JP6715203B2 - 梁補強構造 - Google Patents

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本発明は、貫通孔を有する梁に接合され、当該梁を補強する梁補強金具等に関するものである。
建築構造物の梁には配管や配線を通すために貫通孔が形成されることがある。この場合、貫通孔により梁の曲げ耐力が低下する。そこで、梁の曲げ耐力低下を防ぐため梁に梁補強金具を接合し、梁の補強を行っている。
このような梁補強金具としては、例えば、貫通孔の周囲に、貫通孔に即した形状の板を溶接する方法がある(例えば特許文献1)。また本出願人は以前、貫通孔の上下のフランジ近傍に設置する梁補強金具として、長手方向の中央部の断面を、両端部の断面よりも大きくしたものを出願している(特許文献2、3参照)。
特開2003−193619号公報 特開2016−014233号公報 特開2016−014234号公報
しかし、通常の板状部材を用いた補強方法では、貫通孔の周囲を補強するためにある程度大きな板状部材を要するため、貫通孔が一方のフランジ部の近くに偏心する場合などに対応できない場合がある。
また、このような板状部材は厚みが一定であるため、最も補強を要する部位の曲げ耐力を確保できるように厚みを設定すると、他の部位は過剰に補強を行うこととなり、重量増やコスト増の要因となる。
一方、本出願人による特許文献2、3の梁補強金具は、梁補強金具の中央部の断面積が大きくなるような変断面形状であるため、最も曲げ耐力を要する部位のみを効率よく補強するとともに、軽量化を達成することができる。
しかしながら、この梁補強金具はフランジ部と反対側の辺の全長をウェブに溶接するものであり、罫書き作業等に時間を要していた。また、梁補強金具の取付には下向き溶接を要するため現場で組み上がった梁に対する作業が困難であり、そのため工場で梁補強金具を梁に予め取付けておく必要があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、容易に梁に取付けることが可能な梁補強金具等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための発明は、貫通孔を有する梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強構造であって、前記梁補強金具は、梁のウェブ部に接触する接触面と、梁のフランジ部と対向するフランジ部対向面と、を具備し、前記接触面に、前記梁のウェブ部の挿通部に通すための突出部が設けられ、前記ウェブ部に貫通孔が形成された梁に対し、前記貫通孔の上下のそれぞれのフランジ部近傍に、前記梁補強金具の前記フランジ部対向面が、それぞれの前記フランジ部と対向し、前記接触面が前記ウェブ部に接触するように、一対の前記梁補強金具が配置され、前記梁補強金具の前記突出部が前記ウェブ部の挿通部に通され、前記突出部が前記ウェブ部に溶接されて固定されることを特徴とする梁補強構造である。
本発明では、梁補強金具の突出部をウェブ部に形成された挿通部に通し、この突出部をウェブ部に溶接して固定することで梁補強金具を梁に取り付けることができるようになる。そのため溶接を大幅に軽減することができ、梁補強金具の取付が容易になる。
前記梁補強金具は、長手方向の中央部の断面が、両端部の断面よりも大きいことも望ましい。
これにより、梁補強金具が、その中央部の断面積が大きくなるような変断面形状となるため、最も曲げ耐力を要する部位のみを効率よく補強するとともに、軽量化を達成することができる。また、必要な部位の断面積(例えば厚み)が大きいため、全体のサイズ(設置面積)を小さくすることができる。このため、貫通孔とフランジ部との隙間が小さい部位にも設置が可能である。
前記フランジ部対向面の方向を示すマークが設けられることが望ましい。
フランジ部対向面の方向を示すマークを設けることで、梁補強金具の向き等を誤ることがなくなる。
本発明によれば、容易に梁に取付けることが可能な梁補強金具等を提供することができる。
梁補強金具1を示す上方斜視図。 梁補強金具1を示す下方斜視図。 (a)は梁補強金具1を示す正面図、(b)は梁補強金具1を示す平面図。 梁補強金具の断面図であり、(a)は図3(b)のC−C線断面図、(b)は図3(b)のD−D線断面図。 梁補強構造20を示す斜視図。 梁補強構造20を示す正面図。 図6のI−I線断面図。 梁補強金具1’を示す断面図。 梁補強金具1aを示す断面図。 梁補強金具1bを示す断面図。 リング状梁補強金具30を示す斜視図。 梁補強構造40を示す斜視図であり、(a)は表面側を示す図、(b)は背面側を示す図。 梁補強構造40を示す正面図。 図13のJ−J線断面図。 リング状梁補強金具30aを示す斜視図。 リング状梁補強金具30aを示す断面図。 リング状梁補強金具30bを示す斜視図。 リング状梁補強金具30bを示す断面図。 リング状梁補強金具30cを示す斜視図。 リング状梁補強金具30cを示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
(1.梁補強金具1)
図1〜図3は本発明の第1の実施形態に係る梁補強金具1を示す図である。図1は、梁補強金具を示す上方斜視図であり、図2は、下方斜視図である。また、図3(a)は梁補強金具1を示す正面図(図3(b)のB矢視図)であり、図3(b)は梁補強金具1を示す平面図(図3(a)のA矢視図)である。
梁補強金具1は、突出部3、フランジ部対向面5、接触面9、突起7等を有する。梁補強金具1は、例えば鋼材やステンレス鋼などの金属製の部材である。梁補強金具1は板状ではなく、3次元的な立体形状を有する。より具体的には、長手方向の端部から中央部にかけて、断面形状が変化する。断面形状の詳細については後述する。
接触面9は、梁のウェブ部に対して接触する面である。従って、接触面9は完全に平坦に形成される。
フランジ部対向面5は、梁のフランジ部に対して対向する部位であり、略直線状に形成される。フランジ部対向面には突起7が形成される。なお、図示した例では、突起7が、長手方向の中央とその両側に計3か所形成された梁補強金具1を示すが、突起7の位置や個数は図示した例には限られない。
突起7は、フランジ部対向面5の方向を示すマークとして機能する。例えば、突起7などのマークが形成されないと、フランジ部対向面5をフランジ部とは逆向きに配置してしまう恐れがある。突起7を設けることで、突起7をフランジ部の方向に向けて配置することが明確となり、設置間違いを防止することができる。
突出部3は、梁のウェブ部の孔(挿通部)に通される部位であり、接触面9から法線方向に突出する。突出部3は複数設けられ、図示した例では、突出部3が略等間隔で4本設けられる。しかしながら、突出部3の位置や個数は図示した例には限られない。
図4(a)は、図3(b)のC−C線断面図(長手方向中央近傍)であり、図4(b)は図3(b)のD−D線断面図(長手方向端部近傍)である。前述した様に、梁補強金具1は、長手方向の位置に応じて断面形状が変化する。ここで、以下の説明において、梁補強金具1のフランジ部対向面5とその反対側の面との距離(接触面9の長さ)を梁補強金具1の幅と称し、接触面9を下面とした際に、接触面9から上面までの距離(フランジ部対向面5の長さ)を梁補強金具1の高さと称する。
梁補強金具1の長手方向の中央部の断面(断面積)は、両端部の断面(断面積)よりも大きい。より具体的には、梁補強金具1の長手方向の中央部の幅Eは、両端部の幅Gよりも大きい。また、梁補強金具1の長手方向の中央部の高さFは、両端部の高さHよりも高い。
梁補強金具1の中央部近傍の断面積を大きくすることで、梁補強金具1を梁に固定した際に、最も大きな応力を受け持つ部位の強度を確保することができる。また、この際、梁補強金具1に必要な強度は、中央から離れるにつれて小さくなるため、これに応じて、端部に行くにつれて断面を小さくすることで、重量増およびコスト増を抑制することができる。
ここで、突起7は、フランジ部対向面5の全高にわたって形成されず、一部にのみ形成される。具体的には、フランジ部対向面5と接触面9との境界の辺を接触面縁部13とした場合に、突起7はフランジ部対向面5の上部から接触面縁部13までは形成されず、突起7の下端と接触面縁部13との間には隙間が形成される。
(2.梁補強構造20)
次に、梁補強金具1を用いた梁補強構造20について説明する。図5は梁補強構造20の斜視図であり、図6は正面図である。
梁15は、ウェブ部19の上下にフランジ部17を有するH鋼である。ウェブ部19には、配管等を通すための貫通孔21と前記の各突出部3を通すための孔22(図7参照)が形成される。梁補強金具1は、貫通孔21から離れた位置で、上下のフランジ部17に沿って配置される。なお、貫通孔21の中心位置は、梁補強金具1の長手方向の中央位置とほぼ一致する。また、梁補強金具1は、貫通孔21の径よりも長い。
図7は、図6のI−I線断面図である。梁補強金具1は、梁補強金具1のフランジ部対向面5が、フランジ部17と対向する方向に配置される。また、接触面9がウェブ部19と接触し、突出部3がウェブ部19の孔22に通される。孔22に通された突出部3は、その周囲の溶接部25でウェブ部19に溶接され、これによりウェブ部19に固定される。孔22は各突出部3に対応する位置に設けられており、それぞれの孔22に上記のように突出部3が通され、突出部3がウェブ部19に固定される。なお孔22の平面形状は特に限定されず、矩形状であっても円形であってもよい。
梁15のウェブ部19とフランジ部17との境界部には、フィレット部23が形成される。ウェブ部19の厚さ変化部であるフィレット部23は、ウェブ部19とフランジ部17とをなだらかにつなぐ凹型の略円弧状の部位である。なお、フィレット部23に代えて溶接ビードが形成される場合もあり、この場合には凸型の略円弧状となる。以下の説明では、フィレット部23について説明するが、溶接ビードであっても同様である。
梁補強金具1は、フランジ部17に近づけた方が曲げ耐力向上の効果が大きい。従って、梁補強金具1はフランジ部17近傍に配置される。
一方、前述したように、ウェブ部19とフランジ部17との境界部近傍にはフィレット部23が形成される。梁補強金具1がフィレット部23上に重なると、梁補強金具1がフィレット部23に乗り上げるため、接触面9がウェブ部19から離れてしまう恐れがある。従って、孔22は、梁補強金具1がフィレット部23に乗り上げない位置に来るように形成される。すなわち、梁補強金具1の接触面縁部13がフィレット部23よりも貫通孔21側に位置するように形成される。
以上、本実施形態によれば、突出部3をウェブ部19の孔22に挿入し、突出部3をウェブ部19に溶接により固定するだけで梁補強金具1を梁に取付けることができるので、溶接が大幅に軽減され、梁補強金具1の取付が容易になり貫通孔21を有する梁15を容易に補強することができる。
また、梁補強金具1が中央部の断面が大きくなるように形成されるため、必要な部位の強度を確保するとともに、軽量化を達成することができる。また、このように厚みを変化させることで、幅を広くしなくても十分な強度を確保することができるため、フランジ部17と貫通孔21との間が狭くても設置することが可能である。
さらに、梁補強金具1は貫通孔21から離れたフランジ部17近傍に配置されるため、梁15の曲げ耐力を効率よく向上させることができる。
また、フランジ部対向面5の方向を示す視認性に優れた突起7が形成されるため、梁補強金具1の向き等を間違えることがない。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、場合によっては前記の突出部3を通す挿通部として孔22の代わりに切欠きを設けてもよい。
さらに、図8の梁補強金具1’に示すように、突出部3’に雄ねじ27を設け、ウェブ部19から突出した突出部3’にナット26(締結具)を締め込むことによって突出部3’をウェブ部19に固定し、梁補強金具1’をウェブ部19に取り付けることもできる。この場合、溶接が不要になり梁補強金具1’の取付けが更に容易になる。そのため現場での取付けも可能になる。
その他、突起7の突出長さや形成範囲は、フィレット部23と干渉しなければ特に限定されず、例えば図9の梁補強金具1aに示すように、突起7の突出長さをフィレット部23の形成範囲よりもわずかに大きくして突起7がフランジ部17に接触するかたちとしたり、図10の梁補強金具1bに示すように突起7を接触面縁部13まで形成してその先端をフィレット部23の縁部に合わせたりすることも可能である。
さらに、梁補強金具1の向き等を把握するためのマークとしては、必ずしも突起7でなくてもよく、方向を把握できればその他の構成(凹み、色分け、罫書きなど)であってもよい。このように、突起7は必要に応じて設けられるものであり省略することも可能である。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、貫通孔21にリング状の補強金具を設け、追加の補強を行う例について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図11は上記の補強に用いるリング状梁補強金具30を示す図である。リング状梁補強金具30はリング状の部材であり、例えば鋼材やステンレス鋼などの金属製の部材である。リング状梁補強金具30は、配管等が貫通する配管孔37を有している。リング状梁補強金具30の一方の側にはフランジ33が設けられる。
フランジ33は、梁に設けられた貫通孔21よりも大きな外径を有している。リング状梁補強金具30の他方の側にはフランジ33より外径の小さな円筒状の挿入部35が設けられる。挿入部35は、梁に設けられた貫通孔21の径よりも小さい外径を有している。フランジ33はリング状梁補強金具30を梁の貫通孔21に挿入する際、軸方向の位置決めに使われる。
図12はリング状梁補強金具30を用いた梁補強構造40の斜視図であり、(a)は表面側を示す図、(b)は背面側を示す図である。また図13は梁補強構造40の正面図であり、図14は図13のJ−J線断面図である。
前記したように、リング状梁補強金具30は貫通孔21に配置される。リング状梁補強金具30は、ウェブ部19の背面側から挿入部35が貫通孔21に挿入されて貫通孔21の周囲または縁部に固定される。この際、リング状梁補強金具30の挿入部35は、ウェブ部19にフランジ33が当接するまで挿入される。リング状梁補強金具30はフランジ33がウェブ部19に当接することで、リング状梁補強金具30のウェブ部19に対する軸方向の位置が正確に決められる。
リング状梁補強金具30の位置が決まった後、リング状梁補強金具30のフランジ33側よりフランジ33外周部を数点、ウェブ部19に点溶接し、リング状梁補強金具30をウェブ部19に仮止めする。その後、リング状梁補強金具30とウェブ部19は、挿入部35側より、挿入部35の全周にわたって溶接部39によって一体化される。溶接は例えば被覆アーク溶接で行われる。リング状梁補強金具30によって、貫通孔21の近傍の曲げ耐力を向上させることができる。
一方、梁補強金具1は、ウェブ部19の表面側(リング状梁補強金具30のフランジ33とは逆側)で、貫通孔21から離れた上下のフランジ部17近傍に配置される。
この第2の実施形態によれば、貫通孔21の周囲をリング状梁補強金具30で補強し、貫通孔21から離れた位置に梁補強金具1を配置することで、効率よく梁15を補強することができる。
なお、リング状梁補強部材の形状としては様々なものが考えられる。例えば図15のリング状梁補強金具30aに示すように、フランジ33を省略することも可能である。このリング状梁補強金具30aの挿入部35の外周面はテーパ形状となっており、リング状梁補強金具30aの外径は、一方の側から他方の側に向かって徐々に変化する。
リング状梁補強金具30aは、図16に示すように、リング状梁補強金具30と同様にウェブ部19の背面側から挿入される。リング状梁補強金具30はフランジ33がウェブ部19と接触するまで挿入されるが、この例では、リング状梁補強金具30aの外周面が貫通孔21の縁部(ウェブ部19)と接触するまで挿入される。このようにして、リング状梁補強金具30aの軸方向の位置決めを行い、リング状梁補強金具30aが貫通孔21の周囲または縁部に固定される。
また、図17のリング状梁補強金具30bのように、フランジ33と挿入部35を別体で形成してもよい。
リング状梁補強金具30bは、一対のフランジ33と、挿入部35からなる。挿入部35は円筒状であり、外周面に雄ねじ36が形成される。フランジ33はリング状であり、内周面に雄ねじ36と螺合可能な雌ねじ34が形成される。また、フランジ33には複数個所の溶接孔32が形成される。溶接孔32はフランジ33を貫通する。
図18はリング状梁補強金具30bを用いた梁補強構造の断面図である。この例では、リング状梁補強金具30bの挿入部35が貫通孔21に挿入される。また、ウェブ部19を挟み込むように、挿入部35の両側にフランジ33を螺合して固定する。フランジ33によってウェブ部19が挟み込まれた状態で、溶接孔32でウェブ部19とフランジ33を溶接する。以上によって、リング状梁補強金具30bが貫通孔21の周囲または縁部に固定される。
また、図19に示すように、リング状梁補強金具30cを単なる筒状の部材とし、挿入部およびフランジを省略することもできる。
図20はリング状梁補強金具30cを用いた梁補強構造の断面図である。リング状梁補強金具30cはウェブ部19の背面側に固定される。リング状梁補強金具30cは貫通孔21よりもわずかに大きな内径を有する部材であり、貫通孔21には挿入されない。なお、リング状梁補強金具30cは貫通孔21の径と略同一の内径としてもよい。リング状梁補強金具30cは、貫通孔21の周囲または縁部に溶接されて固定される。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、梁補強金具1を、第2の実施形態で示した例に対して、ウェブ部19の逆側の面に配置してもよい。すなわち、リング状梁補強金具30、30a、30cは、ウェブ部19の梁補強金具1等とは異なる面側から取り付ける例を示したが、梁補強金具1等と同一面側からリング状梁補強金具30、30a、30cを配置してもよい。
1、1'、1a、1b:梁補強金具
3、3':突出部
5:フランジ部対向面
7:突起
9:接触面
13:接触面縁部
15:梁
17:フランジ部
19:ウェブ部
20、40:梁補強構造
21:貫通孔
22:孔
23:フィレット部
25、39:溶接部
26:ナット
27、36:雄ねじ
30、30a、30b、30c:リング状梁補強金具
32:溶接孔
33:フランジ
34:雌ねじ
35:挿入部
37:配管孔

Claims (3)

  1. 貫通孔を有する梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強構造であって、
    前記梁補強金具は、
    梁のウェブ部に接触する接触面と、
    梁のフランジ部と対向するフランジ部対向面と、
    を具備し、
    前記接触面に、前記梁のウェブ部の挿通部に通すための突出部が設けられ、
    前記ウェブ部に貫通孔が形成された梁に対し、前記貫通孔の上下のそれぞれのフランジ部近傍に、前記梁補強金具の前記フランジ部対向面が、それぞれの前記フランジ部と対向し、前記接触面が前記ウェブ部に接触するように、一対の前記梁補強金具が配置され、
    前記梁補強金具の前記突出部が前記ウェブ部の挿通部に通され、前記突出部が前記ウェブ部に溶接されて固定されることを特徴とする梁補強構造。
  2. 前記梁補強金具は、長手方向の中央部の断面が、両端部の断面よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の梁補強構造
  3. 前記梁補強金具に、前記フランジ部対向面の方向を示すマークが設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の梁補強構造
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