JP2014047479A - 解体建物への解体重機揚重方法 - Google Patents

解体建物への解体重機揚重方法 Download PDF

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良幸 田中
Hiroshi Hara
博 原
Masashi Morita
将史 森田
Daisuke Yamazaki
大祐 山崎
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Abstract

【課題】建物解体の際、解体重機の屋上スラブへの乗り入れを安全に行うことができることからコスト面で有利な解体重機の揚重方法を提供する。
【解決手段】解体する建物の内部に屋上スラブに達する揚重作業用の開口5を形成し、開口周囲の屋上スラブに組み立てたジャッキ架台に吊上げ用ジャッキAを設置し、開口周囲の屋上スラブに開口上を覆う第一位置と開口上から退避した第二位置とにわたって往復移動可能な受け台8を備えた仮設ステージBを設置し、開口直下に乗り入れた解体重機4を吊上げ用ジャッキにより屋上スラブの上方に吊り上げ、受け台を第二位置から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキにより解体重機を受け台に着床させ、受け台を第二位置まで移動させた後、解体重機を受け台から屋上スラブに乗り入れるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、解体する建物の屋上スラブに自走式の解体重機を揚重する方法に関する。
建物の屋上スラブに必要台数の自走式の解体重機を搬入し、これらの解体重機を用いて
最上階の解体を行い、解体工事により生じる斫りガラ等で形成したスロープを利用して解
体重機を下階へと移動させ、上階から下階へと順次解体して行く建物の解体工法において
は、解体重機を建物周囲に設置した大型移動式クレーンによって屋上スラブに揚重するの
が一般的である。
しかし、建物周囲に大型移動式クレーンを設置する場合、道路使用許可や道路通行許可
を申請し、許可を得ることが必要になるばかりでなく、解体の対象とする建物の環境条件
(例えば、前面道路の幅員や交通量、電柱等の障害物の存在や通行止め、騒音・振動等の
近隣問題)によっては、大型移動式クレーンの設置や乗り入れ自体が制約されることにな
る。
このような問題の解決策として有効と思われる解体建物への解体重機揚重方法が特許文
献1に開示されている。この解体重機揚重方法は、解体しようとする建物の内部に、屋上
スラブに達する搬出入用空間(揚重作業用の開口)を形成し、開口周囲の屋上スラブに組
み立てたジャッキ架台に、複数台のセンターホールジャッキ(リフトアップ工法で使用さ
れるストランド方式の吊上げ用ジャッキ)を設置して、これらのセンターホールジャッキ
で搬出入用空間の内部に設置した昇降架台を昇降駆動するように構成し、自走式の解体重
機を昇降架台に載せて所定階まで揚重し、解体重機を昇降架台から所定階の床スラブに乗
り入れる方法である。
この方法によれば、建物周囲に大型移動式クレーンを設置する必要がないので、解体す
る建物の環境条件に配慮した揚重が可能となる。しかしながら、この方法では、自走式の
解体重機を昇降架台から所定階の床スラブに乗り移るための走行操作を解体重機に搭乗し
た状態で行う必要であり、しかも、解体重機が昇降架台から床スラブへと乗り移る時に昇
降架台が揺れ動く可能性があり、安全を確保するためには、エレベーターのように、昇降
架台の昇降径路に沿った上下に長いガイドレールを設ける等して、昇降架台の振れ止めを
行う必要がある。このガイドレールは、エレベーターのそれとは異なり、解体撤去を前提
とする仮設材であるから、開口内側面に対するガイドレールの取付け後の解体作業を必要
とし、仮設材数量の増大と相まってコスト面で好ましいものではない。
特開2012−117288号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえてなされたものであって、その目的とするところは、
建物周囲に大型移動式クレーンを設置する必要がないので、解体する建物の環境条件に配
慮した揚重が可能であり、しかも、上下に長い振れ止め用ガイドレールを設置することな
しに、解体重機の屋上スラブへの乗り入れを安全に行うことができるコスト面で有利な解
体建物への解体重機揚重方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち、
請求項1に記載の発明による解体建物への解体重機揚重方法は、解体する建物の屋上スラ
ブに自走式の解体重機を揚重するにあたり、解体する建物の内部に屋上スラブに達する揚
重作業用の開口を形成し、開口周囲の屋上スラブに組み立てたジャッキ架台に、ストラン
ド(PC鋼より線)方式又はステップロッド方式の吊上げ用ジャッキを設置する一方、開
口周囲の屋上スラブには、開口上を覆う第一位置と開口上から水平方向に退避した第二位
置とにわたって往復移動可能な受け台を備えた仮設ステージを設置し、開口直下に乗り入
れた解体重機を前記吊上げ用ジャッキによって屋上スラブの上方まで吊り上げ、前記受け
台を第二位置から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキによって解体重機を受け台
に着床させ、受け台を第二位置まで移動させた後、解体重機を受け台から屋上スラブに乗
り入れるようにしたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の解体建物への解体重機揚重方法であって、
前記仮設ステージとして、開口両側方の屋上スラブに互いに平行に敷設されたH形鋼製大
引きと、両大引きの上フランジ間に低摩擦滑り材を介して架設された複数本の鋼製根太と
、これらの鋼製根太の両端部下面に連結され且つ大引きの上フランジの側縁と当接するこ
とにより横方向への位置決めを行うように構成された2本のガイド材と、鋼製根太の上に
敷設された床板とで、大引きの長手方向にスライド自在な受け台を構成し、大引きの一端
側に往復牽引可能なエンドレス型電動ウインチを取り付け、大引きの他端側にはガイドプ
ーリーを取り付け、当該往復牽引型電動ウインチから導出された牽引用ワイヤーロープの
一端を前記受け台のスライド方向一端部側に連結し、牽引用ワイヤーロープの他端を、前
記ガイドプーリーに巻き掛けた状態で、受け台のスライド方向他端部側に連結し、往復牽
引型電動ウインチの駆動力により、受け台を第一位置と第二位置とにわたって往復移動さ
せるように構成した仮設ステージを用いることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の解体建物への解体重機揚重方法であ
って、解体する建物の内部に設置されていたタワーパーキングやエレベーター等のための
吹抜け状空間を揚重作業用の開口として利用することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、開口周囲の屋上スラブに組み立てたジャッキ架台に設
置されたストランド方式又はステップロッド方式の吊上げ用ジャッキと、開口周囲の屋上
スラブに設置された往復移動可能な受け台を備えた仮設ステージとを使用して、解体重機
を屋上スラブに揚重するので、建物周囲に大型移動式クレーンを設置する必要がなく、解
体する建物の環境条件に配慮した揚重が可能である。
殊に、仮設ステージに装備された受け台を開口上から水平方向に退避した第二位置に配
置した状態で、吊上げ用ジャッキによる解体重機の吊上げを行い、前記受け台を第二位置
から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキによって解体重機を受け台に着床させ、
吊上げ用ジャッキによる吊り上げを解除した状態で、受け台を解体重機ごと第二位置まで
水平移動させた後、解体重機を受け台から屋上スラブに乗り入れることになるので、解体
重機の開口から屋上スラブへの乗り移りを容易かつ安全に行うことが可能であり、開口内
側面に上下に長い振れ止め用ガイドレールを設置する必要がなく、開口内側面に対するガ
イドレールの取付け後の解体作業も不要で、コスト面で有利である。
請求項2に記載の発明によれば、吊上げ用ジャッキによって吊り上げた解体重機を受け
取る仮設ステージとして、開口両側方の屋上スラブに互いに平行に敷設されたH形鋼製大
引きと、両大引きの上フランジ間に低摩擦滑り材を介して架設された複数本の鋼製根太と
、これらの鋼製根太の両端部下面に連結され且つ大引きの上フランジの側縁と当接するこ
とにより横方向への位置決めを行うように構成された2本のガイド材と、鋼製根太の上に
敷設された床板とで、大引きの長手方向にスライド自在な受け台を構成し、大引きの一端
側に往復牽引可能なエンドレス型電動ウインチを取り付け、大引きの他端側にはガイドプ
ーリーを取り付け、当該往復牽引型電動ウインチから導出された牽引用ワイヤーロープの
一端を前記受け台のスライド方向一端部側に連結し、牽引用ワイヤーロープの他端を、前
記ガイドプーリーに巻き掛けた状態で、受け台のスライド方向他端部側に連結し、往復牽
引型電動ウインチの駆動力により、受け台を第一位置と第二位置とにわたって往復移動さ
せるように構成した仮設ステージを用いるので、建物のエレベーターや階段等を利用して
屋上スラブに人力で搬入した部品で組み立てられた小型のジブクレーンにより、仮設ステ
ージの構成部品(H形鋼製大引き、低摩擦滑り材、鋼製根太、ガイド材、床板、エンドレ
ス型電動ウインチ、ガイドプーリー等)を屋上スラブに揚重し、現場で容易に仮設ステー
ジを組み立てることができ、解体した構成部品は、開口やエレベーターの吹抜け状空間に
落とし込む等して、撤去することができる。
建物内部に吹抜け状空間が存在しない場合、各階のスラブをハンドブレーカーやダイヤ
モンドカッターを使用し、手斫りによって揚重作業用の開口を形成することになるが、解
体する建物の内部に設置されていたタワーパーキングやエレベーター等のための吹抜け状
空間が存在する場合には、請求項3に記載の発明のように、それらの吹抜け状空間を揚重
作業用の開口として利用することにより、手斫りによる作業量を著しく減少でき、工期の
大幅な短縮と工費の大幅な削減が可能である。
本発明方法により解体する建物の一例を説明する概略縦断正面図である。 本発明の実施形態を説明する概略縦断正面図である。 図2に続く工程を説明する概略縦断正面図である。 図3に続く工程を説明する概略縦断正面図である。 図4に続く工程を説明する概略縦断正面図である。 仮設ステージを示す要部の縦断正面図である。 仮設ステージを示す要部の平面図である。 仮設ステージを示す要部の縦断側面図である。 他の実施形態を説明する概略縦断正面図である。 図9に続く工程を説明する。
以下、本発明に係る解体建物への解体重機揚重方法を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は解体しようとする多層構造の建物1を示す。建物1の内部には1階から最上階の床
スラブ下まで開口した吹抜け状空間が形成され、その内部にタワーパーキング2が設置さ
れている。屋上スラブRFの一部には、タワーパーキング2の機械室を構成する塔屋3が
構築されている。建物1は、大型移動式クレーンによる吊上げが可能な高さであるが、建
物1周囲への大型移動式クレーンの乗り入れ、設置が困難な条件下にあるものとする。
このような建物1の屋上スラブRFに自走式の解体重機(例えば、アーム先端部にブレ
ーカーや挟着破砕機等のアタッチメントを取付け可能な大型のバックホー)4を揚重する
にあたり、先ず、図2に示すように、タワーパーキング2を解体撤去し、機械室を構成す
る塔屋3の床スラブ、解体重機4の横移動の障害物となる外壁等を手斫りにより解体して
、1階から屋上スラブRFに達する揚重作業用の開口5を形成する。
上記の作業と並行して、あるいは前後して、開口5周囲の屋上スラブRFにジャッキ架
台6やジャッキ架台6用の枠組足場7を組み立て、ジャッキ架台6に1台のストランド(
PC鋼より線)方式又はステップロッド方式の吊上げ用ジャッキ(リフトアップ工法で使
用されるセンターホールジャッキ)Aを設置し、開口5周囲の屋上スラブRFには、開口
5上を覆う第一位置と開口5上から水平方向に退避した第二位置とにわたって往復移動可
能な受け台8を備えた仮設ステージBを設置する。これらの作業は、建物1のエレベータ
ーや階段等を利用して屋上スラブRFに人力で搬入した部品で組み立てられた小型ジブク
レーン(図示せず)を使用して行う。
そして、図2、図3に示すように、解体重機4により、2階の床スラブ、外壁等を解体
して、開口5直下への進入路9を形成した後、開口5直下に乗り入れた解体重機4を前記
吊上げ用ジャッキAによって屋上スラブRFの上方まで吊り上げ、前記仮設ステージBの
受け台8を第二位置から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキAによって解体重機
4を受け台8に着床させ、図4に示すように、受け台8を第二位置まで移動させた後、解
体重機4を受け台8から屋上スラブRFに乗り入れる。
このようにして、必要台数の解体重機4の揚重が完了したら、前記ジャッキ架台6、枠
組足場7、吊上げ用ジャッキA、仮設ステージB、図外の小型ジブクレーンを解体撤去し
た後、図5に示すように、解体工事により生じる斫りガラ等で形成したスロープを利用し
て解体重機4を下階へと移動させ、上階から下階へと順次解体して行くことになる。
前記仮設ステージBは、次の通りに構成されている。即ち、図6〜図8に示すように、
開口5両側方の屋上スラブRFに互いに平行に敷設されたH形鋼製大引き10と、両大引
き10の上フランジ10a間に低摩擦滑り材(例えば、厚さ20mmのナイロン樹脂製滑
り材:製品名ポリペンコ)11を介して適当間隔おきに架設された複数本の鋼製根太12
と、これらの鋼製根太12の両端部下面に連結され且つ大引き10の上フランジ10aの
側縁と当接することにより横方向への位置決めを行うように構成された2本のガイド材(
アングル材を用いている)13と、鋼製根太12の上に敷設された床板(鋼製足場板を用
いている)14とで、大引き10の長手方向にスライド自在な受け台8を構成してある。
2本の大引き10の一端側には、夫々、往復牽引可能なエンドレス型電動ウインチ(製
品名:チルクライマー)15を取り付け、大引き10の他端側には、夫々、ガイドプーリ
ー16を取り付け、当該往復牽引型電動ウインチ15から導出された牽引用ワイヤーロー
プ17の一端17aを前記受け台8のスライド方向一端部側に連結し、牽引用ワイヤーロ
ープ17の他端17bを、前記ガイドプーリー16に巻き掛けた状態で、受け台8のスラ
イド方向他端部側に連結し、往復牽引型電動ウインチ15の駆動力により、受け台8を第
一位置と第二位置とにわたって往復移動させるように構成してある。18は大引き10の
下フランジ10bを屋上スラブRFに固定するケミカルアンカーである。
上記の構成によれば、開口5周囲の屋上スラブRFに組み立てたジャッキ架台6に設置
されたストランド方式又はステップロッド方式の吊上げ用ジャッキAと、開口5周囲の屋
上スラブRFに設置された往復移動可能な受け台8を備えた仮設ステージBとを使用して
、解体重機4を屋上スラブRFに揚重するので、建物1周囲に大型移動式クレーンを設置
する必要がなく、解体する建物1の環境条件に配慮した揚重が可能である。
殊に、仮設ステージBに装備された受け台8を開口5上から水平方向に退避した第二位
置に配置した状態で、吊上げ用ジャッキAによる解体重機4の吊上げを行い、前記受け台
8を第二位置から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキAによって解体重機4を受
け台8に着床させ、吊上げ用ジャッキAによる吊り上げを解除した状態で、受け台8を解
体重機4ごと第二位置まで水平移動させた後、解体重機4を受け台8から屋上スラブRF
に乗り入れることになるので、解体重機4の開口5から屋上スラブRFへの乗り移りを容
易かつ安全に行うことが可能であり、開口5内側面に上下に長い振れ止め用ガイドレール
を設置する必要がなく、開口5内側面に対するガイドレールの取付け後の解体作業も不要
で、コスト面で有利である。
しかも、上述した構成の仮設ステージBを用いるので、建物1のエレベーターや階段等
を利用して屋上スラブRFに人力で搬入した部品で組み立てられた小型ジブクレーンによ
り、仮設ステージBの構成部品(H形鋼製大引き10、低摩擦滑り材11、鋼製根太12
、ガイド材13、床板14、エンドレス型電動ウインチ15、ガイドプーリー16等)を
屋上スラブRFに揚重し、現場で容易に仮設ステージBを組み立てることができ、解体し
た構成部品は、開口5やエレベーターの吹抜け状空間に落とし込む等して、撤去すること
ができる。
図9、図10は、本発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、建物1内部にタワー
パーキングやエレベーター等のための吹抜け状空間が存在しないため、図示のように、各
階の床スラブをハンドブレーカーやダイヤモンドカッターを使用し、手斫りによって揚重
作業用の開口5を形成する点に特徴がある。その他の構成、作用は、図1〜図8の実施形
態と同じであるため、説明を省略する。
尚、本発明方法は、大型移動式クレーンによる吊上げが可能な高さであるが、建物周囲
への大型移動式クレーンの乗り入れ、設置が困難な条件下にある建物の他、大型移動式ク
レーンの限度以上に高い超高層の建物を解体する場合にも適用可能である
A 吊上げ用ジャッキ
B 仮設ステージ
RF 屋上スラブ
1 建物
2 タワーパーキング
3 塔屋
4 解体重機
5 揚重作業用の開口
6 ジャッキ架台
7 枠組足場
8 受け台
9 進入路
10 H形鋼製の大引き
10a 上フランジ
10b 下フランジ
11 低摩擦滑り材
12 鋼製根太
13 ガイド材
14 床板
15 往復牽引可能なエンドレス型電動ウインチ
16 ガイドプーリー
17 牽引用ワイヤーロープ
17a 牽引用ワイヤーロープの一端
17b 牽引用ワイヤーロープの他端
18 ケミカルアンカー

Claims (3)

  1. 解体する建物の屋上スラブに自走式の解体重機を揚重するにあたり、解体する建物の内
    部に屋上スラブに達する揚重作業用の開口を形成し、開口周囲の屋上スラブに組み立てた
    ジャッキ架台に、ストランド方式又はステップロッド方式の吊上げ用ジャッキを設置する
    一方、開口周囲の屋上スラブには、開口上を覆う第一位置と開口上から水平方向に退避し
    た第二位置とにわたって往復移動可能な受け台を備えた仮設ステージを設置し、開口直下
    に乗り入れた解体重機を前記吊上げ用ジャッキによって屋上スラブの上方まで吊り上げ、
    前記受け台を第二位置から第一位置に移動させた後、吊上げ用ジャッキによって解体重機
    を受け台に着床させ、受け台を第二位置まで移動させた後、解体重機を受け台から屋上ス
    ラブに乗り入れるようにしたことを特徴とする解体建物への解体重機揚重方法。
  2. 前記仮設ステージとして、開口両側方の屋上スラブに互いに平行に敷設されたH形鋼製
    大引きと、両大引きの上フランジ間に低摩擦滑り材を介して架設された複数本の鋼製根太
    と、これらの鋼製根太の両端部下面に連結され且つ大引きの上フランジの側縁と当接する
    ことにより横方向への位置決めを行うように構成された2本のガイド材と、鋼製根太の上
    に敷設された床板とで、大引きの長手方向にスライド自在な受け台を構成し、大引きの一
    端側に往復牽引可能なエンドレス型電動ウインチを取り付け、大引きの他端側にはガイド
    プーリーを取り付け、当該往復牽引型電動ウインチから導出された牽引用ワイヤーロープ
    の一端を前記受け台のスライド方向一端部側に連結し、牽引用ワイヤーロープの他端を、
    前記ガイドプーリーに巻き掛けた状態で、受け台のスライド方向他端部側に連結し、往復
    牽引型電動ウインチの駆動力により、受け台を第一位置と第二位置とにわたって往復移動
    させるように構成した仮設ステージを用いることを特徴とする請求項1に記載の解体建物
    への解体重機揚重方法。
  3. 解体する建物の内部に設置されていたタワーパーキングやエレベーター等のための吹抜
    け状空間を揚重作業用の開口として利用することを特徴とする請求項1又は2に記載の解
    体建物への解体重機揚重方法。
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