JP6704716B2 - 切断処理装置及び切断処理装置の運転方法 - Google Patents

切断処理装置及び切断処理装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、スクラップなどの被切断材を切断する切断処理装置に関する。
従来の切断処理装置は、油圧ポンプの駆動に三相誘導モータを用いている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、地域により電源周波数が異なることにより、地域によって三相誘導電動機の回転数が変化し、油圧ポンプからの作動油の吐出量が変化し、油圧シリンダや油圧モータの動作速度が変化し、作業性能が低下することを課題とし、可変容量型ポンプを駆動する誘導電動機の電源周波数を検出して、この検出した電源周波数に対応した信号を用いて吐出流量を制御することで負荷の最大動作速度を一定としている。
なお、特許文献2及び特許文献3には、油圧ポンプをサーボモータで駆動することが開示されている。
特許文献2では、油圧ポンプに双方向油圧ポンプを用い、サーボモータによって回転速度制御とトルク制御を自在にしている。
特許文献3では、油圧ポンプに可変容量ポンプを用い、ダイカストマシンでの射出速度はサーボモータの回転速度制御によるポンプ吐出量により、射出圧力は回転トルクの制御によるポンプ吐出圧により制御を行っている。
特開2006−242136号公報 特開2004−174502号公報 特開2007−307589号公報
従来の切断処理装置では、三相誘導モータの運転と停止とを、電磁開閉器による機械的接点切替で行うため、運転と停止との切替頻度が高くなると接点が焼き付いてしまうという問題がある。
従って、従来の切断処理装置では、油圧ポンプの駆動は継続し、アンロード弁を開閉することで油圧を発生させてアクチュエータを動作させている。
しかし、油圧ポンプの駆動を継続することは、無駄に電力を消費するとともに、騒音や振動など環境面でも問題がある。
ところで、特許文献2では、サーボモータによって油圧ポンプの回転速度制御とトルク制御とを行うもので、サーボモータを所定回転数で用いるものではなく、またアクチュエータの停止時にサーボモータを停止するものではない。
また、特許文献3では、サーボモータによって油圧ポンプの回転速度制御を行うもので、サーボモータを所定回転数で用いるものではなく、またアクチュエータの停止時にサーボモータを停止するものではない。
そこで本発明は、切断用油圧シリンダに作動油を供給しない時間帯ではモータ停止を行えることで電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる切断処理装置を提供することを目的とする。
また本発明は、斜板式可変容量ピストンポンプの斜板の挙動を安定させることができ、回生エネルギーの発生による発熱を低下させることができる切断処理装置を提供することを目的とする。
また本発明は、工程の負荷に応じて駆動するモータ数を変更することで、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる切断処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の切断処理装置は、スクラップなどの被切断材を切断する切断刃と、前記切断刃を移動させる切断用油圧シリンダと、前記切断用油圧シリンダに作動油を供給する油圧回路と、前記油圧回路に前記作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプを駆動するモータと、前記モータを制御する制御部とを備えた切断処理装置であって、前記油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを、前記モータとしてサーボモータを用い、前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記切断刃の移動終了時には、前記サーボモータの前記回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止し、前記斜板式可変容量ピストンポンプとして、第1斜板式可変容量ピストンポンプと第2斜板式可変容量ピストンポンプとを有し、前記サーボモータとして、第1サーボモータと第2サーボモータとを有し、前記第1サーボモータで前記第1斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、前記第2サーボモータで前記第2斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記第1サーボモータの始動指令のタイミングと前記第2サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせたことを特徴とする
求項記載の本発明は、請求項に記載の切断処理装置において、前記制御部では、前記第2サーボモータの前記始動指令のタイミングを、前記第1サーボモータが所定回転数に到達したタイミング以降とした前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記第1サーボモータの停止指令のタイミングと前記第2サーボモータの停止指令のタイミングとを同じとしたことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項又は請求項に記載の切断処理装置において、前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記第1サーボモータの停止指令のタイミングと前記第2サーボモータの停止指令のタイミングとを同じとしたことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の切断処理装置において、前記被切断材を押さえる押え部と、前記押え部を移動させる押え用油圧シリンダとを備え、前記油圧回路で前記押え用油圧シリンダに前記作動油を供給し、前記制御部では、前記押え部の移動時には、前記サーボモータの回転を、前記始動指令のタイミングから段階的に上昇させて前記所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記押え部の移動終了時には、前記サーボモータの前記回転を、前記停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止することを特徴とする。
請求項記載の本発明の切断処理装置の運転方法は、スクラップなどの被切断材を切断刃の位置に搬送する送り部と、前記被切断材を押さえる押え部と、前記被切断材を切断する前記切断刃と、前記送り部を移動させる送り部用油圧シリンダと、前記押え部を移動させる押え用油圧シリンダと、前記切断刃を移動させる切断用油圧シリンダと、前記送り部用油圧シリンダ、前記押え用油圧シリンダ、及び前記切断用油圧シリンダに作動油を供給する油圧回路と、前記油圧回路に前記作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプを駆動するモータと、前記モータを制御する制御部とを備え、前記油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを、前記モータとしてサーボモータを用い、前記斜板式可変容量ピストンポンプとして、第1斜板式可変容量ピストンポンプと第2斜板式可変容量ピストンポンプと第3斜板式可変容量ピストンポンプとを有し、前記サーボモータとして、第1サーボモータと第2サーボモータと第3サーボモータとを有し、前記第1サーボモータで前記第1斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、前記第2サーボモータで前記第2斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、前記第3サーボモータで前記第3斜板式可変容量ピストンポンプを駆動する切断処理装置の運転方法であって、前記送り部を移動させて前記被切断材を前記切断刃の前記位置に搬送する送り前進工程と、前記送り前進工程の後に、前記押え部を移動させて前記被切断材を押さえる押え下降工程と、前記押え下降工程の後に、前記切断刃を移動させて前記被切断材を切断する切断下降工程と、前記切断下降工程の後に、前記押え部及び前記切断刃を上昇させる切断・押え上昇工程と、前記切断・押え上昇工程の後に、前記送り部を後退させる送り後退工程とを有し、前記押え下降工程、前記切断下降工程、及び前記切断・押え上昇工程では、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータと前記第3サーボモータとを駆動し、前記送り後退工程では、前記第1サーボモータを駆動し、前記第2サーボモータと前記第3サーボモータとを停止し、前記サーボモータの駆動時には、前記サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記サーボモータの駆動時には、前記サーボモータの前記回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の切断処理装置の運転方法において、前記押え下降工程、前記切断下降工程、及び前記切断・押え上昇工程では、前記第1サーボモータの前記始動指令のタイミングと、前記第2サーボモータの前記始動指令のタイミングと、前記第3サーボモータの前記始動指令のタイミングとを異ならせたことを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項又は請求項に記載の切断処理装置の運転方法において、前記切断下降工程の後であって前記切断・押え上昇工程前での前記サーボモータの停止期間に、前記サーボモータが停止状態にあることを報知することを特徴とする。
本発明の切断処理装置によれば、油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを用いることで、作動油の吐出量の調整を油圧の負荷によって行い、サーボモータを油圧ポンプの最高回転数又は最高回転数近傍での所定回転数で回転させて油圧ポンプの吐出能力を最大に発揮させることでポンプ数を削減できるため、モータ及びポンプの省スペース化を図れ、モータとしてサーボモータを用いることで、切断用油圧シリンダに作動油を供給しない時間帯ではモータ停止を行えるため、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。
また本発明の切断処理装置によれば、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させることで、斜板式可変容量ピストンポンプの斜板の挙動を安定させることができる。
また本発明の切断処理装置によれば、サーボモータの回転を、所定回転数で駆動した後、停止指令のタイミングから段階的に低下させてモータ停止を行うことで、回生エネルギーの発生による発熱を低下させることができる。
また本発明の切断処理装置によれば、押え下降工程、切断下降工程、及び切断・押え上昇工程では、第1サーボモータと第2サーボモータと第3サーボモータとを駆動し、送り後退工程では、第1サーボモータを駆動し、第2サーボモータと第3サーボモータとを停止することで、工程の負荷に応じて駆動するモータ数を変更できるため、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。
本発明の一実施例による切断処理装置の構成図 同切断処理装置の動作説明図 同切断処理装置の動作を実現するためのブロック図 同切断処理装置の制御を示すフローチャート 同切断処理装置の制御を示すフローチャート 同切断処理装置の制御を示すフローチャート
本発明の第1の実施の形態による切断処理装置は、油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを、モータとしてサーボモータを用い、制御部では、切断刃の移動時には、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて所定回転数で駆動し、切断刃の移動終了時には、サーボモータの回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止し、斜板式可変容量ピストンポンプとして、第1斜板式可変容量ピストンポンプと第2斜板式可変容量ピストンポンプとを有し、サーボモータとして、第1サーボモータと第2サーボモータとを有し、第1サーボモータで第1斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、第2サーボモータで第2斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、制御部では、切断刃の移動時には、第1サーボモータの始動指令のタイミングと第2サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせたものである。本実施の形態によれば、油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを用いることで作動油の吐出量の調整を油圧の負荷によって行い、サーボモータを油圧ポンプの最高回転数又は最高回転数近傍での所定回転数で回転させて油圧ポンプの吐出能力を最大に発揮させることでポンプ数を削減できるため、モータ及びポンプの省スペース化を図れ、モータとしてサーボモータを用いることで、切断用油圧シリンダに作動油を供給しない時間帯ではモータ停止を行えるため、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。また、本実施の形態によれば、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させることで、斜板式可変容量ピストンポンプの斜板の挙動を安定させることができる。また、本実施の形態によれば、サーボモータの回転を、所定回転数で駆動した後、停止指令のタイミングから段階的に低下させてモータ停止を行うことで、回生エネルギーの発生による発熱を低下させることができる。また、第1サーボモータの始動指令のタイミングと第2サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせることで、モータ起動時の突入電流の発生タイミングをずらすことができる。
発明の第の実施の形態は、第の実施の形態による切断処理装置において、制御部では、第2サーボモータの始動指令のタイミングを、第1サーボモータが所定回転数に到達したタイミング以降としたものである。本実施の形態によれば、2つのモータの突入電流のタイミングが重なることがなく、大電流の発生を確実に防止できる。
本発明の第の実施の形態は、第又は第の実施の形態による切断処理装置において、制御部では、切断刃の移動時には、第1サーボモータの停止指令のタイミングと第2サーボモータの停止指令のタイミングとを同じとしたものである。本実施の形態によれば、第1サーボモータの停止指令のタイミングと第2サーボモータの停止指令のタイミングとを同じとすることで、停止から再始動までの時間を、2台のモータを用いた場合にも1台のモータを用いた場合と同じ長さにでき、工程時間の遅延を生じない。
本発明の第の実施の形態は、第1から第の実施の形態による切断処理装置において、被切断材を押さえる押え部と、押え部を移動させる押え用油圧シリンダとを備え、油圧回路で押え用油圧シリンダに作動油を供給し、制御部では、押え部の移動時には、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて所定回転数で駆動し、押え部の移動終了時には、サーボモータの回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止するものである。本実施の形態によれば、切断刃の移動時だけでなく押え部の移動時にも、斜板式可変容量ピストンポンプの斜板の挙動を安定させた始動と、回生エネルギーの発生による発熱を低下させた停止を行える。
本発明の第の実施の形態による切断処理装置の運転方法は、送り部を移動させて被切断材を切断刃の位置に搬送する送り前進工程と、送り前進工程の後に、押え部を移動させて被切断材を押さえる押え下降工程と、押え下降工程の後に、切断刃を移動させて被切断材を切断する切断下降工程と、切断下降工程の後に、押え部及び切断刃を上昇させる切断・押え上昇工程と、切断・押え上昇工程の後に、送り部を後退させる送り後退工程とを有し、押え下降工程、切断下降工程、及び切断・押え上昇工程では、第1サーボモータと第2サーボモータと第3サーボモータとを駆動し、送り後退工程では、第1サーボモータを駆動し、第2サーボモータと第3サーボモータとを停止し、サーボモータの駆動時には、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて所定回転数で駆動し、サーボモータの駆動時には、サーボモータの回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止するものである。本実施の形態によれば、工程の負荷に応じて駆動するモータ数を変更できるため、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。また、本実施の形態によれば、サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させることで、斜板式可変容量ピストンポンプの斜板の挙動を安定させることができる。また、本実施の形態によれば、サーボモータの回転を、所定回転数で駆動した後、停止指令のタイミングから段階的に低下させてモータ停止を行うことで、回生エネルギーの発生による発熱を低下させることができる。
本発明の第の実施の形態は、第の実施の形態による切断処理装置の運転方法において、押え下降工程、切断下降工程、及び切断・押え上昇工程では、第1サーボモータの始動指令のタイミングと、第2サーボモータの始動指令のタイミングと、第3サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせたものである。本実施の形態によれば、第1サーボモータの始動指令のタイミングと第2サーボモータの始動指令のタイミングと第3サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせることで、モータ起動時の突入電流の発生タイミングをずらすことができる。
本発明の第の実施の形態は、第又は第の実施の形態による切断処理装置の運転方法において、切断下降工程の後であって切断・押え上昇工程前でのサーボモータの停止期間に、サーボモータが停止状態にあることを報知するものである。本実施の形態によれば、サーボモータの停止中は油圧ポンプも停止することで騒音及び振動が発生せず、作業工程中であることが分からないため、サーボモータが停止状態にあることを報知することで安全性を高めることができる。
以下本発明の一実施例による切断処理装置について説明する。
図1は本実施例による切断処理装置の構成図であり、図1(a)は同切断処理装置の正面図、図1(b)は同切断処理装置の背面図、図1(c)は同切断処理装置の上面図、図1(d)は同切断処理装置の側面図である。
図1(a)に示すように、本実施例による切断処理装置は、スクラップなどの被切断材を切断する切断部10と、被切断材を加圧して切断部10に送る送り部20と、切断部10及び送り部20を駆動する駆動部30と、駆動部30を制御する制御部40とを備えている。
図1(b)に示すように、切断部10は、上下移動する切断刃11と、切断刃11を上下移動させる切断用油圧シリンダ12とを備えている。
図1(c)(d)に示すように、送り部20は、被切断材を収容する収容部21と、収容部21を上方から押圧する半蓋22と、半蓋22を移動させる半蓋用油圧シリンダ23と、収容部21を側方から押圧する横押し移動盤24と、横押し移動盤24を移動させる横押し用油圧シリンダ25と、収容部21内の被切断材を切断部10の方向に移動する送り移動盤26と、送り移動盤26を移動させる送り用油圧シリンダ27と、切断時に被切断材を押さえる押え盤28と、押え盤28を移動させる押え用油圧シリンダ29とを備えている。
図2は同切断処理装置の動作説明図である。
図2(a)は被切断材の投入工程を示している。
半蓋22は開とし、横押し移動盤24、及び図示しない送り移動盤26は収容部21から後退させている。この状態で、切断処理装置の近傍に設置している重機等の荷役設備によって被切断材を上方より投入する。
図2(b)は横押し移動盤24を前進させた工程を示している。
半蓋22を開状態、図示しない送り移動盤26は後退させた状態で、横押し移動盤24を、中間位置まで前進させる。ここで中間位置とは、図2(c)の工程でオーバースイングさせる半蓋22に干渉しない位置である。
図2(c)は半蓋22を閉めた工程を示している。
横押し移動盤24は前進させた状態、図示しない送り移動盤26は後退させた状態で、半蓋22を閉じる。半蓋22は、収容部21内に位置するまでオーバースイングさせて被切断材を押圧する。
図2(d)は半蓋22を寸後退させた工程を示している。
横押し移動盤24は前進させた状態、図示しない送り移動盤26は後退させた状態で、半蓋22を寸後退させる。横押し移動盤24が収容部21内に移動できる位置まで半蓋22を後退させる。半蓋22を寸後退させた寸後退位置が半蓋22の閉状態である。
図2(e)は横押し移動盤24を前進させた工程を示している。
半蓋22を閉状態、図示しない送り移動盤26は後退させた状態で、横押し移動盤24を前進させる。横押し移動盤24は、収容部21内に位置するまでオーバーストロークさせて被切断材を押圧する。
図2(f)は横押し移動盤24を寸後退させた工程を示している。
半蓋22を閉状態、図示しない送り移動盤26は後退させた状態で、横押し移動盤24を寸後退させる。この寸後退の工程では、横押し移動盤24は、送り移動盤26が収容部21内に移動できる位置まで後退させる。なお、この工程中に、重機等の荷役設備によって次回投入予定の被切断材を上方に仮置きする。
図2(a)から図2(f)までの工程は手動運転で動作させ、以下の工程を自動運転で行うことが好ましい。
図2(g)は押え盤28及び切断刃11を下降させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、送り移動盤26は後退させた状態、横押し移動盤24を寸後退させた状態で、押え盤28及び切断刃11を下降させる。
図2(h)は送り移動盤26を前進させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、横押し移動盤24を寸後退させた状態、押え盤28及び切断刃11を下降させた状態で、送り移動盤26を前進させる。
図2(i)は押え盤28及び切断刃11を上昇させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、送り移動盤26を前進させた状態、横押し移動盤24を寸後退させた状態で、押え盤28及び切断刃11を上昇させる。
図2(j)は送り移動盤26を前進させ、その後寸後退させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、横押し移動盤24を寸後退させた状態、押え盤28及び切断刃11を上昇させた状態で、送り移動盤26を前進させ、押え盤28及び切断刃11の下方に被切断材を送り込む。押え盤28及び切断刃11の下方に被切断材を送り込んだ後に送り移動盤26を寸後退させる。
図2(k)は押え盤28を下降させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、横押し移動盤24及び送り移動盤26を寸後退させた状態、切断刃11を上昇させた状態で、押え盤28を下降させる。
図2(l)は切断刃11を下降させる工程を示している。
半蓋22を閉状態、横押し移動盤24及び送り移動盤26を寸後退させた状態、押え盤28を下降させた状態で、切断刃11を下降させ、被切断材を切断する。
図2(m)は押え盤28及び切断刃11を上昇させる工程を示している。
被切断材を切断後に、押え盤28及び切断刃11を同時に上昇させる。
図2(m)に示す工程の後、収容部21内に被切断材が存在する限り、図2(j)に示す工程に戻り、図2(j)から図2(m)の工程を繰り返す。
図2(m)に示す工程の後、収容部21内に被切断材が存在しないことを検知すると、送り移動盤26を後退させ(図2(n))、その後に横押し移動盤24を後退させ(図2(o))、半蓋22を開動作させる(図2(p))。
図2(p)に示す工程の後、図2(a)の工程に戻る。
図3は同切断処理装置の動作を実現するためのブロック図である。
本実施例では並列に6つの駆動部30a、30b、30c、30d、30e、30fから構成され、それぞれの駆動部30a、30b、30c、30d、30e、30fは、油圧回路50に作動油を吐出する油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fと、油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fを駆動するモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fとからなる。
油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fには、斜板式可変容量ピストンポンプを用いる。
また、モータ32a、32b、32c、32d、32e、32fには、サーボモータを用いる。
また、6つの駆動部30a、30b、30c、30d、30e、30fに対応して、それぞれのモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを制御する制御部40a、40b、40c、40d、40e、40fを備えている。制御部40a、40b、40c、40d、40e、40fは、コントローラ(PLC)によって一括制御されている。
なお、本実施例では、並列に6つの駆動部30a、30b、30c、30d、30e、30fから構成される場合で説明するが、駆動部30は、複数台で用いることが適している。
それぞれの油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fは、それぞれアンロード回路51a、51b、51c、51d、51e、51fを備え、油圧回路50に接続されている。
なお、アンロード回路51aとアンロード回路51bとは1つのマニホールド内に組み込まれ、油圧ポンプ31aと油圧ポンプ31bとから吐出される作動油を合流させた後に油圧回路50に導いている。
同様に、アンロード回路51cとアンロード回路51dとは1つのマニホールド内に組み込まれ、油圧ポンプ31cと油圧ポンプ31dとから吐出される作動油を合流させた後に油圧回路50に導き、アンロード回路51eとアンロード回路51fとは1つのマニホールド内に組み込まれ、油圧ポンプ31eと油圧ポンプ31fとから吐出される作動油を合流させた後に油圧回路50に導いている。
油圧回路50と切断用油圧シリンダ12との間には切断用切替回路61が接続され、切断用切替回路61は、油圧回路50からの作動油の供給を、切断用油圧シリンダ12の前後に切り替えることで切断刃11を上昇、下降させる。
油圧回路50と押え用油圧シリンダ29との間には押え用切替回路62が接続され、押え用切替回路62は、油圧回路50からの作動油の供給を、押え用油圧シリンダ29の前後に切り替えることで押え盤28を前進、後退させる。
油圧回路50と送り用油圧シリンダ27との間には送り用切替回路63が接続され、送り用切替回路63は、油圧回路50からの作動油の供給を、送り用油圧シリンダ27の前後に切り替えることで送り移動盤26を上昇、下降させる。
油圧回路50と横押し用油圧シリンダ25との間には横押し用切替回路64が接続され、横押し用切替回路64は、油圧回路50からの作動油の供給を、横押し用油圧シリンダ25の前後に切り替えることで横押し移動盤24を前進、後退させる。
油圧回路50と半蓋用油圧シリンダ23との間には半蓋用切替回路65が接続され、半蓋用切替回路65は、油圧回路50からの作動油の供給を、半蓋用油圧シリンダ23の前後に切り替えることで半蓋22を開閉させる。
図4から図6は同切断処理装置の制御を示すフローチャートである。
図4から図6において、縦軸に並ぶ「a」から「f」は、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを示している。また、図4から図6の横軸には工程を示している。
例えば、サーボモータ32aは、半蓋閉工程、半蓋寸後退工程、横押し前進工程、横押し寸後退工程、送り前進工程、送り寸後退工程、押え下降工程、切断下降工程、切断・押え上昇工程、送り後退工程、横押し後退工程、及び半蓋開工程において、始動指令のタイミングta1で回転を開始した後に徐々に回転数を上昇させ、始動指令のタイミングta1から所定時間経過したタイミングta2で所定回転数に到達し、タイミングta2から停止指令のタイミングta3まで所定回転数で回転し、停止指令のタイミングta3から徐々に回転数を低下させ、停止指令のタイミングta3から所定時間経過したタイミングta4で停止する。なお、例えば、半蓋閉工程と半蓋寸後退工程との間、すなわち半蓋閉工程の停止のタイミングta4から半蓋寸後退工程の始動指令のタイミングta1までは、サーボモータ32aは停止状態であることを示している。
本実施例において、所定回転数とは、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの定格回転数よりも低い一定の回転数である。油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fの最高使用回転数よりも高い定格回転数のサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを用いるため、所定回転数は、油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fの最高使用回転数又は最高使用回転数近傍の回転数である。
制御部40では、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて所定回転数で駆動し、移動終了時には、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止する。
例えば、制御部40aで制御するサーボモータ32aは、半蓋閉工程、半蓋寸後退工程、横押し前進工程、横押し寸後退工程、送り前進工程、送り寸後退工程、押え下降工程、切断下降工程、切断・押え上昇工程、送り後退工程、横押し後退工程、及び半蓋開工程の、いずれの場合にも、始動指令のタイミングta1から段階的に上昇させてタイミングta2で所定回転数に到達させ、その後所定回転数でタイミングta3まで駆動し、移動終了時には、停止指令のタイミングta3から段階的に低下させてタイミングta4で停止する。
また制御部40では、サーボモータ32aの始動指令のタイミングとサーボモータ32cの始動指令のタイミングとを異ならせている。
例えば、横押し前進工程について説明すると、サーボモータ32aはタイミングta1を、サーボモータ32bはタイミングtb1を、サーボモータ32cはタイミングtc1を、サーボモータ32dはタイミングtd1を、サーボモータ32eはタイミングte1を、サーボモータ32fはタイミングtf1を始動指令とした場合に、タイミングta1とタイミングtb1とを同時、タイミングtc1とタイミングtd1とを同時、タイミングte1とタイミングtf1とを同時としているが、タイミングta1(tb1)と、タイミングtc1(td1)と、タイミングte1(tf1)とは異ならせている。
また、タイミングtc1(td1)は、タイミングta2(tb2)以降とし、タイミングte1(tf1)は、タイミングtc2(td2)以降としている。
このように、タイミングta1(tb1)と、タイミングtc1(td1)と、タイミングte1(tf1)とを異ならせることで、モータ起動時の突入電流の発生タイミングをずらすことができる。
また、タイミングtc1(td1)は、タイミングta2(tb2)以降とし、タイミングte1(tf1)は、タイミングtc2(td2)以降とすることで、サーボモータ32a、32bと、サーボモータ32c、32dと、サーボモータ32e、32fとの突入電流のタイミングが重なることがなく、大電流の発生を確実に防止できる。
また制御部40では、サーボモータ32aの停止指令のタイミングとサーボモータ32cの停止指令のタイミングとを同じとしている。
例えば、横押し前進工程について説明すると、サーボモータ32aはタイミングta3を、サーボモータ32bはタイミングtb3を、サーボモータ32cはタイミングtc3を、サーボモータ32dはタイミングtd3を、サーボモータ32eはタイミングte3を、サーボモータ32fはタイミングtf3を停止指令とした場合に、タイミングta3とタイミングtb3とタイミングtc3とタイミングtd3とタイミングte3とタイミングtf3とを同時とし、それぞれの停止タイミングta4とタイミングtb4とタイミングtc4とタイミングtd4とタイミングte4とタイミングtf4とを同時としている。
このように、タイミングta3とタイミングtb3とタイミングtc3とタイミングtd3とタイミングte3とタイミングtf3とを同時とし、それぞれの停止タイミングta4とタイミングtb4とタイミングtc4とタイミングtd4とタイミングte4とタイミングtf4とを同じとすることで、一つの工程の終了(停止)から次の工程の開始(再始動)までの時間を、モータの台数にかかわらず同じ長さにでき、複数のモータを併設しても工程時間の遅延を生じない。
図4に示す横押し前進工程、図5に示す押え下降工程及び切断下降工程、図6に示す切断・押え上昇工程では、第1サーボモータ32a、32bと第2サーボモータ32c、32dと第3サーボモータ32e、32fとを駆動し、図5に示す送り寸後退工程、及び図6に示す送り後退工程及び半蓋開工程では、第1サーボモータ32a、32bを駆動し、第2サーボモータ32c、32dと第3サーボモータ32e、32fとを停止している。
このように、工程の負荷に応じて駆動するモータ数を変更することで、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。
なお、2つのサーボモータ32a、32bを第1サーボモータとし、2つのサーボモータ32c、32dを第2サーボモータとし、2つのサーボモータ32e、32fを第3サーボモータとして、2つのサーボモータをセットとして動作させている。
全てのサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを同時に起動すると、起動電流が跳ね上がるとともに、規定流量の作動油を各シリンダ12、23、25、27、29に同時に供給すると急激な供給によってスムーズにシリンダが始動しない場合がある反面、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの動作タイミングをすべて異ならせると、工程全体のサイクルタイムが長くなってしまう弊害がある。
そこで、本実施例のように、2つのサーボモータをセットとして動作させることで、短時間で全てのサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを起動させ、また短時間の内に最大吐出油量に到達させることができ、工程全体のサイクルタイムを短くすることができる。
図5から図6に示すように、切断下降工程の後であって、切断・押え上昇工程前では圧抜き工程があり、また、図6に示す半蓋開の後であって、図4に示す半蓋閉の工程前では待機工程があり、これらの工程ではすべての油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fと、すべてのサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fが停止状態にあり、騒音及び振動が発生せず、作業工程中であることが分からないため、サーボモータが停止状態にあることを報知する報知手段を備えていることが好ましい。
ここで報知手段としては、光で報知する回転灯、警報音を発する音発生手段、又は操作パネルでの表示が適している。報知手段を備える操作パネルは、切断処理装置の近傍に設置している制御操作盤盤面や切断処理装置を操作する者が搭乗する重機等の荷役設備の操作席近傍に配置する。制御部40に設置する表示器には、それぞれの工程におけるサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの起動状態と停止状態を表示し、操作パネルでも同様にサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの起動状態と停止状態を確認できることが好ましい。
以上のように本実施例によれば、油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fとして斜板式可変容量ピストンポンプを用いることで作動油の吐出量の調整を油圧の負荷によって行い、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fの最高回転数又は最高回転数近傍での所定回転数で回転させて油圧ポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fの吐出能力を最大に発揮させることでポンプ数を削減できるため、モータ及びポンプの省スペース化を図れる。
また、本実施例によれば、モータとしてサーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fを用いることで、各シリンダ12、23、25、27、29に作動油を供給しない時間帯ではモータ停止を行えるため、電力消費量の低減、低騒音、低振動を図れる。
また、本実施例によれば、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの回転を、始動指令のタイミングta1、tb1、tc1、td1、te1、tf1から段階的に上昇させることで、斜板式可変容量ピストンポンプ31a、31b、31c、31d、31e、31fの斜板の挙動を安定させることができる。
また、本実施例によれば、サーボモータ32a、32b、32c、32d、32e、32fの回転を、タイミングta2、tb2、tc2、td2、te2、tf2から停止指令のタイミングta3、tb3、tc3、td3、te3、tf3まで所定回転数で駆動した後、停止指令のタイミングta3、tb3、tc3、td3、te3、tf3から段階的に低下させてタイミングta4、tb4、tc4、td4、te4、tf4でモータ停止を行うことで、回生エネルギーの発生による発熱を低下させることができる。
本発明は、スクラップなどの被切断材を切断する切断処理装置に適している。
10 切断部
11 切断刃
12 切断用油圧シリンダ
20 送り部
21 収容部
22 半蓋
23 半蓋用油圧シリンダ
24 横押し移動盤
25 横押し用油圧シリンダ
26 送り移動盤
27 送り用油圧シリンダ
28 押え盤
29 押え用油圧シリンダ
30、30a、30b、30c、30d、30e、30f 駆動部
31a、31b、31c、31d、31e、31f 油圧ポンプ(斜板式可変容量ピストンポンプ)
32a、32b、32c、32d、32e、32f モータ(サーボモータ)
40、40a、40b、40c、40d、40e、40f 制御部
50 油圧回路

Claims (7)

  1. スクラップなどの被切断材を切断する切断刃と、
    前記切断刃を移動させる切断用油圧シリンダと、
    前記切断用油圧シリンダに作動油を供給する油圧回路と、
    前記油圧回路に前記作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプを駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部と
    を備えた切断処理装置であって、
    前記油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを、前記モータとしてサーボモータを用い、
    前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記切断刃の移動終了時には、前記サーボモータの前記回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止し、
    前記斜板式可変容量ピストンポンプとして、第1斜板式可変容量ピストンポンプと第2斜板式可変容量ピストンポンプとを有し、
    前記サーボモータとして、第1サーボモータと第2サーボモータとを有し、
    前記第1サーボモータで前記第1斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、
    前記第2サーボモータで前記第2斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、
    前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記第1サーボモータの始動指令のタイミングと前記第2サーボモータの始動指令のタイミングとを異ならせたことを特徴とする切断処理装置。
  2. 前記制御部では、前記第2サーボモータの前記始動指令のタイミングを、前記第1サーボモータが所定回転数に到達したタイミング以降としたことを特徴とする請求項に記載の切断処理装置。
  3. 前記制御部では、前記切断刃の移動時には、前記第1サーボモータの停止指令のタイミングと前記第2サーボモータの停止指令のタイミングとを同じとしたことを特徴とする請求項又は請求項に記載の切断処理装置。
  4. 前記被切断材を押さえる押え部と、
    前記押え部を移動させる押え用油圧シリンダと
    を備え、
    前記油圧回路で前記押え用油圧シリンダに前記作動油を供給し、
    前記制御部では、前記押え部の移動時には、前記サーボモータの回転を、前記始動指令のタイミングから段階的に上昇させて前記所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記押え部の移動終了時には、前記サーボモータの前記回転を、前記停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の切断処理装置。
  5. スクラップなどの被切断材を切断刃の位置に搬送する送り部と、
    前記被切断材を押さえる押え部と、
    前記被切断材を切断する前記切断刃と、
    前記送り部を移動させる送り部用油圧シリンダと、
    前記押え部を移動させる押え用油圧シリンダと、
    前記切断刃を移動させる切断用油圧シリンダと、
    前記送り部用油圧シリンダ、前記押え用油圧シリンダ、及び前記切断用油圧シリンダに作動油を供給する油圧回路と、
    前記油圧回路に前記作動油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプを駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部と
    を備え、
    前記油圧ポンプとして斜板式可変容量ピストンポンプを、前記モータとしてサーボモータを用い、
    前記斜板式可変容量ピストンポンプとして、第1斜板式可変容量ピストンポンプと第2斜板式可変容量ピストンポンプと第3斜板式可変容量ピストンポンプとを有し、
    前記サーボモータとして、第1サーボモータと第2サーボモータと第3サーボモータとを有し、
    前記第1サーボモータで前記第1斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、
    前記第2サーボモータで前記第2斜板式可変容量ピストンポンプを駆動し、
    前記第3サーボモータで前記第3斜板式可変容量ピストンポンプを駆動する
    切断処理装置の運転方法であって、
    前記送り部を移動させて前記被切断材を前記切断刃の前記位置に搬送する送り前進工程と、
    前記送り前進工程の後に、前記押え部を移動させて前記被切断材を押さえる押え下降工程と、
    前記押え下降工程の後に、前記切断刃を移動させて前記被切断材を切断する切断下降工程と、
    前記切断下降工程の後に、前記押え部及び前記切断刃を上昇させる切断・押え上昇工程と、
    前記切断・押え上昇工程の後に、前記送り部を後退させる送り後退工程と
    を有し、
    前記押え下降工程、前記切断下降工程、及び前記切断・押え上昇工程では、前記第1サーボモータと前記第2サーボモータと前記第3サーボモータとを駆動し、
    前記送り後退工程では、前記第1サーボモータを駆動し、前記第2サーボモータと前記第3サーボモータとを停止し、
    前記サーボモータの駆動時には、前記サーボモータの回転を、始動指令のタイミングから段階的に上昇させて所定回転数に到達させて前記所定回転数で駆動し、前記サーボモータの駆動時には、前記サーボモータの前記回転を、停止指令のタイミングから段階的に低下させて停止することを特徴とする切断処理装置の運転方法。
  6. 前記押え下降工程、前記切断下降工程、及び前記切断・押え上昇工程では、前記第1サーボモータの前記始動指令のタイミングと、前記第2サーボモータの前記始動指令のタイミングと、前記第3サーボモータの前記始動指令のタイミングとを異ならせたことを特徴とする請求項に記載の切断処理装置の運転方法。
  7. 前記切断下降工程の後であって前記切断・押え上昇工程前での前記サーボモータの停止期間に、前記サーボモータが停止状態にあることを報知することを特徴とする請求項又は請求項に記載の切断処理装置の運転方法。
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