JP2016113804A - 鉄筋組付用のテンプレート - Google Patents
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Abstract
Description
この鉄筋組付用のテンプレートにおいては、先端部にフックを備えた鉄筋に対しても、鉄筋の側方からテンプレートを装着することができる。
さらに、この鉄筋組付用のテンプレートにおいては、近くにある他の鉄筋が干渉したり、既に他の鉄筋などが部分的に連結されてしまっている場合においても、鉄筋の側方からテンプレートを装着することができる。
しかしながら、2列に並んだ鉄筋の内側の鉄筋にも別のテンプレートを装着するのは手間がかかるという問題がある。
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えている鉄筋組付用のテンプレート。』
及び、
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた鉄筋組付用のテンプレートと、からなり、それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができる鉄筋組付用のテンプレート。』を最も主要な特徴とする。
本発明は、好適には、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部を備えている鉄筋組付用のテンプレートである。
この鉄筋組付用治具としては、2個の半円筒状体を組み合わせることで、全体形状を円筒状とすることができるものを好適に使用することができる。
この「C」字状とは、穴の内径よりも短い開口を備えた形状であり、その開口から穴の中心部に向けて鉄筋を(側方から)挿入できるものである。
そして、この穴部内に鉄筋を配置し、筒状の鉄筋組付用治具を鉄筋の外周と穴部の内周面との間に挟み込むことで、鉄筋が穴部から抜け出せなくするとともに、鉄筋を穴部の中心位置に正しく維持することを可能とする。
図8は、本発明の鉄筋組付用のテンプレートとともに好適に使用することができる鉄筋組付用治具J1の一形態を示すものであり、半円筒状体Hを2個組み合わせることによって鉄筋組付用治具J1の筒状本体1を得ることができ、当該筒状本体1の外周面の中央部付近には、全体を六角形状とすることができる拡張部2を備えている。
また、前記筒状本体1の下部には係止突部3が形成されている。
即ち、組み合わされる2個の半円筒状体Hに形成された係合凸部S1及び係合凹部S2は、互いに係合することで、2個の半円筒状体H同士の正しい組み合わせ状態を安定させる位置決め手段を構成している。
また、鉄筋組付用のテンプレートからの取り外しも容易であり、簡単かつ確実に精度良く鉄筋を組み付けることができる。
図1及び図2に示すように、鉄筋組付用のテンプレート10は、4枚の長尺状の鋼製板材からなる鉄筋組付用のテンプレート11〜14を口字状に結合させることで一体化し、1つの鉄筋組付用のテンプレート10を構成しているものである。
なお、この鉄筋組付用のテンプレート10〜14の材質は、鉄筋4の位置を固定するための強度を備えていれば、鉄製のものに限らず、コストを問題としなければ、アルミ製、ステンレス製などであってもよい。
また、鉄筋組付用のテンプレート10〜14の厚みは、通常、4〜6mm程度であるが使用状況に応じて適宜変更可能である。
このテンプレート組立用穴6は、好適にはボルトを挿通してナットを締め付けることでテンプレート11〜14同士を互いに連結して結合し、一体化したテンプレート10を設けるというボルト穴としての使用態様を意図しているが、ボルト及びナットに代えて、クランプを用いてテンプレート11〜14同士を互いに連結する使用態様とすることも本発明の一実施形態として考えられる。
よって、テンプレート組立用穴6の形状は、円形に限られるものではなく、多角形状でもよい。また、テンプレート組立用穴6に代えてテンプレート組立用の突起を形成したテンプレートを用意し、テンプレート組立用穴6を有するテンプレートと組み合わせるようにして実施してもよい。この場合、テンプレート組立用穴6をテンプレートの一方の端部にのみ形成することも考えられる。
前記穴部5は、その穴部5を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部5aを備えており、前記鉄筋組付用治具J1又はJ2の係止突部3を通過させることができるようになっている。
この拡径部5aは、その形成方向が全て同一とされ、テンプレート11〜14への鉄筋組付用治具J1又はJ2の取付作業を容易にするとともに、テンプレート11〜14に装着された複数の鉄筋組付用治具J1又はJ2の固定状態を確認しやすくしている。
なお、この干渉防止切欠部7を備えている前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、鉄筋組付用治具J1又はJ2の拡張部2が当たらないように、前記鉄筋組付用のテンプレート12,14の下側に重ねられる。
このような配置とすることで、干渉防止切欠部7の大きさを無用に大きくする必要が無くなり、鉄筋組付用のテンプレート11,13の端部の強度が低下することを防止することができる。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に複数個備えている。
なお、上記鉄筋組付用のテンプレート11〜14は、互いに結合して全体形状を日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とする使用態様に対応するようにテンプレート組立用穴6などを配置して形成していないが、穴部5の位置やテンプレート組立用穴6の位置を変更することで、組み合わされた鉄筋組付用のテンプレートの全体形状を日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状(5角形、6角形、7角形、8角形など)とする使用態様にも対応可能である。
この際には、前記鉄筋組付用治具J1又はJ2の係止突部3をテンプレート10の拡径部5aと対応させて当該係止突部3をテンプレート10の下方に配置する。
なお、当初から円筒形状となっている鉄筋組付用治具J2を使用する場合には、鉄筋4の上端部から鉄筋組付用治具J2を装着する。
なお、前記鉄筋組付用のテンプレート10〜14と同様の構成については、その説明を省略する。
前記テンプレート23,26は、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部及び両端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形又は目字形などとするためのテンプレート組立用穴6を両端部及び端部近傍の側部に有している。
また、前記鉄筋組付用のテンプレート21,22,24,25は、前記鉄筋組付用のテンプレート23,26と同様に、鉄筋組付用治具J1又はJ2を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部に複数個備えている。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート21,22,24,25は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に複数個備えている。
なお、前記鉄筋組付用のテンプレート10〜14と同様の構成については、その説明を省略する。
前記テンプレート32,34は、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部及び両端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部及び両側部に複数個有している。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート31,33は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に備えている。
よって、鉄筋4の位置が部分的にのみ異なる2以上の現場に対応して使用することができる(即ち、鉄筋組付用のテンプレートの兼用が可能となる)。
例えば、穴部5として、拡径部5aを省略し、係止突部3の無い鉄筋組付用治具を用いるようにすることもできる。
また、干渉防止切欠部7の形状は、必ずしも円弧を含むものである必要は無く、多角形状又は拡径部5aを有する穴部5と相似形状のようなものであっても、本発明の「大径にて形成した干渉防止切欠部」に該当するものである。
さらに、上記実施形態では、例えば鉄筋組付用のテンプレート11〜14の軽量化のために、「回」の字状に2列に並んだ鉄筋の内側の鉄筋に対応する穴部5付近のテンプレートが内側に突出するような複雑形状の形態としているが、全体が長方形状の鉄筋組付用のテンプレートの両側に穴部5を形成してもよい。
2 拡張部
3 係止突部
4 鉄筋
5 穴部の一実施形態としての「C」字状の穴部
5a 拡径部
6 テンプレート組立用穴(ボルト穴)
7 干渉防止切欠部
10〜14 鉄筋組付用のテンプレート
20〜26 鉄筋組付用のテンプレート
30〜34 鉄筋組付用のテンプレート
40 鉄筋組付用のテンプレート
H 半円筒状体
J1 鉄筋組付用治具
J2 鉄筋組付用治具
S1 係合凸部(位置決め手段)
S2 係合凹部(位置決め手段)
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、2個の半円筒状体を組み合わせて得られる円筒状の鉄筋組付用治具を装着して固定できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた長尺状の鉄筋組付用のテンプレートと、
からなり、
それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができる鉄筋組付用のテンプレート。』を最も主要な特徴とする。
また、本発明は、2個の半円筒状体を組み合わせて得られる円筒状の鉄筋組付用治具を装着して固定できる「C」字状の切欠からなる穴部が、その付近のテンプレートを突出させた部分に形成されていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレートである。
Claims (6)
- 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、
鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えるとともに、
テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。 - 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、
鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。 - 鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備える前記請求項1又は2に記載の鉄筋組付用のテンプレートと結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、
他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。 - 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
からなり、
それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。 - 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、
鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。 - 前記請求項1、2、4、5の何れか一項に記載の鉄筋組付用のテンプレートであって、
鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部を備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
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