、後述するように、鉄筋籠100を仮組みする際には、当該引掛部20を補強枠120に引っ掛けて使用する。また、各引掛部20は、それぞれ、第1柱状部24と、第2柱状部26とを有しており、第1柱状部24と第2柱状部26とは互いに同軸上に形成されている。さらに、第2柱状部26は第1柱状部24よりも太径に形成されている。また、第1柱状部24は第2柱状部26よりも脚部16に近い位置に形成されている。
ネジ部22は連結部18に設けられており、このネジ部22には、一対の引掛部20の間の中間位置CPに向けてネジ孔28が形成されている。なお、一対の引掛部20間の距離における「厳密な意味での中間位置」だけに限らず、後述するように一対の引掛部20を補強枠120に掛けた後、押しボルト14の先端で主筋110を押していく際にバランスを損なわない程度であれば、「厳密な意味での中間位置」から外れる場合であっても本明細書にいう「中間位置」に含まれる。
加えて、仮組工具10の側面視において(図4を参照)、本体部13の脚部16は、その長手方向がネジ部22のネジ孔28に対して斜めになるように配設されており、また、引掛部20は脚部16の長手方向に対して直交する方向(=突出方向軸PL)に突設されている。このため、脚部16からの引掛部20の突出方向軸PLは、押しボルト14の進退方向軸CLに対して直交せず斜めになっている。なお、引掛部20の脚部16からの突出方向軸PLは、脚部16の長手方向に対して直交する方向に限定されるものではなく、側面視において、押しボルト14の進退方向軸CLの延長上に引掛部20の第2柱状部26があれば、どのような突出方向軸PLであってもよい。
また、押しボルト14は、このネジ孔28に螺合されている。したがって、押しボルト14の進退方向軸CLは、一対の引掛部20の間の略中間位置CPに向かうようになっている。また、ネジ孔28に対して斜めになるように配設されている脚部16は、ネジ部22から離れていくにしたがって押しボルト14の進退方向軸CLから離れていくようになっている。
<仮組工具10の使用方法>
工事現場において、輪状に形成して略垂直に立てたフープ筋130に必要な本数の主筋110を略水平方向に挿通して各主筋110とフープ筋130との接合を行った後、さらに、各主筋110と補強枠120とを交差接合しようとする際、図5に示すように、各主筋110の重量でフープ筋130が撓んでいることから、地面から高い位置にある主筋110(図5では、主筋110a〜110f)が補強枠120からセンチ単位で離れてしまっている。本実施例の仮組工具10を使用すれば、このような状態から、主筋110を補強枠120に向けて持ち上げて、図6に示すように、すべての主筋110(およびフープ筋130)を補強枠120に対して正しい位置に保持することができる。なお、図5では1つの仮組工具10を補強枠120に掛けた後、押しボルト14で主筋110を補強枠120に向けて押し上げる前の状態を示しており、図6では3つの仮組工具10を使用して主筋110を補強枠120に対して正しい位置に保持した状態を示しているが、仮組みに使用する仮組工具10の数は特に限定されるものではない。
工事現場において、輪状に形成して略垂直に立てたフープ筋130に必要な本数の主筋110を略水平方向に挿通して各主筋110とフープ筋130との接合を行った後、さらに、各主筋110と補強枠120とを交差接合しようとする際、図5に示すように、各主筋110の重量でフープ筋130が撓んでいることから、地面から高い位置にある主筋110(図5では、主筋110a〜110f)が補強枠120からセンチ単位で離れてしまっている。本実施例の仮組工具10を使用すれば、このような状態から、主筋110を補強枠120に向けて持ち上げて、図6に示すように、すべての主筋110(およびフープ筋130)を補強枠120に対して正しい位置に保持することができる。なお、図5では1つの仮組工具10を補強枠120に掛けた後、押しボルト14で主筋110を補強枠120に向けて押し上げる前の状態を示しており、図6では3つの仮組工具10を使用して主筋110を補強枠120に対して正しい位置に保持した状態を示しているが、仮組みに使用する仮組工具10の数は特に限定されるものではない。
次に、本実施例に係る仮組工具10の使用方法について説明する。図7および図8に示すように、正しい位置に戻して保持したい主筋110(例えば、地面から高い位置にある主筋110c)が押しボルト14の進退方向軸CL上にくるようにして、両引掛部20を補強枠120に引っ掛ける。然る後、押しボルト14の先端が主筋110に当接し、さらに当該主筋110を補強枠120に向けて押し出す方向に押しボルト14を回転させる。これにより、図示するように、自重により補強枠120から離れていた主筋110を当該補強枠120に対する正しい位置に保持することができる。
このように仮組工具10を用いて主筋110を正しい位置に保持した後、図9および図10に示すように、公知の交差接合金具140を用いて主筋110と補強枠120との本接合を行う。本接合が完了したら、押しボルト14を緩めて仮組工具10を取り外す。以上により、鉄筋籠100が完成する。
<仮組工具10の特徴>
完成した鉄筋籠100にコンクリートを流し込んでコンクリート杭を構成する際、当該コンクリート杭に所定の強度を発揮させるためにはコンクリートの回り込みが問題になる。回り込みを良好にしようとすると、できるだけ小さくかつシンプルな形状の金具で主筋110と補強枠120とを固定するのが望ましい。しかし、小さくかつシンプルな形状の金具では、主筋110をその自量に抗して補強枠120に対する正しい位置に押し上げることが難しい。
完成した鉄筋籠100にコンクリートを流し込んでコンクリート杭を構成する際、当該コンクリート杭に所定の強度を発揮させるためにはコンクリートの回り込みが問題になる。回り込みを良好にしようとすると、できるだけ小さくかつシンプルな形状の金具で主筋110と補強枠120とを固定するのが望ましい。しかし、小さくかつシンプルな形状の金具では、主筋110をその自量に抗して補強枠120に対する正しい位置に押し上げることが難しい。
この点、本実施例に係る仮組工具10の場合、本体部13が一対の脚部16と連結部18とで構成されていることから、脚部16に設けられた一対の引掛部20同士の間に空間を設けやすく、主筋110と補強枠120とを正しい位置で保持している状態でも、当該保持位置のまわりに交差接合金具140を取り付けるスペースの余裕がある。これにより、仮組工具10で主筋110および補強枠120を保持(仮組)しつつ、仮組工具10よりも小さくシンプルな交差接合金具140を当該仮組工具10に代えて本止めに使用することができるので、主筋110および補強枠120の位置決めの問題とコンクリートの回り込みの問題とを同時に解決できる。
また、上述のように、本実施例に係る仮組工具10では、側面視において、本体部13の脚部16がネジ部22に対して斜めになっていることから、当該脚部16はネジ部22の上方延長上にくる補強枠120を自然に避けることができるので、脚部16とネジ部22とが互いに平行となるように形成されている場合(例えば、後述する変形例1の仮組工具10)と比較して、本体部材12の構造をシンプルにできる利点がある。
加えて、ネジ部22に対して斜めになっている脚部16に直交する方向(突出方向軸PL)に引掛部20を突出させるのは仮組工具10の製作上は便宜であるものの、このようにすると引掛部20の突出方向軸PLが補強枠120の表面に対して平行にならないことから、引掛部20の根元(脚部16の表面に近い側)に補強枠120の角部が当接してしまい、補強枠120をバランス良く保持できなくなるおそれがある。この点、本実施例に係る仮組工具10では、各引掛部20を互いに同軸上に配置した第1柱状部24と第2柱状部26とで構成し、さらに、脚部16に近い位置に形成した第1柱状部24を第2柱状部26よりも細径に形成しているので、図8に示すように、補強枠120の角部が引掛部20の根元に当接するのを避けて太径の第2柱状部26の角(最も脚部16に近い角)が補強枠120の表面に当接するようになる。これにより、押しボルト14の進退方向軸CLにより近い位置で引掛部20を補強枠120の表面に当接させることができるので、補強枠120をバランス良く保持できる。
<変形例1>
上述した第1実施例に係る仮組工具10では、その側面視において、脚部16からの引掛部20の突出方向軸PLが、押しボルト14の進退方向軸CLに対して直交せず斜めになっていたが、これに代えて、図11に示すように、脚部16からの引掛部20の突出方向軸PLが、押しボルト14の進退方向軸CLと直交するようにしてもよい。これにより、引掛部20(特に第2柱状部26)が補強枠120に対して「点」ではなく「線」で当接することになり、引掛部20と補強枠120との接触範囲を増加させて、より安定した状態で仮組みを行うことができる。
上述した第1実施例に係る仮組工具10では、その側面視において、脚部16からの引掛部20の突出方向軸PLが、押しボルト14の進退方向軸CLに対して直交せず斜めになっていたが、これに代えて、図11に示すように、脚部16からの引掛部20の突出方向軸PLが、押しボルト14の進退方向軸CLと直交するようにしてもよい。これにより、引掛部20(特に第2柱状部26)が補強枠120に対して「点」ではなく「線」で当接することになり、引掛部20と補強枠120との接触範囲を増加させて、より安定した状態で仮組みを行うことができる。
<変形例2>
上述した第1実施例に係る仮組工具10では、本体部13を一対の脚部16と連結部18とで構成していたが、これに代えて、図12に示すように、本体部13を1枚の板材で構成し、この板材の表面に引掛部20やネジ部22を形成してもよい。これにより、より簡単に仮組工具10を製造することができる。なお、この変形例2に係る仮組工具10は、第1の実施例に係る仮組工具10に比べて、両引掛部20同士の間に空間的な余裕が少ないことから、変形例2に係る仮組工具10と組み合わせて使用できる本組み用の交差接合金具140の大きさには、第1の実施例に係る仮組工具10と共に用いる交差接合金具140に比べて制約が生じる(比較的小さい交差接合金具140を使用する必要がある)おそれがある。
上述した第1実施例に係る仮組工具10では、本体部13を一対の脚部16と連結部18とで構成していたが、これに代えて、図12に示すように、本体部13を1枚の板材で構成し、この板材の表面に引掛部20やネジ部22を形成してもよい。これにより、より簡単に仮組工具10を製造することができる。なお、この変形例2に係る仮組工具10は、第1の実施例に係る仮組工具10に比べて、両引掛部20同士の間に空間的な余裕が少ないことから、変形例2に係る仮組工具10と組み合わせて使用できる本組み用の交差接合金具140の大きさには、第1の実施例に係る仮組工具10と共に用いる交差接合金具140に比べて制約が生じる(比較的小さい交差接合金具140を使用する必要がある)おそれがある。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…仮組工具、12…本体部材、13…本体部、14…押しボルト、16…脚部、18…連結部、20…引掛部、22…ネジ部、24…第1柱状部、26…第2柱状部、28…ネジ孔、CP…(一対の引掛部20の間の)中間位置、CL…(押しボルト14の)進退方向軸、PL…(脚部16からの引掛部20の)突出方向軸、100…鉄筋籠、110…主筋、120…補強枠、130…フープ筋、140…交差接合金具
Claims (3)
- 本体部材と、
押しボルトとを備えており、
前記本体部材は、
本体部と、
前記本体部から互いに同じ方向に突設された一対の引掛部と、
前記本体部に配設されており、前記一対の引掛部の間の中間位置に向かうネジ孔が形成されたネジ部とを有しており、
前記押しボルトは前記ネジ孔に螺合されている
鉄筋籠用の仮組工具。 - 前記本体部は一対の脚部と前記脚部の一端部同士を互いに連結する連結部とを有しており、
前記引掛部は前記脚部の他端部に設けられており、
前記ネジ部は、前記連結部に設けられている
請求項1に記載の仮組工具。 - 前記脚部は前記ネジ部から離れていくにしたがって前記押しボルトの進退方向軸から離れていくように配設されており、
前記各引掛部は、前記脚部の前記長手方向に直交する方向に突設されているとともに、第1柱状部と前記第1柱状部よりも太径の第2柱状部とを有しており、
前記第1柱状部は前記第2柱状部よりも前記本体部側に形成されている
請求項2に記載の仮組工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110191A JP2017214788A (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 鉄筋籠用の仮組工具 |
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---|---|
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ID=60575450
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JP (1) | JP2017214788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111576395A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-08-25 | 中铁二十局集团第三工程有限公司 | 钻孔桩施工方法 |
-
2016
- 2016-06-01 JP JP2016110191A patent/JP2017214788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111576395A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-08-25 | 中铁二十局集团第三工程有限公司 | 钻孔桩施工方法 |
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