JPH07257896A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH07257896A
JPH07257896A JP5021394A JP5021394A JPH07257896A JP H07257896 A JPH07257896 A JP H07257896A JP 5021394 A JP5021394 A JP 5021394A JP 5021394 A JP5021394 A JP 5021394A JP H07257896 A JPH07257896 A JP H07257896A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
ceiling surface
predetermined posture
work vehicle
ceiling
Prior art date
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Pending
Application number
JP5021394A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Kakizaki
治郎 柿崎
Yuji Sasaguchi
有治 笹口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP5021394A priority Critical patent/JPH07257896A/ja
Publication of JPH07257896A publication Critical patent/JPH07257896A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、作業効率を向上し、作業位置精度を
高め、安全性の確保を図る。 【構成】 所定姿勢部材24が常に所定姿勢を得て、作
業車本体12の姿勢が床面16の状態によって変動して
もこの変動に関わらず、床面レーザー発光装置36が常
に垂線に沿って床面16をポイント照射する。作業車本
体12が移動して床面レーザー発光装置36が床面16
の地墨42を照射する位置にくると、天井面レーザー発
光装置38はその地墨42の垂線上に位置し、その地墨
42の垂線上で天井面40をポイント照射し、床面16
の地墨42の天井面40への移設位置を示す。次に、作
業台20に作業者が載って、発光装置38の天井面40
への照射位置で、天井面40に墨を出す。従来の作業者
が脚立等に載って高所で手作業で行っていた下振を要せ
ず移設作業が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面の地墨の天井面へ
の移設や、この移設位置でのアンカー打設等の高所作業
を行う高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】空調機等の天吊機器等を取り付けるため
の上階スラブ又は天井ボードへのアンカー打ちや、天井
ボードの開口切り込み等を行うには、前工程として、ま
ず、基準墨に従い床面に、機器の取り付け位置、アンカ
ー打設位置や、開口切り込み位置等の地墨を打つ。
【0003】次に、天井面(天井ボード又は上階スラ
ブ)への地墨の移設を行う。すなわち、床面の地墨に基
づき下振(糸の一端に円錐形の重りを付けたものを垂ら
す)を行い、床面の地墨の垂線上で天井面に墨を出す。
【0004】その後、天井面に移設された墨に従って、
アンカーの打設等を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下振を伴う
天井面への地墨の移設、アンカーの打設等の各作業はそ
れぞれ、脚立等に作業者が載って高所にて行われ、手作
業が主となり、作業効率が悪く、作業位置精度が劣り、
更に、安全性確保のためには慎重さが求められる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、容易に、作業
効率を向上し、作業位置精度を高め、安全性の確保を図
る高所作業車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の高所作
業車は、床面を移動自在な作業車本体と、前記作業車本
体に支持され、作業車本体の姿勢変動に関わらず常に所
定姿勢を得る所定姿勢部材と、前記所定姿勢部材に設け
られ、所定姿勢部材の所定姿勢において垂線に沿って床
面をポイント照射する床面ポインタと、前記所定姿勢部
材に設けられ、床面ポインタの照射方向線上に位置し、
床面ポインタが床面のマーカーを照射したときにそのマ
ーカーの垂線上で天井面への高所作業を可能とする作業
手段と、を備えた構成を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の高所作業車は、請求項1
の構成において、前記作業手段は、床面ポインタの照射
方向線に沿って天井面をポイント照射し、床面のマーカ
ーの天井面への移設位置を示す天井面ポインタを備える
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の高所作業車は、請求項1
の構成において、前記作業手段は、天井面を加工する加
工手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の高所作業車は、請求項1
の構成において、前記作業手段は、天井面への書き込み
を行う書き込み手段を備えることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の高所作業車は、請求項1
乃至4のいずれか1項の構成において、前記所定姿勢部
材は、この重心位置と異なる位置で直交する2軸の回り
に回動自在とされることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1乃至5の構成によれば、所定姿勢部材
が常に所定姿勢を得て、作業車本体の姿勢が床面の状態
によって変動してもこの変動に関わらず、床面ポインタ
が常に垂線に沿って床面をポイント照射する。作業車本
体が移動して床面ポインタが床面のマーカーを照射する
位置にくると、作業手段はそのマーカーの垂線上に位置
し、そのマーカーの垂線上で天井面への高所作業を行う
ことができる。
【0013】これにより、床面ポインタが床面のマーカ
ーを照射する位置へ作業車本体を移動するだけで、従来
の作業者が脚立等に載って高所で手作業で行っていた下
振等を要せずに、マーカーの垂線上における天井面への
高所作業が可能となり、容易に、作業効率が向上され、
作業位置精度が高められ、安全性の確保が果たされる。
【0014】また、請求項2の構成によれば、床面ポイ
ンタが床面のマーカーを照射することにより、天井面ポ
インタが、そのマーカーの垂線上で天井面を照射し、床
面のマーカーの天井面への移設位置を示す。移設位置
は、下振によらないで容易にかつ精度よく得られる。
【0015】請求項3の構成によれば、床面ポインタが
床面のマーカーを照射することにより、加工手段が、そ
のマーカーの垂線上で天井面を加工できる。加工手段
は、下振によらないで移設位置を示すととともに、これ
と同時に天井面への加工作業を行うことができ、移設位
置での書き込みが省略され、容易に、作業効率が向上さ
れ、作業位置精度が高められ、安全性の確保が果たされ
る効果が、より顕著となる。
【0016】請求項4の構成によれば、床面ポインタが
床面のマーカーを照射することにより、書き込み手段
が、そのマーカーの垂線上で天井面への書き込みを行
う。書き込み手段は、下振によらないで移設位置を示す
とともに、これと同時に移設位置での書き込みを行い、
移設作業が容易にかつ精度よくなされる。また、移設作
業だけでなく、天井へ取り付けられる機器の機器No.
やその他の種々の情報も書き込むことが可能となる。
【0017】請求項5の構成によれば、所定姿勢部材
は、この重心を回動軸の軸心と異ならせるだけで、常に
所定姿勢を得ることができ、作業車本体の姿勢変動に関
わらず常に所定姿勢を得るための構造が簡単に実現され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る高所作業車の第1実施例
を図1及び図2に基づき説明する。
【0019】本実施例の高所作業車では、図1に示すよ
うに、作業車本体12が、車輪14を有して床面16を
自由に移動でき、また、油圧シリンダで駆動される2段
シザース型の揚重機18を備えて作業台20を昇降自在
とする。
【0020】作業台20の一端部には、水平方向に延出
した延出部22を備える。延出部22には、所定姿勢部
材24が支持される。図2に示すように、所定姿勢部材
24は、この中央部において、所定姿勢部材24の周囲
に位置する枠材26に、回動軸28(図2では、回動軸
28の軸方向が図面の表裏方向となる)で軸支され、枠
材26は、上記延出部22に、回動軸28と直交する回
動軸30(図2では、回動軸30の軸方向が図面の左右
方向となる)で軸支される。所定姿勢部材24は、各回
動軸28、30の回りにそれぞれ回動自在とされるとと
もに、下端部に重り32を備えて、所定姿勢部材24の
重心位置を両回動軸28、30の軸心と異ならせてお
り、作業車本体12の姿勢変動に関わらず、常に所定姿
勢を得るように、すなわち、常に垂線に沿う所定姿勢線
34を有するようになっている。
【0021】その所定姿勢直線34上には、所定姿勢部
材24の一端に床面ポインタとしての床面レーザー発光
装置36が取り付けられ、床面レーザー発光装置36
は、所定姿勢部材24の所定姿勢位置で、垂線に沿って
床面16をポイント照射する(図1、2に、照射線を点
線Aで示す)。
【0022】また、所定姿勢部材24の他端には、床面
レーザー発光装置36の照射方向線上(所定姿勢線34
上)に、作業手段としての天井面ポインタをなす天井面
レーザー発光装置38が取り付けられる。天井面レーザ
ー発光装置38は、床面レーザー発光装置36の照射方
向線に沿って天井面40をポイント照射し(図1、2
に、照射線を点線Bで示す)、床面レーザー発光装置3
6が床面16のマーカーとしての地墨42を照射したと
きにその地墨42の垂線上で天井面40への移設位置を
示す。
【0023】次に、第1実施例の作用を説明する。例え
ば、空調機等の天吊機器等を取り付けるために上階スラ
ブの天井面40へのアンカー打ちを行うには、この前工
程として、まず、基準墨に従い床面に、アンカー打設位
置の地墨42を打つ。
【0024】次に、床面レーザー発光装置36が床面1
6の地墨42を照射する位置に作業車本体を移動する。
【0025】ここで、上記構成によれば、所定姿勢部材
24が常に所定姿勢を得て、作業車本体12の姿勢が床
面16の状態によって変動してもこの変動に関わらず、
床面レーザー発光装置36が常に垂線に沿って床面16
をポイント照射する。作業車本体12が移動して床面レ
ーザー発光装置36が床面16の地墨42を照射する位
置にくると、天井面レーザー発光装置38はその地墨4
2の垂線上に位置し、その地墨42の垂線上で天井面4
0をポイント照射し、床面16の地墨42の天井面40
への移設位置を示す。
【0026】次に、作業台20に作業者が載って、天井
面レーザー発光装置38の天井面40への照射位置で、
天井面40に墨を出す。このようにして移設作業が行わ
れ、この移設作業の後に、アンカー打設作業が行われ
る。アンカー打設後、天吊機器は作業台20からアンカ
ーに吊るされる。
【0027】床面レーザー発光装置36が床面16の地
墨42を照射する位置へ作業車本体12を移動するだけ
でその地墨42の垂線上において移設位置を示すことが
でき、従来の作業者が脚立等に載って高所で手作業で行
っていた下振を要せず、移設位置が容易にかつ精度よく
得られ、従って、容易に、作業効率が向上され、作業位
置精度が高められ、安全性の確保が果たされる。
【0028】なお、床面16の地墨42の天井面40へ
の移設にあたって天井面40に墨を出すことなく、天井
面レーザー発光装置38の天井面40への照射状態のま
ま、天井面レーザー発光装置38の照射位置で、作業台
20に載った作業者がアンカ打ち作業を行うことも可能
であり、この場合には、移設作業が一部省略されて天井
面40へ墨を出さなくてもよい分、作業効率が向上され
る。
【0029】また、所定姿勢部材24の重心を回動軸2
8、30の軸心と異ならせるだけで、所定姿勢部材24
が常に所定姿勢を得ることができ、作業車本体12の姿
勢変動に関わらず常に所定姿勢を得るための構造が簡単
に実現される。
【0030】次に、第2実施例を、図3に基づき説明す
る。本実施例では、作業手段として、床面レーザー発光
装置36の照射線A上に、第1実施例の天井面レーザー
発光装置38の替わりに、アンカー打設手段50が取り
付けられる。
【0031】所定姿勢部材24が常に所定姿勢を得る等
の他の構成は第1実施例と同様であり、アンカー打設手
段50は、床面レーザー発光装置36が床面16の地墨
42をポイント照射したときに、その地墨42の垂線上
に沿ってアンカーを天井面に打設することが可能であ
る。
【0032】アンカー打設手段50は、下振によらない
で移設位置を示すとともに、これと同時にアンカ打設作
業を行うことができ、移設位置での書き込みが省略さ
れ、容易に、作業効率が向上され、作業位置精度が高め
られ、安全性の確保が果たされる効果が、より顕著とな
る。
【0033】他の作用効果は、天井面レーザー発光装置
38に基づくものを除き、上記第1実施例と同様であ
る。
【0034】次に、第3実施例を図4に基づき説明す
る。本実施例では、作業手段として、床面レーザー発光
装置36の照射線A上に、第1実施例の天井面レーザー
発光装置38の替わりに書き込み手段60が取り付けら
れる。
【0035】所定姿勢部材24が常に所定姿勢を得る等
の他の構成は第1実施例と同様であり、書き込み手段6
0は、床面レーザー発光装置36が床面16の地墨42
を照射したときに、その地墨42の垂線上で天井面40
への書き込みが可能となる。
【0036】書き込み手段60は、下振によらないで移
設位置を示すとともに、これと同時に移設位置での書き
込みを行うことができ、移設作業がより容易にかつ精度
よく行われる。また、移設作業だけでなく、天井面40
へ取り付けられる機器の機器No.等の種々の情報も書
き込むことが可能となる。
【0037】他の作用効果は、天井面レーザー発光装置
38に基づくものを除き、上記第1実施例と同様であ
る。
【0038】本発明は、上記各実施例に限定されず、種
々の変更が可能である。例えば、所定姿勢部材24を常
に所定姿勢とする手段は、上記各実施例の構造に限定さ
れるものではなく、作業車本体12の姿勢変動に関わら
ず所定姿勢を得ることができればよいものである。
【0039】また、床面ポインタ、天井面ポインタは、
レーザー発光装置36、38に限定されるものでなく、
床面、天井面をポイント照射できればよいものである。
【0040】更に、上記各実施例では、空調機等の天吊
機器等を取り付けるために上階スラブへアンカー打ちを
行う場合について説明したが、これに限らず、例えば、
上階スラブではなく天井ボードへのアンカー打ちや、天
井ボードへのこの開口切り込み、上階スラブへの天井ボ
ード取り付け、上階スラブ又は天井ボードへの機器位置
出しを行うような場合にも適用可能である。
【0041】従って、作業手段による高所作業は、上階
スラブに限らず天井ボードへの高所作業であってもよ
く、また、移設位置を示す移設位置指示作業、アンカー
打設作業、書き込み作業に限らず天井ボード開口切り込
み作業等の他の作業であってもよい。また、移設位置指
示作業、書き込み作業は、アンカー位置に限らず、天井
ボード開口切り込み位置、天井ボード取り付け位置、機
器取り付け位置等についても適用可能である。
【0042】また、床面のマーカーは、地墨に限るもの
でなく、床面ポインタが照射認識できるものであればよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の高所作
業車では、容易に、作業効率が向上され、作業位置精度
が高められ、安全性の確保が果たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の第1実施例を示す正
面図である。
【図2】第1実施例の高所作業車の所定姿勢部材を示す
拡大図である。
【図3】第2実施例の高所作業車を示す正面図である。
【図4】第3実施例の高所作業車を示す正面図である。
【符号の説明】
12 作業車本体 16 床面 24 所定姿勢部材 36 床面レーザー発光装置(床面ポインタ) 38 天井面レーザー発光装置((天井面ポインタ)作
業手段) 40 天井面 42 地墨(マーカー) 50 アンカ打設手段(作業手段) 60 書き込み手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面を移動自在な作業車本体と、 前記作業車本体に支持され、作業車本体の姿勢変動に関
    わらず常に所定姿勢を得る所定姿勢部材と、 前記所定姿勢部材に設けられ、所定姿勢部材の所定姿勢
    において垂線に沿って床面をポイント照射する床面ポイ
    ンタと、 前記所定姿勢部材に設けられ、床面ポインタの照射方向
    線上に位置し、床面ポインタが床面のマーカーを照射し
    たときにそのマーカーの垂線上で天井面への高所作業を
    可能とする作業手段と、 を備えたことを特徴とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 前記作業手段は、床面ポインタの照射方
    向線に沿って天井面をポイント照射し、床面のマーカー
    の天井面への移設位置を示す天井面ポインタを備える請
    求項1に記載の高所作業車。
  3. 【請求項3】 前記作業手段は、天井面を加工する加工
    手段を備える請求項1に記載の高所作業車。
  4. 【請求項4】 前記作業手段は、天井面に書き込みでき
    る書き込み手段を備えてなる請求項1に記載の高所作業
    車。
  5. 【請求項5】 前記所定姿勢部材は、この重心位置と異
    なる位置で直交する2軸の回りに回動自在とされる請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の高所作業車。
JP5021394A 1994-03-22 1994-03-22 高所作業車 Pending JPH07257896A (ja)

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