JP3368251B2 - 墨出し用装置 - Google Patents
墨出し用装置Info
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Description
墨出し作業をする墨出し用装置に係り、特に、天井面の
開口箇所等を特定する為に使用する墨出し用装置に関す
る。
示す説明図であり、図9(b)は従来の墨出し作業の他
の例を示す説明図である。図において、1は床面に印さ
れた天井開口または天井吊用器具・機器の中心墨、2は
レーザー照射器、2′は十字照射型レーザー照射器、3
は下げ振り、4は天井開口または天井吊用器具・機器中
心墨である。すなわち、建設現場において天井に点検口
等の開口または天井吊用器具・機器を設ける場合、床面
に記された返り墨からメジャーにより天井開口または設
置の中心の平面位置を測定して天井開口または設置の中
心墨1を床面に印し、次いで脚立5等の足場に乗り、天
井面から下げ振り3を下ろして床面に印された天井開口
または設置の中心墨1に合わせ、天井面に天井開口また
は設置の中心墨4を印すか、あるいは、レーザー照射器
2を床面に印された天井開口または設置の中心墨1に合
わせて配置し、天井面にレーザービームを照射し、天井
面に天井開口または設置中心墨4を印す。
2′を床面に印された天井開口または設置の中心墨1の
中心に合わせて配置し、天井面に十字照射型レーザービ
ームを照射し、天井面に天井開口または設置中心墨4を
印す。
用いて、天井面に印した天井開口または設置中心墨4か
らメジャーで距離を測りながら墨出し具その他を用い
て、天井面に点検口等の開口または天井吊用器具・機器
の実寸の天井開口または設置墨を記入する。
作業によって個々の箇所毎に行われる。
の方法では、脚立等の足場上で行う天井面付近の作業が
多く、危険度が高い。更に、レーザー照射器のレーザー
光が作業員の体、作業用足場等により遮られることが多
々ある。また、天井面に記入するため顔を上に向け、手
を上げた状態の作業を長時間強要されるので、極めて重
労働であり、健康を害する恐れがある。
で、非常に簡易に墨出し作業を行うことができるととも
に、装置構造も簡単にし安全に且つ作業の省力化を実現
する墨出し用装置を提供することを目的とする。
に本発明は、天井開口部分の各辺に対応するように直線
レーザー光を照射する複数のレーザーポインタが所定の
位置に配置されたレーザーポインタ取付部材と、前記レ
ーザーポインタ取付部材に設けられた水平器と、前記レ
ーザーポインタ取付部材の高さを調整する複数の高さ調
整用ストッパーとよりなる墨出し用装置において、レー
ザーポインタ取付部材を矩形中空板で構成し、前記矩形
中空板を複数に分割可能に構成することを特徴とするも
のである。
いる墨出し補助具の所定の位置にレーザー光を照射する
複数のレーザーポインタが所定の位置に配置されたレー
ザーポインタ取付部材と、前記レーザーポインタ取付部
材に設けられた水平器と、前記レーザーポインタ取付部
材の高さを調整する複数の高さ調整用ストッパーとより
なる墨出し用装置において、レーザーポインタ取付部材
を矩形中空板で構成し、前記矩形中空板を複数に分割可
能に構成することを特徴とするものである。
て、レーザーポインタとして、レーザー光の照射方向の
傾きを変えるように回転機能を付加した回転式レーザー
ポインタを用いることを特徴とするものである。
形態例を詳細に説明する。図中、同一部分は同一符号を
付してその説明を省略する。
視図である。すなわち、墨出し用装置11は、矩形より
なる中空板12の4角にはそれぞれ高さ調整用ストッパ
ー13が取り付けられる。高さ調整用ストッパー13は
回転するネジ棒と前記板12が螺合しており、ネジ棒を
回転することにより板12が上下に移動するように構成
される。前記板12の各辺のそれぞれ中央部には小型で
安価のレーザーポインタ14が取り付けられる。前記レ
ーザーポインタ14は上下方向にレーザーを照射でき、
下方向のレーザーは地墨15との位置合わせに使用し、
上方向のレーザーには、レーザー光がレーザー照射面に
直線を示すようになるキャップが取り付けられる。前記
板12の直交する2辺にはそれぞれ水平器(レベラー)
16が辺に沿って取り付けられる。
照射されたレーザー光が地墨15を照射するように前記
板12を移動して位置合わせをした後、各高さ調整用ス
トッパー13を操作して前記板12が水平になるように
水平器16により調整する。前記板12が水平になるこ
とにより、前記各レーザーポインタ14から上方向に照
射されたレーザー光が天井面に対して垂直に照射できる
ようになり、このようにして天井面に照射されたレーザ
ー光の4直線が天井開口部分17と同様の大きさに予め
設定しておくことにより、天井面に四角の天井開口墨1
8を容易に示すことができ、天井面への墨出し作業の省
力化が図れる。
視図である。すなわち、レーザーポインタ14′を矩形
中空板12の4角部にそれぞれ取り付けたもので、前記
レーザーポインタ14′は上方にのみ照射され、天井面
に点状に照射される。前記矩形中空板12の各辺の中央
部には位置合わせ用のマークが印されている。
を地墨15に合わせることにより、位置合わせをした
後、各高さ調整用ストッパー13を操作して前記板12
が水平になるように水平器16により調整する。前記板
12が水平になることにより、前記各レーザーポインタ
14′から上方向に照射されたレーザー光が天井面に対
して垂直に照射できるようになり、天井面に4点が示さ
れ、その4点のうち少なくとも2点以上が、予め定めら
れたテンプレート等の墨出し補助具21の所定の位置に
示されれば、天井開口部分22の開口寸法の墨が、墨出
し補助具21を使用して天井面に示される。この墨出し
用装置を利用すると、4点は、必ずしも天井開口寸法を
示さなくてもよいため装置全体を小型化できる。また、
開口寸法の墨は墨出し補助具21の寸法を変えることに
より様々の寸法に対応できるため、この墨出し用装置一
台で各種の天井開口寸法に対応でき、墨出し作業の省力
化が図れる。
視図である。すなわち、この第3の実施形態例は図1の
第1の実施形態例と図2の第2の実施形態例をあわせた
墨出し用装置であり、矩形中空板12の各辺のそれぞれ
中央部にはレーザーポインタ14が取り付けられると共
に、矩形中空板12の4角部にはレーザーポインタ1
4′がそれぞれ取り付けられる。レーザーポインタ14
は天井開口部分22の各辺の天井開口墨18を表示し、
レーザーポインタ14′は天井開口部分22の各角を表
示する。このように、レーザーポインタ14、14′を
設けることにより、より正確な墨出し作業を行うことが
できる。
視図である。すなわち、図3の第3の実施形態例におい
て、各レーザーポインタ14、14′はそれぞれ1台毎
に傾きを変えてレーザー照射方向が変えられるように回
転機能が付加されている。Aはレーザー直線照射移動距
離である。このように各レーザーポインタ14、14′
に回転機能を付加することにより、墨出し用装置上部の
一部に足場板等の障害物が設置されている場合、障害物
を回避したところから直線レーザーを照射することが可
能である。この場合の位置合わせは天井開口部分22の
4角を示す点レーザーを使用する。この墨出し用装置を
用いると、墨出し用装置の一部上方に障害物があって
も、それを回避した部分からのレーザー光により、天井
面に墨を出すことは可能であり、また、レーザー光同士
は直交してもお互いを干渉しないため、障害物直下のレ
ーザーポインタも、回転させることにより、もう一方の
一直線の墨出しが可能となり、天井面に天井開口墨18
を示すことができる。
面図である。すなわち、墨出し用装置は、円柱形の水平
器71と、前記水平器71の外周側に設けられて天井開
口部分の墨出しに用いる墨出し補助具の所定の位置にレ
ーザ光を照射する複数の固定式レーザーポインタ72が
所定の位置に配置されたレーザーポインタ取付部材73
と、前記レーザーポインタ取付部材73の高さを調整す
る複数の高さ調整用ストッパー74とより構成され、前
記水平器71は内部に液体が密封され、前記液体中の気
泡の位置で水平であるか否かを判断する。
ポインタを示す側面図である。すなわち、矩形中空板1
2には支持部材51が固定して取り付けられ、この支持
部材51にはレーザーポインタ設置部材52が回転可能
に取り付けられる。前記レーザーポインタ設置部材52
にはレーザーポインタ固定部材53が取り付けられ、こ
のレーザーポインタ固定部材53にはレーザーポインタ
54がレーザー光を照射できるようにして取り付けら
れ、このレーザーポインタ54には直線レーザー光を上
方向へ照射できるように直線レーザー用キャップ55が
被せられる。前記支持部材51は矩形中空板12に対し
て垂直方向にレーザー光軸が設置できるアジャスト機能
を備えている。
ポインタを示す側面図である。すなわち、矩形中空板1
2には支持部材56が固定して取り付けられ、この支持
部材56にはレーザーポインタ設置部材57が固定して
取り付けられる。前記レーザーポインタ設置部材57に
はレーザーポインタ固定部材58が取り付けられ、この
レーザーポインタ固定部材58にはレーザーポインタ5
9がレーザー光を点状に照射できるようにして取り付け
られる。
示す平面図及び正面図である。すなわち、矩形中空板6
1を各辺毎に4分割したもので、各辺の接続は一方の辺
の突起62を他方の辺の孔63に挿入することにより行
われる。さらに、矩形中空板61の各辺の長さを変える
ことにより天井に投影する天井開口サイズを変化させる
ことが可能である。又、正方形に限らず長方形の投影も
可能である。64は回転式レーザーポインタ、65は固
定式レーザーポインタ、66は水平器、67は高さ調整
用ストッパーである。
を示す平面図である。すなわち、高さ調整用ストッパー
67を3個のみ用いて水平に支持する3点支持の例であ
る。この例では、矩形中空板61の各辺の接続はネジ6
8により行われる。
レーザー装置は使用せず、一般にプレゼンテーション等
の指棒として使用される安価なレーザーポインタを複数
個装備して、未だ市販品としては存在しない、天井面に
四角形を照射するレーザー装置の提案と、その使用方法
を対象としている。レーザー光により天井開口の実寸を
天井に展開するため、万が一間違えた場合でも、天井の
張替え等手戻り工事は発生しない。また、足場材、資材
等の障害物の多い建築現場における墨出し用装置でもレ
ーザーポインタの照射角度を変えれば墨出し作業が行
え、使用範囲を増やすことができる。
に簡易に墨出し作業を行うことができるとともに、装置
構造も簡単にし安全に且つ作業の省力化を実現する墨出
し用装置を提供することができる。
る。
る。
る。
る。
る。
を示す側面図であり、(b)は本発明に係る固定式レー
ザーポインタを示す側面図である。
及び正面図である。
図である。
であり、(b)は従来の墨出し作業の他の例を示す説明
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 天井開口部分の各辺に対応するように直
線レーザー光を照射する複数のレーザーポインタが所定
の位置に配置されたレーザーポインタ取付部材と、前記
レーザーポインタ取付部材に設けられた水平器と、前記
レーザーポインタ取付部材の高さを調整する複数の高さ
調整用ストッパーとよりなる墨出し用装置において、 レーザーポインタ取付部材を矩形中空板で構成し、前記
矩形中空板を複数に分割可能に構成することを特徴とす
る墨出し用装置。 - 【請求項2】 天井開口部分の墨出しに用いる墨出し補
助具の所定の位置にレーザー光を照射する複数のレーザ
ーポインタが所定の位置に配置されたレーザーポインタ
取付部材と、前記レーザーポインタ取付部材に設けられ
た水平器と、前記レーザーポインタ取付部材の高さを調
整する複数の高さ調整用ストッパーとよりなる墨出し用
装置において、 レーザーポインタ取付部材を矩形中空板で構成し、前記
矩形中空板を複数に分割可能に構成することを特徴とす
る墨出し用装置。 - 【請求項3】 レーザーポインタとして、レーザー光の
照射方向の傾きを変えるように回転機能を付加した回転
式レーザーポインタを用いることを特徴とする請求項1
又は2に記載の墨出し用装置。
Priority Applications (1)
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JP2000091254A JP3368251B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 墨出し用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280966A JP2001280966A (ja) | 2001-10-10 |
JP3368251B2 true JP3368251B2 (ja) | 2003-01-20 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP7054960B1 (ja) | 2021-04-09 | 2022-04-15 | 佐藤興業株式会社 | 乗用作業台、レーザ出射器、作業方法及び塗装作業方法 |
CN116397904B (zh) * | 2023-06-08 | 2023-08-08 | 山西三建集团有限公司 | 高层建筑现浇楼层板上预留钢套管的定位机构的定位方法 |
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2000
- 2000-03-29 JP JP2000091254A patent/JP3368251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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