JP6575385B2 - 押出プレスの押出速度立上げ制御方法 - Google Patents
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Description
材)を押出プレスにより押出す場合、油圧シリンダで駆動されるラムの先端部に押出ステムが取り付けられており、ダイスにコンテナを押し付けた状態で、ビレットをステムでコンテナ内に収納する。そして、ラムを更に油圧シリンダの駆動により前進させることにより、ビレットが押出ステムにて押圧される。そこで、ダイスの出口部から、成形された製品が押出される。
押出プレスの各油圧シリンダに高圧油を供給して押出プレスを作動させている。
そして、ラムの駆動については押出開始から製品の押出完了までには、製品を押出すのに省エネを図る為、最小限の必要台数の油圧ポンプをオンロードすることによって行われている。しかし、必要最小限の油圧ポンプをオンロードさせただけでは、作動油の流量が少ないために、製品がダイスより出始めるラムの所要圧力に達するまでにはかなりの時間がかかっていた。そのため、生産性の見地からは改善することが要望されていた。
同一ダイスでの前記速度立上げ過程において、前記ラム圧力P2までの到達時間が、前回の前記速度立上げ過程と比較して10%以上違う場合、複数で動作させる前記油圧ポンプの吐出量を増減させる押出速度制御を行う。
1は実施の形態に用いる押出プレスの油圧回路の説明図である。
実施例では油圧ポンプの台数を3台、最小の油圧ポンプ台数を1台として説明する。
図に示す10A〜10Cは可変容量型油圧ポンプ、11A〜11Cは可変容量型油圧ポ
ンプ10A〜10Cを駆動する電動機である。12A〜12Cは可変容量型油圧ポンプ1
0A〜10Cの吐出量制御手段で、流量制御信号によって可変容量型油圧ポンプの傾転角
を制御し吐出量を調整する。そして、いずれの可変容量型油圧ポンプ10A〜10Cは、
同一の最大吐出量で設定されている。
イロット圧力を供給するパイロット圧力の供給手段である。パイロット圧力の供給手段3
0は油圧ポンプ31、油圧ポンプ31を回転駆動する電動機32、パイロット圧力を設定するリリーフ弁33で要部が構成される。
ラム速度とはラム23の移動速度で、言い換えれば押出ステム22の移動速度とも言える。
ラム圧力とラム速度のチャートは3つの領域に分けられる。
(1)の領域はアップセットの領域である。
アップセットは、図示しないビレットをコンテナに挿入すると、ビレット径とコンテナ内径の寸法差により、ビレットとコンテナ内筒の間には隙間ができ、そこに空気が溜まってしまうので押出ステム22によりビレットを圧縮して空気をダイス側に追い込むとともに押出ステム側より排出される。その後コンテナとダイスの間に隙間を設けてそこから空気を外部に逃がすというのがバープサイクルという工程である。
(1)の領域(バープサイクル後のビレットの潰し動作を含む)では、ビレットの潰し動作(アップセット)までは全台数の可変容量型油圧ポンプで動作する。
この領域にあるときには、電磁弁14A〜14CをONにし可変容量型油圧ポンプ10A〜10Cの3台をすべてオンロードとする。
この領域にあるときには、電磁弁14A〜14CをONにし可変容量型油圧ポンプ10A〜10Cの3台をすべてオンロードとする。この時圧力センサー43でラム圧力を検出している。
設定したラム圧力をP2とすると設定した押出圧力P1に対しては
P2=(0.7〜0.8)P1となる。
押出開始から、圧力センサー43でラム圧力を検出していき、設定したラム圧力がP2に到達すると、電磁弁の14Bと14CがOFFの状態に、短い時間で切り替わり、また、可変容量型油圧ポンプ10Bと可変容量型油圧ポンプ10Cのそれぞれの傾斜角度が速やかに略ゼロの状態になり、アンロードの状態になるため吐出量は速やかに略ゼロとなる。
電磁弁14AはONとなった状態を継続するため可変容量型油圧ポンプ10Aのみでメインシリンダに作動油を送ることになる。
従来であれば、工程毎に可変容量型油圧ポンプの台数を変えるという構成はあったが、本発明では1工程の中で可変容量型油圧ポンプの台数を変えるという構成になっている。
ラム圧力は製品が押し出され始めるときが最も高く、このときの圧力を設定した押出圧力という。その後、ラム圧力はビレットの長さが短くになるにつれて、徐々に低くなっていく。一方ラム速度は一定の値を示している。
(1)メインシリンダ内の圧縮される容積をV(L)とすると
V=AxBxγ
A:ラム面積
B:ビレットの最大長さにおけるラムストローク
γ:作動油の圧縮率
(2)速度の立ち上がりを想定内に収めるためのポンプ吐出量をQとすると
V=(Q/60)xt
Q=60xV/t
t:立上がり時間(s)
Q:速度の立ち上がりを想定内に収めるためのポンプ吐出量Q(L/min)
(1)圧力設定(P MPa)の変動によるもの。
(2)ビレット長が変わることによるメインシリンダ内の容積Vの変動によるもの
例えば立ち上がり時間を一定にするため、上記の計算式により、速度の立ち上がりを想定内に収めるためのポンプ吐出量Qは計算できる。
(1)実際の立ち上げ時間が2.4秒であった場合、
時間が長すぎるのでポンプ吐出量Q1は、ポンプ吐出量Q1=2.4/2xQに増加させる。
(2)実際の立ち上げ時間が1.6秒であった場合、
時間が短かすぎるのでポンプ吐出量Q2は、ポンプ吐出量Q2=1.6/2xQに減少させる。
というように、ポンプ吐出量を増減させる。
本発明により、製品がダイスから押出される前の立上げ時間の短縮が可能となりアイドルタイムが減少し生産性が向上する。
11A〜11C 電動機
12A〜12C 吐出量制御手段
14A〜14C 電磁切換弁
20 メインシリンダ
21 サイドシリンダ
22 押出ステム
23 ラム
42 速度設定器
43 圧力センサー
44 調節器
45 増幅器
46 速度センサー
47 比較器
49 制御装置
Claims (3)
- 押出プレスの押出速度制御方法において、
押出速度立上げ時、並列に接続された複数台の可変容量型の油圧ポンプの全台数を動作させるとともに、所定の押出速度までの速度立上げ過程においてラム圧力を検出し、前記ラム圧力が、予め設定したラム圧力P2に到達した後、前記油圧ポンプの台数を、所定の押出速度で押出をおこなわせるために必要な量の作動油をメインシリンダ及びサイドシリンダに供給可能な台数に減少させて、押出ステムの移動速度を所定の押出速度まで到達させ、
同一ダイスでの前記速度立上げ過程において、前記ラム圧力P2までの到達時間が、前回の前記速度立上げ過程と比較して10%以上違う場合、複数で動作させる前記油圧ポンプの吐出量を増減させることを特徴とする、押出プレスの押出速度制御方法。 - 予め設定した前記ラム圧力P2は、製品が押し出され始めるときの前記ラム圧力として設定した押出圧力P1以下か、または前回の前記速度立上げ過程で計測した、製品が押し出され始めるときの前記ラム圧力である押出圧力以下とすることを特徴とする請求項1に記載の押出プレスの押出速度制御方法。
- 前記油圧ポンプの台数を減少させる際に、不用の前記油圧ポンプの吐出量を略ゼロに制御するとともに、ローディングバルブをOFFにしてアンロードにすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押出プレスの押出速度制御方法。
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JP2016024359A JP6575385B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 押出プレスの押出速度立上げ制御方法 |
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