JP6093621B2 - 接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、梁部材のフランジとダイアフラムとの接合構造に関する。
鋼管柱などの柱と梁とを接合する際、梁部材のフランジをダイアフラムという鋼板に接合することがある。図3は、この接合構造の例である。図3に示す接合構造では、柱101を上下に連結する柱連結部材103に、梁部材107の一端が接合されている。梁部材107はフランジとウェブからなる断面H形の部材であり、上下のフランジが、柱連結部材103の上下端に設けたダイアフラム105にそれぞれ接合される。梁部材107のウェブは、柱連結部材103の側面に接合される。
図4は、梁部材107と柱連結部材103との接合部分の断面図である。この接合部分では、梁部材107のフランジ109の端部117とダイアフラム105の端部115が溶接部111で溶接される。溶接は、裏当て113を、ダイアフラム105の端面と、フランジ107の下面あるいは上面とに接するように配置し行われる。
このような接合部分では、一般的に、フランジ109の厚み121を、ダイアフラム105の厚み123より6〜8mm程度小さくする。これにより、大きな力が作用した時に、接合部分が降伏するのではなく、梁側が先に降伏するようにしている。
特開2012−207515号公報
しかしながら、上記のようにダイアフラム105の厚み123をフランジ109の厚み121よりも大きくする場合、ダイアフラム105の端部115の厚さ方向の一部のみを溶接に用いることから、ダイアフラム105の厚み123に対して得られる溶接部の強度が小さい。仮に溶接が不十分となれば、接合部分が先に降伏する恐れも生じる。また、ダイアフラム105自体も厚くなってコスト高となりがちである。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、溶接部の強度を効率良く確保でき、ダイアフラムの厚みも低減できる接合構造を提供することである。
前述した目的を達成するための本発明は、梁部材のフランジとダイアフラムの接合構造であって、前記フランジは、ダイアフラムと溶接される端部に近づくにつれて増厚する増厚部を有し、前記ダイアフラムは、前記梁部材と溶接される端部における厚みが、前記フランジの前記端部における厚みよりも小さく、且つ、前記フランジの前記増厚部に対して前記端部の逆側にある一般部の厚みよりも大きいことを特徴とする接合構造である。
前記フランジの前記端部と前記ダイアフラムの前記端部とが、前記ダイアフラムの前記端部の全厚を用いて溶接されることが望ましい。
また、裏当てを、前記ダイアフラムの前記端部の上面または下面と、前記フランジの端面とに接するように配置し、溶接されることが望ましい。
本発明の接合構造では、梁部材のフランジが増厚部を有しており、ダイアフラムの端部における厚みが、フランジの端部における厚みよりも小さく、且つ、フランジの一般部の厚みよりも大きくなっている。このため、フランジの端部とダイアフラムの端部とを、ダイアフラムの端部の全厚を用いて溶接することができるようになり、ダイアフラムの厚みに対して溶接部の強度を効率良く確保できるとともに、大きな力が作用した時には、フランジの比較的薄い一般部側を先に降伏させることができる。また、端部が増厚したフランジであっても、この端部よりダイアフラムの厚みは小さくて良いから、コスト的にも優れている。加えて、裏当てはダイアフラムの上面または下面と、フランジの端面とに接するように配することで、溶接を好適に行うことができる。
本発明によれば、溶接部の強度を効率良く確保でき、ダイアフラムの厚みも低減できる接合構造を提供することができる。
接合構造2の垂直方向の断面図 溶接部19付近の拡大図 ダイアフラム105を用いた接合構造の例を示す図 梁部材107と柱連結部材103との接合部分の断面図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に本実施形態の接合構造2の垂直方向の断面図を示す。また、図2は、図1の範囲Aで示す溶接部19付近の拡大図である。なお、図1ではダイアフラム9の一方向について接合構造2を示しているが、本実施形態では、図3の例と同様、ダイアフラム9の各方向について同様の接合構造2が形成されるものとする。ただし、これに限ることはない。
図1に示すように、本実施形態の接合構造2では、図4等の例と同様、柱11が柱連結部材7で上下に連結されており、これにより構造物の柱部分が形成される。柱連結部材7の上下端にはダイアフラム9が設けられる。梁部材1はフランジ3とウェブ5からなるH形の断面形状を有し、梁部材1のフランジ3の端部15と、ダイアフラム9の端部17とが溶接されて接合される。梁部材1のウェブ5の端部は、柱連結部材7の側面に溶接されて接合される。
本実施形態では、梁部材1のフランジ3が、一般部14と増厚部13とから構成される。増厚部13は、ダイアフラム9と接合される端部15側に設けられる。一般部14は、増厚部13に対して端部15の逆側にある。増厚部13では、一般部14から端部15に近づくにつれてフランジ3の厚みが大きくなる。このようなフランジ3としては、例えば特開2011−084884号公報に記載のものがある。
図2に示すように、ダイアフラム9は、梁部材1のフランジ3と接合される端部17における厚み29が、フランジ3の一般部14における厚み25よりも大きく、且つ、梁部材1のフランジ3の端部15における厚み27よりも小さい。なお、フランジ3の端部15は鉛直方向に対し傾斜しているが、ここでは図に示すように、端部15の上端と下端の高さ位置の差を厚み27とする。
図1に示すように、梁部材1の上側のフランジ3の端部15と、柱連結部材7の上端のダイアフラム9の端部17とは、溶接部19で溶接される。溶接部19は、図2に示すようにダイアフラム9の端部17の全厚で形成される。また、溶接は、裏当て23をダイアフラム9の下面33aおよびフランジ3の端部15の端面に接触させた状態で行われる。
また、図1に示すように、梁部材1の下側のフランジ3の端部15と、柱連結部材7の下端のダイアフラム9の端部17も、同じく溶接部19で溶接される。この溶接部19も、ダイアフラム9の端部17の全厚で形成される。溶接は、裏当て23をダイアフラム9の上面33bおよびフランジ3の端部15の端面に接触させた状態で行われる。
このように、本実施形態の接合構造2では、梁部材1のフランジ3が増厚部13を有しており、ダイアフラム9の端部17における厚み29が、フランジ3の端部15における厚み27よりも小さく、且つ、フランジ3の一般部14の厚み25よりも大きくなっている。このため、フランジ3の端部15とダイアフラム9の端部17とを、ダイアフラム9の端部17の全厚を用いて溶接することができ、ダイアフラム9の厚み29に対して溶接部19の強度を効率良く確保できるとともに、大きな力が作用した時には、フランジ3の比較的薄い一般部14側を先に降伏させることができる。また、端部15が増厚したフランジ3であっても、この端部15よりダイアフラム9の厚み29は小さくて良いから、コスト的にも優れている。加えて、裏当て23はダイアフラム9の上面33bまたは下面33aと、フランジ3の端面とに接するように配することで、溶接を好適に行うことができる。
なお、本発明はこれに限ることはない。例えばフランジ3の幅方向の形状は様々に定めることができ、増厚部13において、端部15に向かってフランジ3を拡幅させることもできる。これによりダイアフラム9の全幅で溶接を行うことも可能である。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………梁部材
2………接合構造
3、109………フランジ
5………ウェブ
7、103………柱連結部材
9、105………ダイアフラム
11、101………柱
13………増厚部
14………一般部
15、17、115、117………端部
19、111………溶接部
23、113………裏当て
25、27、29、121、123………厚み

Claims (3)

  1. 梁部材のフランジとダイアフラムの接合構造であって、
    前記フランジは、ダイアフラムと溶接される端部に近づくにつれて増厚する増厚部を有し、
    前記ダイアフラムは、前記梁部材と溶接される端部における厚みが、前記フランジの前記端部における厚みよりも小さく、且つ、前記フランジの前記増厚部に対して前記端部の逆側にある一般部の厚みよりも大きいことを特徴とする接合構造。
  2. 前記フランジの前記端部と前記ダイアフラムの前記端部とが、前記ダイアフラムの前記端部の全厚を用いて溶接されることを特徴とする請求項1記載の接合構造。
  3. 裏当てを、前記ダイアフラムの前記端部の上面または下面と、前記フランジの端面とに接するように配置し、溶接されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接合構造。
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