JP7044332B2 - ターゲットの位置決め方法、及び、ターゲットの位置決めツール - Google Patents

ターゲットの位置決め方法、及び、ターゲットの位置決めツール Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、車両に設けられた検知機器の取付け位置を車両に搭載されているコンピュータに認識させる際や検知機器の取付け位置を調整する際に用いるターゲットの位置を決める技術に関する。
先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle、略称ASV)の車両には、安全運転を支援する先進的な検知機器が搭載されている。これらの検知機器はカメラ、レーダー、センサー等である。このような検知機器の交換や修理や検知機器前部にある車両のガラス交換や検知機器を取付けている車体の板金修正などの分解整備をする毎に、エーミング調整をする必要がある。
エーミングとは、検知機器が当てたい箇所へ当てる能力をいう。エーミング調整とは、検知機器の中心軸をターゲットに当てることで検知機器の取付け位置を車両に搭載されているコンピュータに認識させる作業をいう。
ターゲットは、各自動車メーカーが指定または指示の物を使用するように車両整備書に記載されている。一般的な車両整備書には、以下のような手順でターゲットの位置決めをするように記載されている。まず下げ振り錘を用いて車両前後のポイントを床に印し、車両前後のポイントを紐で結ぶ。次に、この紐を車両前方へ数メートルほど伸ばし、車両の中心軸に設定する。最後に、この中心軸上で車両前側までの所定の距離を測り、ターゲットの位置の基準となる位置を決定している。
特許文献1は、車両前側の床に車両中心線表示装置を置き、線状レーザーポインター部からのレーザー光の線が、後側の下げ振り錘の下端に一致するように、車両中心線表示装置を水平面に対して回転(傾動)させる技術を開示している。
特許第6475794号公報
しかしながら、特許文献1は、整備士が車両の前側から車両の底を通して車両の後側にある下げ振り錘の下端、すなわち、所定の点にレーザー光線を合わせる必要があり、手間がかかる。
本発明は、このような課題に着目して鋭意研究され完成されたものであり、その目的は、水平な床平面上でのターゲットの位置を容易に決める技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、垂直定規及び点状レーザーポインター装置を用いて、水平な床平面に設置された車両の前側の第1の点を前記床平面にマーキングし、墨出し板に設けられた垂直線を前記第1の点に位置合わせし、前記垂直定規及び前記点状レーザーポインター装置を用いて、前記車両の後側の第2の点を前記床平面にマーキングし、線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が前記第2の点及び前記墨出し板の前記垂直線を通過するように、前記線状レーザーポインター装置を前記床平面に設置し、レーザー距離計を設置する基台と、床平面に平行な底辺に対して直角な線を有する傾斜板を備える移動台を、前記第1の線状レーザー光の線が前記直角な線を通過するように設置し、前記第1の線状レーザー光の線が前記直角な線を通る状態で前記移動台を移動し、前記レーザー距離計で所定の距離を測定し、前記線状レーザーポインター装置を前記移動台の基台の上に設置し、前記線状レーザーポインター装置の前記第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、前記第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットを設置する位置の基準となる位置に決めるターゲットの位置決め方法である。
他の本発明は、外部の点状レーザーポインター装置、外部のレーザー距離計及び外部の線状レーザーポインター装置を用いて、水平な床平面に設置された車両のターゲットを設置する位置の基準となる位置を決めるターゲットの位置決めツールであって、垂直な定規部と、前記定規部を支える土台部と、前記点状レーザーポインター装置を取り付け可能な取付け台を有する垂直定規と、前記線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が通過可能な垂直線が引かれている垂直板と、前記垂直板を支える支持部を有する墨出し板と、内側が開口している囲い部と、前記囲い部に対して所定の傾斜角で傾斜し、前記床平面に平行な底辺に対して直角な線が引かれている傾斜板と、前記囲い部の内側に設けられた、前記レーザー距離計を取り付け可能な第1の取付け部と、前記囲い部の内側に設けられた、前記線状レーザーポインター装置を取り付け可能な第2の取付け部と、を有する移動台と、を備えるターゲットの位置決めツールである。
本発明によれば、水平な床平面上でのターゲットの位置を容易に決める技術を提供することができる。
本発明の実施形態に係るターゲットの位置決め方法のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るターゲットと車両の位置関係を示す図である。 第1の実施形態に係る垂直定規の使用方法を説明するための図である。 第1の実施形態に係る墨出し板を第1の点に位置合わせする方法を説明するための図である。 第1の実施形態に係る墨出し板と線状レーザーポインター装置との位置関係を説明するための図である。 第1の実施形態に係る移動台の使用方法(その1)を説明するための図である。 第1の実施形態に係る移動台の使用方法(その2)を説明するための図である。 第2の実施形態に係る垂直定規の使用方法を説明するための図である。 第2の実施形態に係る垂直定規の下部を拡大した図である。 第2の実施形態に係る墨出し板を第1の点に位置合わせする方法を説明するための図である。 第2の実施形態に係る墨出し板と線状レーザーポインター装置との位置関係を説明するための図である。 第2の実施形態に係る移動台の使用方法(その1)を説明するための図である。 第2の実施形態に係る移動台の使用方法(その2)を説明するための図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るターゲットの位置決め方法のフローチャートである。ターゲットは、安全運転を支援する検知機器(カメラ、レーダー、センサー等)の取付け位置を車両に搭載されているコンピュータに認識させる際や車両に取り付ける位置を調整する際に用い、検知機器が正しく動作するかを確認する際の基準具である。ターゲットは、リフレクターと呼ばれることもあり、各自動車メーカーが指定または指示の物を使用するように車両整備書に記載されている。ターゲットは、検知機器の交換や修理や検知機器前部にある車両のガラス交換や検知機器を取付けている車体の板金修正などの分解整備をする毎に使用される。
エーミングとは、検知機器が当てたい箇所へ当てる能力をいう。このエーミングの調整は検知機器の交換や修理や検知機器前部にある車両のガラス交換や検知機器を取付けている車体の板金修正などの分解整備毎に行われる。エーミング調整とは、検知機器の中心軸をターゲットに当てることで検知機器の取付け位置を車両に搭載されているコンピュータに認識させる作業をいう。
一般的な車両整備書は、整備士がエーミング調整をする際に、車両を置く床平面が水平であることを要求している。そこで、本実施形態では、車両を置く床平面が水平面であることを前提とする。図1の各ステップについては、各実施形態の中で説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るターゲットと車両の位置関係を示す図である。図2は、車両100を上から見た図である。各黒丸(A~F、X~Z)は、車両100を置いた水平面上の点であり、各実施形態を説明する際に用いる。黒丸Aは車両100の前側エンブレムの中心から水平面へ垂直に下した点を表す。黒丸Bは車両100の後側エンブレムの中心から水平面へ垂直に下した点を表す。黒丸A及びBは車幅の中央を表す。
黒丸Cは車両100の右前輪のホイールの中心から水平面へ垂直に下した点を表す。同様に、黒丸Dは右後輪のホイールの中心から、黒丸Eは左前輪のホイールの中心から、黒丸Fは左後輪のホイールの中心から、それぞれ水平面へ垂直に下した点を表す。
黒丸Xも水平面上の点であり、黒丸Aと黒丸Bを通る直線上に設けられている。一般的な車両整備書では、黒丸Xがターゲットを設置する位置の基準となる位置である。黒丸Xから黒丸Aまでの距離は、各自動車メーカーで異なるが、約2から5m(メートル)である。ここで、「ターゲットを設置する位置の基準となる位置」とは、以下の2つの場合をいう。第1の場合は、黒丸Xを、ターゲットを設置する位置とする場合である。第2の場合は、黒丸Xから左側又は右側に数十cm程度離れた位置を、ターゲットを設置する位置とする場合である。2つの場合がある理由は、各自動車メーカーが指定するターゲットの位置が、車両によって異なる場合があるからである。
車種によっては、黒丸Y及びZにターゲットを設置するように要求する車両整備書もある。黒丸Y及びZも水平面上の点であり、黒丸Yは黒丸Cと黒丸Dを通る直線上に、黒丸Zは黒丸Eと黒丸Fを通る直線上に、設けられている。黒丸Yから黒丸Cまでの距離及び黒丸Zから黒丸Eまでの距離は、各自動車メーカーで異なるが、約3から5m(メートル)である。
(第1の実施形態の構成)
第1の実施形態は、ターゲットを置く位置の基準となる位置として図2の黒丸Xを決める場合について説明する。簡単に説明すると、まず、車両100の車幅中央の前側エンブレムの中心及び後側エンブレムの中心に対応する水平面上の2点(点Aと点B)を通る直線を求める。次に、この直線上から点Aまでの距離を計測し、所定の距離となる点Xを決定する。以下では、図1の各ステップに沿って、ターゲットの位置決めツールの各部品の使用方法を図3から図7を参照しながら説明する。
図3は、第1の実施形態に係る垂直定規の使用方法を説明するための図である。この垂直定規の使用方法は図1のステップS110に相当する。図3は車両100を左前方から見た図である。
整備士は、床平面に車両100と、車両100の前に垂直定規200を置く。車両100の前側には、車幅の中央を表す前側エンブレム110が設けられている。点111は前側エンブレム110の中心を示す。
垂直定規200は、水平な土台部210と、土台部210に対して垂直に設けられた定規部220と、点状レーザーポインター装置300を取り付け可能な取付け台230を備える。点状レーザーポインター装置300を用いて、前側エンブレム110にレーザー光301(点線で表示)の先端を点111に合わせる。ここで、定規部220は、床平面に垂線を下ろし、床平面をマーキングするために用いる。また、土台部210は、垂直な定規部220を支える形態であれば種々変形してもよい。また、点状レーザーポインター装置300として、S170で説明するレーザー距離計310の点状レーザーポインター機能を用いてもよい。なお、定規部220には目盛り221が設けられている。目盛り221は定規部220に必須の構成要素ではない。
点状レーザーポインター装置300のレーザー光の先端を点111に合わせた状態で、定規部220の下端(点状レーザーポインター装置300の真下)の床にマーキングする。このマーキングした点が黒丸Aである。ここで、床に直接マーキングするのではなく、貼り剥がし可能なシールを床に貼り、そのシールにマーキングしてもよい。自動車整備工場の床平面は、ペンで印しを付けにくい場合があるからである。また、車両を床に置く位置は毎回異なり、床に直接印すと、消す手間がかかるからである。
すなわち、図1のステップS110は、車両100を設置した水平な床平面に垂直定規200と点状レーザーポインター装置300を用いて第1の点(黒丸A、すなわち車両前側の点)をマーキングするステップである。ここで、点状レーザーポインター装置300は外部の汎用製品を用いてもよく、本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成ではない。すなわち、図3では、垂直定規200が本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成要素である。
図4は、第1の実施形態に係る墨出し板を第1の点に位置合わせする方法を説明するための図である。この墨出し板の位置合わせ方法が図1のステップS120に相当する。図4は、図3と同様、車両100を左前方から見た図である。
墨出し板400は、薄い直方体の垂直板410と、垂直板410を支える第1の支持部431及び第2の支持部432を備える。また、垂直板410には、その中央を通る第1の垂直線421が手前側の面、上面、奥側の面に引かれている。図4では奥側の面(車両100の前側と対向している)は不図示である。同様に、垂直板410の両端には第2の垂直線422及び第3の垂直線423が引かれている。ここで、墨出し板400の用途は、第1に、点Aにおいて、後述する第1の線状レーザー光が垂直線を通ることができ、第2に、後述するレーザー距離計310のレーザーを当てることができ、第3に、後述するタイヤの点E又は点Fにおいて第1の線状レーザー光が垂直線を通ることができることである。
垂直板410の大きさは高さ65mm、幅150mm、厚さ4mm程度であり、第2の垂直線422及び第3の垂直線423は両端から4mmほど離れた位置に設けられている。第2の垂直線422及び第3の垂直線423は第1の実施形態では必須の構成要素ではなく、後述する第2の実施形態で用いる。また、第1の垂直線421は垂直板410の中央を通るように設けたのは、第1の支持部431及び第2の支持部432との位置関係によるものであり、中央に設けなくてもよい。
墨出し板400は、第1の垂直線421の下端を床平面の黒丸Aに合せ、さらに、垂直板410の奥側の面(不図示)が車両100の前側と対向するように、床平面に設置する。すなわち、図1のステップS120は、墨出し板400に設けられた垂直線(第1の垂直線421に相当)を第1の点(黒丸Aに相当)に位置合わせするステップである。また、図4では、墨出し板400が本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成要素である。
図1のステップS130は、図2の車両100の後側エンブレムについて、ステップS110と同様、垂直定規200と点状レーザーポインター装置300を用い、床平面に第2の点(黒丸B、すなわち車両後側の点)をマーキングするステップである。図3と図4と同様の方法を図2の車両100の後側エンブレムについて用いればよいため、詳細な説明は省略する。
図5は、第1の実施形態に係る墨出し板と線状レーザーポインター装置との位置関係を説明するための図である。図5を参照しながら、図1のS140「線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が第2の点及び墨出し板の垂直線を通過するように、線状レーザーポインター装置を床平面に設置」する方法を説明する。
ここで、図5は、車両100については側面から見た図である。しかしながら、墨出し板400及び線状レーザーポインター装置500については、説明の都合上、斜め後ろから見ているように描いている。
黒丸Aと黒丸Bを通る直線は、床平面上の線であって、車両100の車幅中心を通る直線である。黒丸Aには、墨出し板400を第1の垂直線421の下端が黒丸Aに合うように置く。この直線上であって、黒丸Bから車両後方の位置に、線状レーザーポインター装置500を置く。
黒丸Bから車両後方の位置に線状レーザーポインター装置500を置く理由は、線状レーザーポインター装置500の第1のレーザー照射口510からの第1の線状レーザー光の線511が第2の点(黒丸B)及び墨出し板400の第1の垂直線421を通過するようにするためである。第1の線状レーザー光の線511は、いわゆるラインレーザーのため、第1の垂直線421に点で当たるのではなく、線511-1で当たる。なお、第1のレーザー照射口510を線状レーザーポインター装置500の手前側の面に描いたのは、わかりやすく説明するためである。第1のレーザー照射口510が奥側の面(不図示)にあってもよい。
線状レーザーポインター装置500は外部の汎用製品を用いてもよく、本実施形態に係るターゲットの位置決めシステムに必須の構成ではない。例えば、線状レーザーポインター装置500として、市販の建築用レーザー墨出し器を用いても良い。建築用レーザー墨出し器は2つの縦ライン及び1つの横ラインをレーザーラインで照射することができる。2つの縦ラインによって地墨がクロスラインで出せる。
本実施形態の線状レーザーポインター装置500の場合、第1のレーザー照射口510及び第2のレーザー照射口520から照射されるラインレーザーが2つの縦ラインに相当し、地墨がクロスラインで出せる。また、第3のレーザー照射口530から照射されるラインレーザーは1つの横ラインに相当する。
図5では、線状レーザーポインター装置500は、第1のレーザー照射口510からのみラインレーザーを照射している。一方、第2のレーザー照射口520及び第3のレーザー照射口530はそれぞれのレーザー照射スイッチをオフにし、レーザーが照射されないようしている。
また、第1のレーザー照射口510からのラインレーザーは車両100の前側にさえ照射できればよい。これが第1の線状レーザー光の線(511及び511-1)である。図5では説明の便宜上、車両100の後方に照射されるラインレーザーの光線を描いていない。なお、図5でも、墨出し板400が本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成要素である。
図6は、第1の実施形態に係る移動台の使用方法(その1)を説明するための図である。図6を参照しながら、図1のS150「レーザー距離計を設置する基台と、床平面に平行な底辺に対して直角な線を有する傾斜板を備える移動台を、第1の線状レーザー光の線が直角な線を通過するように設置」する方法、及び、S160「第1の線状レーザー光の線が直角な線を通過する状態で移動台を移動し、レーザー距離計で所定の距離を測定」する方法を説明する。
図6は、図5と同様、車両100を側面から見た図である。しかしながら、墨出し板400、線状レーザーポインター装置500、移動台600については、説明の都合上、斜め後ろから見ているように描いている。さらに、移動台600については、各構成の説明をわかりやすくするために、移動台600を拡大して描いているが、実際の大きさは小さく、レーザー距離計310のレーザー光311が墨出し板400に当たる程度の大きさである。
移動台600は、高さの等しい4本の足部(611、612、613、614)と四隅を囲う囲い部615を有する基台610と、傾斜板620と、レーザー距離計300を取り付け可能な第1の取付け部630と、線状レーザーポインター装置500を後ほど取り付け可能な第2の取付け部640を備える。囲い部615の内側は開口しており、床平面を見ることができる。また、第1の取付け部630及び第2の取付け部640は囲い部615の内側に設けられている。さらに、4本の足部(611、612、613、614)の高さは等しいため、囲い部615は床平面に対して平行であり、基台610も床平面に対して平行である。加えて、第1の取付け部630及び第2の取付け部640も床平面に対して平行である。
傾斜板621は、囲い部615に対して所定の傾斜角θで傾斜している。傾斜板621には、その床平面に平行な底辺に対して直角な線(この図では傾斜板の中心を通る中心線)621が引かれている。中心線621を第1の線状レーザー光の線511-2が通過するように、移動台600を設置する。第1の線状レーザー光の線511-2が中心線621を通過している状態で、レーザー距離計310を用いて、墨出し板400(すなわち黒丸A)との距離を測定する。この距離が車両整備書に記載されている所定の距離になるように、移動台600を直線AB上で前後に移動させる。
傾斜板620が所定の傾斜角θで傾斜している理由は、θ=0°であれば第1の線状レーザー光の線511-2が現れず、θ=90°であれば第1の線状レーザー光の線511-2は現れるが、移動台600が直線ABに対して直角に設置されているかわからないためである。すなわち、傾斜角θは0°<θ<90°の範囲で適当に設定してよい。
また、中心線621は、傾斜板620の中心であるが、中心ではなく多少左右にずれていても、後述する図1のS180のターゲットの位置決めができる範囲で左右にずれていてもよい。すなわち、中心線621は、傾斜板621の床平面に平行な底辺に対して直角な線であればよい。
ここで、レーザー距離計310及び線状レーザーポインター装置500は、図3及び図5で説明した通り、外部の汎用製品を用いてもよく、本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成ではない。このため、図6では、墨出し板400及び移動台600が本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成要素である。
図7は、第1の実施形態に係る移動台の使用方法(その2)を説明するための図である。図7を参照しながら、図1のS170「線状レーザーポインター装置を移動台の基台の上に設置」する方法、及び、S180「線状レーザーポインター装置の第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットの位置に決める」する方法を説明する。
図7では、移動台600の位置は、図6で説明したように、レーザー距離計300を用いて、黒丸Aから所定の距離にある状態のままである。この移動台600の第2の取付け部640に、線状レーザーポインター装置500を取り付ける。また、墨出し板400及びレーザー距離計300は特に必要ではないため、図7では描いていない。ここまでが、図1のS170「線状レーザーポインター装置を移動台の基台の上に設置」する方法に相当する。
次に、開口している囲い部615の内側に設けられた第2の取付け部640に取り付けられている線状レーザーポインター装置500について説明する。線状レーザーポインター装置500の第1の照射口510から第1のラインレーザーを床平面に照射し、第1の線状レーザー光の線511が床平面に引かれる。また、第2の照射口520から第2のラインレーザーを床平面に照射し、第2の線状レーザー光の線521が床平面に引かれる。すなわち、地墨がクロスラインで出せる。また、第1の線状レーザー光の線511と第2の線状レーザー光の線521は直角(90°)に交わる。この交点が図2の黒丸Xに相当する。
このようにして、図1のS180「線状レーザーポインター装置の第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットの位置に決める」ことができる。ここで、線状レーザーポインター装置500は、図5で説明した通り、外部の汎用製品を用いてもよく、本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成ではない。このため、図7では、移動台600が本実施形態に係るターゲットの位置決めツールに必須の構成要素である。
上述の通り、第1の実施形態(ターゲットを置く位置として図2の黒丸Xを決める場合)に係るターゲットの位置決め方法を、図1のフローチャート及び図3から図7の各部品の使用方法についての図を用いて説明した。また、第1の実施形態に係るターゲットの位置決めツールは、垂直定規200、墨出し板400、及び、移動台600が必須の構成要素である。
(第1の実施形態の作用効果)
垂直定規200、墨出し板400、及び、移動台600を備えるターゲットの位置決めツールに、外部の汎用製品である点状レーザーポインター装置300、レーザー距離計310、及び、線状レーザーポインター装置500を用いることによって、第1の実施形態は、下げ振り錘を用いる必要が無いため、下げ振り錘のある一点にレーザー光線を合わせる必要がなくなり、手間をかけずに、水平な床平面上でのターゲットの位置を容易に決めることができるという作用効果を有する。
(第2の実施形態の構成)
第2の実施形態は、ターゲットを置く位置の基準となる位置として図2の黒丸Y又は黒丸Zを決める場合について説明する。黒丸Y又は黒丸Zの決め方は同じであるため、以降では黒丸Zを決める場合について説明する。なお、一般的な車両整備書記載の方法は、以下の5つの作業手順が必要である。第1の手順として、下振錘で、黒丸A及びBをマーキングして、黒丸A及びBを通る糸(黒丸Aよりも前方にも糸を貼る)を床面に貼る。第2の手順として、下振錘で、黒丸C及びDをマーキングして、黒丸C及びDを通る糸を床面に貼り、黒丸Cから前方の所定の距離の糸の上の黒丸Yにマーキングをする。第3の手順として、黒丸E及びFについても上記第1の手順と同様の作業をして黒丸Zにマーキングをする。第4の手順として、黒丸Y及びZを通る糸を床面に貼る。第5の手順として、上記第1及び第4の手順の糸が交わる点が黒丸Xである。これに対し、本実施形態によれば、黒丸Y又は黒丸Zのどちらか一方を決めればよく、両方を決めなくてよく、整備書記載の方法より作業時間が短縮できるという作用効果を有する。これは、点C又は点Eから所定の距離に点Y又は点Zを決め、そこから線状レーザーポインター装置500を用いて直角の線を引き、点A、Bの延長線と交わるところを点Xとするからである。
黒丸Zを決める場合について簡単に説明すると、まず、車両100の左前輪ホイールの中心及び左後輪ホイールの中心に対応する水平面上の2点(点Eと点F)を通る直線を求める。次に、この直線上から点Eまでの距離を計測し、所定の距離となる点Zを決定する。以下では、図1の各ステップに沿って、ターゲットの位置決めツールの各部品の使用方法を図8から図13を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同じ符号の説明については重複した説明を避けるため適宜省略する。それゆえ、第1の実施形態の説明も参照されたい。
図8は、第2の実施形態に係る垂直定規の使用方法を説明するための図である。この垂直定規の使用方法は図1のステップS110に相当する。図8は車両100を左前方から見た図である。
整備士は、床平面に車両100と、車両100の前に垂直定規200を置く。車両100の左前輪には、ゴム製のタイヤ120と、その内側に設けられた金属製のホイール130がある。点131は左前輪のホイール130の中心を示す。
垂直定規200は、水平な土台部210と、土台部210に対して垂直に設けられた定規部220と、点状レーザーポインター装置300を取り付け可能な取付け台230を備える。点状レーザーポインター装置300を用いて、左前輪のホイール130の点131にレーザー光301(点線で表示)の先端を合わせる。なお、定規部220には目盛り221が設けられている。
点状レーザーポインター装置300のレーザー光の先端を点131に合わせた状態で、定規部220の下端(点状レーザーポインター装置300の真下)の床にマーキングする。このマーキングした点が黒丸Eである。
垂直定規200の下部の周辺に点線で描いた円Lの部分を、図9で拡大する。図9は、第2の実施形態に係る垂直定規の下部を拡大した図である。
垂直定規200には、定規部220及び土台部210の下端にガイド部222が設けられている。ガイド部222には、2つの矢印(222-1及び222-2)が印されている。
矢印222-1には「0(mm)」と記載されており、定規部220の左側(目盛り221側)の端から0mmであることを意味する。矢印222-1は、第1の実施形態で説明した黒丸A及び黒丸Bを床平面にマーキングする際に用いる。
一方、矢印222-2には「+10mm」と記載されており、定規部220の左端から10mm離れていることを意味する。矢印222-2は、第2の実施形態で説明する黒丸E及び黒丸F(黒丸C及び黒丸Dも)を床平面にマーキングする際に用いることがある。
第2の実施形態の場合に矢印222-2を用いる理由は、点Eに墨出し板400を置く際に、タイヤ120と墨出し板400の端が当たった場合、垂直定規400の矢印222-1でマーキングした位置と墨出し板400の垂直線(第3の垂直線423)とがずれてしまうことがあるからである。
このような現象は、車両100の自重によりタイヤ120が沈み込み、フェンダー(車輪の上部分やその周辺)部分の車両外板よりもタイヤ120のゴム部分が外側に出ることがあるために生じる。特に、スタッドレスタイヤなどの柔らかいゴムの場合、外側に出る。このため、墨出し板400をタイヤ120に接触させて床平面に置いても、想定よりも車両の外側に墨出し板400が設置される場合がある。
そこで、第2の実施形態では、墨出し板400が想定よりも車両の外側に設置されることがある点、及び、墨出し板400の第2の垂直線422及び第3の垂直線423は両端から4mmほど離れた位置に設けられている点を考慮して、矢印222-2を用いることにした。なお、定規部220に設けられた目盛り221は、床平面からフェンダーまでの高さを測るために用いる。各自動車メーカーが提供する、エーミング調整のためのスキャン・ツールには、床平面からフェンダーまでの高さを用いて各車両整備書で規定している各種計算を行い、その計算結果を入力することを要求されているからである。
図1のステップS110は、車両100を設置した水平な床平面に垂直定規200と点状レーザーポインター装置300を用いて第1の点(黒丸E、すなわち左前輪側の点)をマーキングするステップである。
図10は、第2の実施形態に係る墨出し板を第1の点に位置合わせする方法を説明するための図である。この墨出し板の位置合わせ方法が図1のステップS120に相当する。図10は、図8と同様、車両100を左前方から見た図である。
図10では、図4と同様、垂直板410を支える第1の支持部431及び第2の支持部432が手前側の面に備えられている。墨出し板400は、第3の垂直線423の下端を床平面の黒丸Eに合せ、さらに、垂直板410を車両100に対して直角に置き、垂直板410の奥側の面(不図示)が車両100の後側を向くように、床平面に設置する。すなわち、図1のステップS120は、墨出し板400に設けられた垂直線(第3の垂直線423に相当)を第1の点(黒丸Eに相当)に位置合わせするステップである。
図1のステップS130は、図2の車両100の左後輪について、ステップS110と同様、垂直定規200と点状レーザーポインター装置300を用い、床平面に第2の点(黒丸F、すなわち車両後側の点)をマーキングするステップである。図8から図10と同様の方法を図2の車両100の左後輪について用いればよいため、詳細な説明は省略する。
図11は、第2の実施形態に係る墨出し板と線状レーザーポインター装置との位置関係を説明するための図である。図11を参照しながら、図1のS140「線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が第2の点及び墨出し板の垂直線を通過するように、線状レーザーポインター装置を床平面に設置」する方法を説明する。
ここで、図11は、車両100については側面から見た図である。しかしながら、墨出し板400及び線状レーザーポインター装置500については、説明の都合上、斜め後ろから見ているように描いている。
黒丸Eと黒丸Fを通る直線は、床平面上の線であって、車両100よりも紙面手前、左前輪及び左後輪の脇を通る直線である。黒丸Eには、墨出し板400を第3の垂直線423の下端が黒丸Eに合うように置く。この直線上であって、黒丸Fから車両後方の位置に、線状レーザーポインター装置500を置く。
黒丸Fから車両後方の位置に線状レーザーポインター装置500を置く理由は、線状レーザーポインター装置500の第1のレーザー照射口510からの第1の線状レーザー光の線511が第2の点(黒丸F)及び墨出し板400の第3の垂直線423を通過するようにするためである。また、黒丸Fの位置では、線状レーザーポインター装置500とタイヤが干渉してしまうためでもある。第1の線状レーザー光の線511は、いわゆるラインレーザーのため、第3の垂直線423に点で当たるのではなく、線511-1で当たる。
図12は、第2の実施形態に係る移動台の使用方法(その1)を説明するための図である。図12を参照しながら、図1のS150「レーザー距離計を設置する基台と、床平面に平行な底辺に対して直角な線を有する傾斜板を備える移動台を、第1の線状レーザー光の線が直角な線を通過するように設置」する方法、及び、S160「第1の線状レーザー光の線が直角な線を通過する状態で移動台を移動し、レーザー距離計で所定の距離を測定」する方法を説明する。
図12は、図11と同様、車両100を側面から見た図である。しかしながら、墨出し板400、線状レーザーポインター装置500、移動台600については、説明の都合上、斜め後ろから見ているように描いている。さらに、移動台600については、各構成の説明をわかりやすくするために、移動台600を拡大して描いているが、実際の大きさは小さく、レーザー距離計310のレーザー光311が墨出し板400に当たる程度の大きさである。
傾斜板620は、囲い部615に対して所定の傾斜角θで傾斜している。傾斜板621には、その床平面に平行な底辺に対して直角な線(この図では中心線)621が引かれている。中心線621を第1の線状レーザー光の線511-2が通過するように、移動台600を設置する。第1の線状レーザー光の線511-2が中心線621を通過している状態で、レーザー距離計310を用いて、墨出し板400(すなわち黒丸E)との距離を測定する。この距離が車両整備書に記載されている所定の距離になるように、移動台600を直線EF上で前後に移動させる。
傾斜板620が所定の傾斜角θで傾斜している理由は、θ=0°であれば第1の線状レーザー光の線511-2が現れず、θ=90°であれば第1の線状レーザー光の線511-2は現れるが、移動台600が直線EFに対して直角に設置されているかわからないためである。すなわち、傾斜角θは0°<θ<90°の範囲で適当に設定してよい。
図13は、第2の実施形態に係る移動台の使用方法(その2)を説明するための図である。図13を参照しながら、図1のS170「線状レーザーポインター装置を移動台の基台の上に設置」する方法、及び、S180「線状レーザーポインター装置の第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットの位置に決める」する方法を説明する。
図13では、移動台600の位置は、図12で説明したように、レーザー距離計300を用いて、黒丸Eから所定の距離にある状態のままである。この移動台600の第2の取付け部640に、線状レーザーポインター装置500を取り付ける。また、墨出し板400及びレーザー距離計300は特に必要ではないため、図13では描いていない。ここまでが、図1のS170「線状レーザーポインター装置を移動台の基台の上に設置」する方法に相当する。
次に、開口している囲い部615の内側に設けられた第2の取付け部640に取り付けられている線状レーザーポインター装置500について説明する。線状レーザーポインター装置500の第1の照射口510から第1のラインレーザーを床平面に照射し、第1の線状レーザー光の線511が床平面に引かれる。また、第2の照射口520から第2のラインレーザーを床平面に照射し、第2の線状レーザー光の線521が床平面に引かれる。すなわち、地墨がクロスラインで出せる。また、第1の線状レーザー光の線511と第2の線状レーザー光の線521は直角(90°)に交わる。この交点が図2の黒丸Zに相当する。
このようにして、図1のS180「線状レーザーポインター装置の第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットの位置に決める」ことができる。
以上、図2の黒丸Zを決める場合について説明した。同様に、図2の黒丸Yを決める場合は、まず、車両100の右前輪ホイールの中心及び右後輪ホイールの中心に対応する水平面上の2点(点Cと点D)を通る直線を求める。次に、この直線上から点Cまでの距離を計測し、所定の距離となる点Yを決定する。ターゲットの位置決めツールの各部品の使用方法については基本的に黒丸Zを決める場合と同じである。異なる点は、墨出し板400を点Cに置く場合、垂直板410の第2の垂直線422の下端を床平面の黒丸Cに合せる点である。
上述の通り、第2の実施形態(ターゲットを置く位置として図2の黒丸Y及び黒丸Zを決める場合)に係るターゲットの位置決め方法を、図1のフローチャート及び図8から図13の各部品の使用方法についての図を用いて説明した。
(第2の実施形態の作用効果)
第1の実施形態と同様、垂直定規200、墨出し板400、及び、移動台600を備えるターゲットの位置決めツールに、外部の汎用製品である点状レーザーポインター装置300、レーザー距離計310、及び、線状レーザーポインター装置500を用いることによって、第2の実施形態は、下げ振り錘を用いる必要が無いため、下げ振り錘のある一点にレーザー光線を合わせる必要がなくなり、手間をかけずに、水平な床平面上でのターゲットの位置を容易に決めることができるという作用効果を有する。
100 車両
200 垂直定規
300 点状レーザーポインター装置
310 レーザー距離計
400 墨出し板400
500 線状レーザーポインター装置
600 移動台

Claims (10)

  1. 垂直定規及び点状レーザーポインター装置を用いて、水平な床平面に設置された車両の前側の第1の点を前記床平面にマーキングし、
    墨出し板に設けられた垂直線を前記第1の点に位置合わせし、
    前記垂直定規及び前記点状レーザーポインター装置を用いて、前記車両の後側の第2の点を前記床平面にマーキングし、
    線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が前記第2の点及び前記墨出し板の前記垂直線を通過するように、前記線状レーザーポインター装置を前記床平面に設置し、
    レーザー距離計を設置する基台と、床平面に平行な底辺に対して直角な線を有する傾斜板を備える移動台を、前記第1の線状レーザー光の線が前記直角な線を通過するように設置し、
    前記第1の線状レーザー光の線が前記直角な線を通る状態で前記移動台を移動し、前記レーザー距離計で所定の距離を測定し、
    前記線状レーザーポインター装置を前記移動台の基台の上に設置し、
    前記線状レーザーポインター装置の前記第1の線状レーザー光と直交する第2の線状レーザー光と、前記第1の線状レーザー光が交わる点を、ターゲットを設置する位置の基準となる位置に決めるターゲットの位置決め方法。
  2. 前記第1の点が前記車両の前側エンブレムの中心に対応し、
    前記第2の点が前記車両の後側エンブレムの中心に対応する請求項1に記載のターゲットの位置決め方法。
  3. 前記墨出し板の前記垂直線は、前記墨出し板の中央を通るように設けられている請求項1に記載のターゲットの位置決め方法。
  4. 前記第1の点が前記車両の左前輪ホイールの中心に対応し、
    前記第2の点が前記車両の左後輪ホイールの中心に対応する請求項1に記載のターゲットの位置決め方法。
  5. 前記墨出し板の前記垂直線は、前記墨出し板の一端に設けられている請求項4に記載のターゲットの位置決め方法。
  6. 前記第1の点が前記車両の右前輪ホイールの中心に対応し、
    前記第2の点が前記車両の右後輪ホイールの中心に対応する請求項1に記載のターゲットの位置決め方法。
  7. 前記墨出し板の前記垂直線は、前記墨出し板の他端に設けられている請求項6に記載のターゲットの位置決め方法。
  8. 外部の点状レーザーポインター装置、外部のレーザー距離計及び外部の線状レーザーポインター装置を用いて、水平な床平面に設置された車両のターゲットを設置する位置の基準となる位置を決めるターゲットの位置決めツールであって、
    垂直な定規部と、前記定規部を支える土台部と、前記点状レーザーポインター装置を取り付け可能な取付け台を有する垂直定規と、
    前記線状レーザーポインター装置からの第1の線状レーザー光の線が通過可能な垂直線が引かれている垂直板と、前記垂直板を支える支持部を有する墨出し板と、
    内側が開口している囲い部と、前記囲い部に対して所定の傾斜角で傾斜し、前記床平面に平行な底辺に対して直角な線が引かれている傾斜板と、前記囲い部の内側に設けられた、前記レーザー距離計を取り付け可能な第1の取付け部と、前記囲い部の内側に設けられた、前記線状レーザーポインター装置を取り付け可能な第2の取付け部と、を有する移動台と、
    を備えるターゲットの位置決めツール。
  9. 前記傾斜板に引かれている前記直角な線は、前記傾斜板の中心を通る中心線である請求項8に記載のターゲットの位置決めツール。
  10. 前記定規部は、前記床平面に垂線を下ろし、前記床平面をマーキングするために用いる請求項8に記載のターゲットの位置決めツール。

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