JP6715462B2 - 移動ロボット - Google Patents

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    • Y10S901/01Mobile robot

Description

本発明は、例えば互いに交差する第1の走行面から第2の走行面に移動可能な移動ロボットに関するものである。
構造物の壁面における保守点検及び掃除等に用いる移動ロボットは、壁面に沿って走行する必要がある。壁面に沿って走行可能な方法として、壁面が磁性体の場合、磁力により壁面に吸着する機構を備える事が考えられる。
磁気吸着機構を備えた移動ロボットとして、駆動輪に磁石を用いる事で走行面に対して磁気吸着力を発生させる事が可能な移動ロボットが、従来提案されている。(特許文献1参照)
図7は、特許文献1の磁性体平面吸着移動装置21の概要を示した図である。磁性体平面吸着移動装置21の車体本体22は、回転駆動可能な磁石車輪23を備えている。磁石車輪23は、磁気吸着力を備えており、外周面は突部27を周方向に配列することで凹凸を備えている。磁性体平面吸着移動装置21は、磁気吸着力を備えたテイル部29を矢印A方向に対して後方に設けている。ここで、磁性体平面吸着移動装置21は、平面24上を走行することに加えて、平面24に対して段差を形成する部材である平面形成部材25上も走行すると仮定する。この平面形成部材25は、平面24に対して平行で一定の距離をもって存在しており、平面形成部材25の上面である平面25bと平面24とには、段差26が存在している。
磁性体平面吸着移動装置21は、磁石車輪23を図7の矢印Bの示す方向に回転させて、平面24を図7の矢印Aの方向に走行する。磁性体平面吸着移動装置21は、平面24を走行中に磁石車輪23の突部27と突部27の間のくぼみが平面形成部材25の端縁25aに達するまで前進する。このとき、突部27が平面形成部材25の上面である平面25bに接する。この状態でさらに磁石車輪23を回転させることで、平面形成部材25の端縁25aと磁石車輪23の接点を中心に回転運動が始まり、磁石車輪23を段差26の手前の平面24より引き離して、段差26のある平面25bに移乗させることができる。
その後、平面25bでの磁石車輪23の前進走行に追従して、磁性体平面吸着移動装置21がテイル部29を元の平面24より段差26のある平面25bへ移乗させることで、段差26を越えた移動を可能としている。
この手法であれば、走行面の途中に段差を越える必要があった場合でも、駆動輪が段差の手前の第1の走行面、又は、段差を越えた後の第2の走行面の少なくとも一方に常に吸着することができるため、常に移動ロボットが走行面に対する磁気吸着力を維持することができる。
特開2014−73745号公報
しかしながら従来の構成では、2つの平行でかつ高さが異なった平面間移動は可能であるが、2つの平面が直交している場合、たとえば壁面から壁面、又は壁面から天井面に移動しようとした際に、走行している平面と直交する平面に対して、駆動輪である磁石車輪が磁力で拘束されてしまい、磁石車輪がそれ以上回転することができずに、移動ロボットが停止してしまうという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、2つの平面が交差している場合でも2つの平面間移動が可能となる移動ロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかる移動ロボットは、互いに交差する磁性体の第1の平面から磁性体の第2の平面を走行する移動ロボットであって、
ロボット本体と、
前記ロボット本体に回転可能に支持されかつ外周面に永久磁石を備える一対の駆動輪と、
前記ロボット本体に備えられ、前記一対の駆動輪をそれぞれ独立して回転駆動させる駆動機構と、
前記ロボット本体に回転自在に支持されかつ外周面に永久磁石を備える後輪と、
前記ロボット本体に備えられ、前記第2の平面までの距離を取得する距離センサと、
前記ロボット本体に備えられ、前記第1の平面と接触可能な接触位置と前記第1の平面から退避した退避位置との間で移動可能な押出部材を有する押出機構とを備え、
前記距離センサで前記駆動輪が前記第2の平面に接触したことを検出したとき、
前記押出機構により前記押出部材を前記退避位置から前記接触位置まで移動させて前記押出部材の第1の平面側の端部を前記第1の平面に対して傾斜した状態で接触させて、前記接触位置で、前記第1の平面から離れかつ前記第2の平面に近づく方向の反力を得ることで、前記駆動輪を前記第1の平面から離すことにより、前記駆動輪が前記第1の平面から前記第2の平面に移動する。

以上のように、本発明の前記態様にかかる移動ロボットによれば、距離センサで前記駆動輪が前記第2の平面に接触したことを検出して、移動ロボットが走行している第1の平面と第1の平面に交差する第2の平面との両方の平面に駆動輪が磁気吸着力で拘束されても、前記押出機構により前記押出部材を前記退避位置から前記接触位置まで移動させて前記第1の平面に接触させて、前記駆動輪を前記第1の平面から離すことにより、前記駆動輪が前記第1の平面から前記第2の平面に移動させることができて、駆動輪が第2の平面上を再度回転することができる。このため、移動ロボットは、第1の平面から第2の平面に、例えば、壁面から壁面又は壁面から天井面に、円滑に移動することが可能となる。
本発明の第1実施形態における駆動輪の車軸における部分断面図 本発明の第1実施形態における移動ロボットの正面図 駆動輪の構成を示す斜視図 駆動輪の構成を示す斜視図 駆動輪のホイールの詳細を示す拡大図 移動ロボットの押出機構の詳細を示す駆動輪の車軸における断面図 )移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 移動ロボットが第1の平面から、第2の平面に移乗し終えるまでの遷移図 押出シリンダーを設けた際の移動ロボットの遷移図 は押出シリンダーを設けた際の移動ロボットの遷移図 は押出シリンダーを設けた際の移動ロボットの遷移図 第2実施形態における押出機構の一例を示す際の遷移図 第2実施形態における押出機構の一例を示す際の遷移図 第2実施形態における押出機構の一例を示す際の遷移図 従来の移動ロボットの側面図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態にかかる移動ロボット100について説明する。
図2は本発明の第1実施形態における移動ロボット100の正面図、図1は図2に示したA−A断面を図2の紙面に向かって右から見た図である。
この移動ロボット100には、ロボット本体2と、一対の駆動輪1と、一対の駆動機構(回転駆動機構)3と、後輪ローラ8と、距離センサ10と、一対の押出機構7とを備えており、互いに交差する(例えば直交する)磁性体の第1の平面4から磁性体の第2の平面9を走行可能としている。なお、駆動輪1は、少なくとも1つ備えればよいが、ここでは、一例として一対備える場合について説明する。
一対の駆動輪1は、移動ロボット本体2の両側に回転可能に設けられている。駆動輪1は、図2に示すように外周面全周に多数の小さな円柱状の永久磁石1bが設けられており、磁性体の平面に対して磁気吸着力を発揮できるように構成されている。
図3A及び図3Bは、各駆動輪1の構成を示した斜視図である。各駆動輪1は、図3A及び図3Bに示すように走行する平面4,9との摩擦力を向上させる一対のタイヤラバー1aと、磁性体の平面4,9に対する磁気吸着力を発生させる複数個の永久磁石1bと、それらを保持する1個のホイール1cとで構成されている。タイヤラバー1aは接着でホイール1cの両側面に固定され、永久磁石1bは樹脂ネジでホイール1cの外周面に固定されているが、固定できれば、他の手段をそれぞれ用いても構わない。各タイヤラバー1aは一般的にゴム又は樹脂などが望ましいが、走行する平面4,9の素材に合わせて摩擦係数が高いものを選べばよい。各永久磁石1bは一般的に磁力の強いネオジウム磁石を用いる事が望ましいが、走行する平面4,9の素材に合わせて磁気吸着力が強いものを選べばよい。また、本第1実施形態では、各永久磁石1bに円形の磁石を用いているが、形状は特に問わない。
図3Cは、各駆動輪1のホイール1cと永久磁石1bとを固定する構成の詳細図である。移動ロボット100の各駆動輪1は、多数の永久磁石1bを図3Cのようにホイール1cの外周面に一定の角度毎に固定する事によって構成されている。また、各永久磁石1bをホイール1cに固定するために、各永久磁石1bを、円柱磁石1b1と、穴あき円柱磁石1b2とで構成している。穴あき円柱磁石1b2は、ホイール1cの外周面に樹脂ネジによって固定されており、円柱磁石1b1は、磁力によって穴あき円柱磁石1b2に吸着固定されている。この様に構成にする事で、各永久磁石1bが例えば平面4に接する際に磁石全面で接する事ができるため、永久磁石本来の磁気吸着力を維持する事ができる。穴あき円柱磁石1b2の様に、1つの穴あき円柱磁石だけを用いて永久磁石1bを構成すると、永久磁石1bが平面4に接する際に、穴あき部分の磁気吸着力が失われてしまう。このため、前記したように、各永久磁石1bを、円柱磁石1b1と、穴あき円柱磁石1b2とで構成している。また、第1実施形態では、移動ロボット100の軽量化のために、固定用のネジに樹脂ネジを用いたが、金属ネジを用いても構わない。ホイール1cの磁石を固定する一定の角度は、駆動輪1の円周長と、用いた永久磁石1bの直径とで決定される。永久磁石1bの直径は、移動ロボット100の重量と、永久磁石の磁力とによって決定される。このように、走行する平面4,9と、対向する駆動輪1の磁石1bとを平面とすることで、駆動輪1が平面4に接する際は、円形の磁石車輪と違って線接触では無く、永久磁石1bによる面接触になるため、移動ロボット100の停止時には、円形の磁石車輪より高い磁気吸着力を保持することができる。
また、一対の駆動輪1の内側であって移動ロボット本体2の両側には、駆動輪1をそれぞれ独立して正逆回転駆動させるモータなどの回転駆動機構3が設けられている。例えば、回転駆動機構3のモータには、モータの回転数を検出するエンコーダーを設けて、後述する制御部200で、エンコーダーからの検出情報を基にモータの回転を制御することにより、走行距離も制御することができる。移動ロボット100は、一対の回転駆動機構3により一対の駆動輪1を図1の矢印aの方向に同期回転させることによって、第1の平面4を図1の矢印bの方向に走行する。一対の駆動輪1は、一対の回転駆動機構3により、進行方向(前進)に対して前後方向かつそれぞれ個別に回転駆動できるようになっている。また、一対の回転駆動機構3により、一対の駆動輪1を互いに逆回転することで、第1の平面4上で超信地旋回を行って方向転換することが可能である。
移動ロボット本体2の前部の両側部には、回転可能な少なくとも1個、一例としては、両側一対の押出アーム5と、一対の押出アーム5を同期回転駆動させるモータなどのアーム駆動機構部6とで構成されている一対の押出機構7が設けられている。押出アーム5は、押出部材の一例として機能し、第1の平面4と接触する接触位置111,112と、第1の平面4から退避した退避位置110との間で移動可能とする。具体的には、各押出アーム5は、平面4に接触する接触開始位置112を介して、退避位置110と回転限界位置111との間で同期して回転可能に、移動ロボット本体2の前部の両側部に支持されて、アーム駆動機構部6の駆動により、接触開始位置112から回転限界位置111までの間で、移動ロボット100が接している第1の平面4に向かって、押出アーム5を押し付ける事ができるようにしている。なお、接触開始位置112から回転限界位置111までの間は、接触位置の一例である。アーム駆動機構部6は、具体的には、例えばモータで構成され、モータの回転軸12に棒状の押出アーム5の一端が連結され、押出アーム5が移動ロボット本体2に回転可能に支持されるとともに、押出アーム5の他端先端には、走行する平面4,9に接触可能な傾斜面5aを有している。よって、アーム駆動機構部6の駆動により、一対の押出アーム5は、以下のような位置に回転可能となっている。すなわち、一対の押出アーム5は、図1及び図4A及び図4Bに示すように、移動ロボット本体2の前方に他端先端が向いた退避位置110では、第1の平面4から退避して接触していない。また、退避位置110から移動ロボット本体2の下方向きに回転を開始した一対の押出アーム5は、図3D及び図4Cに示すように、接触開始位置112では、第1の平面4に対して接触を開始し、一対の駆動輪1の下面と一対の押出アーム5の傾斜面5aとが第1の平面4に接触した状態となっている。接触開始位置112からさらに回転した一対の押出アーム5は、図4D及び図4Eに示すように、回転限界位置111では、移動ロボット本体2のほぼ真下に向き、一対の押出アーム5の傾斜面5aで第1の平面4を押すようにしている。このように、押出アーム5で第1の平面4を押して一対の駆動輪1の下面を第1の平面4から完全に離れるように構成して、磁性体の第1の平面4に対して一対の駆動輪1の磁気吸着力が発揮できない状態とすることができる。
図3Dは、移動ロボット100の押出機構7の詳細を示した、図2のA−A断面を図2の紙面に向かって右から見た図である。ここでは、実際の動作とは異なり、理解しやすくするため、一対の駆動輪1が第2の平面9に接触していない状態で、押出機構7の動作を説明しているが、実際には、一対の駆動輪1が第2の平面9に接触した状態で行う。
押出機構7は、後述する制御部200での駆動制御の下に、アーム駆動機構部6のモータの回転軸12を図3Dの反時計方向に回転させることにより、一対の押出アーム5の各先端の傾斜面5aを第1の平面4に向けて同期して押し付けるように回転駆動させる。より具体的には、一対の押出アーム5の傾斜面5aは、接触開始位置112で第1の平面4と接触した際に、第1の平面4との作用点(接点)の位置11が、各押出アーム5の回転中心の位置(回転軸12の中心位置)よりも、第2の平面9に近くなるように、第1の平面4に対して傾斜させた構成とする。具体的には、図3Dに示すように、移動ロボット100が接している第1の平面4と各押出アーム5の接点11とが、アーム駆動機構部6の回転軸12の中心位置より、進行方向に対して前方の位置となるように設計するのが望ましい。各押出アーム5の先端は、第1の平面4に対して傾斜した状態で接するため、各押出アーム5は、図3Dの下向き矢印aが示すように、移動ロボット100の設置面に対して鉛直方向と、図3Dの右向き矢印bが示すように、移動ロボット100の進行方向に対して後ろ方向との両方向に、力を第1の平面4に対して加える事ができる。この結果、図4Cで後述するように、接触開始位置112で一対の押出アーム5から第1の平面4に、図3Dの下向き矢印aと図3Dの右向き矢印bとの合力である、図4Cの矢印aが示す向きの力を加える事によって、図4Cの矢印bが示す向きに移動ロボット100は反力を得ることができる。
移動ロボット本体2の進行方向に対して後方側には、利用者が移動ロボット100をつかみやすい様に大略三角枠形状の把持部90を有しており、自由回転する後輪ローラ8が、第1の平面4に接する下端位置に回転自在に設けられている。後輪ローラ8は、後輪の一例として機能する。後輪ローラ8は、磁性体の平面に対する磁気吸着力を備えている。この磁気吸着力としては、後輪ローラ8を円筒形状の磁石で構成し、かつ、後輪ローラ8の磁気吸着力は、一対の駆動輪1の磁気吸着力を合計した値より弱く設定してあるものとする。
移動ロボット100の進行方向に対する前方、すなわち、移動ロボット本体2の前端面には、移動ロボット100の移動ロボット本体2の前端面(又は、距離センサ10)から第1の平面4と直交する第2の平面9までの距離を測定することができる距離センサ10が設けられている。ここで、第1の平面4と第2の平面9とは磁性体であり、また、2つの平面4,9が直交する箇所としては、たとえば浴室の壁面と壁面、又は壁面と天井面等がある。
制御部200は、距離センサ10からの情報が入力されるとともに、一対の回転駆動機構3と、アーム駆動機構部6とを駆動制御する。距離センサ10で測定された情報は制御部200に入力されて、アーム駆動機構部6などの駆動制御に使用される。制御部200による駆動制御で、アーム駆動機構部6は、両側一対の押出アーム5を退避位置110と回転限界位置111との間で同期して回転制御する。よって、例えば、制御部200は、距離センサ10で一対の駆動輪1が第2の平面9に接触したことを検出したとき、アーム駆動機構部6を駆動制御して、一対の押出アーム5を退避位置110から接触位置112まで移動させて第1の平面4に接触させて、一対の駆動輪1を第1の平面4から離すとともに、回転駆動機構3を駆動制御して、一対の駆動輪1が第1の平面4から第2の平面9に移動するように回転させるように制御することができる。
次に、移動ロボット100の平面間の移動の詳細について説明する。
図4A〜図4Fは、第1の平面4(例えば鉛直方向沿いの壁)を走行している移動ロボット100が、第1の平面4から第2の平面9(例えば天井)に移乗し終えるまでの動作を示している。
図4Aは、移動ロボット100の一対の駆動輪1が矢印方向(反時計方向)に回転しながら進行方向(上向き)に走行している様子である。このとき、一対の押出アーム5は、第1の平面4と接しない退避位置110に保持されている。このとき、距離センサ10から、移動ロボット100が移動しようとしている第2の平面9までの距離を、距離センサ10で、常に計測して、計測結果の情報を制御部200に入力する。
次いで、図4Bは、移動ロボット100が、一対の駆動輪1が移動しようとしている第2の平面9に接する際の様子である。
まず、移動ロボット100は、距離センサ10の計測結果によって、一対の駆動輪1が移動しようとしている平面9に接したことを制御部200で判定して、回転駆動機構3により一対の駆動輪1の回転を停止させる。具体的には、例えば、距離センサ10で計測された距離が、駆動輪1の前端と距離センサ10の前端との距離と同じか又はほぼ同じ距離であると制御部200で判定すると、そのときの状態は、駆動輪1の前端が平面9に接触している状態であることを意味している。よって、このような状態のとき、制御部200により、各回転駆動機構3により一対の駆動輪1の回転を停止させればよい。又は、距離センサ10で計測される距離の変動の無い状態が一定時間(数秒間)継続した場合、駆動輪1の前端が平面9に接触していると制御部200で判定して、同様に、各回転駆動機構3により一対の駆動輪1の回転を停止させてもよい。
一対の駆動輪1の回転停止後、制御部200での制御の下に、移動ロボット100は、アーム駆動機構部6により、退避位置110から一対の押出アーム5の同期回転駆動を開始し、一対の押出アーム5の先端の各傾斜面5aが第1の平面4に接する方向に一対の押出アーム5を同期回転駆動させ始める。
図4Cは、移動したい第2の平面9と駆動輪1とを接触させながら、一対の押出アーム5で第1の平面4に力を加えている様子である。制御部200での制御の下に、移動ロボット100が一対の押出アーム5を退避位置110から接触開始位置112まで同期回転駆動させて、接触開始位置112で一対の押出アーム5から第1の平面4に、図4Cの矢印aが示す向きに力を加える事によって、前記で説明したように、図4Cの矢印bが示す向きに移動ロボット100は反力を得続けることができる。言い換えれば、第1の平面4と第2の平面9との両方に接触して磁気吸着力で一対の駆動輪1が拘束された位置関係において、第1の平面4からの反力が第1の平面4の法線方向と第1の平面4のロボット本体2が進行する方向(第2の平面9に近接する方向)の成分に作用できるようにしている。
この反力により、一対の駆動輪1は、第2の平面9に接触したまま少しだけ回転させられ、移動ロボット100は、図4Cの矢印Iの方向に移動する。ここで、一対の押出アーム5の先端の各傾斜面5aは、第1の平面4に接した際に第1の平面4上を滑る事ができる形状にしてあるものとする。第1の平面4の材質の影響などで、形状加工だけでは各押出アーム5を第1の平面4上で滑らすことができない場合は、先端に自由回転するローラを設けて各押出アーム5を構成しても良い。後輪ローラ8は、移動ロボット100が図4Cの矢印Iの方向に進むにつれて、第2の平面9に近づく方向に引き寄せられるため、図4Cの矢印cが示す方向に第1の平面4と接触しながら移動する。
次いで、図4Dは、制御部200での制御の下でのアーム駆動機構部6の駆動により、一対の押出アーム5が接触開始位置112から回転限界位置111まで同期回転して回転駆動をし終えた際の様子である。このとき、制御部200での制御の下に、再び、一対の回転駆動機構3が駆動されて一対の駆動輪1が同期回転させられて、移動ロボット100が点線の矢印Iの方向に第2の平面9上を移動している。このとき、後輪ローラ8も、第1の平面4に接触しながら矢印cが示す方向に移動する。
次いで、図4Eは、制御部200での制御の下でのアーム駆動機構部6の駆動により、移動ロボット100が一対の押出アーム5を回転限界位置111から元の退避位置110まで逆回転させながら、一対の回転駆動機構3により一対の駆動輪1の同期回転駆動を開始させて、図4Eの矢印IIの方向に走行している様子を示している。又は、一対の駆動輪1の同期回転駆動は、一対の押出しアーム5の退避位置110までの回転駆動が終了した直後に開始するようにしてもよい。又は、移動ロボット100は、図4Dの位置から図4Eの矢印IIの方向に距離xだけ走行した直後に、一対の押出アーム5の退避位置110への退避を開始するようにしてもよい。ここで、距離xだけ走行したことは、例えば、一対の駆動輪1の一対の回転駆動機構3に内蔵されているエンコーダーで認識することができる。距離xは、一対の駆動輪1の磁気吸着力が第1の平面4に及ばない距離である。また、第1実施形態では、押出アーム5を退避位置110へ退避しながら一対の駆動輪1を同期回転させているが、前記した変形例のように、一対の押出アーム5の退避位置110への退避中には、一対の駆動輪1の同期回転を停止させていても良い。
図4Fは、後輪ローラ8が、第2の平面9に完全に移動完了した際の様子を示している。すなわち、制御部200での制御の下でのアーム駆動機構部6の駆動により、移動ロボット100が一対の押出アーム5を退避位置110まで逆回転させて停止させたのちも、一対の回転駆動機構3により一対の駆動輪1の同期回転駆動により、移動ロボット100が図4Eの矢印IIの方向に走行し、後輪ローラ8が、第1の平面4と第2の平面9との両方に同時に接触した状態を図4Fは示している。この状態のように、後輪ローラ8が、第1の平面4と第2の平面9とに磁気吸着力で拘束されても、一対の駆動輪1の強力な駆動力によって後輪ローラ8は第1の平面4から引き離されるため、移動ロボット100は、第2の平面9の走行を継続する事ができる。
前記第1実施形態によれば、移動ロボット100が存在している第1の平面4と直交する第2の平面9に一対の駆動輪1が磁気吸着力で拘束されても(言い換えれば、距離センサ10で一対の駆動輪1が第1の平面4と第2の平面9とに接触したことを検出したときでも)、押出機構7により押出アーム5を退避位置110から接触開始位置112まで移動させて押出アーム5を第1の平面4に接触させて一対の駆動輪1を第1の平面4から離すことができる。この結果、一対の駆動輪1の磁気吸着力が第1の平面4に及ばなくなり、第2の平面9上で一対の駆動輪1を回転させることができる。よって、移動ロボット100が、壁面から壁面又は壁面から天井面のように、第1の平面4から第2の平面9に円滑に移動することが可能となる。
(第2実施形態)
なお、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、押出機構7として、前記構成に限定されるものではなく、直動シリンダーを使用する場合でもよく、その場合について説明する。
このシリンダーの配置については、いくつかの方法がある。まず、直動シリンダー13の軸方向を第1の平面4と直交する方向に配置した場合について考察する。直動シリンダー13のピストン13aをシリンダケース13b内に収納した状態で第1の平面4と直交するようにロボット本体2に配置した場合についての事例を図5A〜図5Cに示している。シリンダー13のピストン13aの先端は、自由回転するローラ13cが設けられている。図5Aでは、第1の平面4に対してシリンダー13が鉛直方向に設置されており、第1の平面4からの反力は第1の平面4の法線方向にのみ発生し、第2の平面9の方向には反力は作用しない。このとき、一対の駆動輪1の駆動は、停止している状態である。
図5Bに示すように直動シリンダー13を駆動してピストン13aを伸長させると、後輪ローラ8を中心に移動ロボット100が時計回りに回転するため、シリンダー13は第2の平面9から遠ざかる方向に押し出すことになり、駆動輪1は第2の平面9に接触し続けることができない。特に第1の平面4が壁面でかつ第2の平面9が天井面又は壁面である場合は移動ロボット100に重力がかかるため、第2の平面9にかかる磁気吸着力は低くなってしまい、移動ロボット100が第1の平面4から離れた瞬間に、移動ロボット100が落下してしまい、第2の平面9に移乗することができない。
以上のことより、本構成においては、移動ロボット100が第1の平面4から第2の平面9への移乗を行うことは不可能である。
そこで、本発明の第2実施形態においては、図5A〜図5Cで示した課題を解決するために、図5A〜図5Cの配置とは異なるように直動シリンダー13Bの配置を変えて、第1の平面4から第2の平面9への移乗を可能とした、本発明の第2実施形態にかかる移動ロボット100Bを図6A〜図6Cに示している。ここでは、直動シリンダー13Bは、押出機構の別の例として機能する。
この構成では、図5A〜図5Cとは異なり、直動シリンダー13Bを、その一端がロボット本体2に対して支持され、他端でピストン13aがシリンダケース13bに対して進退して、シリンダケース13bから伸長した接触位置115でピストン13aの先端が第1の平面4に接触可能であり、かつ、一端が他端よりも進行方向前側に位置するように傾斜してロボット本体2に配置されている。言い換えれば、直動シリンダー13Bの軸方向を、第1の平面4に対して、第1の平面4から遠ざかるにつれて、第2の平面9に接近するように傾斜させてロボット本体2に配置している。具体的には、図6Aに示すように、直動シリンダー13Bは、第1の平面4に対して、ロボット本体2に取り付けられた直動シリンダー13Bの支点(上端)12Bが第1の平面4との作用点(接点)11よりも第2の平面9に近くなるように第1の平面4に対して傾斜させた構成としている。直動シリンダー13Bは、制御部200の制御の下に駆動されて、ピストン13aがシリンダケース13b内に収納されてピストン13aの先端のローラ13cが第1の平面4から離れて退避した退避位置と、ピストン13aがシリンダケース13bから伸長してピストン13aの先端のローラ13cが第1の平面4に接触した接触位置115との間でピストン13aがシリンダケース13bに対して進退するようにしている。ここで、ピストン13aは押出部材の別の例として機能する。
図6Aは、制御部200の制御の下に第1の平面4を走行していた一対の駆動輪1が第2の平面9に接触したのち、一対の駆動輪1が第1の平面4と第2の平面9とに磁気吸着力で拘束された際の移動ロボット100Bと直動シリンダー13Bとの位置を示している。ここでは、先に説明したように、直動シリンダー13Bは第1の平面4に対して、アーム駆動機構部6に取り付けられた直動シリンダー13Bの支点12Bが第1の平面4との作用点(接点)11よりも第2の平面9と近くなるように第1の平面4に対して傾斜している。このとき、移動ロボット100Bは、制御部200の制御の下に直動シリンダー13Bを使って、ピストン13aの先端のローラ13cを退避位置から接触位置115に伸長させて第1の平面4に接触させて第1の平面4に力をかけることによって、移動ロボット100Bを第1の平面4から第1の平面4の法線方向と、第1の平面4の移動ロボット100Bが進行する方向(第2の平面9に接近する方向)との両方向に反力を得ることができる。駆動輪1の駆動は停止している状態である。
次いで、図6Bに示すように、制御部200の制御の下に駆動輪1が第2の平面9に接触したまま回転させられ、移動ロボット100Bは図6Bの点線の矢印Iの方向(第2の平面9の平面沿いの方向)に移動する。また、後輪ローラ8も第1の平面4に接触しながら、図6Bの矢印aの方向に移動する。
次いで、図6Cは、制御部200の制御の下に直動シリンダー13Bのピストン13aを最も伸長させた状態を示している。その後、又は、同時に、制御部200の制御の下に一対の駆動輪1の回転駆動を開始させることで、移動ロボット100Bは第2の平面9に沿って走行することができる。
前記第2実施形態によれば、第1実施形態と同様な効果を奏することができる。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる移動ロボットは、2つの平面が交差している場合でも2つの平面間移動が可能となり、浴室の清掃だけでは無く、建物の清掃又は点検にも応用する事ができる。
1 駆動輪
1a タイヤラバー
1b 永久磁石
1b1 丸型永久磁石
1b2 ザグリ穴あき丸型永久磁石
1c ホイール
2 移動ロボット本体
3 回転駆動機構
4 移動ロボットの設置面
5 押出アーム
5a 傾斜面
6 アーム駆動機構部
7 押出機構
8 後輪ローラ
9 移動ロボットの移動しようとする平面
10 距離センサ
11 押出アームと第1の平面の接点
12 押出アームの回転軸
12B 直動シリンダーの支点(上端)
13 押出シリンダー
13a ピストン
13b シリンダケース
13c ローラ
90 把持部
100 移動ロボット
110 退避位置
111 回転限界位置
112 接触開始位置
115 接触位置
200 制御部

Claims (5)

  1. 互いに交差する磁性体の第1の平面から磁性体の第2の平面を走行する移動ロボットであって、
    ロボット本体と、
    前記ロボット本体に回転可能に支持されかつ外周面に永久磁石を備える一対の駆動輪と、
    前記ロボット本体に備えられ、前記一対の駆動輪をそれぞれ独立して回転駆動させる駆動機構と、
    前記ロボット本体に回転自在に支持されかつ外周面に永久磁石を備える後輪と、
    前記ロボット本体に備えられ、前記第2の平面までの距離を取得する距離センサと、
    前記ロボット本体に備えられ、前記第1の平面と接触可能な接触位置と前記第1の平面から退避した退避位置との間で移動可能な押出部材を有する押出機構とを備え、
    前記距離センサで前記駆動輪が前記第2の平面に接触したことを検出したとき、
    前記押出機構により前記押出部材を前記退避位置から前記接触位置まで移動させて前記押出部材の第1の平面側の端部を前記第1の平面に対して傾斜した状態で接触させて、前記接触位置で、前記第1の平面から離れかつ前記第2の平面に近づく方向の反力を得ることで、前記駆動輪を前記第1の平面から離すことにより、前記駆動輪が前記第1の平面から前記第2の平面に移動する、移動ロボット。
  2. 前記押出機構は、
    前記第1の平面と接触可能な前記接触位置と、前記第1の平面から退避した前記退避位置との間で回転可能に前記ロボット本体に支持された前記押出部材である押出アームと、
    前記押出アームを回転駆動するアーム駆動機構部とで構成し、
    前記アーム駆動機構部により、前記押出アームを前記退避位置から前記接触位置まで回転させて、前記接触位置で前記押出アームを前記第1の平面に接触させて前記駆動輪を前記第1の平面から離す、請求項1に記載の移動ロボット。
  3. 前記押出機構は、前記押出部材としてのピストンを進退移動させる直動シリンダーで構成し、
    前記直動シリンダーは、一端が前記ロボット本体に対して支持され、他端で前記ピストンが進退して、前記接触位置で前記ピストンの先端が前記第1の平面に接触可能であり、かつ、前記一端が前記他端よりも進行方向前側に位置するように傾斜して前記ロボット本体に配置されている、請求項1又は2に記載の移動ロボット。
  4. 前記距離センサからの取得情報に基づき、前記距離センサで前記駆動輪が前記第2の平面に接触したことを検出したとき、前記押出機構を駆動制御して、前記押出部材を前記退避位置から前記接触位置まで移動させて前記第1の平面に接触させて、前記駆動輪を前記第1の平面から離すとともに、前記駆動機構を駆動制御して、前記駆動輪が前記第1の平面から前記第2の平面に移動するように回転させる制御部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1つに記載の移動ロボット。
  5. 前記移動ロボットが走行する、前記第1の平面と前記第2の平面とは互いに直交している、請求項1〜4のいずれか1つに記載の移動ロボット。
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