JP6709115B2 - 高所作業車および部材の施工方法 - Google Patents

高所作業車および部材の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6709115B2
JP6709115B2 JP2016125197A JP2016125197A JP6709115B2 JP 6709115 B2 JP6709115 B2 JP 6709115B2 JP 2016125197 A JP2016125197 A JP 2016125197A JP 2016125197 A JP2016125197 A JP 2016125197A JP 6709115 B2 JP6709115 B2 JP 6709115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workbench
work vehicle
aerial work
steel beam
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016125197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017226528A (ja
Inventor
在田 浩徳
浩徳 在田
五十嵐 俊介
俊介 五十嵐
坂本 眞一
眞一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP2016125197A priority Critical patent/JP6709115B2/ja
Publication of JP2017226528A publication Critical patent/JP2017226528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6709115B2 publication Critical patent/JP6709115B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、特に巻付け式の耐火被覆材の施工に好適な高所作業車および部材の施工方法に関するものである。
従来、巻付け式の耐火被覆材は、一般に昇降式の作業床を備える高所作業車(例えば、特許文献1を参照)を使用して施工されている。図6〜図8は、この高所作業車による従来の施工手順を示したものである。まず、図6のステップS1および図7に示すように、厚手の長方形シート状の耐火被覆材1(長さ2m×幅1m程度)を、高所作業車2の作業床3の手摺4に仮置きして鉄骨梁5(H形鋼)の片側6に配置する。そして、作業床3を上昇させた後、作業床3上の作業者(不図示)が耐火被覆材1の一方の端部を鉄骨梁5の片面上部にピン溶接などにより取付け、吊下げる。高所作業車2を動かさずに取付可能な枚数(図の例では2枚)の耐火被覆材1を隣り合わせに吊下げ施工したら、作業床3を一旦下げて高所作業車2を鉄骨梁5の延在方向に沿って若干移動させ、図8に示すように、作業床3を再び上昇させて次の2枚を鉄骨梁5の片面上部に取付け、吊下げる。以後、この取付け作業を鉄骨梁5の延在方向に繰り返す(図6のステップS2)。作業の途中、高所作業車2に積載した耐火被覆材1がなくなったら、その都度、作業床3を下降させて耐火被覆材1を積み込む作業を行う。
こうして鉄骨梁5の片側6への耐火被覆材1の吊下げが完了したら、図6に示すように、鉄骨梁5のもう片側7であって、耐火被覆材1を最初に取付けた位置に対応する箇所に高所作業車2を移動させる(ステップS3)。そして、鉄骨梁5の片側6に吊下がった既設の耐火被覆材1の下端を持ち上げて、鉄骨梁5の下面ともう片側7に巻付けてその上部に取付ける。以後、この巻付け作業を、鉄骨梁5の延在方向に沿って高所作業車2を前進させながら行う(ステップS4)。ただし、高所作業車2を前進させる場合は、作業床3を必ず下降させて行う。
実開平6−63582号公報
しかしながら、上記の従来の施工方法では、次のような問題があった。
高所作業車2は機能的には作業床3を上昇させたまま走行可能であるが、走行中の転倒防止、鉄骨梁5等への挟まれ防止のため、建設業界では作業床3を下降させて走行させることが義務付けられている。そのため、走行前後に作業床3の上下作業が発生し、耐火被覆材取付け作業の効率低下につながっていた。また、そもそも作業床3が小さいため、耐火被覆材1を積載するための高所作業車2の移動回数が増え、耐火被覆材取付け作業の効率低下につながっていた。
このため、高所作業車を動かす回数を減らし、耐火被覆材の取付け作業の効率を向上することのできる高所作業車の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐火被覆材の取付け作業の効率を向上することのできる高所作業車および部材の施工方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る高所作業車は、走行車体と、この走行車体に昇降可能に設けられた作業台を備え、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工するために用いられる高所作業車であって、作業台の床寸法を増減調整可能な寸法調整手段と、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせるための位置合わせ手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高所作業車は、上述した発明において、位置合わせ手段が、作業台から被取付け部材に向けて鉛直上方にレーザーを照射するレーザー照射手段であることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高所作業車は、上述した発明において、シート状の部材を垂らして積載するための積載部を作業台の周囲に有し、この積載部は、作業台に対する部材の積載可能数量を増大するために水平方向に多重に設けられることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高所作業車は、上述した発明において、巻付け式の耐火被覆材である部材を、鉄骨梁である被取付け部材に対して取付け施工するために用いられることを特徴とする。
また、本発明に係る他の高所作業車は、上述した発明において、寸法調整手段が、作業台の縦と横の少なくとも一方の寸法を伸縮する伸縮機構からなり、この伸縮機構の動作によって、他の階へ移動する時は作業台の寸法をエレベーター搬器に収容可能な寸法に縮小可能であり、取付け施工時は作業台の寸法を拡幅可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る部材の施工方法は、上述した高所作業車を用いて、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工する方法であって、作業台の床寸法を増減調整する寸法調整ステップと、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせる位置合わせステップと、位置合わせステップの後、必要に応じて作業台を昇降して停止し、部材を被取付け部材に対して取付け施工する施工ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る高所作業車によれば、走行車体と、この走行車体に昇降可能に設けられた作業台を備え、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工するために用いられる高所作業車であって、作業台の床寸法を増減調整可能な寸法調整手段と、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせるための位置合わせ手段とをさらに備えるので、作業台の床寸法を増大することにより、部材の積載容量を増やすことができ、部材を作業台に積載するための作業台の上下昇降作業数を減らせる。また、作業台の床寸法を増大した状態で取付け作業を行うことで、高所作業車を動かさずに取付ける部材の数量が増えるとともに、作業性が向上する。また、位置合わせ手段によって被取付け部材に対する作業台の位置合わせ効率が向上し、高所作業車を必要以上に動かさずに済む。したがって、本発明によれば、高所作業車を動かす回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、位置合わせ手段が、作業台から被取付け部材に向けて鉛直上方にレーザーを照射するレーザー照射手段であるので、容易に位置合わせを行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、シート状の部材を垂らして積載するための積載部を作業台の周囲に有し、この積載部は、作業台に対する部材の積載可能数量を増大するために水平方向に多重に設けられるので、部材の積載可能数量を増大することが可能となり、別の搬送台車などから部材を作業台に積み込む作業を行うことによる取付け作業の中断回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、巻付け式の耐火被覆材である部材を、鉄骨梁である被取付け部材に対して取付け施工するために用いられるので、高所作業車を動かす回数が減り、巻付け式の耐火被覆材の取付け作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、寸法調整手段が、作業台の縦と横の少なくとも一方の寸法を伸縮する伸縮機構からなり、この伸縮機構の動作によって、他の階へ移動する時は作業台の寸法をエレベーター搬器に収容可能な寸法に縮小可能であり、取付け施工時は作業台の寸法を拡幅可能であるので、エレベーターによる高所作業車の上階または下階盛り替えを行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る部材の施工方法によれば、上述した高所作業車を用いて、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工する方法であって、作業台の床寸法を増減調整する寸法調整ステップと、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせる位置合わせステップと、位置合わせステップの後、必要に応じて作業台を昇降して停止し、部材を被取付け部材に対して取付け施工する施工ステップとを備えるので、高所作業車を動かす回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法の実施の形態を示す全体斜視図である。 図2は、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法の実施の形態を示す部分斜視図である。 図3は、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法の実施の形態を示す側断面図である。 図4は、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法の実施の形態を示す施工手順図である。 図5は、耐火被覆材の積載枚数を増やした高所作業車の一例を示す側断面図である。 図6は、従来の高所作業車による耐火被覆材の施工手順を示す平面図である。 図7は、従来の高所作業車による耐火被覆材の施工ステップ1を示す斜視図である。 図8は、従来の高所作業車による耐火被覆材の施工ステップ2を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、部材が巻付け式の耐火被覆材であり、被取付け部材が鉄骨梁である場合を例にとり説明するが、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1および図2に示すように、本発明に係る高所作業車10は、走行車体12と、走行車体12の上に設けられた昇降機構14と、昇降機構14の上端に設けられた作業台16とを備えており、作業台16に積載した巻付け式の耐火被覆材(部材)をH形鋼からなる高所の鉄骨梁5(被取付け部材)に対して取付け施工するために用いられる。なお、本実施の形態で使用する耐火被覆材としては、例えば長さ2m、幅1m、厚さ数10mm程度の巻付け式の耐火被覆材を想定しているが、これ以外の寸法であっても構わない。
作業台16は、昇降機構14の伸縮動作によって上下昇降可能となっている。図では昇降機構14を伸張して作業台16を上昇させた例を示しているが、昇降機構14を収縮して作業台16を床面近くに下降させることも可能である。作業台16の周囲には、出入口18を除いて柵体20が設けられている。この柵体20の上部は横棒状の手摺22(積載部)となっており、この手摺22には耐火被覆材を垂らして積載可能である。
この高所作業車10は、作業台16の床寸法を増減調整可能なスライド式(伸縮機構)の寸法調整手段24と、鉄骨梁5に対する作業台16の位置を取付け施工に適する位置に合わせるためのレーザー照射手段26(位置合わせ手段)をさらに備えている。
ここで、作業台16は、第1作業台16Aと、柵体20を備える第2作業台16Bとにより構成され、それぞれ長方形状の作業床を有している。第1作業台16Aは、昇降機構14の上端に固定されている。第2作業台16Bは、第1作業台16Aの上方の幅方向Xの両側においてスライド可能に固定され、寸法調整手段24の動作により幅方向Xにスライド可能となっている。図1および図2に示すように、第2作業台16Bの幅方向Xの内側端部28が第1作業台16Aの外側端部30と一致するように、第2作業台16Bを幅方向X外方にスライドして使用することにより作業台16の幅寸法を拡幅することができる。反対に、第2作業台16Bを幅方向X内方にスライドして、その内側端部28どうしを近接配置することにより作業台16の幅寸法を縮小することができる。
本実施の形態では、作業台16の床面積を拡大することで高所作業車10の移動回数を減らし、作業歩掛りを向上につなげる。作業台16の長さLを例えば2.7mと従来よりも大きくすれば、高所作業車10を移動せず耐火被覆材3枚の取付けが可能となる。また、鉄骨梁5の横幅bが40cm程度の場合、拡幅後の作業台16の横幅Bを例えば2.0mとして従来よりも大きくすれば、高所作業車10を移動せず鉄骨梁5の両面への耐火被覆材の取付けが可能となる。
なお、拡幅後の作業台16の横幅Bが2.0mのままでは高所作業車10は工事用エレベーター搬器に乗らないため、寸法調整手段24のスライド動作により、作業時は横幅Bを2.0mに拡幅し、エレベーターによる上階または下階への盛り替え時は走行車体12と同じ横幅(例えば1.3m)に縮小できるようにすることが望ましい。
レーザー照射手段26は、図2に示すように、第1作業台16Aの長さ方向Yの両側端部であって幅方向X中央部に設けられ、第1作業台16から鉛直上方にレーザー可視光32を照射するものである。このレーザー可視光32による照射点を目視確認することで、作業者は鉄骨梁5の下フランジと作業台16の水平方向の相対的な位置関係を把握することができる。そして、例えば2つのレーザー照射手段26からの照射点の位置が下フランジの中心線上に位置するように、高所作業車10の位置を調整する。こうすることで、作業台16を下降させた状態で鉄骨梁5と高所作業車10の位置整合が可能である。これにより、作業台16を上昇させても鉄骨梁5に対して作業に最適な位置に1回で容易に位置合わせができるようになるので、高所作業車10を再度位置合わせする手間が減り、耐火被覆材取付け作業の効率を上げることができる。
このように、本実施の形態の高所作業車10によれば、作業台16の床寸法を増大することにより、耐火被覆材の積載容量を増やすことができ、耐火被覆材を作業台16に積み込むための作業台16の上下昇降作業数を減らせる。また、作業台16の床寸法を増大した状態で取付け作業を行うことで、高所作業車10を動かさずに取付ける耐火被覆材の数量が増えるとともに、作業性が向上する。また、レーザー照射手段26によって鉄骨梁5に対する作業台16の位置合わせ効率が向上し、高所作業車10を必要以上に動かさずに済む。したがって、本実施の形態によれば、高所作業車10を動かす回数が減り、耐火被覆材の取付け作業の効率を向上することができる。
次に、本発明に係る部材の施工方法の実施の形態について説明する。
この施工方法は、上記の高所作業車10を用いて、作業台16に積載した耐火被覆材を鉄骨梁5に対して取付け施工する方法である。この施工方法は、作業台16の床寸法を増減調整する寸法調整ステップS11と、鉄骨梁5に対する作業台16の位置を取付け施工に適する位置に合わせる位置合わせステップS12と、位置合わせステップS12の後、必要に応じて作業台16を昇降して停止し、耐火被覆材1を鉄骨梁5に対して取付け施工する施工ステップS13とを備える。
まず、図3に示すように、下降した状態の第2作業台16Bを幅方向Xにスライドして作業台16を拡幅する(ステップS11)。次に、作業台16の両側の手摺22に、耐火被覆材1(不図示)を片側3枚ずつ合計6枚を並べて積載する。そして、レーザー照射手段26および走行車体12を利用して、鉄骨梁5に対する作業台16の位置を取付け施工に適する位置に合わせ、例えば作業台16を作業開始点の鉄骨梁5の真下に配置する(ステップS12)。作業台16に作業員が搭乗し、作業台16を上昇させて停止した後、耐火被覆材1の一方の端部を鉄骨梁5の片側6の上部にピン溶接などにより取付け、吊下げる。さらに、この耐火被覆材1の下端を持ち上げて、鉄骨梁5の下フランジ面ともう片側7に巻付けてその上部に取付ける(ステップS13)。なお、この作業は、鉄骨梁5の片側6の上部に対して3枚の耐火被覆材1を並べて取付けた後に、それぞれを下フランジ面ともう片側7に巻付けて取付けてもよいし、1枚づつ行ってもよい。
こうして、高所作業車10を動かさずに3枚の耐火被覆材1を隣り合わせに吊下げ施工したら、作業台16を一旦下げて高所作業車10を鉄骨梁5の延在方向に沿って若干移動させ、耐火被覆材1を手摺22に積み込んで、作業台16を再び上昇させて次の3枚を鉄骨梁5の両側面および下面に巻付けて取付ける。以後、この取付け作業を鉄骨梁5の延在方向に繰り返す(図4のステップS14)。
このように、本実施の形態によれば、高所作業車10を動かす回数が減り、耐火被覆材1の取付け作業の効率を向上することができる。
また、作業台16の長さLが長いため、高所作業車10を動かさず取付ける耐火被覆材1の枚数が増える。また、作業台16の横幅Bが大きいため、高所作業車10を動かさず耐火被覆材1の吊下げと巻込みが同時に行える。さらに、耐火被覆材1の搭載枚数が増えるため、積み込みのための作業台16の上下昇降作業および積み込み作業の回数を減らすことができる。
上記の実施の形態において、作業台16に対する耐火被覆材の積載可能数量を増大するために、手摺22を水平方向に多重に設けてもよい。この場合、例えば、図5に示すように、手摺22を幅方向Xに2重に設け、耐火被覆材1の積載可能枚数を増やしてもよい。このようにすることで、耐火被覆材1の積み込み作業による取付け作業の中断を減らし、耐火被覆材取付け作業の効率を上げることができる。
また、上記の実施の形態においては、巻付け式の耐火被覆材を鉄骨梁に取付け施工する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、耐火被覆材以外の部材を被取付け部材に取付ける構成であってもよい。このようにしても、上記と同様の作用効果を奏することが可能である。
以上説明したように、本発明に係る高所作業車によれば、走行車体と、この走行車体に昇降可能に設けられた作業台を備え、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工するために用いられる高所作業車であって、作業台の床寸法を増減調整可能な寸法調整手段と、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせるための位置合わせ手段とをさらに備えるので、作業台の床寸法を増大することにより、部材の積載容量を増やすことができ、部材を作業台に積載するための作業台の上下昇降作業数を減らせる。また、作業台の床寸法を増大した状態で取付け作業を行うことで、高所作業車を動かさずに取付ける部材の数量が増えるとともに、作業性が向上する。また、位置合わせ手段によって被取付け部材に対する作業台の位置合わせ効率が向上し、高所作業車を必要以上に動かさずに済む。したがって、本発明によれば、高所作業車を動かす回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができる。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、位置合わせ手段が、作業台から被取付け部材に向けて鉛直上方にレーザーを照射するレーザー照射手段であるので、容易に位置合わせを行うことができる。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、シート状の部材を垂らして積載するための積載部を作業台の周囲に有し、この積載部は、作業台に対する部材の積載可能数量を増大するために水平方向に多重に設けられるので、部材の積載可能数量を増大することが可能となり、別の搬送台車などから部材を作業台に積み込む作業を行うことによる取付け作業の中断回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができる。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、巻付け式の耐火被覆材である部材を、鉄骨梁である被取付け部材に対して取付け施工するために用いられるので、高所作業車を動かす回数が減り、巻付け式の耐火被覆材の取付け作業の効率を向上することができる。
また、本発明に係る他の高所作業車によれば、寸法調整手段が、作業台の縦と横の少なくとも一方の寸法を伸縮する伸縮機構からなり、この伸縮機構の動作によって、他の階へ移動する時は作業台の寸法をエレベーター搬器に収容可能な寸法に縮小可能であり、取付け施工時は作業台の寸法を拡幅可能であるので、エレベーターによる高所作業車の上階または下階盛り替えを行うことができる。
また、本発明に係る部材の施工方法によれば、上述した高所作業車を用いて、作業台に積載した部材を高所の被取付け部材に対して取付け施工する方法であって、作業台の床寸法を増減調整する寸法調整ステップと、被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせる位置合わせステップと、位置合わせステップの後、必要に応じて作業台を昇降して停止し、部材を被取付け部材に対して取付け施工する施工ステップとを備えるので、高所作業車を動かす回数が減り、部材の取付け作業の効率を向上することができる。
以上のように、本発明に係る高所作業車および部材の施工方法は、耐火被覆材のような部材の取付け作業に有用であり、特に、巻付け式の耐火被覆材の取付け作業の効率を向上するのに適している。
1 耐火被覆材(部材)
5 鉄骨梁(被取付け部材)
10 高所作業車
12 走行車体
14 昇降機構
16 作業台
16A 第1作業台
16B 第2作業台
18 出入口
20 柵体
22 手摺(積載部)
24 寸法調整手段
26 レーザー照射手段(位置合わせ手段)
28 内側端部
30 外側端部
32 レーザー可視光
B 横幅
L 長さ
X 幅方向
Y 長さ方向

Claims (5)

  1. 走行車体と、この走行車体に昇降可能に設けられた作業台を備え、作業台に積載した巻付け式の耐火被覆材である部材を高所の鉄骨梁である被取付け部材に対して取付け施工するために用いられる高所作業車であって、
    作業台の床寸法を増減調整可能な寸法調整手段と、
    被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせるための位置合わせ手段とをさらに備え
    作業台は、第1作業台と、鉄骨梁の両側方向にスライド可能に第1作業台に固定される第2作業台で構成され、寸法調整手段は、第2作業台を第1作業台に対してスライドすることで作業台の床寸法を増減調整することを特徴とする高所作業車。
  2. 位置合わせ手段が、作業台から被取付け部材に向けて鉛直上方にレーザーを照射するレーザー照射手段であることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. シート状の部材を垂らして積載するための積載部を作業台の周囲に有し、この積載部は、作業台に対する部材の積載可能数量を増大するために水平方向に多重に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の高所作業車。
  4. 寸法調整手段が、作業台の縦と横の少なくとも一方の寸法を伸縮する伸縮機構からなり、この伸縮機構の動作によって、他の階へ移動する時は作業台の寸法を、高所作業車が移動する建物内に設けられたエレベーター搬器に収容可能な寸法であって走行車体と同じ横幅に縮小可能であり、取付け施工時は作業台の寸法を拡幅可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の高所作業車。
  5. 請求項1〜のいずれか一つに記載の高所作業車を用いて、作業台に積載した巻付け式の耐火被覆材である部材を高所の鉄骨梁である被取付け部材に対して取付け施工する方法であって、
    作業台は、第1作業台と、鉄骨梁の両側方向にスライド可能に第1作業台に固定される第2作業台で構成され、
    第2作業台を第1作業台に対してスライドして作業台の床寸法を増減調整する寸法調整ステップと、
    被取付け部材に対する作業台の位置を取付け施工に適する位置に合わせる位置合わせステップと、
    位置合わせステップの後、必要に応じて作業台を昇降して停止し、部材を被取付け部材に対して取付け施工する施工ステップとを備えることを特徴とする部材の施工方法。
JP2016125197A 2016-06-24 2016-06-24 高所作業車および部材の施工方法 Active JP6709115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125197A JP6709115B2 (ja) 2016-06-24 2016-06-24 高所作業車および部材の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125197A JP6709115B2 (ja) 2016-06-24 2016-06-24 高所作業車および部材の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017226528A JP2017226528A (ja) 2017-12-28
JP6709115B2 true JP6709115B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=60889074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016125197A Active JP6709115B2 (ja) 2016-06-24 2016-06-24 高所作業車および部材の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6709115B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109264640B (zh) * 2018-09-19 2021-09-28 台州市晶钻智能科技有限公司 一种安全系数高的消防应急装置
CN112516496B (zh) * 2020-12-01 2022-03-15 湖南方成云谷科技有限公司 多功能消防高空云梯控制平台及方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3142201B2 (ja) * 1994-03-16 2001-03-07 高砂熱学工業株式会社 高所作業車
JPH07257897A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Takenaka Komuten Co Ltd 高所作業車
JPH07257896A (ja) * 1994-03-22 1995-10-09 Takenaka Komuten Co Ltd 高所作業車
JP3016716U (ja) * 1995-04-07 1995-10-09 大成建設株式会社 吹付け作業用フード付高所作業車
JP5128925B2 (ja) * 2007-12-12 2013-01-23 清水建設株式会社 作業台
JP2011001703A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Shimizu Corp 作業台の連結装置
JP2012166945A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Aichi Corp 高所作業車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017226528A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150042185A (ko) 등반 스크린용 개량 프레임
JP2006233486A (ja) 横行式作業装置およびこれによる作業方法
US11274450B2 (en) System and method of assembling and installing commercial roofing
JP5394334B2 (ja) 高所作業用作業床の施工方法
WO2014167186A1 (en) Lifting device
JP2006348691A (ja) 建物の外壁部の施工システム
JP6132143B2 (ja) 建物解体システム
KR20140003277U (ko) 고소작업용 리프트
JP6709115B2 (ja) 高所作業車および部材の施工方法
JP2009057198A (ja) エレベータかご、エレベータかごの組立方法、および揚重治具
KR101288370B1 (ko) 터널용 작업대차
JP5914203B2 (ja) 解体方法、解体補助装置
JP2019515166A (ja) 周縁安全スクリーンアセンブリ
JP2017040072A (ja) 煙突解体用足場
JP6605411B2 (ja) 揚重ブラケット及び巻上機
JP2008063873A (ja) 天井の搬送機構及び施工方法
KR20090103021A (ko) 독립된 인양수단이 구비된 건축용 케이지 및 이를 이용한건축물 시공방법
JP3841242B2 (ja) エレベータパーキング用昇降作業台とこれを用いた工法
JP6898161B2 (ja) 仮設通路システム、及び、高層構造物の修繕方法
US20190277043A1 (en) Work platform comprising a crane device
JP7318782B2 (ja) 台車
JP7172549B2 (ja) 天井クレーンの盛替え方法及び台車
JP3187141B2 (ja) 高所作業台車装置
JP4986029B2 (ja) ストック設備
JP2018159183A (ja) パネル施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6709115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150