JP5914203B2 - 解体方法、解体補助装置 - Google Patents
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Description
これにより、解体に伴う粉塵等の飛散や騒音を抑制できる。また、解体補助装置を用いて屋根を架け渡すので、屋根を支持する間隔が狭くなり、大きな屋根フレーム等が不要となるなど、屋根の構成を簡易とできる。
これにより、解体補助装置の平面寸法を拡張して剛強な構造とでき、解体作業中に解体補助装置に加わる荷重を広面積に分散させ、解体補助装置から構造物へ加わるモーメントを低減できる。
このように、各解体補助装置に備えたリフト同士を繋いでつるべ式にすることで、リフト昇降に係る動力を抑制できる。
これにより、解体作業をスピードアップさせることができる。
構造物の外側に足場を設けることで、構造物の外側からの作業が省スペースで可能になり、また、昇降式の解体補助装置と足場を接続するので、足場の移設も容易にできる。
さらに、構造物の外側に配置された足場が取り付けられることも望ましい。
図1は、本実施形態の解体方法による解体対象の構造物1を示す図である。図1(a)は構造物1の垂直方向の断面を示す図、図1(b)は図1(a)の線A−Aによる水平方向の断面を示す図である。
図1に示すように、構造物1の解体時には、構造物1の内部に解体補助装置10が設けられる。本実施形態では2基の解体補助装置10が平面上並べられる。すなわち、構造物1では梁9等で囲まれた平面上の区画が形成されるが、本実施形態では、1組の隣り合う区画のそれぞれに解体補助装置10を配置する。
本実施形態では、この解体補助装置10を利用して構造物1を解体する。この解体方法を図3〜図9を参照して以下説明する。
図3は構造物1における解体補助装置10の構築を示す図である。図3(a)は構造物1の垂直方向の断面を示す図、図3(b)は図3(a)の線B−Bによる水平方向の断面を示す図である。
また、解体補助装置10の上に、スラブ5や梁9を解体するためのスラブ・梁解体ロボット21を配置する。
あるいは、これらのリフト12はワイヤ等でつるべ式に接続してもよい。すなわち、一方のリフト12が上昇すると、他方のリフト12が下降するように接続することもできる。これによっても、リフト12の昇降にかかる動力を低減できる。
続いて、スラブ・梁解体ロボット21で上方のスラブ5等を解体しながら、図4に示すように、解体補助装置10を上昇させてゆく。解体材は、リフト12を用いて下方に搬出する。なお、本実施形態では、2基の解体補助装置10を配置した隣り合う区画の間の梁9は解体せずに残しておき後の工程で解体する。これにより、解体の手間をかけずに解体補助装置10を上昇させることができる。ただし、この梁9は解体補助装置10を上昇させる際に解体してもよい。
解体補助装置10を頂部まで移動させると、図7に示すように、解体補助装置10の本体フレーム11同士を連結部14で連結する。さらに、図8に示すように、構造物1の外周部から解体補助装置10の頂部へと屋根40を架け渡し、構造物1の頂部を屋根40で覆う。屋根40は、シートをワイヤにより支持した簡易なもので、蛇腹状に折り畳んだものを引き延ばしつつ架け渡すことができる。
そして、これらを用いてスラブ5、梁9、柱3の順に構造物1を解体する。解体材はリフト12を用いて下方へと搬出する。構造物1の1フロアを解体するごとに、リフト12により解体用の機材等を下階へ搬送し、図5と逆の手順により解体補助装置10を下階へと降ろす。
また、解体補助装置10の配置も適宜定めることができ、例えば構造物1内で離れた複数の位置に設けてもよく、あるいは構造物1内で1基のみ設けてもよい。加えて、本体フレーム11の大きさや形状等も適宜定めることができる。
また、ウォールクレーン51の場合、図10(c)に示すようにブーム51aを多段式としてスライド可能にしたり、あるいは図10(d)に示すようにブーム51aを折り畳み式にして端部を回転可能にすることで、ブーム51aを旋回しても構造物1の平面内から出ることなく、かつ構造物1の隅までクレーンを届かせることができる。
10:解体補助装置
11:本体フレーム
11a:伸縮柱
12:リフト
13:アウトリガー
30、30a:外部養生足場
40:屋根
Claims (9)
- 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置には、解体用の機材および構造物を解体した解体材を搬送するためのリフトが備えられていることを特徴とする解体方法。 - 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置を構造物の頂部まで上昇させた後、構造物の外周部から前記解体補助装置へと屋根を架け渡すことを特徴とする解体方法。 - 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置は複数配置され、
前記解体補助装置を構造物の頂部まで上昇させた後、複数の前記解体補助装置を連結することを特徴とする解体方法。 - 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置は複数配置され、
前記解体補助装置には、解体用の機材および構造物を解体した解体材を搬送するためのリフトが備えられ、
前記複数の解体補助装置のリフトをつるべ式に接続しリフトによる搬送を行うことを特徴とする解体方法。 - 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置に、解体用のクレーンが取り付けられることを特徴とする解体方法。 - 構造物内部に、昇降手段を備えた解体補助装置を設ける工程と、
前記解体補助装置に解体用の機材を配置し、前記解体補助装置の上方の構造物を解体しながら、前記解体補助装置を前記昇降手段により構造物の頂部まで上昇させる工程と、
構造物を上から下へと順に解体するとともに、前記解体補助装置を前記昇降手段により下降させる工程と、
を具備し、
前記解体補助装置に、構造物の外側に配置された足場が接続されることを特徴とする解体方法。 - 解体する構造物の内部に配置し、構造物の解体に用いる解体補助装置であって、
本体フレームに、
解体補助装置を昇降させるための昇降手段と、
解体用の機材および構造物を解体した解体材を搬送するためのリフトと、
を取り付けたことを特徴とする解体補助装置。 - 解体用のクレーンが取り付けられたことを特徴とする請求項7に記載の解体補助装置。
- 構造物の外側に配置された足場が取り付けられたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の解体補助装置。
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