JP7318782B2 - 台車 - Google Patents

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Description

本発明は、天井クレーンの盛替えに用いられる台車に関する。
建物の外装工事においては、建物の取付階まで持ち上げた外装材を、建物の中から小型の移動式クレーンを使って取り付け、又は鉄骨工事に用いるタワークレーンで外装材を持ち上げて取り付けることが一般的である(例えば、非特許文献1参照。)。しかしながら、作業が繁忙なタワークレーンを外装材の取付作業に用いた場合には、建物の工期の遅延に繋がる。そこで、外装材の取付作業においてクレーンの占有時間を短縮するための方法が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載の外装材取付装置は、一対の吊りビームと、連結支柱と、脚部と、トロリと、チェーンブロックと、ゴンドラ状の作業架台とを備える。
特開2006-9407号公報
株式会社大林組 「東京スカイツリーを築いた技術 5.特殊な構造を積み上げる c)外装工事をシステム化」、[online]、[平成30年11月29日検索]、インターネット〈URL:https://www.obayashi.co.jp/chronicle/technology/c3s5_p3.html〉
外装材の重量によっては、建物の中から小型の移動式クレーンを使って取り付けることができない場合がある。そこで、建物の天井に取り付けられた天井クレーンの一部を建物の外に突出させ、この天井クレーンを用いて外装材を取り付けることが考えられる。この場合、外装材を広い範囲に設ける場合には、天井クレーンの可動範囲が狭いため、外装材の取付範囲に対して天井クレーンを頻繁に盛替えする必要があり、手間や時間が掛かっていた。
上記課題を解決する台車は、H形鋼で構成される1対の走行レールと、これら走行レールを跨ぐように配置されるとともに、前記走行レールの延在方向に沿って移動可能なガーダと、前記ガーダの延在方向に摺動可能に取り付けられるとともに、巻上装置が設けられたトロリとを備えた天井クレーンの盛替えに用いる台車であって、上部に設けられた複数の固定部と、下部に設けられた移動部とを備え、前記複数の固定部は、前記走行レールの間隔に応じて設けられ、前記固定部は、昇降機構部によって昇降することにより前記天井クレーンの下フランジを外嵌して前記下フランジに当接する上が開いた凹部形状を有する嵌合部を備える。
本発明によれば、天井クレーンの盛替え作業を効率的に行なうことができる。
実施形態における盛替え対象の天井クレーンの構成を説明する説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は要部の斜視図。 実施形態において天井クレーンの盛替えに用いる台車の構成を説明する説明図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図。 実施形態において台車を用いた天井クレーンの盛替え作業の処理手順を説明する説明図であって、(a)は天井クレーンの下への台車の配置、(b)は前側の固定部の取り付け、(c)は固定部の上昇、(d)は(c)の固定部の要部の拡大面、(e)は建物からの天井クレーンの取り外し、(f)は天井クレーンの移動の説明図。 実施形態において吊冶具の構成を説明する説明図。 実施形態において吊冶具を用いた天井クレーンの盛替え作業の処理手順を説明する説明図であって、(a)は吊冶具による天井クレーンの固定、(b)は天井クレーンの建物からの取り外し、(c)は天井クレーンの持ち上げの説明図。
以下、図1~図5を用いて、天井クレーンの盛替え方法及びそれに用いる台車を具体化した一実施形態を説明する。
図1には、本実施形態で用いる天井クレーン10を示す。図1(a)は天井クレーン10の上面図、図1(b)は、建物に取り付けた状態の天井クレーンの正面図、図1(c)は天井クレーン10の要部の斜視図である。
図1(a)に示すように、天井クレーン10は、1対(2本)の走行レール11、サドル12、ガーダ13、トロリ14、連結部材15及び斜材16を備える。走行レール11及びガーダ13は、H形鋼で構成される。
1対の走行レール11は、間隔をおいて平行に配置される。走行レール11の両端部には、連結部材15が固定されている。各連結部材15は、対応する走行レール11の端部をそれぞれ連結する。更に、走行レール11の一端部側(建物の外側に配置される端部側)に斜材16を設ける。
図1(a)~(c)に示すように、各走行レール11の下方には、サドル12が摺動可能に取り付けられている。各サドル12には、ガーダ13の各端部が固定される。これにより、ガーダ13は、走行レール11を跨ぐように配置され、サドル12を介して走行レール11の延在方向に沿って移動可能に構成される。ガーダ13の延在方向には、トロリ14が摺動可能に取り付けられる。このトロリ14には、フックを巻き上げる巻上装置や操作装置が設けられる。操作装置により、サドル12やトロリ14の走行、巻上装置の昇降等を制御する。
図1(b)に示すように、本実施形態の天井クレーン10は、建物20の外装材30を、建物20の外側に取り付ける際に用いる。この場合、天井クレーン10を、斜材16側の走行レール11の一端部が建物20から外に突出するように配置し、建物20の大梁21及び小梁22に固定する。この大梁21は、小梁22よりも建物20の外側に配置され、大梁21及び小梁22は、いずれもI形鋼で構成される。具体的には、天井クレーン10の走行レール11の中央部を、固定金物26によって、大梁21の下フランジに固定する。更に、走行レール11の他端部上に連結部材28を載置して固定し、この連結部材28を、小梁22の下フランジにクランプ部材27によって固定する。この連結部材28は、大梁21と小梁22との梁せいの差に応じた高さを有する。
天井クレーン10で取り付ける外装材30は、取付前に、建物20の取付階まで搬送されて保管される。そして、取付時に、外装材30を、カート35で天井クレーン10の下まで搬送し、天井クレーン10のトロリ14のフックに取り付けた後、トロリ14の巻上装置で揚重する。その後、天井クレーン10の走行レール11に沿ってサドル12を移動させることにより、外装材30を取り付けたトロリ14を建物20の外側に配置する。次に、トロリ14及び巻上装置により、外装材30を建物20の取付位置まで移動させる。そして、作業員が外装材30を建物20に取り付ける作業を行なう。
次に、図2を用いて、天井クレーン10の盛替えに用いる台車50について説明する。
図2(a)は台車50の斜視図、図2(b)は台車50の側面図、図2(c)は台車50の正面図である。
図2(a)~(c)に示すように、台車50は、略直方体形状の枠体(フレーム)の本体部で構成される。この本体部は、2つの前方垂直部材51、2つの後方垂直部材52、4つの下部連結部材53、4つの上部連結部材54及び複数の斜材55を備える。
一対の前方垂直部材51、一対の後方垂直部材52の間隔は、それぞれ天井クレーン10の1対の走行レール11の間隔に対応している。前方垂直部材51と後方垂直部材52との間隔は、走行レール11の長さの半分より長い。更に、この間隔は、建物20の内部に位置する走行レール11の長さより短い。
各下部連結部材53は、垂直部材(51,52)の下部同士を連結する。各上部連結部材54は、垂直部材(51,52)の上部同士を連結する。斜材55は、垂直部材(51,52)を斜めに連結する。
また、各垂直部材(51,52)の下端部には、1対(2つ)の車輪W1が設けられている。
更に、各垂直部材(51,52)の上端部には、固定部56,57が設けられている。固定部56は、前方垂直部材51の上端部に着脱可能に設けられ、固定部57は、後方垂直部材52の上端部に固定される。各固定部56,57は、昇降機構部56a,57aと、昇降機構部56a,57aの上端に設けた当接部としての嵌合部56b,57bとを備える。昇降機構部56a,57aは、例えば、油圧ジャッキであって、台車50に設けられた操作部(図示せず)の操作に応じて嵌合部56b,57bを昇降する。嵌合部56b,57bは、走行レール11の下フランジを外嵌するコの字形状を有し、走行レール11の下部を外嵌して当接する。
台車50の両側面には、足場60が設けられる。足場60は、大梁21及び小梁22に固定した天井クレーン10の走行レール11の取り外しや取り付けを行なうために用いる。この足場60は、建地部材61、布地部材62、腕木部材63、足場板64、幅木65及び梯子66を備える。
(同一フロアでの盛替え)
次に、図3を用いて、第1設置場所に取り付けられている天井クレーン10を、台車50を用いて、第2設置場所に盛替える手順について説明する。
まず、図3(a)に示すように、待機位置において、台車50の前方垂直部材51の上から、固定部56を取り外した状態にする。そして、作業者は、台車50を、待機位置から、天井クレーン10の下方に移動させる。ここでは、台車50の各垂直部材(51,52)が天井クレーン10の走行レール11の真下になるように移動させる。
次に、図3(b)に示すように、台車50の前方垂直部材51の上に、固定部56を取り付ける。
そして、図3(c)に示すように、操作部により昇降機構部56a,57aを作動させて、嵌合部56b,57bを上昇させる。この場合、図3(d)に示すように、嵌合部56b,57bは、走行レール11の下フランジを嵌合し、走行レール11に対して上に押し付けることにより、固定する。
そして、ガーダ13及びトロリ14を、一体化された台車50及び天井クレーン10の重心位置に移動させる。
そして、図3(e)に示すように、走行レール11を建物20から取り外す。具体的には、足場60に作業者が上り、大梁21の下フランジから固定金物26を取り外し、小梁22の下フランジからクランプ部材27を取り外し、走行レール11の上から連結部材28を取り外す。この場合、取り外した連結部材28を、走行レール11にクランプ部材(図示せず)で固定しておく。
そして、図3(f)に示すように、台車50を、次の設置場所(第2設置場所)まで移動させる。
図3(e)に示すように、第2設置場所の大梁21及び小梁22の真下に台車50が到着した場合には、上述した作業の逆順番で、天井クレーン10を設置する。
この場合、図3(c)に示すように、足場60に上った作業者により、大梁21の下フランジに固定金物26を取り付け、走行レール11の上に連結部材28を載せて固定し、この連結部材28の上端部を、小梁22の下フランジに、クランプ部材27によって固定する。
そして、図3(b)に示すように、操作部により昇降機構部56a,57aを作動させて、嵌合部56b,57bを降下させて、固定部56,57の嵌合部56b,57bを走行レール11から取り外す。次に、図3(a)に示すように、台車50の前方垂直部材51の上から、固定部56を取り外す。そして、台車50を、天井クレーン10の真下から、待機位置に移動させる。
(異なるフロアでの盛替え)
次に、図4を用いて、第1設置場所に取り付けられている天井クレーン10を異なる階(例えば上階)において盛替える際に用いる吊冶具70について説明する。
図4に示すように、吊冶具70は、天井クレーン10の一端部に取り付ける冶具である。この吊冶具70は、第1水平部材71、第2水平部材72及び斜材73を備える。第1水平部材71は、天井クレーン10の走行レール11のそれぞれと重なるように、走行レール11と同じ間隔で配置される。第2水平部材72は、第1水平部材71の上に配置され、2つの第1水平部材71の端部同士を連結する。各斜材73は、第1水平部材71及び第2水平部材72の角を跨ぐように、第1水平部材71の上面と第2水平部材72の側面に固定される。
更に、吊冶具70は、天井クレーン10の吊り下げ時に、全体が水平方向にバランスするように構成されている。具体的には、トロリ14を天井クレーン10の先端部に配置した天井クレーン10を吊冶具70に固定して一体化させて吊り下げた場合に、全体が水平方向にバランスする。
次に、図5を用いて、第1設置場所に取り付けられた天井クレーン10を、吊冶具70を用いて盛替える手順について説明する。ここでは、吊冶具70を、建物20の上に設置したタワークレーン(図示せず)のフックブロック80に吊るす。
そして、図5(a)の二点鎖線で示した吊冶具70を、建物20側に引き寄せ、天井クレーン10の端部の上に、固定金物(図示せず)で固定する。そして、天井クレーン10の操作部を操作して、ガーダ13及びトロリ14を、建物20より外側となるように移動させる。この場合、ガーダ13及びトロリ14は、一体化された吊冶具70及び天井クレーン10の重心位置に移動させる。
次に、図5(b)に示すように、天井クレーン10の走行レール11を建物20から取り外す。具体的には、大梁21の下フランジから固定金物26を取り外し、小梁22の下フランジからクランプ部材27を取り外し、走行レール11の上から連結部材28を取り外す。
そして、図5(c)で示すように、天井クレーン10を建物から離して、タワークレーンのフックブロック80を上昇させ、フックブロック80に固定された吊冶具70と天井クレーン10とを、盛替える階まで上昇させる。
そして、盛替える階まで、吊冶具70と天井クレーン10とを上昇させた場合には、上述した作業の逆順番で、天井クレーン10を設置する。
この場合、図5(b)に示すように、天井クレーン10を建物20の内部に引き込む。次に、図5(a)に示すように、大梁21の下フランジに固定金物26を取り付け、走行レール11の上に連結部材28を載せて固定し、この連結部材28の上端部を、小梁22の下フランジに、クランプ部材27によって固定する。
そして、天井クレーン10のトロリ14を、建物20の内側に移動させる。その後、固定金物を取り外すことにより、天井クレーン10から吊冶具70を取り外す。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、下部に車輪W1を備えた台車50の上部の固定部56,57に、天井クレーン10を固定して保持させた後で、天井クレーン10を梁(21,22)から取り外して、台車50を移動させる。そして、新たな設置場所に到着した場合、台車50に保持させた天井クレーン10を梁(21,22)に取り付け、固定部56,57を天井クレーン10から取り外す。これにより、天井クレーン10を、解体することなく、効率的に盛替えることができる。
(2)本実施形態では、台車50の垂直部材(51,52)は、天井クレーン10の走行レール11に対応するように配置される。垂直部材(51,52)には、昇降可能な嵌合部56b,57bを備えた固定部56,57が取り付けられる。これにより、垂直部材(51,52)の上端部に設けた固定部56,57を上昇させて、固定部56,57を上に(走行レール11に)押し付けて、走行レール11を効率的に固定することができる。更に、ガーダ13及びトロリ14を、一体化された台車50及び天井クレーン10の重心位置に移動させるので、台車50を安定して移動させることができる。
(3)本実施形態では、台車50の固定部56,57は、走行レール11の下フランジを外嵌する嵌合部56b,57bを有する。これにより、固定部56,57の嵌合部56b,57bを、天井クレーン10の走行レール11に嵌合させて、天井クレーン10を台車50に固定することができる。
(4)本実施形態では、台車50の前方垂直部材51の上端部の固定部56は、着脱可能に設けられている。これにより、台車50を、建物20の内部の待機位置から、天井クレーン10の真下に移動させる際には、前方垂直部材51の上端部を低くすることができるので、スムーズに台車50を移動させることができる。
(5)本実施形態では、天井クレーン10は、小梁22に連結部材28を介して取り付けることにより、走行レール11を水平に取り付けることができる。更に、台車50に天井クレーン10を固定して保持させた後で、天井クレーン10を小梁22から取り外した場合、連結部材28を、天井クレーン10に取り付ける。これにより、台車50で、連結部材28も、天井クレーン10と一緒に、次の設置場所に搬送することができる。
(6)本実施形態では、台車50は足場60を備える。これにより、作業者は、この足場60に上り、効率的に、天井クレーン10の梁(21,22)への取り外しや取り付けを行なうことができる。
(7)本実施形態では、建物20の外において吊られた吊冶具70を、建物20の外側に配置されている天井クレーン10の走行レール11の先端部に取り付け、天井クレーン10を梁(21,22)から取り外し、吊冶具70を上昇させて次の階に移動させて、天井クレーン10を梁(21,22)に取り付ける。これにより、建物20の外側に先端部が突出している天井クレーン10を効率的に、違う階に盛替えることができる。
(8)本実施形態では、吊冶具70を、天井クレーン10の先端部に固定した後、天井クレーン10を梁(21,22)から取り外す前に、天井クレーン10のガーダ13及びトロリ14を、建物20の外に移動させる。これにより、昇降時には、天井クレーン10の重心を建物20の外に配置して、建物20の外から天井クレーン10の重心近傍を吊るので、建物20から引っ張り出しやすく、また安定して吊ることができる。
(9)本実施形態では、トロリ14を天井クレーン10の先端部に配置して、この吊冶具70を天井クレーン10に固定した場合に、全体が水平方向にバランスするように、吊冶具70を構成する。これにより、天井クレーン10は水平に保たれるので、新たな設置場所において、大梁21や小梁22への天井クレーン10の固定を容易に行なうことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態においては、台車50は、天井クレーン10の走行レール11を固定した。台車50が固定する天井クレーン10の箇所は、走行レール11に限られない。天井クレーンを取り外した際に、天井クレーンを固定して保持できる箇所であればよく、例えば、台車によって、天井クレーンの走行レール及びガーダを固定してもよい。
・上記実施形態においては、天井クレーン10を、走行レール11の一部が建物20の外に突出するように、建物20の大梁21及び小梁22に固定した。盛替え対象の天井クレーン10は、このような配置や構成に限られない。例えば、建物20から突出しないように天井クレーン10を配置してもよいし、梁以外の建物躯体に、例えば、建物の柱に、連結部材を介して固定してもよい。
・上記実施形態の台車50は、両側面に、前後方向に延在する足場60を設けた。足場60の配置は、台車50の側面に限られない。例えば、天井クレーン10が取り付けられる梁(51,52)に対応して4つの足場を設けてもよいし、両側面を連結する背面側の足場を更に設けてもよい。
・上記実施形態においては、嵌合部56b,57bを、垂直部材(51,52)の上部に設けた昇降機構部56a,57aによって昇降させる。嵌合部56b,57bの昇降方法は、これに限られない。例えば、垂直部材(51,52)と車輪W1との間に昇降機構部を配置したり、台車50の垂直部材(51,52)を伸縮させて昇降させたりしてもよい。
・上記実施形態においては、吊冶具70は、天井クレーン10の走行レール11の間隔に応じた間隔で配置した第1水平部材71を備える。吊冶具70の形状は、これに限定されず、天井クレーン10に固定した場合に、天井クレーンを安定した状態で吊ることができる形状であればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記天井クレーンが、連結部材を介して前記第1設置場所に取り付けられ、
前記天井クレーンを前記建物躯体から取り外した後に、前記連結部材を前記天井クレーン又は前記台車に固定し、
前記第2設置場所において、前記連結部材を介して、前記天井クレーンを前記建物躯体に固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の天井クレーンの盛替え方法。
従って、この(a)に記載の発明によれば、天井クレーンを水平に取り付けるための連結部材も、台車で、天井クレーンと一緒に、次の設置場所に搬送することができる。
(b)前記天井クレーンは、建物の外側に先端部が配置され、
前記建物の外側において吊られた吊冶具を、前記天井クレーンの前記先端部に固定し、前記天井クレーンを建物躯体の第1設置場所から取り外した後、
前記天井クレーンを保持した前記吊冶具を、前記第1設置場所とは異なる階まで昇降させ、
前記異なる階に到着した前記吊冶具に保持された天井クレーンを、前記建物の内部に引き込んだ後、前記建物躯体の第3設置場所に取り付け、
前記吊冶具を前記天井クレーンから取り外すことを特徴とする請求項1、2及び前記(a)の何れか1項に記載の天井クレーンの盛替え方法。
従って、この(b)に記載の発明によれば、建物の外側に先端部が配置された天井クレーンを、効率的に、異なる階に盛替えることができる。
(c)前記吊冶具を、前記天井クレーンの前記先端部に固定した後、前記天井クレーンを前記建物躯体から取り外す前に、前記天井クレーンのトロリを、前記建物よりも外側に移動させることを特徴とする前記(b)に記載の天井クレーンの盛替え方法。
従って、この(c)に記載の発明によれば、安定して天井クレーンを異なる階に盛替えることができる。
W1…車輪、10…天井クレーン、11…走行レール、12…サドル、13…ガーダ、14…トロリ、15,28…連結部材、16,55,73…斜材、20…建物、21…大梁、22…小梁、26…固定金物、27…クランプ部材、30…外装材、35…カート、50…台車、51…前方垂直部材、52…後方垂直部材、53…下部連結部材、54…上部連結部材、56,57…固定部、56a,57a…昇降機構部、56b,57b…嵌合部、60…足場、61…建地部材、62…布地部材、63…腕木部材、64…足場板、65…幅木、66…梯子、70…吊冶具、71…第1水平部材、72…第2水平部材、80…フックブロック。

Claims (2)

  1. H形鋼で構成される1対の走行レールと、これら走行レールを跨ぐように配置されるとともに、前記走行レールの延在方向に沿って移動可能なガーダと、前記ガーダの延在方向に摺動可能に取り付けられるとともに、巻上装置が設けられたトロリとを備えた天井クレーンの盛替えに用いる台車であって、
    上部に設けられた複数の固定部と、
    下部に設けられた移動部とを備え、
    前記複数の固定部は、前記走行レールの間隔に応じて設けられ、
    前記固定部は、昇降機構部によって昇降することにより前記天井クレーンの下フランジを外嵌して前記下フランジに当接する上が開いた凹部形状を有する嵌合部を備えることを特徴とする台車。
  2. 前記固定部は、前記1対の走行レールの前後に対応して設けられ、
    前記走行レールの前方の固定部は、着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の台車。
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