JP2573132B2 - 柱体立設用ベースモルタルの形成装置及びその方法 - Google Patents

柱体立設用ベースモルタルの形成装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構築物の基礎立上り上
面などに形成して柱体を立設させる柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置及び柱体立設用ベースモルタルの形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、学校、各種事務所用オフィスビル
等の構築物の施工については、例えばフーチング基礎を
構築し、その立ち上り部からアンカーボルトを上向きに
突設させ、立ち上り部の上面に鉄骨ベースモルタルを形
成してレベル面を作り、その上に例えばH鋼等を立設し
て柱の基礎枠組みを形成している。この立ち上り部の上
面にベース鉄骨を立設するについては、構築物全体の強
度、耐圧性等を左右するものであることから同ベース鉄
骨立設面のレベルを正確に設定することが肝要である。
【0003】図9、10は、このような従来の鉄骨ベー
スモルタルのレベル出し作業を示しており、観測機Kを
操作する作業者Mと構築物の基礎立ち上り部の近辺に配
置して作業者Mと呼応しながら盛り付けたベースモルタ
ルの上方から小手等により上方から削りながら塗り固め
作業を行う作業者Nの2人によりこれらの作業を行って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
従来の手法によれば、比較的重量物である観測機の準
備、設定に手間取り、作業者等の呼応によるやり取りで
レベル出し設定の精度が劣る場合があるだけでなく、作
業時間がかかり、かつ、最低2人の作業者を必要として
人件費が掛かる等の問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は極めて簡単な構成により、
1人の作業者のみにより作業ができ、作業コストを低減
できると共に、柱体立設用ベースモルタル形成を迅速、
正確に施工できる柱体立設用ベースモルタルの形成装置
及びその方法を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、構築物の基礎立ち上り部T上面に設置
される支持装置13と、この支持装置13に支持され該
基礎立ち上り部T上面から、所要間隙の高さに設置され
る基盤12を有し、前記支持装置13にはこの基盤12
の基礎立ち上がり部T上面からの高さ位置を調節する高
さ調節機構14が設けられ、この基盤12上面には2個
もしくは1個の水準器16が取り付けられ、さらに、こ
の基盤12の所要の位置には型枠36の挿入用の孔34
が開けられ、この挿入孔34に挿脱自在に取付けられる
型枠36から構成される。
【0007】また、前記水準器16は、前記基盤12の
上面に少なくとも2個配置され、かつ、これらの水準器
16が互いに略直交方向に向けて設定されてなることと
してもよい。
【0008】また、前記高さ調節機構14は、基盤12
の少なくとも3箇所に配置された案内手段20と、この
案内手段20に案内されつつ同案内手段20に対して所
望の高さ位置で係止し得る脚手段22とから成ることと
してもよい。
【0009】また、前記案内手段20はナット部材24
であると共に、脚手段22はこれに螺合するボルト部材
26であることととしてもよい。
【0010】また、前記型枠36は、相互に軸線方向に
スライドしつつ係合する中空筒形の内型枠38及び外型
枠40からなり、かつ、これら内及び外型枠を任意のス
ライド係合位置で係止可能に形成されて成ることとして
もよい。
【0011】次に、型枠36を挿入されかつ少なくとも
同一平面上に上端面が位置するように設けられた型枠挿
入用ガイド部(34)を有し、水準器16を上面側にと
りつけた基盤12を、構築物基礎立ち上り部T上面に対
する高さ位置を調節する高さ位置調節機構14により構
築物基礎立ち上り部上面Tに載置し、水準器16及び高
さ位置調節機構14により基盤を水平状態に係止させ、
前記型枠挿入用ガイド部に型枠36を挿入させて基盤上
面と面一となるように型枠36を加工し、同型枠内にベ
ースモルタルを流し込んで形成して成る柱体立設用ベー
スモルタルの形成方法から構成される。
【0012】
【作用】型枠挿入用孔を形成した基盤と、高さ調節機構
と、水準器を備えることにより、基盤の水準器を形成す
ベき立ち上り部上面に至近して作業ができ、ベースモル
タル形成が極めて簡単、迅速、かつ正確に行える。特
に、予め観測機によりマーキングを行ない、その後レベ
ル出し作業を無駄なく、継続して行え、従来2人の作業
者を要していたものを単に1人の作業者で行える。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の好
適な実施例を説明する。図1において、任意の構築物基
礎Fの立ち上り部Tの上面に本発明の実施例に係る柱体
立設用ベースモルタルの形成装置(以下『形成装置』と
いう)10が使用状態において載置されている。図5に
も示すように、立ち上り部Tの上面は鉄筋コンクリート
フーチング基礎部等の形成時にコンクリートを打設した
ままの状態でアンカーボルトAを上方に起立させた状態
で極めて凹凸の激しい粗面状にある。このため、その上
面側に鉄骨等の柱体を立設するについては、構築物の基
礎となる平面を確実に設定するためのベースモルタルを
形成するものである。
【0014】図2、3、4は上記形成装置10を示して
おり、この形成装置10は構築物の基礎立ち上り部T上
面に設置される支持装置13と、この支持装置13に支
持され該基礎立ち上り部T上面から、所要間隙の高さに
設置される基盤12を有している。そして基盤12の所
望の位置に型枠挿入用の孔34を有し、この中には、後
述する型枠36が挿脱自在に備えられている。支持装置
13には、この基礎の立ち上り部T上面からの高さ位置
を調節する高さ調節機構14が設けられている。そし
て、基盤12の上面には、2個もしくは1個の水準器1
6が取り付けられている。基盤12、支持装置13、水
準器16、型枠36がひとつの装置として機能すること
により、モルタルのレベル位置や水平度の設定を高精度
に行え、しかも、一度に素早く行うことができる。ま
た、これらのひとつにまとめられた装置は、移動が容易
で所望の場所に設定できる。
【0015】図示のように基盤12は三角形の平板状に
形成されているが、この形状は四角、丸型その他任意形
状でも良い。また、全体が板状とされずとも良く、後述
する型枠挿入用孔の縁部分が同一平面上に端面が位置す
るように形成しておれば良い。
【0016】前記支持装置13は、基礎立ち上り部T上
面から基盤12を所要間隙の高さに設定するための、高
さ調節機構14から構成されている。そして、この高さ
調節機構14は、基盤12の三角形の各隅部に脚孔18
を穿孔させて案内手段20をこの脚孔に添って設け、こ
の案内手段20に案内されつつこの案内手段に対して所
望の高さ位置で係止し得る脚手段22を設けて形成され
ている。すなわち、本実施例においては、基盤12の下
面側であって脚孔18とナット孔を同心的に配置してナ
ット部材24を固定している。また、脚手段として、実
施例ではこのナット部材24に螺合する下端部側が先鋭
化したボルト部材26として構成されている。
【0017】したがって、基盤12を三点で支持すこと
となるので、基礎立ち上り部T上面の、任意の場所に基
盤12を設置することができる。しかも、基盤12を三
点で支持したボルト部材26は、下端部が先鋭化してい
るので、設置する面の状態が凸凹していても容易に対応
することができる。そして、単にボルト部材26を高さ
方向に進退螺合させるだけで簡単に高さ調整を行える。
なお、基盤12の上面側にはこのボルト部材26に螺合
する蝶ナット28を設けて位置決め状態を確実に保持し
ている。
【0018】ナット部材24は基盤の下面側に固定せず
とも高さ調節は可能である。また、高さ調節機構は、こ
のほか案内手段及び脚手段側のいずれかに凹部、又は凸
部を設け、これらに嵌合する凹部又は凸部をこれらのい
ずれか側に上下方向に複数配列してスライドさせながら
調節を行うようにしても良く、調節構成は任意に設定し
て良い。その際、平面の特定を安定的かつ、確実に行え
るように、本実施例のように三点に高さ調節機構を設け
て三点支持とした方が好適であるが、その他の複数個設
けても良い。
【0019】また、基盤上面の2箇所には水準器16が
設けられているが、この水準器は例えばアルコール水準
器等が用いられ、略互いに直交するように配置されてい
る。これにより水準面を確実かつ迅速に把握、特定でき
る。
【0020】この水準器16は、図4に示すように、基
盤12から略直立する支承部30を備えた略L型板32
を基盤上面に固定し、更に、水準器下部に溝を穿溝さ
せ、図示しないボールスプリング機構によりその溝内に
鋼球を常時付勢させ、同水準器を着脱自在に装着し得る
ようにしてある。
【0021】本発明において、特徴的なことは、簡易に
水準面を設定できる基盤に型枠挿入用の孔34を設け、
この孔に型枠36を挿入させて同基盤の水準面の位置に
対応する高さ位置を特定し、これによって、型枠36を
切断加工等により、水準面と同一面になるようなベース
モルタル形成用に形成し得ることである。
【0022】すなわち、図2において、基盤12の略中
部には円形の型枠挿入孔34が穿孔されている。そし
て、この孔34から例えば紙管を素材とした管型枠36
を挿入するものである。従って、管型枠36によりモル
タルの周囲を覆うことになるので、ほぼ液状に近いよう
なモルタルにも容易に対応することができる。実施例で
は孔34に外径が近似するような型枠構成としている
が、特に嵌合状態とする必要はなく、型枠外径を小さく
形成して多少のガタ付きがあるようにしても良い。
【0023】実施例において、型枠36は単に中空円筒
形のものを使用しているが、この型枠は図5に示すよう
に、相互に軸線方向にスライドしつつ係合する内型枠3
8及び外型枠40から成り、かつ、これら内及び外型枠
38、40はある程度の摩擦力を伴いながらスライドし
得るように設けても良い。これによれば、両者を任意の
軸線方向位置で簡易に係止でき、モルタル脱型後は他の
施工現場で繰り返し使用し得るものである。なお、図5
の鎖線示のように、いずれかの筒に細い縦溝を穿孔し、
その溝に小型のボルトピンを挿通して固定させるような
係止機構を備えても良い。
【0024】次に、図6、7、8をも参照しつつ実施例
に係る形成装置の作用について説明する。まず、図6に
おいて予め、立ち上り部Tの上部にベースモルタル上面
の水準面を形成する高さ位置を設定してその位置をマー
キングしておく。実施例ではアンカーボルトAの内部側
に形成装置10を配置して使用することから、例えばこ
のアンカーボルトAのいずれか1つに、観測機等を利用
してテープ42等を貼着してマークしている。アンカー
ボルトでなくとも、目安の棒のようなものを基礎の近く
に立設してこれに何らかの目印を行う事としても良い。
【0025】次に、形成装置10を立ち上り部Tの上面
に載置し、三角形のいずれかの隅部鋭角側の先端をこの
マーキングテープ側に配置し、かつ支持装置13の高さ
調節機構14を調節しつつ基盤12の上面をテープ設定
高さ位置に位置合わせし、更に水準器16を検視しなが
ら水準面を特定して固定する。
【0026】この後、中空型枠36を型枠挿入孔34に
挿入させ、その状態で特定された基盤12の水準面を形
成し得るように鉛筆や他の線図描写具等を用いて印をつ
ける。そして、その印に沿って型枠36を切断する。
【0027】この後は、形成装置10を取り除いた立ち
上り部上面の所定位置にこの型枠36をセットし、この
中にベースモルタルBを打ち込み、型枠36の上面に沿
って同モルタル上面を平滑化させることにより、図7に
も示すように簡単に柱体立設用のベースモルタルを形成
することとなる。
【0028】図7では、この後、例えばH鋼の端面に形
成したベースプレートPをそのボルト穴をアンカーボル
トに位置合わせしてベースモルタル上面にセットし、ボ
ルト固定してある。構築物の脚柱形成については、図8
にあるように、この鉄骨の周囲に更に型枠を組み付け、
この型枠36の中に液体セメント等を流し込んで固化さ
せ、完成させることとなる。
【0029】したがって、観測機のトランジットを見る
作業者と小手塗作業者の2人を同作業に要することな
く、予め観測機でマーク等をしておき、水準面出し作業
を行ってこれらを1人の作業で完遂し得るものである。
また、レベル出し作業も水準器を至近距離で確認しなが
ら行うので、極めて迅速、かつ、正確に行えるものであ
る。
【0030】上記実施例では、型枠挿入孔34を基盤1
2の中央部に形成してこの中に型枠36を挿入すること
としているが、基盤の外部側に単に上部枠のみを備えた
ガイド部を形成してこれに型枠を挿入させる構成として
も良く、また、基盤も平板体ではなく、単に骨組み枠の
みの構造としても良い。
【0031】このように、構築物基礎立ち上り部上面に
対する高さ位置を調節する高さ位置調節機構と、型枠を
挿入されかつ少なくとも同一平面上に上端面が位置する
ように設けられた型枠挿入用ガイド部と、水準器と、を
備えた基盤を構築物基礎立ち上り部上面に載置し、水準
器及び高さ調節機構により基盤を水平状態に係止させ、
前記型枠挿入用ガイド部に型枠を挿入させて基盤上面と
面一となるように型枠を加工し、同型枠内にベースモル
タルを流し込んで柱体立設用ベースモルタルを形成する
ものである。本発明は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された発明の本質を逸
脱しない範囲において任意の改変を行っても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明した様に請求項1に係る柱体
立設用ベースモルタルの形成装置によれば、構築物の基
礎立ち上り部上面に設置される支持装置と、この支持装
置に支持され該基礎立ち上り部上面から、所要間隙の高
さに設置される基盤を有し、前記支持装置にはこの基盤
の基礎立ち上がり部上面からの高さ位置を調節する高さ
調節機構が設けられ、この基盤上面には2個もしくは1
の水準器が取り付けられ、さらに、この基盤の所要の
位置には型枠の挿入用の孔が開けられ、この挿入孔に挿
脱自在に取付けられる型枠を備えているので、モルタル
のレベル位置や水平の精度を左右する水準器が、支持装
置と基盤に一体的に取付けられており、このため、水準
器で基盤の傾きを合わせた状態で、支持装置の高さ調節
機構を調節すると、モルタルのレベル位置を正確に設定
できる。つまり、1回の高さ調節を行うだけで、モルタ
ルのレベル位置と水平度を同時に、素早く、正確に設定
することが可能である。そして、このような作業を一人
の作業者で行うことができる。従って、基礎立ち上り上
面のモルタルのレベル位置と水平度を正確に出すことに
より、後工程のH鋼の固定作業などが正確に実行でき、
構築物自体の耐久性を向上させることができる。支持装
置、基盤、水準器、型枠がひとつの装置として機能する
ことにより作業を行おうとする構築物の基礎立ち上り部
上面の凹凸が多少荒くても、前作業として面を均す必要
がなく、容易に素早くモルタルのレベル位置と水平度を
設定することができる。また、支持装置、基盤、水準
器、がひとつの装置として集約さらているので移動が容
易で、構築物の基礎立ち上り部上面の任意の位置に、モ
ルタルのレベル位置と水平度を設定することができ、し
かも、この柱体立設用ベースモルタルの形成装置は何度
でも繰り返し使用することができる。型枠の挿入用の孔
に型枠を備えているので、ほぼ液状に近いようなモルタ
ルを投入することができ、このような場合においても、
モルタルのレベル位置と水平度を、容易に設定するこが
可能である。従って、作業者の負担を軽くすることがで
き、作業効率を向上し、コストを削減することができ
る。
【0033】また、請求項2に係る柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置によれば、前記水準器は、前記基盤の
上面に少なくとも2個配置され、かつ、これらの水準器
が互いに略直交方向に向けて設定されているので、水準
面設定を迅速、確実に行える。
【0034】また、請求項3に係る柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置によれば、前記高さ調節機構は、基板
の少なくとも3箇所に配置された案内手段と、この案内
手段に案内されつつ同案内手段に対して所望の高さ位置
で係止し得る脚手段が設けられているので、簡単な高さ
調節を実効化できる。
【0035】また、請求項4に係る柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置によれば、前記案内手段はナット部材
であると共に、脚手段はこれに螺合するボルト部材であ
ることを特徴とするので、構造が簡単で、製造が極めて
容易であり、また、製造コストを安価に維持できる。
【0036】また、請求項5に係る柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置によれば、前記型枠36は、相互に軸
線方向にスライドしつつ係合する中空筒形の内型枠及び
外型枠からなり、かつ、これら内及び外型枠を任意のス
ライド係合位置で係止可能に形成されているので、中空
筒形の型枠内にモルタルを投入でき、ほぼ液状に近いよ
うなモルタルでも使用することができる。また、この型
枠は繰り返し使用できて、その製造コスト低減を達成で
きる。
【0037】また、請求項6に係る柱体立設用ベースモ
ルタルの形成装置によれば、型枠を挿入されかつ少なく
とも同一平面上に上端面が位置するように設けられた型
枠挿入用ガイド部を有し、水準器を上面側にとりつけた
基盤を、構築物基礎立ち上り部上面に対する高さ位置を
調節する高さ位置調節機構により構築物基礎立ち上り部
上面に載置し、水準器及び高さ位置調節機構により基盤
を水平状態に係止させ、前記型枠挿入用ガイド部に型枠
を挿入させて基盤上面と面一となるように型枠を加工
し、同型枠内にベースモルタルを流し込んで形成してい
るので、柱体立設用ベースモルタルの形成を極めて簡単
に行え、人件費の節約、作業時間の短縮、作業の確実性
を達成することが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る形成装置の使用状態を示
す斜視図である。
【図2】形成装置の拡大平面図である。
【図3】その正面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】型枠の他の実施例を示す概略断面図である。
【図6】形成装置の使用状態説明図である。
【図7】形成装置の概略使用状態説明図である。
【図8】形成装置の概略使用状態説明図である。
【図9】従来のベースモルタル形成作業の概略説明図で
ある。
【図10】従来のベースモルタル部形成作業説明図であ
る。
【符号の説明】
10 柱体立設用ベースモルタルの形成装置 12 基盤 13 支持装置 14 高さ調節機構 16 水準器 20 案内手段 22 脚手段 24 ナット部材 26 ボルト部材 34 型枠挿入用孔 36 型枠

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の基礎立ち上り部上面に設置され
    る支持装置と、 この支持装置に支持され該基礎立ち上り部上面から、所
    要間隙の高さに設置される基盤を有し、 前記支持装置にはこの基盤の基礎立ち上がり部上面から
    の高さ位置を調節する高さ調節機構が設けられ、 この基盤上面には2個もしくは1個の水準器が取り付け
    られ、 さらに、この基盤の所要の位置には型枠の挿入用の孔が
    開けられ、 この挿入孔に挿脱自在に取付けられる型枠を備えてなる
    柱体立設用ベースモルタルの形成装置。
  2. 【請求項2】 前記水準器は、前記基盤の上面に少なく
    とも2個配置され、かつ、これらの水準器が互いに略直
    交方向に向けて設定されてなる請求項1記載の柱体立設
    用ベースモルタルの形成装置。
  3. 【請求項3】 前記高さ調節機構は、基板の少なくとも
    3箇所に配置された案内手段と、この案内手段に案内さ
    れつつ同案内手段に対して所望の高さ位置で係止し得る
    脚手段とから成る請求項1記載の柱体立設用ベースモル
    タルの形成装置。
  4. 【請求項4】 前記案内手段はナット部材であると共
    に、脚手段はこれに螺合するボルト部材であることを特
    徴とする請求項1又は3記載の柱体立設用ベースモルタ
    ルの形成装置。
  5. 【請求項5】 前記型枠は、相互に軸線方向にスライド
    しつつ係合する中空筒形の内型枠及び外型枠からなり、
    かつ、これら内及び外型枠を任意のスライド係合位置
    係止可能に形成されて成る請求項1記載の柱体立設用ベ
    ースモルタルの形成装置。
  6. 【請求項6】 型枠を挿入されかつ少なくとも同一平面
    上に上端面が位置するように設けられた型枠挿入用ガイ
    ド部を有し、水準器を上面側にとりつけた基盤を、構築
    物基礎立ち上り部上面に対する高さ位置を調節する高さ
    位置調節機構 により構築物基礎立ち上り部上面に載置
    し、 水準器及び高さ位置調節機構により基盤を水平状態に係
    止させ、前記型枠挿入用ガイド部に型枠を挿入させて基
    盤上面と面一となるように型枠を加工し、同型枠内にベ
    ースモルタルを流し込んで形成して成る柱体立設用ベー
    スモルタルの形成方法。
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