JP4617223B2 - フィンガー把持装置 - Google Patents

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本発明は少なくと2つのフィンガーに把持動作を行わせるフィンガー把持装置に関する。
例えば、産業ロボットにおいて、例えば一対のフィンガーに把持動作を行わせる際、該フィンガーの動きには或る程度の速度が要求されるだけでなく、該フィンガーによる物体の確実な把持を保証するためには相当な把持力も要求される。これら要求は大型の高出力回転アクチュエータの使用により応えることができるが、しかしフィンガー把持装置に大型の高出力回転アクチュエータを組み込むことはスペース的に不可能である。従って、フィンガー把持装置には小型の低出力回転アクチュエータが使用されることになるが、しかしその場合には、フィンガーの速度とその把持力とは減速比においてトレードオフの関係にあり、このためフィンガーの動きの速度を高めつつその把持力を増大させるという2つの要求を満足させることはきわめて困難であるとされている。
従って、本発明の目的は、少なくとも2つのフィンガーに把持動作を行わせるフィンガー把持装置であって、小型の低出力回転アクチュエータの使用によりフィンガーの動きの速度を高めつつその把持力を増大させるという2つの要求を満足させる得るように構成された新規なフィンガー把持装置を提供することである。
本発明によるフィンガー把持装置は、平板部及び該平板部の一端側から一体的に直立した直立板状部を有する基盤部材と、前記基盤部材の平板部に対して平行に移動自在に設けられた平板部、該平板部の前記基盤部材の直立板状部の一端付近側から一体的に直立した第1の直立板状部及び該平板部の他端部の端面に一体的に直立した第2の直立板状部を有する可動部材と、前記可動部材の第1、第2の直立板状部間に設けられ、その第1の端部は該第1の直立板状部を回転自在に挿通させられて前記基盤部材の直立板状部の付近まで伸び、その第2の端部は該第2の直立板状部によって回転自在に支持され、前記第1の端部側部分に第1のねじ切り部を有し、前記第2の端側部分に前記第1のねじ切り部と同一タイプでねじピッチが小さい第2のねじ切り部を有するロッド部材と、前記ロッド部材の第1のねじ切り部に螺合された可動歯車と、該可動歯車と噛み合った駆動歯車と、前記可動部材の第1の直立板状部に支持され、前記駆動歯車に固着された出力シャフトを有する駆動モータと、前記ロッド部材の前記一端部側部の前記可動部材の第1の直立板状部と前記可動歯車との間に設けられた摩擦板と、前記可動部材の平板部の一端に枢着された短アーム及び前記可動歯車に自由端を有する長アームよりなり、前記短アームと前記長アームとの直角部に枢着されたローラ要素を介して前記基盤部材の直立板状部と接しているL字形増力レバーと、前記ロッド部材の第2のねじ切り部に螺合させられた可動フィンガ部材とを具備し、前記可動フィンガー部材が前記第2のねじ切り部に沿って前記摩擦板から遠のくように移動させられている間に被把持物体に当接して停止させられたとき、前記可動歯車が前記摩擦板から遠のくように移動させられて前記L字形増力レバーを作動させ、これにより前記可動部材が前記可動フィンガー部材に大きな把持力を与えるべく前記基盤部材に対して変位させられることを特徴とするものである。

このようなフィンガー把持装置において、ロッド部材の第2の端部側に可動フィンガー部材に対峙して不動フィンガー部材を設けることができる。この場合、可動フィンガー部材及び前記不動フィンガー部材の少なくとも一方が少なくとも弾性変形可能な材料から形成される部分を備え得る。
一方、本発明によるフィンガー把持装置においては、上述の可動フィンガー部材を第1の可動フィンガー部材として定義したとき、上述の不動フィンガー部材の代わりに第2の可動フィンガー部材を設けてもよい。詳述すると、基盤部材はロッド部材の第1の端部から遠のく側に延在した延在部を備え、上述のロッド部材を第1のロッド部材として定義したとき、該延在部によって回転自在に支持された第2のロッド部材が設けられ、この第2のロッド部材は第1のロッド部材に対して一直線上に整列させられると共に継手によって互いに連結され、継手は第1のロッド部材の長手方向軸線に沿う該ロッド部材の変位を許容するように構成され、第2のロッド部材にはねじ切り部が形成され、このねじ切り部は第1のロッド部材に形成された第1及び第2のねじ切り部のタイプとは逆タイプのねじとされ、上述の第2の可動フィンガー部材が第2のロッド部材のねじ切り部にそこに沿って移動し得るように螺合させられる。この場合、第1及び第2の可動フィンガー部材の少なくとも一方が少なくとも弾性変形可能な材料から形成される部分を備え得る。
次に、添付図面の図1を参照して、本発明によるフィンガー把持装置の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明によるフィンガー把持装置は基盤部材10を具備し、この基盤部材10は例えば適当なロボットのアームに適宜固定される。なお、図1では、該ロボットのアームの一部が斜線で図示されている。第1の実施形態では、基盤部材10は、ロボットのアームに固定された平板部10Aと、この平板部10Aの一端側から一体的に直立した直立板状部10Bとから成る。なお、基盤部材10は適当な金属材料から形成され得る。
また、フィンガー把持装置は可動部材12を具備し、この可動部材12は平板部12Aと、この平板部12Aの一端付近側から一体的に直立した直立板状部12Bと、該平板部12Aの他端部の端面に一体的に直立板状部12Cとから成る。可動部材12は基盤部材10の平板部10A上にその直立板状部10Bに対して前後方向に移動自在に設けられる。即ち、第1の実施形態では、基盤部10の平板部10Aと可動部材12の平板部12Aとの間にコロ要素14が設けられ、これにより可動部材12は基盤部材10の平板部10A上を直立板状部10Bに対して前後方向に移動自在とされる。なお、基盤部材10の場合と同様、可動部材12も適当な金属材料から形成され得る。
ここで、以下の説明の便宜のために、可動部材12が基盤部材10の直立板状部10Bから遠のくように移動する方向を前方或いは前方側と定義し、可動部材12が基盤部材10の直立板状部10Bに向かって近づくように移動する方向を後方或いは後方側と定義することにする。
図1に示すように、可動部材12の直立板状部12B及び12C間には長尺のロッド部材16が張り渡され、その一端部側は直立板状部12Bをその前方側から後方側に向かって回転自在に挿通させられて基盤部材10の直立板状部10Bの付近まで延び、その他端部は直立板状部12Cによって回転自在に支持される。ロッド部材16の一端部側部分、即ち直立板状部12Bを挿通して突出した一端部側部分には第1のねじ切り部16Aが形成され、更にロッド部材16には可動部材12の直立板状部12Bと直立板状部12Cとの間で第2のねじ切り部16Bが形成される。第1の実施形態では、例えば、第1及び第2のねじ切り部16A及び16Bは共に右ねじとされるが、しかし第1のねじ切り部16Aのねじピッチは第2のねじ切り部16Bのねじピッチよりも大巾に小さい。
図1に示すように、ロッド部材16の第1のねじ切り部16Aには可動歯車18が螺合され、この可動歯車18は駆動歯車20と噛み合っている。駆動歯車20は直立板状部12Bの前方側によって支持された駆動モータ22の出力シャフト上に固着される。即ち、駆動モータ22の出力シャフトは直立板状部12Bの前方側から後方側に貫通させられ、その貫通部分に駆動歯車20が固着される。駆動歯車20はロッド部材16の第1のねじ切り部16Aとほぼ同じ長さを有し、可動歯車18が駆動歯車20によって回転駆動させられると、該可動歯車は後で詳述するような態様で第1のねじ切り部16Aの長さ方向に沿って移動させられる。なお、駆動モータ22は小型の低出力回転アクチュエータであり、その設置スペースについては比較的小さい。
また、ロッド部材16の一端部側部分、即ち直立板状部12Bを挿通して突出した一端部側部分には環状摩擦板24が固着させられ、この環状摩擦板24は第1のねじ切り部16Aの前方側の縁に隣接した箇所に配置される。後の記載から明らかなように、フィンガー把持装置が把持動作を行わない場合、可動歯車18は環状摩擦板24に対して摩擦係合状態に置かれる。なお、環状摩擦板24については、摩擦係数の大きな例えば硬質ゴム材料から形成され得るが、しかしその他の適当な材料、例えば適当な硬質プラスチック材料、セラミック材料金属材料等で環状摩擦板を形成してもよく、この場合には環状摩擦板24の側面には摩擦係数を増大させる処理、例えば粗面加工処理を施すことが好ましい。
図1に示すように、可動部材12の平板部12Aの後方側端の両側部には一対のL字形増力レバー26が設けられ、この一対のL字形増力レバー26はロッド部材16の第1のねじ切り部16Aの両側に配置される。各L字形増力レバー26は平板部12Aの後方側端の片側部に枢着された短アーム部26Aと、この短アーム部26Aに対して直角を成す長アーム部26Bとから成る。短アーム部26Aと長アーム部26Bとの間の直角部には第1のローラ要素26Cが枢着され、また長アーム部26Bの自由端には第2のローラ要素26Dが枢着させられる。
一方、基盤部材10の平板部10Aの前方側の端部と可動部材12の直立板状部12Cとの間には第1の引張りコイルばね28が設けられ、このため各L字形増力レバー26の第1のローラ要素26Cは常に基盤部材10の直立板状部10Bの前方側の壁面に対して転動自在にかつ弾性的に係合させられる。また、各L字形増力レバー26の長アーム部26Bと可動部材12の第1の直立板状部12Bとの間には第2の引張りコイルばね30が設けられ、このため各L字形増力レバー26の第2のローラ要素26Dは常に可動歯車18の後方側に転動自在にかつ弾性的に係合させられる。
図1に示すように、ロッド部材16の第2のねじ切り部16Bには可動フィンガー部材32が螺合させられる。この可動フィンガー部材32は螺合部32Aと、この螺合部32Aから一体的に突出するフィンガー部32Bとから構成される。可動フィンガー部材32の好ましい形態としては、螺合部32A内に第2のねじ切り部16Bと螺合するようなった金属製ナット要素を設け、この金属製ナット要素を包み込むように弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料でフィンガー本体を構成する形態が挙げあれるが、しかしその他の形態で可動フィンガー部材32を構成することもできる。例えば、螺合部32Aを金属製として、その金属製螺合部32Aに対して弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料から形成されたフィンガー部32Bを固着させてもよい。要するに、本発明によるフィンガー把持装置では、その動作の説明で明らかにされるように、可動フィンガー部材32のフィンガー部32Bについては幾分弾性変形し得るような材料から形成することが必要である。
図1には部分的にしか図示されないが、可動部材12の直立板状部12Bと直立板状部12Cとの間には案内ロッド部材34がロッド部材16に対して平行に張り渡され、可動フィンガー部材32には該案内ロッド部材34を摺動自在に挿通させるための挿通孔が形成される。
第1の実施形態では、フィンガー把持装置は更に不動フィンガー部材36を具備し、この不動フィンガー部材36は上述したロボットのアームに固定され、しかも可動フィンガー部材32に対して対峙するように可動部材12の第2の直立板状部12Cに隣接して配置される。第1の実施形態では、可動フィンガー部材32のフィンガー部32Bの場合と同様に、不動フィンガー部材36も弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料から形成される。
次に、図2(1)、図2(2)及び図2(3)を参照して、上述したフィンガー把持装置の作動について説明する。なお、これら図には可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36とによって把持されるべき被把持物体が参照符号Pによって示されている。
先ず、フィンガー把持装置が動作される前に、図2(1)に示すように、上述したロボットのアームが操作され、これにより不動フィンガー部材36が被把持物体Pの適当な箇所に接触させられるようにフィンガー把持装置の位置決めが行われる。
フィンガー把持装置の位置決めが行われた後に、可動歯車18を基盤部材10の直立板状部10Bから前方に向かって観察したときに該可動歯車18を反時計方向に回転駆動するように駆動モータ22が駆動させられると、可動歯車18に対して摩擦係合させられた環状摩擦板24も反時計方向に回転させられる。その結果、ロッド部材16は可動歯車18と同じ反時計方向、即ち矢印Aで示す回転方向に回転させられる。先に述べたように、ロッド部材16の第2のねじ切り部16Bは右ねじとされているので、ロッド部材16が矢印Aで示す回転方向に回転させられると、可動フィンガー部材32は前方に向かって移動し始める。
可動フィンガー部材32が前方に向かって移動すると、該可動フィンガー部材32は図2(2)に示すように被把持物体Pに当接して停止し、このとき被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32の当接のためにロッド部材16の回転駆動は阻止されることになる。その結果、可動歯車18自体がロッド部材16の第1のねじ切り部16Aの回りで回転させられ、可動歯車18は後方に向かって移動し始める。先に述べたように、第1のねじ切り部16Aのねじピッチは第2のねじ切り部16Bのねじピッチよりも大巾に小さいので、可動歯車18の後方への移動速度は可動フィンガー部材32の前方への移動速度よりも小さいが、その分だけ可動歯車18の後方への移動する際の推進力は大きなものとなり、このため可動歯車18はL字形増力レバー26の長アーム部26Bに作用して該L字形増力レバー26を図2(2)において時計方向に回動させ始める。L字形増力レバー26が時計方向に回動させられると、可動部材12が大きな力で前方に向かって押し遣られ、このため被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36との間の把持力が次第に増大する。
L字形増力レバー26が図2(3)に示すように最終位置まで回動させられたとき、駆動モータ22の駆動が停止され、このとき被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36との間の把持力は最大となる。
可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36とによる被把持物体Pの把持状態を解除するためには、可動歯車18を基盤部材10の直立板状部10Bから前方に向かって観察したときに該可動歯車18を時計方向に回転駆動するように駆動モータ22が駆動させられる。その結果、可動歯車18自体がロッド部材16の第1のねじ切り部16Aの回りで時計方向に回転させられ、これにより可動歯車18は前方に移動させられる。可動歯車18が環状摩擦板24との摩擦係合位置まで移動させられると、ロッド部材16が可動歯車18と共に回転させられ、このため可動フィンガー部材32が後方側に移動させられ、これにより可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36とによる被把持物体Pの把持状態が解除される。
先に述べたように、可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36とは弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料で形成されているので、可動部材12が図2(2)に示す位置から図2(3)に示す位置まで移動する際の変位量は可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36との弾性変形によって吸収され、これによりL字形増力レバー26の作動が保証される。
上述した第1の実施形態では、L字形増力レバー26の作動を保証するために、可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36との双方が弾性変形可能な材料で形成されているが、しかし可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36のいずれか一方だけを弾性変形可能な材料で形成してもL字形増力レバー26の作動を保証することは可能である。また、第1の実施形態において、フィンガー把持装置が弾性変形可能な被把持物体Pだけ把持するために使用されるのであれば、可動フィンガー部材32と不動フィンガー部材36との双方を金属材料のような剛性材料で形成してもよい。
以上の記載から明らかなように、本発明の第1の実施形態にあっては、ロッド部材16の第2のねじ切り部16Bのねじピッチは第1のねじ切り部16Aのねじピッチよりも大きいので、可動フィンガー部材32が第2のねじ切り部16Bに沿って移動する際の移動速度は比較的早く、このため可動フィンガー部材32が図2(1)に示す位置から図2(2)に示す位置(即ち、被把持物体Pに対する当接位置)まで移動する際の時間は比較的短い。一方、可動フィンガー部材32が被把持物体Pに対して当接した後に可動歯車18が第1のねじ切り部16Aに沿って移動する移動速度は比較的遅いが、しかしその移動距離自体は短く、L字形増力レバー26の作動は速やかに完了する。かくして、駆動モータ22は小型の低出力回転アクチュエータであるけれども、可動フィンガー部材32の動きの速度を早めつつその把持力を増大させるという2つの要求を満たすことができる。
上述した第1の実施形態において、L字形増力レバー26の第1のローラ要素26Cを常に基盤部材10の直立板状部10Aの前方側の壁面に対して転動自在にかつ弾性的に係合させるために第1の引張りコイルばね28が設けられているが、その機能を第2の引張りコイルばね30に担わせることができるので、第1の引張りばね28を省くことができる。また、上述した第1の実施形態では、第2の引張りコイルばね30の代わりに、可動部材12の直立板状部材12Cと不動フィンガー部材36との間に圧縮コイルばね或いはゴム等の弾性体を設けることもできる。なお、フィンガー把持装置を常に安定した状態で作動させるためには第2の引張りコイルばね30は必要であるけれでも、第2の引張りコイルばね30を省いたとしても、上述したような把持動作を行わせることが可能である。
次に、図3を参照して、本発明によるフィンガー把持装置の第2の実施形態について説明する。なお、図3では、図1に示したフィンガー把持装置の構成要素と同様な構成要素については同じ参照符号が用いられる。
図3に示すように、第2の実施形態においては、基盤部材10は更にその平板部10Aの前方側端部から前方に延在する延在部10Cと、この延在部10C上で可動部材12の直立板状部12Cの前方側に接近した箇所から一体的に直立した直立板状部10Dと、該延在部10Cの前方側の端部から一体的に直立した直立板状部10Eとを包含する。図3から明らかなように、直立板状部12Cと直立板状部10Dとは互いに接近して対峙させられる。なお、第1の実施形態の場合と同様、第2の実施形態でも、基盤部材10は例えば適当なロボットのアームに適宜固定され、図3では、該ロボットのアームの一部が斜線で図示されている。
直立板状部10D及び10E間には長尺のロッド部材38がロッド部材16と一直線上で互いに整列されるように張り渡され、その一端部は直立板状部10Dを回転自在に挿通させられて該直立板状部10Dの後方側から突出させられ、その他端部は直立状板部10Eによって回転自在に支持される。一方、第2の実施形態では、ロッド部材16の前方側端部は可動部材12の直立板状部12Cを挿通させられてその前方側に突出させられる。
図4(1)に詳しく図示するように、ロッド部材38の一端部即ち直立板状部10Dを挿通して突出した一端部には継手40が装着され、この継手40にはロッド部材16の他端部即ち直立板状部12Cを挿通して突出した他端部を受け入れるための挿入孔40Aが形成され、また該挿入孔40Aにはその長手軸線方向に沿うキー溝40Bが形成される。一方、ロッド部材16の他端部には該キー溝40Bに嵌合するようになったキー16Cが形成される。要するに、ロッド部材38の一端部即ち直立板状部10Dを挿通して突出した一端部は図4(2)に示すように継手40に連結され、このためロッド部材38は常にロッド部材16と共に回転させられる。また、挿入孔40A及びキー溝40Bは幾分深目に形成され、このためロッド部材16はその長手軸線方向に沿って前方側に変位自在とされる。
図3に示すように、ロッド部材38にはねじ切り部38Aが形成され、このねじ切り部38Aはロッド部材16に形成された第2のねじ切り部16Bに対して逆ねじとされる。上述したように、第1の実施形態では、第2のねじ切り部16Bは右ねじとされるので、第2の実施形態では、ねじ切り部38Aは左ねじとされる。なお、ねじ切り部38Aとロッド部材16の第2のねじ切り部16Bとは互いに逆ねじとされるが、双方のねじピッチについては実質的に同じである。
図3に示すように、ロッド部材38のねじ切り部38Aには可動フィンガー部材42が螺合させられる。可動フィンガー部材42も上述した可動フィンガー部材32と同様に螺合部42Aと、この螺合部42Aから一体的に突出するフィンガー部42Bとから構成される。また、上述した可動フィンガー部材32の場合と同様に、可動フィンガー部材42の好ましい形態としては、螺合部42A内にねじ切り部38Aと螺合するようなった金属製ナット要素を設け、この金属製ナット要素を包み込むように弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料でフィンガー本体を構成する形態が挙げあれる。しかしながら、その他の形態でも可動フィンガー部材32を構成し得ることは可動フィンガー部材32の場合と同様である。
図3には部分的にしか図示されないが、直立板状部10D及び10Eの間には案内ロッド部材44がロッド部材38に対して平行に張り渡され、可動フィンガー部材42には該案内ロッド部材44を摺動自在に挿通させるための挿通孔が形成される。
次に、図5(1)、図5(2)及び図5(3)を参照して、フィンガー把持装置の第2の実施形態の作動について説明する。なお、これら図には可動フィンガー部材32及び40によって把持されるべき被把持物体が参照符号Pによって示されている。
先ず、フィンガー把持装置が動作される前に、図5(1)に示すように、上述したロボットのアームが操作され、これにより被把持物体Pが可動フィンガー32及び42間に位置させられるようにフィンガー把持装置の位置決めが行われる。
フィンガー把持装置の位置決めが行われた後に、可動歯車18を基盤部材10の直立板状部10Bから前方に向かって観察したときに該可動歯車18を反時計方向に回転駆動するように駆動モータ22が駆動させられると、可動歯車18に対して摩擦係合させられた環状摩擦板24も反時計方向に回転させられる。その結果、ロッド部材16及び38は可動歯車18と同じ反時計方向、即ち矢印Aで示す回転方向に回転させられる。先に述べたように、ロッド部材16の第2のねじ切り部16Bは右ねじとされ、またロッド部材38のねじ切り部38Aは左ねじとさているので、ロッド部材16及び38が矢印Aで示す回転方向に回転させられると、可動フィンガー部材32及び42は互いに向かい合うように移動し始める。
可動フィンガー部材32及び42は互いに向かい合うように移動すると、該可動フィンガー部材32及び42は図5(2)に示すように被把持物体Pに当接して停止し、このとき被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32及び42の当接のためにロッド部材16及び38の回転駆動は阻止されることになる。その結果、可動歯車18自体がロッド部材16の第1のねじ切り部16Aの回りで回転させられ、可動歯車18は後方に向かって移動し始める。先に述べたように、第1のねじ切り部16Aのねじピッチは第2のねじ切り部16Bのねじピッチよりも大巾に小さいので、可動歯車18の後方への移動速度は可動フィンガー部材32の前方への移動速度よりも小さいが、その分だけ可動歯車18の後方への移動する際の推進力は大きなものとなり、このため可動歯車18はL字形増力レバー26の長アーム部26Bに作用して該L字形増力レバー26を図5(2)において時計方向に回動させ始める。L字形増力レバー26が時計方向に回動させられると、可動部材12が大きな力で前方に向かって押し遣られ、このため被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32及び42の間の把持力が次第に増大する。
L字形増力レバー26が図5(3)に示すように最終位置まで回動させられたとき、駆動モータ22の駆動が停止され、このとき被把持物体Pに対する可動フィンガー部材32及び42の間の把持力は最大となる。
可動フィンガー部材32及び42による被把持物体Pの把持状態を解除するためには、可動歯車18を基盤部材10の直立板状部10Bから前方に向かって観察したときに該可動歯車18を時計方向に回転駆動するように駆動モータ22が駆動させられる。その結果、可動歯車18自体がロッド部材16の第1のねじ切り部16Aの回りで時計方向に回転させられ、これにより可動歯車18は前方に移動させられる。可動歯車18が環状摩擦板24との摩擦係合位置まで移動させられると、ロッド部材16及び38が可動歯車18と共に回転させられ、このため可動フィンガー部材32及び42が互いに遠のくように移動させられ、これにより可動フィンガー部材32及び42による被把持物体Pの把持状態が解除される。
第2の実施形態では、可動フィンガー部材32及び42は弾性変形可能な硬質プラスチック材料或いは硬質ゴム材料で形成されているので、可動部材12が図5(2)に示す位置から図5(3)に示す位置まで移動する際の変位量は可動フィンガー部材32及び42の弾性変形によって吸収される。また、挿入孔40A及びキー溝40Bは幾分深目に形成され、このためロッド部材16はその長手軸線方向に沿って前方側に変位自在とされているので、ロッド部材16は図5(2)に示す位置から図5(3)に示す位置まで移動する際の変位が保証される。要するに、以上のような構成により、L字形増力レバー26の作動が保証されることになる。
第2の実施形態では、L字形増力レバー26の作動を保証するために、可動フィンガー部材32及び42の双方が弾性変形可能な材料で形成されているが、しかし可動フィンガー部材32及び42のいずれか一方だけを弾性変形可能な材料で形成してもL字形増力レバー26の作動を保証することは可能である。また、第2の実施形態において、フィンガー把持装置が弾性変形可能な被把持物体Pだけ把持するために使用される場合には、可動フィンガー部材32及び42の双方を金属材料のような剛性材料で形成してもよい。
以上の記載から明らかなように、本発明の第2の実施形態にあっても、ロッド部材16の第2のねじ切り部16Bとロッド部材38のねじ切り部とのねじピッチはロッド部材16の第1のねじ切り部16Aのねじピッチよりも大きいので、可動フィンガー部材32及び42が移動する際の移動速度は比較的早く、このため可動フィンガー部材32及び42が図5(1)に示す位置から図5(2)に示す位置(即ち、被把持物体Pに対する当接位置)まで移動する際の時間は比較的短い。一方、可動フィンガー部材32及び42が被把持物体Pに対して当接した後に可動歯車18が第1のねじ切り部16Aに沿って移動する移動速度は比較的遅いが、しかしその移動距離自体は短く、L字形増力レバー26の作動は速やかに完了する。かくして、駆動モータ22は小型の低出力回転アクチュエータであるけれども、可動フィンガー部材32及び42の動きの速度を早めつつその把持力を増大させるという2つの要求を満たすことができる。
上述した第1の実施形態では、フィンガー把持装置が可動フィンガー部材32及び不動フィンガー部材36の2つを備える場合について説明し、また上述した第2の実施形態では、フィンガー把持装置が可動フィンガー部材32及び42の2つを備える場合について説明したが、本発明によれば、3つ以上の可動フィンガー部材を備えるフィンガー把持装置も提供することができる。例えば、図1に示したフィンガー把持装置から不動フィンガー部材36を除去したものを3つ用意し、これらフィンガー把持装置を円周に沿って120度の角度で等間隔に放射状に配置させることにより、3つの可動フィンガー部材を備えるフィンガー把持装置が得られる。この場合には、該円周の中心位置が把持位置となり、3つの可動フィンガー部材が該円周の中心位置に向かって被把持物体に当接した後に個々のL字形増力レバー(26)が作動させられ、これにより被把持物体は3つの可動フィンガー部材でもって大きな把持力で把持されることになる。
上述した第1の実施形態の場合と同様に、第2の引張りコイルばね30の代わりに、直立板状部材12Cと直立板状部10Dとの間に圧縮コイルばね或いはゴム等の弾性体を設けることもできる。
本発明によるフィンガー把持装置の第1の実施形態を示す概略側面図である。 図1に示すフィンガー把持装置の動作を説明するための概略側面図であって、図2(1)、図2(2)及び図2(3)はそれぞれフィンガー把持装置の代表的な動作段階を示す図である。 本発明によるフィンガー把持装置の第2の実施形態を示す概略側面図である。 第2の実施形態のフィンガー把持装置を構成する2つの長尺のロッド部材の両端部を示す部分拡大斜視図であって、図4(1)は該両端部を継手で連結する前の状態で示す図であり、図4(2)は該両端部を継手で連結した状態で示す図である。 図3に示すフィンガー把持装置の動作を説明するための概略側面図であって、図5(1)、図5(2)及び図5(3)はそれぞれフィンガー把持装置の代表的な動作段階を示す図である。
符号の説明
10:基盤部材
10A:平板部
10B:直立板状部
10C:延在部
10D:直立板状部
10E:直立板状部
12:可動部材
12A:平板部
12B:直立板状部
12C:直立板状部
14:コロ要素
16:ロッド部材
16A:第1のねじ切り部
16B:第2のねじ切り部
16C:キー
18:可動歯車
20:駆動歯車
22:駆動モータ
24:環状摩擦板
26:L字形増力レバー
26A:短アーム部
26B:長アーム部
26C:第1のローラ要素
26D:第2のローラ要素
28:第1の引張りコイルばね
30:第2の引張りコイルばね
32:可動フィンガー部材
32A:螺合部
32B:フィンガー部
34:案内ロッド部材
36:不動フィンガー部材
38:ロッド部材
38A:ねじ切り部
40:継手
40A:挿入孔
40B:キー溝
42:可動フィンガー部材
42A:螺合部
42B:フィンガー部
44:案内ロッド部材

Claims (5)

  1. 平板部(10A)及び該平板部の一端側から一体的に直立した直立板状部(10B)を有する基盤部材(10)と、
    前記基盤部材の平板部に対して平行に移動自在に設けられた平板部(12A)、該平板部(12A)の前記基盤部材(10)の直立板状部(10B)の一端付近側から一体的に直立した第1の直立板状部(12B)及び該平板部(12A)の他端部の端面に一体的に直立した第2の直立板状部(12C)を有する可動部材(12)と、
    前記可動部材の第1、第2の直立板状部(12B、12C)間に設けられ、その第1の端部は該第1の直立板状部(12B)を回転自在に挿通させられて前記基盤部材の直立板状部の付近まで伸び、その第2の端部は該第2の直立板状部(12C)によって回転自在に支持され、前記第1の端部側部分に第1のねじ切り部(16A)を有し、前記第2の端側部分に前記第1のねじ切り部と同一タイプでねじピッチが小さい第2のねじ切り部(16B)を有するロッド部材(16)と、
    前記ロッド部材の第1のねじ切り部(16A)に螺合された可動歯車(18)と、
    該可動歯車と噛み合った駆動歯車(20)と、
    前記可動部材の第1の直立板状部(12B)に支持され、前記駆動歯車に固着された出力シャフトを有する駆動モータ(22)と、
    前記ロッド部材の前記一端部側部の前記可動部材の第1の直立板状部と前記可動歯車との間に設けられた摩擦板(24)と、
    前記可動部材の平板部(12A)の一端に枢着された短アーム(26A)及び前記可動歯車に自由端を有する長アーム(26B)よりなり、前記短アームと前記長アームとの直角部に枢着されたローラ要素(26C)を介して前記基盤部材の直立板状部と接しているL字形増力レバー(26)と、
    前記ロッド部材の第2のねじ切り部(16B)に螺合させられた可動フィンガ部材(32)と
    を具備し、
    前記可動フィンガー部材が前記第2のねじ切り部に沿って前記摩擦板から遠のくように移動させられている間に被把持物体(P)に当接して停止させられたとき、前記可動歯車が前記摩擦板から遠のくように移動させられて前記L字形増力レバーを作動させ、これにより前記可動部材が前記可動フィンガー部材に大きな把持力を与えるべく前記基盤部材に対して変位させられることを特徴とするフィンガー把持装置。
  2. 請求項1に記載のフィンガー把持装置において、前記ロッド部材(16)の第2の端部側に前記可動フィンガー部材に対峙して不動フィンガー部材(36)が設けられることを特徴とするフィンガー把持装置。
  3. 請求項2に記載のフィンガー把持装置において、前記可動フィンガー部材(32)及び前記不動フィンガー部材(36)の少なくとも一方が少なくとも弾性変形可能な材料から形成される部分を備えることを特徴とするフィンガー把持装置。
  4. 請求項1に記載のフィンガー把持装置において、前記基盤部材(10)が前記ロッド部材(16)の第1の端部から遠のく側に延在した延在部(10C、10D、10E)を備え、前記ロッド部材を第1のロッド部材として定義したとき、前記延在部によって回転自在に支持された第2のロッド部材(38)が設けられ、この第2のロッド部材は前記第1のロッド部材に対して一直線上に整列させられると共に継手(40)によって互いに連結され、前記継手は前記第1のロッド部材の長手方向軸線に沿う該ロッド部材の変位を許容するように構成され、前記第2のロッド部材にはねじ切り部が形成され、このねじ切り部は前記第1のロッド部材に形成された第1及び第2のねじ切り部のタイプとは逆タイプのねじとされ、前記可動フィンガー部材(32)を第1の可動フィンガー部材として定義したとき、前記第2のロッド部材のねじ切り部にはそこに沿って移動し得るように螺合された第2の可動フィンガーが設けられることを特徴とするフィンガー把持装置。
  5. 請求項4に記載のフィンガー把持装置において、前記第1及び第2の可動フィンガー部材(32、42)の少なくとも一方が少なくとも弾性変形可能な材料から形成される部分を備えることを特徴とするフィンガー把持装置。
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