JP2016113804A - 鉄筋組付用のテンプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】 2列に並んだ鉄筋の間であっても側方から装着が可能であり、また、柱の4隅に配置される鉄筋にも側方から装着が可能であり、鉄筋の周囲に装着される鉄筋組付用治具を取り付けて固定することができる穴部を備えた鉄筋組付用のテンプレートを提供する。【解決手段】鉄筋4の側方から鉄筋4に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレート10〜14であって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を両側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴6を端部に備えている鉄筋組付用のテンプレート10〜14である。【選択図】図1

Description

本発明は、柱などの鉄筋を正しく位置決めして組み付けることができる鉄筋組付用のテンプレートに関するものである。
従来、鉄筋(一般的には柱主筋)を正しく位置決めして組み付け、建造物の鉄筋コンクリート柱を製造する際に用いる治具として、鉄筋(棒鋼)を配列する位置に合わせて鉄筋を挿入するための円形の穴部を複数設けた鉄筋支持架台(定規板又はテンプレート)を用いることが知られている(特許文献1〜3)。
そして、この支持架台の穴部と鉄筋との隙間を埋めて精度良く鉄筋を組み付けるために、筒状の鉄筋組付用治具を鉄筋と穴部の間に嵌め込むことが為されている。
さらに、本件特許出願人は、図8に示すように、2個組み合わせることで円筒状とすることができる鉄筋組付用治具と、「C」字状の切欠からなる穴部を側部に備えている鉄筋組付用のテンプレートを既に提案している(特許文献4)。
この鉄筋組付用のテンプレートにおいては、先端部にフックを備えた鉄筋に対しても、鉄筋の側方からテンプレートを装着することができる。
さらに、この鉄筋組付用のテンプレートにおいては、近くにある他の鉄筋が干渉したり、既に他の鉄筋などが部分的に連結されてしまっている場合においても、鉄筋の側方からテンプレートを装着することができる。
しかしながら、本件出願人が特許文献4において提案したテンプレートは、直線状(長尺状)のテンプレートの端部に穴部が形成されていないため、柱の4隅に配置される鉄筋に側方から装着する場合に対応していないという問題や、「回」の字状に2列(2重)に並んだ鉄筋の位置決めに使用するには、内側の鉄筋用と外側の鉄筋用のテンプレートをそれぞれ用意する必要があるという問題があった。
しかしながら、2列に並んだ鉄筋の内側の鉄筋にも別のテンプレートを装着するのは手間がかかるという問題がある。
特開2004−190412号公報 実公昭63−7648号公報 特開2011−1729号公報 特開2013−241732号公報
本発明は、上記問題を解決するために為されたものであって、本発明の目的は、2列に並んだ鉄筋の間であっても側方から装着が可能であり、また、柱の4隅に配置される鉄筋にも側方から装着が可能であり、鉄筋の周囲に装着される鉄筋組付用治具を取り付けることができる穴部を備えた鉄筋組付用のテンプレートを提供することにある。
本発明は、
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えている鉄筋組付用のテンプレート。』
及び、
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた鉄筋組付用のテンプレートと、からなり、それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができる鉄筋組付用のテンプレート。』を最も主要な特徴とする。
本発明は、鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えている鉄筋組付用のテンプレートであってもよい。
さらに、本発明は、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備える鉄筋組付用のテンプレートと結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えている鉄筋組付用のテンプレートである。
本発明は、鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができる鉄筋組付用のテンプレートである。
本発明は、好適には、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部を備えている鉄筋組付用のテンプレートである。
上記構成を採用したことにより、本発明の鉄筋組付用のテンプレートは、2列に並んだ鉄筋の間であっても側方から装着が可能であり、また、柱の4隅に配置される鉄筋にも側方から装着が可能であり、さらに、その穴部に対し、鉄筋の周囲に装着される鉄筋組付用治具を取り付けることができる。
この鉄筋組付用治具としては、2個の半円筒状体を組み合わせることで、全体形状を円筒状とすることができるものを好適に使用することができる。
また、本発明の鉄筋組付用のテンプレートは、他のテンプレートと重ね合わされる端部において大径にて形成した干渉防止切欠部を備えていることにより、鉄筋組付用治具を「C」字状の切欠からなる穴部に取り付ける際に、その鉄筋組付用治具との干渉を防止できる。
さらに、本発明の鉄筋組付用のテンプレートは、鉄筋組付用のテンプレートの穴部に拡径部を形成することで、鉄筋組付用治具に設けた係止突部を利用して、鉄筋組付用治具をテンプレートに対して強固に固定でき、かつ、鉄筋組付用治具をテンプレートから簡単に取り外すことも可能となる。
図1は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレート及び鉄筋の配置を示す平面図である。 図2は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートを示す平面図である。 図3は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートと、鉄筋及び鉄筋組付用治具を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレート及び鉄筋の配置を示す平面図である。 図5は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートを示す平面図である。 図6は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレート及び鉄筋の配置を示す平面図である。 図7は、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートを示す平面図である。 図8は、鉄筋組付用治具を示す図であって、(A)は鉄筋組付用治具を示す斜視図、(B)は鉄筋組付用治具を構成するための半円筒状体を示す背面図である。
本発明は、鉄筋の設置位置を定める「C」字状の切欠からなる穴部を備えた鉄筋組付用のテンプレートであって、特に2個の半円筒状体を組み合わせることで構成される鉄筋組付用治具などとともに用いることにより、極めて精度良く主として柱鉄筋の位置をセットすることができるようにしたものである。
ここで、本発明の鉄筋組付用のテンプレートの「穴部」とは、円形の透孔ではなく、鉄筋組付用のテンプレートの一部が切り欠かれて形成される「C」字状の透孔(切欠)をいうものである。
この「C」字状とは、穴の内径よりも短い開口を備えた形状であり、その開口から穴の中心部に向けて鉄筋を(側方から)挿入できるものである。
そして、この穴部内に鉄筋を配置し、筒状の鉄筋組付用治具を鉄筋の外周と穴部の内周面との間に挟み込むことで、鉄筋が穴部から抜け出せなくするとともに、鉄筋を穴部の中心位置に正しく維持することを可能とする。
以下、まず本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートトとともに好適に使用できる鉄筋組付用治具J1、J2について、図8、図3の記載に基づいて説明する。
図8は、本発明の鉄筋組付用のテンプレートとともに好適に使用することができる鉄筋組付用治具J1の一形態を示すものであり、半円筒状体Hを2個組み合わせることによって鉄筋組付用治具J1の筒状本体1を得ることができ、当該筒状本体1の外周面の中央部付近には、全体を六角形状とすることができる拡張部2を備えている。
また、前記筒状本体1の下部には係止突部3が形成されている。
さらに、図8(B)に示すように、前記半円筒状体Hの軸心方向に沿って延びる左側の端面には、上下2本の係合凸部S1が形成されており、図8(B)において、前記半円筒状体Hの軸心方向に沿って延びる右側の端面には、前記係合凸部S1と対応する位置にて溝状の係合凹部S2が形成されている。
そして、1個の半円筒状体Hに形成された係合凸部S1は、他の半円筒状体Hに形成された係合凹部S2と係合するようになっている。
即ち、組み合わされる2個の半円筒状体Hに形成された係合凸部S1及び係合凹部S2は、互いに係合することで、2個の半円筒状体H同士の正しい組み合わせ状態を安定させる位置決め手段を構成している。
上記構成により、鉄筋組付用治具J1においては、先端部にフックを有する柱などの鉄筋(棒鋼)であっても、鉄筋の側方から鉄筋の周囲に対して迅速かつ容易に装着することができ、しかも、鉄筋の正しい配置を定めた鉄筋組付用のテンプレートへの取付状態が安定しており安心して以後の建築作業を進めることができる。
また、鉄筋組付用のテンプレートからの取り外しも容易であり、簡単かつ確実に精度良く鉄筋を組み付けることができる。
一方、本発明の一実施形態の鉄筋組付用のテンプレートとともに好適に使用できる鉄筋組付用治具J2は、図3に示すように、当初から一体成形された円筒状の本体(前記筒状本体1に相当)を有するものであって、前記鉄筋組付用治具J1と同様に、六角形状の拡張部2及び係止突部3に相当する部分を備えており、柱鉄筋4の上端部から柱鉄筋4に装着できる場合に、使用できるものである。
次に、本願発明の一実施形態として、鉄筋組付用のテンプレート10〜14について説明する。
図1及び図2に示すように、鉄筋組付用のテンプレート10は、4枚の長尺状の鋼製板材からなる鉄筋組付用のテンプレート11〜14を口字状に結合させることで一体化し、1つの鉄筋組付用のテンプレート10を構成しているものである。
なお、この鉄筋組付用のテンプレート10〜14の材質は、鉄筋4の位置を固定するための強度を備えていれば、鉄製のものに限らず、コストを問題としなければ、アルミ製、ステンレス製などであってもよい。
また、鉄筋組付用のテンプレート10〜14の厚みは、通常、4〜6mm程度であるが使用状況に応じて適宜変更可能である。
そして、前記鉄筋組付用のテンプレート12,14は、鉄筋組付用治具J1又はJ2を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を両側部及び端部に複数個備えるとともに、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に複数個備えている。
このテンプレート組立用穴6は、好適にはボルトを挿通してナットを締め付けることでテンプレート11〜14同士を互いに連結して結合し、一体化したテンプレート10を設けるというボルト穴としての使用態様を意図しているが、ボルト及びナットに代えて、クランプを用いてテンプレート11〜14同士を互いに連結する使用態様とすることも本発明の一実施形態として考えられる。
よって、テンプレート組立用穴6の形状は、円形に限られるものではなく、多角形状でもよい。また、テンプレート組立用穴6に代えてテンプレート組立用の突起を形成したテンプレートを用意し、テンプレート組立用穴6を有するテンプレートと組み合わせるようにして実施してもよい。この場合、テンプレート組立用穴6をテンプレートの一方の端部にのみ形成することも考えられる。
前記穴部5は鉄筋組付用のテンプレート11〜14の側部を部分的に切り欠くようにレーザー加工などによって透設された「C」字状に形成されており、その弧状部分のセンターが、鉄筋4の正しいセンター位置(軸心)に対応するものである。
前記穴部5は、その穴部5を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部5aを備えており、前記鉄筋組付用治具J1又はJ2の係止突部3を通過させることができるようになっている。
この拡径部5aは、その形成方向が全て同一とされ、テンプレート11〜14への鉄筋組付用治具J1又はJ2の取付作業を容易にするとともに、テンプレート11〜14に装着された複数の鉄筋組付用治具J1又はJ2の固定状態を確認しやすくしている。
前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、前記穴部5を端部に備える前記鉄筋組付用のテンプレート12,14と結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、他のテンプレート12,14と重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具J1又はJ2の係止突部3と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部7を備えている(他の実施形態を示す図6(B)の破線で示すテンプレート33参照)。
なお、この干渉防止切欠部7を備えている前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、鉄筋組付用治具J1又はJ2の拡張部2が当たらないように、前記鉄筋組付用のテンプレート12,14の下側に重ねられる。
このような配置とすることで、干渉防止切欠部7の大きさを無用に大きくする必要が無くなり、鉄筋組付用のテンプレート11,13の端部の強度が低下することを防止することができる。
また、前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、前記鉄筋組付用のテンプレート12,14と同様に、鉄筋組付用治具J1又はJ2を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を両側部に複数個備えている。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート11,13は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に複数個備えている。
なお、各鉄筋組付用のテンプレート11〜14には、適宜A1、B1、C1、D1などの識別記号や、通り芯のケガキや、上下(表裏)の表示などを記し、作業の便宜を図るようにするとよい。
なお、上記鉄筋組付用のテンプレート11〜14は、互いに結合して全体形状を日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とする使用態様に対応するようにテンプレート組立用穴6などを配置して形成していないが、穴部5の位置やテンプレート組立用穴6の位置を変更することで、組み合わされた鉄筋組付用のテンプレートの全体形状を日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状(5角形、6角形、7角形、8角形など)とする使用態様にも対応可能である。
そして、上記鉄筋組付用のテンプレート11〜14によれば、図1及び図3に示すように、「回」字状に2列に並んだ鉄筋4の間であっても側方から装着が可能であり、また、柱の4隅に配置される鉄筋4にも側方から装着が可能であり、さらに、その穴部5に対し、鉄筋4の周囲に装着される鉄筋組付用治具J1又はJ2を取り付けることができる。
詳細には、2列に並んだ柱鉄筋4の間に前記鉄筋組付用のテンプレート11〜14を差し入れ、鉄筋4の側方から前記テンプレート11〜14の穴部5を対応させて鉄筋4を穴部5内に挿入し、それら4枚のテンプレート11〜14を互いに結合して1つのテンプレート10とし、鉄筋4の所定の位置に当該テンプレート10(即ち鉄筋組付用のテンプレート11〜14)を仮り固定する。
そして、2個の半円筒状体Hを鉄筋4の両側方から鉄筋4の周囲に装着して組み合わせることで、鉄筋組付用治具J1を構成し、鉄筋4のセンターを正しい位置に矯正しつつ鉄筋組付用治具J1又はJ2の筒状本体1下部をテンプレート10の穴部5に挿入する。
この際には、前記鉄筋組付用治具J1又はJ2の係止突部3をテンプレート10の拡径部5aと対応させて当該係止突部3をテンプレート10の下方に配置する。
なお、当初から円筒形状となっている鉄筋組付用治具J2を使用する場合には、鉄筋4の上端部から鉄筋組付用治具J2を装着する。
そして、筒状本体1の拡張部2によって鉄筋組付用治具J1又はJ2がテンプレート10(11〜14)の上面に配置されるようにし、さらに、前記筒状本体1の上部又は拡張部2を回動操作して前記テンプレート10の穴部5付近を前記係止突部3と前記拡張部2とによって挟み込み、鉄筋組付用治具J1又はJ2をテンプレート10上に固定することで各柱鉄筋4を正しく位置決めする。
そして、テンプレート10のレベルを調整しながらテンプレート10を固定し、その後、柱鉄筋4を囲むように型枠を設置した後に、柱鉄筋4の周囲にコンクリートを流し込むことで、鉄筋組付用のテンプレート及び鉄筋組付用治具を用いて精度に優れ所期の設計強度を備えた鉄筋コンクリート柱を容易に製造することができる。
次に、本発明の他の実施形態である、図4及び図5に示す鉄筋組付用のテンプレート20〜26について説明する。
なお、前記鉄筋組付用のテンプレート10〜14と同様の構成については、その説明を省略する。
前記鉄筋組付用のテンプレート20は、6枚の長尺状の鋼製板材からなる鉄筋組付用のテンプレート21〜26を目字状に結合させることで一体化した1つの鉄筋組付用のテンプレート20を構成したものである。
前記テンプレート23,26は、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部及び両端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形又は目字形などとするためのテンプレート組立用穴6を両端部及び端部近傍の側部に有している。
前記鉄筋組付用のテンプレート21,22,24,25は、前記穴部5を両端部に備える前記鉄筋組付用のテンプレート23,26と結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、他のテンプレート23,26と重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具J1又はJ2と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部7を備えている。
また、前記鉄筋組付用のテンプレート21,22,24,25は、前記鉄筋組付用のテンプレート23,26と同様に、鉄筋組付用治具J1又はJ2を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部に複数個備えている。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート21,22,24,25は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に複数個備えている。
次に、本発明の他の実施形態である、図6及び図7に示す鉄筋組付用のテンプレート30〜34及び40について説明する。
なお、前記鉄筋組付用のテンプレート10〜14と同様の構成については、その説明を省略する。
前記鉄筋組付用のテンプレート30及び40は、4枚の長尺状の鋼製板材からなる鉄筋組付用のテンプレート31〜34を口字状に結合させることで、一体化した1つの鉄筋組付用のテンプレート30又は40を構成したものである。
前記テンプレート32,34は、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部及び両端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部及び両側部に複数個有している。
前記鉄筋組付用のテンプレート31,33は、前記穴部5を両端部に備える前記鉄筋組付用のテンプレート32,34と結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、他のテンプレート32,34と重ね合わされる両端部において鉄筋組付用治具J1又はJ2と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部7を備えている。
また、前記鉄筋組付用のテンプレート31,33は、前記鉄筋組付用のテンプレート32,34と同様に、鉄筋組付用治具J1又はJ2を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部5を一側部に複数個備えている。
さらに、前記鉄筋組付用のテンプレート31,33は、鉄筋組付用のテンプレート同士を結合することで全体形状を口字形とするためのテンプレート組立用穴6を両端部に備えている。
そして、前記鉄筋組付用のテンプレート32,34に対する前記鉄筋組付用のテンプレート33の結合位置(連結して固定する位置)を変更することで、前記鉄筋組付用のテンプレート30又は40を選択的に得ることができる。
よって、鉄筋4の位置が部分的にのみ異なる2以上の現場に対応して使用することができる(即ち、鉄筋組付用のテンプレートの兼用が可能となる)。
本発明は、上記各実施形態の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば穴部5やテンプレート組立用穴6や干渉防止切欠部7の個数、配置、各部の形状、サイズ、などを適宜変更して実施してもよい。
例えば、穴部5として、拡径部5aを省略し、係止突部3の無い鉄筋組付用治具を用いるようにすることもできる。
また、干渉防止切欠部7の形状は、必ずしも円弧を含むものである必要は無く、多角形状又は拡径部5aを有する穴部5と相似形状のようなものであっても、本発明の「大径にて形成した干渉防止切欠部」に該当するものである。
さらに、上記実施形態では、例えば鉄筋組付用のテンプレート11〜14の軽量化のために、「回」の字状に2列に並んだ鉄筋の内側の鉄筋に対応する穴部5付近のテンプレートが内側に突出するような複雑形状の形態としているが、全体が長方形状の鉄筋組付用のテンプレートの両側に穴部5を形成してもよい。
本発明の鉄筋組付用のテンプレートは、2列に並んだ鉄筋の間であっても鉄筋の側方から装着が可能であり、また、柱の4隅に配置される鉄筋にも側方から装着が可能であり、多様な建築現場に対応でき、鉄筋コンクリート建造物の建築産業において好適に利用することができる。
1 筒状本体
2 拡張部
3 係止突部
4 鉄筋
5 穴部の一実施形態としての「C」字状の穴部
5a 拡径部
6 テンプレート組立用穴(ボルト穴)
7 干渉防止切欠部
10〜14 鉄筋組付用のテンプレート
20〜26 鉄筋組付用のテンプレート
30〜34 鉄筋組付用のテンプレート
40 鉄筋組付用のテンプレート
H 半円筒状体
J1 鉄筋組付用治具
J2 鉄筋組付用治具
S1 係合凸部(位置決め手段)
S2 係合凹部(位置決め手段)
本発明は、
『鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、2個の半円筒状体を組み合わせて得られる円筒状の鉄筋組付用治具を装着して固定できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた長尺状の鉄筋組付用のテンプレートと、
からなり、
それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができる鉄筋組付用のテンプレート。』を最も主要な特徴とする。
発明は、好適には、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部を備えている鉄筋組付用のテンプレートである。
また、本発明は、2個の半円筒状体を組み合わせて得られる円筒状の鉄筋組付用治具を装着して固定できる「C」字状の切欠からなる穴部が、その付近のテンプレートを突出させた部分に形成されていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレートである。

Claims (6)

  1. 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、
    鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えるとともに、
    テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
  2. 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、
    鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部及び端部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とするためのテンプレート組立用穴を端部に備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
  3. 鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備える前記請求項1又は2に記載の鉄筋組付用のテンプレートと結合するように組み合わされる鉄筋組付用のテンプレートであって、
    他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
  4. 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる鉄筋組付用のテンプレートであって、鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を側部及び端部に備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
    他のテンプレートと重ね合わされる端部において鉄筋組付用治具と干渉しないように大径にて形成した干渉防止切欠部を備えた鉄筋組付用のテンプレートと、
    からなり、
    それらの鉄筋組付用のテンプレートを互いに連結することで、全体を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
  5. 鉄筋の側方から鉄筋に装着できる長尺状の鉄筋組付用のテンプレートであって、
    鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を両側部に備えるとともに、テンプレート同士を結合することで全体形状を口字形、日字形、目字形、田字形、囲字形又はその他の多角形状とすることができることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
  6. 前記請求項1、2、4、5の何れか一項に記載の鉄筋組付用のテンプレートであって、
    鉄筋組付用治具を装着できる「C」字状の切欠からなる穴部を部分的に拡大するように180度離間して一対形成された拡径部を備えていることを特徴とする鉄筋組付用のテンプレート。
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