JP2017089130A - 山留支保工構造及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】火打ち梁を省略して作業空間を広く確保するとともに,火打ち梁を用いない場合であっても腹起しの変形を防止して,作業空間の平面形状を安定的に保持することのできる山留支保工構造を提供する。【解決手段】山留支保工構造は,地盤の掘削面に当接するように立設した複数の土留壁10と,複数の土留壁10によって画定される作業空間の四隅に配置された複数の平面L字型のコーナー部材20と,コーナー部材20に接合されて土留壁10を支持するように水平に架け渡された複数の腹起し30と,を備える。【選択図】図1

Description

本発明は,地盤の掘削面が崩壊するのを防ぐために利用される山留支保工の構造やその構築方法に関する。具体的に説明すると,本発明は,火打ち梁を用いない山留支保工の構造などに関するものである。
図7には,従来の山留支保工構造を示している。図7(a)に示されるように,山留めを行う際には,まず複数の土留壁1を地中に打ち込み,これらの土留壁1によって直方体状(平面矩形状)の作業空間と成る領域を確保する。その後,複数の土留壁1によって囲われた領域を掘削しながら,各土留壁1の内面側に複数の腹起し3を当接させて固定する。その際に,作業空間の四隅に相当する腹起し3同士の交点部分には,コーナーピース2を配置し,直交する2本の腹起し3を1つのコーナーピース2に対してボルト接合する。このように,各土留壁1の内側に腹起し3を設置することで,地盤の掘削が進んでいった場合でも土留壁1が傾倒することを防止できる。ただし,山留め用の土留壁1には地盤の掘削面から大きな圧力が加えられた場合,これを支える腹起し3に対して大きな曲げモーメントが作用する。そこで,腹起し3が変形したり破損したりすることを防止するために,少なくとも作業空間の四隅には,腹起し3を支持するための火打ち梁4を設置する。この火打ち梁4は腹起し3が交わる四隅に配置されるものであり,直交する2本の腹起し3の内側に1本の火打ち梁4をボルト接合する。このように,一般的な山留支保工構造では,掘削面側から発生する圧力によって腹起し3が変形することを抑制して,作業空間内の安全性を確保するために,火打ち梁4が必要であると考えられていた。あるいは火打ち梁4を利用しないのであれば,腹起し3の断面のサイズを大きくし,掘削面側から発生する圧力によって腹起し3が変形することを抑制する必要があった。
また,図7(b)には,作業空間を横長に形成するために,比較的長めの腹起し3を利用した場合の例が示されている。図7(b)に示されるように,長めの腹起し3を採用した場合,その中央部分に大きな曲げモーメントが作用するため,これを抑制するために,対向する腹起し3同士の間を架け渡すようにして一又複数の切梁5が設置される。このとき,腹起し3と切梁5の接合状態を補強するために,腹起し3と切梁5の間にも斜め方向に延びる火打ち梁4をボルト接合することが好ましいとされていた。
特開2010−216121号公報 特開2015−175226号公報
しかしながら,図7に示される従来の山留支保工構造のように,火打ち梁4を架設すると,この火打ち梁4に阻害されて,実際に作業可能な空間が狭くなるという問題があった。作業空間を広く確保するためには火打ち梁4を取り除けばよいが,火打ち梁4を取り除いた場合,土留壁1が交わる四隅部分が回転拘束されないため,山留支保工構造が不完全な平面形状となってしまう。また,火打ち梁4が存在しない状況では,土圧等の側圧荷重が作用した場合に腹起し3が大きく変形してしまい,構造的に平面形状を保持することが出来ず,結果として山留壁としての機能を果たすことができなくなる。また,腹起し3の断面のサイズを大きくすることで火打ち梁4を省略することも考えられるが,腹起し3のサイズの向上に伴って結局のところ作業空間が狭くなり,さらには資材コストが増大や山留支保工の構築の作業性の低下を招く。このように,作業空間を広く確保することと山留支保工構造の平面形状を安定的に保持することは,両立が困難であるとされていた。
そこで,本発明は,火打ち梁を省略して作業空間を広く確保するとともに,火打ち梁を用いない場合であっても腹起しの変形を抑制して,作業空間の平面形状を安定的に保持することのできる山留支保工の構造及びその構築方法を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは,従来技術の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,複数の土留壁によって画定される作業空間の少なくとも四隅に平面L字型のコーナー部材を設け,このコーナー部材に腹起しを接合して土留壁を支持するという構造を発案した。作業空間の四隅に平面L字型のコーナー部材を設けてこれに腹起しを接合することで,腹起しに作用する曲げモーメントを抑制できることから,従来の山留支保工構造では必要とされていた火打ち梁を用いなくても,山留支保工構造の平面形状を保持することが可能となる。そして,火打ち梁を省略可能となったことから,本発明の山留支保工構造は広い作業空間を提供することができる。本発明者らは,上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成・工程を有する。
本発明の第1の側面は,掘削された地盤の崩壊を防止するための山留支保工構造に関する。
本発明の山留支保工構造は,基本的に,複数の土留壁10と,複数のコーナー部材20と,複数の腹起し30とを備える。複数の土留壁10は,地盤の掘削面に当接するように立設している。また,複数のコーナー部材20は,複数の土留壁10によって画定される作業空間の少なくとも四隅に配置された平面L字型の部材である。このコーナー部材20は,土留壁10の内面に対して接合(例えばボルト接合)されている。また,複数の腹起し30は,コーナー部材20に接合されるものであり,土留壁10を内面側から支持するように水平に架け渡されている。具体的には,平面L字型のコーナー部材20は,2本の接合腕21,22を有する構造であり,各接合腕21,22の先端の端面に腹起し30の先端の端面を当接させた状態で,両者を接合すればよい。
上記構成のように,本発明の山留支保工構造では,作業空間の四隅に平面L字型のコーナー部材20を設け,これに腹起し30を接合することで,土留壁10を支持している。具体的には,2つの接合腕21,22が剛接合された平面L字型のコーナー部材20に腹起し30を接合することで,腹起し30の中央部分に作用する最大曲げモーメントを抑制することが可能となる。このように,平面L字型のコーナー部材20は,火打ち梁とほぼ同様の効果をもたらすため,火打ち梁を利用しない場合であっても,十分に腹起し30の変形を抑制することができる。さらに,火打ち梁を省略可能であるため,土留壁10の内側に広い作業空間を確保することができる。
本発明の山留支保工構造において,平面L字型のコーナー部材20は,直交する2つの接合腕21,22を有する形状である。そして,本発明では,あるコーナー部材20の第1の接合腕21に接合された腹起し30と第2の接合腕22に固定された腹起し30との間には,火打ち梁が架設されていないことが好ましい。このように,本発明は,火打ち梁を利用しない山留支保工構造を提供できることを特徴の1つとしている。
本発明の山留支保工構造において,コーナー部材20の各接合腕21,22の長さLは,当該接合腕に接合された腹起し30の長さLに対して,20%以上であることが好ましい。また,長さLは,長さLに対して,30%以上又は40%以上であってもよい。
上記構成のように,コーナー部材20の接合腕21,22の長さLを比較的長く確保することで,四隅部分における強度を確保できるため,腹起し30に作用する曲げモーメントを抑制できる。特に,従来,山留支保工構造に火打ち梁を用いる場合には,火打ち梁を用いない場合と比較して,腹起し30に加わる最大曲げモーメントを50%〜70%の範囲に収めることが必要であるとされていた。この点に関し,本発明のように,平面L字型のコーナー部材20を用いる場合において,コーナー部材20の各接合腕21,22の長さLを腹起し30の長さLに対して20%以上とすることで,火打ち梁を用いた場合と同様に,腹起し30に加わる最大曲げモーメントを50%〜70%の範囲に低減させることが可能となる。このように,火打ち梁に代えて平面L字型のコーナー部材20を用いる場合,コーナー部材20の各接合腕21,22の長さが重要になる。
本発明の山留支保工構造は,上記の構成に加えて,少なくとも一対の中継用具40と,一又は複数の切梁50をさらに備えることが好ましい。中継用具40は,土留壁10の内面側の対向する位置に配置された平面T字型の構造を持つ。また,切梁50は,一対の平面T字型の中継用具40の間に架け渡すように接合されている。この場合に,中継用具40とコーナー部材20には,両者の間を架け渡すように腹起し30が接合される。
上記構成のように,平面T字型の中継用具40と切梁50とを設けることで,腹起し30の長さが長くなった場合であっても,切梁50によって腹起し30を補強することができる。このため,土圧等の側圧荷重が付加された場合でも腹起し30の変形を抑制することが可能となる。
本発明の山留支保工構造において,中継用具40は,第1の平面L字型の中継部材41と第2の平面L字型の中継部材42とを有し,これらが互いに接合されて平面T字型をなした構造であることが好ましい。つまり,T字型の中継用具40は,2つのL字型の中継部材41,42を組わせてなるものである。このようにすれば,上記したコーナー部材20として機能する金具を,中継部材41,42として転用することができる。これにより,形状の異なる複数の金具を用意する必要がなくなるため,現場での作業効率を高めることができる。また,中継用具40が配置される部位では,腹起し30に大きな曲げモーメントが発生することになるが,T字型の中継用具40を2つのL字型の中継部材41,42を接合(例えばボルト接合)した構造とすることで,腹起し30の補強効果が向上し,中継用具40の破損や破壊をより効果的に防止することができる。
本発明の山留支保工構造は,さらに,補強プレート60と重合梁70の両方又はいずれか一方を備えることが好ましい。補強プレート60と重合梁70は,腹起し30に接合され,この腹起し30を補強する効果を発揮する。このように,補強プレート60や重合梁70を用いることで,腹起し30の剛性を高めることができる。
本発明の第2の側面は,上記した第1の側面に係る山留支保工構造の構築方法に関する。
山留め壁の構築方法は,複数の土留壁10を立設する工程(第1工程)と,複数の土留壁10によって画定される作業空間の四隅に複数の平面L字型のコーナー部材20を配置する工程(第2工程)と,複数の腹起し30をコーナー部材20に接合し,土留壁10を支持するように腹起し30を水平に架け渡す工程(第3工程)と,を含む。
以上のとおり,本発明の山留支保工構造及びその構築方法によれば,火打ち梁を用いる必要がないため,作業空間を広く確保することができる。また,火打ち梁を用いない場合であっても,腹起しの変形を抑制して作業空間の平面形状を安定的に保持することができる。
図1は,第1の実施形態に係る山留支保工構造の平面図を示している。 図2は,平面L字型のコーナー部材を採用した場合とピン接合用のコーナーピースを採用した場合において腹起しに作用する曲げモーメントの比較を概念的に示している。 図3は,第2の実施形態に係る山留支保工構造の平面図を示している。第2の実施形態では,平面T字型の中継用具を用いる。 図4は,本発明に係る山留支保工構造の応用例を示している。図4に示した応用例では,腹起しを補強するために補強プレートを採用している。 図5は,本発明に係る山留支保工構造の他の応用例を示している。図5に示した応用例では,腹起しを補強するために重合梁を採用している。 図6は,本発明に係る山留支保工構造の更なる応用例を示している。図6に示した応用例では,補強プレートと切梁を組み合わせて使用している。 図7は,従来の火打ち梁を用いた山留支保工構造を示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
図1は,本発明の第1の実施形態に係る山留支保工構造100の平面図を示している。図1に示された山留支保工構造100は,本発明の基本形態である。山留支保工構造100を構築する際には,まず複数の土留壁10を地中に打ち込み,これらの土留壁10によって直方体状(平面矩形状)の作業空間と成る領域を確保する。複数の土留壁10は,掘削進行方向(鉛直方向)に沿って打ち込まれるとともに,水平方向に並べ建てられて隙間のない壁面を形成する。図1に示した例では,各土留壁10の長さはほぼ同一であり,その結果,土留壁10によって囲われた作業空間も略平面正方形状となっている。土留壁10としては,U形,Z形,H形,又は直線形などの鋼矢板を採用する好ましい。また,土留壁10は,ソイルセメントのみから構成されるSMW(Soil Mixing Wall:ソイルセメント壁),あるいはソイルセメントとそれに埋設された芯材(H形鋼他)から構成されるSMWであってもよい。ただし,土留壁10は,その他の形鋼やコンクリートパイルなど,公知の部材を使用してもよい。
全ての土留壁10の打ち込みを終えた後,土留壁10によって囲われた作業領域を掘削しながら,その作業空間の少なくとも四隅に,平面L字型のコーナー部材20をそれぞれ配置する。図1に示されるように,コーナー部材20は,2つの接合腕21,22を有しており,これらが直交することで平面L字型をなしている。コーナー部材20は,作業空間の四隅において2枚の土留壁10が交わる部位に配置され,コーナー部材20の角部が2枚の土留壁10の交点部位に位置する。このため,コーナー部材20は,第1の接合腕21が一方の土留壁10に当接し,第2の接合腕22が他方の土留壁10に当接するように配置されることとなる。このとき,例えば,コーナー部材20の第1の接合腕21を一方の土留壁10に対して溶接し,第2の接合腕22を他方の土留壁10に対して溶接して,各土留壁10の内面にコーナー部材20を固定することとしてもよい。このように,コーナー部材20を土留壁10に固定しておくことで,本発明の山留支保工構造100の安定性が向上する。
平面L字型のコーナー部材20は,2本の直線状の形鋼を溶接などによって剛接合したものであってもよいし,予めL字型に成形された形鋼を用いてもよい。「形鋼」は,熱間での圧延により作成される重量形鋼と,薄い鋼板を冷間で折り曲げ加工して作成される軽量形鋼に分けられるが,本願明細書において「形鋼」とは重量形鋼を意味している。コーナー部材20には,高い剛性が求められるため,スチールなどの高剛性金属からなる形鋼を採用することが好ましい。
平面L字型のコーナー部材20を所定箇所に設置した後,このコーナー部材20には腹起し30が接合される。図1に示された例においては,2つのコーナー部材20の間に1本の腹起し30が水平に架け渡されている。つまり,腹起し30は,その一端があるコーナー部材20の接合腕に対して接合され,他端が他のコーナー部材20の接合腕に接合される。コーナー部材20と腹起し30の接合方法は,ボルト接合や溶接などの公知の方法を採用することができるが,これらの方法に限定されない。図1の例では,工事終了後に山留支保工構造100の解体を容易にするために,コーナー部材20と腹起し30とをボルト接合している。具体的には,コーナー部材20と腹起し30とが当接する互いの端面にはボルト穴が設けられており,このボルト穴に適切な径のボルト31を挿し込み,ナット32で絞め込むことで,コーナー部材20と腹起し30とを接合することができる。各コーナー部材20と各腹起し30の接合が完了すると,各腹起し30は土留壁10を支持する機能を持つ。つまり,掘削面から土圧等の側圧荷重が土留壁10に付加された場合であっても,腹起し30が土留壁10を内側から支持することで,土留壁10の傾倒や掘削面の崩壊お阻止できる。なお,腹起し30としては,I形やH形などの公知の形鋼を利用できる。
本発明の山留支保工構造は,コーナー部材20として剛接合部材を採用しているため,土留壁10に側圧荷重が加わった場合であっても,このコーナー部材20に対しては曲げモーメントがほとんど作用しない。曲げモーメントは,コーナー部材20と腹起し30の接合点から腹起し30の中央に向かって徐々に大きくなるが,その腹起し30の両端部に高剛性を持つコーナー部材20を配置しておくことで,腹起し30に対して作用する最大モーメントを抑制することができる。このため,本発明の山留支保工構造100は,上記した土留壁10,コーナー部材20,及び腹起し30を有していれば十分であり,図7に示されるような従来の山留支保工構造では必要とされていた火打ち梁4の設置を省略することができる。このため,図1に示されるように,本発明では,土留壁10によって画定された作業空間を最大限広く活用することができる。
図2は,平面L字型のコーナー部材20を採用した場合とピン接合用のコーナーピース2を採用した場合の比較を示している。図2に示されるように,コーナーピース2を採用した山留支保工構造では,曲げモーメントが作業空間の四隅から作用し始めて腹起し3の中央部において最大となる。この場合の最大曲げモーメントを仮に1.0とする。他方で,平面L字型のコーナー部材20を採用した山留支保工構造100では,作業空間の四隅においては曲げモーメントがほとんど作用せず,コーナー部材20と腹起し30の接合点から腹起し3の中央部にかけて徐々に大きくなる。例えば,平面L字型のコーナー部材20を採用した場合,腹起し30に作用する最大曲げモーメントは0.6程度であり,コーナーピース2を採用した場合と比較して大きく低減していることがわかる。具体的には,平面L字型のコーナー部材20を採用した場合,腹起し30に作用する曲げモーメントは,門型ラーメン(柱脚固定)構造モデルで計算できる。その結果,単純な梁構造の計算に比べて,両端固定の梁構造の計算で求まる最大曲げモーメントは,梁の長さと柱脚の長さとの関係,すなわち短辺と長辺の比率から,50%〜70%の値に収めることができる。このような計算上の特性により,本発明の山留支保工構造100は,従来の山留支保工構造と同条件(同じ材種,サイズ,及びスペック)のH形鋼腹起し材を用いた場合であっても,従来の山留支保工構造に対する優位性を持つものとなる。すなわち,平面L字型のコーナー部材20を用いることで,腹起し30に作用する曲げモーメントを十分に抑制できるため,火打ち梁などの支保工を設定することなく,山留支保工構造100の平面形状を保持することが可能となる。
図2では,コーナー部材20の長さと腹起し30の長さの好ましい関係性が例示されている。図2では,コーナー部材20を構成する各接合腕21,22の長さが符号Lで示され,その接合腕21,22に接合された腹起し30の長さが符号Lで示されている。この場合において,腹起し30の長さLを100%としたときに,接合腕21,22の長さLは20%以上であることが好ましい。このように,少なくとも接合腕21,22の長さLを20%以上とすることで,従来構造のように火打ち梁を採用した場合と同程度まで,腹起し30に作用する最大曲げモーメントを抑制することが可能となる。つまり,上述したとおり,このような長さのコーナー部材20を採用することで,ピン接合用のコーナーピース2を用いた場合と比較して,最大曲げモーメントを50%〜70%の値に収めることが可能となる。反対に,接合腕21,22の長さLは20%未満であると,土圧等の側圧荷重によって腹起し30が変形してしまう恐れがあり,火打ち梁や切梁などの支保工を設置する必要が生じ,作業空間が狭くなるという問題がある。このため,コーナー部材20の接合腕21,22の長さを一定値以上に確保することは重要である。特に,接合腕21,22の長さLは,腹起し30の長さLに対して25%以上,30%以上,35%以上,又は40%以上であることが好ましい。接合腕21,22の長さLの上限は特に限定されないが,例えば50%以下とすればよい。具体的な接合腕21,22の長さLの例は,1m〜3m又は1.5m〜2mである。
図3は,本発明に係る山留支保工構造の第2の実施形態を示している。第2の実施形態は,作業空間を平面長方形状に確保するための構造である。具体的には,第2の実施形態では,上記した第1の実施形態(図1)の2倍程度の横長の作業空間を確保する。
図3に示されるように,第2の実施形態では,土留壁10によって構成された4面の壁面のうち,2面の壁面が横方向に長く延びており,その長く延びた壁面を構成する土留壁10の内面に平面T字型の中継用具40が設置されている。中継用具40は2個一対で設けられており,互いに対向した位置に設置される。中継用具40は,3本の接合腕40a,40b,40cを有する平面T字型で構成されており,各接合腕の端面に腹起し30又は切梁50を接合することができる。具体的には,中継用具40の第1の接合腕40aには,あるコーナー部材20との間に架け渡すように腹起し30が接合されており,第2の接合腕40bには,他のコーナー部材20との間に架け渡すように腹起し30が接合されており,さらに第3の接合腕40cには,対向する中継用具40との間に架け渡すように切梁50が接合されている。このようにして,土留め用の壁面(土留壁10)が長く形成されている場合には,2つのコーナー部材20の間に一又は複数のT字型の中継用具40を設けて,一対の中継用具40の間に切梁50を接合することで,その壁面を補強することができる。
中継用具40は,平面T字型に構成されていればよく,予めT字型に成型された形鋼を利用することもできる。ただし,図3に示されるように,中継用具40は,2つの平面L字型の中継部材41,42を組み合わせてT字型に構成されたものを用いることが好ましい。具体的には,2つの平面L字型の接合腕を背中合わせにして,溶接又はボルト接合によって一体的に接合することで,平面T字型の中継用具40を組み立てることができる。平面L字型の中継部材41,42としては,上述した平面L字型のコーナー部材20を転用することができる。このため,複数種類の形状の金具(形鋼)を建設現場に用意する必要がなく,状況に応じてL字型の金具(形鋼)をコーナー部材20として利用するか,或いは中継部材41,42として利用するかを選択することができる。その結果,現場での作業効率を高めることができる。また,中継用具40が配置される部位において,腹起し30には大きな曲げモーメントが発生することになるが,2つのL字型の中継部材41,42を接合したT字型の中継用具40を利用することで,腹起し30の補強効果が向上し,さらに中継用具40の破損や破壊を防止することができる。このため,平面T字型の中継用具40としては,平面L字型の中継部材41,42を組み合わせたものを用いることが好ましい。
図4は,本発明に係る山留め壁構造の応用例を示している。図4に示されるように,腹起し30には,内側(作業空間側)と外側(掘削面側)の両方又はいずれか一方に,平板状の補強プレート60を接合することができる。補強プレート60と腹起し30の接合は,ボルト接合であることが好ましい。このように,腹起し30の中腹に補強プレート60を取り付けることで,腹起し30の剛性を向上させることができる。このため,腹起し30の長さを長くした場合であっても,側圧荷重による腹起し30の変形が生じにくくなる。
また,腹起し30の材料特性を改良してその剛性を高めることで,その長さを長くすることも可能である。具体的には,腹起し30としては,SM490材(JIS G3106に属する引張強さ490N/mm,50kg/mm級の溶接構造用圧延鋼)を採用することが好ましい。
また,図5は,本発明に係る山留め壁構造の他の応用例を示している。図5に示されるように,腹起し30の内側(作業空間側)には,補強用の重合梁70を接合することもできる。図5に示されるように,重合梁70は,梁本体71と,その両端に取り付けられたコーナーピース72とを備えている。梁本体72と2つのコーナーピース72は,腹起し30にボルト接合されている。また,梁本体72の両端に2つのコーナーピース72をボルト接合してもよい。このように,腹起し30の中腹に重合梁70を取り付けることで,腹起し30の剛性を向上させることができる。このため,腹起し30の長さを長くした場合であっても,側圧荷重による腹起し30の変形が生じにくくなる。また,各コーナーピース72は,平面直角三角形状となっており,直角をなす2辺のうちの一方が梁本体72の端面に当接し,他方が腹起し30に当接しており,その斜辺が外向きになっている。コーナーピース72を配置せずに梁本体72のみを配置した場合,梁本体72が接合された部位において急激な断面の変化が生じ,梁本体72の両側に応力が集中して腹起し30に亀裂や破損が発生するおそれがある。これに対し,梁本体72の両側に平面直角三角形状のコーナーピース72を配置しておくことで,このような断面の急激な変化による応力集中を防止することができる。なお,図5に示した例では,梁本体72とコーナーピース72は別部材となっているが,両者は一体成型された部材であってもよい。
また,図5に示された重合梁70を腹起し30に取り付けるとともに,図4に示された補強プレート60を腹起し30に取り付けることもできる。重合梁70と補強プレート60の組み合わせにより,腹起し30の剛性をさらに向上させることができる。
図6は,本発明に係る山留支保工構造の更なる応用例を示している。図6に示した例では,土留壁10によって構成された4面の壁面のうち,2面の壁面が横方向に長く延びており,その長く延びた壁面側の腹起し30の中央部分に,上述した補強プレート60が取り付けられている。また,補強プレート60と四隅のコーナー部材20との間には,補強プレート60が取り付けられた一対の腹起し30の間を架け渡すように,2本の切梁50が腹起し30に対して直交状態で接合されている。このように,補強プレート60と切梁50を組み合わせて使用することで,腹起し30をさらに補強して変形を防止することができる。なお,図6に示した補強プレート60は,上述した重合梁70に置き換えることも可能である。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,地盤の掘削面が崩壊するのを防ぐために利用される山留支保工の構造やその構築方法に関する。特に本発明は,火打梁を必要としない山留支保工構造を提供する。従って,本発明は,山留用の支保工の仮設工事を主とする土木・建築業において好適に利用し得る。
10…土留壁 20…コーナー部材
21,22…接合腕 30…腹起し
31…ボルト 32…ナット
40…中継用具 40a,40b,40c…接合腕
41,42…中継部材 50…切梁
60…補強プレート 70…重合梁
71…梁本体 72…コーナーピース
100…山留支保工構造
また,図5は,本発明に係る山留め壁構造の他の応用例を示している。図5に示されるように,腹起し30の内側(作業空間側)には,補強用の重合梁70を接合することもできる。図5に示されるように,重合梁70は,梁本体71と,その両端に取り付けられたコーナーピース72とを備えている。梁本体7と2つのコーナーピース72は,腹起し30にボルト接合されている。また,梁本体7の両端に2つのコーナーピース72をボルト接合してもよい。このように,腹起し30の中腹に重合梁70を取り付けることで,腹起し30の剛性を向上させることができる。このため,腹起し30の長さを長くした場合であっても,側圧荷重による腹起し30の変形が生じにくくなる。また,各コーナーピース72は,平面直角三角形状となっており,直角をなす2辺のうちの一方が梁本体7の端面に当接し,他方が腹起し30に当接しており,その斜辺が外向きになっている。コーナーピース72を配置せずに梁本体7のみを配置した場合,梁本体7が接合された部位において急激な断面の変化が生じ,梁本体7の両側に応力が集中して腹起し30に亀裂や破損が発生するおそれがある。これに対し,梁本体7の両側に平面直角三角形状のコーナーピース72を配置しておくことで,このような断面の急激な変化による応力集中を防止することができる。なお,図5に示した例では,梁本体7とコーナーピース72は別部材となっているが,両者は一体成型された部材であってもよい。

Claims (7)

  1. 地盤の掘削面に当接するように立設した複数の土留壁(10)と,
    前記複数の土留壁(10)によって画定される作業空間の四隅に配置された複数の平面L字型のコーナー部材(20)と,
    前記コーナー部材(20)に接合され,前記土留壁(10)を支持するように水平に架け渡された複数の腹起し(30)と,を備える
    山留支保工構造。
  2. 前記平面L字型のコーナー部材(20)は,直交する2つの接合腕(21,22)を有する形状であり,
    前記コーナー部材(20)の第1の接合腕(21)に接合された腹起し(30)と第2の接合腕(22)に固定された腹起し(30)との間には,火打ち梁が架設されていない
    請求項1に記載の山留支保工構造。
  3. 前記コーナー部材(20)の各接合腕(21,22)の長さ(L)は,当該接合腕に接合された前記腹起し(30)の長さ(L)に対して,20%以上である
    請求項2に記載の山留支保工構造。
  4. 前記土留壁(10)の内面側の対向する位置に配置された少なくとも一対の平面T字型の中継用具(40)と,
    前記一対の平面T字型の中継用具(40)の間に架け渡すように接合された切梁(50)と,をさらに備え,
    前記中継用具(40)と前記コーナー部材(20)には,両者の間を架け渡すように前記腹起し(30)が接合されている
    請求項1又は請求項2に記載の山留支保工構造。
  5. 前記中継用具(40)は,第1の平面L字型の中継部材(41)と第2の平面L字型の中継部材(42)とを有し,これらが互いに接合されて平面T字型をなした構造である
    請求項4に記載の山留支保工構造。
  6. 前記腹起し(30)に接合され,当該腹起し(30)を補強するための補強プレート(60)及び重合梁(70)の両方又はいずれか一方をさらに備える
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の山留支保工構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の山留支保工構造の構築方法であって,
    前記複数の土留壁(10)を立設する工程と,
    前記複数の土留壁(10)によって画定される作業空間の四隅に,複数の平面L字型のコーナー部材(20)を配置する工程と,
    複数の腹起し(30)を前記コーナー部材(20)に接合し,前記土留壁(10)を支持するように前記腹起し(30)を水平に架け渡す工程と,を含む
    山留支保工構造の構築方法。
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